JPH0453498Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0453498Y2 JPH0453498Y2 JP7474088U JP7474088U JPH0453498Y2 JP H0453498 Y2 JPH0453498 Y2 JP H0453498Y2 JP 7474088 U JP7474088 U JP 7474088U JP 7474088 U JP7474088 U JP 7474088U JP H0453498 Y2 JPH0453498 Y2 JP H0453498Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- float
- valve
- butterfly valve
- buffer tank
- Prior art date
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- Expired
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 42
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 4
- 238000004062 sedimentation Methods 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanically-Actuated Valves (AREA)
- Float Valves (AREA)
- Flow Control (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、沈殿池、過池等へ流入する水量を
漸増させる装置に関するものである。
漸増させる装置に関するものである。
通常、沈殿池、過池等の運転は、被処理水を
貯える貯水槽の水位によつて、貯水槽から沈殿
池、過池等への流入配管中の流入弁を開閉させ
ている。即ち、貯水槽の高水位における運転開始
に当り流入弁を開くものであるが、流入弁を開く
時は弁の開度は0%から100%に瞬時に変化し、
運転開始時の被処理水の流入が急激に行われてい
た。
貯える貯水槽の水位によつて、貯水槽から沈殿
池、過池等への流入配管中の流入弁を開閉させ
ている。即ち、貯水槽の高水位における運転開始
に当り流入弁を開くものであるが、流入弁を開く
時は弁の開度は0%から100%に瞬時に変化し、
運転開始時の被処理水の流入が急激に行われてい
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、例えば被処理水を下部から上向
に流過させるスラリーブランケツト型の沈殿池や
上向流式の過池等では、被処理水を急激に流入
させると、そのシヨツクによつてスラリーや材
が浮上し、また流出してしまうおそれもあり、運
転開始当初においては処理不能な状態となつてい
た。
に流過させるスラリーブランケツト型の沈殿池や
上向流式の過池等では、被処理水を急激に流入
させると、そのシヨツクによつてスラリーや材
が浮上し、また流出してしまうおそれもあり、運
転開始当初においては処理不能な状態となつてい
た。
本考案は、このような被処理水の急激な流入を
防ぎ、自動的に徐々に漸増するように流入させ、
さらにその漸増速度を任意に設定することを可能
にした水量漸増装置を提供することを目的とする
ものである。
防ぎ、自動的に徐々に漸増するように流入させ、
さらにその漸増速度を任意に設定することを可能
にした水量漸増装置を提供することを目的とする
ものである。
本考案は、流入配管中にバタフライ弁を配備す
ると共にドレン弁を備えた緩衝タンクを併設し、
前記流入配管のバタフライ弁より上流側に流量調
整弁を備えた分岐管を分岐して前記緩衝タンク内
に開口し、さらに前記緩衝タンク内に水位と共に
昇降するフロートを配備し、該フロートの昇降と
前記バタフライ弁の開閉を連動させたことを特徴
とする水量漸増装置である。
ると共にドレン弁を備えた緩衝タンクを併設し、
前記流入配管のバタフライ弁より上流側に流量調
整弁を備えた分岐管を分岐して前記緩衝タンク内
に開口し、さらに前記緩衝タンク内に水位と共に
昇降するフロートを配備し、該フロートの昇降と
前記バタフライ弁の開閉を連動させたことを特徴
とする水量漸増装置である。
上記構成になる本考案では、運転開始時に、流
量調整弁の調整により緩衝タンク内の水位を徐々
に上昇させると、この水位の上昇につれてフロー
トも上昇し、バタフライ弁を徐々に開かせ、沈殿
池等へ流入する水量は漸増することになり、運転
開始時から支障なく円滑な運転を行うことができ
る。
量調整弁の調整により緩衝タンク内の水位を徐々
に上昇させると、この水位の上昇につれてフロー
