JPH0453358B2 - - Google Patents

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JPH0453358B2
JPH0453358B2 JP28319485A JP28319485A JPH0453358B2 JP H0453358 B2 JPH0453358 B2 JP H0453358B2 JP 28319485 A JP28319485 A JP 28319485A JP 28319485 A JP28319485 A JP 28319485A JP H0453358 B2 JPH0453358 B2 JP H0453358B2
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Ansonii Furanasuzetsuku Piitaa
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Publication of JPH0453358B2 publication Critical patent/JPH0453358B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q3/00Selecting arrangements
    • H04Q3/64Distributing or queueing
    • H04Q3/68Grouping or interlacing selector groups or stages

Description

【発明の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本発明はクロスポイントアレイを介してデータ
伝送を行うためのスイツチング装置に関する。
B 開示の概要 本願はクロスポイント・スイツチ及びデルタネ
ツトワークを含むスイツチング装置に関する。
上記の2つのスイツチ装置が共通のポートアダ
プタ(ソースアダプタ、宛先アダプタあるいは入
力アダプタ、出力アダプタ)の間に並列に接続さ
れる。
クロスポイント・スイツチから成るクロスポイ
ントアレイが主としてデータ伝送路として用いら
れ、デルタネツトワークが主として接続要求メツ
セージの伝送路として用いられる。
クロスポイントアレイは、行列状に配したクロ
スポイントスイツチを行又は列で一括してオンさ
せ、ソースアダプタと宛先アダプタとの間の伝送
路を確立させるものであるため、複数のソースア
ダプタが同時にデータ伝送路を確立しようとする
と、伝送路が混線して目的とする宛先アダプタへ
データを伝送することができない。
このような混線を回避するため、ソースアダプ
タ側からデルタネツトワークを介して目的の宛先
アダプタへクロスポイントスイツチをオンさせる
ことができる時間を接続要求メツセージを送るこ
とによつて予約し、この予約時間内では他のアダ
プタとの競合が生じないようにする。
ここで、デルタネツトワークは1つの入力ポー
トに対して1つの出力ポートをアドレス指定して
伝送路を確立できるのもであり、接続要求メツセ
ージは必ず目的とする宛先アダプタへ伝送され
る。
このよううにして宛先アダプタが接続要求メツ
セージを受け取ると、他のソースアダプタとの競
合が生じない時間を決定し、この承認した時間を
戻りメツセージとして接続要求を出したソースア
ダプタへデルタネツトワークを介して返送する。
宛先アダプタによつて承認された予約時間を戻
りメツセージによつて受け取つたソースアダプタ
は、当該予約時間になるとクロスポイントスイツ
チをオンさせて目的の宛先アダプタへの伝送路を
クロスポイントネツトワーク上に確立する。
ここで、本願では、スイツチングの効率を高め
るデータ伝送のスループツトを高めるため、デル
タネツトワークでのメツセージ伝送で目的とする
宛先アダプタを同じくする複数のメツセージの結
合を行つている。
すなわち、デルタネツトワークを成すスイツチ
ノードにおいて、出力ポートへのその後の経路が
同じ接続要求メツセージは各接続要求メツセージ
の時間情報を加え合わせた形で1つの接続要求メ
ツセージに結合させてまとめ、この結合されたメ
ツセージを目的の宛先アダプタへ伝送し、メツセ
ージ間の衝突を解決している。
尚、上記のようにして結合された接続要求メツ
セージに対する戻りメツセージは結合がなされた
スイツチノードにおいて結合前の個々の接続要求
に対応して分解(再結合)され、分解された戻り
メツセージが夫々要求を出したソースアダプタへ
返送される。この元の接続要求に対応した分解
は、結合処理に際してスイツチノードに各接続要
メツセージをカタログとして保存し、このカタロ
グを参照することにより行う。
C 従来技術 高性能コンピユータの最近のデザインに含まれ
る複数の装置において、各装置は通常独立して動
作を行うけれども、データ交換が必要になつた
時、他の装置との間又はメモリとの間で突発的に
データ伝送を行う複数の装置がしばしば含まれ
る。例えば、並列的に動作する複数の等価のプロ
セツサがあつて、各プロセツサは複数のメモリ装
置の1つに突発的なアクセスを要求する。これ等
のプロセツサ及びメモリは他のプロセツサ及びメ
モリのすべてに対して、要求されたデータ交換を
行うため少くとも1個或は小数の入出力ポートを
持つている。データ交換は頻繁に且つ時間的には
ランダムに発生し、そしてプロセツサ及びメモリ
のランダムな組み合せの間で行われる。データ交
換の比較的短い時間でポートを接続するための或
る種のスイツチングネツトワークが必要である。
然しながら、コンピユータがスイツチングシス
テムに要求を課している。データが転送されてい
る間、処理が過度に遅延されないように、スイツ
チング装置には高帯域幅が与えられねばならな
い。更に、スイツチの継続動作は頻繁に行われ
る。その結果、接続の待ち時間に起因する処理の
遅延、或は接続が行われる間に受ける処理の遅延
は並列的に動作する複数のプロセツサの総合能力
を低下させる。
第3図は本発明に関連するコンピユータシステ
ムの1つのタイプを示す。第3図の各プロセツサ
10は独立して動作し、且つ相互に並列的に動作
する多数のプロセツサである。従来、並列プロセ
ツサの数Nは通常4程度であつた。然しながら、
コンピユータシステムの最近のデザインはNが
256乃至1024に増加している。各プロセツサ10
は複数のメモリ12のうちの1つに対して突発的
にアクセスを要求する。説明の便宜上、メモリ1
2はすべて等価であつて、N個あるものと仮定す
る。各プロセツサ10は入出力路14を有し、各
メモリ12もまた入出力路16を持つている。通
路14及び16はバスであつてもよく、完全な2
重伝送を与えるよう2重に重複されてもよい。然
しながら、特定のメモリ12に対してアクセスを
要求するプロセツサ10は、プロセツサの入出力
路14が、要求されたメモリ12の入出力路16
へ接続されるのを要求することは注意を払う必要
がある。この選択的接続は、第3図で示されてい
るコンピユータシステムの中央にあるスイツチ1
8によつて遂行される。スイツチ18のためにク
ロスポイント・スイツチを使用することは、高い
帯域幅を必要とする。クロスポイント・スイツチ
の重要な特徴は、夫々の接続が選択的に行われ且
つ一方の側から他方の側へN個の接続を同時に与
えることが出来ることにある。クロスポイント・
スイツチの複雑性はN2で増加するけれども、ク
ロスポイント・スイツチを製造するための現在の
技術が実際のN2個のクロスポイント・スイツチ
の製造を比較的簡単なものにしている。ジヨージ
ヨウ(C.J.Georgiou)は1983年10月24日に出願さ
れた米国特許出願(S/N番号544652号)で、各
アレーが独立した集積回路上にある、より小さい
クロスポイント・スイツチのアレーを含むクロス
ポイント・スイツチを開示している。ジヨージヨ
ウは、第3図の2方向スイツチとは異なつた単方
向スイツチを記載しているけれども、ジヨージヨ
ウのスイツチは第3図の構成に容易に適用するこ
とが出来る。ジヨージヨウのクロスポイント・ス
イツチによつて、スイツチへのポートの数Nを
1024に増加することは容易に推考しうることであ
る。従つて、スイツチ18の合計帯域幅は伝送路
14及び16の帯域幅の1024倍である。更に、ジ
ヨージヨウのクロスポイントはブロツキングしな
い即ち阻止しない利点を持つている。ブロツキン
グをしないという意味は、プロセツサ10がその
入出力路14を、現在接続されていないメモリの
入出力路16へ接続することを要求したならば、
スイツチ18はその接続を与えることが出来るこ
とを意味する。それ故、プロセツサ10が接続を
要求した時、プロセツサ10はスイツチ18によ
つてブロツクされない。
ジヨージヨウは、1983年10月24日に出願された
米国特許出願(S/N番号544653号)において、
彼のクロスポイント・スイツチの制御装置を開示
している。ジヨージヨウの制御装置は非常に高速
な装置にデザインされているけれども、その制御
装置はN個の入力ポートに対して1個の制御装置
を使うという、多くのクロスポイント・スイツチ
の持つ欠点を有する。その結果、この制御装置に
おいては、クロスポイント・スイツチを通る接続
を要求する複数個のポートが順次に操作されなけ
ればならない。それ故、要求された接続速度がひ
とたび制御装置の速度を越えると、クロスポイン
ト・スイツチ及び制御装置を組合せたスループツ
トはN-1で低下する。換言すれば、制御装置は共
用資源である。ジヨージヨウの制御装置が各ポー
トに接続された並列のサブ制御装置を備えるよう
デザインし直されたとしても、ジヨージヨウの発
明に基づくポート接続テーブルである1つの表に
何れにせよ従属することになる。その表はスイツ
チを介する利用可能な接続経路を指示するもので
ある。従つて、ポート接続テーブルもまた共用資
源であり、大きな値のNに対して、制御装置の速
度を制限することになる。
クロスポイント・スイツチに対する代案として
はデルタネツトワークがある。デルタネツトワー
クはダイアス(Dias)等によつて与えられた幾
つかの例によつて定義され、その等の例は1981年
4月のコンピユータに関するIEEE会報、Vol.C
−30、No.4の273頁〜282頁に掲載された「緩衝さ
れたデルタネツトワークの分析及びシユミレーシ
ヨン」(Analysis and Simulation of Buffered
Delta Networks)と題する技術文献に開示され
ている。パテル(Patel)はまた、1981年10月の
コンピユータに関するIEEE会報、Vol.C−30、
No.10の771頁〜780頁にある「多重プロセツサのた
めのプロセツサ−メモリの相互接続の成果」
(Performance of Processor−Memory
