JPH0454303A - 油圧制御弁 - Google Patents

油圧制御弁

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JPH0454303A
JPH0454303A JP16277390A JP16277390A JPH0454303A JP H0454303 A JPH0454303 A JP H0454303A JP 16277390 A JP16277390 A JP 16277390A JP 16277390 A JP16277390 A JP 16277390A JP H0454303 A JPH0454303 A JP H0454303A
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valve
hole
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pump
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Shigemichi Morikawa
林道 森川
Toichi Hirata
東一 平田
Yusuke Kajita
勇輔 梶田
Genroku Sugiyama
玄六 杉山
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/2221Control of flow rate; Load sensing arrangements
    • E02F9/2225Control of flow rate; Load sensing arrangements using pressure-compensating valves

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数の油圧アクチュエータを1ポンプで駆動す
るシステムに好適な油圧制御弁に関する。
〔従来の技術及びその技術的課題〕
建設機械においては、単一の大容量油圧ポンプを使用し
、これからの吐出油で複数のアクチュエータたとえば、
パワーショベルにおいては、旋回用油圧モータ、左走行
用モータ、右走行用モータ、ブームシリンダ、アームシ
リンダおよびパケットシリンダを駆動することが一般的
であるにのシステムの制御手段として、各アクチュエー
タと油圧ポンプとの間に複数の方向切換弁を接続し、か
つ、負荷の変動によりアクチュエータの動作速度が変化
しないように方向切換弁に流れる油量を圧力補償弁で補
償することが行われている。
この圧力補償方式として、特開昭60−11706号公
報において、圧力補償弁の絞り開度を、汎用の圧力補償
弁のようなばね力でなく、ポンプ吐出圧とシャトル弁か
らの信号圧力との圧力差で制御するようにしたものが提
案されている。すなわち、この先行技術は、切換弁の上
流側に圧力補償弁を設け、該圧力補償弁の閉じ側を切換
弁に到る圧力で負荷し、開き側をアクチュエータの負荷
圧力で負荷するようにする一方、圧力補償弁の閉じ側を
シャトル弁で選択された稼動中のアクチュエータの最大
負荷圧で負荷し、また開き側をポンプの吐出圧で負荷す
るようにしている。そしてこの先行技術(以下先行技術
1という)を具現化し、切換弁と圧力補償弁とシャトル
弁とを1つのバルブボディに巧みに組込み、圧力補償弁
を具備しない通常の多連式制御弁と同程度の大きさの制
御弁として構成したものが、実開平1−150201号
公報(以下先行技術2という)に提案されている。
しかし、この先行技術2は、圧力補償弁とシャトル弁と
を切換弁のバルブボディに組み込んでいるものの、圧力
補償弁とシャトル弁への負荷圧力導入通路の構成が複雑
である点にまだ問題があった。また、先行技術1および
先行技術2は、いずれも、アクチュエータの負荷圧力と
切換弁の切欠き上流の圧力を対向させる一方、ポンプ吐
出圧とシャトル弁で選択された最大負荷圧力とを直接対
向させ、その圧力差により圧力補償弁の絞り開度を制御
していた。このため、圧力補償弁の絞り開度の制御に自
由度が乏しく、複数のアクチュエータごとの作動条件の
様々な要求に対し、個々にうまく対応することが困難で
あった。
本発明は前記のような問題点を解消するために創案され
たもので、その目的とするところは、圧力補償弁とシャ
トル弁を内蔵しながら通路構成が簡単であり、また制御
の自由度が高く、最大負荷圧が変動しても圧力補償の制
御性が良好であり、その上、複数のアクチュエータを同
時操作したときにも圧力補償弁がハンチングを生じさせ
ず安定性のよい状態とすることができるこの種の油圧制
御弁を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明は、単一の油圧ポンプと
これにより駆動される複数のアクチュエータとの間に配
され、バルブボディに、方向切換弁のほかに、アクチュ
エータの負荷圧力の高圧側を選択して信号圧力を送るシ
ャトル弁と、メインポンプの吐出油を分流する機能を有
する圧力補償弁とを組み込んだコントロールバルブにお
いて、バルブボディが方向切換弁のスプールを摺動させ
る横穴と直交する縦穴を有し、その上部側縦穴に前記圧
力補償弁が配されると共に、下部側縦穴にシャトル弁が
配され。
縦穴と横穴の交差部にはアクチュエータの負荷圧を導入
する油室が形成され、その油室にシャトル弁の入口が臨
むと共に、圧力補償弁のバランスピストンの開き側第1
