JPH0453707B2 - - Google Patents

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JPH0453707B2
JPH0453707B2 JP62285774A JP28577487A JPH0453707B2 JP H0453707 B2 JPH0453707 B2 JP H0453707B2 JP 62285774 A JP62285774 A JP 62285774A JP 28577487 A JP28577487 A JP 28577487A JP H0453707 B2 JPH0453707 B2 JP H0453707B2
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JP
Japan
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ink
image
ink ejection
ejection system
spray gun
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JP62285774A
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JPH01127357A (ja
Inventor
Masahiko Akashi
Toshio Sato
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Fuji Eito Kk
Original Assignee
Fuji Eito Kk
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Publication date
Application filed by Fuji Eito Kk filed Critical Fuji Eito Kk
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Publication of JPH01127357A publication Critical patent/JPH01127357A/ja
Publication of JPH0453707B2 publication Critical patent/JPH0453707B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、機械的な拡大機構およびインク噴射
装置を用いて書画像を任意の記録媒体上に拡大転
写する拡大印写装置に係り、特に、反射光および
透過光の双方で観察でき、しかも解像度の高い巨
大な展示シートを製造し得る拡大印写装置に関す
る。
〔従来の技術および問題点〕
従来の拡大印写装置は、第1図に示すように、
例えば円筒状に巻かれた原稿1上の書画像を光電
変換装置2および検出装置3によつて写真電送の
ように光学的に走査して画像信号を取り出し、こ
の画像信号を制御装置4を介して電磁弁5に供給
し、書画像の濃淡に応じて変化する画像信号を電
磁弁5の開度に変換する。
一方、上記原稿1と同期して一体的に回転する
転写ドラム6の表面には紙などの記録媒体7が巻
着されており、この記録媒体7に対向して、イン
クタンク8および上記電磁弁5を介して圧縮空気
タンクなどの圧力気体源9にそれぞれ接続された
インクスプレーガン11が配設されている。そし
て、原稿1および記録媒体7を例えば矢印a方向
に同期して回転させ、前記光電変換装置2を矢印
b方向(原稿が形成する円筒の軸線方向)に少し
ずつ連続的に動かすと共に、インクスプレーガン
11を矢印c方向(矢印a方向と同方向)に、か
つ光電変換装置と比較して拡大倍率倍の速度で移
動させると、インクスプレーガン11は、転写ド
ラム上の記録媒体7に対して、旋盤でねじを切る
ように二次元的に螺旋状に走査し、その上にイン
クによつて原稿1の拡大像を印写する。なお、上
記拡大倍率は、像の歪をなくすためには、記録媒
体7と原稿1とが形成する円筒の直径比とすべき
ことは勿論であり、また、カラー画像を印写する
ときには、シアン、マゼンタ、イエローおよび要
すれば墨色の各々に対応するインク噴射装置を原
稿1および転写ドラムの6の円周方向(主走査方
向)又は軸線方向(副走査方向)に沿つて連設す
ればよい。さらにまた、画像信号をインクスプレ
ーガン11にいわゆるオンラインで供給せず、検
出装置3からの出力信号を磁気テープやハードデ
