JPH0453736B2 - - Google Patents

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JPH0453736B2
JPH0453736B2 JP60159442A JP15944285A JPH0453736B2 JP H0453736 B2 JPH0453736 B2 JP H0453736B2 JP 60159442 A JP60159442 A JP 60159442A JP 15944285 A JP15944285 A JP 15944285A JP H0453736 B2 JPH0453736 B2 JP H0453736B2
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Jun Itani
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、回転枠が固定枠内で空気の力によ
つて浮上されて旋回される旋回窓に関し、特に、
その回転枠の浮上旋回性能の改善手段に関する。
〔従来の技術〕
旋回窓は、船舶等の外壁や操舵室の窓に取り付
けられるものであつて、ガラス板を高速回転させ
ることによりそこに付着した水滴等を遠心力で除
去せんとするものである。
第3図は、従来の旋回窓の例を示す部分断面正
面図である。第4図は、第3図の線−に沿う
部分断面図である。
従来の旋回窓1は、基本的には、船舶等の外壁
3等に取り付けられる固定枠5と、固定枠5内に
間隙13を残して回転自在に組み込まれ、例えば
ガラス板等の透明板9が取り付けられた回転枠7
と、間隙13内に空気を吹込み回転枠7を固定枠
5内で浮上させる空気吹込み穴15を備えた空気
吹込み手段と、回転枠5内で浮上された回転枠7
を回転駆動する誘導電動機22を備えた駆動手段
とから成る。
詳述すれば、船舶等の外壁3に固定枠5が取り
付けられる。固定枠5には、第4図に示すように
V字形の断面形状の凹状の内周面6を有する円筒
形である。この固定枠5の内側に回転枠7が位置
する。回転枠7は、固定枠5の内周面6と対応す
るV字形の縦断面形状の凸状の外周面8を有す
る。回転枠7は、その外周面8と固定枠5の内周
面6との間に間隙13を残して固定枠5内に組み
込まれている。従つて、回転枠7は、透明板9の
延びる平面内で回転自在である。そして回転枠7
の回転抵抗、即ち固定枠5の内周面6と回転枠7
の外周面8との間の摩擦抵抗を少なくするため
に、空気吹込み手段の空気の力によつて回転枠7
を固定枠5内で浮上させる。
この空気吹込み手段を説明すると、固定枠5の
V字形の内周面6を成す二つの斜内周面6a,6
bのそれぞれに、その周方向に分布して等間隔に
空気吹込み穴15が複数個ずつ形成されている。
この空気吹込み穴15は、その一方端が間隙13
に通じており、また他方端は空気供給パイプ17
を介してコンプレツサ(図示省略)に接続されて
いる。
誘導電動機22は、固定枠5を固定子側とし、
回転枠7を回転子側とするものである。即ち、固
定枠5には、固定子鉄心23が固定枠5の全周に
亘つて配列されており、この固定子鉄心23には
固定子巻線25が巻かれている。一方、回転枠7
には、円筒状の回転子鉄心27が、回転枠7と同
心円状に取り付けており、その上には銅板円筒2
9が設けられている。
動作を説明すると、コンプレツサを作動させ
て、空気供給パイプ17に圧縮空気を送り込む。
空気供給パイプ17に送られた空気は、空気吹込
み穴15を介して間隙13内に勢いよく吹込まれ
る。間隙13に勢いよく吹込まれた空気は、回転
枠7の外周面に当たり、そこに力を作用させる。
この力は、回転枠7を固定枠5から離れる方向に
作用し、従つて回転枠7は固定枠5内で浮上する
ことになる。尚、不所望な方向の分力、即ち回転
枠7の回転面に直交する分力は、2本の空気吹込
み穴15によつて互いに打ち消される。このよう
にして、回転枠7が、固定枠5内でバランス良く
回転自在に支持される。
そしてその状態で誘導電動機22を作動させる
と、回転枠7が回転する。第1図の矢印Aは、回
転方向の一例を示す。このようにして回転枠7が
回転すると、回転枠7に取り付けられた透明板9
も一緒に回転するため、透明板9上の水滴等は遠