Interconnections for Multiprocessors)と題す
る文献中でデルタネツトワークを定義している。
パケツトスイツチングの一例は、コロラド州デン
パーで開催された1981年国際通信会議(1981年6
月14日〜18日)において、ズルコフスキー
(Szurkowski)によつて開示された「ローカルネ
ツトワーク・パケツトスイツチングのデザインに
おける多段スイツチネツトワークの使用」(The
Use of Multi−Stage Switching Networks in
the Design of Local Network Packet
Switching)と題する技術文献に記載されてい
る。デルタネツトワークは1983年2月のコンピユ
ータに関するIEEE会報Vol.C−32、No.2の175頁
〜189頁に掲載されている「NYU
Ultracomputer……Designing and MIMD
Shared Memory Parallel computer」と題する
ゴツトリーブ(Gottlieb)等による技術文献に開
示されているオメガ・スイツチングネツトワーク
を参照して記載する。デルタネツトワークのこの
例は第2図に示す。左側に2進数で示されている
8個のポートと、右側に同じように2進数で示さ
れた8個のポートがある。右側のポート及び左側
のポートを接続するため、3つのステージのスイ
ツチ20がある。各スイツチは2×2スイツチで
あつて、一方の側における2つの入力のうちの1
つを他方の側における2つの出力のうちの1つへ
選択的に接続することが出来る。図示されたデル
タネツトワークは右側にある任意のポートから左
側の任意のポートへ接続を与えることが出来る。
デルタネツトワークは並列のパイプライン方式
(長い処理を短い処理に分割して各処理を並列に
処理する方式)に使われるよう意図されている。
データは比較的小さいパケツトで一方の側から他
方の側へ転送され。パケツトはデータに加えて、
所望に宛先アドレスを含む制御情報を持つてい
る。例えば、左側のポート000が右側ポート100へ
データのパケツトを転送する場合、パケツトはパ
ケツトのヘツダ中に宛先アドレス100を含み、
そしてスイツチ20a中にパケツトを入力する。
スイツチ20aは宛先アドレスの最右端ビツトを
検知し、その結果、その0出力を介してスイツチ
20bへ宛先アドレスとパケツトのデータ部分と
を転送し、そしてスイツチ20bは宛先アドレス
の中間のビツト、即ち0を検知し、上述のような
情報のパケージをその0出力を介してスイツチ2
0cへ送る。スイツチ20cは宛先アドレスの3
番目、即ち最左端のビツト1を検知し、その1出
力を介して右側ポート100へパケツトを送る。
スイツチ20の中にバツフアを使用することによ
つて、異なつたセクシヨンのスイツチを再結合す
ることが可能だから、2×2スイツチ20のステ
ージの間の制御及び伝送はパイプライン方式で行
う。従つて、デルタネツトワークの制御機能は可
能性として非常に高速であり、そして、ステージ
によつて生ずる遅延はログNで上昇し、クロスポ
イント・スイツチのようにN従属ではない。第2
図のデルタネツトワークは並列の転送路を備えて
いるのでシステムの帯域幅を増加することが分
る。然しながら、デルタネツトワークはブロツキ
ング・ネツトワークである。換言すれば、デルタ
ネツトワークは、所望の出力ポートが利用可能で
あつたとしても、スイツチを通る接続路が利用可
能になることを保証しない。例えば、左側の000
ポートと、右側の100ポートとの間の上述した接
続が行われたとした場合、上述のように各スイツ
チ20a,20b,20cはそれぞれ0,0,1
が選択されているので、左側のポート001は右側
の4個のポート000,010,100及び110へ連絡する
のをブロツクされる。上述した接続はブロツキン
グが除去される前に遮断される。従つて、デルタ
ネツトワークは高速度の可能性は有するものの、
伝送動作が増加すると上記のように他のポートと
の間での接続が阻害されてブロツキング遅延が生
ずる。
D 問題点を解決するための手段 従つて、本願発明の目的はデルタネツトワーク
を併設したクロスポイント・スイツチによりスル
ープツトの高いデータ伝送を可能ならしめる方法
を提供することにある。
本発明は、クロスポイント・スイツチ装置がデ
ータ伝送に対して高帯域幅で且つ接続をブロツク
しないスイツチングシステムとして説明すること
が出来る。複数の制御装置が入力ポートか又は出
力ポートの何れかに設けられて、そのポートのク
ロスポイント接続を制御する。更に、入力ポート
及び出力ポートの間にデルタネツトワークが設け
られて、制御装置へ、又は制御装置からの制御情
報のパイプライン・スイツチングを許容する。ポ
ートへのアクセス要求は予約の形式で与えられ
る。換言すれば、制御要求は一定の範囲内の接続
時間の要求をデルタネツトワークを介して行う。
制御装置はこれ等の要求を受け取り、接続のため
のスケジユールを設定し、そしてその接続時間が
承諾される前に、接続のための時間遅延を、デル
タネツトワークを介して、要求ポートへ返還す
る。
E 実施例 本発明はデータ伝送に対してブロツキングがな
いクロスポイント・スイツチを設け、そしてクロ
スポイント・スイツチの入力ポート及び出力ポー
トの間の制御情報をスイツチするため、デルタネ
ツトワーク・スイツチを更に設けることによつ
て、クロスポイント・スイツチ及びデルタスイツ
チ・ネツトワークの最良の特徴を組み合せてい
る。クロスポイント・スイツチの複数のポートの
各々に、クロスポイント・スイツチの並列制御装
置が設けられている。第1図は、4個の入力ポー
トI0〜I3と、4個の出力ポートO0〜O3とがある場
合、換言すれば数値Nが4である場合の本発明の
1実施例を示す。各入力ポートは夫々の入力アダ
プタ30へ接続され、各出力ポートは出力アダプ
タ32へ接続されている。クロスポイント・スイ
ツチ34は、入力アダプタ30に接続されている
4本の水平ライン36と、出力アダプタ32に接
続されている4本の垂直ライン38とに接続され
ている。水平ライン36及び垂直ライン38の各
交差点に、夫々の水平ライン36及び垂直ライン
38の間の接続を行うため、独立して選択可能な
クロスポイントがある。クロスポイント制御装置
40は各水平ライン36に関連づけられて、水平
ライン36のクロスポイントを制御する。従つ
て、この実施例は、制御装置が出力ポートでな
く、入力ポートに結合しているから、水平に仕切
られている。各クロスポイント制御装置40は関
連した入力アダプタ30により制御される。
クロスポイント・スイツチ34はデータの選択
的伝送に主として使われ、他方、別個のデルタネ
ツトワーク42が入力アダプタ30及び出力アダ
プタ32の間の制御情報の選択的伝送に主として
使われる。Nが4である場合、夫々のステージが
2個の2×2スイツチ44を有する2つのステー
ジを必要とする。各スイツチ44はそれ自身のバ
ツフアを有し、且つ入力アダプタ30及び出力ア
ダプタ32もまたバツフアを有すから、第1図の
デルタネツトワークは第2図のデルタネツトワー
クとは異なる。第1図の実施例は説明の目的で示
されたものであつて、本発明は、例えばNが512
或は1024の如く非常に大きい数値に対して主に使
われる。図示するのは難しいが、実用的な実施例
としては、2×2スイツチ43の付加的ステージ
を設けたり、更に2×2スイツチは4×4スイツ
チ又は8×8スイツチに置換することがある。メ
モリシステムの基本構成は同じである。
或る場合には、各ステージに4個のスイツチ4
4を持つ3つのステージから成るデルタネツトワ
ーク42を持つのが望ましい。最も右寄りのステ
ージ及び最も左寄りのステージは1×2スイツチ
で構成する。このデザインにおいては、アダプタ
30及び32のための緩衝機能は1×2スイツチ
により遂行することが出来る。
クロスポイント・スイツチを制御する基本的な
問題は、所望の資源が利用可能か否か、この例の
場合、クロスポイント・スイツチ34の必要とす
る水平ライン36及び垂直ライン38が利用可能
か否かを確かめることがある。制御装置40の関
連する水平ライン36が利用可能か否かを決める
ことは、水平に仕切られたクロスポイント・スイ
ツチの制御装置40にとつて容易なことである。
制御装置40にとつて、より困難な問題は、所望
の垂直ライン38が利用可能であるか否かを知る
こと、或は他の制御装置40が所望の垂直ライン
38に他の異なつたクロスポイントを接続してし
まつたか否かを知ることである。デルタネツトワ
ーク42はこの情報を得るための迅速且つ効果的
な手段を与える。
入力アダプタ30が、指定された出力ポート
O0〜O3への接続要求を入力ポートI0〜I3から受け
取ると、入力アダプタ30はデルタネツトワーク
42を介して、指定された出力アダプタ32へこ
の要求を差し向ける。出力アダプタ32は関連し
た垂直ライン38の使用の記録を記憶している。
入力アダプタ30が出力アダプタへ転送する要
求は制御メツセージSC ijの形である。ここでiは
入力アダプタ30の番号、jは要求された出力ア
ダプタ32の番号である。制御メツセージの形式
はSC ij=(Ai,Aj,T,C)である。最初の2つ
の変数は入力アダプタ30及び出力アダプタ32
夫々のアドレス、即ちアダプタ番号の指定であ
る。オリジナル要求中の第2の変数Tは、第i番
入力アダプタ30が第j番出力アダプタ32へ接
続を要求している時間の長さである。第3のフイ
ールドCは制御フイールドであつて、メモリへの
要求アドレスとか、或は要求された接続は読み取
り用なのか、書き込み用なのかのような情報を含
んでいる。宛先アドレスAjはデルタネツトワー
ク42を介して、指定された出力アダプタ32へ
制御メツセージSC ijを送る経路を決めるのに使わ
れる。原始アドレスAiは、同じデルタネツトワー
ク42を介して入力アダプタ30へその要求の回
答を送り戻す経路を決めるために使われる。
ゴツトリーブ等による上述の技術文献に記載さ
れているように、単一のフイールドAの中に原始
アドレスのフイールドと宛先アドレスのフイール
ドとを結合することが可能である。制御メツセー
ジが入力アダプタ30を離れる時、アドレスフイ
ールドAは宛先アドレスAjを含んでいる。制御
メツセージはデルタネツトワーク42を介して切
換えられるので、スイツチ43及び44は、関連
するスイツチに対して、どの入力ポートに制御メ
ツセージが到着するかを知つている。入力ポート
の番号は要求した入力アダプタ30の1ビツトア
ドレスである。その結果、スイツチ43又は44
は宛先アドレスAjのビツトのうちの1つをその
スイツチで使われた入力ポートの番号と置き換え
ることが出来る。従つて、制御メツセージが出力
アダプタ32に向つて、デルタネツトワーク42
を通過した後は、アドレスフイールドAは原始ア
