JPH0453706B2 - - Google Patents

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JPH0453706B2
JPH0453706B2 JP62254354A JP25435487A JPH0453706B2 JP H0453706 B2 JPH0453706 B2 JP H0453706B2 JP 62254354 A JP62254354 A JP 62254354A JP 25435487 A JP25435487 A JP 25435487A JP H0453706 B2 JPH0453706 B2 JP H0453706B2
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JP
Japan
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ink
image
spray gun
ink jetting
white
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JP62254354A
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JPH0195053A (ja
Inventor
Masahiko Akashi
Toshio Sato
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Fuji Eito Kk
Original Assignee
Fuji Eito Kk
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Eito Kk filed Critical Fuji Eito Kk
Priority to JP62254354A priority Critical patent/JPH0195053A/ja
Publication of JPH0195053A publication Critical patent/JPH0195053A/ja
Publication of JPH0453706B2 publication Critical patent/JPH0453706B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、機械的な拡大機構およびインク噴射
装置を用いて、反射光および透過光の双方で観察
し得る巨大な展示シートを製造できる拡大印写装
置に関する。
〔従来の技術および問題点〕
展示シートは、反射光で観察するものと透過光
で観察するものとに大別される。
例えば広告用ポスターなどの前者においては、
外光が展示シート表面のインク層を透過して通常
は白紙のシート本体表面で反射し、再びインク層
を透過して肉眼に入射する。一方、後者は、例え
ばライトボツクスに拡散板を介して装着される透
明陽画シートであつて、ライトボツクス内の例え
ば蛍光灯の光線が、透明陽画シートを透過して肉
眼に入射する。
上述した視認メカニズムの相違により、例えば
鉄道駅のホームのライトボツクスに装着された広
告用の透明陽画シートは、蛍光灯を点灯しない昼
間は色が濃過ぎて展示シートとしての機能を充分
発揮し得ないし、これとは逆に、反射光で観察す
べき広告ポスターをライトボツクスに装着して光
を透過させた場合には、色が薄くてとても使いも
のにならない。
また、一般に大型の展示シートは高価であり、
さらにまた、特に写真化学的方法により製造され
た透明陽画は退色し易すく、長期間の掲出に耐え
ない、という不都合がある。
一方、本出願人が日常の業務、すなわち、反射
光で観察する展示シートの製造に実用している後
述の拡大印写装置は、顔料をベヒクル(vehicle)
に溶いたインクにより書画像を描出するので、得
られた展示シートは耐候性に富み、また、原稿を
拡大するので大型の展示シートを得ることができ
る。加えて、透明な記録媒体上にインク噴射によ
り書画像を描出し、さらにもう1回同一の書画像
をインク噴射により塗り重ねれば、透過光で観察
する透明陽画、それも大型のもの、を得ることが
できる。
しかしながら、この透明陽画も、反射光で見る
ときには色が濃過ぎるので、ライトボツクスに装
着して背面から照明しなければ展示用シートとし
て機能しない、という前記の不都合を解消するわ
けではないし、また、同一の書画像を2回描き出
すから、反射光で観察する展示シートより1回
分、ときには約1時間も余計に製造に時間がかか
る、という不都合が残る。
〔発明の目的〕
そこで、本発明の目的は、反射光および透過光