心力により除去される。これにより、当該旋回窓
1を介して良好な視界を確保することができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述のような旋回窓1を種々試作したとろ、回
転枠7に対する浮上力が必ずしも十分でないこと
が分かつた。この場合、圧縮空気の供給空気圧お
よび消費空気量を増大させればある程度は浮上力
を増大させることができるけれども、そのように
するとコンプレツサや空気供給パイプ等を強化し
なければならないという別の問題が生じる。
また、旋回窓1を作動させた状態で船舶等が進
行方向を例えば急に変える等すると、回転枠7は
歳差運動を起こす。このことと上記浮上力が十分
でないことと相俟つて、回転枠7の外周面8と固
定枠5の内周面6とに固体接触(いわゆるカジ
リ)が生じ、これによつてそれぞれの内周面6や
外周面8の状態を悪化させて当該旋回窓1の浮上
旋回性能を悪化させたり寿命を短くしたりすると
いうような問題も生じた。
そこでこの発明は、上述のような問題点を改良
して回転枠の浮上旋回性能を更に改善した旋回窓
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
第1の発明に係る旋回窓は、空気吹込み手段と
して、固定枠のV字形の内周面を成す二つの斜内
周面のそれぞれに、その周方向にほぼ等間隔に分
布した複数個の空気吹込み穴から成る吹込み穴列
を3列備え、しかもその中央の吹込み穴列を構成
する空気吹込み穴をその両側の吹込み穴列を構成
する空気吹込み穴よりも大きくしており、かつ中
央の吹込み穴列を構成する空気吹込み穴間の中間
部分にその両側の空気吹込み穴列を構成する空気
吹込み穴を互いに中央の吹込み穴列に対してほぼ
対称に配置していることを特徴とする。
第2の発明に係る旋回窓は、空気吹込み手段と
して、固定枠のV字形の内周面を成す二つの斜内
周面のそれぞれに、その内周面にほぼ等間隔に分
布した複数個の空気吹込み穴から成る吹込み穴列
を3列備え、しかもその中央の吹込み穴列を構成
する空気吹込み穴をその両側の吹込み穴列を構成
する空気吹込み穴よりも大きくしており、かつ中
央の吹込み穴列を構成する空気吹込み穴間の中間
部分にその両側の空気吹込み穴列を構成する空気
吹込み穴を互いに中央の吹込み穴列に対してほぼ
対称に配置しており、かつ当該旋回窓は、前記各
吹込み穴列に供給される圧縮空気に霧状の水を混
合する霧水混合手段を更に備えることを特徴とす
る。
〔作用〕
第1の発明に係る旋回窓においては、固定枠の
V字形の内周面を成す二つの斜内周面のそれぞれ
に設けられた3列の吹込み穴列から、回転枠の外
周面との間の間隙内に空気が吹込まれる。その場
合、斜内周面の吹込み穴列を3列とし、しかもこ
の3列の吹込み穴列を構成する空気吹込み穴の大
きさおよび位置の関係を前記のように工夫してい
るため、間隙内の空気圧分布が大幅に改善され、
これによつて供給空気圧や消費空気量を増大させ
なくても回転枠に対する浮上力が大幅に向上す
る。
第2の発明に係る旋回窓においては、更に、霧
水混合手段を備えているため、前記間隙がその全
周に亘つて霧状の水によつて湿潤状態にされる。
そしてこの水分が潤滑材の作用をするため、回転
枠が固定枠に近接するようなことになつても、固
定枠の内周面と回転枠の外周面との固体接触が防
止される。
〔実施例〕
第1図は、この発明の一実施例に係る旋回窓の
部分断面図である。第2図は、第1図の吹出し穴
列を示すための固定枠の部分斜視図である。第2
図においては、説明に関係のない部分は省略して
いる。以下においては、上記従来例と異なる構成
に付いて述べる。
この実施例の旋回窓11では、固定枠5がV字
形の縦断面形状を有する凸状の内周面6を有する
ように形成されている。また、回転枠7は、固定
枠5の内周面6に対応するV字形の縦断面形状の
凹状の外周面8を有している。そして上記従来例
と同様に、内周面6と外周面8との間には間隙1
3が形成されており、回転枠7が回転自在に固定
枠5内に組み込まれている。
次に、この実施例の空気吹込み手段を説明す
る。第2図も参照して、固定枠5のV字形の内周
面6を成す二つの斜内周面6a,6bのそれぞれ
に、その周方向にほぼ等間隔に分布した複数個の
空気吹込み穴401〜403からそれぞれ成る3
