JPH0453858B2 - - Google Patents

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JPH0453858B2
JPH0453858B2 JP60049166A JP4916685A JPH0453858B2 JP H0453858 B2 JPH0453858 B2 JP H0453858B2 JP 60049166 A JP60049166 A JP 60049166A JP 4916685 A JP4916685 A JP 4916685A JP H0453858 B2 JPH0453858 B2 JP H0453858B2
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JP
Japan
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methanesulfonyloxybenzene
dithiobis
thiophenol
methanesulfonyloxy
reaction
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60049166A
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English (en)
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JPS6289655A (ja
Inventor
Akira Onoe
Masao Kawamura
Tadaaki Nishi
Masato Yoshikawa
Yukio Iida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd filed Critical Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
Priority to JP60049166A priority Critical patent/JPS6289655A/ja
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Granted legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的] 本発明は農薬の原料中間体である4−(メタン
スルホニルオキシ)チオフエノール製造の中間原
料として有用な新規化合物4,4′−ジチオビス
(メタンスルホニルオキシベンゼン)に関するも
のである。 (産業上の利用分野) 4,4′−ジチオビス(メタンスルホニルオキシ
ベンゼン)はカーバメート系又はリン酸系農薬の
原料中間体である4−(メタンスルホニルオキシ)
チオフエノール製造の中間原料として有用な化合
物である。 (従来の技術) これまでの文献、特許には、4−メルカプトフ
エノールから4−(メタンスルホニルオキシ)チ
オフエノールを合成する方法が知られている。例
えばボードウエルら[F.G.Bordwell&P.
Bouten;J.Am.Chem.Soc.78.854(1956)]は、
4−メルカプトフエノールからS−アセチル−4
−メルカプトフエノールの合成について報告して
いる。特開昭54−5951には、S−アセチル−4−
メルカプトフエノールからメタンスルホニルオキ
シチオアセテートを経由して、4−(メタンスル
ホニルオキシ)チオフエノールを合成する方法が
開示されている。すなわち しかしながら4−(メタンスルホニルオキシ)チ
オフエノールを工業的に製造する簡単で経済的な
方法は未だ知られていない。 (発明が解決しようとする問題点) 前記従来技術では、4−メルカプトフエノール
をメシル化する前後にS−アシル化、脱アシル化
反応が必要である。そのためSH基を保護しなけ
ればならず、従つて余分の薬品代を要し不経済で
あり、かつ工程が長くなり、収率も30%程度と低
いことなど、工業的に決して有利な方法ではな
い。 [発明の構成] このような従来技術の欠点を改善し、4−(メ
タンスルホニルオキシ)チオフエノールを製造す
る方法について本発明者らは、鋭意検討を重ねた
結果、フエノールと一塩化硫黄とから一段階で合
成することが可能な4,4′ジチオビスフエノール
を、直接メタンスルホニルクロリドでメシル化す
ることにより4,4′−ジチオビス(メタンスルホ
ニルオキシベンゼン)が生成することを見出し
た。さらに4,4′−ジチオビス(メタンスルホニ
ルオキシベンゼン)が4−(メタンスルホニルオ
キシ)チオフエノールの原料中間体として有用で
あることを見出し、本発明に到達した。4,4′−
ジチオビス(メタンスルホニルオキシベンゼン)
を常法により還元することにより、4−(メタン
スルホニルオキシ)チオフエノールはほぼ定量的
に生成する。さらに、反応条件、精製法などにつ
いても検討を重ね、本発明を完成するに至つた。
本発明の製法の反応過程を示せば次の通りであ
る。 (問題点を解決するための手段) 本発明の要旨は4,4′−ジチオビスフエノール
をメタンスルホニルクロリドでメシル化すること
により4,4′−ジチオビス(メタンスルホニルオ
キシベンゼン)製法を完成させた点にある。さら
に、4,4′−ジチオビス(メタンスルホニルオキ
シベンゼン)を常法で還元することにより、4−
(メタンスルホニルオキシ)チオフエノール)が
ほぼ定量的に生成した。本発明において、原料の
ジチオビスフエノールはフエノールと一塩化硫黄
とから一段階で容易に合成することができる。
4,4′−ジチオビス(メタンスルホニルオキシベ
ンゼン)は、4−(メタンスルホニルオキシ)チ
オフエノールの原料中間体となるので、重要な化
合物であるにもかかわらず、これまで合成法が無
く、その物性も知られていなかつたが、本発明者
らは、フエノールのジスルフイド化反応により容
易に得られる4,4′ジチオビスフエノールから一
段階の反応で合成し得ることを見出した。すなわ
ち、フエノールを出発物質としたて場合4,4′−
ジチオビス(メタンスルホニルオキシベンゼン)
は、ジスルフイド化、メシル化の2工程でで合成
可能である。 本発明において、メシル化反応の触媒としては
トリエチルアミン等の第3級アミン、ピリジン等
の含窒素芳香族化合物、または、NaOH、
K2CO3等の無機塩基が適当であり、溶媒として
は酢酸エチル等のエステル類、アセトニトリル等
のニトリル類、または、ジオキサン等のエーテル
類が一般に使用可能である。反応温度は、0〜10
℃の比較的低温が好適であり、低すぎると反応が