ドレスAiを含んでいる。後述されるように、結合
アドレスフイールドA中に特殊ビツトを含ませる
ことが必要である。勿論、結合フイールドAは短
い制御メツセージだから、ノードがデルタネツト
ワーク42中でブロツクされる可能性を減少す
る。
第4図は、デルタネツトワーク42を介して入
力アダプタ30から出力アダプタ32へ転送され
る制御メツセージが必要とする時間を左に示した
時間的な経過である。この伝播時間は、ノードが
ブロツクされるため、1個又はそれ以上のスイツ
チ44における遅延を含む。各出力アダプタ32
は、出力アダプタ32が接続要求の予約の待ち行
列中のすべての接続要求の処理を完了す時間tpc
を示す時間レジスタ、即ち予約クロツクを持つて
いる。従つてこの時間tpc以後は新規な要求を受
け付けることの出来る時間である。出力アダプタ
32が制御メツセージSC ij(A,T,C)を受け
取ると、出力アダプタ32は制御メツセージ中の
時間フイールドTをtpcに等しい予約時間Vで置
き換え、そして予約クロツクをTによつて増加す
る。出力アダプタ32による一連の動作はゴツト
リーブにより記載された取り出し−加算演算によ
つて達成しうるのは明らかであろう。然しなが
ら、デルタネツトワーク42の中で最小限のブロ
ツキング遅延があると仮定して、出力アダプタ3
2から入力アダプタ30へ戻る伝播時間をtnio
した場合、予約時間Vはtnioより小さい値を取る
ことはあり得ない。この場合、tpcはtnio+Tで増
加される。
入力アダプタ30へ送り戻される制御メツセー
ジはSR ij(A,V)である。戻された制御メツセ
ージSRが、要求した入力アダプタ30によつて受
け取られると、その入力アダプタは関連する出力
アダプタへメツセージの転送を開始することの出
来る時間Vを知る。その時間Vが来ると、入力ア
ダプタ30はクロスポイント・スイツチ34中の
クロスポイント接点(ij)と入力アダプタ30と
を接続するように、関連した制御装置40を命令
し、次いでそのメツセージの転送を行う。それと
同時に、出力アダプタ32は予約の待ち行列中の
先頭のメンバにより指定されたメツセージを受け
取るための準備をする。
戻り制御メツセージがデルタネツトワーク42
中で過度に遅延された場合、予約時間Vは消滅す
る。システムクロツクと比較して入力アダプタ3
0で受け取られた予約時間Vが経過してしまう
と、予約時間の一部に既に出力アダプタ32にお
いて消滅している。従つて、所望のメツセージ全
体を伝送することは不可能であり、入力アダプタ
32は同じデータメツセージのために別の要求を
出さなければならない。
クロスポイント制御装置40は入力ポートに結
合し、そして水平ライン36の重複使用に対して
保証することが理解出来た。出力アダプタ32は
予約手段によつて垂直ライン38の重複使用に対
する保証を行う。
上記の実施例の説明は本発明の基本概念を理解
するために充分なものである。然しながら、上述
の実施例は効率的なデルタネツトワークのために
必要なハードウエアに関する細部の開示は不充分
である。更に、2個又はそれ以上の入力ポートが
同じ出力ポートへ制御メツセージを転送している
時、若し、制御メツセージがデルタネツトワーク
内で結合出来るならば、伝送路が混雑している場
合にデルタネツトワークの効率を非常に大きく増
加することが出来る。出力ポートのうちの1個の
出力ポートが、一度に大量の制御メツセージを、
出力ポートが処理出来る速度よりも速い速度で受
け取るようなことが高い可能性で存在する。その
ような場合、その出力ポートに直接関連するノー
ドはそのノードに接続された他のすべてのノード
からの制御メツセージの転送を禁止しなければな
らない。若し、中間のノードのバツフア能力が追
越されると、禁止機能がデルタネツトワークの主
要部分を通じて拡張され、従つて他の出力ポート
への制御メツセージの転送をブロツクする。従つ
て、有効なバツフア能力がデルタネツトワークの
各ノードに与えられねばならない。更に、過度に
使われる出力ポードによるブロツキングを更に制
御するために、出力ポートは簡単な結合メツセー
ジにのみ動作させ、且つ戻り制御メツセージの再
結合をデルタネツトワークの中間のノードで遂行
させるような方法で、デルタネツトワーク内でメ
ツセージを結合することは利益がある。何故なら
ば、デルタネツトワークの中間のノードは並列的
に動作し、且つブロツキング状態において上述の
如き拡大した禁止効果を持つことがないからであ
る。
第5図は左側の16個の入力アダプタ及び右側の
16個の出力アダプタを接続する16×16デルタネツ
トワーク50を示す。デルタネツトワーク50は
4ステージのノード、即ちスイツチ52を含み、
各ステージは入力アダプタからの深さによつて区
別される。ノードはすべて2×2スイツチであ
る。深さ3のノードの出力は後述される予約プロ
セツサ54を介して関連する出力アダプタへ接続
される。ノード52は入力ラインの高順位のビツ
トに従つて000から111の列に配列され番号付けら
れ、そして特定のノードは列及び深さによつて区
別することが出来る。例えば、ノード011(2)は深
さ2における列011の中にある。
入力アダプタi番が出力アダプタj番に関連し
た予約プロセツサ54へ制御メツセージSC ijを送
る。ここで、SC ij=(A,C,T,D,α,K)で
ある。3個の変数D,α及びKは結合機能のため
に必要である。第1の変数Aは特殊ビツトを除く
前述した結合アドレスフイールドである。例え
ば、出力アダプタ0001に向けられた入力アダプタ
0001からのメツセージはx0001のアドレスを持つ
入力アダプタ0001からノード001(1)に入る。特殊
左側ビツトは入力した入力ポートを表示するた
め、ノード001(1)によつて1にセツトされる。即
ち10001にセツトされる。ノード000(1)を離れた後
は、たつた3個の右側のビツトがデルタネツトワ
ーク50を通るその後の前進方向の通路を決定す
ることは注意を払う必要がある。メツセージが地
点A=1000yである出力アダプタ0001のためのノ
ード000(3)を離れるまで、この処理が繰返される。
アドレス1000は反対順序で書き込まれた入力アダ
プタのアドレスであり、そして特殊ビツトyは右
側にある。
第2の変数Cは既に述べたような制御情報を含
む。例えば、制御情報は出力アダプタに接続され
たメモリの読み取られるべき読み取りラインを表
わす標識を含む。若しメモリが32ビツトアドレス
(代表的なメインフレーム・コンピユータの場合)
と、128バイトのラインとを持つているならば、
そのメモリはラインを区別するために、22ビツト
のアドレス情報を制御情報Cの中に必要とする。
ラインアドレスに加えて、制御情報Cは例えば読
み取り又は書き込みなどに遂行されるべき動作の
タイプをむ。制御メツセージ中にこの動作情報を
含むことはクロスポイント・スイツチと、デルタ
ネツトワーク50とにより導入された遅延と重複
するように、メモリへのアクセス遅延を許容す
る。キヤツシユメモリと組み合された宛先側の大
容量記憶装置からデータをアクセスする場合、ア
ドレスを含むこの制御情報は特に有用である。制
御メツセージ中のアドレス情報は、クロスポイン
ト・スイツチを介する実際のデータアクセスの前
に、データを転送させ、又は大容量記憶装置から
キヤシユメモリへ事前取り出しを行わせる。例え
ばデータのアドレスは128バイトのラインアドレ
スである。
更に、制御情報Cは、オリジナル制御情報がメ
ツセージ結合動作の後に残されているか否かに関
する標識を含む。或はその代りに、制御情報C
は、最高優先順位を待ち従つて関連したアドレス
情報を保有する。結合されたメツセージに結合さ
れたメツセージの判別標識を含む。変数Tは、ア
クセス遅延とスイツチング遅延とを重ね合わせる
規則がない場合に、伝送動作に要する時間であ
る、最も単純な場合、初めに要求される接続時間
Tは、例えばメモリの1本のラインを読み取るの
に必要な時間単位のようなただ1つの単位であ
る。然しながら、メツセージが中間のノードで結
合される場合、変数Tは増やされる。
前進方向制御メツセージSC ij中の残りの変数D,
α及びKはノードで、結合動作を行うために必要
とする。変数Dは、結合動作が最も最近に生じた
デルタネツトワークの深さに1に加えたものであ
る。例えば、若し制御メツセージがノード110(2)
で結合されたたならば、D=3である。初めはD
=0、即ち結合動作は未だ遂行されていない。こ
の情報が含まれているので、デルタネツトワーク
50を通る逆方向の回答に結合動作を行う必要が
あるか否かについて、即時に判断が出来る。変数
αは結合ノードによつて挿入される判別標識であ
つて、結合されたメツセージを発生する結合動作
を判別するのに使われる。結合ノードはノード自
身のバツフア中に保有されている制御メツセージ
に判別標識αを関連させる。変数Kは与えられた
メツセージに対して結合を行つたノードの数であ
る。制御メツセージが結合された時、反対方向の
回答メツセージは再結合されねばならないから、
戻り方向の通路の中で遅延を生ずる。変数Kは戻
り通路中で優先順位の最も高いメツセージの遅延
の測度であつて、利用される最も早い予約時間を
決定するのに使われる。開始時にKはゼロにセツ
トされる。
デルタネツトワーク50の各ノードは第6図に
示された対称的な構成を持つている。入力アダプ
タから出力アダプタへ向かう前進方向の制御デー
タは前段のステージのノードからの2つの前進方
向データ入力路60及び62で受け取られる。前
進方向制御データは受け取られ、制御されそして
緩衝され、次に2つの前進出力データ路64及び
66の1つへ切換えられる。これらの機能は後述
される前進方向への制御及びバツフア機能を奏す
る前進方向制御及び緩衝回路68によつて制御さ
れる。前進データ出力路はデルタネツトワーク5
0中の次のステージへ接続される。この構成は戻
り方向制御及び緩衝回路78により接続された戻
りデータ入力路70及び72と、戻りデータ出力
路74及び76とによつて戻り方向に転送される
制御メツセージに対して通常は重複される。
データ路60〜66及び70〜76の各々は隣
りのステージの同じノードへ行くか又は隣りのス
テージの同じノードとは反対方向へ行く禁止ライ
ンを持つている。制御及び緩衝回路68又は78
の出力バツフアが一杯なので、それ以上のメツセ
ージは現在処理出来ない時はかならず、制御及び
緩衝回路68又は78は出力禁止ライン80及び
82、又は88及び90の何れかに付勢番号を発
生する。この禁止は、その回路68又は78へ転
送する、1つの側の両方の隣接ノードに対して、
それ以上のメツセージが転送されるべきでないこ
とを表示する。従つて、前進方向制御及び緩衝回
路68が禁止ライン84上の付勢信号を検出した
時、その回路は関連したデータ路64上に制御メ