受圧面が臨み、かつ前記バランスピストンは、前記開き
側第1受圧面の近傍に前記パイロットポンプからのパイ
ロット圧に接する開き側第2受圧面を有し、上位にはブ
リッジ圧力が作用する閉じ側第2受圧面を有し、頂部に
は前記シャトル弁で選択された最大負荷圧とポンプ圧と
の差圧で制御された外部制御圧力が作用する閉じ側第1
受圧面を有し、 しかも、前記圧力補償弁のバランスピストンは、メイン
ポンプ圧が作用する開き側第3受圧面を有している構成
としたものである。
前記開き側第3受圧面を得る態様としては、バランスピ
ストン径を3段にすることでもよいし、バランピストン
のポンプ圧導入域から開き側第1受圧面外にベビーピス
トンを突出することで構成してもよい。
〔実 施 例〕
以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1図ないし第4図と第7図は本発明に係る油圧制御弁
の第1実施例を示し、第8図は第2実施例を示し、第5
図は本発明の油圧制御弁の使用例をまた。第6図は本発
明の油圧制御弁を適用した油圧回路の一例を示している
本発明による油圧制御弁は、まず、単一のメインポンプ
Pと複数のアクチュエータSの間に介在接続される複数
のコントロールバルブMと、コントロールバルブMより
上流のメインポンプラインに接続されたアンロードリリ
ーフ弁600とを備えている。
前記コントロールバルブMは、それぞれアクチュエータ
に対する方向切換弁100と、該方向切換弁100を流
れる油量を圧力補償する分流機能付きの圧力補償弁20
0と、各アクチュエータに作用する負荷圧のうち最大の
負荷圧を選択するシャトル弁300とをバルブボディ1
に組み込んでいる。
さらにこの油圧回路では、前記各圧力補償弁200に対
する外部制御圧力を創成・供給するための複数の電磁比
例圧力制御弁800と、アンロードリリーフ弁600よ
りも下流のメインポンプ吐出路に接続された差圧検出器
810、および差圧検出器810の出口側と接続されこ
れからの信号で前記電磁比例圧力制御弁800を制御す
る制御装置805とを備えている。
コントロールバルブMは、複数のボディに上記方向切換
弁100と圧力補償弁200とシャトル弁300をそれ
ぞれ組み込んでスタックする形式でもよいが、この実施
例では1ブロツク型のバルブボディ1を使用し、これに
各アクチュエータに対するコントロールバルブMを複数
個設けている。
そして、このバルブボディ1は、第5図のように。
両側にアンロードリリーフ弁600とエンドプレート6
50がセットされ、タイロッド等により一体化されてい
る。
前記コントロールバルブMのバルブボディ1には、第1
図ないし第3図のように横穴2が貫設されるとともに、
横穴2と直交する関係で縦穴3が貫設されている。そし
て、前記横穴2には方向切換弁100のスプール4が摺
動自在に挿入される一方、該スプール4で区分された縦
穴3には、上側に圧力補償弁200が、下側にはシャト
ル弁30oがそれぞれ取付けられている。スプール4は
公知の切換弁と同様に両端がバルブボディ1から突出し
、片側端がリターンスプリング機構で付勢されることで
第1図に示すような中立位置に戻されるようになってい
る。もう一方の片側端は操作レバーが取付けられるか、
あるいは油圧パイロット室に臨む。
前記横穴2と縦穴3との交差部位にはアクチュエータS
の負荷圧力PLを導入する油室20が形成され、この油
室20を中心として左右対称に、ブリッジ状の供給ボー
トPA、PBと、アクチュエータボートA、Bおよびタ
ンクボートT、Tが設けられており、供給ボートPA、
PBはバルブボディ中を立上り、縦穴3に通じている。
タンクボートTは第3図に示すように共通通路により紙
面に直角に伸びている。
スプール4の外周にはアクチュエータボートA。
Bに対応する位置にそれぞれ絞り31を有するロッド部
30.30が形成され1図示する中立位置でボートPA
、PB、A、B、Tがオールブロックとなり、スプール
4が右に移動したときにPA→A、B−+T接続、左に
移動したときにP A −+ B、A−+T接続となる
連通関係に構成されている。
前記スプール4は中実でなく、軸線方向に連絡通路32
A、32Bを有している。これら連絡通路32A、32
BはアクチュエータSの負荷圧PLを前記油室20に導
くためのもので、後端がプラグ5a、5bにより閉じら
れるとともに、先端がスプール中央部位で閉じられ、が
っ、ロッド部30.30の近傍と油室2oの領域に、そ
れぞれ外周面に開孔する小孔34a、35a、34b。
35bが設けられている。
それら小孔34a、35a、34b、35bはスプール
4が図示の中立位置にあるときに油室20を左右のタン
クポートT、Tにそれぞれ連通させ、スプール4が移動
したときには、アクチュエータポートA、Hのうち供給
側として使用されるポートから油室20に負荷圧を導入
するものである。すなわち、スプール4が右に移動した
ときには、左側の小孔34aと35aにより油室20と
アクチュエータポートA間を連通させる一方、右側の小
孔34b、35bが油室20とアクチュエータポー88
間を遮断し、スプール4が左側に移動したときにはその
逆に油室20とアクチュエータポー88間を連通させ、
油室20とアクチュエータポートA間を遮断するのであ
る。
前記縦穴3のうち上側の縦穴は、第3図のように、バル
ブボディ1の上面から下底の内フランジ状の突当て壁1
2に到るように形成され、突当て壁12は通孔13によ