イスク等のメモリー(図示せず)に一旦蓄積して
から制御装置4に供給する場合もある。
しかして、上記した拡大印写装置において、転
写ドラム6の1回転あたりのインクスプレーガン
11の副走査方向への移動量、すなわちねじりの
リードに相当する量(以下単にリードという)
は、他のパラメータとは独立に設定し得る量であ
るが、このリードを小さくすると、得られる拡大
転写像の解像度が高まり鮮明な像が得られるが、
インクスプレーガン11の走査時間、すなわち拡
大転写像を完成させるのに要する時間が長くな
る。逆に、リードを大きくすると、インクスプレ
ーガンの走査時間は短くなるが、得られた拡大転
写像は目が粗くなる。このように、従来の拡大印
写装置においては、拡大転写像の解像度とインク
スプレーガンの走査時間が比例する、という不都
合がある。
一方、上記拡大印写装置は、例えば広告用ポス
ターなどの反射光で観察すべき展示シートを製造
するための装置であるが、例えば透明な記録媒体
上に同じ拡大転写像を2回吹付けることにより、
ライトボツクスに装着して透過光で観察する展示
シートを製造することができる。それは、反射光
で観察すべき展示シートにおいては、外光が展示
シートの表面のインク層を透過して通常は白紙で
ある記録媒体の表面で反射し、再びインク層を透
過して肉眼に入射したとき、すなわち、2重のイ
ンク層を透過したと等価な光線が肉眼に入射した
とき拡大転写像が自然に見えるようにインクの濃
度が設定されているからである。
しかしながら、もう1回余分に転写を行うこと
はインクスプレーガンの走査時間が倍増すること
になるし、また、一般にライトボツクスに装置さ
れた透過型の展示シートは、ライトボツクスが点
灯されない昼間は書画像の色が不自然に濃くなり
展示シートとして機能できない、という別の不都
合がある。
〔発明の目的〕
そこで、本発明の目的は、反射光および透過光
の双方で観察し得る展示シートを製造でき、しか
も同じ走査時間で得られる拡大印写像の解像度を
高めることができ、あるいは得られる拡大転写像
の解像度を低下させずにインクスプレーガンの走
査時間を短くし得る拡大印写装置を提供するにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明は、書画像
の原稿を2次元的かつ光学的に走査して取り出さ
れた、少なくともイエロー、マゼンタおよびシア
ンの3色の画像信号のそれぞれに対応して設けら
れ、電磁弁を介して圧力気体源に、また対応する
色のインクタンクに接続されたインクスプレーガ
ンの複数、および、画像信号を受信し、これを弁
駆動信号に変換して対応するインクスプレーガン
の電磁弁に供給し、画像の濃淡に応じて電磁弁の
開度を調節する制御装置の複数を有するインク噴
射系と、原稿における走査と同様に、複数のイン
クスプレーガンの相互の位置関係を一定に保つた
状態で、これらを記録媒体上で1回の主走査毎に
副走査方向に1リード分移動させることにより2
次元的に走査させる機械的な拡大機構とを有する
ものにおいて、n(n:2以上の正整数)個のイ
ンク噴射系によつて構成されたインク噴射系群の
少なくともn個と白色インクスプレーガンとを設
け、各インク噴射系群における2個のインク噴射
系を、それぞれの走査線が副走査方向において
1/nリードずつずれるように配設すると共に、
上記の少なくとも2個のインク噴射系群のうち1
個を反射光で観察する書画像を描出する第1イン
ク噴射系群として、他をこの第1インク噴射系群
によつて描出された書画像の濃度を増大させる第
2インク噴射系群としてそれぞれ指定し、これら
のインク噴射系群を、それぞれが描出する書画像
が相互に合致して積層されるように配設し、ま
た、これら第1および第2インク噴射系群の間に
配設された白色インクスプレーガンからの白色イ
ンク層を、第1インク噴射系群による画像層と第
2インク噴射系群による画像層との間に介在せし
めるようにしたことを特徴とする 〔実施例〕 以下本発明の実施例を第2図乃至第5図を参照
して説明する。
第2図において符号10は前記原稿1を巻き付
ける原稿ドラムを、符号6は転写ドラムをそれぞ
れ示し、これらのドラム6,10は、例えば同軸
かつ一体的に結合されているものとする。
上記転写ドラム6の外表面近傍には、その母線
に平行なガイドロツド12が設けられており、こ
のガイドロツド12には、スプレーガン台13が
ガイドロツド12に沿つて移動可能に支持、案内
されている。また、ガイドロツド12の近傍には
これと平行な送りねじ杆14が延在しており、こ
