JPH0453687B2 - - Google Patents
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- JPH0453687B2 JPH0453687B2 JP62192490A JP19249087A JPH0453687B2 JP H0453687 B2 JPH0453687 B2 JP H0453687B2 JP 62192490 A JP62192490 A JP 62192490A JP 19249087 A JP19249087 A JP 19249087A JP H0453687 B2 JPH0453687 B2 JP H0453687B2
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、コンパクトデイスク、レーザーデイ
スクなどの光デイスクの成形に好適に用いられる
成形用金型に関するものである。
スクなどの光デイスクの成形に好適に用いられる
成形用金型に関するものである。
「従来技術とその問題点」
光デイスクには、微小なピツト(凹部)の有無
によつて信号が記憶されている。この光デイスク
の製造は、ピツトに対応する突起を有する薄い円
板(スタンパ)をスタンパホルダを用いて成形用
金型に取り付け射出成形することにより行なわれ
る。この光デイスクの成形に用いられる成形用金
型は、第3図に示すように、固定側金型1に設け
られたキヤビテイ部材1bのなすキヤビテイ面1
aと、可動側金型2に設けられたコア部材2bの
なすキヤビテイ面2aとで円板状のキヤビテイ3
が形成されたものである。可動側金型2に設けら
れたコア部材2bのキヤビテイ面2aは鏡面に仕
上げられており、このキヤビテイ面2aには、コ
ア部材2bの中央に設けられたホルダ係止用貫通
孔4に装着されたスタンパホルダ4aによつて、
光デイスクの種類に応じたスタンパ5が着脱可能
に取り付けられている。
によつて信号が記憶されている。この光デイスク
の製造は、ピツトに対応する突起を有する薄い円
板(スタンパ)をスタンパホルダを用いて成形用
金型に取り付け射出成形することにより行なわれ
る。この光デイスクの成形に用いられる成形用金
型は、第3図に示すように、固定側金型1に設け
られたキヤビテイ部材1bのなすキヤビテイ面1
aと、可動側金型2に設けられたコア部材2bの
なすキヤビテイ面2aとで円板状のキヤビテイ3
が形成されたものである。可動側金型2に設けら
れたコア部材2bのキヤビテイ面2aは鏡面に仕
上げられており、このキヤビテイ面2aには、コ
ア部材2bの中央に設けられたホルダ係止用貫通
孔4に装着されたスタンパホルダ4aによつて、
光デイスクの種類に応じたスタンパ5が着脱可能
に取り付けられている。
従来、スタンパ5が取り付けられるキヤビテイ
面(以下、スタンパ取り付け面と記す)2aを形
成するコア部材2bは、一般にスタバツクス(商
品名 ウツデホルム社製)などの鋼材によつて製
作されていた。
面(以下、スタンパ取り付け面と記す)2aを形
成するコア部材2bは、一般にスタバツクス(商
品名 ウツデホルム社製)などの鋼材によつて製
作されていた。
ところが、この成形用金型にあつては、コア部
材2bにより形成されたスタンパ取り付け面2a
が傷付き易い問題があつた。このスタンパ取り付
け面2aが傷付くと、その傷のために薄いスタン
パ5に変形が生じ、ついには成形されるデイスク
に転写されて、不良品が大量に生産されてしまう
問題がある。このため従来は、このスタンパ取り
付け面2aに傷が付くと、その都度スタンパ取り
付け面2aのメンテナンス(磨き直し)を行わな
ければならず、デイスクの生産効率を向上するう
えで障害となつていた。
材2bにより形成されたスタンパ取り付け面2a
が傷付き易い問題があつた。このスタンパ取り付
け面2aが傷付くと、その傷のために薄いスタン
パ5に変形が生じ、ついには成形されるデイスク
に転写されて、不良品が大量に生産されてしまう
問題がある。このため従来は、このスタンパ取り
付け面2aに傷が付くと、その都度スタンパ取り
付け面2aのメンテナンス(磨き直し)を行わな
ければならず、デイスクの生産効率を向上するう
えで障害となつていた。
このような問題に対処し得る成形用金型とし
て、本発明者らは先に特願昭61−23594号におい
て、スタンパ取り付け面2aをなすコア部材2b
をセラミツクス焼結体で形成した成形用金型を提
案した。
て、本発明者らは先に特願昭61−23594号におい
て、スタンパ取り付け面2aをなすコア部材2b
をセラミツクス焼結体で形成した成形用金型を提
案した。
この成形用金型によれば、金型メンテナンスの
頻度を大幅に減らすことができる利点がある。