ツセージを転送しない。同様に、戻り方向及び制
御緩衝回路78がライン92上に付勢禁止信号を
検出した時、その回路78は関連したデータ路7
4上に戻り制御メツセージを転送しない。
結合要求バツフア96はストレージのための前
進方向制御及び緩衝回路68及び戻り方向制御及
び緩衝回路78と、次に取出される結合メツセー
ジとによつてアクセス可能である。充満
(fullness)レジスタ98は結合要求バツフア9
6に現在記憶されているメツセージの数を追従す
る。結合要求バツフア96がメツセージを記憶し
た時、充満レジスタ98は前進方向制御及び緩衝
回路68により増加され、そして、結合要求バツ
フア96からメツセージを取出した時、戻り方向
制御及び緩衝回路78は充満レジスタ98を減少
する。結合要求バツフア96に記憶されているメ
ツセージは前進方向制御及び緩衝回路68により
与えられる判別標識で取出される。使用しうる識
別標識は一定数であり、リストレジスタ100は
どの判別標識が使用中であるかを追従する。若
し、使用しうる判別標識が8個だけしかなけれ
ば、リストレジスタ100は8ビツトレジスタで
ある。前進方向制御及び緩衝回路68は識別標識
に対応するビツトをセツトして、その識別標識は
結合要求バツフア96中に記憶されているメツセ
ージのために使われていることを表示する。戻り
方向制御及び緩衝回路78が結合要求バツフア9
6から最後に判別されたメツセージを取出した
時、戻り方向制御及び緩衝回路78はリストレジ
スタ100の中の対応ビツトをリセツトして、判
別標識が現在使用可能であることを表示する。
前進方向制御及び緩衝回路68の詳細は第7図
に示されている。入力バツフア110及び112
は前進入力データ路60及び62へ接続され、且
つ1つの制御メツセージSC ijを含むに充分な容量
を持つている。入力バツフア110及び112は
結合アドレスフイールドA中にアドレスを修正す
る機能を持つている。このアドレス修正機能は、
入力バツフア110又は112へのビツト入力と
は無関係に、修正されるべきアドレスビツトの出
力を、入力バツフア110に対しては2進数値0
にし、そして入力バツフア112に対しては2進
数値1にすることによつて容易に達成することが
出来る。例えば、前に説明した000(1)ノードの例
において、最左端のアドレスビツトは入力バツフ
ア112から常に1の出力が与えられる。
通路制御回路114は、入力バツフア110及
び112と、前進出力データ路64及び66との
間のメツセージの経路指定を制御し、且つ緩衝及
び結合制御装置118によつて制御される出力バ
ツフア116からの、そして出力バツフア116
への経路指定を制御する。前進出力データ路64
及び66に出力する出力バツフア116と関連し
て、出力バツフア116に記憶されているメツセ
ージの数を表示する充満レジスタ120がある。
メツセージが入力バツフア110又は112で受
け取られた時、通路制御回路114は切換えの方
向を表示する、アドレスフイールドの1個のビツ
トを読み取る。深さdにおいて、若し、ビツトd
+1=0ならば、メツセージは前進データ出力路
64に向けられ、若し、ビツトd+1=1なら
ば、メツセージは前進データ出力路66に向けら
れる。充満レジスタ120によつて表示されたよ
うに若し出力バツフア116が空であり、且つ通
路64及び66が利用可能であるならば、通路制
御回路114は入力バツフア110又は112か
らのメツセージを表示された出力路64又は66
へ直ちに転送する。
以下の2つの条件が満たされると、通路64及
び66は利用可能である。即ち、第1は、出力デ
ータ路64又は66に関連した禁止ライン84又
は86はオフでなければならない。第2に、入力
バツフア110及び112中のメツセージは、表
示された通路に対する唯一のメツセージでなけれ
ばならない。これを換言すれば、他の入力バツフ
アは空であるか、若しくは空でない場合、記憶さ
れているメツセージは他の出力路へ差し向けられ
るものでなければならない。然しながら、若し、
入力バツフア110及び112の両方が同じ出力
路64又は66へ差し向けるメツセージを含むな
らば、その出力路について衝突、即ち回線争奪が
生ずる。回線争奪を解決する1つの方法は後述す
る組み合せ動作を行うことである。然しながら、
回線の伝送状態が疎であり、出力バツフアが空で
ある時、転送遅延を最小にするため、回線争奪は
通路制御回路114によつて直ちに解決すること
が好ましい。その良好な解決方法において、通路
制御回路114は、入力バツフア110及び11
2の何れの入力バツフアが出力路64又は66へ
最後にメツセージを差し向けたかを追跡する。最
後のメツセージを転送していない入力バツフア1
10又は112が回線争奪の優先権を与えられ、
そのメツセージは他のメツセージの前に転送され
る。換言すれば、通路制御回路114は入力バツ
フア110及び112の間の優先順位を変更させ
る。
出力バツフア116は出力データ路64及び6
6へ転送されるのを待機しているメツセージを記
憶する。出力バツフア116の内容は、結合処理
で使われる結合アドレスフイールドAの残留して
いる宛先アドレスの部分と、2つの出力データ路
64及び66の2つのアドレスとによつてアドレ
スされねばならない。更に、出力バツフア116
は、2つの出力データ路64及び66に差し向け
られたすべての内容に対して先入れ先出しバツフ
アとして動作しなければならない。これ等の機能
は第8図に示したように、出力バツフア116を
2つの出力バツフア116a及び116bに分割
することによつて容易に遂行することが出来る。
各出力バツフア116a及び116bは関連する
出力データライン64及び66に割り当てられ
る。充満レジスタ120a及び120bは夫々分
割されたバツフア116a及び116bと関連す
る。各出力バツフア116a又は116bと関連
して、Hレジスタ122a又は122bとTレジ
スタ124a又は124bがある。H及びTレジ
スタは先入れ先出し緩衝機能を制御するポインタ
に使われる。出力バツフア116a又は116b
のメモリ構成が第9図に示されている。バツフア
116a又は116bはn+1個のアドレス可能
の記憶位置を含み、各位置は1個の制御メツセー
ジSC ijを記憶する。Tレジスタ124a又は12
4bは、メツセージが記憶される出力バツフア1
16a又は116b中の次の記憶装置を呼び出
す。Hレジスタ122a又は122bは取り出さ
れる次のメツセージである最も古くから記憶され
ているメツセージを呼び出す。第9図はバツフア
に現在記憶されている3つのメツセージの3つの
記憶位置を示している。他のメツセージが出力バ
ツフア116a又は116bに記憶された時、T
レジスタは1だけ減らされる。同様に、メツセー
ジが取り出された時、Hレジスタ122a及び1
22bは1だけ減らされる。Hか又はTの何れか
が0になつた時、更にそれを減少すると0になつ
たポインタH又はTは数値nを生ずる。換言すれ
ば、ポインタは循環する。メツセージが記憶され
た後、H=Tになつた時は、関連した出力バツフ
ア116a又は116bは充満していることは注
意を要する。然しながら、メツセージが取り出さ
れた後、H=Tの時は、関連したバツフアは空で
ある。
通路制御回路114に関連した回路を示すより
詳細なブロツク図が第10図に示される。2つの
入力バツフア110及び112の各々に関連して
制御情報の2個のビツト(b1,b2)を含むバツフ
ア状況レジスタ130又は132がある。若し、
関連した入力バツフア110又は112中に待機
中のメツセージがあるならば、第1のビツトb1
値は1である。第2のビツトb2は、デルタネツト
ワークのこのステージに使われているアドレスフ
イールドAのビツトから取り出される。即ち、若
し、制御メツセージが出力データ路64へ切換え
られるのならば、第2ビツトb2は0であり、そし
て若し、制御メツセージが出力データ路66に切
換えられるのならば、第2ビツトb2は1である。
2個の付加的レジスタ134及び136が各出力
データライン64及び66に関連し、そしてそれ
等のレジスタは上記のラインで転送された最終の
メツセージを供給したレジスタ源を表示する。換
言すると、データ出力ライン64に関連した最終
メツセージレジスタ134の内容は、若しライン
64により転送された最終メツセージがデータ入
力ライン60から受け取られたならば、0にセツ
トされ、そして若し、メツセージがデータ入力ラ
イン62で受け取られたならば、1にセツトされ
る。通路制御回路114は、出力データライン6
4に転送される予定のメツセージが出力バツフア
116a中に緩衝記憶された時、充満レジスタ1
20aを増加する。緩衝記憶されたメツセージが
出力バツフア116aから取出され、データ出力
ライン64に転送された時、通路制御回路114
は充満レジスタ120aを減少する。データ出力
ライン66に転送するため出力バツフア116b
にメツセージが緩衝記憶されると、充満レジスタ
120bに対して、同じような増加又は減少が行
われる。
メツセージを上段のデータ出力ライン64に転
送することについて以下に説明する。同じ説明が
下段のデータ出力ライン66にも当て嵌まるのは
勿論である。最大限1つは制御メツセージが1制
御サイクル毎に上段のデータ出力ライン64に転
送される。このラインで転送されるメツセージが
選択された時、メツセージ選択フラグがセツトさ
れる。若し、メツセージが選択されなければ、メ
ツセージ選択フラグはリセツトされる。データ出
力ライン64に関連した禁止ライン84が付勢さ
れると、メツセージは転送されない。若し、バツ
フア状況レジスタ130又は132の内容が
(b1,b2)=(1,0)であると検出されると、通
路制御回路114は、禁止されたデータ出力ライ
ンで転送するメツセージが受け取られたことを認
識する。その代りに、通路制御回路114は記憶
するか又は結合するためのメツセージを関連する
入力バツフア110又は112から緩衝及び結合
制御装置118へ前進させる。
然しながら、若し、禁止ライン84が付勢され
ていなければ、充満レジスタ120aが0でない
値を含むか否かを決定するため、充満レジスタは
緩衝及び結合制御装置118によつて問合せられ
る。換言すれば、出力バツフア116a中に待機
するメツセージがあるか否かが充満レジスタに問
合せられる。若し、充満レジスタ120aが0よ
り大きければ出力バツフア116中の次のメツセ
ージが取り出され、そして充満レジスタ120は
減少される。次に、最終メツセージレジスタ13
4はこの最終のメツセージの発生に従つて更新さ
れて、メツセージ選択フラグがセツトされる。
出力バツフア116aが、空の充満レジスタ1
20aにより表示される状態、即ち待機メツセー
ジを持たない状態であれば、入力バツフア110