の双方で観察し得る大型の展示シートを短時間で
製造できる拡大印写装置を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕 上記の目的を達成するため、本発明は、書画像
の原稿を2次元的かつ光学的に走査して取り出さ
れた、少なくともイエロー、マゼンダおよびシア
ンの3色の画像信号のそれぞれに対応して設けら
れ、電磁弁を介して圧力気体源に、また対応する
色のインクタンクに接続されたインクスプレーガ
ンの複数、および、画像信号を受信し、これを弁
駆動信号に変換して対応するインクスプレーガン
の電磁弁に供給し、画像の濃淡に応じて電磁弁の
開度を調節する制御装置の複数を有するインク噴
射系と、原稿における走査と同様に、複数のイン
クスプレーガンの相互の位置関係を一定に保つた
状態で、これらを記録媒体上で1回の主走査毎に
副走査方向に1リード分移動させることにより2
次元的に走査させる機械的な拡大機構とを有する
ものにおいて、上記インク噴射系と同一構成のイ
ンク噴射系の少なくとも1個と、白色インクスプ
レーガンとを増設し、上記少なくとも2個のイン
ク噴射系のうち1個を反射光で観察する書画像を
描出する第1インク噴射系として、他をこの第1
インク噴射系によつて描出された書画像の濃度を
増大させる第2インク噴射系としてそれぞれ指定
し、これらのインク噴射系をそれぞれの走査線が
相互に合致するように配設して、各インク噴射系
が描出する書画像が相互に合致して積層されるよ
うにすると共に、これら第1および第2インク噴
射系の間に配設された白色インクスプレーガンか
らの白色インク層を、第1インク噴射系による書
画像と第2インク噴射系による書画像との間に介
在せしめるようにしたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
先ず、本出願人が日常の業務に実用しており、
また、本発明による拡大印写装置の母体でもある
従来の拡大印写装置の構成を簡単に説明すると、 従来の拡大印写装置は、第1図に示すように、
例えば円筒状に巻かれた原稿1上の書画像を光電
交換装置2および検出装置3によつて写真電送の
ように光学的に走査して画像信号を取り出し、こ
の画像信号を制御装置4を介して電磁弁5に供給
し、書画像の濃淡に応じて変化する画像信号を電
磁弁5の開度に変換する。
一方、上記原稿1と同期して一体的に回転する
転写ドラム6の表面には紙などの記録媒体7が巻
着されており、この記録媒体7に対向して、イン
クタンク8および上記電磁弁5を介して圧縮空気
タンクなどの圧力気体源9にそれぞれ接続された
インクスプレーガン11が配設されている。そし
て、原稿1および記録媒体7を例えば矢印a方向
に同期して回転させ、前記光電変換装置2を矢印
b方向(原稿が形成する円筒の軸線方向)に少し
ずつ連続的に動かすと共に、インクスプレーガン
11を矢印c方向(矢印c方向と同方向)に、か
つ光電変換装置と比較して拡大倍率倍の速度で移
動させると、インクスプレーガン11は、転写ド
ラム上の記録媒体7に対して、旋盤でねじを切る
ように二次元的に螺旋状に走査し、その上にイン
クによつて原稿1の拡大像を印写する。なお、上
記拡大倍率は、像の歪をなくすためには、記録媒
体7と原稿1とが形成する円筒の直径比とすべき
ことは勿論であり、また、カラー画像を印写する
ときには、シアン、マゼンタ、イエローおよび要
すれば、墨色の各々に対応するインク噴射装置を
原稿1および転写ドラムの6の円周方向(主走査
方向)又は軸線方向(副走査方向)に沿つて連設
すればよい。さらにまた、画像信号をインクスプ
レーガン11にいわゆるオンラインで供給せず、
検出装置3からの出力信号を磁気テープやハード
デイスク等のメモリー(図示せず)に一旦蓄積し
てから制御装置4に供給する場合もある。
しかして、本発明による拡大印写装置は、上記
した従来の拡大印写装置を母体にして、第2図の
ように構成されている。すなわち、 第2図において符号10は前記原稿1を巻き付
ける原稿ドラムを、符号6は転写ドラムをそれぞ
れ示し、これらのドラム6,10は、例えば同軸
かつ一体的に結合されているものとする。
上記転写ドラム6の外表面近傍には、その母線
に平行なガイドロツド12が設けられており、こ
のガイドロツド12には、スプレーガン台13が
ガイドロツド12に沿つて移動可能に支持、案内
されている。また、ガイドロツド12の近傍には
これと平行な送りねじ杆14が延在しており、こ
の送りねじ杆の一端はパルスモータ15の出力軸
に同軸かつ一体的に結合されている。さらにま
た、上記スプレーガン台13に結合されたハーフ
