JPH0452982B2 - - Google Patents

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JPH0452982B2
JPH0452982B2 JP60104137A JP10413785A JPH0452982B2 JP H0452982 B2 JPH0452982 B2 JP H0452982B2 JP 60104137 A JP60104137 A JP 60104137A JP 10413785 A JP10413785 A JP 10413785A JP H0452982 B2 JPH0452982 B2 JP H0452982B2
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JP
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processor
shared memory
primary processor
microprocessor
master processor
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JP60104137A
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Andoryuu Oo Maikeru
Edogaa Uiriamuzu Kurofuoodo
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International Business Machines Corp
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International Business Machines Corp
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Publication of JPH0452982B2 publication Critical patent/JPH0452982B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/16Combinations of two or more digital computers each having at least an arithmetic unit, a program unit and a register, e.g. for a simultaneous processing of several programs
    • G06F15/163Interprocessor communication
    • G06F15/167Interprocessor communication using a common memory, e.g. mailbox

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Multi Processors (AREA)
  • Bus Control (AREA)
  • Information Transfer Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
以下の順序で本発明を説明する。 A 産業上の利用分野 B 開示の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段 F 実施例 F1 分散式多重処理システムの説明(第1図) F2 制御インタフエースの説明(第2図) F3 プロトコル及びメツセージの説明(第1
図) F4 メツセージ様式の説明(第3図) G 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明はテレプロセシングに係り、更に詳細に
説明すれば複数のI/O装置が収集したデータを
通信チヤネルを介して1次プロセツサへ伝送する
ようにした分散式多重処理システムに係る。 B 開示の概要 遠隔位置に設けられた複数の2次プロセツサ
(I/O装置)22−30と1次プロセツサ10
を相互接続するための、アーキテクチヤが開示さ
れる。このアーキテクチヤは、これらのプロセツ
サを相互接続するための、改良されたインタフエ
ース及び通信チヤネル36を与える。このインタ
フエースは共有メモリ20を含み、該メモリは1
次プロセツサ10と2次プロセツサ22−30と
の間で交換すべきメツセージを記憶する。共有メ
モリ20及び通信チヤネル36を管理するため
に、マスタ・プロセツサ32が設けられる。マス
タ・プロセツサ32は、1次プロセツサ10が共
有メモリ20を定期的にアクセスすることを可能
にする。同様に、マスタ・プロセツサ32はポー
リング技法を使用することにより、2次プロセツ
サ22−30の各々が通信チヤネル36を介して
共有メモリ20と通信することを可能にする。 C 従来の技術 マイクロプロセツサが出現し且つ急速に発展す