トも上昇し、バタフライ弁を徐々に開かせ、沈殿
池等へ流入する水量は漸増することになり、運転
開始時から支障なく円滑な運転を行うことができ
る。
さらに、分岐管から緩衝タンク内に入る水量と
ドレン弁から排出される水量との差を、流量調整
弁で適宜調整することによつて、フロートの上昇
速度即ち沈殿池等へ流入する水量漸増速度を任意
に設定することができる。
ドレン弁から排出される水量との差を、流量調整
弁で適宜調整することによつて、フロートの上昇
速度即ち沈殿池等へ流入する水量漸増速度を任意
に設定することができる。
また、運転停止時には、前記運転開始時とは逆
に操作することにより送水量を漸減させることが
でき、水量急減により発生するウオーターハンマ
ー等の障害を防止することもできる。
に操作することにより送水量を漸減させることが
でき、水量急減により発生するウオーターハンマ
ー等の障害を防止することもできる。
本考案の一実施例を図面を参照しながら説明す
れば、1は、貯水槽等の送水源(図示せず)に連
なり沈殿池等(図示せず)へ被処理水を流入させ
る流入配管であつて、流入配管1中には駆動トル
クの少ないバタフライ弁2が配備されている。一
方、流入配管1のバタフライ弁2の近傍には緩衝
タンク3が併設され、緩衝タンク3の下部にはド
レン弁4が連結されている。
れば、1は、貯水槽等の送水源(図示せず)に連
なり沈殿池等(図示せず)へ被処理水を流入させ
る流入配管であつて、流入配管1中には駆動トル
クの少ないバタフライ弁2が配備されている。一
方、流入配管1のバタフライ弁2の近傍には緩衝
タンク3が併設され、緩衝タンク3の下部にはド
レン弁4が連結されている。
また、流入配管1のバタフライ弁2より上流側
には、分岐管5が分岐され、この分岐管5は流量
調整弁6を備えて緩衝タンク3内に開口されてい
る。
には、分岐管5が分岐され、この分岐管5は流量
調整弁6を備えて緩衝タンク3内に開口されてい
る。
さらに、緩衝タンク3内には、タンク内の水位
と共に昇降するフロート7が配備され、フロート
7はバタフライ弁2を開方向に付勢するカウンタ
ーウエイト8にワイヤ9又はロープによつて連結
されている。なお、フロート7が波立ちにより横
揺れするのを防ぐために、フロートガイド10を
設けておくことが好ましい。
と共に昇降するフロート7が配備され、フロート
7はバタフライ弁2を開方向に付勢するカウンタ
ーウエイト8にワイヤ9又はロープによつて連結
されている。なお、フロート7が波立ちにより横
揺れするのを防ぐために、フロートガイド10を
設けておくことが好ましい。
図中、11はワイヤ9又はロープを支持し、そ
の動きを円滑にするための滑車を示す。
の動きを円滑にするための滑車を示す。
しかして、沈殿池等の運転開始時には、流量調
整弁6を調整して流入配管1から分岐管5を経て
水を緩衝タンク3内に流入させ、タンク内の水位
を上昇させるフロート7も上昇し、フロート7の
上昇につれてワイヤ9のカウンターウエイト8を
引張る力は徐々に小さくなり、バタフライ弁2は
カウンターウエイト8によつて徐々に開くことに
なる。従つて、流入配管1から沈殿池等へ流入す
る水量は漸増されることになり、運転開始から円
滑な処理が行われる。
整弁6を調整して流入配管1から分岐管5を経て
水を緩衝タンク3内に流入させ、タンク内の水位
を上昇させるフロート7も上昇し、フロート7の
上昇につれてワイヤ9のカウンターウエイト8を
引張る力は徐々に小さくなり、バタフライ弁2は
カウンターウエイト8によつて徐々に開くことに
なる。従つて、流入配管1から沈殿池等へ流入す
る水量は漸増されることになり、運転開始から円
滑な処理が行われる。
この時、流量調整弁6によつて分岐管5から緩
衝タンク3内に流入する水量とドレン弁4から排
出される水量との差を適宜調節すれば、フロート
の上昇速度を変えることができ、バタフライ弁2
に連動させて沈殿池等に流入する水量の漸増速度
を任意に設定することができる。
衝タンク3内に流入する水量とドレン弁4から排
出される水量との差を適宜調節すれば、フロート
の上昇速度を変えることができ、バタフライ弁2
に連動させて沈殿池等に流入する水量の漸増速度
を任意に設定することができる。
また、運転を停止する時には、前記の運転開始
時と逆に操作するようにすれば、流入配管1から
沈殿池等に流入する水量は漸減され、ウオーター
ハンマー等の障害が防止される。
時と逆に操作するようにすれば、流入配管1から
沈殿池等に流入する水量は漸減され、ウオーター
ハンマー等の障害が防止される。
なお、前記の実施例では、フロート7とバタフ
ライ弁2との連動をワイヤ9やロープの連結によ
つて行つた例を示したが、各種配管、緩衝タンク
3の位置等の都合によつて、フロート7とバタフ
ライ弁2とを連結桿あるいはリンク機構を介して
連結することができる。