の送りねじ杆の一端はパルスモータ15の出力軸
に同軸かつ一体的に結合されている。さらにま
た、上記スプレーガン台13に結合されたハーフ
ナツト16が上記送りねじ杆14と螺合してい
る。
上記した構成により、送りねじ杆14が回転す
るとスプレーガン台13は副走査方向(第2図で
左右方向)に移動することになる。
上記送りねじ杆14の回転を制御するため、転
写ドラム6の回転軸にロータリーエンコーダ17
が連結されており、このロータリーエンコーダ1
7の出力パルスが、分周回路を有する回転制御装
置18を介して、パルスモータ15に供給され
る。その結果、スプレーガン台13は転写ドラム
6の回転角に比例する長さ分副走査方向に移動す
る。すなわち、スプレーガン台13上に図示しな
い基準点を想定とすると、前記したように、この
基準点は転写ドラム6の外表面を螺旋状の走査線
に沿つて平面的に走査する。なお、この走査線の
リード、すなわち転写ドラム6の1回転あたりの
スプレーガン台13副走査方向への移動量は、上
記回転制御装置18における分周の度合を調整す
ることにより任意に設定することができる。
上記スプレーガン13には、少なくとも2個
(第2図示の実施例では2個)のインク噴射系群
19−1,19−2と、これらのインク噴射系の
間に配設された白色インクスプレーガン20とが
装着されている。
各インク噴射系群19は、第3図に示すよう
に、n(n:2以上の正の整数、図示の実施例で
はn=2)個のインク噴射系21,21から構成
されている。さらに、各インク噴射系21は、カ
ラー書画像を描出できるようにそれぞれイエロ
ー、マゼンタ、シアンおよび墨色(黒)インクを
噴射するイエロースプレーガン11−y、マゼン
タスプレーガン11−m、シアンスプレーガン1
1−cおよび墨色スプレーガン11−blを有して
いる。
また、各インク噴射系19におけるインクスプ
レーガン11−y,11−m,11−cおよび1
1−blは、第2図示の実施例においては、走査線
に沿い、かつ転写ドラム6の円周方向においては
等角度間隔で配設されている。なお、第2図およ
び第3図示のインクスプレーガン11は何れも同
一の構成であるが、第3図においては、相互を区
別するため、インクスプレーガンを示す符号11
の次にハイフンを介して、それぞれ噴射するイン
クの色、所属するインク噴射系群および各インク
噴射系群における序数を上記の順にサフイツクス
として示す。すなわち、例えば符号11−y12
は、第1インク噴射系群に属する第2インク噴射
系のイエローインクを噴射するインクスプレーガ
ンを示す。
さらにまた、各インク噴射系群19における第
1および第2インク噴射系21−11および21
−12(21−21および21−22)の相互の
位置関係は、第1インク噴射系の走査線と第2イ
ンク噴射系のそれとが副走査方向において1/2リ
ードずれるように設定されている。第2図および
第3図示の実施例では、第1および第2インク噴
射系21−11,21−12(21−21,21
−22)の転写ドラム6の円周方向における角度
位置は同じに設定されているので、これらの副走
査方向における間隔X(第2図)は、lを走査線
のリード、Nを正整数として、X=l(N+1/
2)となるように設定されている。
一方、上記第1および第2インク噴射系群19
−1,19−2は、それぞれ同数のインク噴射系
21を有し相互に同じ構成であるが、後に明らか
になるように、このうち第1インク噴射系群19
−1は反射光で観察する書画像描出用に、また第
2インク噴射系群19−2は、第1インク噴射系
群19−1によつて描出された書画像の濃度を増
大させるためにそれぞれ使用される。
そして、これら第1および第2インク噴射系群
19−1,19−2の相互の位置関係は、第1イ
ンク噴射系群19−1における一のインク噴射系
21の走査線と、第2インク噴射系群19−2に
おいて対応するインク噴射系21のそれとが相互
に重合するように設定されている。第2図示の実
施例では、第1および第2インク噴射系群19−
1,19−2の転写ドラム6の円周方向における
角度位置は同じに設定されているので、これらの
副走査方向における間隔Yは、lを走査線のリー
ド、Pを正の整数として、Y=P・lとなるよう
に設定されている。
また、第1および第2インク噴射系群19−
1,19−2の間には、白色インクを連続的に噴
射する白色インクスプレーガン20が配設されて
いる。この白色インクスプレーガン20は、他の
インクスプレーガン11と同様に、白色インクタ