り油室20に連通している。
上側縦穴は突当て壁12から所要高さにわたって径がD
3の小径穴51となっており、小径穴51における下部
域には油室20と連通して負荷圧PLを導く第1の油室
Y□が凹設されている。
この小径部51の上方にはパイロットポンプ圧Piを導
く第2油室Y2が凹設されており、さらに、この第2油
室Y2と前記供給ポートPA、PBの集合部位との間に
はポンプライン圧(以下ポンプ圧と称す)Pdを導くポ
ンプ圧室Y5が形成され、前記第2油室Y、とポンプ圧
室Y、との間の縦穴は径D2の中間径穴53となってい
る。そして、第2油室Y2と供給ポートPA、PBの集
合部位との間および集合部位から上方の縦穴は径D1の
大径穴52となっている。すなわち、3つの穴径はD工
> D z > D aの関係となっている。
なお、各コントロールバルブの第2油室Y2とポンプ圧
室Y、は、それぞれ第3図のようにバルブボディ1を貫
く共通通路700,710により隣接する同士が結ばれ
、第6図のように外部配管によりメインポンプPとパイ
ロットポンプPiに接続されるようになっている。
圧力補償弁100(第1実施例)は、第1図と第2図に
示されており、縦穴に摺動自在に挿入されるバランスピ
ストン6と、該バランスピストン6の上部に挿着された
プラグ7と、バランスピストン6の中間部位に組み込ま
れたロードチエツク弁8とを備えている。
まず、バランスピストン6は、上端からポンプ圧室Y5
に対応する部位まで到る深さの段付き上穴60と、該段
付き上穴60との間に仕切壁を有せしめるように下端か
ら凹設され、開き側温1受圧面A2を構成する下穴61
とによりほぼ筒状となっている。前記上穴6oの開口部
にはめねじが設けられ、ここにプラグ7のねじ部が螺着
されることでバランスピストン6と一体化されている。
そして、バランスピストン6は環状の先端面が前記突当
て壁12に当接し、先端領域は前記小径穴51の径D3
に対応する径d、の細径ランド部69となっており、細
径ランド部69の環状先端面と下穴底面とにより前記油
室20からの負荷圧PLを受ける開き側温1受圧面A3
が構成されている。下穴底面と突当て壁12との間には
スプリング17が配されている。このスプリング17は
振動吸収用であり、バネ力は小さく、バランスピストン
6への作用力は無視できるほど小さい。
この細径ランド部69は第2油室Y2の中はどで終わり
、その部位に開き側温2受圧面A4としての段部を介し
て前記中間径穴53の径D2と一致する径d2の第1ラ
ンド部62が設けられており、前記開き側温2受圧面A
4にパイロット圧Piが作用するようになっている。
第1ランド部62の上端はポンプ圧室Ysの下部近傍で
終わり、この部位からロンド部を介してそれぞれ大径穴
52の径D1と合致する径d□の第2ランド部63と第
3ランド部64が段設されている。第2ランド部63と
下位ランド部62間のロンド部がポンプ圧室Y5に臨み
、この部位にはポンプ圧Pdを内部に導入する複数個の
通孔65が設けられ、したがって、第2ランド部63の
下端(段部)はポンプ圧Pdを受ける開き側第3受圧面
A、となっている。−力筒2ランド部63と第3ランド
部64間のロンド部は供給ボートPA。
PBに臨み、この部位に供給ポートPA、PBからスプ
ール4に到る圧油(以下ブリッジ圧と称す)Pzを導入
する複数個の小孔66が穿設されている。
前記ポンプ圧Pdを内部に導入する通孔65より上位の
上穴内にはポペット型のロードチエツク弁8が摺動自在
にはめられ、前記プラグ7に螺着されたばね座用プラグ
14との間に介装された弱いばね力のスプリング80に
より内フランジ状のバルブシート部にシートされるよう
になっている。
このロードチエツク弁8の下流側すなわちシート部直近
の第2ランド部63には、ポンプ圧油を供給ボートPA
、PBに導くため、第2図に示すように半径方向に開口
する複数個の供給孔67が形成されている。そして、供
給ボートPA、PBの集合部位の縦穴には前記供給孔6
7と適度のオーバラップを得るような関係で絞り用の環
状溝(切欠き)22が形成され、バランスピストン6が
上方に変位したときにその変位量に応じて供給孔67か
ら制御油量を供給ボートPA、PBに導くようになって
いる。
前記プラグ7は、バランスピストン6のめねじに螺合す
る部位に続きバランスピストン6の上端面に密接する中
間鍔70と、前記小径穴51よりも小さい径d4のヘッ
ド71を一体に有し、このヘッド71は縦穴に嵌挿した
キャップアッセンブリ9のボス9oに摺動自在に内挿さ
れ、そのボス90の下端と中間鍔70と縦穴で囲まれた
部位に中間鍔70を閉じ側温2受圧面A2とする第3油
室Y、が形成されている。そして、前記ボス90は0リ
ングにより縦穴とシールされると共に、外部制御圧力導
入用のポートCを有するコネクタ91により保持されて
おり、このコネクタ91とボス内面およびヘッド端面で
囲まれた領域に、ヘッド端面を閉じ側温1受圧面A1と
する第4油室Y。
が形成されている。コネクタ91は適宜の方法でバルブ
ボディ1に固定される・ 前記ロードチエツク弁8の背圧室81すなわちスプリン
グ80を収容した室は前記小孔66と通じており、そし
て、その背圧室81は、ブリッジ圧Pzを導くため、ば
ね座用プラグ14からヘッド71にかけて穿設した軸穴
140と横孔141とにより前記第3油室Y3に通じて
V)る。
前記バランスピストン6の受圧面とこれに作用する油圧
の関係は第7図に模式的に示されている。