進行せず、また高すぎると副反応をおこ可能性が
あり収率が低下する。反応圧力は、常圧、加圧の
いずれでも実施できるが、安全性、経済性から考
えて常圧の方が好ましい。反応のモル比は理論量
通りで良くまたこれが最適である。メシル化剤の
モル比が小さい場合にはメシル化が不安定であ
り、モル比が大きい場合には、過剰分のメシル化
剤が反応液に残るため分離が必要となり不経済で
ある。 (作用) 本発明による4,4′−ジチオビス(メタンスル
ホニルオキシベンゼン)を還元することにより、
高純度の4−(メタンスルホニルオキシ)チオフ
エノールが容易に高収率で、かつ、比較的安価に
合成できる。この際その還元反応は、通常用いら
れる各種の還元方法が適用できる。 [実施例] 以下実施例を示して本発明をさらに詳細に説明
する。ここで本発明者らは、亜鉛/酸による還元
方法を用いたが、これのみに限定されることな
く、従来からよく知られているLiAlH4、NaBH4
などの金属水素化物を用いる方法、トルフエニル
ホスフインを用いる方法等も使用可能である。特
記しない限り、部は重量である。 実施例 1 ジチオビスフエノール フエノール94.1g(1モル)をN,N−ジメチ
ルホルムアミド380gに溶解し、−20℃に冷却す
る。一塩化硫黄67.5g(0.5モル)をトルエン130
gに溶解し、−15〜−20℃に保つたフエノール溶
液に1時間で滴下する。 滴下終了後、室温に加温した後、反応液を水1
中に注入すると黄色油状物が沈澱する。この油
状物をトルエン500gに溶解し、水と重炭酸ナト
リウムで洗浄した後、トルエンの2/3量を濃縮す
ると、淡黄色結晶が析出する。この結晶をトルエ
ンで再結晶すると4,4′−ジチオビスフエノール
の淡黄色結晶80.8gが得られる。液体クロマトグ
ラフイによる純度は99.3%であり、収率64.1%で
ある。融点は149〜150℃である。 4,4′−ジチオビス(メタンスルホニルオキシ
ベンゼン) 4,4′−ジチオビスフエノール25g(0.1モル)
を酢酸エチル50gに溶解し、撹拌下5℃に冷却す
る。メタンスルホニルクロリド22.9g(0.2モル)
を酢酸エチル30gに溶解し、5℃、5分間でジチ
オビスフエノール反応液に滴下する。さらに、ト
リエチルアミン20.2g(0.2モル)を酢酸エチル
30gに溶解し、5℃、45分間で反応液に滴下す
る。滴下終了後室温に加温した後、生成したトリ
エチルアミン塩酸塩の沈澱を濾過により除き、酢
酸エチルを留去すると白色結晶39.4gが得られ
る。この結晶をクロロホルムで再結晶すると、
4,4′−ジチオビス(メタンスルホニルオキシベ
ンゼン)の白色結晶38.7gが得られる。液体クロ
マトグラフイ分析による純度は99.5%であり、収
率は94.7%である。融点は120〜121℃である。 元素分析結果
【表】 応用例 1 4−(メタンスルホニルオキシ)チオフエノー
ル 4,4′−ジチオビス(メタンスルホニルオキシ
ベンゼン)20.3g(0.05モル)をメタノール100
gに溶解し、亜鉛未5.2g(0.08モル)を加えて
加熱し還流させる。35%塩酸20.8g(0.2モル)
を30分間で添加し、さらに2時間還流温度を保
つ。反応後、メタノールを留去し、トルエンで抽
出する。トルエン層を重炭酸ソーダ水溶液、食塩
水で洗浄後、トルエンを留去すると、4−(メタ
ンスルホニルオキシ)チオフエノールの白色結晶
19.6gが得られる。液体クロマトグラフイ分析か
ら純度99.3%であり、収率は95.3%てある。融点
は66℃である。 [発明の効果] 本発明によれば、工業的に有用な新規化合物
4,4′−ジチオビス(メタンスルホニルオキシベ
ンゼン)を製造することが出来、これより、農薬
の中間原料である4−(メタンスルホニルオキシ)
チオフエノールを容易に製造することが出来る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 で表わされる4,4′−ジチオビス(メタンスルホ
    ニルオキシベンゼン)。 2 4,4′ジチオビスフエノールをメシル化する
    ことを特徴とする4,4′−ジチオビス(メタンス
    ルホニルオキシベンゼン)の製法。 3 メシル化反応をトリエチルアミン触媒の存在
    下に行なう特許請求の範囲2記載の方法。
JP60049166A 1985-03-11 1985-03-11 4,4´―ジチオビス(メタンスルホニルオキシベンゼン) Granted JPS6289655A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60049166A JPS6289655A (ja) 1985-03-11 1985-03-11 4,4´―ジチオビス(メタンスルホニルオキシベンゼン)

Applications Claiming Priority (1)

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JP60049166A JPS6289655A (ja) 1985-03-11 1985-03-11 4,4´―ジチオビス(メタンスルホニルオキシベンゼン)

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Publication Number Publication Date
JPS6289655A JPS6289655A (ja) 1987-04-24
JPH0453858B2 true JPH0453858B2 (ja) 1992-08-27

Family

ID=12823493

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60049166A Granted JPS6289655A (ja) 1985-03-11 1985-03-11 4,4´―ジチオビス(メタンスルホニルオキシベンゼン)

Country Status (1)

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JP (1) JPS6289655A (ja)

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CAN.J.CHEM=1981 *

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6289655A (ja) 1987-04-24

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