ンクに、および電磁弁を介して圧力気体源に接続
されている。
この白色インクスプレーガン20のインク噴射
系群に対する関係位置は、白色インクスプレーガ
ン20からの白色インク条が、第1インク噴射系
群19−1により描き出される書画像を塗りつぶ
していけるように、副走査方向において第1イン
ク噴射系群19−1の後方に位置するように設定
されている。なお、上記白色インク条の幅は、少
なくとも走査線の1リードはあるように設定する
ものとする。また、この白色インクスプレーガン
20およびその制御部材は、この拡大印写装置の
作動中、白色インクスプレーガン20が記録媒体
7に臨んでいるときには、連続的に白色インクを
噴射するように構成されている。
一方、前記原稿ドラム10には、転写ドラム6
に対するインク噴射系21,21と同じ位置関係
で、光電変換装置2が設けられている。
この光電変換装置2は、図面を明瞭にするた
め、またすでに公知であるため図示を省略する案
内装置および駆動装置により、原稿ドラム10の
近傍において副走査方向に移動可能に案内される
と共に、原稿ドラム10の1回転毎に副走査方向
にl/M(M分の1リード)(但しMはこの拡大印
写装置の拡大率)移動する。すなわち、光電交換
装置2は原稿ドラム10上の原稿をインクスプレ
ーガン11の走査速度1/Mの走査速度で螺旋状
に走査する。
上記光電変換装置2内には、第1および第2イ
ンク噴射系群19−1,19−2を構成する計16
個のインクスプレーガン11,11にそれぞれ対
応する計16個の図示しない光電変換素子が設けら
れており、これらの光電変換素子群は、インク噴
射系におけるスプレーガン群と同じ位置関係を保
ち、但し相互の間隔はスプレーガン群におけるも
のの1/Mにして、光電変換装置2を構成してい
る。
上記光電変換装置2における光電変換素子群の
出力信号のそれぞれは、第2図に示すように、対
応する検出装置3を介して、画像信号として噴射
系制御装置22に並列に供給され、この噴射系制
御装置22の対応する制御装置4および電磁弁5
の組によつて、弁開度信号Sとして対応するイン
クスプレーガン11に供給される。なお、第2図
および第3図においては、図面を明瞭にするた
め、インクスプレーガン11に接続される圧力気
体源およびインクタンクの図示を省略する。
〔作用〕
上記のように構成された本発明の一実施例によ
る本願拡大印写装置は、転写ドラム6に透明又は
半透明の記録媒体7を巻着し、後述のようにイン
ク噴射により展示シートを作成する。この透明又
は半透明の記録媒体として、例えば塩化ビニール
シートなどが好適で、得られた透明陽画のうち記
録媒体7が透明なものは、例えば乳白色のアクリ
ル樹脂板等の光拡散板と共に光源箱に装着し、半
透明でそれ自体光拡散機能があるものは、そのま
ま光源箱に装着して掲出する。なお、通常かかる
拡散印写装置に用いられるインクは水性インクで
あるから、記録媒体7の表面に予め高分子吸収剤
を塗着してインクが着き易くしておくか、あるい
はインクのベヒクル(vehicle)中に親塩ビ系の
添加剤を混入しておくのが望ましい。
しかして、本願印写装置の作動は、1個のイン
ク噴射系のみについて考えれば従来のものと変わ
るところはない。すなわち、第2図示の光電変換
装置2内の例えば第1インク噴射系群19−1の
第1インク噴射系21−11に対応する図示しな
い4個の光電変換素子は、原稿ドラム10に巻着
された原稿を2次元的に走査し、原稿を構成する
各画像点の墨色、シアン、マゼンタおよびイエロ
ーの濃淡を一定の経時的間隔、すなわち、当該画
像点が一の光電変換素子の真下から次の光電変換
素子の真下に移動する時間をおいて取り出し、こ
れらを、それぞれ検出装置3を介して、画像信号
として噴射系制御装置22に並列に供給する。
これら4色の画像信号を受信した噴射系制御装
置22は、各色に対応して設けられた制御装置4
および電磁弁5により、各色毎に画像信号を弁開
度信号Sに変換し、第3図に示すように、これら
墨色、シアン、マゼンタおよびイエローに対応す
る弁開度信号Sbl−11,Sc−11,Sm−11
およびSy−11を、それぞれ墨色インクタンク、
シアンインクタンク、マゼンタインクタンクおよ
びイエローインクタンクに接続された墨色インク
スプレーガン11−bl11、シアンスプレーガン
11−c11、マゼンタインクスプレーガン11
−m11およびイエローインクスプレーガン11
−y11に供給する。
すると、転写ドラム6がロータリーエンコーダ
17側から見て反時計方向に回転する場合、前記