列の吹込み穴列41〜43が形成されている。そ
してこの例では、中央の吹込み穴列41を構成す
る空気吹込み穴401は、その両側の吹込み穴列
42,43を構成する空気吹込み穴402,40
3よりも穴径を大きくしており、例えば前者の直
径は0.4mmφであり、後者の直径は0.3mmφであ
る。またこの例では、吹込み穴列41を構成する
空気吹込み穴401間の中間部分に吹込み穴列4
2,43を構成する空気吹込み穴402,403
を互いに吹込み穴列41に対してほぼ対称に配置
している。
上記斜内周面6a,6bの吹込み穴列41〜4
3は、固定枠5内に同じく全周に延びて形成され
ている二つの通風路45a,45bにそれぞれ接
続されている。この通風路45a,45bは、1
個所に設けられた濾過器46a,46bを介して
空気供給パイプ17に通じており、当該空気供給
パイプ17はコンプレツサ、ブロワ等の圧縮空気
源(図示省略)に接続される。
次に駆動手段について述べる。駆動手段として
の誘導電動機22は、間隙13に対してほぼ中央
に設けられている。即ち、固定枠5の凸状をした
内周面6の頂部付近に固定子鉄心23および固定
子巻線25が設けられ、これらによつて誘導電動
機22の固定子30が形成されている。尚、固定
子巻線25はモールドされているので図には表れ
ていない。また、回転枠7の凹状した外周面8の
底部付近に、表面に銅めつき層28が形成された
回転子鉄心27が設けられ、誘導電動機22の回
転子31が形成されている。
尚、この例では、固定枠5は、枠56、板ばね
58および枠60を介して外壁3に固定されてい
る。また、OTは旋回窓11の外側(船外側)
を、INは内側(船内側)を、DNは下側を示す。
動作を説明すると、例えばコンプレツサを作動
させて空気供給パイプ17に圧縮空気ARを送り
込む。空気供給パイプ17に送り込まれた空気
は、2つの濾過器46a,46bによつて濾過さ
れて通風路45a,45bに送り込まれる。通風
路45a,45bは固定枠5の全周の延びる環状
の通路であり、そこに送り込まれた空気はその中
を循環して通風路45a,45b内に一様に分散
される。このように一様に分散した空気は、通風
路45a,45bに沿つて設けられた吹込み穴列
41〜43からその全周に亘り一様に間隙13内
に勢いよく吹込まれる。間隙13内に吹込まれた
空気は、従来例と同様に回転枠7の外周面8にバ
ランス良く力を作用させて、回転枠7を固定枠5
内で浮上させる。更に、間隙13に送り込まれた
空気は、間隙13内を両外方向に流れてその外部
へ放出される。
このようにして固定枠5内で浮上して支持され
た回転枠7は、従来例と同様に、誘導電動機22
によつて回転駆動され、透明板9に付着した水滴
等が遠心力によつて除去される。これにより、雨
や波しぶきが船舶等にかかつても旋回窓11を介
して良好な視界を確保することができる。この場
合、誘導電動機22の回転速度は、例えば500〜
800rpm程度である。
この場合、固定枠5の斜内周面6a,6bの吹
込み穴列をそれぞれ3列の吹込み穴列41〜43
としたことによつて、圧縮空気の供給圧力、消費
空気量を従来例と同じ条件(例えばそれぞれ0.4
〜0.6Kg/cm2G,4/sec)とした場合でも、回
転枠7に対する浮上力が前述した従来例の約2.5
倍に向上することが試作機により確かめられた。
これは、3列の吹込み穴列の内、中央の吹込み穴
列41を構成する穴径の大きい空気吹込み穴40
1から噴出する空気が主として回転枠7に対する
浮上力を生じさせる働きをし、その外側の2列の
吹込み穴列42,43を構成する穴径の小さい空
気吹込み穴402,403から噴出する空気(こ
れは穴径が小さいため中央の空気吹込み穴401
から噴出する空気よりも圧力が高い)が主として
シール作用をして中央の吹込み穴列41の噴出空
気圧の逸散を抑制し、それによつて固定枠5と回
転枠7間の間隙13の空気圧分布が大幅に改善さ
れることによるものと考えられる。
この場合、固定枠5の斜内周面6a,6bのそ
れぞれに設ける吹込み穴列41〜43を構成する
空気吹込み穴401〜403は、例えば第2図に
示すように、中央穴401を大きく、外側の穴4
02,403を小さくする方が、消費空気量を少
なくしつつ大きな浮上力が得られるので好まし
い。また、各吹込み穴列41〜43を構成する空