ナツト16が上記送りねじ杆14と螺合してい
る。
上記した構成により、送りねじ杆14が回転す
るとスプレーガン台13は副走査方向(第2図で
左右方向)に移動することになる。
上記送りねじ杆14の回転を制御するため、転
写ドラム6の回転軸にロータリーエンコーダ17
が連結されており、このロータリーエンコーダ1
7の出力パルスが、分周回路を有する回転制御装
置18を介して、パルスモータ15に供給され
る。その結果、スプレーガン台13は転写ドラム
6の回転角に比例する長さ分副走査方向に移動す
る。すなわち、スプレーガン台13上に図示しな
い基準点を想定すると、前記したように、この基
準点は転写ドラム6の外表面を螺旋状の走査線に
沿つて平面的に走査する。なお、この走査線をリ
ード、すなわち転写ドラム6の1回転あたりのス
プレーガン台13副走査方向への移動量は、上記
回転制御装置18における分周の度合を調整する
ことにより任意に設定することができる。
上記スプレーガン台13には、第1インク噴射
系19−1と、少なくとも1個(図示の実施例で
は1個)の第2インク噴射系19−2とが装着さ
れている。これらのインク噴射系は相互に同じ構
成であるが、後に明らかになるように、第1イン
ク噴射系19−1は反射光で観察する書画像描出
用に、また第2インク噴射系19−2は、第1イ
ンク噴射系によつて描出された書画像の濃度を増
大させるためにそれぞれ使用される。各インク噴
射系19は、カラー書画像を描出できるように、
それぞれイエロー、マゼンタ、シアンおよび墨色
(黒)インクを噴射するイエロースプレーガン1
1−y、マゼンタスプレーガン11−m、シアン
スプレーガ11−cおよび墨色スプレーガン11
−blを有している。
また、各インク噴射系19におけるインクスプ
レーガン11−y,11−m,11−cおよび1
1−blは、第2図示の実施例においては、走査線
に沿い、かつ転写ドラム6の円周方向においては
等角度間隔で配設されている。
一方、第1および第2インク噴射系19−1,
19−2の間には、白色インクを連続的に噴射す
る白色インクスプレーガン20が配設されてい
る。この白色インクスプレーガン20は、他のイ
ンクスプレーガンと同様に、白色インクタンク
に、および電磁弁を介して圧力気体源に接続され
ている。
そして、これら第1および第2インク噴射系1
9−1,19−2および白色インスプレーガン2
0の相互の位置関係は、少なくとも第1インク噴
射系19−1の走査線と、第2インク噴射系19
−2のそれとが相互に重合するように、また、白
色インスプレーガン20からの白色インク条が、
第1インク噴射系19−1により描き出される書
画像を塗りつぶしていけるように、すなわち白色
インクスプレーガン20は副走査方向において第
1インク噴射系19−1の後方に位置するよう
に、それぞれ設定されている。なお、上記白色イ
ンク条の幅は、少なくとも走査線の1リードはあ
るように設定するものとする。
第2図示の実施例では、第1および第2インク
噴射系19−1,19−2の転写ドラム6の円周
方向における角度位置は同じに設定されているの
で、これらの副走査方向における間隔Dは、lを
走査線のリード、Nを正の整数として、D=N・
lとなるように設定されている。
なお、白色インクスプレーガン20は、その走
査線がインク噴射系19のそれと合致するよう
に、スプレーガン台13における装着位置が定ま
つているものとする。また、この白色インクスプ
レーカン20およびその制御部材は、この拡大印
写装置の作動中、記録媒体7に臨んでいるときに
は、連続的に白色インクを噴射するように構成さ
れている。
一方、前記原稿ドラム10には、転写ドラム6
に対するインク噴射系19−1,19−2と同じ
位置関係で、光電変換装置2が設けられている。
この光電変換装置2は、図面を明瞭にするた
め、またすでに公知であるため図示を省略する案
内装置および駆動装置により、原稿ドラム10の
近傍において副走査方向に移動可能に案内される
と共に、原稿ドラム10の1回転毎に副走査方向
に1/M(M分の1リード)(但しMはこの拡大印
写装置の拡大率)移動する。すなわち、光電変換
装置2は原稿ドラム10上の原稿をインクスプレ
ーガン11の走査速度の1/Mの走査速度で螺旋
状に走査する。
上記光電変換装置2内には、第1および第2イ
ンク噴射系19−1,19−2のインクスプレー
ガン11,11にそれぞれ対応する計8個の図示
しない光電変換素子が設けられており、これらの
光電変換素子群は、インク噴射系におけるスプレ
ーガン群と同じ位置関係を保ち、但し相互の間隔
はスプレーガン群におけるものの1/Mにして、
光電変換装置2を構成している。
