JP2002357469A - 液体の定量供給装置 - Google Patents

液体の定量供給装置

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JP2002357469A JP2001166743A JP2001166743A JP2002357469A JP 2002357469 A JP2002357469 A JP 2002357469A JP 2001166743 A JP2001166743 A JP 2001166743A JP 2001166743 A JP2001166743 A JP 2001166743A JP 2002357469 A JP2002357469 A JP 2002357469A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無動力で、簡単な構成であり、腐食性の薬品
に対しても対応が容易である液体の定量供給装置を提供
する。 【解決手段】 液体12を収容するタンク13と、この
タンクの底部から前記液体を外部に取り出すためのチュ
ーブ14と、前記チューブの中間位置を上下動可能に支
持するとともに、前記チューブの中間位置を前記タンク
内の液面よりも所定の高さだけ低い位置に位置づける移
動機構と、前記チューブの中間位置に連接されてこのチ
ューブの中間位置を前記液面よりも低い位置にて開放す
る開放機構21と、前記チューブからの液体流出量を変
化させる調整機構とを備えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体の定量供給装置
に関し、さらに詳しくは、薬品などの液体を一定量注入
する装置であって、無動力でしかも注入量を可変にする
ことが可能な供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、冷却水系、ボイラ水系などの各
種の水処理設備においては、スライム除去剤やスケール
防止剤などの水処理薬品が被処理水中に投入される。こ
れらの薬品は被処理水に対して規定量投入されることが
必要であり、そのために、液体の定量供給装置が使用さ
れることが一般的である。
【0003】従来、液体の定量供給装置としては、動力
を使用したものと、無動力で行うものとがある。前者は
図4に示すように例えば薬品2を収容したタンク(貯留
槽)1の底部に連結されたチューブ3の途中に配設され
た可変定量ポンプ4により一定量の薬品を供給する装置
であり、後者は図5に示すように、薬品2を収容したタ
ンク1の底部に連結されたチューブ3の途中に配設され
たバルブ5の開閉により薬品1を供給する装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、注入さ
れる薬品の中には腐食性のものが多く、可変定量ポンプ
4を使用した装置においては、このポンプ4を耐食性の
材質で形成する必要があり設備が高価になる。さらに、
稼働には電気設備が必要であるため、ランニングコスト
も上昇する。
【0005】一方、バルブ5を使用した供給装置は、無
動力であるためランニングコストは低いという利点があ
る。しかし、バルブ5で流量を調節するためには、バル
ブ5の開放時間または開度を制御する必要があるが、バ
ルブ5からの単位時間当たりの流出量はタンク1内の液
位によって変化してしまうため、次のような問題が生じ
る。
【0006】すなわち、タンク1内の液位が下がるにつ
れて、液圧が低下するため、バルブ5からの単位時間当
たりの流出量が減少する。したがって、常に一定量の液
体を供給するためには、液位の低下に連動してバルブ5
の開度もしくは開放時間を漸次増大することが必要であ
る。それには、絶えず流出量をモニターすることが要求
され、これには非常に手間が掛かるので、実用化するこ
とは極めて困難である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の課題を
解決すべく、ランニングコストの低い無動力の液体供給
装置に注目して種々検討を重ねた結果、タンク内の液面
とタンクから液体を取り出すためのチューブの中間位置
における液面との液位差を常に一定に保てば、液体の流
出量はこの液位差による液圧のみにより決定されるた
め、タンク内の液の残量によらず液体の流出量を常に一
定に保持することが可能であるという知見を得て本発明
を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明の液体の定量供給装置