気吹込み穴401〜403の相互の位置関係は、
例えば第2図に示すように、中央の吹込み穴列4
1を構成する空気吹込み穴401間の中間部分に
その両側の吹込み穴列42,43を構成する空気
吹込み穴402,403を互いに中央の吹込み穴
列41に対してほぼ対称に位置する方が、中央部
の吹込み穴列41の空気圧の逸散を少なくする観
点から好ましい。
ところで、この旋回窓11においては、前記吹
込み穴列41〜43に供給される圧縮空気ARに
霧状の水を混合する霧水混合手段を更に備えてい
る。即ち第1図を参照して、通風路45a,45
bの入口部に気化器50が設けられており、当該
気化器50は、常圧の清水が供給される通水路5
4と、当該通水路54に通じていて通風路45
a,45bにそれぞれ向く二つのノズル52a,
52bを備える。
上記のような気化器50においては、通水路5
4に供給する水の圧力を特にかけなくても、ノズ
ル52a,52bの先の部分を通過する空気の流
れによりそこから水が吸い出されて霧状になり、
これが当該空気に混合されて通風路45a,45
bの全周に行き亘り、その結果、前記吹込み穴列
41〜43からは霧状の水分を含んだ空気が間隙
13内に吹込まれる。この場合、水を霧状にする
のは、当該水分を吹込み穴列41〜43の全周に
万遍なく行き渡らせるためであり、もし霧状にし
ないと水が全周に行き渡らないし、よしんば行き
渡つたとしても当該水が間隙13内で渦を起こし
て回転枠7の回転に対する抵抗を生じさせるので
好ましくない。従つて更に詳しく言えば、間隙1
3に供給する水は、細かい霧状にして、間隙13
を必要最少限度に湿潤潤滑させるようにするのが
好ましい。そのため、例えば気化器50にニード
ルを設けて、空気内に混合する霧状の水の量、大
きさ等を調整するようにしても良い。
上記のようにして間隙13内に供給された霧状
の水によつて、当該間隙13は、具体的には固定
枠5の内周面6および回転枠7の外周面8は、そ
の全周に渡つて万遍なく湿潤状態にされる。そし
てこの水分が潤滑材の作用をするため、回転枠7
が歳差運動を起こした場合等において回転枠7が
固定枠5に近接するようなことになつても、固定
枠5の内周面6と回転枠7の外周面8とに固体接
触(カジリ)が生じるのが防止さる。更に、当該
水分により、間隙13に付着する塩分等のゴミを
洗い流すと共に、油蒸気や塩分を洗い流してそれ
らが空気吹込み穴401〜403を塞ぐのを防止
することができ、それによつて回転枠7の良好な
浮上旋回性能をより長期間に亘つて確保すること
ができるようになる。
尚、上記のように圧縮空気内に霧状の水を混合
させる場合は、旋回窓の内側INに水分が飛散し
ないような手段を講じるのが好ましい。そのため
この例では、枠56の、間隙13の内側INへの
出口部分の円周上に排出口66を設けており、内
側INに放出された湿つた空気を当該排出口66
およびそれにつながる排出路68を通して外部へ
排出するようにしている。更にこの例では、枠5
6に対して開閉自在な枠70にガラス板等の固定
透明板76を取り付け、両枠56,70間に円周
に延びる通風路72および間隙74を設け、更に
通風路72を通風路64で濾過器46bの前段に
導いている。そして、圧縮空気ARとして乾燥空
気を用い、これを間隙74から透明板9と固定透
明板76とで囲まれる領域内に吹込んでいる。こ
れによつて、透明板9および固定透明板76の曇
り止めを行うと共に、間隙78からの湿つた空気
を排出口66内に押し込むようにしている。
最後に、上記実施例では、固定枠5が凸状で回
転枠7が凹状のものを示したが、これに限ること
なくそれぞれの断面が対応していればその逆であ
つても良い。また、駆動手段として固定枠5と回
転枠7とに組み込まれた誘導電動機22を示した
が、これに限ることなく、回転枠7に羽根等を設
けそれに空気を吹き付けて回転させるように構成
しても良い。
〔発明の効果〕
以上のように第1の発明によれば、空気吹込み
手段を構成する空気吹込み穴の大きさおよび位置
の関係を上記のようにしたので、固定枠と回転枠
間の間隙の空気圧分布が大幅に改善され、その結
果、供給空気圧や消費空気量を増大させることな
く、回転枠に対する大きな浮上力が得られる。従
つて、振動等に対しても回転枠を安定して良好に
