JPH0453163Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0453163Y2 JPH0453163Y2 JP1985191666U JP19166685U JPH0453163Y2 JP H0453163 Y2 JPH0453163 Y2 JP H0453163Y2 JP 1985191666 U JP1985191666 U JP 1985191666U JP 19166685 U JP19166685 U JP 19166685U JP H0453163 Y2 JPH0453163 Y2 JP H0453163Y2
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- Japan
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- silicon steel
- core
- electric motor
- amorphous
- steel plates
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 13
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、電動機の鉄心構造、特にアモルフ
アス磁性材料を鉄心構成材として使用する場合の
鉄心構造に関するものである。
アス磁性材料を鉄心構成材として使用する場合の
鉄心構造に関するものである。
従来、衆知のように、電動機を構成する主要部
品としての鉄心には電磁鋼板が使用されている
が、該電磁鋼板には磁束が貫通するので、これに
伴う渦電流損を低減させ、電動機としての特性が
十分得られるよう一般的には厚さ0.5mmの薄い鋼
板を多数積層することにより鉄心としている。
品としての鉄心には電磁鋼板が使用されている
が、該電磁鋼板には磁束が貫通するので、これに
伴う渦電流損を低減させ、電動機としての特性が
十分得られるよう一般的には厚さ0.5mmの薄い鋼
板を多数積層することにより鉄心としている。
ところで、電動機の特性(特に効率、力率)に
与える電磁鋼板の役割は大きく、殊に最近の省エ
ネルギ指向と相俟つて低損失電磁鋼板への期待は
大きい。この要求に応え得る磁性材料として、ア
モルフアス磁性材料が回転機の分野でも検討され
つつある。しかし、該アモルフアス磁性材料は、
低鉄損であるという長所を有する反面、熱的に不
安定であるばかりか、製作可能な最大厚さが、数
10ミクロンであり、また、硬度も高いなどの電動
機用としては不向きな欠点も併せ持つ材料であ
る。しかし、例えば、電気学会マグネテイツクス
研究会論文集MAG−83−95に述べられている第
3図に構造断面図を示すようなアモルフアス材料
を電磁鋼板として用いた電動機がある。
与える電磁鋼板の役割は大きく、殊に最近の省エ
ネルギ指向と相俟つて低損失電磁鋼板への期待は
大きい。この要求に応え得る磁性材料として、ア
モルフアス磁性材料が回転機の分野でも検討され
つつある。しかし、該アモルフアス磁性材料は、
低鉄損であるという長所を有する反面、熱的に不
安定であるばかりか、製作可能な最大厚さが、数
10ミクロンであり、また、硬度も高いなどの電動
機用としては不向きな欠点も併せ持つ材料であ
る。しかし、例えば、電気学会マグネテイツクス
研究会論文集MAG−83−95に述べられている第
3図に構造断面図を示すようなアモルフアス材料
を電磁鋼板として用いた電動機がある。
その構成を述べると、1は固定子巻線、2は固
定子鉄心で、厚さ0.5mm程度の通常の珪素鋼板に
比べて格段に薄い数10ミクロンのアモルフアス材
料2aを積層して構成したものである。3は、通
常の珪素鋼板3aを積層してなる回転子鉄心、4
は、該鉄心3を両側から挟持する回転子エンドリ
ングである。
定子鉄心で、厚さ0.5mm程度の通常の珪素鋼板に
比べて格段に薄い数10ミクロンのアモルフアス材
料2aを積層して構成したものである。3は、通
常の珪素鋼板3aを積層してなる回転子鉄心、4
は、該鉄心3を両側から挟持する回転子エンドリ
ングである。
回転子鉄心3用としてアモルフアス材料を使用
していないのは、上記従来例がアルミダイキヤス
トロータを想定していて、そのダイキヤスト工程
における高温条件に対し、アモルフアス材料が不
適であることによるものである。
していないのは、上記従来例がアルミダイキヤス
トロータを想定していて、そのダイキヤスト工程
における高温条件に対し、アモルフアス材料が不
適であることによるものである。
従来のアモルフアス磁性材料を用いた電動機
は、上述のような構成であるため、積層された固
定子鉄心の強度は、通常の珪素鋼板を使用した固
定子鉄心に比べて個々の板厚が格段に薄いことか
ら、極めて弱いものとなつている。したがつて、
第4図に示すような径方向のズレや、また第5図
に見られるような軸方向のズレ、あるいは、これ
らの複合した変位を生じやすい。そのため例えば
第4図の径方向のズレは、エアギヤツプの不均一
を発生して電動機の特性を低下させるばかりか、
固定子と回転子とが接触するという危険を招き信
頼性を低下させるなどの問題点がある。
