JPH0454257A - エンジンの回転数制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、エンジンの回転数制御装置に関し、例えば
発電機等を駆動するため常に一定回転が要求されるエン
ジンの回転数制御装置に間するものである。

（従来の技術） 従来この種のエンジンにおいては、発電機は所定の周波
数で発電するため一定の回転数を維持する必要があり、
そのためステップモータによるスロットル弁開度の制御
を行なうことでその目的を果していた。（例えば特開昭
５４−５５２０７号公報参照） （発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記のようなステップモータのスロット
ル弁開度による制御の場合、エンジン回転数の増減はリ
ニアに変化しないで一定の幅ごとに増減して階段状に変
化するため、エンジンに要求される目標回転数に一致さ
せることは難しくどうしても誤差を生じ易いという問題
があった。

この発明は以上のような点にかんがみてなされたもので
、その目的とするところは、エンジンの目標回転数に比
較的容易に一致させるこをを可能にすると共に回転時の
エネルギーロスの低減を図ったエンジンの回転数制御装
置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） この発明は、実施例図面第１〜４図に示すように、所定
の目標回転数Ａを常に維持するように制御されるエンジ
ンにおいて、該エンジンの回転数Ｂを検出する回転数検
出手段５と、スロットル弁２開度をステップモータ３に
よって段階的に調整するスロットル開度調整手段と、エ
ンジンの点火時期を変更する一点火時期変更手段とを有
し、エンジン回転数Ｂが上記目標回転数Ａを越えた時点
で、上記スロットル開度調整手段により上記スロットル
弁２による制御を停止すると共に、上記点火時期変更手
段により点火時期を目標回転方向へリタードさせるもの
である。

（作用） エンジン回転数Ｂを目標回転数Ａに近づけるため、まず
スロットル開度調整手段のステップモータ３によりスロ
ットル弁２開度を制御することにより段階的ではあるが
迅速に目標回転数Ａに到達し、しかもこの目標回転数Ａ
を僅か越えた時点で、即〜ちスロットル弁２は目標回転
数Ａを越える前よりも大きく開いた状態でステップモー
タ３による制御が停止される。つぎに点火時期変更手段
により点火時期がリタードされるとエンジン出力が低下
し、同時にエンジン回転数Ｂが微調整的に低減されて目
標回転数Ａに一致する。上記の如くスロットル弁２が大
きく開いているので吸入行程では抵抗が少なくエネルギ
ーロスが小さくて済むことになる。

（実施例） この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図はこの発明に係るエンジンの回転数制御装置の概
略構成を示゛している。１はエンジンの吸気通路、２は
スロットル弁、３は該スロットル弁２を駆動するステッ
プモータ、４はエンジン制御装置で、エンジン回転数セ
ンサーである回転数検出手段５および吸気量センサ６を
入力し、これらに基づいてステップモータ３を制御し、
またイグナイター１．Ｇ、コイル７およびスパークプラ
グ８の点火時期の制御が行なわれる。すなわち、スロッ
トル弁２開度をステップモータ３によって段階的に調整
するスロットル開度調整手段およびエンジンの点火時期
を変更する点火時期変更手段が設けられている。

上記構成により、第２図に示すグラフかられかるように
、エンジン回転数Ｂを所定の目標回転数Ａまで上げるた
め、まずステップモータ３を作動すると、スロットル弁
２の開度が一定の幅ごとに開けられてエンジン回転数Ｂ
は階段状に変化しながら上昇する。つまり、ステップモ
ータ３の作動によってはスロットル弁２の開度は一定幅
ごとにしかコントロール出来ないため目標回転数Ａに一
致させることが困難でどうしても誤差を生じる。

そのため、上記エンジン回転数Ｂが目標回転数Ａを僅か
越えた時点で、エンジン制御装置４がステップモータ３
の作動を停止し、次に第３図に示すグラフかられかるよ
うに、スパークプラグ８０点火時期をリタードさせると
エンジン出力が矢印で示す最高出力状態から左方に移動
して出力ダウンし、同時にエンジン回転数Ｂも低下し目
標回転数Ａに一致するように微調整的に制御される。