すなわち、まず、閉じ側温1受圧面A□はポートCから
導入される外部制御圧力Pc(最大負荷圧PIとポンプ
圧Pdとの圧力差に応じて設定される圧力)が働く、閉
じ側温2受圧面A2は中間鍔70のリング状面積であり
、ここには小孔66−縦穴14〇−横孔141のルート
で導入されたブリッジ圧Pzが働く。
これに対し、開き側温1受圧面A、はスプール4の移動
により連絡通路32Aまたは32Bから油室20を経て
導入された当該アクチュエータの負荷圧PLが働く、こ
の第7図ではわかりやすくするため開き側温1受圧面A
□の形状を中実なものとして示している。また、開き側
温2受圧面A、は第1ランド部62と細径ランド部69
と差からなるリング状面積であり、パイロット圧Piが
働く個所である。最後に開き側温3受圧面A、は、第1
ランド部62と第2ランド部63との差からなるリング
状面積であり、ここにポンプ圧Pdが働く。
すなわち、本発明においては、バランスピストン6の開
き方向に (A、XPd)+(A、xPi)+(A3+PL)・・
・(1)の力が働き、閉じ方向には (A、 X P z )+(A、 X P c L= 
(2)の力が働き、それら開方向の3つの力の合力と閉
じ方向の2つの合力との釣合により、前記大径・小径供
給孔67.68と環状溝22とからなる絞りの開度が制
御される。
今、A工=Aい A、=A、−A、、 Ax 十A、=As+A、+A。
とし、これを前記式(1)、 (2)に代入すると、バ
ランスピストン6は、次のようなバランス関係となる、
  (A2XPz)+(AiXPc)=(A、xpd)
+(A工X P x ) + (A2  As)・PL
(A2XP Z)−(A2−A、)−PL=(As X
 P d) +(A□x P x)−(A、X P c
)AzCP z  (1” EP L) =A。
A、(Pi−Pc)+(A、xPd) したがって、 の径の六51,53.52とこれに対応するランド部6
9,62.63を設ける代わりに、ベビーピストン11
を使用して開き側温3受圧面A5を得るようにしたもの
である。すなわち、この第2実施例では、径D3の中間
径穴53とこれに合致する径の第1ランド部62を作ら
ず、この部分を第2ランド部63と同じ径D工の大径穴
としている。そして、上穴60から仕切壁を貫き下穴6
1に通じる貫通孔15を穿設し、この貫通孔15にベビ
ーピストン11を摺動自在に嵌め込み、ポンプ圧Pdに
より下方に押圧移動させるようにしている。そして、突
当て壁12の上面には負荷圧導入孔160を有するスト
ッパ16が取付けられ、このストッパ16でベビーピス
トン11の下端ヘッド110を受は止めるようになって
いる。
この第2実施例では、開き側温1受圧面A、が細径ラン
ド部69の径からベビーピストン11の径を差し引いた
リング状面積であり、開き側温3受圧面A5はベビーピ
ストン11の後端面積で構成される。
この第2実施例においては、ベビーピストン11がポン
プ圧Pdで下方に押圧移動され、ベビーピストン11が
ストッパ16に向は移動することで反力が創成されるた
めバランスピストン6は開き側の力を受ける。それゆえ
、この実施例でもバランスピストン6の閉じ側と開き側
に作用する力のバランスは、第1実施例と同じく。
(A2XPZ)+(A□XPc)= (A、XPd)+(A4XPi)+(A3+PL)とな
り、これは展開することにより となる。
これが本発明の特徴であり、端的には、ポンプ圧Pdに
対する圧力補償弁の独立性を、第10図の傾向線I、I
’ のように右上がり傾向にすることを意味する。
次にシャトル弁300は、第1図と第4図に示されてい
る。シャトル弁300は、下側の縦穴に非円形ないし偏
心形状のフランジ301aをもって位置決めされつつ油
密に嵌挿さ九たホルダ301と、該ホルダ301の先端
に螺着されたキャップ302と、キャップ302とホル
ダ301間の弁体収容穴301bに収容されたボール弁
303およびホルダ301を固定するプラグ305とを
備えている。
前記ボール弁303はキャップ302の先端と弁体収容
穴301bの奥部にそれぞれ形成したシート部に接離可
能となっており、キャップ302には油室20から弁体
収容穴301bに当該コントロールバルブの属するアク
チュエータSの負荷圧を導入する第1人口孔302aが
穿設されている。
一方、ホルダ301の外周には、第4図に示すように1
80度変1した関係で互いに連通しない凹部301e、
301fが設けら九ており、一方の凹部301eは弁体
収容穴301bの底に設はり’lrり穴301cと連通
孔301gにより通じあうことで第2人口孔が構成され
、他方の凹部3゜1fは弁体収容穴301bと連通孔3
01hにより通じあうことで出口孔が構成されている。
そして、バルブボディ1には凹部301eと凹部301
fに通じる通路15.16が縦穴と直交するように穿設
されている。
このシャトル弁300の弁体収容穴301bには、当該
アクチュエータの負荷圧が油室20を介して第1人口孔
302aから、また隣接するアクチュエータからの負荷
圧が通路15を介して第2入口孔から導入され、第2人
口孔側の負荷圧が高ければボール弁303がキャップ側
のシートを塞ぎ、第1人口孔302a側の負荷圧が高け
れば弁体収容穴底側のシートを塞ぎ、連通孔301hか
ら通路16を経て次のシャトル弁に到る。そしてここで
も同様の選択が行われ、最終のシャトル弁から負荷圧の
うち最大のものPIが取り出される。
