JPH0454222B2 - - Google Patents

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JPH0454222B2
JPH0454222B2 JP32132487A JP32132487A JPH0454222B2 JP H0454222 B2 JPH0454222 B2 JP H0454222B2 JP 32132487 A JP32132487 A JP 32132487A JP 32132487 A JP32132487 A JP 32132487A JP H0454222 B2 JPH0454222 B2 JP H0454222B2
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JP
Japan
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weight
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photopolymerizable composition
groups
ethylenediamine
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Junichi Ito
Tomoki Okamoto
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Tokuyama Corp
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Tokuyama Corp
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Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
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Publication of JPH01163734A publication Critical patent/JPH01163734A/ja
Publication of JPH0454222B2 publication Critical patent/JPH0454222B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/027Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds
    • G03F7/028Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds with photosensitivity-increasing substances, e.g. photoinitiators
    • G03F7/031Organic compounds not covered by group G03F7/029

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  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な光重合性組成物に関する。詳
しくは、光の照射による重合と共に発色が起こる
光重合性組成物であつて、シート等への熱成形
時、或いは保存時における凝発色が防止された光
重合性組成物である。 〔従来の技術及び問題点〕 エチレン性不飽和基を有する化合物を含有する
光重合性組成物は、フオトレジストとしての用途
に使用されている。 かかるフオトレジストは、光重合性組成物を溶
液状で印刷配線板用基板(以下、単に基板とい
う)上に塗布して使用する溶液タイプと光重合性
組成物にバインダーを配合してフイルム状にした
フイルムタイプとがあるが、いずれのタイプも基
板上に積層されたフオトレジスト層に、露光を行
いパターンを形成される際、露光部分が発色して
未露光部分との区別ができるよう光発色剤が添加
される。 従来、かかる光発色剤としてロイコ染料と有機
ハロゲン化物とを用い、これに光重合触媒の一成
分としてN−フエニルグリシンに代表されるグリ
シン化合物を組み合せた組成が、露光時の発色に
おけるコントラスト、感度等に優れているため好
適に使用されていた。 しかしながら、これら従来の光重合性組成物を
用いたフオトレジストは、加熱時又は室温におけ
る長期保存における安定性(以下、安定性と総称
することもある)が十分でないという欠点があつ
た。即ち、フイルムタイプのフオトレジストを基
板に積層する場合、一般に使用されるラミネート
条件、ラミネートロール温度100〜160℃、ラミネ
ート速度0.5〜2m/分であり、かかる条件下でレ