は、液体を収容するタンクと、このタンクの底部から前
記液体を外部に取り出すためのチューブと、前記チュー
ブの中間位置を上下動可能に支持するとともに、前記チ
ューブの中間位置を前記タンク内の液面よりも所定の高
さだけ低い位置に位置づける移動機構と、前記チューブ
の中間位置に連接されてこのチューブの中間位置を前記
液面よりも低い位置にて開放する開放機構と、前記チュ
ーブからの液体流出量を変化させる調整機構とを備えた
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の液体の定量供給装置の構成について説明する。図1は
本発明の一実施形態を示し、液体の定量供給装置の原理
を説明するための概念図である。タンク11内に液体例
えば薬品12が収容されており、定量供給装置13は、
液体例えば薬品12を収容するタンク11からこの薬品
12を取り出すためのチューブ14と、このチューブ1
4の中間位置を大気に開放する開放機構例えばサイホン
ブレーカー21と、タンク11内の薬品12を定量供給
するための液位差保持機構15とから構成されている。
【0010】まず、チューブ14は、一端14aがタン
ク11の底部に形成された液体取出し口11aに連結さ
れ、他端14bが注液点17に連結されており、途中、
コイル状に巻回された垂直部14c、14dを有する。
このチューブ14の垂直部14cと14dの各上端の間
には、チューブ14内の中間位置14eを大気に開放す
るための開放機構すなわちサイホンブレーカー21が配
設されている。
【0011】図2はサイホンブレーカー21の構成の一
例を示し、両端21a,21bがそれぞれ下方に屈曲さ
れ、その水平部21cに形成された開口21c'に連通
して上端に開口21eを有する管状の突出部21dが形
成されている。屈曲された両端21a、21bにはそれ
ぞれチューブ14の垂直部14c、14dの上端が液密
に接続されている。図からも明らかなように、サイホン
ブレーカー21の水平部21cはチューブ14の中間位
置に相当する。
【0012】そして、通常、薬品12は水平部21cの
中を満管ではない状態で流れる。したがって、水平部2
1cの中間位置の管壁、すなわち液面より低い位置に、
上方に向かって開口21c'が形成されていれば足りる
が、以下のような理由により突出部21dを形成するこ
とが好ましい。すなわち、水平部21cに開口が形成さ
れているのみだと、もし薬品12が水平部12cを満管
状態で流れた場合に、タンク11から流出する液体12
が、その開口21c'からオーバーフローしてしまうお
それがある。そのため、水平部21cの開口21c'に
突出部21dを形成し、かつその突出部21dの上端開
口21eが、タンク11内の液面12aと同等かあるい
はそれより高くなるようにその突出長を決定することが
好ましい。なお、この突出部21dの上端開口21eが
液面12aより低い位置にあると、液体12の流出量に
対して水平部21の径が小さい場合に、タンク11から
流出する液体12がこの突出部21の上端開口21eか
らオーバーフローしてしまうことが懸念される。
【0013】このサイホンブレーカー21が配設されて
いないと、チューブ14がサイホンを構成してしまうた
め、液体の流出量がタンク11内の液面12aとチュー
ブ14の最下位置との液位差で決定されてしまい、常に
液位差を一定に保持することができなくなってしまう。
チューブ14は可撓性を有するもの、すなわちフレキシ
ブルチューブが好適であり、このチューブ14の垂直部
14c、14dは上述したように、それぞれコイル状に
巻回されている。このようにコイル状に巻回することに
より、チューブ14がタンクの液面12aの下降と同時
にスムーズに下降できるという利点がある。また、フレ
キシブルチューブ14の材質はとくに限定されるもので
はないが、耐薬品性を有するものであることが好まし
い。
【0014】さらに、チューブ14の垂直部14c、1
4dおよびサイホンブレーカー21は、例えばチューブ
収納ボックス22の中に収納されていてもよい。そし
て、フレキシブルチューブ14の垂直部14cとタンク
11との間にはバルブ16が配設され、薬品12の供給
を停止する場合は、このバルブ16を閉じればよい。次
に、液位差保持機構15は、チューブ14の中間位置1
4eを支持するとともに、これを液面12aよりも常に
所定の高さだけ低い位置に位置づける移動機構からな
り、具体的には、例えば、タンク11の薬品12の液面