原稿における画像点に対応する記録媒体7上の記
録部位は、第2図において下方から上方に移動
し、例えばイエロー、マゼンタ、シアンおよび墨
色の順にその色インクスプレーガンの下方を通過
し、原稿における当該画像点の各色の濃淡に比例
した量のインクの噴射を受ける。前記した拡大印
写装置の構成により、原稿の名画像点における各
色のサンプリング間隔と、記録媒体7上の記録部
位のインク噴射の時間的間隔は等しいから、原稿
の各画像点は色ずれなしに記録媒体7上に拡大転
写される。
転写ドラム6に装着された記録媒体7を展開し
て考えると、第4a図に示すように、第1インク
噴射系群19−1の第1インク噴射系21−11
は、記録媒体7に対し相対的に上方から斜め下方
に走査線23−11に沿つて主走査し、1回の主
走査毎に1リードl分横方向(右方)に副走査す
る。このように主走査と副走査とを繰返して記録
媒体7上を2次元的に走査する。
第1インク噴射系群19−1の第1インク噴射
系21−11が第2図である程度以上右方に移動
すると、同群第2インク噴射系21−12の走査
線23−12(第4b図)が記録媒体7と交叉す
るに至り、以後、第4b図に示すように、点線で
示す第2インク噴射系21−12の走査線23−
12が、実線で示す第1インク噴射系の走査線2
3−11,23−11間の空白部を埋めるように
走査していく。この第2インク噴射系21−12
に対応する光電変換素子の原稿における走査線
も、第1インク噴射系21−11のそれと1/
2Mリードずれていることは勿論である。
上記のようにして第1インク噴射系19−1に
よる書画像の描出が開始された後、スプレーガン
台13が第2図である程度以上右方に移動する
と、白色インクスプレーガン20の走査線が記録
媒体7と交叉するに至り、以後、白色スプレーガ
ン20が、第1インク噴射系群19−1によつて
描出された書画像の走査線に沿つて連続的に白色
インクを吹付けていくので、第4c図に示すよう
に、見かけ上第1インク噴射系群19−1による
書画像が白色インクによつて消されてゆく。
そして、スプレーガン台13が第2図で更に右
方に移動し、第2インク噴射系群19−2の第1
インク噴射系21−21の走査線23−21が記
録媒体7と交叉すると(第4c図)、第4d図お
よび第4e図に示すように、第2インク噴射系群
19−2が、第1インク噴射系群19−1により
噴射されたインク条の跡を白色インク層を介して
なぞるようにして同じ書画像を塗り重ねてゆく。
なお、第1インク噴射系群19−1と白色イン
クスプレーガン20、および白色インクスプレー
ガン20と第2インク噴射系群19−2との副走
査方向における間隔を適切に設定し、第1インク
噴射系群19−1または白色インクスプレーガン
から噴射されたインクが充分乾燥し、あるいは乾
燥したと見なされた後、白色インクスプレーガン
20または第2インク噴射系群19−2からのイ
ンクがその上に付着するようにするのが望まし
い。
また、得られた書画像を記録媒体7を通して観
察する場合、すなわち転写ドラムに接する面の側
から書画像を見る場合には、左右が反転するの
で、インク噴射系21に供給する画像信号は左右
を反転させた原稿から取り出す。図示の実施例の
ようにいわゆるオンラインで画像信号を取り出す
ときには、原稿1が透明陽画である場合には原稿
1を裏返して原稿ドラム10に装着し、カラープ
リント等の陽画の場合には、ネガを裏返して焼い
たものを原稿ドラムに装着する。一方、得られた
書画像を上記とは反対側から観察する場合、すな
わち記録媒体7のインクを噴射した面の側から書
画像を見る場合には、左右の反転がない代りに第
2インク噴射系群19−2による書画像が上にな
り、次に述べるように反射光ではこの第2インク
噴射系群19−2による像が見えるので、前記し
た第1および第2インク噴射系群19−1,19
−2の機能が相互に入れ替わることになる。しか
しながら、前記したようにこれらのインク噴射系
群19−1,19−2の構成は相互に同一である
から、この場合にはインク噴射系群の第1および
第2の序数を入れ替えて考えればよい。
第2インク噴射系19−2が走査を終了したと
き得られる展示シートは、第5図に示すように、
透明あるいは半透明の記録媒体7の一面に、白色
インク層24を介して、第1インク噴射系群19
−1による画像層25−1と第2インク噴射系群
19−2による画像層25−2とが相互に合致し
て積層されたものになる。
この展示シートは、記録媒体7が透明である場
合には乳白アクリル樹脂板などの光拡散板を介し