ジスト層が熱反応により変色するという問題があ
つた。また、溶液タイプ、フイルムタイプ共に、
室温下での保存中にも暗反応により変色するとい
う問題があつた。このような安定性の低い光重合
性組成物は、フオトレジストとしての性能の低下
を招き、その商品価値を著しく低下させていた。 本発明者等は、この様な従来の問題点を改善す
るために、鋭意研究した結果、前記した組成に特
定量のエチレンジアミン化合物を配合することに
より、優れた安定性を有し、かつ、フオトレジス
トとしての特性、例えば、基板との密着性、高感
度性、高イメージアウト性、現像性、耐薬品性、
耐メツキ性、耐メツキ浴汚染性、高テント膜強
度、高解像性、高剥離性等の低下がほとんどない
光重合性組成物が得られることを見い出し本発明
に至つた。 本発明により、優れた安定性を有し、かつフオ
トレジストとして優れた特性を維持した光重合性
組成物が提供される。 即ち、本発明は、エチレン性不飽和基を有する
化合物(以下、エチレン性不飽和化合物という)、
下記一般式〔〕で示されるグリシン化合物 (ただし、R,R′及びR″は、水素原子、炭素
数1〜10のアルキル基、フエニル基並びに低級ア
ルキル基、アルコキシ基及びハロゲン原子より選
ばれた少なくとも一種の基で置換されたフエニル
基より選ばれた同種又は異種の基を示す) ロイコ染料及び有機ハロゲン化物を含有する光重
合性組成物において、該グリシン化合物に対し
て、下記一般式〔〕 (ただし、R1,R2,R3及びR4は、同種又は異
種のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示
し、且つそのうちの少なくとも1つがヒドロキシ
アルキル基である)で示されるエチレンジアミン
化合物を10〜1000重量%の割合で配合することを
特徴とする光重合性組成物である。 本発明は、エチレン性不飽和化合物を有する化
合物に、光重合触媒の一成分として前記グリシン
化合物を、光発色剤としてロイコ染料及び有機ハ
ロゲン化物を夫々添加した光重合性組成物を対象
とする。 本発明において、エチレン性不飽和化合物は、
エチレン性不飽和基を分子中に少なくとも1つ有
する化合物が特に制限なく使用される。そのう
ち、フオトレジストの用途に本発明の組成物を用
いる場合には、常圧において100℃以上、好まし
くは200℃以上の沸点を有するものが好適に使用
される。例えば、多価アルコールにα,β−不飽
和カルボン酸を付加して得られるもの、その例と
しては、トリエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート(アクリレート又はメタクリレートを示
す。以下同じ)、ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート(エチレングリコール基の数が
2〜14のもの)、トリメチロールプロパンジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタン
トリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメ
タンテトラ(メタ)アクリレート、ポリプロピレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート(プロピレ
ングリコール基の数が2〜14のもの)、ジペンタ
エリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジ
ペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル−2−メタアクリロ
イルオキシエチルフタレート、などがある。 その他にビスフエノールA骨格を有するモノマ
ー、例えば2,2ビス(4−メタクリロキシペン
タエトキシフエニル)プロパン、2,2ビス(4
−アクリロキシペンタエトキシフエニル)プロパ
ン、2,2ビス(4−メタクリロキシテトラエト
キシフエニル)プロパン、等があり、市販品とし
てはNKエステル、BPE−100、BPE−200、
BPE−500、BPE−1300、A−BPE−4、A−
BPE−10、A−BPP−3(新中村化学社製)、ビ
スコート540(大阪有機化学工業社製)、エポキシ
エステル3302M、3002A(共栄社油脂製)
KAYARAD R−551(日本化薬社製)アロニツ
クスM−210(東亜合成化学社製)などがある。こ
れらは1種又は2種以上混合して用いることがで
きる。 本発明において、前記した一般式〔〕で表わ
されるグリシン化合物は、該一般式に含まれる、
光重合触媒として公知のものが特に制限なく使用
される。代表的なグリシン化合物を例示すれば、
N−フエニルグリシン、N−フエニルグリシンエ
チルエステル、N−フエニルグリシンメチルエス
テル、N−フエニルグリシンブチルエステル、N
−メチルフエニルグリシンエチルエステル、N,