るに及んで、多重処理システムの構成方法が従来
とは著しく変わつてきた。このような多重処理シ
ステムは、データ処理機能を遂行するために複数
のマイクロプロセツサを使用する。すなわち、各
マイクロプロセツサが専用のタスクを割当てられ
るのに対し、少くとも1つのマイクロプロセツサ
は各マイクロプロセツサから生成された結果を統
合するというタスクを割当てられるのである。 多重処理システムの代表的な例として、販売時
点情報管理(POS)システムがある。このよう
なPOSシステムでは、共通の制御プロセツサは、
複数の遠隔位置に置かれた複数の端末と授受すべ
きデータを処理するというタスクを割当てられ
る。このような端末は、キーボード、デイスプレ
イ、プリンタ、磁気カード・リーダ、走査装置、
等を含むことができる。端末の各々はマイクロプ
ロセツサを備えており、これによつて当該端末を
制御するようにしている。 端末のトランザクシヨンによつて生じたデータ
は、共通の制御プロセツサと当該端末のプロセツ
サとの間で交換される。大部分のトランザクシヨ
ンでは、データの伝送及び処理を実時間式に行う
ことが必要である。この実時間性の用件を満足さ
せるために、先行技術では種々のシステム構成が
用いられた。 先行技術の1つのシステム構成は、米国特許第
4264954号に記述されている。この特許に記述さ
れた分散式機能通信システムでは、ホスト計算機
と複数のPOS端末との間で情報が交換される。
このため、ホスト計算機と遠隔の端末との間に1
つ以上のマスタ端末が設置される。マスタ端末
は、ホスト計算機から伝送される情報を処理し、
これを保持するとともに、遠隔の端末へ順次に伝
送するように編成されている。またこのマスタ端
末は、遠隔の端末に対し透明(トランスペアレン
ト)にされている。 他のシステム構成の例は、米国特許第4223380
号に記述されている。この特許では、複数のマイ
クロプロセツサ・モジユールを相互接続するため
に共通のプロセツサ間バスが用いられる。このバ
スは、複数のマイクロプロセツサ・モジユールの
通信経路として機能する。各マイクロプロセツ
サ・モジユールには、通信ネツトワーク経路指定
(CNR)装置が設けられる。CNR装置の機能は、
前記バスを監視し且つこれを制御することにあ
る。これにより、各マイクロプロセツサは他の機
能を自由に遂行することができるようになる。 さらに米国特許第4145739号は、情報データを
処理するための分散式データ処理システムを記述
する。このシステムは、命令及び情報データを記
憶する資源メモリと、該メモリを制御するように
プログラムされたマスタ・プロセツサと、スレー
ブ・プロセツサによつてそれぞれ制御され且つ直
列通信リンク(同軸ケーブル)を介してマスタ・
プロセツサへ接続された複数のスレーブ装置とか
らなる。資源メモリに対するアクセスは、マス
タ・プロセツサの制御下で行われる。所与のスレ
ーブ装置がデイスクに対するアクセス要求を発信
したり、或いは他のスレーブ装置によつて行われ
るサービスに対する要求を発信する場合、これら
の要求は「セマフオア」と呼ばれる要求中スレー
ブ装置の専用記憶領域に記憶される。これらの領
域は、マスタ・プロセツサによつて定期的にポー
ル及び読出される。マスタ・プロセツサが要求さ
れたサービスを完了する場合、該マスタ・プロセ
ツサはこの記憶領域をリセツトすることにより、
要求されたサービスが完了したことを指示せしめ
る。 米国特許第4254464号は、複数のミニ計算機を
宇宙飛行体とインタフエースさせるための共通の
データ・バツフアを記述する。ミニ計算機の各々
は、バツフア・アクセス・カードを通して、この
バツフアと通信を行う。バツフア・アクセス・カ
ードの各々には、高速の走査装置が接続される。
この走査装置は、バツフア・アクセス・カードと
共通のデータ・バツフアとの間で授受される情報
を、予定の順序で転送するためのものである。 米国特許第4394726号は、バス通信ネツトワー
ク用の多ポート・メモリ・アクセス方式を記述す
る。このバスへ接続された複数の装置は、直接メ
モリ・アクセス(DMA)の優先権を予定の順序
で許可される。このようにして選択された装置
は、2回以上アクセスを行うことができる。 各装置は、メモリのアクセス権を獲得するため
に「要求信号」を活勢にしなければならない。 最後に、米国特許第4204251号は、分散式デー
タ処理ネツトワークにおける複数のプロセツサを
相互接続するためのインタフエースを記述する。
このインタフエースは、複数のプロセツサ間でデ
ータを転送するために使用される。このインタフ
エースを使用するためには、プロセツサはメツセ
ージを生成してその使用を要求しなければならな
い。 D 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、前述の先行技術のものではシス
テム構成が複雑であるか、又はシステム構成が簡
単であつたとしてもその全体的な効率が比較的低
い、という問題があつた。 従つて、本発明の目的は、先行技術のものに比
較して一層効率的な分散式多重処理システムを提
供することにある。 本発明の他の目的は、分散式多重処理システム