及び112中のメツセージは直ちに前進させるこ
とが出来る。入力バツフア110中のメツセージ
は、若し、(1)最終メツセージレジスタ134の内
容が0であり且つバツフア状況レジスタ130の
内容が(1,0)であるか、又は(2)最終メツセー
ジレジスタ134の内容が1であり、そして上段
バツフア状況レジスタ130が(1,0)を含
み、且つ下段バツフア状況レジスタ132の第1
のビツトb1が0であるかの何れかであれば、デー
タ出力ライン64へ直ちに前進される。同様に、
若し、(1)最終メツセージレジスタ134が1であ
り、そして下段のバツフア状況レジスタ132の
内容が(1,0)であるか、又は(2)最終メツセー
ジレジスタ134が0であり、そして下段のバツ
フア状況レジスタ132が(1,0)であり、且
つ上段バツフア状況レジスタ130が0であるか
の何れかであるならば、メツセージは下段入力バ
ツフア112から転送される。若し、転送される
メツセージがこれ等の条件の1つに該当すると、
メツセージ選択フラグがセツトされる。然しなが
ら、上段又は下段入力バツフア110又は112
の何れかが、直ちに転送出来ない入力メツセージ
を持つてい場合は、上述のどの条件も満たさない
から、そのメツセージは緩衝及び結合制御装置1
18へ前進される。
メツセージを緩衝記憶し且つ結合するのに使わ
れる緩衝及び結合制御装置118を以下に説明す
る。緩衝及び結合制御装置118は通路制御回路
114から制御メツセージSC(A,C,T,D,
α,K)を受け取る。ここに、緩衝及び結合制御
装置118は深さdにあるスイツチノード52の
ものと仮定する(第5図参照)。制御装置118
は宛先アドレスd+1,d+2……を指定する結
合アドレスフイールドAの残りのビツトを取り出
して、そして出力バツフア116中に既に記憶さ
れているメツセージの対応ビツトと比較する。換
言すると、出力バツフア116はその内容がフイ
ールドd+1,d+2……に従つてアドレス可能
であるということである。良好な実施例におい
て、出力バツフア116は2つの出力データ路6
4及び66に関連した2つの出力バツフア116
a及び116bを含むから、第1のビツトd+1
はこれ等2つの出力バツフア116a及び116
bの何れか一方を呼び出す。これ等2つの出力バ
ツフア116a及び116bは残りのアドレスビ
ツト、即ちビツトd+2,d+3……によつて、
その内容が個々にアドレス可能である。然しなが
ら、2つの出力バツフア116a及び116b
は、現在そこに記憶されている有効なメツセージ
の内容がバツフアの関連するT及びHポインタの
間でのみアドレス可能である。若し訂正されたア
ドレスビツトによつてメツセージが見出されなけ
れば、現在受け取つている制御メツセージがメツ
セージMi(A,C,T,D,α,K)としてTレ
ジスタ124a又は124bにより呼出された位
置に記憶される。Tレジスタ124a又は124
bは減少され、そして関連する充満レジスタ12
0a又は120bは増加される。これは緩衝記憶
動作を完成し、そしてメツセージ結合は行われな
い。
然しながら、若し、訂正されたアドレスビツト
でメツセージが見出されていたならば、そのメツ
セージはMi=(Ai,Ci,Ti,Di,αi,Ki)の形式
を持つ。これはアドレスAの対応ビツトとマツチ
したアドレスAiの適当なビツトである。記憶され
たメツセージの深さ変数がノード52の深さDi
dである場合、メツセージMiはこのレベルで既
に結合されている。この場合の結合プロセスは、
既に記憶されているメツセージMiの時間変数が
新しく到着したメツセージSCの時間変数によつて
増加することを含んでいる。即ち、新しく結合さ
れ記憶されたメツセージはMi=(Ai,Ci,Ti
T,Di,αi,Ki)に増加される。増加された時間
変数はすべての結合制御メツセージのすべての仕
事を処理するのに要する合計時間である。制御メ
ツセージSCが既に結合されたメツセージMiと結
合された時、制御メツセージSCの打ち切り型
(truncated version)のメツセージがカタログ
(catalogued)メツセージM*=(A,T,D,
α;αi)として結合要求バツフア96中に記憶さ
れる。本実施例では、制御メツセージの変数C及
びKは、メツセージが再結合される時に、要求さ
れないので、制御メツセージの変数C及びKはカ
タログメツセージM*には記憶されない。最後の
変数αiは既に結合されたメツセージMiから取り出
されており、そして変数αiはどのカタログメツセ
ージM*が1つの結合メツセージMiと関連されて
いるかを判別するためと、予約プロセツサ54か
ら最終的には戻されるメツセージを判別するため
とに使われる判別標識の1つである。
勿論、カタログメツセージM*が結合要求バツ
フア96に記憶されると、緩衝及び結合制御装置
118は関連する充満レジスタ98を必ず増加す
る。制御メツセージSCが緩衝記憶されたメツセー
ジMi中に結合され、且つそれに関連したカタロ
グメツセージM*が記憶されると、緩衝及び結合
制御装置118は次のサイクルの用意が整う。
若し、出力バツフア116にあるメツセージ
Miがdより小さい深さ変数(Di)を持つている
とすれば、既に緩衝記憶されているメツセージ
Miはこの深さdの以前では結合されていない。
この場合、制御装置118は形式Mi=(Ai,Ci
Ti+T,D,α′,Ki+1)のSC及びMiから新し
く結合されたメツセージを作る。判別標識α′は新
しい標識であつて、それはリフトレジスタ100
中に現在使われていないものとして表示されてい
る。従つて、リフトレジスタ100は、判別標識
α′が現在使用中であることを表示するよう変更さ
れる。若し、利用可能の判別標識がそれ以上なけ
れば、禁止ライン80及び82が付勢されて、そ
れ以上のメツセージの受け取りを阻止する。新し
く結合されたメツセージに対して、結合要求バツ
フア96中に、2つのカタログメツセージ、M1 *
=(Ai,,Ti,Di,αi;α′)とM2*=(A,T,D,
α;α′)が記憶される。換言すれば、制御メツセ
ージSC及び既に記憶されているメツセージMi
カタログメツセージに関連し、両方とも同じ判別
標識α′によつてカタログ化されて記憶される。こ
の2重の記憶は充満レジスタ98に数値2の加算
を要求する。結合要求バツフア96中に空のスロ
ツトが1個であることを充満レジスタ98が表示
した時は、緩衝及び結合制御装置118は禁止ラ
イン80及び82を必ず付勢させて、結合要求バ
ツフア96を溢れさせるそれ以上のメツセージの
受領を阻止する。
ここで、新しく結合されたメツセージMi中に
含ませるための変数Ai,Ci及びKiの選択は、既に
記憶されているが、然し結合されていないメツセ
ージMiから独断的に選択されるということは注
意が必要である。これ等の変数は制御メツセージ
SCからも同じように取り出すことが出来る。結合
を生じたメツセージは常に最高の優先順位の変数
を保有するように、制御パラメータCの優先順位
体系を設定することが可能である。これは、制御
変数Cが宛先ポートにおいてアドレス情報として
使われる時に、特に有用である。勿論、結合メツ
セージの制御フイールド中でそのような制御情報
を1セツトだけ転送することが出来る。
結合プロセスにおいて、若し、出力バツフア1
16a又は116b中のメツセージが既に待ち行
列の先頭にあるならば、そのメツセージは結合動
作に含ませないことが望ましい。待ち行列の先頭
メンバを結合させようとすると、バツフアからの
メツセージの転送に遅延をもたらす。従つて、第
9図の位置T+1及びH−1にあるメツセージの
内容又はT+1及びH−1の間にあるメツセージ
の内容だけがアドレスビツトd+1,d+2……
によつてアドレス可能である。
結合要求バツフアのメモリ構成は利用しうる緩
衝容量を完全に利用するように、リストレジスタ
100の構成と調整されるのが望ましい。第11
図に示したリストレジスタ100′は判別標識の
各々に対して1つの位置を含む。使用ビツトは、
関連するビツトが現在使用中か否かを表示する。
リストレジスタの判別標識自身は記憶される必要
はなく、それは単なる位置のアドレスであるに過
ぎない。長さ変数は判別標識αによつてカタログ
化された結合要求バツフア96′中のカタログメ
ツセージの数を表示する。最後に、すべての判別
標識αにポインタがあつて、それは結合要求バツ
フア96′中のカタログメツセージの1つの位置
を呼び出す。第11図に示した結合要求バツフア
96′は複数位置を有する別のメモリである。占
有ビツトは、或るメモリ位置がカタログメツセー
ジM*を記憶するのに現在使われているか否かを
表示する。メモリ位置は判別標識αと関連する他
のメツセージのための、結合要求バツフア96′
中の他の位置を呼び出すポインタを更に含んでい
る。結合要求バツフア96′は任意のメモリ位置
の任意の組み合せで、且つ判別標識の任意の組み
合せのカタログメツセージM*を記憶することが
出来る。従つて、結合要求バツフア96′は一連
のカタログメツセージの1つを呼び出す判別標識
αによつてアドレス可能である。他のカタログメ
ツセージが結合要求バツフア96′中に記憶され
た時は何時でも、ポインタのストリングは本例の
最後のカタログメツセージM3 *を追従する。次
に、別のメモリ位置が利用可能か否かを知るた
め、メモリ位置の占有ビツトがテストされる。利
用可能位置が見出されると、そのアドレスは最後
のカタログメツセージの位置のポインタフイール
ドの中に挿入され、新しいカタログメツセージは
呼び出された位置中に記憶され、占有ビツトは1
に変更され、そしてリストレジスタ100の中の
長さ変数は1だけ増加される。この体系におい
て、カタログメツセージ中の第2判別標識α′は、
ポインタのストリングからこの情報が入手出来る
ので無用なものであることは注意する必要があ
る。
禁止ライン80及び82をセツトしたりリセツ
トしたりする他のアプローチは後述する。
上述したノード52の構成によつて、制御メツ
セージSCは、異なつた深さにおいて1つのノード
から他のノードへ直ちに転送されるか、又は11
6a又は116b中に臨時に記憶された後に結合
されない形式で転送されるか、又は結合されたメ
ツセージで出力バツフア116a或は116bか
ら転送される。更にまた、制御メツセージは、結
合要求バツフア96で取り残された対応するカタ
ログメツセージM*と種々の深さにおいて結合す
ることが出来る。
制御メツセージSCは第12図に示された予約プ
ロセツサ54で最終的に受け取られる。制御メツ
セージSCが結合メツセージであろうと、非結合メ
ツセージであろうと、それは予約プロセツサにと
つて重要ではない。それ等は同じに取り扱われ
る。受け取られた制御メツセージSCは入力バツフ
ア130の中に記憶される。アドレスフイールド
A、深さ変数D及び制御メツセージSCの判別標識
