JPH0453834A - 水性樹脂分散体及びその製造方法 - Google Patents

水性樹脂分散体及びその製造方法

Info

Publication number
JPH0453834A
JPH0453834A JP2161227A JP16122790A JPH0453834A JP H0453834 A JPH0453834 A JP H0453834A JP 2161227 A JP2161227 A JP 2161227A JP 16122790 A JP16122790 A JP 16122790A JP H0453834 A JPH0453834 A JP H0453834A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
dispersion
polysaccharide
aqueous
dispersed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2161227A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyoshi Nakamura
勝義 中村
Masayuki Higuchi
樋口 公志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP2161227A priority Critical patent/JPH0453834A/ja
Publication of JPH0453834A publication Critical patent/JPH0453834A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Colloid Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、水性樹脂分散体及びその製造方法に関する。
[従来の技術] 粒子径の小さい合成樹脂粉末、例えば、1ミクロン以下
の微細な合成樹脂粉末は、多糖類誘導体の単独ないしは
それと界面活性剤を併用して水性媒体中に分散できる。
この際に用いられる多糖類としては、例えばメチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキ
シプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等
がよく用いられている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記した様な多糖類では粒子径の大きい
合成樹脂粉末、例えば、1ミクロンを越えるような大き
い粒子の合成樹脂粉末は水性媒体中に分散できなかった
[課題を解決するための手段] 本発明者等は、従来の多糖類では分散しえなかった樹脂
粉末を水に分散すべく、鋭意検討したところ、多糖類と
して、醗酵多糖類を用いると、容易に合成樹脂粉末を水
性媒体に分散でき、樹脂粉末の粒子径、比重の大小に関
わりなく経時分散安定性に優れた水性樹脂分散体が得ら
れることを見いだし本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、醗酵多糖類で分散された合成樹脂の水性
樹脂分散体、及び合成樹脂を多糖類で水性媒体中に分散
させる水性樹脂分散体の製造方法において、多糖類とし
て、醗酵多糖類を用いることを更に含有する水性樹脂分
散体の製造方法を提供するものである。
本発明に係る合成樹脂は、なんら限定されるものではな
いが、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン、ABS樹脂、ポリメタアクリル酸メチルのような
ポリアクリル酸エステル類、ポリアクリロニトリル、エ
チレン酢ビ樹脂、スチレン・ブタジェン合成ゴムのよう
な合成ゴム粉末、塩化ビニル樹脂、フッ化ビニリデン樹
脂、ポリアミド樹脂、ナイロン樹脂、フェノール樹脂、
尿素樹脂、メラミン樹脂等がある。合成樹脂の形態は特
に制限されないが、通常粉末である。
合成樹脂を粉末として用いる際の粒子径は特に制限され
ないが、1ミクロンを超えるもの、中でも5ミクロンを
超えて200ミクロン以下のものが好ましい。
本発明に用いられる醗酵多糖類はグルコース等を微生物
により醗酵させて得られたものであり、例えば、ラムザ
ンガム、ゲランガム、ウニランガム等があるが、特にラ
ムザンガムが好ましい。
例えばラムザンガムは、微生物 Alcal igenes  5pecies。
ATTC31961(AmericanType  C
u1ture  Co11ectionに登録された番
号である。)がグルコースを醗酵させてその菌体外に蓄
積した多糖類を精製した天然ガム質であり、通常粉末で
ある。その化学構造は、下記に示す様に主鎖は2個のグ
ルコースとグルコン酸とラムノースが各1個、側鎖は2
個のグルコースにより構成されている。
(但し、M+はナトリウム、カリウム等のアルカリ金属
イオン、またはカルシウム、マグネシウム等のアルカリ
土類金属イオンである。)醗酵多糖類の使用量は特に制
限されないが、合成樹脂粉末と醗酵多糖類と水の合計を
100重量部となる様に水性樹脂分散体を調製する場合
、0.001〜2重量部、中でも0.03〜1重量部用
いることが好ましい。分散させる合成樹脂粉末の11j
i量が決定されれば、用いる水の使用量は100から合
成樹脂粉末と醗酵多糖類の合計重量の差になるので必然
的に決定できる。
本発明においては、醗酵多糖類のみで合成樹脂を水に分
散することができるが、必要に応じて更に合成樹脂の水
性分散体の経時安定性を増したい場合や水に分散したと
きに合成樹脂が凝集しやすく一次粒子まで分散されにく
いような場合には、界面活性剤の添加が効果的である。
この際に使用できる界面活性剤は特に限定されないが、
公知慣用のものがいずれも使用可能である。界面活性剤
としてはアニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤及び
ノニオン界面活性剤が挙げられる。系のpHその他の影
響を受けにくい点で中でもノニオン界面活性剤が好まし
い。
ノニオン界面活性剤としてはポリエチレングリコールア
ルキルフェニルエーテル類、ポリエチレングリコールア
ルキルエーテル類、ポリエチレングリコール脂肪酸エス
テル類、ポリエチレングリコール脂肪族エーテル類、N
−ポリエチレングリコールアルキルアミン類、ソルビタ
ン脂肪酸エスチル類、ポリエチレングリコールソルビタ
ン脂肪酸エステル類、ポリプロピレングリコールポリエ
チレングリコールエーテル類、脂肪酸ジェタノールアミ
ド類、蔗糖エステル類、N−ポリエチレングリコールポ
リアルキレンポリアミン脂肪酸アミド類等が挙げられる
本発明で合成樹脂を水に分散させる方法は従来公知の方
法がいずれも採用可能である。例えば、水に醗酵多糖類
を予め混合した後、それに合成樹脂を少量ずつ添加混合
して分散させる方法、合成樹脂に醗酵多糖類と水を同時
に添加混合して分散する方法等が挙げられる。この分散
時に必要に応じてホモジナイザー ミキサー等の混合装
置を用いることもできる。
本発明の実施に際し、醗酵多糖類にそれ以外の分散剤や
水溶性高分子、多糖類等の増粘剤を併用することはなん
らさしつかえない。
本発明の水性樹脂分散体には防腐、防黴のために必要に
応じて防腐剤、防黴剤を加えることもなんらさしつかえ
ない。
本発明の水性樹脂分散体は塗料、接着剤、各種処理剤、
バインダー等に使うことができる。その際に必要に応じ
て、有機溶剤、顔料、染料、香料、フィラー、硬化剤、
消泡剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、粘着付与剤、難燃
剤、合成樹脂エマルジョン、合成樹脂溶液及びその他の
添加剤を添加して用いても差し支えない。
[実施例] 以下、本発明を実施例により説明する。
特に断わりのない限り「部」、「%JはM量基準である
実施例1〜4 第1表に示した界面活性剤、イオン交換水、醗酵多糖類
水溶液、合成樹脂粉末の所定量を用いて次の様して水性
樹脂分散体を得た。
ノニオン界面活性剤をイオン交換水に溶解し、合成樹脂
粉末を少量ずつ投入し攪拌混合した。ノニオン界面活性
剤を使用しない場合は、イオン交換水に合成樹脂粉末を
直接投入し攪拌混合する。
30分後、それらに醗酵多糖類水溶液を添加混合し、さ
らに2時間攪拌した後、イオン交換水を更に加えて不揮
発分20%の水性樹脂分散体を得た。
比較例1 醗酵多糖類水溶液に替えてメチルセルロース水溶液を用
いた以外は実施例と同様な操作を行った。
試験方法 1)分散性 目視にて、上澄み・沈澱の有無を確認した。
2)粘度 B型粘度計を使用し25℃にて測定した。
3)経時分散安定性 1ケ月間室温にて静置し、目視にて上澄み・沈澱の有無
を確認した。
[発明の効果] 本発明の水性樹脂分散体は合成樹脂が醗酵多糖類で分散
されているので、従来の多糖類で分散された水性樹脂分
散体に比べて著しく経時分散安定性に優れるという格別
顕著な効果を奏する。
代理人 弁理士 高 橋  勝 利