12aに投入された浮き151と、タンク11の上部に
配設された第1の滑車152,第1の滑車152に隣接
してタンク11の底部近傍に配設された第2の滑車15
3,第2の滑車153に隣接してタンク11の上部で第
1の滑車とほぼ同じ高さに配設された第3の滑車15
4、下端155aが浮き151に固定され、第1の滑車
152,第2の滑車153および第3の滑車154に順
次巻回されたロープ155,ならびに、このロープ15
5の他端155bに固定された錘156から構成されて
いる。
【0015】ロープ155は、浮き151と錘156の
それぞれの荷重により常に緊張状態に保たれている。そ
して、タンク11内の薬品12の液面12aが下降する
と、それに追随して浮き151も下降する。フレキシブ
ルチューブ14の中間位置14eすなわち上記のサイホ
ンブレーカー21の水平部21cは液位差保持機構15
において、第2の滑車153と第3の滑車154との間
のロープ155の所定の固定点Aに連結され、それによ
ってチューブ14の中間位置14eが固定点Aの上下動
に追随して上下動するように構成されている。
【0016】図1においては、各構成要素を明確にする
ために、ロープ155が巻回された第1〜第3の滑車1
52〜154と、チューブ収納ボックス22との位置を
離隔して描いてあるが、実際は、非常に近接して配設さ
れており、サイホンブレーカー21内の液面とロープ1
55の固定点Aと一致した高さとなるように、サイホン
ブレーカー21の所定箇所が固定点Aより上方の一点か
ら垂下された構成となっている。
【0017】かかる液体の定量供給装置13において、
まず、薬品の供給量に応じてタンク11の薬品12の液
面12aとチューブ14の中間位置ここではサイホンブ
レーカー21の水平部21c内の液面との差すなわち液
位差Dを決定する。そして、バルブ16を閉じておき、
上記の液位差Dに対応するロープの固定点Aにサイホン
ブレーカー21を上述したような機構で固定する。
【0018】ついで、バルブ16を開くとチューブ14
を介して薬品12が注液点17まで流出する。このと
き、薬品12の流出量、正確には、単位時間当たりの流
量はタンク11内の薬品12の液面12aと、チューブ
14における中間位置、具体的にはサイホンブレーカー
21の水平部21c内の液面との液位差Dに応じたもの
となる。
【0019】そして、薬品12の流出によりタンク11
内の液面12aが下降すると、それと同時に浮き151
が下降し、第1の滑車152と第2の滑車153との間
のロープ155は上昇し、第2の滑車153と第3の滑
車154とのロープ155は下降する。すなわち、固定
点Aも液位の下降分と同じ長さだけ下降し、それに伴っ
てフレキシブルチューブ14の中間位置14eも同一長
さだけ下降する。その結果、当初に決定された液位差D
が維持されることになる。
【0020】このようにして、ロープ156の固定点A
が下がりきるまで、具体的には、第2の滑車153に当
接するまで薬品12の単位時間当たりの流出量は一定に
保たれ、注液点における定量供給が可能となる。さら
に、この定量供給装置は、液体の供給量を目的に応じて
変化させるための調整機構を備えている。これは、具体
的には例えば次のようなものである。
【0021】すなわち、まず液位差Dを増減させる方式
がある。それは、第1の滑車152または第2の滑車1
53の固定軸を上下方向に移動可能に配設しておき、固
定点Aを上方または下方に移動させる。具体的には、図
1に示すように、第2の滑車153の固定軸153aを
移動可能にした場合について説明すると、滑車153の
固定軸153aを上方に移動させれば固定点Aは上方に
移動する、すなわち、それによって液位差Dは減少し液
体の流出量が減少する。逆に、滑車153の固定軸15
3aを下方に移動させれば固定点Aは下方に移動して液
位差Dは増加し、結果として液体の流出量が増加する。
【0022】次に、液体の供給量を変化させる第2の方
式は、液位差Dは一定に保持した状態で、バルブ16の
開度を変化させる方法である。つまり、液位差Dを一定
に保持しておけば単位時間当たりの流量は常に一定なの
で、バルブ16の開度を増減することにより、それに応
じて流量を増減することが可能となる。これらの流量増
減手段はいずれか一方を採用することも、あるいは、両
者を併用することもできる。すなわち、液位差Dを変え
て流量を大きく変化させた上で、バルブ16により微調
整を行ってもよい。
【0023】また、注液点近傍のフレキシブルチューブ