αは戻りメツセージSRの中に含ませるために、出
力バツフア132へ直ちに前進される。制御情報
Cは出力アダプタ32へ転送される。若し、出力
アダプタ32がキヤツシユメモリを持ち、且つ制
御情報Cが出力アダプタ32に関連した大容量記
憶装置から要求されたメモリのページのためのア
ドレスを含んでいるとすれば、ページは、クロス
ポイント・スイツチ34を介する接続が最終的に
完成した時に、そのメモリアドレスと共にキヤツ
シユメモリ中に事前取り出しをすることが出来
る。
予約プロセツサユニツト134は入力バツフア
130から時間変数T及び結合レベルの数Kを受
け取る。
時間Tは結合メツセージの数に対して要求され
る合計時間である。他方、結合レベルの数Kは制
御メツセージSC中の唯1個の非結合メツセージと
関連される。システムクロツクは予約プロセツサ
ユニツト134に実時間信号tを与える。レジス
タ136は第1の予約を開始するための絶対時間
tpcを含んでいる。この絶対時間tpcは常に、シス
テムクロツク時間tと同じか、又はそれよりも大
きい時間に、予約プロセツサユニツト134によ
つてセツトされる。この機能は比較回路によつて
容易に実行することが出来る。
予約プロセツサユニツト134の目的は、デル
タネツトワークを介して送り返すための絶対的な
予約時間Vを計算すること、そして利用可能な予
約時間tpcの新しい値を計算することである。こ
れら2つの変数は更に他の変数Δ=(t+tnio
ZK)−tpcに依存する。変数tはシステムクロツク
の値であり、そしてtpcはレジスタ136中の現
在の値である。変数tnioはシステムの変数であり、
戻りメツセージが入力アダプタ30へ戻るための
デルタネツトワーク42を通過するために必要と
する時間を表わす。この変数は、戻りメツセージ
に結合がなく、従つて再結合が要求されない場合
であつて、且つ戻りメツセージに対してノード5
2でブロツクがないと仮定した場合の変数であ
る。変数Zは1つのノード52において再結合す
るための予想された付加的再結合遅延である。従
つて、ZKの積は、結合レベルの数Kと制御情報
Cとで与える。1つのオリジナルメツセージに対
して予想される合計の再結合遅延である。故に、
t+tnio+ZKの和は、K及びCが関連されている
1つの制御装置を発信した1個の入力アダプタ3
0における、戻りメツセージSRの予想到着時間で
ある。予想到着時間が利用可能な予約時間tpc
りも遅い場合には、換言すれば、Δが0より大き
い場合には、利用可能な予約時間tpcは使うため
には早期すぎる。Δは接続が行われるまで浪費さ
れる時間を表わす。この場合、入力アダプタにお
ける上述した戻りメツセージの到着時間VはV=
tpc+Δにセツトされる。この場合はまた、利用
可能予約時間レジスタ136は浪費時間値Δと要
求された予約時間Tにより増加される。従つて、
利用可能予約時間tpcの新しい値は制御メツセー
ジSCに関連したすべての仕事の処理を行う時間で
ある。
然しながら、若し、Δの値が0より小さいか、
又は0であるならば、浪費時間Δは存在しない。
戻りメツセージSRにより戻される時間変数Vは利
用可能予約時間レジスタ136の現在の値tpc
セツトされ、次に、このレジスタは予約時間要求
Tによつて更新される。ひとたび、出力バツフア
132がA,D,α及びVの値を受け取ると、戻
りメツセージSR(A,V,D,α)は逆方向へ転
送するためのデルタネツトワーク50へ返却され
る。
デルタネツトワーク50を介する戻り制御メツ
セージSRの伝播は、同じこのネツトワークを介す
る前進制御メツセージSCの伝播と非常に良く似て
いる。第13図に示した戻り方向制御及び緩衝回
路78は第7図の前進方向制御及び緩衝回路68
に酷似している。戻り入力データライン70及び
72と、戻り出力データライン74及び76との
間の切換は戻りメツセージSR中の結合アドレスフ
イールドAの1ビツトに従つて行われる。既に説
明したように、戻り方向における切換において
は、結合アドレスフイールドは右側から左側に読
み取られる。戻りメツセージは入力バツフア14
0及び142において緩衝記憶される。戻り通路
制御回路144はスイツチを通る戻りメツセージ
SRの切換を制御する。出力バツフア146は内容
をアドレスするものではなく、先入れ先出しバツ
フアとして厳格に動作することを除けば、出力バ
ツフア116と同じである。充満レジスタ147
は出力バツフア146中の利用可能スロツトの数
を保持している。出力バツフア146及び充満レ
ジスタ147は第8図に示したような2つの出力
バツフア及び2つの充満レジスタが設けられる。
若し、出力バツフア146が転送されるべき待
機メツセージを持つていれば通路制御回路144
は出力バツフア146と緩衝及び再結合制御装置
148とを介してこれ等のメツセージを受け取
り、アドレスフイールドA中の適切なビツトに従
つて、戻りデータ出力ライン74及び76に転送
する。出力バツフア146からメツセージを受け
取るたびに、関連する充満レジスタ147は減少
される。禁止ライン88及び90が付勢されてい
る時に、若し充満レジスタ147が減少される
と、禁止は除去される。前進方向のスイツチング
の場合においては、戻りメツセージは、要求デー
タ出力ライン74又は76が利用可能である時の
みに転送される。関連する充満レジスタ147が
表示しているように若し出力バツフア146が空
であり、データ出力ライン74又は76が利用可
能であり、また若し、戻りメツセージSR(A,V,
D,α)中の深さ変数Dがこの深さで再結合を要
することを表示しない、即ちD≠dであることを
表示しないならば、入力バツフア140又142
中のメツセージは適当なデータ出力ライン74又
は76へ転送される。若し、戻りメツセージSR
直ちに転送されなければ、戻りメツセージは緩衝
及び再結合制御装置148へ送られる。
Dがdに等しくない場合であつて、緩衝及び再
結合制御装置148が通路制御回路114から戻
りメツセージを受け取ると、緩衝及び再結合制御
装置148はそのメツセージを出力バツフア14
6中に記憶される。また、その制御装置148は
充満レジスタ147を増加する。出力バツフア1
46が充満していることを充満レジスタ147が
表示した時、禁止ライン88及び90は付勢さ
れ、次の戻りメツセージの転送を禁止する。
若し、深さDが制御装置148により受け取ら
れた制御メツセージ中のdと等しければ、この戻
りメツセージはこのレベルで再結合されなければ
ならない。戻りメツセージの形式はSR=(A,V,
d,α)である。結合要求バツフア96は少くと
も2つのカタログメツセージMi *=(Ai,Ti,Di
αi;α)を持つ。判別標識αに従つて内容がアド
レスされる。これ等のカタログメツセージは先入
れ−先出し順序で出力バツフア146から取り出
され、そして1番から始まつてi番で終る要求順
序で、SR=(Ai,Vi,Di,αi)という形式の複数
個の戻りメツセージとして出力バツフア146中
に挿入される。調節された予約時間V1はカタロ
グメツセージの番号に対して順番に計算され、
V1=V及びVi+1=Vi+Tiを得る。この結果は、
結合された戻りメツセージSR中の予約時間Tを複
数の再結合メツセージに割り当てる。メツセージ
が再結合されて、出力バツフア116に記憶され
ると、勿論、充満レジスタ120は適当に増加さ
れねばならず、且つ出力バツフア116が充満し
た時、転送は停止されねばならない。この場合、
禁止ライン88及び90が付勢される。
このようにして、戻りメツセージを発生した制
御メツセージSCが結合されたノードと同じレベル
で、すべての結合戻りメツセージSRが再結合され
る。更に若し、カタログメツセージM*中の深さ
変数Dが更に再結合の必要を表示したならば、た
だ1個の戻りメツセージが1以上の深さで再結合
される。このようにして、戻りメツセージは単一
の非結合戻りメツセージとして入力アダプタ30
に復帰する。次に、入力アダプタ30は、戻りメ
ツセージSR中に含まれる予約時間Vを使つて、そ
の入力アダプタに関連する制御装置40がクロス
ポイント・スイツチ34の中で、所定のクロスポ
イント接続を行わせる時間とする。戻り通路のブ
ロツキング又は他の理由のために、若し、入力ア
ダプタ30に返却された予約時間Vがその入力ア
ダプタ30で受け取られた時間よりも早い時間で
あれば、接続要求は再提出されねばならない。初
めに要求された接続時間Tの終りで、制御装置4
0はクロスポイント接続を遮断しなければならな
いことがある。何故ならば、他のクロスポイント
制御装置が別個に与えられた他の予約に基づくク
ロスポイント接続と競合することがありうるから
である。
禁止ライン80,82,88及び90をセツト
する他の方法を以下に説明する。バツフアに利用
可能な充分なスペースがあるか否かを決定するた
め、幾つかのバツフアがノード間の各転送サイク
ルの終りでチエツクされるから、この方法はその
転送サイクルの終りでのみ、これ等の禁止ライン
を変化する。緩衝及び結合制御装置118(第7
図)は、出力バツフア116a及び116bが少
くとも2つの利用可能スロツトを持つか否かを決
定するため、2つの出力バツフア116a及び1
16bに関連した充満レジスタ120a及び12
0b(第8図)をチエツクする。制御装置118
はまた少くとも4つの利用可能スロツトがあるか
否かを決定するため、結合バツフア96に関連し
た充満レジスタ98をチエツクする。次に、緩衝
及び結合制御器118は、若し、上記の条件の何
れかが満足されなければ、禁止ライン80及び8
2をセツトし、そして若し、両方の条件が満足さ
れれば禁止ライン80及び82をリセツトする。
セツト又はリセツトの状態はテストが繰返される
次のサイクルまで続く。
緩衝及び再結合制御装置148は、第8図と同
様の2重サブバツフアで構成されている出力バツ
フア146の各サブバツフアに関連した各充満レ
ジスタをチエツクする。各サブバツフアは、2よ
りも大きい値の利用可能スロツトの数か、又は結
合要求バツフア96に関連したリストレジスタ1
00′(第11図及び第13図)中の長さ変数の
最大値と同じ利用可能スロツトの数を、少くとも
持つていなければならない。若し、これ等の条件
が満足されれば、緩衝及び再結合制御装置148
は禁止ライン88及び90をリセツトする。若
し、条件が満たされなければ、禁止ライン88及
び90は次の周期の間付勢される。
今までの説明は、計算されそして入力アダプタ
へ返却された絶対的予約時間Vに依存している。
他の代替アプローチは、出力アダプタ32が利用
可能になる前の予約遅延を予約プロセツサで代替
して計算することである。予約遅延は予想されて
いる戻り遅延ZKと、代表的なブロツキング時間、
即ち阻止時間を考慮した付加的な遅延とを加えた
遅延より大きくなければならない。この代表的な