て、記録媒体が半透明である場合には直接に、例
えば多数の蛍光灯を並設した大型のライトボツク
スに装着して掲出する。
このライトボツクスは、明るい昼間は点灯しな
いものとする。すると、昼間は、外光が第1イン
ク噴射系群19−1による画像層25−1を透過
し、その裏面側の白色インク層24で反射して再
び上記画像層を透過して肉眼に入射する。すなわ
ち、この展示シートは反射光で観察する展示シー
ト、例えば広告用ポスターとして機能する。
一方、夜間には上記ライトボツクスを点灯す
る。すると、通常夜間には外光はないとみなして
もよいから、肉眼に入射するのは、第2インク噴
射系群19−2による画像層25−2、白色イン
ク層24および第1インク噴射系群19−1によ
る画像層25−1を透過したライトボツクスから
の光のみである。この光は光拡散板あるいは記録
媒体7自体で拡散されているから指向性はない。
すなわち、夜間はこの展示シートは透過光で観察
する透明陽画として機能する。
なお、上記白色インク層24は白色顔料の微細
な粒子が点在する薄い層であるから、光の反射お
よび透過が生じることは勿論である。
また、こ展示シートは必ずしもライトボツクス
に装着する必要はなく、そのまま掲出すれば、例
えば広告ポスターなどの反射光で見る展示シート
として機能する。
〔他の実施例〕
なお、本発明を実施するにあたつては、図示の
実施例に限定されることなく、種々に変形して実
施することができる。
例えば、図示の実施例による拡大印写装置にお
いては第2インク噴射系群19−2を1個設ける
ものとしたが、これは2個以上設けてもよい。す
なわち、前記した理由により、反射光で観察すべ
き画像用のインクを用いて透明陽画を作成すると
きには、第1インク噴射系群19−1による書画
像の濃度を増大させるための第2インク噴射系群
19−2は理論上1個あればよい。しかしなが
ら、展示シートを装着すべき光源箱の明るさやイ
ンクの濃さ、あるいは書画像の図柄に応じて色の
濃さを高めたいときには2個以上の第2噴射系群
19−2を設ける。
また、図示の実施例におけるインク噴射系群1
9はそれぞれ2個のインク噴射系を有するものと
したが、これは2個に限らずn個(nは2以上の
正整数)であつてもよい。しかして、nの値が大
きい場合、副走査方向における解像度はn倍に向
上するが、一般に拡大印写装置は遠方から観察さ
れるので、副走査方向の解像度のみを高めても意
味がない。かかる場合には、拡大印写像の走査線
間ピツチ(1/nリード)を必要な値に設定すれ
ば、リードが大きくなるので、走査時間が短縮さ
れる。
さらにまた、図示の実施例で記録媒体7におけ
る走査と原稿1のそれとを同時に行い、インク噴
射系に対する画像信号の供給をいわゆるオンライ
ンで行うものとしたが、前記したように、予め原
稿の走査のみを行つて画像信号を磁気テープ等に
蓄積したおき、インク噴射系21による記録媒体
7の走査時、記憶装置から画像信号をインク噴射
系に供給するようにしてもよい。このようにすれ
ば、文字入れや画面合成、あるいははめ込み等の
画像処理を、画像信号の処理によつて行える、と
いう別の利点が生じる。
また、図示の実施例では、白色インク層24を
記録媒体7の全面にわたつて形成するものとし
た。これは記録媒体7が透明である場合には必要
なことであつて、墨色、シアン、マゼンタおよび
イエローに対応する前記弁開度信号Sbl,Sc,
SmおよびSyがいずれも零である書画像の白色の
部分は、白色インクを噴射しておかないと素抜け
てしまう。しかしながら、記録媒体7が半透明で
ある場合には、記録媒体7の地色が白色である場
合が多く、かかる場合に更に白色インクを噴射す
ると、特に透過光で観察するとき輝度が減少す
る。
かかる不都合を解消するため、記録媒体7が半
透明で地色が白の場合には、書画像の白色の部分
には白色インクを選択的に噴射しないようにして
もよい。そうするには、画像信号がアナログ信号
である場合には、例えば各色の画像信号をアナロ
グ−デジタル変換器を通してデジタル化し各色各
次の信号をオア回路に並列に供給して、このオア
回路の出力があるときにのみ白色インクを噴射す
るようにすればよい。
〔効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明は、反
射光で観察する書画像を描出する第1インク噴射
系群に、第1インク噴射系群と同一構成の第2イ
ンク噴射系群の少なくとも1個と白色インクスプ
レーガンとを併設し、第1および第2インク噴射
系群をそれぞれの走査線が相互に合致するように