は、上述のような構成であるため、積層された固
定子鉄心の強度は、通常の珪素鋼板を使用した固
定子鉄心に比べて個々の板厚が格段に薄いことか
ら、極めて弱いものとなつている。したがつて、
第4図に示すような径方向のズレや、また第5図
に見られるような軸方向のズレ、あるいは、これ
らの複合した変位を生じやすい。そのため例えば
第4図の径方向のズレは、エアギヤツプの不均一
を発生して電動機の特性を低下させるばかりか、
固定子と回転子とが接触するという危険を招き信
頼性を低下させるなどの問題点がある。
この考案は、これらの問題点を解消するために
なされたもので、高い効率を有し、かつ、信頼性
にもすぐれた電動機を得ることを目的としたもの
である。
なされたもので、高い効率を有し、かつ、信頼性
にもすぐれた電動機を得ることを目的としたもの
である。
この考案では、前記目的を達成するため、電動
機の鉄心構造を次の(1)の通りに構成する。
機の鉄心構造を次の(1)の通りに構成する。
(1) アモルフアス磁性材料と珪素鋼板の2種の磁
性材料を積層した電動機の鉄心構造であつて、
積層方向の両端部に珪素鋼板を配置した電動機
の鉄心構造。
性材料を積層した電動機の鉄心構造であつて、
積層方向の両端部に珪素鋼板を配置した電動機
の鉄心構造。
前記(1)の構成により、珪素鋼板によつて固定鉄
心、あるいは回転子鉄心としての強度が補強さ
れ、ずれが防止し得る。また積層方向の両端部に
配置された珪素鋼板により、端部の磁束集中、温
度上昇に耐え得る。
心、あるいは回転子鉄心としての強度が補強さ
れ、ずれが防止し得る。また積層方向の両端部に
配置された珪素鋼板により、端部の磁束集中、温
度上昇に耐え得る。
以下、この考案の実施例を第1図及び第2図に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
第1図は、本第1実施例である電動機の縦断面
図で、固定子鉄心12は、アモルフアス材料12
aの層と、それよりも格段に厚い珪素鋼板12k
の層とを交互に順々に多数積層し、両外端層を珪
素鋼板12kにして構成したもので、回転子鉄心
3やその他の部材は、従来例と全く同一構造を用
いている。なお、アモルフアス材料12aと珪素
鋼板12kとを交互に積層する際の比率は、1対
1に限定されるものではなく、強度と特性とのか
らみ合いで、任意の比率が選択可能であることは
いうまでもない。
図で、固定子鉄心12は、アモルフアス材料12
aの層と、それよりも格段に厚い珪素鋼板12k
の層とを交互に順々に多数積層し、両外端層を珪
素鋼板12kにして構成したもので、回転子鉄心
3やその他の部材は、従来例と全く同一構造を用
いている。なお、アモルフアス材料12aと珪素
鋼板12kとを交互に積層する際の比率は、1対
1に限定されるものではなく、強度と特性とのか
らみ合いで、任意の比率が選択可能であることは
いうまでもない。
また、第2図は、第2実施例を示すもので、固
定子鉄心22は、該鉄心22の軸方向において、
その両端部に珪素鋼板22kの積層を、中央部に
アモルフアス材料22aの積層を配し、珪素鋼板
22kによるサンドイツチ構造を形成させたもの
で、第1実施例と同様の作用を期待することがで
きる。
定子鉄心22は、該鉄心22の軸方向において、
その両端部に珪素鋼板22kの積層を、中央部に
アモルフアス材料22aの積層を配し、珪素鋼板
22kによるサンドイツチ構造を形成させたもの
で、第1実施例と同様の作用を期待することがで
きる。
なお、以上第1、第2実施例とも固定子鉄心1
2,22にのみ本考案を適用する場合を説明した
が、アモルフアス材料を回転子鉄心にも使用する
場合にも同様の構想を適用できることは自明であ
る。
2,22にのみ本考案を適用する場合を説明した
が、アモルフアス材料を回転子鉄心にも使用する
場合にも同様の構想を適用できることは自明であ
る。
以上説明したようにこの考案によれば、アモル
フアス材料と珪素鋼板とを交互に積層、あるいは
アモルフアス材料と珪素鋼板とをサンドイツチ構
造に積層し鉄心を構成したので、鉄心としての強
度がアモルフアス材料のみで構成した場合に比べ
強くなるばかりか、鉄心の軸方向、又は径方向の
ズレを防止することができ、しかもアモルフアス
材料の低鉄損であるという長所を生かした信頼性
の高い高性能な電動機が得られ、省エネルギを図
ることができる。
フアス材料と珪素鋼板とを交互に積層、あるいは
アモルフアス材料と珪素鋼板とをサンドイツチ構
造に積層し鉄心を構成したので、鉄心としての強
度がアモルフアス材料のみで構成した場合に比べ
強くなるばかりか、鉄心の軸方向、又は径方向の
ズレを防止することができ、しかもアモルフアス
材料の低鉄損であるという長所を生かした信頼性
の高い高性能な電動機が得られ、省エネルギを図
ることができる。
また、積層方向の両端部に珪素鋼板を配置する
ように構成しているので、両端部の磁束集中、温
度上昇に耐え得る。すなわち、電動機では、両端
部に磁束が集中し、これにともない温度が上昇す
る傾向がある。しかしこの考案では、両端部にア
モルフアス材料に比し、飽和磁束密度が大で、温
度上昇に強い珪素鋼板を配置しているので、この
点からも信頼性の高い高性能の電動機が得られ