阻止時間遅延は特定のシステムに対して同調させ
ることが出来る。新しい予約遅延は予約プロセツ
サに設けられた遅延クロツクを更新するのに使わ
れる。この遅延クロツクは実時間の遅延インジケ
ータとなるように、Oに更新する。予約遅延が戻
りメツセージSRで送り戻されると、各ノードは、
阻止遅延か、緩衝遅延か、又は通常の転送遅延の
何れかによる、戻りメツセージの実際の遅延時間
に従つて、この予約遅延を減少する。従つて、こ
の予約遅延時間が入力アダプタ30に返却し戻さ
れた時、予約時間は制御装置40が、要求された
クロスポイント接続を行う前の真の遅延時間を表
示する。若し、予約遅延時間が負の値に減少され
たとすれば勿論、接続を行うには遅すぎるので、
入力アダプタは他の要求を提出しなければならな
い。結合された戻りメツセージ中の予約遅延は予
約時間Viと同じ方法で再結合される。
第3図のスイツチングシステムの前述の説明
は、入力ラインI0〜I3に設けられた1つの種類の
装置がクロスポイント・スイツチを介して、出力
ラインO0〜O4に接続された他の種類の装置へ接
続要求を開始したことが暗に含まれていた。その
ような対称的なシステムの2種類の装置は入力ラ
イン上のプロセツサ及び出力ライン上のメモリで
ある。然しながら、対称的なシステムを形成する
多くのコンピユータシステムにおいては、任意の
1つの装置は他の任意の装置に接続を要求するこ
とが出来る。入力ラインIi及び出力ラインOiの両
方へ任意の装置を接続することによつて、第3図
のスイツチングシステムへそのようなシステムを
容易に適合することが出来る。このために、接続
された装置には対応する入力ポート及び出力ポー
トが勿論必要である。そのようにして接続された
装置Di及びDjの間でクロスポイント・スイツチ3
4を通る2つの通路が存在することは注意を払う
必要がある。1つの通路はIiからOjを接続し、他
の通路はIjからOiを接続する。本発明に従つて、
これ等の2つのクロスポイント接続は2つの入力
ラインIi及びIjに現われる接続要求によつて別個
にセツトされる。
2つの装置Di及びDj間の完全2重通信を行うた
め、各装置Diは第14図に示されたクロスポイン
ト・スイツチ150に対して2つの入力ポートIi
及びI′iを持ち、同様にそのスイツチ150から2
つの出力ラインO′i及びOiを持つている。装置D1
が接続要求をすると、2つのラインIi及びO′iによ
り完全2重通路が装置D1に与えられる。然しな
がら、接続要求が他の装置Djにより行われると、
装置Diへの2重通路はラインI′i及びOiにより与え
られる。入力ラインIiに関連した単一のクロスポ
イント制御装置40が入力ラインIi及び出力ライ
ンO′iの両方のためのクロスポイント接続を制御
する。明らかに、クロスポイント接続はIi及びOj
の間に、そしてO′i及びI′jの間に行われる。クロ
スポイント・スイツチ150の水平仕切りは維持
されているが理解される。
第14図はシステムに必要なクロスポイント・
スイツチ150は、データ伝送のための或るライ
ンが1つの方向にあり、且つデータ伝送のための
他のラインが他の方向にあるという点でやや特殊
である。第15図に示されるように、クロスポイ
ント・スイツチ150を2つのクロスポイント・
スイツチ152及び154に分割するのが好まし
い。アダプタ30に接続されている1組の制御装
置40がスイツチ152及び154のクロスポイ
ント接続を制御する。各アダプタ30はデルタネ
ツトワーク42に接続されている原始側のライン
と宛先側のラインとを持つ。然しながら、水平に
仕切られたクロスポイント・アレーが入力ライン
に対して並列に制御ラインを有するという、少く
とも第3図の持つ条件の範囲内の意味で、クロス
ポイント・スイツチ154は水平仕切りでなく垂
直仕切りである。第15図の完全2重システムの
利点は、2つのクロスポイント・スイツチ152
及び154を通るデータの流れが単方向であるか
ら、従つて、スイツチ152及び154のデザイ
ンが単純化出来るということにある。
第15図の回路は第1図のデルタネツトワーク
42が2回路であると仮定している。換言する
と、この例では、戻りメツセージSRが、要求装
置、例えばDiに送り戻される。この例において、
若し、デルタネツトワーク42が単一通路であ
り、従つて返還メツセージが発生されず、且つク
ロスポイントは宛先側でセツトされるとすれば、
制御装置40からの制御ラインに夫々対応する変
更を施した上、前進方向クロスポイント・アレー
152は垂直に仕切られ、そして戻り方向アレー
154は水平に仕切られる。
以上に述べたスイツチングシステムはクロスポ
イント・スイツチ及び別個のデータネツトワーク
の両方を必要とする。然しながら、両方のスイツ
チング機能に1つのクロスポイント・スイツチを
使うことが可能である。クロスポイント・スイツ
チは時間的に多重化出来るので、クロスポイン
ト・スイツチは一定の周期でクロスポイント・ス
イツチとして動作し、他の一定周期で、デルタネ
ツトワークをシミユレートする。この組み合せ機
能は、第16図に示された例のように、シヤツフ
ル(shuffle)デルタネツトワークとして知られ
ている或るタイプのデルタネツトワークを得るこ
とが出来る。図示された完全シヤツフルネツトワ
ークにおいては、深さ0及び2のステージは1×
2スイツチノード160で構成されているのに反
し、深さ1の中間ステージは2×2スイツチノー
ドで構成されている。完全シヤツフルネツトワー
クの重要な点は、ステージ間の接続がネツトワー
クの深さとは無関係に同じであるということであ
る。例えば、d=0のノード160aから接続1
64a及び166aはd=1の対応ノードからの
接続164b及び166bと同じである。完全シ
ヤツフルネツトワークは前に述べたダイアス等の
文献に記載されている。完全シヤツフルネツトワ
ーク及びその使用法は1971年2月のコンピユータ
に関するIEEE会報のVol.C−20、No.2の153頁〜
161頁にストーン(Stone)による「完全シヤツ
フルを有する並列処理」(Parallel Processing
with the Perfect Shuffle)と題する文献に記載
されている。クロスポイント・スイツチは、クロ
スポイント・スイツチからの入力ライン及び出力
ラインの両方へ接続されたアダプタが完全シヤツ
フルネツトワークのノードの1つとして動作する
ことが出来るから、完全シヤツフルネツトワーク
をシミユレートすることが出来る。然しながら、
アダプタは完全シヤツフルネツトワークのすべて
の深さに対応するノードとして動作する。然し、
異なつた深さのステージ間の一定の相互接続のパ
ターンのため、シミユレートされた深さとは無関
係にスイツチングが行われる。
制御メツセージSCを前進方向に伝播するため
に、完全シヤツフルネツトワークをシミユレート
するためのクロスポイント・スイツチの使用法を
以下に説明する。クロスポイント・スイツチは周
期Tで多重化される。多重化周期の開始セグメン
トにおいて、データが周期T−2TCの間でクロス
ポイント・スイツチを通して転送される。このセ
グメントにおいて、クロスポイント・スイツチは
任意の入力ライン及び出力ラインの間の選択され
た接続をするための通常の態様で使われる。接続
の決定は制御メツセージSCの転送によつて行われ
る。多重化周期は、夫々の長さがTCである2つ
のセグメントに更に分割する。これらのTCセグ
メントの夫々において、前進制御メツセージSC
完全シヤツフルネツトワークをシミユレートし
て、1つのアダプタから他のアダプタへ転送され
る。2つのTC周期の各時間で、その特定のアダ
プタのクロスポイント接続、即ちスイツチング方
向は夫々、完全シヤツフルネツトワークによつて
指定される夫々2つの接続である。これ等の接続
は深さに従属して変化しないが、然し、第16図
の垂直方向に配列されている4つのノードのう
ち、その特定のアダプタによつてシミユレートさ
れているノードに従つて変化する。
本発明の多重化された装置の実施例を第18図
に示す。クロスポイント・スイツチ34は第1図
のクロスポイント・スイツチと同じ形式のもので
あつてよい。一対の入力ラインIi及び出力ライン
Oiの夫々に関連して、既に説明したクロスポイン
ト制御装置40及び入出力アダプタ172を含む
ノード回路170がある。T−2TC′の多重化デー
タ周期の間、入出力アダプタ172は第1図の入
出力アダプタ30及び32として動作する。この
周期の間、入出力アダプタ172は、接続された
装置からの入力及び出力ラインI″i及びO″iをクロ
スポイント・スイツチ34の対応する入力及び出
力ラインIi及びOiへ単純に接続する。このデータ
周期で、制御装置40はデータ伝送に必要なクロ
スポイント接続を行う。2つの制御メツセージの
セグメントTC′において、入出力アダプタ172
は出力ラインOiに制御メツセージSC′を受け取り、
そして直ちに入力バツフア174へ制御メツセー
ジを転送する。各TCセグメントで、ただ1個の
制御メツセージが転送されるだけならば、バツフ
ア174は2つのメツセージの容量を持つ。
次のT−2TC′のデータ転送周期の間で、入力バ
ツフア174中の制御メツセージは予約及びノー
ドプロセツサ176によつて順番に処理される。
制御メツセージは2つの付加的の変数を含まねば
ならない。その1つは、制御メツセージが受け取
られるノードの深さを表わす変数である。他の1
つの変数として、制御メツセージは前進制御メツ
セージSCは又は戻り制御メツセージSRかに関する
標識を含まなければならない。受け取つた制御メ
ツセージが深さ2であること、即ち第16図の完
全シヤツフルネツトワークの右側の深さであるこ
とを深さ変数が表示した場合、予約及びノードプ
ロセツサ176は第12図の予約プロセツサ54
と同じ機能を遂行する。加えて、この場合は、予
約及びノードプロセツサ176は制御メツセージ
周期で深さ及び方向変数を変化しなければならな
い。
然しながら、深さ変数が更に切換を必要とする
ことを表示した場合、例えば、前進制御メツセー
ジSCに対して、第16図のスイツチの深さ0又は
1を表示した場合、予約及びノードプロセツサ1
76はそのメツセージについて予約機能を遂行し
ない。その代りに、プロセツサ176は制御メツ
セージ中の深さ変数及びアドレスフイールドに従
つてスイツチ方向をその制御メツセージに関連づ
ける。このスイツチ標識は、シミユレートされた
ノードから2つの通路にも対応する2つの制御セ
グメントTCの1つに対応する。第16図におい
て、通路164a及び164bは1つの選択を表
わし、通路166a及び166bは他の選択を表
わす。予約処理について既に説明したように、制
御メツセージSCが戻りメツセージSRに変換された
時に、このスイツチ標識が挿入される。すべての
処理されたメツセージがノードバツフア178に
