JPH0453138Y2 - - Google Patents

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JPH0453138Y2
JPH0453138Y2 JP1986145213U JP14521386U JPH0453138Y2 JP H0453138 Y2 JPH0453138 Y2 JP H0453138Y2 JP 1986145213 U JP1986145213 U JP 1986145213U JP 14521386 U JP14521386 U JP 14521386U JP H0453138 Y2 JPH0453138 Y2 JP H0453138Y2
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JP
Japan
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peripheral wall
case
exhaust port
upper case
electrical connection
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JP1986145213U
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JPS6355733U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車等に装備される電装品の配線回
路に使用される電気接続箱、詳しくは放熱機構を
設けた電気接続箱に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の用途に使用される電気接続箱と
しては、第7図に斜視図、第8図に部分断面図で
例示したようなものがある。すなわち、この電気
接続箱A′は上部ケース1と下部ケース2とを組
合せて形成される箱体3内に、所定の回路パター
ンに打ち抜き形成したブスバー4を絶縁基板5に
配線した配線板6を複数層積層して収容するとと
もに、上部ケース1及び下部ケース2には複数の
コネクタ7,7…を設け、コネクタ7,7…内に
ブスバー4に起立連成されたタブ4a,4a…の
群を突出させた構成を有している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、かかる従来の電気接続箱にあつては、
箱体3がほぼ密閉構造に形成されているため、ブ
スバー4を流れる電流により発生した熱を十分に
放散させることができず、構成材料の加熱による
劣化やこれに伴ない絶縁不良等をきたすおそれが
あつた。又、このため多数のブスバー4を密集配
設して回路の集約化をはかることも困難であり、
コネクタ7,7…も小極数の小型コネクタを分散
配置せざるを得ないなどの問題点があつた。
本考案は、従来の電気接続箱A′のかかる問題
点に着目してなされたもので、箱体3内に蓄積さ
れる熱を効果的に放散させることを可能とした電
気接続箱を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
以下に本考案を、実施例を示す添付の図面に基
づいて詳細に説明する。
第1図に本考案の電気接続箱の分解斜視図、第
2図に同電気接続箱の組立後の斜視図、第3図に
第2図のA−A概略断面図、第4図に第2図の下
部ケース2を除いた状態の正面図を示した。
なお、従来の電気接続箱A′を同一及び類似部
分については同一符号を用いて説明する。
これらの図において本考案の電気接続箱Aは、
所定の回路パターンに形成したブスバー4を絶縁
基板5に配線した配線板6を複数層積層して、上
部ケース1及び下部ケース2からなる箱体3内に
収容してなる電気接続箱において、上部ケース1
又は下部ケース2の少くとも一方(図示の例では
上部ケース1)の周壁1aに吸気口8及び排気口
9を設けるとともに、周壁1aの内面に沿つて吸
気口8及び排気口9に通ずる通気路10を設けて
構成される。
以上の構成において、吸気口8及び排気口9は
電気接続箱Aを図示のように縦方向に位置させた
とき、周壁1aの上下にそれぞれ位置するよう
に、すなわち吸気口8は下部周壁に、排気口9は
上部周壁に設けられる。この吸気口8及び排気口
9は周壁1aの一部を外方に凸状に張り出させ、
周壁1aの幅方向の両端に開口8a,8b及び開
口9a,9bを設けて形成することができ、それ
ぞれの個数も電気接続箱Aの大きさに応じて複数
個(図示の例ではそれぞれ2個)設けることがで
きる。これらの形状は上記以外の手段により適宜
の形状に形成することができる。
又、周壁1aの内面に沿つて吸気口8及び排気
口9に通ずる通気路10は、配線板6が収容され
る上部ケース1又は下部ケース2(図示の例では
上部ケース1)の周壁1aと収容された配線板6
