JPH045301A - ゴルフ場バンカー用砂 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はゴルフ場バンカー用砂に関するもので、詳しく
は、ゴルフ場のバンカーを着色することができ、アクセ
ントのあるゴルフ場を設計することが可能なバンカー川
砂に関するものである。

［技術背景］ ゴルフ場のバンカーは、通常、天然の砂が用いられてい
る。従って、バンカーの色は年間を通して灰色〜薄茶色
と決まっている。そこで、ゴルフ場全体に変化をつけ、
コースを楽しくするために、バンカーの砂を適宜の色に
着色することが考えられる。

ところが、天然の砂を着色しようとすると、美しい色に
着色することが難しいばかりか、着色しても風雨により
短期間のうちに退色すると言う欠点がある。

［発明の目的と解決手段］ 本発明は上記実情に鑑み、ゴルフ競技上においては天然
の砂と同様な機能を果し、しかも美しい色に着色可能で
且つ耐候性に優れたバンカー川砂を提供することを目的
として鋭意検討を行った結果、シリカ粉末を砂として利
用することにより、上述の目的が達成される上、強度的
にも十分で、また、天然砂のように固結することもない
ことを見い出し、本発明を完成するに至った。

すなわち、本発明の要旨は、シリカ及び／又は着色した
シリカ粉末からなることを特徴とするゴルフ場バンカー
用砂に存する。

以下、本発明の構成につき詳細に説明する。本発明で用
いるシリカ粉末としては、通常、平均粒径が０．５〜５
１ＲＩＩＫ程度で、また、細孔容積が０゜３〜１．２Ｃ
Ｃ／ｇ、好ましくは０．３〜０．８ＣＣ／ｑのものが使
用させる。これらのシリカ粉末は、通常、ケイ酸ソーダ
などのケイ酸アルカリの水溶液と希硫酸などの鉱酸とを
常法に従って反応させることによりシリカゾルを生成さ
せ、次いで、これをゲル化しシリカヒドロシルとした後
、乾燥することにより得ることができる。

本発明では上述のようなシリカ粉末を適宜の色調に着色
するが、ここで用いる着色剤としては、通常、有機顔料
又は無＠顔料が用いられる。すなわち、ゴルフ場のバン
カー川砂として用いる場合、長期間に亘って日光や風雨
に曝されることになるが、水溶性の染料の場合、風雨に
よって色素が流亡しやすく、また、分散染料の場合でも
、屋外で十分な耐光堅牢度を有するものはないので、顔
料が特に望ましい。

本発明において着色剤として用いられる顔料としては、
公知の有機顔料及び無機顔料が挙げられ、その具体例と
しては、例えば、フタロシアニンブルー、群青、紺青又
はセルリアンブルー、コバルトブルーなどの青色系顔料
、ナフトールグリーン、フタロシアニングリーン又はグ
リーンゴールド、エメラルドグリーン、コバルトグリー
ンなどの緑色系顔料、ハンザイエロー、ベンジジンイエ
ローパーマネントイエロー又はチタンイエロー、黄色酸
化鉄などの黄色系顔料などが挙げられる。これらの顔料
は単独で使用する他、着色しようとする色調に合せて適
宜、配合して使用される。

シリカ粉末の着色方法としては、通常、シリカゲルの調
製工程で顔料を混合する方法が好ましく、例えば、ケイ
酸アルカリと鉱酸との反応により得られたシリカゾルに
微粉砕処理した顔料を均一に混合し、次いで、この着色
されたシリカゾルをゲル化させ、シリカゲルとする方法
が最も望ましい。

すなわち、この方法により得られた着色シリカゲルは顔
料がシリカゲル内部に包含されているため、水による顔
料の流出が少なく、美しい色調を保持することができる
。

本発明のバンカー川砂は着色されたシリカゲルと着色さ
れていないシリカゲルとの混合物として使用してもよく
、また、各々、異なる色に着色されたシリカゲルを混合
して使用することもできる。

［実施例］ 次に、本発明を実施例によって更に具体的に説明するが
、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例の記
述に制約されるものではない。

実施例１ 市販の３号ケイ酸ソーダ水溶液３Ｑと１２Ｎ希硫酸９０
０ｄとを混合し、４０℃の温度で約３分間、ゲル化反応
を行ないシリカゾルを生成させた。

次いで、青色顔料（Ｃ，Ｉ　Ｐｉａｍｅｎｔ　Ｂｌｕｅ
　１５）　１　Ｑを、水とメタノール（水９５％、メタ
ノール５％）て の溶液に分散させ厘溶液２００−を調製し、これを上記
ゾルに添加し、シリカゾルの粘性が上昇し始めるまで攪
拌を行ない、その後、これをゲル化した。

このようにして得たシリカヒドロゲルを水道水（電導度
６５μｓ）でｐＨ６，８、電導度１５０μＳまで洗浄し
た後、１８０℃の温度で２４時間、乾燥し、平均粒径２
ｍ程度に砕いた青色に着色されたシリカゲル（細孔容積
０．８ＣＣ／ｇ）よりなる本発明のバンカー川砂を製造
した。

なお、このシリカゲルをカラム（径２０ｍ／ｍ、長さ’
１５０ｍｍ）に２０Ｃ］充填し、水通水を２Ｑ／２４時
間の速度で１ケ月間、流通させたが、着色されたシリカ
ゲルの色調に変化は見られなかった。

応用例 実施例１の方法に準じて製造された、色に着色したシリ
カ粉末（細孔容積０．７ｃｍ”／ｇ、着色剤Ｃ，Ｉ　Ｐ
ｉｇｍｅｎｔ　Ｙｅｌｌｏｗ　１）　５００Ｋｇをゴル
フ場のバンカーに天然砂の代わりにバンカー川砂として
供給した。

このバンカーにおいて、各々、１０名のプレーヤーによ
りバンカーショットを繰り返し行ったが、バンカーショ
ットは天然砂と同様の手応えであった。

また、このバンカーの色は１ケ月経過（雨天日５日間）
してもほぼ同様の色を呈していた。

［発明の効果］ 本発明のバンカー川砂においては、任意の色に砂を着色
することができ、しかも、その美しい色を維持すること
が可能なので、バンカーに所望の色彩を持たせ、外観が
美しくアクセントのある楽しいゴルフコースを設計する
ことができる。

また、本発明の砂を用いても、ゴルフ競技上は天然砂と
何等変りはなく同様のプレーをすることができる。更に
、本発明の砂の場合、天然砂のように固結することがな
いので、バンカーの管理面でも簡単である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）シリカ及び／又は着色したシリカ粉末からなるこ
   とを特徴とするゴルフ場バンカー用砂。