N−ジメチルグリシン、N,N−ジエチルグリシ
ン、N−(p−ニトロフエニル)グリシン、N−
ベンゾイルグリシン等が挙げられる。 本発明の光重合性組成物において、上記グリシ
ン化合物の添加量は、エチレン性不飽和化合物に
対して、0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重
量%の割合が一般的である。 上記したグリシン化合物は、一般に光重合助剤
として使用され、単独でも光重合触媒として働き
得るが、得られる組成物の光重合性を高めるた
め、室温では熱的に活性化しない物質で活性光線
例えば、紫外線又は可視光線などにより活性化す
る物質と組合せて使用することが好ましい。これ
らの活性光線により活性化する物質としては、例
えば、置換または非置換の多核キノン類があり、
具体的には、2−エチルアントラキノン、2−
tert−ブチルアントラキノン、オクタメチルアン
トラキノン、1,2−ベンズアントラキノン、
2,3−ベンズアントラキノン、2−フエニルア
ントラキノン、2,3−ジフエニルアントラキノ
ン、1−クロロアントラキノン、2−クロロアン
トラキノン、2−メチルアントラキノン、1,4
−ナフタキノン、9,10−フエナントラキノン、
2−メチル−1,4−ナフタキノン、2,3−ジ
クロロナフタキノン、1,4−ジメチルアントラ
キノン、2,3−ジメチルアントラキノン、3−
クロロ−2−メチルアントラキノン、7,8,
9,10−テトラヒドロフタセンキノンなどがあ
る。その他の芳香族ケトン、例えば、ベンゾフエ
ノン、ミヒラーケトン〔4,4′−ビス(ジメチル
アミノ)ベンゾフエノン〕、4,4′−ビス(ジエ
チルアミノ)ベンゾフエノン、4−メトキシ−
4′−ジメチルアミノベンゾフエノンなどがある。
他にベンゾイン、ベンゾインエーテル、例えば、
ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエ
ーテル、ベンゾインフエニルエーテル、メチルベ
ンゾイン、エチルベンゾインなどが挙げられる。 上記活性光線により活性化する物質は、一般
に、エチレン性不飽和化合物に対して0.1〜50重
量%、好ましくは1〜20重量%の割合で添加され
る。 また、本発明において、ロイコ染料は特に制限
されないが、特に有用なものとして、少なくとも
1個のジアルキルアミノ基を有するロイコ染料、
およびロイコトリフエニルアミン染料またはその
種類の塩などがある。例えば、ロイコクリスタル
バイオレツト、トリス(4−ジエチルアミノ−0
−トリル)メタン、ローダミン、(2−メルカプ
ト−4−ヒドロキシチアゾール)、5−(p−ジメ
チルアミノベンジリジン)ローダミン、4,4′−
ビス−(ジメチルアミノ)−4″−(N−メチル−N
−ベンジル−アミノ)−トリフエニルメタン、4,
4′−ビス(N−メチル−N−ベンジルアミノ)−
4″−ジメチルアミノ−トリフエニルメタン、4,
4′−ビス(ジメチルアミノ)−4″−メトキシ−
3″−メチルトリフエニルメタン、4,4′−ビス
(ジメチルアミノ)−4″−エトキシ−3″−メチルト
リフエニルメタン、4−ジメチルアミノ−4′−メ
トキシ−トリフエニルメタン、4,4′−ジメトキ
シ−4″−ジメチルアミノ−トリフエニルメタン、
ビス(4−ジメチルアミノフエニル)−2′−メト
キシナフチル−1−メタン、ビス(4−ジメチル
アミノフエニル)−4′−メトキシナフチル−1−
メタンなどが挙げられる。 本発明の光重合性組成物において、上記ロイコ
染料は、組成物中に0.01〜10重量%、好ましくは
0.1〜5重量%の割合で添加することが好ましい。 また、有機ハロゲン化物としては、特に限定さ
れるものではなく、ロイコ染料と組み合せ使用さ
れる公知のものが制限なく使用される。例えば、
四塩化炭素、クロロホルム、ブロモホルム、1,
1,1−トリクロロエタン、臭化メチレン、ヨウ
化メチレン、塩化メチレン、四臭化炭素、ヨード
ホルム、1,1,2,2−テトラブロモエタン、
ペンタブロモエタン、トリプロモアセトフエノ
ン、ビス(トリブロモメチル)スルホン、トリブ
ロモメチルフエニルスルホン、1,2,3,4,
5−ペンタブロモ−6−クロロシクロヘキサン、
塩化ビニル、ヘキサブロモシクロドデカン、塩素
化オレフイン等が挙げられる。 本発明の光重合性組成物において、有機ハロゲ
ン化物は、ロイコ染料に対して10〜1000重量%、
好ましくは50〜500重量部の割合で添加すること
が好ましい。 前記した、グリシン化合物、ロイコ染料及び有
機ハロゲン化物を含有する光重合性組成物は、光
の照射により、その部分が重合すると共に、他の
部分と良好なコントラストで且つ感度よく発色す
る。ところが、かかる組み合せによつて得られる
光重合性組成物は、加熱による発色、保存中の暗
反応による発色等が起こり、安定性に欠けるとい
う問題を有するのである。 本発明においては、このような問題を有するグ