頻度を大幅に減らすことができる利点がある。
しかしながら、係る成形用金型では、生産する
光デイスクの種類を変更するためにスタンパ5を
着脱する際、スタンパホルダ4aの取り外し・取
り付け作業を安易に行なうと、ホルダ係止用貫通
孔4とスタンパ取り付け面2aとが交わるセラミ
ツクス製コア部材2bのコーナ部にチツピングが
発生し易い。そして、その程度が0.3mm以上にな
ると、スタンパ5を介し、光デイスクに傷が転写
され、成形される光デイスクの商品価値が損なわ
れるという問題が発生する。
光デイスクの種類を変更するためにスタンパ5を
着脱する際、スタンパホルダ4aの取り外し・取
り付け作業を安易に行なうと、ホルダ係止用貫通
孔4とスタンパ取り付け面2aとが交わるセラミ
ツクス製コア部材2bのコーナ部にチツピングが
発生し易い。そして、その程度が0.3mm以上にな
ると、スタンパ5を介し、光デイスクに傷が転写
され、成形される光デイスクの商品価値が損なわ
れるという問題が発生する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、
スタンパの交換作業をより安全に行うことができ
る金型を提供することを目的とする。
スタンパの交換作業をより安全に行うことができ
る金型を提供することを目的とする。
「問題を解決するための手段」
本発明では、セラミツクス焼結体に形成された
貫通孔にスリーブを嵌挿することにより上記問題
点の解決を図つた。
貫通孔にスリーブを嵌挿することにより上記問題
点の解決を図つた。
以下、図面を参照して本発明の成形用金型を詳
しく説明する。なお、前記従来例と同一構成部分
については、同一符号を付して説明を簡略化す
る。
しく説明する。なお、前記従来例と同一構成部分
については、同一符号を付して説明を簡略化す
る。
第1図および第2図は、本発明の成形用金型の
一例を示すものである。
一例を示すものである。
この例の成形用金型では、可動側金型2のコア
部材2bが、バツクプレート10とセラミツクス
焼結体9と外固定枠11と内スリーブ12とによ
り構成されている。
部材2bが、バツクプレート10とセラミツクス
焼結体9と外固定枠11と内スリーブ12とによ
り構成されている。
セラミツクス焼結体9は、略ドーナツ板状のも
ので、スタンパ5が取り付けられるスタンパ取り
付け面2aを形成している。このセラミツクス焼
結体9の外径は、取り付けられるスタンパ5のピ
ツトが入つてくる部分の外径よりも大きく形成さ
れている。また、このセラミツクス焼結体9の内
径はスタンパ5のピツトが入つている部分の内径
よりも小さく形成されている。
ので、スタンパ5が取り付けられるスタンパ取り
付け面2aを形成している。このセラミツクス焼
結体9の外径は、取り付けられるスタンパ5のピ
ツトが入つてくる部分の外径よりも大きく形成さ
れている。また、このセラミツクス焼結体9の内
径はスタンパ5のピツトが入つている部分の内径
よりも小さく形成されている。
このセラミツクス焼結体9のスタンパ取り付け
面2a側の外周縁には、後述する外固定枠11の
係止フランジ11bが係合する段部9bが形成さ
れている。また前記セラミツクス焼結体9のスタ
ンパ取り付け面2aに対して反対側の内周縁に
は、後述する内スリープ12の係止フランジ12
bが係合する段部9cが形成されている。
面2a側の外周縁には、後述する外固定枠11の
係止フランジ11bが係合する段部9bが形成さ
れている。また前記セラミツクス焼結体9のスタ
ンパ取り付け面2aに対して反対側の内周縁に
は、後述する内スリープ12の係止フランジ12
bが係合する段部9cが形成されている。
セラミツクス焼結体9は、スタンパ取り付け面
2aの損傷を防止するために、ロツクウエル硬さ
がAスケールで90以上のものであることが望まし
い。このようなセラミツクス焼結体9を形成する
セラミツクス材料には、炭化珪素、窒化珪素、ア
ルミナ、窒化アルミ、ジルコニア、スピネル、チ
タンカーバイド、ボロンカーバイドなど、種々の
もの利用できる。中でも、炭化珪素は、熱伝導率
が比較的大きいので、成形時の冷却より円滑に行
うことができる長所がある。炭化珪素にはα型、
β型などがあるが、このセラミツクス焼結体9を
なすセラミツクス材料には、いずれをも利用でき
る。
2aの損傷を防止するために、ロツクウエル硬さ
がAスケールで90以上のものであることが望まし
い。このようなセラミツクス焼結体9を形成する
セラミツクス材料には、炭化珪素、窒化珪素、ア
ルミナ、窒化アルミ、ジルコニア、スピネル、チ
タンカーバイド、ボロンカーバイドなど、種々の
もの利用できる。中でも、炭化珪素は、熱伝導率
が比較的大きいので、成形時の冷却より円滑に行