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、醗酵多糖類で分散された合成樹脂の水性分散体。 2、醗酵多糖類が、ラムザンガムである請求項1記載の
    分散体。 3、界面活性剤を更に含有する請求項1または2記載の
    分散体。 4、合成樹脂粉末を多糖類で水性媒体中に分散させる水
    性樹脂分散体の製造方法において、多糖類として、醗酵
    多糖類を用いることを特徴とする水性樹脂分散体の製造
    方法。 5、醗酵多糖類が、ラムザンガムである請求項4記載の
    製造方法。 6、界面活性剤を更に併用する請求項4または5記載の
    製造方法。
JP2161227A 1990-06-21 1990-06-21 水性樹脂分散体及びその製造方法 Pending JPH0453834A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2161227A JPH0453834A (ja) 1990-06-21 1990-06-21 水性樹脂分散体及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2161227A JPH0453834A (ja) 1990-06-21 1990-06-21 水性樹脂分散体及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0453834A true JPH0453834A (ja) 1992-02-21

Family

ID=15731049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2161227A Pending JPH0453834A (ja) 1990-06-21 1990-06-21 水性樹脂分散体及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0453834A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005060505A (ja) * 2003-08-11 2005-03-10 Nippon Shokubai Co Ltd 分散体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005060505A (ja) * 2003-08-11 2005-03-10 Nippon Shokubai Co Ltd 分散体
JP4580156B2 (ja) * 2003-08-11 2010-11-10 株式会社日本触媒 分散体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0177158B1 (en) Thickening agents and the manufacture and use thereof
US20020193256A1 (en) Suspensions of particles in non-aqueous solvents
JPH0299574A (ja) 水溶性ポリマーのサスペンション及びその製造方法
JPH0655902B2 (ja) 水溶性ポリマー懸濁液
JPS63270786A (ja) フラクチャリング流体スラリー濃厚物および使用法
JP3149941B2 (ja) ヒドロキシエチルセルロースの水性懸濁液
JPH08511555A (ja) 安定な水性配合物および用途
CN106675210A (zh) 一种环保水性色浆及其制备方法
CN106833204A (zh) 一种室内用除甲醛抗菌环保水漆及其制备方法
KR100973618B1 (ko) 무분진 구리 피리티온 분산액
EP0758352B2 (en) Aqueous suspension of a cellulose ether, method for the production thereof, and composition
CN113647393A (zh) 含春雷霉素和喹啉铜的悬浮剂及其制备方法
CN111567517B (zh) 一种新型水性农药悬浮剂及其制备方法
JPH0453834A (ja) 水性樹脂分散体及びその製造方法
DE102012015022A1 (de) Verfahren zur Herstellung von Dispersionsfarben
CN1190464C (zh) 一种环保型水性彩瓦涂料及其制备方法
CN102876428B (zh) 一种以中空钴微粒为分散相的磁流变液
EP0042678B1 (en) Method of thickening
CN108251057B (zh) 磁力研磨液及其制备方法
JP2598646B2 (ja) ベントナイト粉末の分散方法
CN110745865A (zh) 微粒水基分散悬浮方法
JPH07242826A (ja) 貯蔵安定性の改良された変性シリコーン樹脂組成物及びそれからなるシーラント
US6410632B1 (en) Method for suspending borate particles in aqueous dispersions
JP2003268353A (ja) シリカ混合研磨分散液
JPH11512344A (ja) 溶液の形成方法