旋回させることができると共に、大口径の旋回窓
の製作も可能となる。
また第2の発明によれば、上記第1の発明の効
果に加えて更に、万一歳差運動等によつて回転枠
が固定枠に近接するようなことになつても、固定
枠の内周面と回転枠の外周面との固体接触が防止
されるという効果が得られる。これによつて、安
定した性能が得られると共に、当該旋回窓の寿命
が大幅に延ばされる。また、圧縮空気に混合され
た霧状の水によつて固定枠と回転枠間の間隙に付
着する塩分等のゴミを洗い流すと共に、油蒸気や
塩分を洗い流してこれらが空気吹込み穴を塞ぐの
を防止することができ、それによつて回転枠の良
好な浮上旋回性能をより長期間に亘つて確保する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係る旋回窓の
部分断面図である。第2図は、第1図の吹出し穴
列を示すための固定枠の部分斜視図である。第3
図は、従来の旋回窓の例を示す部分断面正面図で
ある。第4図は、第3図の線−に沿う部分断
面図である。 5……固定枠、6……内周面、6a,6b……
斜内周面、7……回転枠、8……外周面、9……
透明板、13……間隙、22……誘導電動機、4
1〜43……吹込み穴列、401〜403……空
気吹込み穴。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 V字形の断面形状の内周面を有する円筒形の
    固定枠と、固定枠のV字形に対応するV字形の断
    面形状の外周面を有し、当該外周面と固定枠の内
    周面との間に間隙を残して固定枠内に回転自在に
    組み込まれ、透明板が取り付けられた回転枠と、
    前記間隙に圧縮空気を吹込むことにより回転枠を
    固定枠内で浮上させる空気吹込み手段と、固定枠
    内で浮上された回転枠を回転駆動する駆動手段と
    を備える旋回窓において、前記空気吹込み手段
    は、固定枠のV字形の内周面を成す二つの斜内周
    面のそれぞれに、その周方向にほぼ等間隔に分布
    した複数個の空気吹込み穴から成る吹込み穴列を
    3列備え、しかもその中央の吹込み穴を構成する
    空気吹込み穴をその両側の吹込み穴列を構成する
    空気吹込み穴よりも大きくしており、かつ中央の
    吹込み穴列を構成する空気吹込み穴間の中間部分
    にその両側の空気吹込み穴列を構成する空気吹込
    み穴を互いに中央の吹込み穴列に対してほぼ対称
    に配置していることを特徴とする旋回窓。 2 V字形の断面形状の内周面を有する円筒形の
    固定枠と、固定枠のV字形に対応するV字形の断
    面形状の外周面を有し、当該外周面と固定枠の内
    周面との間に間隙を残して固定枠内に回転自在に
    組み込まれ、透明板が取り付けられた回転枠と、
    前記間隙に圧縮空気を吹込むことにより回転枠を
    固定枠内で浮上させる空気吹込み手段と、固定枠
    内で浮上された回転枠を回転駆動する駆動手段と
    を備える旋回窓において、前記空気吹込み手段
    は、固定枠のV字形の内周面を成す二つの斜内周
    面のそれぞれに、その周方向にほぼ等間隔に分布
    した複数個の空気吹込み穴から成る吹込み穴列を
    3列備え、しかもその中央の吹込み穴列を構成す
    る空気吹込み穴をその両側の吹込み穴列を構成す
    る空気吹込み穴よりも大きくしており、かつ中央
    の吹込み穴列を構成する空気吹込み穴間の中間部
    分にその両側の空気吹込み穴列を構成する空気吹
    込み穴を互いに中央の吹込み穴列に対してほぼ対
    称に配置しており、かつ当該旋回窓は、前記各吹
    込み穴列に供給される圧縮空気に霧状の水を混合
    する霧水混合手段を更に備えることを特徴とする
    旋回窓。
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JPS5457053A (en) * 1977-10-15 1979-05-08 Ichirou Matsubara Gas lubricating type bearing
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