うことができる長所がある。炭化珪素にはα型、
β型などがあるが、このセラミツクス焼結体9を
なすセラミツクス材料には、いずれをも利用でき
る。
セラミツクス焼結体9の形成するスタンパ取り
付け面2aの表面粗さは、0.02S〜1.2S程度であ
ることが望ましい。スタンパ取り付け面2aの表
面粗さが小になると、取り付けられたスタンパ5
の密着力が大となり、スタンパ5とセラミツクス
焼結体9との熱膨張の差によるスタンパ5に微細
なしわが生じ易くなる。表面粗さが1.2Sを越える
と、スタンパ取り付け面2aの凹凸がスタンパ5
を介して成形されるデイスクに転写される恐れが
増大する。スタンパ取り付け面2aを上記範囲に
仕上げるために、セラミツクス焼結体9の焼結密
度は、論理密度の85%以上(炭化珪この場合は
2.74/cm3以上ということになる)、特に理論密度
の93%以上(炭化珪素の場合は3.03/cm3)である
ことが望ましい。
付け面2aの表面粗さは、0.02S〜1.2S程度であ
ることが望ましい。スタンパ取り付け面2aの表
面粗さが小になると、取り付けられたスタンパ5
の密着力が大となり、スタンパ5とセラミツクス
焼結体9との熱膨張の差によるスタンパ5に微細
なしわが生じ易くなる。表面粗さが1.2Sを越える
と、スタンパ取り付け面2aの凹凸がスタンパ5
を介して成形されるデイスクに転写される恐れが
増大する。スタンパ取り付け面2aを上記範囲に
仕上げるために、セラミツクス焼結体9の焼結密
度は、論理密度の85%以上(炭化珪この場合は
2.74/cm3以上ということになる)、特に理論密度
の93%以上(炭化珪素の場合は3.03/cm3)である
ことが望ましい。
また、セラミツクス焼結体9の表面には、必要
に応じて、化学気相成長法や物理的蒸着法などの
乾式コーテイング法によりセラミツクスコーテイ
ングを行ない、ポアを封じて焼結体9表面の平滑
性を高める。
に応じて、化学気相成長法や物理的蒸着法などの
乾式コーテイング法によりセラミツクスコーテイ
ングを行ない、ポアを封じて焼結体9表面の平滑
性を高める。
このようなセラミツクス焼結体9の裏面9aに
は、バツクプレート10が重ね合わされている。
このバツクプレート10は鋼材によつて形成され
ている。このバツクプレート10は薄いドーナツ
板状に形成されており、その前面側内周縁部に
は、後述する内スリーブ12の係止フランジ12
bが係合する段部10aが形成されている。また
このバツクプレート10の裏面側には温調用溝1
3が設けられている。このバツクプレート10の
外径はセラミツクス焼結体9よりも大きく形成さ
れており、内径はセラミツクス焼結体9の内径よ
り多少小さ目に設定されている。
は、バツクプレート10が重ね合わされている。
このバツクプレート10は鋼材によつて形成され
ている。このバツクプレート10は薄いドーナツ
板状に形成されており、その前面側内周縁部に
は、後述する内スリーブ12の係止フランジ12
bが係合する段部10aが形成されている。また
このバツクプレート10の裏面側には温調用溝1
3が設けられている。このバツクプレート10の
外径はセラミツクス焼結体9よりも大きく形成さ
れており、内径はセラミツクス焼結体9の内径よ
り多少小さ目に設定されている。
前記外固定枠11はバツクプレート10とセラ
ミツクス焼結体9を固定して一体化するものであ
る。この外固定枠11は、リング状の側壁部11
aの一端側に内方に延びる係止フランジ部11b
が設けられ、他端縁側にリングの外方に延びる固
定フランジ部11cが設けられたもので、その断
面形状はほぼクランク状である。この外固定枠1
1は、鋼材によつて形成されている。外固定枠1
1の係止フランジ部11bは、セラミツクス焼結
体9の外周部面側の段部9bに係合されている。
この係止フランジ部11bは、その前面がセラミ
ツクス焼結体9のスタンパ取り付け面2aとほぼ
同一の高さ又は多少低目になるように形成されて
いる。また固定フランジ部11cは、ボルト等に
よりバツクプレート10に固定されている。
ミツクス焼結体9を固定して一体化するものであ
る。この外固定枠11は、リング状の側壁部11
aの一端側に内方に延びる係止フランジ部11b
が設けられ、他端縁側にリングの外方に延びる固
定フランジ部11cが設けられたもので、その断
面形状はほぼクランク状である。この外固定枠1
1は、鋼材によつて形成されている。外固定枠1
1の係止フランジ部11bは、セラミツクス焼結
体9の外周部面側の段部9bに係合されている。
この係止フランジ部11bは、その前面がセラミ
ツクス焼結体9のスタンパ取り付け面2aとほぼ
同一の高さ又は多少低目になるように形成されて
いる。また固定フランジ部11cは、ボルト等に
よりバツクプレート10に固定されている。