14を複数本、図1では3本に分岐させることにより、
複数箇所すなわち3カ所の注液点17,18,19に大
略同量ずつ同時に注液を行うことが可能となる。さらに
は、フレキシブルチューブ14とサイホンブレーカー2
1の組を例えばもう1組用意して、その液面を固定点A
の上方もしくは下方に固定することにより、上記の供給
量より多いあるいは少ない供給量で別の注液点に対応す
ることができる。このようなサイホン機構を複数個配設
することにより、複数の注液点にそれぞれ異なる供給量
で定量供給を行うことが可能となる。
【0024】図3は本発明の液体の定量供給装置の他の
実施形態を示したものである。図において、薬品32が
収容されたタンク31が架台36上に載設されている。
タンク31に隣接して、フレキシブルチューブ34およ
び液位差保持機構35を収納する収納ボックス37が配
置されている。収納ボックス37は隔壁38によりタン
ク連通部37aとチューブ収納部37bとに仕切られて
いる。タンク31とタンク連通部37aとはタンク底部
およびタンク上部の連通路39,40により互いに連通
している。したがって、タンク連通部37aにはタンク
31内の薬品32が流入し、その液面32a'は常にタ
ンク31内の液面32aと同じ高さに維持される。
【0025】そして、フレキシブルチューブ34は、上
記の実施形態で説明した定量供給装置13と同様に、一
端34aが連通部37aの下部に形成された液体取出し
口37cに連結され、他端34bが注液点41に連結さ
れている。フレキシブルチューブ34の中間位置34c
にはサイホンブレーカー42が配設されている。なお、
サイホンブレーカー42は図2に示したものと同様のも
のを使用することができる。これらの構成要素はチュー
ブ収納部37b内に収納されている。
【0026】液位差保持機構35は、タンク連通部37
aの薬品32の液面32a'に投入された浮き351
と、タンク連通部37aの上部に配設された第1の滑車
352,第1の滑車352に隣接してタンク31の底部
近傍に配設された第2の滑車353,第2の滑車353
に隣接してタンク31の上部で第1の滑車とほぼ同じ高
さに配設された第3の滑車354、一端355aが浮き
351に固定され、第1の滑車352,第2の滑車35
3および第3の滑車354に順次巻回されたロープ35
5,ならびに、このロープ355の他端355bに固定
された錘356から構成されている。
【0027】ロープ355は、浮き351と錘356の
それぞれの荷重により常に緊張状態に保たれている。そ
して、タンク31内の薬品32の液面32aが下降する
と、それに追随してタンク連通部37a内の液面32
a'も同時に下降し、その結果、浮き351もロープ3
56の緊張状態を保ちながら下降する。上記のサイホン
ブレーカー42は液位差保持機構25において、第2の
滑車353と第3の滑車353との間のロープ355の
所定の固定点Bに連結され、固定点Bの移動に追随して
移動するように構成されている。この取り付け機構は前
記の定量供給装置13と同様な機構を用いることができ
る。
【0028】このような構成において、フレキシブルチ
ューブ34の中間位置34cとタンク31内の液面32
aとの高さの差が液位差D'となる。かかる液体の定量
供給装置において、まず、薬品の供給量に応じてタンク
31の薬品32の液面32aとサイホンブレーカー42
内の液面との差すなわち液位差D'を決定する。そし
て、フレキシブルチューブ34に配設されたバルブ43
を閉じておき、上記の液位差D'に対応するロープ35
5の固定点Bにサイホンブレーカー42を上述したよう
な機構で固定する。
【0029】ついで、バルブ43を開くと薬品32がフ
レキシブルチューブ34を通って注液点41まで流出す
る。このとき、薬品32の流出量は上記と同様に液位差
D'によって決定される。そして、薬品32の流出によ
り液面32aが下降しても上記と同様に液位差保持機構
35の働きによりこの液位差D'は常に保持される。こ
のようにして、ロープ355の固定点Bが下がりきるま
で薬品32の定量供給が可能となる。この定量供給装置
33の場合、架台35の上にタンク31を載設したので
第2の滑車353をタンク31の底面よりさらに下方に
配設することができ、上記の実施形態の定量供給装置1
3に比べて、タンク31内の薬品32を最後まで無駄な
く供給できるという利点を有する。
【0030】この定量供給装置33においても、上記の
定量供給装置13と同様に、液体の流出量を可変にする