リシン化合物、ロイコ染料及び有機ハロゲン化物
の組成に特定量のエチレンジアミン化合物を併用
することにより、該組成による特性を阻害するこ
となく、優れた安定性を付与することを可能とし
たのである。 本発明において、エチレンジアミン化合物とし
ては、一般式〔〕 (但し、R1,R2,R3及びR4は炭素数1〜10の同
種又は異種のアルキル基又はヒドロキシアルキル
基を示し、且つそのうちの少なくとも1つがヒド
ロキシアルキル基である。)で示されるエチレン
ジアミン化合物が使用される。 R1,R2,R3及びR4の具体例としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、iso−プロピル基、
n−プチル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、
tert−ブチル基、n−ペンチル基、iso−ペンチ
ル基、sec−ペンチル基、n−ヘキシル基、iso−
ヘキシル基、n−ヘプチル基、iso−ヘプチル基、
n−オクチル基、iso−オクチル基、sec−オクチ
ル基、tert−オクチル基、n−ノニル基、n−デ
シル基、及びこれらのアルキル基の任意の炭素原
子に水酸基が結合したヒドロキシアルキル基など
が挙げられる。 かかるエチレンジアミン化合物として好適なも
のを具体的に例示すれば、N,N,N′,N′−テ
トラ(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミ
ン、N,N,N′,N′−テトラ(2−ヒドロキシ
プロピル)エチレンジアミン、N,N,N′,
N′−テトラ(4−ヒドロキシブチル)エチレン
ジアミン、N,N,N′,N′−テトラ(8−ヒド
ロキシオクチル)エチレンジアミン、N,N,
N′,N′−テトラ(10−ヒドロキシデシル)エチ
レンジアミン、N,N,N′,N′−エチル−トリ
(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、N,
N,N′,N′−プロピル−トリ(2−ヒドロキシ
プロピル)エチレンジアミン、N,N−ジエチル
−N′,N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)エチ
レンジアミン、N,N,N′−トリエチル−N′−
2−ヒドロキシエチルエチレンジアミンなどが挙
げられる。 上記したエチレンジアミン化合物の添加量は一
般式〔〕のグリシン化合物に対し10〜1000重量
%、特に好ましくは100〜500重量%の範囲で添加
される。 エチレンジアミン化合物の添加量が上記範囲よ
り少ない場合には、得られる光重合性組成物の安
定化効果が充分でなく、熱による発色や保存中の
暗反応による発色が起こり易い。また、1000重量
%以上用いても効果は飽和し、逆に経済的デメリ
ツトが増すことになるので好ましくない。 本発明の光重合性化合物には、必要に応じて他
の添加物を配合することができる。 例えば、本発明の光重合性組成物に、シート状
などへの成形性を付与するために有機重合体バイ
ンダーを添加してもよい。この系で使用しうる有
機重合体バインダーは、好ましくは、30000〜
1000000の範囲の重量平均分子量を有し、かつ平
滑で硬質のフイルムを形成し得る巨大分子有機重
合体である。該有機重合体バインダーは、エチレ
ン性不飽和化合物に対して10〜500重量%の割合
で使用することが好ましい。 該有機重合体バインダーは1種以上のモノマー
を重合させることによつて得られる。そのような
モノマーの例としては、不飽和基を1個有するカ
ルボン酸、もしくは酸無水物、例えばアクリル
酸、メタクリル酸、フマル酸、ケイ皮酸、クロト
ン酸、プロピオール酸、イタコン酸、マレイン
酸、マレイン酸無水物、マレイン酸半エステル、
アルキルアクリレート又はアルキルメタクリレー
ト例えばメタクリル酸メチル、メタクリル酸イソ
プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル
酸イソブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシ
ル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタク
リル酸ラウリル、メタクリル酸ジメチルアミノエ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−ヒド
ロキシエチル、アクリル酸ジメチルアミノエチル
など又は、ビニルトルエン、スチレン、N−ビニ
ルピロリドン、α−メチルスチレン、アクリルア
ミド、アクリロニトリル等がある。 その他、使用可能な有機重合体バインダーとし
ては、酸成分としてテレフタル酸、イソフタル酸
またはセバシン酸を用いて得られるコポリエステ
ル、ブタジエンとアクリロニトリルとの共重合