前記内スリーブ12は、スタンバホルダ4aの
取り付け・取り外し作業時、セラミツク焼結体9
のコーナ部Aにチツピングが発生するのを防止す
るものである。
取り付け・取り外し作業時、セラミツク焼結体9
のコーナ部Aにチツピングが発生するのを防止す
るものである。
この内スリーブ12は、リング状の側壁部12
aとその一端側に外方に延びるように設けられた
係止フランジ部12bとからなるもので、その断
面形状はほぼL字状である。この内スリーブ12
は、超硬材や鋼材によつて形成されている。ま
た、この超鋼材や鋼材には、セラミツクス焼結体
9の熱膨張張率に近いものを使用した方が有利で
ある。熱膨張の差が大きいと、内スリーブ12と
セラミツクス焼結体9との間に、大きな間隙を設
ける必要があり、スタンパ5を傷付ける原因にな
る。この内スリーブ12の側壁部12aは、セラ
ミツクス焼結体9の中心に形成された貫通孔9d
に緩みなく購入されている。また、内スリーブ1
2の係止フランジ部12bは、セラミツクス焼結
体9の内周部下側の段部9cとバツクプレート1
0の段部10aとの間で挟持されている。このス
リーブ12は、その先端面がセラミツク焼結体9
の前面とほぼ同一の高さ又は多少低目になるよう
に形成されている。
aとその一端側に外方に延びるように設けられた
係止フランジ部12bとからなるもので、その断
面形状はほぼL字状である。この内スリーブ12
は、超硬材や鋼材によつて形成されている。ま
た、この超鋼材や鋼材には、セラミツクス焼結体
9の熱膨張張率に近いものを使用した方が有利で
ある。熱膨張の差が大きいと、内スリーブ12と
セラミツクス焼結体9との間に、大きな間隙を設
ける必要があり、スタンパ5を傷付ける原因にな
る。この内スリーブ12の側壁部12aは、セラ
ミツクス焼結体9の中心に形成された貫通孔9d
に緩みなく購入されている。また、内スリーブ1
2の係止フランジ部12bは、セラミツクス焼結
体9の内周部下側の段部9cとバツクプレート1
0の段部10aとの間で挟持されている。このス
リーブ12は、その先端面がセラミツク焼結体9
の前面とほぼ同一の高さ又は多少低目になるよう
に形成されている。
なお、以上の説明では、可動側金型2側にセラ
ミツクス焼結体9を設けた成形用金型を例に示し
たが、本発明の成形用金型はセラミツクス焼結体
9が固定側金型1側に設けられたものであつても
良いことは勿論である。
ミツクス焼結体9を設けた成形用金型を例に示し
たが、本発明の成形用金型はセラミツクス焼結体
9が固定側金型1側に設けられたものであつても
良いことは勿論である。
また、本発明の成形用金型は、セラミツクス焼
結体9が接着剤によつてバツクプレート10に固
着されてもよく、この場合接着剤による固定は、
セラミツクス焼結体9のバツクプレート10に接
する裏面9a全体で行なわれる。接着剤には、硬
化性接着剤であるエポキシ系のものなどが好適に
用いられる。
結体9が接着剤によつてバツクプレート10に固
着されてもよく、この場合接着剤による固定は、
セラミツクス焼結体9のバツクプレート10に接
する裏面9a全体で行なわれる。接着剤には、硬
化性接着剤であるエポキシ系のものなどが好適に
用いられる。
「作用」
本発明の成形用金型にあつては、セラミツクス
焼結体9に形成された貫通鋼9dに内スリーブ1
2が緩みなく挿入されているので、貫通孔9dの
周囲のコーナ部Aが内スリーブ12によつて保護
される。このため金型を取り扱う時に、もろいコ
ーナ部Aに物が衝突する危険を防止できる。特
に、スタンパホルダ4aの取り外し、取り付け作
業時にスタンパホルダ4aがセラミツクス焼結体
9のコーナ部Aに直接衝突することがなく、セラ
ミツクス焼結体9のチツピング等による損傷が防
止される。
焼結体9に形成された貫通鋼9dに内スリーブ1
2が緩みなく挿入されているので、貫通孔9dの
周囲のコーナ部Aが内スリーブ12によつて保護
される。このため金型を取り扱う時に、もろいコ
ーナ部Aに物が衝突する危険を防止できる。特
に、スタンパホルダ4aの取り外し、取り付け作
業時にスタンパホルダ4aがセラミツクス焼結体
9のコーナ部Aに直接衝突することがなく、セラ
ミツクス焼結体9のチツピング等による損傷が防
止される。
「実施例」
第1図および第2図に示した成形用金型を作成
した。
した。
まず、バツクプレート10、外固定枠11、内
スリーブ12を超硬材を用いて製作した。
スリーブ12を超硬材を用いて製作した。
また、炭化珪素によつて外径130mm、内径40mm、
厚さ12mmのドーナツ板状のセラミツクス焼結体9
を作成した。
厚さ12mmのドーナツ板状のセラミツクス焼結体9
を作成した。
ついで、このセラミツクス焼結体9に内スリー