上記光電変換装置2における光電変換素子群の
出力信号のそれぞれは、対応する検出装置3を介
して、画像信号として噴射系制御装置21に並列
に供給され、この噴射系制御装置21の対応する
制御装置4および電磁弁5の組によつて、弁開度
信号Sとして対応するインクスプレーガン11に
供給される。なお、第2図においては、図面を明
瞭にするため、インクスプレーガン11に接続さ
れる圧力気体源およびインクタンクの図示を省略
する。
〔作用〕
上記のように構成された本発明の一実施例によ
る拡大印写装置は、転写ドラムに透明又は半透明
の記録媒体7を巻着し、インク噴射により反射光
および透過光の双方で観察し得る大型の展示シー
トを製造する。この透明又は半透明の記録媒体と
して、例えば塩化ビニールシートなどが好適であ
る。
なお、通常かかる拡大印写装置に用いられるイ
ンクは水性インクであるから、記録媒体7の表面
に予め高分子吸水剤を塗着してインクが着き易く
しておくか、あるいはインクのベヒクル
(vehicle)中に親塩ビ系の添加剤を混入しておく
のが望ましい。
しかして、この拡大印写装置の動作は、1個の
インク噴射系のみについて考えれば従来のものと
変わるところはない。すなわち、第2図示の光電
変換装置2内の例えば第1インク噴射系に対応す
る4個の図示しない光電変換素子は、原稿ドラム
10に巻着された原稿を2次元的に走査し、原稿
を構成する各画像点を墨色、シアン、マゼンタお
よびイエローの濃淡を一定の経時的間隔、すなわ
ち、当該画像点が−の光電変換素子の真下から次
の光電変換素子の真下に移動する時間をおいて取
り出し、これらを、それぞれ検出装置3を介し
て、画像信号として噴射系制御装置21に並列に
供給する。
これら4色の画像信号を受信した噴射系制御装
置21は、各色に対応して設けられた制御装置4
および電磁弁5により、各色毎に画像信号を弁開
示信号Sに変換し、これら墨色、シアン、マゼン
タおよびイエローに対応する弁開度信号Sbl−1、
Sc−1、Sm−1およびSy−1を、それぞれ墨色
インクタンク、シアンインクタンク、マゼンタイ
ンクタンクおよびイエローインクタンクに接続さ
れた墨色インクスプレーガン11−bl1、シアン
スプレーガン11−c1、マズンタインクスプレ
ーガン11−m1およびイエローインクスプレー
ガン11−y1に供給する。
すると、転写ドラム6がロータリーエンコーダ
17側から見て反時計方向に回転する場合、前記
原稿における画像点に対応する記録媒体7上の記
録部位は、第2図において下方から上方に移動
し、例えばイエロー、マゼンタ、シアンおよび墨
色の順にその色インクスプレーガンの下方を通過
し、原稿における当該画像点の各色の濃淡に比例
した量のインクの噴射を受ける。前記した拡大印
写装置の構成により、原稿の各画像点における各
色のサンプリング間隔と、記録媒体7上の記録部
位のインク噴射の時間的間隔は等しいから、原稿
の各画像点は色ずれなしに記録媒体7上に拡大転
写される。
転写ドラム6に巻着された記録媒体7を展開し
て考えると、第3a図に示すように、第1インク
噴射系19−1は、記録媒体7に対し相対的に上
方から斜め下方に走査線22−1に沿つて主走査
し、1回の主走査毎に1リードl分横方向に副走
査し、このように主走査と副走査とを繰返して記
録媒体7上を2次元的に走査する。
上記のようにして第1インク噴射系19−1に
よる書画像の描出が開始された後、スプレーガン
台13が第2図である程度以上右方に移動する
と、白色インスプレーガン20の走査線が記録媒
体7と交叉するに至り、以後、白色スプレーガン
20が、第1インク噴射系19−1によつて描出
された書画像の走査線に沿つて連続的に白インク
を吹付けていくので、第3b図に示すように、見
かけ上第1インク噴射系19−1による書画像が
白インクによつて消されてゆく。
そして、スプレーガン台13が第2図で更に右
方に移動し、第2インク噴射系19−2の走査線
22−2(第3c図)が記録媒体7と交叉する
と、第3c図に示すように、第2インク噴射系1
9−2が、第1インク噴射系19−1により噴射
されたインク条の跡を白インク層を介してなぞる
ようにして同じ書画像を塗り重ねてゆく。
なお、第1インク噴射系19−1と白色インク
スプレーガン20、および白色インクスプレーガ
ン20と第2インク噴射系19−2との副走査方
向における間隔を適切に設定し、第1インク噴射
系19−1または白色インクスプレーガンから噴
射されたインクが充分乾燥し、あるいは乾燥した
と見なされた後、白色インクスプレーガン20ま
たは第2インク噴射系19−2からのインクがそ
の上に付着するようにするのが望ましい。
また、得られた書画像を記録媒体7を通して観