体、セルロースアセテート、セルロースアセテー
トブレチレート、メチルセルロース、エチルセル
ロースなどのセルロース系高分子などがある。以
上の有機重合体バインダーは単独又は2種以上を
混合して用いることができる。 また、銅又は他の金属とレジストの密着性を向
上させ、現像、メツキ又はエツチング工程中にレ
ジストが金属面から剥離することを防止するため
密着性促進剤を添加してもよい。 密着性促進剤としては、1−ジエタノールアミ
ノメチルベンゾトリアゾール、1−ジイソプロパ
ノールアミノメチルベンゾトリアゾール、N,N
−ビス(1′−ベンゾトリアゾリルメチル)−エタ
ノールアミン、N,N−ビス(1′−ベンゾトリア
ゾリルメチル)−イソプロパノールアミン、N,
N−ビス(1′−ベンゾトリアゾリルメチル)−エ
トキシプロピルアミン、N,N−ビス(1′−ベン
ゾトリアゾリルメチル)パルミトイルアミン、
N,N−ビス(1′−ベンゾトリアゾリルメチル)
−アリルアミン、ベンゾチアゾール、2−アミノ
ベンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾチアゾ
ール、イミダゾール、ベンズイミダゾール、2−
(2−クロロフエニル)−1−〔2−(2−クロロフ
エニル)−4,5−ジフエニル−1,3−ジアゾ
ール−2−イル〕−4,5−ジフエニルイミダゾ
ール、2,2′−ビス(2−クロロフエニル)−4,
4′,5,5′−テトラフエニル−1,2′−ビイミダ
ゾール、インダゾール、1,2,4−トリアゾー
ル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、インド
ール、カルバゾール、ピロール、ピラゾール、L
−トリプトフアン、テオフイリン、ローダニン、
アデニン、シトシン、ウラシル、ベンゾトリアゾ
ールなどがある。 本発明の光重合性組成物には、以上の添加物の
他、着色用染料、可塑剤、熱重合禁止剤、溶剤等
も添加することができる。 本発明の光重合性組成物は、溶液状で使用して
もよいし、前記バインダーを添加してシート状に
成形して使用してもよい。シート状に成形する方
法は、公知の方法が特に制限なく使用される。例
えば、カレンダーロール法が一般的である。ま
た、溶液状で使用する場合、その粘度を調整する
ためにバインダーを用いることが好ましい。 〔効果〕 以上の説明より理解されるように、本発明の光
重合性組成物は、熱及び保存中における凝発色が
防止され、しかも、光の照射により、その照射部
分がグリシン化合物、ロイコ染料、及び有機ハロ
ゲン化物の組み合せに基づく良好なコントラスト
と高い感度で発色し、且つ重合する。 従つて、かかる光重合性組成物を例えばフオト
レジストとして用いた場合、シート状への成形時
或いは保存中の発色がなく、且つ使用時に鮮明な
パターンを高密度で表示することが可能である。 〔実施例〕 以下、本発明を更に具体的に説明するため、実
施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。 尚、実施例において、感度、解像度、細線密着
性、剥離速度、光発色性及び加速有効保存時間は
下記の方法により測定した。 研磨した銅張り積層板を80℃、5分間乾燥し
130℃のホツトロールラミネーターにより光重合
性組成物の試験サンプルをラミネートした。21段
のストウフアーステツプタブレツトをテストアー
トワークの片面に貼り付けた積層マスクを、テス
トアートワークを外側にして銅貼り積層板の試験
サンプルラミネート面に積層した。次いで真空下
3kWの高圧水銀灯を用いて光照射した。10分の
保持時間の後、1%の炭酸ソーダ水溶液にてブレ
ークポイント50%の速度で現像した。上記操作に
基づき下記の方法により試験サンプルの性能を評
価した。 (1) 感度:現像後、ストウフアーステツプ9段を
得るのに必要な露光量。 (2) 解像度:「解像度60μL/S」は60μのレジス
トライン/スペースの解像が得られることを意
味する。 (3) 細線密着性:「細線密着性40μL/250μS」は、
現像後に40μのレジストライン/250μスペース
のレジスト線が銅面上に残つていることを意味
する。 (4) 光発色性:(1)で測定された露光量における露
光部分の光学密度を下記のランクで評価した。 A…0.6を越える B…0.3〜0.6 C…0.3未満 (5) 剥離速度:(1)で求められた感度で露光し、現
像されたサンプル基板を50℃の3%苛性ソーダ
水溶液に浸漬しレジストが剥離開始する時間を
測定した。 (6) 加速有効保存期間:試験サンプルを温度40
℃、湿度100%RH下に置き、マクベス社の光
学密度計TD−904を用い、ラツテン106フイル
ターを使用して試料サンプルの光学密度を測定
し、その値が初期値に対して2倍の値を示した
時間を測定した。 実施例 1 以下の成分を混合して光重合性組成物を得た。 ポリ(アクリル酸/メタクリル酸メチル)