の外周面との間に空間11(第4図参照)を設
け、その空間11を周壁1aの内面に固設した複
数個のリブ12を用いて適宜の連通路を仕切るこ
とにより形成される。図示の例ではリブ12は長
短2種類のものを使用し、これらのリブ12を交
互に周壁1aの幅方向に配設することにより、周
壁1aの内面に沿つて蛇行した通気路10が形成
されているが、リブ12の形状あるいは配線状態
は空間11に滞留する熱気を効果的に排気し得る
限りにおいて種々に変形可能である。
〔作用〕
本考案の電気接続箱Aは図示のように縦方向に
位置させ、上部ケース1又は下部ケース2の少く
とも一方に設けられる吸気口8を下方に、排気口
9を上方にそれぞれ位置するように設置する。
この状態でブスバー4への通電に伴なつて発生
した熱は配線板6からその外周に設けられた空間
11に滞留するが、空間11は吸気口8と排気口
9に連通しているため、吸気口8から流入した冷
気は空間11内の熱気とともに煙突効果により排
気口9から外部に放出される。この場合リブ12
は周壁1aの内面に吸気口8から排気口9に連通
する空間11を形成するとともに空間11内に滞
留する熱気を万遍なく排気口9に誘導する作用を
有する。
〔他の実施例〕
第5図に本考案の電気接続箱の他の実施例の要
部すなわち吸気口8及び排気口9が設けられた上
部ケース1の斜視図を示した。この実施例の上部
ケース1においては、上壁1bの面が縦方向とな
るように設置されたとき、上方に位置する周壁1
aに前述と同様の排気口9が設けられ、又下方に
位置する周壁1aの近傍すなわち上壁1bの周壁
1aに接する側縁に吸気口8が設けられている。
又、周壁1aの内面に設けられるリブ12は、通
孔12aを貫設した同一形状のものが周壁1aの
幅方向に複数個設けられている。この実施例では
上部ケース1の吸気口8から流入した冷気は、上
部ケース1内に収容された配線板(図示せず)と
周壁1aとの間にリブ12を介して形成された空
間11に滞留した熱気とともに矢線方向に上昇
し、排気口9から外部に放出される。
〔考案の効果〕
本考案の電気接続箱は以上詳細に説明した如く
になり、ブスバーを流れる電流により発生する熱
を効果的に外部に放散させることができるから、
内部への蓄熱を防止し、構成材料の劣化をきたす
ことがなく、配線の集約化を一層促進することが
可能となるなどの利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電気接続箱の分解斜視図、第
2図は同電気接続箱の組立後の斜視図、第3図は
第2図のA−A概略断面図、第4図は第2図の下
部ケース2を除いた状態の正面図、第5図は本考
案の他の実施例の上部ケースの斜視図、第6図は
従来例の電気接続箱の斜視図、第7図は同部分断
面図を示す。 1……上部ケース、1a……周壁、1b……上
壁、2……下部ケース、3……箱体、4……ブス
バー、5……絶縁基板、6……配線板、8……吸
気口、9……排気口、10……通気路、11……
空間、12……リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定の回路パターンに形成したブスバーを絶縁
    基板に配線した配線板を複数層積層して上部ケー
    ス及び下部ケースからなる箱体内に収容してなる
    電気接続箱において、該上部ケース又は下部ケー
    スの少なくとも一方の周壁内面にリブを形成する
    とともに、前記ケースに形成された吸気口及び排
    気口に通ずる通気路を前記ケースの周壁内面と積
    層配線板間に形成したことを特徴とする電気接続
    箱。
JP1986145213U 1986-09-24 1986-09-24 Expired JPH0453138Y2 (ja)

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JP1986145213U JPH0453138Y2 (ja) 1986-09-24 1986-09-24

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JP1986145213U JPH0453138Y2 (ja) 1986-09-24 1986-09-24

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JPS6355733U JPS6355733U (ja) 1988-04-14
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JP5037235B2 (ja) * 2006-11-16 2012-09-26 株式会社オートネットワーク技術研究所 電気接続箱
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