察する場合、すなわち転写ドラムに接する面の側
から書画像を見る場合には、左右が反転するの
で、インク噴射系19に供給する画像信号は左右
を反転させた原稿から取り出す。図示の実施例の
ようにいわゆるオンラインで画像信号を取り出す
ときには、原稿1が透明陽画である場合には原稿
1を裏返して原稿ドラム10に装着し、カラープ
リント等の陽画の場合には、ネガを裏返して焼い
たものを原稿ドラムに装着する。一方、得られた
書画像を上記とは反対側から観察する場合、すな
わち記録媒体7のインクを噴射した面の側から書
画像を見る場合には、左右の反転がない代りに第
2インク噴射系19−2による書画像が上にな
り、次に述べるように反射光ではこの第2インク
噴射系19−2による像が見えるので、前記した
第1および第2インク噴射系19−1,19−2
の機能が相互に入れ替わることになる。しかしな
がら、前記したようにこれらのインク噴射系19
−1,19−2の構成は相互に同一であるとした
から、この場合にはインク噴射系の第1および第
2の序数を入れ替えて考えればよい。
第2インク噴射系19−2が走査を終了したと
き得られる展示シートは、記録媒体7が透明又は
半透明であり、その上に担持されたインクによる
2層の画像層が、白インク層を挟んで相互に合致
して積層されたものである。
この展示シートは、記録媒体7が透明である場
合には乳白アクリル樹脂板などの光拡散板を介し
て、記録媒体が半透明である場合には直接に、例
えば多数の蛍光灯を並設した大型のライトボツク
スに装着して掲出する。
このライトボツクスは、明るい昼間は点灯しな
いものとする。すると、昼間は、外光が第1イン
ク噴射系19−1によるインク層を透過し、その
裏面側の白色インク層で反射して再び上記インク
層を透過して肉眼に入射する。すなわち、この展
示シートは反射光で観察する展示シート、例えば
広告用ポスターとして機能する。
一方、夜間には上記ライトボツクスを点灯す
る。すると、通常夜間には外光はないとみなして
もよいから、肉眼に入射するのは、第2インク噴
射系19−2によるインク層、白色インク層およ
び第1インク噴射系19−1によるインク層を透
過したライトボツクスからの光のみである。この
光は光拡散板あるいは記録媒体7自体で拡散され
ているから指向性はない。すなわち、夜間はこの
展示シートは透過光で観察する透明陽画として機
能する。
なお、上記白色インク層は白色顔料の微細な粒
子が点在する薄い層であるから、光の反射および
透過が生じることは勿論である。
また、こ展示シートは必らずしもライトボツク
スに装着する必要はなく、そのまま掲出すれば、
例えば広告ポスターなどの反射光で見る展示シー
トとして機能する。
〔他の実施例〕
なお、本発明を実施するにあたつては、図示の
実施例に限定されることなく、種々に変化して実
施することができる。
例えば、図示の実施例による拡大印写装置にお
いては第2インク噴射系19−2を1個設けるも
のとしたが、これは2個以上設けてもよい。すな
わち、前記した理由により、反射光で観察すべき
画像用のインクを用いて透明陽画を作成するとき
には、第1インク噴射系19−1による書画像の
濃度を増大させるための第2インク噴射系19−
2は理論上1個あればよい。しかしながら、展示
シートを装着すべき光源箱の明るさやインクの濃
さ、あるいは書画像の図柄に応じて色の濃さを高
めたいときには2個以上の第2噴射系19−2を
設ける。
また、図示の実施例では記録媒体7における走
査と原稿1のそれとを同時に行い、インク噴射系
に対する画像信号の供給をいわゆるオンラインで
行うものとしたが、前記したように、予め原稿の
走査のみを行つて画像信号を磁気テープ等に蓄積
したおき、インク噴射系19による記録媒体7の
走査時、記憶装置から画像信号をインク噴射系に
供給するようにしてもよい。このようにすれば、
文字入れや画面合成、あるいははめ込み等の画像
処理を、画像信号の処理によつて行える、という
別の利点が生じる。
さらにまた、図示の実施例では、白色インク層
を記録媒体7の全面にわたつて形成するものとし
た。これは記録媒体7が透明である場合には必要
なことであつて、墨色、シアン、マゼンタおよび
イエローに対応する前記弁開度信号Sbl、Sc、
SmおよびSyがいずれも零である書画像の白色の
部分は、白色インクを噴射しておかないと素抜け
てしまう。しかしながら、記録媒体7が半透明で
ある場合には、記録媒体7の地色が白色である場
合が多く、かかる場合に更に白色インクを噴射す
ると、特に透過光で観察するとき輝度が減少す
る。
かかる不都合を解消するため、記録媒体7が半
透明で地色が白の場合には、書画像の白色の部分