次に第４図（イ）、（ロ）のフローチャートに基づいて
エンジン回転数の制御を説明する。

図（イ）のフローチャートにおいて、スタート後ステッ
プ１で目標回転数Ａおよびエンジン回転数Ｂが読み込ま
れる。ステップ２では目標回転数Ａに対するエンジン回
転数Ｂの差が演算され、その差が図（ロ）に示すように
非常に小さい数値の±Ｃの範囲内であれば（ＹＥＳ）エ
ンジン回転数Ｂが目標回転数Ａに略一致したものとみな
されてリターンに進む。

一方、ステップ２で上記差が±Ｃでない（Ｎ。

）の場合は、ステップ３に進みエンジン回転数Ｂに対す
る目標回転数Ａの差が図（ロ）に示すようにかなり大き
い値のＤに等しいか否かが演算され、つまりエンジン回
転数Ｂが目標回転数Ａを越えたか否かが判断され、それ
がＮｏの場合はステップ４に進み更にスロットル開度が
コントクールされる。

なお、回転数りはステップモータを１段落とした場合低
下する回転数Ｄ０よりも小さな値である。　Ｑ　＜　Ｄ
　＜　Ｄ　。

一方、ステップ３でエンジン回転数Ｂが目標回転数Ａを
越えたと判断された（ＹＥＳ）の場合はステップ５に進
み、ここでステップモータ３によるスロットル開度が前
回の段階で停止される。次にステップ６に進みスパーク
プラグ８の点火時期がリタードされてリターンに進む。

ここでエンジン回転数Ｂは微調整的に低減され目標回転
数Ａに一致される。

上記と異なり、エンジン回転数Ｂがスロットル開度の制
御により目標回転数Ａを越えた時点以後は、点火時期が
リタードされる代りに、第１図の吸気通路１の気化器９
の上流側と下流側とを一点鎖線で示すバイパス通路（Ｉ
ＳＯ）１０で連通し、該通路１０にはエンジン制御装置
４で制御される電磁弁１１が設けられ、これにより第５
図に示すように空燃比がコントロールされて矢印で示す
最高出力状態から出力ダウンされ、それに伴なってエン
ジン回転数Ｂが微調整的に低下して目標回転数Ａに一致
させることが可能となる。

（発明の効果） この発明によれば、発電機等を駆動するため常に所定の
目標回転数が要求されるエンジンにおいて、エンジン回
転数を上記目標回転数に一致させるのにエネルギーロス
の代滅を図りながら一致させることができ、そのため例
えば発電効率の向上を期待できるという利益がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るエンジンの回転数制御装置の概
略構成図、第２図はスロットル開度とエンジン回転数と
の関係を示すグラフ、第３図は点火時期とエンジン出力
との関係を示すグラフ、第４図（イ）、（ロ）はフロー
チャートである。第５図は他の実施例で、空燃比とエン
ジン出力との関係を示すグラフである。 ２・・スロットル弁、３・・ステップモータ、Ａ・エン
ジンの目標回転数、Ｂ・・エンジン回転数 第１図 第２図 ３Ｃ３ リーン ：セ比 リッチ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 所定の目標回転数を常に維持するように制御されるエン
   ジンにおいて、該エンジンの回転数を検出する回転数検
   出手段と、スロットル弁開度をステップモータによって
   段階的に調整するスロットル開度調整手段と、エンジン
   の点火時期を変更する点火時期変更手段とを有し、エン
   ジン回転数が上記目標回転数を越えた時点で、上記スロ
   ットル開度調整手段により上記スロットル弁による制御
   を停止すると共に、上記点火時期変更手段により点火時
   期を目標回転方向へリタードさせることを特徴とするエ
   ンジンの回転数制御装置。