配設して、これらが描出する書画像が相互に重合
するようにすると共に、第1インク噴射系群によ
る書画像と第2インク噴射系のそれとの間に白色
インク層を介在させるようにしたので、得られる
展示シートは、白色インク層が反射層となつて第
1インク噴射系群による書画像を反射光で観察で
きるし、また、ライトボツクス等の光で裏面側か
ら照明すれば、白色インク層は光を透過させるの
で透明陽画となる。したがつて、ライトボツクス
に装着された従来の透明陽画が昼間は展示シート
として機能しない、という不都合を解消できる。
また、各インク噴射系群において同一構成のイ
ンク噴射系をn個併設し、これらn個のインク噴
射系をそれぞれの走査線が副走査方向において
1/nリードずつずれるようにしたので、同じ走
査時間で得られる拡大印写像の解像度を高めるこ
とができ、あるいは得られる拡大印写像の解像度
を低下せずにインクスプレーガンの走査時間を短
縮することができる。
さらにまた、得られた展示シートを構成するの
はインクの顔料であるから、写真化学的に製造さ
れる従来の透明陽画と比較して、格段に耐退色性
および耐候性に富む。
また、複数のインク噴射系および白色インクス
プレーガンをほぼ同時に作動させるようにしたの
で、複数の画像層および白色インク層を積層させ
た展示シートを短時間に、すなわち記録媒体にお
ける1回の走査で得ることができる、など種々の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はインク噴射式拡大印写装置の概略構成
を示す線図的斜視図、第2図および第3図は本発
明の一実施例による拡大印写装置の要部を示す線
図、第4図はその作動を説明するための線図で、
図面を明瞭にするため走査線の傾斜およびリード
を拡大して示し、第5図は本発明の一実施例によ
る拡大印写装置により製造された展示シートの拡
大断面図である。 1……原稿、4……制御装置、5……電磁弁、
6……転写ドラム、7……記録媒体、8……イン
クタンク、9……圧力気体源、10……原稿ドラ
ム、11……インクスプレーガン、12……ガイ
ドロツド、13……スプレーガン台、14……送
りねじ杆、19……インク噴射系群、20……白
色インクスプレーガン、21……インク噴射系、
23……走査線、24……白色インク層、25…
…画像層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 書画像の原稿を2次元的かつ光学的に走査し
    て取り出された、少なくともイエロー、マゼンタ
    およびシアンの3色の画像信号のそれぞれに対応
    して設けられ、電磁弁を介して圧力気体源に、ま
    た対応する色のインクタンクに接続されたインク
    スプレーガンの複数、および、画像信号を受信
    し、これを弁駆動信号に変換して対応するインク
    スプレーガンの電磁弁に供給し、画像の濃淡に応
    じて電磁弁の開度を調節する制御装置の複数を有
    するインク噴射系と、原稿における走査と同様
    に、複数のインクスプレーガンの相互の位置関係
    を一定に保つた状態で、これらを記録媒体上で1
    回の主走査毎に副走査方向に1リード分移動させ
    ることにより2次元的に走査させる機械的な拡大
    機構とを有するものにおいて、n(n:2以上の
    正整数)個のインク噴射系によつて構成されたイ
    ンク噴射系群の少なくとも2個と白色インクスプ
    レーガンとを設け、各インク噴射系群におけるn
    個のインク噴射系を、それぞれの走査線が副走査
    方向において1/nリードずつずれるように配設
    すると共に、上記少なくとも2個のインク噴射系
    群のうち1個を反射光で観察する書画像を描出す
    る第1インク噴射系群として、他をこの第1イン
    ク噴射系群によつて描出された書画像の濃度を増
    大させる第2インク噴射系群としてそれぞれ指定
    し、これらのインク噴射系群を、それぞれが描出
    する書画像が相互に合致して積層されるように配
    設し、また、これら第1および第2インク噴射系
    群の間に配設された白色インクスプレーガンから
    の白色インク層を、第1インク噴射系群による画
    像層と第2インク噴射系群による画像層との間に
    介在せしめるようにしたことを特徴とする拡大印
    写装置。
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