る。
ように構成しているので、両端部の磁束集中、温
度上昇に耐え得る。すなわち、電動機では、両端
部に磁束が集中し、これにともない温度が上昇す
る傾向がある。しかしこの考案では、両端部にア
モルフアス材料に比し、飽和磁束密度が大で、温
度上昇に強い珪素鋼板を配置しているので、この
点からも信頼性の高い高性能の電動機が得られ
る。
第1図は、この考案の第1実施例による電動機
の縦断面図、第2図は、同じく第2実施例による
電動機の縦断面図、第3図は、従来の鉄心構成材
としてアモルフアス材料を用いた電動機の縦断面
図、第4図は、鉄心の径方向のズレを示す説明
図、第5図は、鉄心の軸方向のズレを示す説明図
である。 12,22……固定子鉄心、12a,22a…
…アモルフアス材料、12k,22k……珪素鋼
板。
の縦断面図、第2図は、同じく第2実施例による
電動機の縦断面図、第3図は、従来の鉄心構成材
としてアモルフアス材料を用いた電動機の縦断面
図、第4図は、鉄心の径方向のズレを示す説明
図、第5図は、鉄心の軸方向のズレを示す説明図
である。 12,22……固定子鉄心、12a,22a…
…アモルフアス材料、12k,22k……珪素鋼
板。
Claims (1)
- アモルフアス磁性材料と珪素鋼板の2種の磁性
材料を積層した電動機の鉄心構造であつて、積層
方向の両端部に珪素鋼板を配置したことを特徴と
する電動機の鉄心構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985191666U JPH0453163Y2 (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985191666U JPH0453163Y2 (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62101349U JPS62101349U (ja) | 1987-06-27 |
JPH0453163Y2 true JPH0453163Y2 (ja) | 1992-12-14 |
Family
ID=31146015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985191666U Expired JPH0453163Y2 (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0453163Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006230054A (ja) * | 2005-02-15 | 2006-08-31 | Mitsubishi Electric Corp | 電動機及び電動機の製造方法及び密閉型圧縮機及び冷凍空調装置 |
JP2010119297A (ja) * | 2010-03-04 | 2010-05-27 | Mitsubishi Electric Corp | 電動機及び電動機の製造方法及び密閉型圧縮機及び冷凍空調装置 |
JP2023097890A (ja) * | 2021-12-28 | 2023-07-10 | 株式会社日立製作所 | 積層鉄心およびそれを用いた回転電機 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5450918A (en) * | 1977-09-30 | 1979-04-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Iron core manufacture |
JPS57126113A (en) * | 1981-01-27 | 1982-08-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetic core |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5877009U (ja) * | 1981-11-19 | 1983-05-24 | 神鋼電機株式会社 | 電気機器の積層鉄心 |
-
1985
- 1985-12-13 JP JP1985191666U patent/JPH0453163Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5450918A (en) * | 1977-09-30 | 1979-04-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Iron core manufacture |
JPS57126113A (en) * | 1981-01-27 | 1982-08-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetic core |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62101349U (ja) | 1987-06-27 |
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