ブ12を取り付けた後、バツクプレート10に外
固定枠11を用いて固定した。外固定枠11は、
係止フランジ部1bの内径が126mmのもので、内
スリーブ12は側壁部12aの外径が39.99mmの
ものであつた。
ブ12を取り付けた後、バツクプレート10に外
固定枠11を用いて固定した。外固定枠11は、
係止フランジ部1bの内径が126mmのもので、内
スリーブ12は側壁部12aの外径が39.99mmの
ものであつた。
この後、セラミツクス焼結体9の表面を研削加
工しついでダイヤラツプ加工して、面粗さ
Rmax0.05μm、平行度0.002μm、平面度0.003μm
に仕上げた。
工しついでダイヤラツプ加工して、面粗さ
Rmax0.05μm、平行度0.002μm、平面度0.003μm
に仕上げた。
このコア部材2bを成形用金型にセツトして本
発明の効果を確認した。
発明の効果を確認した。
まず、成形用金型を射出成形機に取り付けた
後、厚さ0.3mmのスタンパ5をセツトし、ついで
80℃の温水を温調用溝13に通し、300℃の溶融
ポリカーボネート樹脂をキヤビテイ3に注入し
て、外径120mm、内径15mm、厚さ1.2mmのレーザー
デイスクを成形した。
後、厚さ0.3mmのスタンパ5をセツトし、ついで
80℃の温水を温調用溝13に通し、300℃の溶融
ポリカーボネート樹脂をキヤビテイ3に注入し
て、外径120mm、内径15mm、厚さ1.2mmのレーザー
デイスクを成形した。
次いで、一般作業者によりスタンパ5を取り替
えながら光デイスクの量産を行い、コーナ部Aに
チツピングが発生してメンテナンスが必要になる
までのスンタパ着脱回数を調べた。その結果、従
来はスタンパ5の着脱を平均15回程行うとチツピ
ングによりメンテナンスが必ず必要となつたが、
この金型では、スタンバ5の着脱を20回以上繰り
返してもチツピングを原因とするメンテナンスの
必要は全く発生しなかつた。
えながら光デイスクの量産を行い、コーナ部Aに
チツピングが発生してメンテナンスが必要になる
までのスンタパ着脱回数を調べた。その結果、従
来はスタンパ5の着脱を平均15回程行うとチツピ
ングによりメンテナンスが必ず必要となつたが、
この金型では、スタンバ5の着脱を20回以上繰り
返してもチツピングを原因とするメンテナンスの
必要は全く発生しなかつた。
「発明の効果」
以上説明したように、本発明の成形用金型は、
セラミツクス焼結体の貫通孔にスリーブが嵌挿さ
れたものなので、もろいセラミツクス焼結体の貫
通孔周囲のコーナ部がスリーブによつて保護され
る。従つて、本発明の成形用金型は、スタンパ交
換作業時にスタンパホルダがセラミツクス焼結体
に直接衝突する危険を防止でき、傷、チツピング
等の発生を無くすことができるので、スタンパ交
換の作業性を大幅に向上できる。
セラミツクス焼結体の貫通孔にスリーブが嵌挿さ
れたものなので、もろいセラミツクス焼結体の貫
通孔周囲のコーナ部がスリーブによつて保護され
る。従つて、本発明の成形用金型は、スタンパ交
換作業時にスタンパホルダがセラミツクス焼結体
に直接衝突する危険を防止でき、傷、チツピング
等の発生を無くすことができるので、スタンパ交
換の作業性を大幅に向上できる。
第1図は本発明の成形用金型の一実施例の要部
を示す断面図、第2図は同実施例のコア部材を示
す断面図、第3図は従来の成形用金型を示す断面
図である。 1……固定側金型、2……可動側金型、2a…
…キヤビテイ面、3……キヤビテイ、9……セラ
ミツクス焼結体、9d……貫通孔、12……内ス
リーブ。
を示す断面図、第2図は同実施例のコア部材を示
す断面図、第3図は従来の成形用金型を示す断面
図である。 1……固定側金型、2……可動側金型、2a…
…キヤビテイ面、3……キヤビテイ、9……セラ
ミツクス焼結体、9d……貫通孔、12……内ス
リーブ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 固定側金型あるいは可動側金型の少なくとも
何れか一方に、スタンパが取り付けられるスタン
パ取り付け面を形成するセラミツクス焼結体が設
けられた成形用金型において、 前記セラミツクス焼結体に貫通孔が形成され、
この貫通孔にスリーブが嵌挿されたことを特徴と
する成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19249087A JPS6436413A (en) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | Molding mold |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19249087A JPS6436413A (en) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | Molding mold |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6436413A JPS6436413A (en) | 1989-02-07 |