その最大負荷圧PIは、第6図のように右端のコンロー
ルバルブMのバルブボディから通路18に導かれ1分岐
路180,181により差圧検出器810とアンロード
リリーフ弁600に送られるようになっている。
中1し4辷会フ アンロードリリーフ弁600の詳細は第5図に示されて
いる。このアンロードリリーフ弁600は、ボディ60
1の右側領域にアンロード弁600Aを、左側領域にリ
リーフ弁600Bを配置している。いうまでもなくアン
ロード弁600Aは本来的には、方向切換弁を操作して
いないときにメインポンプPから吐出された圧油を低圧
で開放するものであり、リリーフ弁600Bは設定圧に
達したときにメインポンプからの圧油を全量タンクへ逃
すものである。
詳しくは、ボディ601にポンプ通路604とその両側
にタンク通路605,615が形成され、ポンプ通路6
04とタンク通路605は一端がコントロールバルブと
の合せ面に開口し、他端が図示しない集中配管面のポン
プポートとタンクポートに開口している。
ポンプ通路604とタンク通路605と直交する弁穴に
ブツシュ612が内挿固定され、このブツシュ612の
内側にボディ601の開放側からねじ込まれたプラグ6
03の先端が内挿され、弁穴の奥部にブツシュ612を
ガイドとするアンロード弁体602が摺動可、能に内挿
されている。
1ンロ一ド弁体602は、両端から同軸状の2つのぬく
ら穴606,610が穿設されており、左方のめくら六
610の底と前記プラグ603の先端間にはスプリング
611が配され、このスプリング611によりアンロー
ド弁体602は常時右側に付勢され、これにより負荷圧
力室(背圧室)が構成されている。以下めくら六610
を負荷圧力室と称す、そして、アンロード弁体602の
中間部にはポンプ通路604と右方のめくら六606を
導通させる通路穴620が穿設され、めくら穴606の
口端には受圧室(パイロット室)6o7が形成されてい
る。
一方、前記プラグ603にはスプリング室613が形成
され、その先端側方にタンク通路615と常時通じる通
路穴614が設けられると共に、スプリング室613の
軸線方向には、前記負荷圧力室610とタンク通路61
5を連通させる通路穴616が穿設されている。そして
、スプリング室613には前記通路穴616を開閉する
パイロット型リリーフ弁体617が配され、後端の調整
ねじ618間に配されたスプリング619により常時閉
じ側に付勢されている。
前記ブツシュ612は負荷圧力室610に通じる絞り6
09が形成されており、この絞り609はボディ601
の合せ面から穿設された信号通路608に通じている。
前記のような構成のアンロードリリーフ弁600とコン
トロールバルブMは合せ面同士が密着させられ、ポンプ
通路604とポンプポートYいタンク通路605,61
5とタンクポートT、パイロットポンプ通路(図示せず
)とパイロットポンプポートとしての共通通路710、
および信号通路608と最終のシャトル弁300の出口
(分岐路181)とがそれぞれ連通している。
そして、前記アンロードリリーフ弁600のポンプ通路
604にメインポンプPが接続され、パイロットポンプ
通路にパイロットポンプPiが接続され、タンク通路6
05,615はタンクに接続されている。パイロットポ
ンプPiからのパイロットライン19には第6図のよう
にリリーフ弁700が接続され、これによりパイロット
ポンプ圧Piを一定に保持するようになっている6さら
に、パイロットライン19はアクチュエータごとに設け
た3ポ一ト2位置切換式の各電磁比例圧力制御弁800
の入側に接続されており、電磁比例圧力制御弁800の
出側はそれぞれ各圧力補償弁200のボートCに接続さ
れ、第4油室Y、を介して閉じ側温1受圧面A1に外部
制御圧力Pcを作用させるようになっている。
そして、各電磁比例圧力制御弁800のスプールをスプ
リングに抗して移動させる電磁部側には個別的に制御信
号(電流)を送る制御装置805が接続されている。そ
の制御装M805は差圧検出器810の信号取出し口と
接続されている。差圧検出器810は先に述べたように
メインポンプPの吐出路と最終シャトル弁300からの
最大負荷圧送出路に介在され、ポンプPdと最大負荷圧
PIとの差圧(Pd−PI)を検出し、その大きさを電
流値に変換して圧力するものである。制御装′f180
5はその差圧検出器810からの電流値に基いて制御値
を演算する。すなわち、差圧検出器810からの出力が
大きいとき(Pd−PIが大きいとき)はど低い信号電
流値を電磁比例圧力制御弁800に送り、差圧が小さい
ほど高い信号電流値を電磁比例圧力制御弁800に送る
これにより、電磁比例圧力制御弁800は外部制御圧力
Pc=Pi−(Pd−PI)を閉じ側温1受圧面A□に
送り、圧力補償弁200では、パイロットポンプ圧Pi
と外部制御圧力Pcとの差圧がメインポンプ圧力Pdと
最大負荷圧PIとの差圧に等しくなるように制御される
制御装置805は、各電磁比例圧力制御弁800への圧
力を個別に設定できる機能も有している。
これにより、ある電磁比例圧力制御弁800への出力を
大きめまたは小さめにし、第2油室Y2の圧力Piと第
4油室Y4の差圧を大きめまたは小さめにし、それによ
り絞り67の開度を調節して圧力補償弁200の機能を
変化させ複合操作を可能にすることができる。また、特
に必要な場合は、ある電磁比例圧力制御弁800への出
力をゼロ(外部制御圧力Pcをゼロにする)にし、第2
油室Y2の圧力Piと第4油室Y4の差圧を最大に設定