61.5 重量部 (17/83 モル%) トリエチレングリコールジメタアクリレート
20.5 重量部 トリメチロールプロパントリアクリレート
10.3 重量部 ベンゾフエノン 5 重量部 ミヒラーケトン 0.5 重量部 N−フエニルグリシン 0.1 重量部 ロイコクリスタルバイオレツト 0.5 重量部 1,2,3,4,5−ペンタブロモ−6−クロロ
シクロヘキサン 1 重量部 N,N,N′,N′−テトラ(2−ヒドロキシエチ
ル)エチレンジアミン 0.1 重量部 (N−フエニルグリシンに対して100重量%) マラカイトグリーン 0.05 重量部 p−メトキシフエノール 0.35 重量部 該光重合性組成物100重量部に対してメチルエ
チルケトン200重量部を攪拌混合し、塗工溶液と
した。本塗工溶液を厚さ25μmのポリエチレンテ
レフタレートフイルム支持体上にドクターブレー
ドを用いて塗布し、80℃で5分乾燥させてフイル
ム状に成形した。この厚みは38μmであつた。こ
れを試験サンプルとして前記(1)〜(6)の試験を行つ
た。結果を表1に示す。 実施例 2〜6 実施例1におけるN,N,N′,N′−テトラ
(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミンの
添加割合を表1の如く変化させた以外は同様に実
施した。結果を表1に示す。 実施例 7 実施例1におけるN,N,N′,N′−テトラ
(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミンの代
りにN,N,N′,N′−テトラ(4−ヒドロキシ
ブチル)エチレンジアミンを用いた外は実施例1
と同様に行なつた。結果を表1に示す。 比較例 1 実施例1におけるN,N,N′,N′−テトラ
(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミンの割
合を表1の如く変化させた以外は実施例1と同様
に実施した。 実施例 8 実施例1におけるN−フエニルグリシンの添加
割合を表1に示すように変化した以外は実施例1
と同様にした。結果を表1に示す。 実施例 9 実施例1におけるN−フエニルグリシンの代り
にN,N−ジエチルグリシンを用いた以外は実施
例1と同様に実施した。結果を表1に示す。 実施例 10 実施例1におけるN−フエニルグリシンの代り
にN−(p−ニトロフエニル)グリシンを用いた
以外は実施例1と同様に実施した。結果を表1に
示す。 実施例 11 実施例1におけるロイコクリスタルバイオレツ
トの代りにトリス(4−ジエチルアミノ−o−ト
リル)メタンを用いた他は実施例1と同様に行な
つた。 実施例 12 実施例1におけるロイコクリスタルバイオレツ
ト及び1,2,3,4,5−ペンタブロモ−6−
クロロシクロヘキサンの代りに4,4′−ビス(ジ
メチルアミノ)−4″−メトキシ−3″−メチルトリ
フエニルメタン及び四臭化炭素を用いた以外は実
施例1と同様に行なつた。 実施例 13 実施例1におけるロイコクリスタルバイオレツ
ト0.5重量部及び1,2,3,4,5−ペンタブ
ロモ−6−クロロシクロヘキサン1.0重量部の代
りに4,4′−ジメトキシ−4″−ジメチルアミノ−
トリフエニルメタン0.7重量部及びトリブロモメ
チルフエニルスルホン0.8重量部を使用した以外
は実施例1と同様に行なつた。 実施例 14 実施例1におけるN−フエニルグリシン0.1重
量部に代えて0.0031重量部を用いた他は実施例1
と同様に行なつた。 【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エチレン性不飽和基を有する化合物、下記一
    般式〔〕で示されるグリシン化合物、ロイコ染
    料及び有機ハロゲン化物を含有する光重合性組成
    物において、該グリシン化合物に対して、下記一
    般式〔〕で示されるエチレンジアミン化合物を
    10〜1000重量%の割合で配合することを特徴とす
    る光重合性組成物。 (ただし、R,R′及びR″は、水素原子、炭素
    数1〜10のアルキル基,フエニル基並びに低級ア
    ルキル基、アルコキシ基及びハロゲン原子より選
    ばれた少なくとも一種の基で置換されたフエニル
    基より選ばれた同種又は異種の基を示す) (ただし、R1,R2,R3及びR4は、同種又は異
    種のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示
    し、且つそのうちの少なくとも1つがヒドロキシ
    アルキル基である。)
JP32132487A 1987-12-21 1987-12-21 光重合性組成物 Granted JPH01163734A (ja)

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