JPH0453687B2 true JPH0453687B2 (ja) | 1992-08-27 |
Family
ID=16292170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19249087A Granted JPS6436413A (en) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | Molding mold |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6436413A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003019717A (ja) * | 2001-05-01 | 2003-01-21 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | 金型組立体及び射出成形方法 |
JP2004122567A (ja) * | 2002-10-02 | 2004-04-22 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | 金型組立体及び射出成形方法 |
JPWO2006126435A1 (ja) * | 2005-05-23 | 2008-12-25 | 住友重機械工業株式会社 | ディスク成形用金型、鏡面盤及びディスク成形用金型の製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN202911131U (zh) * | 2012-09-29 | 2013-05-01 | 东莞市瑞昶塑胶泡棉有限公司 | 耳机套压底皮模具组件 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5912806A (ja) * | 1982-07-13 | 1984-01-23 | Seikosha Co Ltd | 成形型 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58166415U (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-05 | 株式会社精工舎 | 成形型 |
JPS58166416U (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-05 | 株式会社精工舎 | 成形型 |
JPS5980460U (ja) * | 1982-11-22 | 1984-05-31 | ジェイエスアール株式会社 | 摺動部材 |
-
1987
- 1987-07-31 JP JP19249087A patent/JPS6436413A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5912806A (ja) * | 1982-07-13 | 1984-01-23 | Seikosha Co Ltd | 成形型 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003019717A (ja) * | 2001-05-01 | 2003-01-21 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | 金型組立体及び射出成形方法 |
JP2004122567A (ja) * | 2002-10-02 | 2004-04-22 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | 金型組立体及び射出成形方法 |
JPWO2006126435A1 (ja) * | 2005-05-23 | 2008-12-25 | 住友重機械工業株式会社 | ディスク成形用金型、鏡面盤及びディスク成形用金型の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6436413A (en) | 1989-02-07 |
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