し、絞り67を全開にして圧力補償弁200の機能を解
除することもできる。
なお、本発明はバルブボディに他の弁を組み込むことを
不可とするものではない、すなわち、たとえばタンクポ
ートT、Tと7クチユエータポートA、B間にオーバー
ロードリリーフ弁を挿着したり、片側のアクチュエータ
ポートB又はAに一部がこれと連通し他端がタンクポー
トに連通する通路を設け、これにロック用のノンリーク
弁を挿着するなど任意である。
〔実施例の作用〕
次に本発明による油圧制御弁装置の作用を説明する。
メインポンプPから吐出された圧油はアンロードリリー
フ弁600のポンプ通路604に入る。
各方向切換弁100が中立位置にあるときには、第1図
のように油室(負荷圧導入ボート)20が連絡通路32
A、32BによりタンクポートTと連通しているため、
全部のコントロールバルブの油室20の圧力とシャトル
弁300で選択される圧力はいずれも低圧となり、アン
ロードリリーフ弁600の信号通路608に入力される
最大負荷圧PIも低圧であることから、負荷圧力室61
0が低圧に保たれる。したがって、パイロット室607
のポンプ圧Pdがスプリング611に抗してアンロード
弁602を第8図で左方に移動させるため、ポンプ通路
604とタンク通路605が連通し、メインポンプの吐
出油は無負荷でタンクに戻される。
いずれかのコントロールバルブMの方向切換弁100の
スプール4を中立位置から移動させると、油室20には
連絡通路32Aまたは32Bを介してアクチュエータか
らの負荷圧PLが導入され、この圧力がシャトル弁30
0、信号通路608を介してアンロード弁の負荷圧力室
610に入る。
これによりアンロード弁体602は第8図で示すように
右方に移動し、アンロード弁600Aを閉しる。
シャトル弁300で選択され負荷圧力室610に導入さ
れる最大負荷圧PIが、調整ねじ618で設定したある
圧力に達したときには、リリーフ弁体617がスプリン
グ619のばね力に抗して左方に移動する。これにより
負荷圧力室610の圧力が下げられ、アンロード弁体6
02に差圧が生ずるため、該弁体が左方に移動し、ポン
プ通路604の圧油がタンク通路605に逃される。
今、コントロールバルブMに組み込まれている方向切換
弁100のスプール4を移動させると、共通通路700
からポンプ圧室70に供給された圧油は圧力補償弁20
0から方向切換弁100を経てアクチュエータSに流れ
る。
すなわち、スプール4を右方に移動させると、ポンプ圧
室70の圧油はバランスピストン6の通孔65から上穴
60に入り、スプリング80に抗してロードチエツク弁
8を開弁させ、供給孔67を通って環状溝22から供給
ポートPA、PBに流れ、さらにスプール4の絞り31
で流量が制御された後、アクチュエータポートAを経て
アクチュエータたとえばシリンダのヘッド側に供給され
る。また、同時にアクチュエータのロッド側の油はアク
チュエータポートBから絞り31、タンクポートTを経
てタンクに戻される。また、スプール4を左方に移動さ
せると、圧油は供給ボートPB→絞り31→アクチユエ
ータポートBのルートでアクチュエータのロッド側に到
り、ヘッド側の油はアクチュエータポートA→絞り31
→タンクポートTのルートでタンクに戻される。
一方、パイロットポンプPiはメインポンプPと同時に
駆動され、リリーフ弁700で一定圧に制御されたパイ
ロット圧Piが通路19からバルブボディ1に到り、共
通通路710から第2油室Y、に到り、ここに位置して
いる開き側温2受圧面A4を押圧するとともに、通路1
9から分岐して各電磁比例圧力制御弁800の入側に送
られる。
また、上記のようにスプール4が右に移動すれば、右側
の連絡通路32Bの小孔35bは横穴2の内壁で閉じら
れ、左側の連絡通路32Aの小孔34aがアクチュエー
タポートAに連通ずる。逆にスプール4が左に移動すれ
ば、右側の連絡通路32Bの小孔34bがアクチュエー
タポートBに連通ずる。これにより油室2oにはアクチ
ュエータからの負荷圧PLが導入される。そして、油室
20の負荷圧PLは第1油室Y1の開き側温1受圧面A
3によりバランスピストン6に開き側の力を付与する一
方、第1人口孔302aを介してシャトル弁300に流
入する。また、ポンプ圧Pdは、第1実施例ではポンプ
圧室Y5に位置している開き側温3受圧面Asに上向き
の力として働き、第2実施例ではベビーピストン11の
端面である開き側温3受圧面A5に下向きの力として働
き、その反力でバランスピストン6に開き側の力を付与
する。
前記開き側の3つの圧力によりバランスピストン6は上
昇するが、ポンプ吐出油は供給孔67を通り、環状溝2
2から供給ポートPA、PBに流れ、その圧力(ブリッ
ジ圧)Pzが、半径方向の小孔66からロードチエツク
弁400の背圧室81に入り、軸穴140と横孔141
から第3油室Y3に流入し、閉じ側温2受圧面A2にバ
ランスピストン6の閉じ側圧力として働く。
前記シャトル弁300には隣接する他のシャトル弁30
0から負荷圧が第2人口孔を経て導入され、その圧力の
高低によりボール弁303が移動し、高い方の負荷圧が
通路16.15を経て次のシャトル弁300に到り、最
後のシャトル弁から最大負荷圧PIが取り出され、それ
が差圧検出器810に送られると共に、アンロードリリ
ーフ弁600に閉じ側パイロット圧として送られる。差
圧検出器810ではメインポンプ圧Pdと最大負荷圧P
Iが比較され、その差圧に応じた電流が制御装置805