には白色インクを選択的に噴射しないようにして
もよい。そうするには、画像信号がアナログ信号
である場合には、例えば各色の画像信号をアナロ
グ−デジタル変換器を通してデジタル化し各色各
次の信号をオア回路に並列に供給して、このオア
回路の出力があるときにのみ白色インクを噴射す
るようにすればよい。
〔効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明は、反
射光で観察する書画像を描出する第1インク噴射
系に、第1インク噴射系と同一構成の第2インク
噴射系の少なくとも1個と白色インクスプレーガ
ンとを併設し、第1および第2インク噴射系をそ
れぞれの走査線が相互に合致するように配設し
て、これらが描出する書画像が相互に重合するよ
うにすると共に、第1インク噴射系による書画像
と第2インク噴射系のそれとの間に白インク層を
介在させるようにしたので、得られる展示シート
は、白インク層が反射層となつて第1インク噴射
系による書画像を反射光で観察できるし、また、
ライトボツクス等の光で裏面側から照明すれば、
白インク層は光を透過させるので透明陽画とな
る。したがつて、ライトボツクスに装着された従
来の透明陽画が昼間は展示シートとして機能しな
い、という不都合を解消できる。
また、得られた展示シートを構成するのはイン
クの顔料であるから、写真化学的に製造される従
来の透明陽画と比較して、格段に耐退色性および
耐候性に富む。
さらにまた、複数のインク噴射系および白色イ
ンクスプレーガンをほぼ同時に作動させるように
したので、複数の画像層および白色インク層を積
層させた展示シートを短時間に、すなわち記録媒
体における1回の走査で得ることができる、など
種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はインク噴射式拡大印写装置の概略構成
を示す線図的斜視図、第2図は本発明の一実施例
による拡大印写装置の要部を示す線図、第3図は
その作動を説明するための線図で、図面を明瞭に
するため走査線の傾斜およびリードを拡大して示
す。 1……原稿、4……制御装置、5……電磁弁、
6……転写ドラム、7……記録媒体、8……イン
クタンク、9……圧力気体源、10……原稿ドラ
ム、11……インクスプレーガン、12……ガイ
ドロツド、13……スプレーガン台、14……送
りねじ杆、19……インク噴射系、20……白色
インクスプレーガン、22……走査線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 書画像の原稿を2次元的かつ光学的に走査し
    て取り出された、少なくともイエロー、マゼンタ
    およびシアンの3色の画像信号のそれぞれに対応
    して設けられ、電磁弁を介して圧力気体源に、ま
    た対応する色のインクタンクに接続されたインク
    スプレーガンの複数、および、画像信号を受信
    し、これを弁駆動信号に変換して対応するインク
    スプレーガンの電磁弁に供給し、画像の濃淡に応
    じて電磁弁の開度を調節する制御装置の複数を有
    するインク噴射系と、原稿における走査と同様
    に、複数のインクスプレーガンの相互の位置関係
    を一定に保つた状態で、これらを記録媒体上で1
    回の主走査毎に副走査方向に1リード分移動させ
    ることにより2次元的に走査させる機械的な拡大
    機構とを有するものにおいて、上記インク噴射系
    と同一構成のインク噴射系の少なくとも1個と、
    白色インクスプレーガンとを増設し、上記少なく
    とも2個のインク噴射系のうち1個を反射光で観
    察する書画像を描出する第1インク噴射系とし
    て、他をこの第1インク噴射系によつて描出され
    た書画像の濃度を増大させる第2インク噴射系と
    してそれぞれ指定し、これらのインク噴射系をそ
    れぞれの走査線が相互に合致するように配設し
    て、各インク噴射系が描出する書画像が相互に合
    致して積層されるようにすると共に、これら第1
    および第2インク噴射系の間に配設された白色イ
    ンクスプレーガンからの白色インク層を、第1イ
    ンク噴射系による書画像と第2インク噴射系によ
    る書画像との間に介在せしめるようにしたことを
    特徴とする拡大印写装置。
JP62254354A 1987-10-08 1987-10-08 拡大印写装置 Granted JPH0195053A (ja)

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