記憶される。ノードバツフア178はスイツチ標
識に従つてその内容がアドレス可能であり、そし
てこれ等のメツセージに対して先入れ先出しバツ
フアとして動作する。第1の制御セグメントTC
において、1つのスイツチ方向に差し向けられる
ノードバツフア178中の上位メツセージはノー
ドバツフア178から取り出されて、入力ライン
Iiに転送される。同様に、第2制御セグメントの
間で、他のスイツチ方向へ差し向けられるノード
バツフア178中の上位メツセージはバツフア1
78から取り出されて、入力ラインIiに転送され
る。2つの制御セグメントの間で、クロスポイン
ト制御装置30は、例えば第16図のノードに示
された接続164a又は164bと、166a又
は166bとの如き2つの相互接続に対応するク
ロスポイント・スイツチ34中に接続を行う。従
つて、制御メツセージはノード回路170により
制御セグメントTC毎に同時に受け取られ、そし
て転送される。ノード回路170はまた入力ノー
ドとしても動作するから、付加的メツセージが入
力ラインI″i及び出力ラインO″iに接続された装置
と、予約及びノードプロセツサO″iに接続された
装置と、予約及びノードプロセツサ176との間
で転送される。入力ラインI″iにより受け取られた
新しい要求は予約及びノードプロセツサ176に
よつて直ちに処理されて、次のシミユレートされ
たノードへ転送するための適当な形式にされる。
同様に、戻りメツセージSRが最終の宛先装置によ
り受け取られたことを予約及びノードプロセツサ
176が検出した時、その情報は後続のデータ伝
送セグメント中で使うために、入出力アダプタ1
72へ直ちに与えられる。実際に、制御メツセー
ジSC又は戻りメツセージSRが最終宛先であるノー
ド回路170で受け取られたとすれば、完全シヤ
ツフルネツトワークを通過する通路全体をシミユ
レートする必要がないことは注意する必要があ
る。
完全シヤツフルネツトワークの通路を短縮する
には、アドレスフイールドAの中に完全なアドレ
スが維持されていることが必要である。
クロスポイント・スイツチ34はネツトワーク
全体を介して制御メツセージを即時に転送するの
に使用出来るこれども、2つのメツセージが同じ
宛先へ同時に転送されることを保証していない。
然しながら、このような状態は2つの制御セグメ
ントTCを時間的に多重化した上述の方法では起
らない。
上述の説明は完全シヤツフルネツトワークを一
方向に通過するメツセージの転送に適用された。
両方向の完全シヤツフルネツトワークをシミユレ
ートするようにノード回路170を使用するため
には、2つの付加的制御セグメントTCを多重化
周期に含ませねばならない。4つのTCセグメン
トのうちの2つのセグメントで、制御メツセージ
SCが1つの方向に転送され、そして他の2つの
TCセグメントで、戻りメツセージSRが反対方向
に転送される。従つて、クロスポイント制御器4
0及びノードバツフア178は4つのスイツチ方
向を許容しなければならず、そして入力バツフア
174は4つのメツセージを受け取らねばならな
い。
デルタ制御ネツトワークの構成は階層制御路を
生ずる他の時間多重化を組み合せることが出来
る。階層方向に使用しうる回路の一例が第15図
のスイツチングシステムである。単純な時間の順
序が第9図に示されている。この例は本願の第2
の発明の要旨を説明するものである。時間T〜
THの間で、クロスポイント・スイツチがデータ
転送のために使われる。一定の時間の周期TH
間で、データ転送が停止される。その時間THで、
任意のアダプタは接続のための付加的な予約を要
求し、そしてデルタネツトワーク及びクロスポイ
ント・スイツチの両方を介して同様な接続要求SC
を転送する。換言すると、要求アダプタは、他の
入出力アダプタからの回線争奪を無視し、そし
て、そのアダプタの制御装置に制御メツセージの
ためのクロスポイント・アレーを介して要求アダ
プタへ戻りメツセージSRを返却させる。
若し、回線争奪状態が存在すると、2以上のア
ダプタがクロスポイント・アレーを介して要求メ
ツセージSCを同時に転送しようとする。両方の接
続が行われ、そして2つのメツセージが両方とも
誤伝送される。宛先アダプタは誤伝送メツセージ
には動作しないので、クロスポイント・アレーを
経たメツセージは無視される。然しながら、同じ
メツセージはデルタネツトワークを経て転送され
る。既に説明したように、デルタネツトワークは
回線争奪を解決することが出来るので、衝突した
両方の制御メツセージはデルタネツトワークを介
して最終的に受け取られる。一方がクロスポイン
ト・アレーからの要求メツセージで、他方がデル
タネツトワークからの要求メツセージである2つ
の要求メツセージが同じ要求動作を起すのを回避
するために、各々が同じ独特の判別標識を含む2
つの制御メツセージが異なつた経路で送られる。
デルタネツトワークを経る制御メツセージを受け
取る宛先アダプタの判別標識が、デルタネツトワ
ーク中で最大の遅延を表示する時間を超過して受
け取られた判別標識と比較される。ひとたび原始
アダプタがクロスポイント・アレーを介して要求
を転送すると、その要求を時間間隔THの間、或
る信号を転送し続ける。この時間TH以内で2つ
の制御メツセージが成功裡に受け取ることが、上
述の連続信号によつて阻止される。
この階層プロセスは混雑していない伝送状態で
は非常に速い接続をクロスポイント・アレーを介
して行い、しかも、伝送状態とは無関係に制御メ
ツセージがデルタネツトワークを介して最終的に
は受け取られることを保証する。
F 発明の効果 以上説明したように、本発明はポートの数が非
常に多いデータ伝送のスイツチング装置を通る情
報の遅延を最小限にして、データ伝送のスループ
ツトを大幅に改良することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスイツチング装置の1実施例
の図、第2図はデルタネツトワークを説明するた
めの模式図、第3図は複数ポートのスイツチング
システムの全体を説明する図、第4図はデルタネ
ツトワークを通る制御メツセージの伝播を説明す
る時間図表、第5図は16×16デルタネツトワーク
の模式図、第6図は本発明のデルタネツトワーク
のスイツチノードの模式図、第7図は第6図のス
イツチノードの前進方向制御回路の詳細な模式
図、第8図はノードの前進出力バツフアの細部を
説明する図、第9図は第8図のメモリ構成を説明
する図、第10図は第7図の前進方向通路制御及
びその関連要素の模式図、第11図は第7図の結
合要求バツフア及びリストレジスタの1つの例を
説明する図、第12図は予約プロセツサを説明す
るための模式図、第13図は第6図のスイツチノ
ードの戻り方向制御を説明する模式図、第14図
は本発明に使われる完全2重クロスポイントスイ
ツチ装置の接続回路図、第15図は第14図の回
路の他の例を説明する図、第16図は完全シヤツ
フルネツトワークを説明する図、第17図は本発
明の他の実施例の多重動作を説明するためのタイ
ミング図、第18図は本発明の多重化した他の実
施例を説明する図、第19図は制御メツセージを
送る階層方法のためのタイミング図である。 I0〜I3……入力ポート、O0〜O3……出力ポー
ト、30……入力アダプタ、32……出力アダプ
タ、34,150……クロスポイント・スイツ
チ、40……制御装置、42,50……デルタネ
ツトワーク、52……ノード、54……予約プロ
セツサ、68……前進方向制御及び緩衝回路、7
8……戻り方向制御及び緩衝回路、96……結合
要求バツフア、114……通路制御回路、116
……出力バツフア、118……緩衝及び結合制御
装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 クロスポイントアレイを介して複数のソース
    アダプタと複数の宛アダプタとの間のデータ伝送
    を行う装置において、 少なくとも1つのソースアダプタから対応する
    選定された宛先アダプタへデータを伝送するクロ
    スポイントアレイと、 複数の接続要求が同じ宛先アダプタへ同時に伝
    送されることを保証する経路を有し、接続要求を
    有するソースアダプタのそれぞれからの接続要求
    を伝送するデルタネツトワークと、 それぞれの接続要求が意図する宛先アダプタへ
    到着するようにデルタネツトワークにおける接続
    要求間の衝突を解決する衝突解決手段と、を含
    み、 前記衝突解決手段は、同じ宛先アダプタへの2
    つの異なるソースアダプタからの接続要求を1つ
    のメツセージにまとめて衝突を解決する手段を有
    することを特徴とするるデータ伝送のスイツチン
    グ装置。
JP60283194A 1985-03-18 1985-12-18 データ伝送のスイッチング装置 Granted JPS61214694A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US71311785A 1985-03-18 1985-03-18
US713117 1985-03-18

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JPS61214694A JPS61214694A (ja) 1986-09-24
JPH0453358B2 true JPH0453358B2 (ja) 1992-08-26

Family

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JP60283194A Granted JPS61214694A (ja) 1985-03-18 1985-12-18 データ伝送のスイッチング装置

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DE (1) DE3685599T2 (ja)

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Publication number Publication date
EP0195589A3 (en) 1989-07-19
DE3685599D1 (de) 1992-07-16
US4814762A (en) 1989-03-21
EP0195589A2 (en) 1986-09-24
EP0195589B1 (en) 1992-06-10
JPS61214694A (ja) 1986-09-24
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DE3685599T2 (de) 1993-01-21

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