に送られ、ここで制御電流が演算され、電磁比例圧力制
御弁800が動かれ、外部制御圧力Pcが作られる。そ
の外部制御圧力PcはPc=Pi−(Pd−PI)つま
り、最大負荷圧PIとポンプ圧力Pdとの圧力差に応じ
て設定される圧力である。そしてこの外部制御圧力Pc
はキャップアッセンブリ9のポートCから第4油室Y4
に導入され、閉じ側温1受圧面A工によりバランスピス
トン6の閉じ側圧力として働く。
前記圧力補償弁200は、バランスピストン6が上方に
変位すると、環状溝22と供給孔67からなる絞り機構
が開き、下方に変位すると絞りが閉じられる。そして、
第1油室Y1にはアクチュエータSの負荷圧PLが導入
され第2油室Y2にはパイロットポンプ圧Piが導入さ
れ、それらの合力が絞りを開く力として作用する。一方
、第3油室Y2にはブリッジ圧Pzが導入され、第4油
室Y4には前記した外部制御圧力Pcが導入され、これ
らの合力が絞りを閉じる圧力として作用し、それら開方
向の2つの力の合力と閉じ方向の2つの合力の釣合いに
より圧力補償弁200の絞りの開度を制御することがで
きる。
詳述すると、前記方向切換弁100のスプール4の移動
で一方のアクチュエータポートAまたはBに対応する絞
り31の開度が増すと、負荷圧力PLが大きくなるため
圧力補償弁200の絞り開度は増し、これにより絞り3
1を流れる流量が増し、アクチュエータへの供給油量が
増す。逆に方向切換弁100の絞り31の開度を小さく
した場合には、圧力補償弁200の絞り開度は減少し、
アクチュエータへの供給油量を減少させる。したがって
、方向切換弁100の操作量に応じてアクチュエータへ
の供給油量すなわちアクチュエータの駆動速度を制御で
きる。
そして、対応するアクチュエータの負荷が高くなり負荷
圧PLが高くなると、ブリッジ圧Pzを高めるように圧
力補償弁200の絞り開度が増大し、逆の場合にはブリ
ッジ圧Pzを低めるように絞り開度が減少するから、ア
クチュエータの負荷の変動にかかわらず、方向切換弁1
00の操作量に応じてアクチュエータへの単位時間あた
りの油供給量を維持できる。
本発明は外部制御圧力Pcを使用しており、これが大き
いほどつまり最大負荷圧PIが大きいほど、回路全体の
流量が絞られ、したがって、複数のアクチュエータを同
時駆動している場合、最大負荷圧PIの大きさに応じて
アクチュエータの要求する総油量が制限され、ポンプ吐
出油量の不足が緩和され、軽負荷のアクチュエータも重
負荷のアクチュエータもバランスよく作動されるように
制御される。
しかして、バランスピストン6の開き側の受圧面を本発
明のように3段とせず、第9図に示すように、縦穴3を
径り、の径小穴51と径D2の径大穴52の2つとし、
したがってバランスピストン6の第1ランド部62と第
2ランド部63および第3ランド部64の径をすべて同
径d□とした場合、ポンプ圧室Y、のポンプ圧Pdは前
記ランド部の受圧面積が等しいため上下で相殺され、ポ
ンプ圧Pdはバランスピストン6の開き側・閉じ側の力
として鋤かない、すなわち、この場合の受圧面は。
開き側温1受圧面A、と開き側温2受圧面A、:閉じ側
温1受圧面Aiと閉じ側温2受圧面A2の関係となる。
これは、A、=A、、A、=A、の条件では、(A x
 x P c ) + (A z X P z) ” 
(A a X P L ) + (A 4 XPi)で
あり、展開すると。
A2(PZ  PL) =AICpx−p c) c 
f、すPz  PL=A1/A2(i’1−PC,/と
なる。すなわち、ブリッジ圧と弧荷圧との差圧がパイロ
ット圧と外部制御圧力の差圧に、閉bmの第1と第2受
圧面の割合に応じて比例する。これは理論的には妥当で
ある6しかし、実際に作動させた場合、ポンプ圧Pdと
負荷圧PLとの差圧があっても本来アクチュエータポー
ト流量Qが一定であるべきにもかかわらず、アクチュエ
ータポート流量が減少する傾向を示し、それはPd−P
Lの差圧が大きいほど顕著となる。すなわち、第10図
の■のように設計しても、実際には■′の実態線のよう
に右下がりとなる。これは、圧力補償弁200の絞りに
流れる油が乱流等を起してフローフォースが生ずるため
であり、右下がりの程度は様々である。
このようにポンプ圧に対する独立性が右下がり傾向であ
ると、システムは不安定となり、ハンチングが生ずる。
すなわち、複数のアクチュエータを同時操作し、大きな
負荷のアクチュエータがあったとすると、それに見合う
ようにポンプ圧Pdが上昇する。■ポンプ圧Pdの上昇
により絞り開度が小さくなり、アクチュエータポート流
量Qが減少する。■アクチュエータポート流量Qが減少
すると、ロードセンシング差圧△PLs(=Pd−PI
)が上昇する。すなわち、ポンプ吐出量に余裕が出る方
向となる。■このようにロードセンシング差圧ΔPLs
が上昇すると、パイロット圧Piと外部制御圧力Pcと
の差圧△Pcが上昇する。
■差圧ΔPc大きくなると、アクチュエータポート流量
Qを増やそうとしてバランスピストン6が開く方向に動
く、■バランスピストン6が開くとポンプ圧Pdが下が
る。■ポンプ圧Pdが下がるとアクチュエータポート流
量Qが増し、初期状態の値よりも多くなってしまう。そ
して、アクチュエータポート流量Qが増すと、ロードセ
ンシング差圧△PLsが下がる。それにより前記■〜■
と逆の現象が起り、その結果、また■〜■の現象が繰り
返されるのである。
しかし、本発明は、開き側受圧面として、負荷圧PLを