ライ弁2との連動をワイヤ9やロープの連結によ
つて行つた例を示したが、各種配管、緩衝タンク
3の位置等の都合によつて、フロート7とバタフ
ライ弁2とを連結桿あるいはリンク機構を介して
連結することができる。
さらに、フロート7とバタフライ弁2の釣り合
いは、フロート7内に水を入れたりして調整する
とよく、一度調整すれば再度調整の必要がなく、
特に保守、点検の必要はほとんどない。
いは、フロート7内に水を入れたりして調整する
とよく、一度調整すれば再度調整の必要がなく、
特に保守、点検の必要はほとんどない。
以上述べたように、本考案の水量漸増装置は、
沈殿池、過池等の流入配管中に駆動トルクの少
ないバタフライ弁を配備し、このバタフライ弁よ
り上流側の水を流量調整弁を介して緩衝タンクに
流入させ、該タンク内に配備され水位と共に昇降
するフロートを前記バタフライ弁の開閉と連動さ
せた簡単な構造であり、運転開始時に流入配管か
らの水を急激に流入させることなく、自動的に
徐々に漸増するようにし、運転を支障なく円滑に
行うことができ、さらに前記流量調整弁の調整に
よつて水量漸増速度を任意に設定することがで
き、保守、点検もほとんど必要ない等の有用なる
効果をもたらすものである。
沈殿池、過池等の流入配管中に駆動トルクの少
ないバタフライ弁を配備し、このバタフライ弁よ
り上流側の水を流量調整弁を介して緩衝タンクに
流入させ、該タンク内に配備され水位と共に昇降
するフロートを前記バタフライ弁の開閉と連動さ
せた簡単な構造であり、運転開始時に流入配管か
らの水を急激に流入させることなく、自動的に
徐々に漸増するようにし、運転を支障なく円滑に
行うことができ、さらに前記流量調整弁の調整に
よつて水量漸増速度を任意に設定することがで
き、保守、点検もほとんど必要ない等の有用なる
効果をもたらすものである。
第1図は本考案の一実施例を示す構造説明図で
ある。 1……流入配管、2……バタフライ弁、3……
緩衝タンク、4……ドレン弁、5……分岐管、6
……流量調整弁、7……フロート、8……カウン
ターウエイト、9……ワイヤ、10……フロート
ガイド、11……滑車。
ある。 1……流入配管、2……バタフライ弁、3……
緩衝タンク、4……ドレン弁、5……分岐管、6
……流量調整弁、7……フロート、8……カウン
ターウエイト、9……ワイヤ、10……フロート
ガイド、11……滑車。
Claims (1)
- 流入配管中にバタフライ弁を配備すると共にド
レン弁を備えた緩衝タンクを並設し、前記流入配
管のバタフライ弁より上流側に流量調整弁を備え
た分岐管を分岐して前記緩衝タンク内に開口し、
さらに前記緩衝タンク内に水位と共に昇降するフ
ロートを配備し、該フロートの昇降と前記バタフ
ライ弁の開閉を連動させたことを特徴とする水量
漸増装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7474088U JPH0453498Y2 (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7474088U JPH0453498Y2 (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01178291U JPH01178291U (ja) | 1989-12-20 |
JPH0453498Y2 true JPH0453498Y2 (ja) | 1992-12-16 |
Family
ID=31299838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7474088U Expired JPH0453498Y2 (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0453498Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002357469A (ja) * | 2001-06-01 | 2002-12-13 | Kurita Water Ind Ltd | 液体の定量供給装置 |
-
1988
- 1988-06-07 JP JP7474088U patent/JPH0453498Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002357469A (ja) * | 2001-06-01 | 2002-12-13 | Kurita Water Ind Ltd | 液体の定量供給装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01178291U (ja) | 1989-12-20 |
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