手段が具備されている。また、フレキシブルチューブ3
4を注液点の直前で複数本に分岐させることにより、複
数箇所への薬品を大略同量ずつ定量供給することが可能
となる。さらに、フレキシブルチューブ34とサイホン
ブレーカー42の組を例えばもう1組用意して、その中
間位置の液面を固定点Bの上方もしくは下方に固定する
ことにより、上記の供給量より多いあるいは少ない供給
量で別の注液点に対応することができる。このようなチ
ューブ機構を複数個配設することにより、複数の注液点
にそれぞれ異なる供給量で定量供給を行うことが可能と
なる。
【0031】タンク内に収容する薬品が例えば腐食性の
ものである場合でも、耐食性を考慮すべき接液部はチュ
ーブのみであるため腐食対策を容易にかつ安価に行うこ
とができ、従来の可変定量ポンプを耐食性にする場合に
くらべて非常に低コストである。また、無動力で定量供
給が常に可能であり、さらに、簡便な機構で液量を随意
に変化させることができるという利点もある。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液体の定
量供給装置は、無動力でしかも簡単な構成により液体の
定量供給を行うことができるため、設備費およびランニ
ングコストを低減できるという利点を有する。したがっ
て、各種水処理設備などにおいてその工業的価値は極め
て大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る液体の定量供給装置
の原理を示す概念的構成図である。
【図2】サイホンブレーカーの構成の一例を示す概念図
である。
【図3】本発明の他の実施形態に係る液体の定量供給装
置の原理を示す概念的構成図である。
【図4】従来の液体の定量供給装置を示す概念図であ
る。
【図5】従来の液体の定量供給装置を示す概念図であ
る。
【符号の説明】
11,31 タンク 12,32 薬品 12a,32a,32a' 液面 13,33 定量供給装置 14,34 フレキシブルチューブ 15,35 液位差保持機構(支持機構および移動機
構) 16,43 バルブ 17,18,19,41 注液点 21,42 サイホンブレーカー 151,351 浮き 152〜154,352〜354 滑車 155,355 ロープ 156,356 錘 A,B 固定点

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収容するタンクと、このタンクの
    底部から前記液体を外部に取り出すためのチューブと、
    前記チューブの中間位置を上下動可能に支持するととも
    に、前記チューブの中間位置を前記タンク内の液面より
    も所定の高さだけ低い位置に位置づける移動機構と、前
    記チューブの中間位置に連接されてこのチューブの中間
    位置を前記液面より低い位置にて開放する開放機構と、
    前記チューブからの液体流出量を変化させる調整機構と
    を備えた液体の定量供給装置。
  2. 【請求項2】 前記移動機構は、前記タンク内に収容さ
    れた液体表面に投入された浮きと、この浮きに連接され
    て前記チューブの中間位置を前記液面との高さの差を一
    定に保持して上下動させる連動機構とからなる請求項1
    記載の液体の定量供給装置。
  3. 【請求項3】 前記連動機構は、前記浮きの上部に設け
    られた第1の滑車と、この第1の滑車に隣接して前記タ
    ンクの下部に設けられた第2の滑車と、前記浮きから前
    記第1および第2の滑車を介して上方に向けて張架され
    て前記浮きの上下動に連動して繰り出されるロープと、
    このロープの前記第2の滑車から上方に向けて張架され
    た部位に前記チューブの中間位置を結合する連結部とか
    らなる請求項2に記載の液体の定量供給装置。
  4. 【請求項4】 前記調整機構が、前記第1の滑車または
    第2の滑車の固定軸が上下方向に所定距離移動可能に配
    設された構成によるもの、および/または、前記タンク
    の液体取出し口近傍の前記チューブに配設されたバルブ
    の開度を変化させることによるものである請求項1〜3
    のいずれかに記載の液体の定量供給装置。
  5. 【請求項5】 前記チューブが複数本設けられている請
    求項1〜4いずれかに記載の液体の定量供給装置。
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