受ける第1受圧面A、とパイロット圧Piを受ける第2
受圧面A4に加え、ポンプ圧Pdを受ける第3受圧面A
5を作っている。すなわち第1実施例では第1ランド部
62の径を第2ランド部63と第3ランド部64よりも
小さくシ、第2実施例ではポンプ圧室Y、の圧力を受け
るベビーピストン11を取り付け、その反力を開方向力
に利用している。
その結果、開き側と閉じ側の釣合いがA、+A。
+A、=A1+A、となり、その第3受圧面A、の分だ
けポンプ圧Pdに対する独立性が予め右上がり傾向(第
10図I、I’)となる、このため、トータルの受圧面
積が第8図のものと同等であるにもかかわらず、ポンプ
圧Pdが上昇してもアクチュエータポート流量Qが減少
せず、ポンプ圧Pdと負荷圧PLの差が大きくなればそ
れに応じてアクチュエータポート流量Qが増す。したが
って、前記不安定化現象を適切に回避することができ。
安定した制御系の状態を持つことができる。
〔発明の効果〕
以上説明した本発明によれば、次のようなすぐれた効果
が得られる。
(1)切換弁と圧力補償弁とシャトル弁とを有しながら
スプールを納める横穴と交差する縦穴に圧力補償弁とシ
ャトル弁を納めているためコンパクトな構造とすること
ができ、しかも、圧力補償弁とシャトル弁にアクチュエ
ータの負荷圧を導入する機構として、縦穴と横穴との交
差部に油室を形成し、ここに圧力補償弁とシャトル弁を
臨ませているため、負荷圧力導入通路構成を単純化する
ことができる。
(2)圧力補償弁に閉じ側の力を付与する片側圧力とし
て、最大負荷圧を直接使うのでなく、最大負荷圧とポン
プ圧との差圧に応じて設定された外部制御圧力を使用す
るため、最大負荷圧が変動しても個々のアクチュエータ
の制御性の自由度をよいものとすることができる。
(3)開き側の受圧面として、負荷圧を受ける第1受圧
面とパイロット圧を受ける第2受圧面に加え、ポンプ圧
を受ける第3受圧面を設けているため、ポンプ圧に対す
る独立性を右上がりすなわちアクチュエータ流量増傾向
とすることができ、圧力補償弁に安定性を持たせること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る油圧制御弁の第1実施例を示す断
面図、第2図はその一部拡大図、第3図はコントロール
バルブのバルブボディの断面図。 第4図は本発明におけるシャトル弁の相互の接続関係を
示す断面図、第5図は本発明におけるアンロードリリー
フ弁の断面とコントロールバルブの関係を示す説明図、
第6図は本発明を利用した油圧制御システムの一例を示
す回路図第7図は第1実施例の受圧面関係を模式的に示
す説明図、第8図は本発明の第2実施例を模式的に示す
断面図、第9図は本発明を採用しない場合の受圧面を示
す説明図、第10図は本発明と本発明を採用しない場合
のポンプライン圧に対する独立性を示す傾向線図である
。 P・・・メインポンプ、M・・・コントロ−ルノベルブ
、S・・・アクチュエータ、100・・・方向切換弁、
200・・・圧力補償弁、300・・・シャトル弁、1
・・・バルブボデイ、2・・・横穴、3・・・縦穴、4
・・・スプール、6・・・バランスピストン、11・・
・ベビーピストン、2o・・・油室、A工・・・閉じ側
温1受圧面、A2・・・閉じ側温2受圧面、A、・・・
開き側温1受圧面、A4・・・開き側温2受圧面、A、
・・・開き側温3受圧面特許出願人 ヂーゼル機器株式
会社 同  日立建機株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)単一の油圧ポンプとこれにより駆動される複数の
    アクチュエータとの間に配され、バルブボデイに、方向
    切換弁のほかに、アクチュエータの負荷圧力の高圧側を
    選択して信号圧力を送るシャトル弁と、メインポンプの
    吐出油を分流する機能を有する圧力補償弁とを組み込ん
    だコントロールバルブにおいて、 バルブボデイが方向切換弁のスプールを摺動させる横穴
    と直交する縦穴を有し、その上部側縦穴に前記圧力補償
    弁が配されると共に、下部側縦穴にシャトル弁が配され
    、 縦穴と横穴の交差部にはアクチュエータの負荷圧を導入
    する油室が形成され、その油室にシャトル弁の入口が臨
    むと共に、圧力補償弁のバランスピストンの開き側第1
    受圧面が臨み、かつ前記バランスピストンは、前記開き
    側第1受圧面の近傍に前記パイロットポンプからのパイ
    ロット圧に接する開き側第2受圧面を有し、上位にはブ
    リッジ圧力が作用する閉じ側第2受圧面を有し、頂部に
    は前記シャトル弁で選択された最大負荷圧とポンプ圧と
    の差圧で制御された外部制御圧力が作用する閉じ側第1
    受圧面を有し、 しかも、前記圧力補償弁のバランスピストンは、メイン
    ポンプ圧が作用する開き側第3受圧面を有していること
    を特徴とする油圧制御弁装置。
  2. (2)開き側第3受圧面がバランスピストン径を3段に
    することで構成されている特許請求の範囲第1項記載の
    油圧制御弁。
  3. (3)開き側第3受圧面がバランピストンのポンプ圧導
    入域から開き側第1受圧面外にベビーピストンを突出す
    ることで構成されている特許請求の範囲第1項記載の油
    圧制御弁。
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