を構成する1次プロセツサと複数のトランザクシ
ヨン処理装置(I/O装置又は2次プロセツサ)
との間のメツセージ交換を可能にする効率的なイ
ンタフエースを提供することにある。 E 問題点を解決するための手段 本発明によれば、1次プロセツサを、マイクロ
プロセツサ(2次プロセツサ)によつてそれぞれ
制御された複数のI/O装置とインタフエースさ
せるための、共有メモリ・システムが設けられ
る。この共有メモリ・システムは、共有のランダ
ム・アクセス・メモリ(RAM)と該RAMを管
理するためのマスタ・プロセツサを含む。このマ
スタ・プロセツサは、分離用電気回路を通して共
有RAMへ接続される。1次プロセツサも、分離
用電気回路を通して共有RAMへ接続される。1
次プロセツサとマスタ・プロセツサの間には、制
御インタフエースが設けられる。この制御インタ
フエースを通して与えられる制御情報に応答し
て、マスタ・プロセツサは1次プロセツサが共有
RAMにデータを書込んだり、共有RAMからデ
ータを読出すことを可能にする。さらに1次プロ
セツサは、非共有メモリへ接続される。従つて、
1次プロセツサが共有RAMをアクセスすること
ができない場合でも、該プロセツサは非共有メモ
リ空間を利用してそのデータ処理を継続すること
ができる。かくて、この構成によれば、1次プロ
セツサを停止させることが不要となるので、シス
テム・スループツトが向上することになる。 マスタ・プロセツサは直列式I/Oアダプタを
含み、これは直列の通信チヤネルを通してマイク
ロプロセツサ(2次プロセツサ)によつて制御さ
れた複数のI/O装置へ接続される。1次プロセ
ツサとマイクロプロセツサ(2次プロセツサ)に
よつて制御されたI/O装置との間で交換すべき
メツセージ等は、共有RAMに記憶される。これ
らのI/O装置のリストは、共有RAM中に維持
される。マスタ・プロセツサは、共有RAM中の
ポインタによつて指定されたI/O装置からデー
タを受取る。これらのI/O装置を順次にポール
することにより、各I/O装置は直列の通信チヤ
ネルを通して共有RAMへデータを送信する機会
を与えられる。かくて、1次プロセツサはこのデ
ータをアクセスすることができるようになる。1
次プロセツサから所与のI/O装置へ伝送すべき
メツセージは、共有RAMに置かれる。マスタ・
プロセツサは、共有RAMに対するアクセスを再
び獲得する際、これらのメツセージを準備し且つ
これを伝送する。 F 実施例 F1 分散式多重処理システムの説明(第1図) 本発明は、任意の分散式多重処理システムで使
用することを意図している。本発明はPOSシス
テムの環境で使用するのにも適しており、従つて
以下ではこの環境に即して説明する。しかしなが
ら、このことは本発明の範囲を制限するものと解
釈するべきではない。この環境が選ばれたのは、
本発明を説明するのに便利であるという理由にす
ぎないからである。 第1図には、本発明に従つた分散式多重処理シ
ステムが図示されている。この分散式多重処理シ
ステムは1次プロセツサ10を含み、該プロセツ
サはバス14を介して1次中央処理装置(CPU)
16へ結合された非共有メモリ12を含む。非共
有メモリ12及び1次CPU16は別個の装置と
して図示されているが、これらを1つの装置とし
て一体化してもよいことは明らかである。第1図
の構成がPOSシステムの環境で使用される場合、
1次プロセツサ10は当該POSシステムの主処
理装置となる。 この場合、1次プロセツサ10は2次プロセツ
サ、すなわちI/O装置22−30(後述)から
収集されたデータを受領する。次いで、1次プロ
セツサ16はこのデータを処理し、その処理結果
を指定されたI/O装置へ返送する。また1次プ
ロセツサ10は、上位レベルの処理システムとも
通信する。 システム中の他のプロセツサは、非共有メモリ
12をアクセスすることができない。云いかえれ
ば、非共有メモリ12は1次プロセツサ10の専
用メモリである。非共有メモリ12はスタチツク
型のランダム・アクセス・メモリ(RAM)とす
ることもできるが、本発明の実施例ではダイナミ
ツク型のRAMが使用される。ダイナミツク型
RAMの動作は当該技術分野では周知であるか
ら、その詳細を省略する。この点については、ダ
イナミツク型RAMはスタチツク型RAMよりも
効率的であることを指摘すれば十分であろう。ま
た非共有メモリ12は、読取専用メモリ
(ROM)を含んでもよい。本発明の実施例では、
1次プロセツサ10はインテル社によつて製造さ
れた80286型マイクロプロセツサとすることがで
きる。もちろん、本発明の範囲を逸脱することな
く、他の型式のマイクロプロセツサをも使用する
ことができる。線18は、1次プロセツサ10を
共有メモリ20へ接続する。共有メモリ20は、
スタチツク型RAMであることが望ましい。共有
メモル20の詳細については、以下で説明する。
ここでは、共有メモリ20の機能は、メツセー
ジ、ステータス、コマンドを記憶し且つこれらを
1次プロセツサ10と複数のI/O装置22−3
0との間で交換させる点にあることを指摘すれば
十分であろう。 メツセージの交換を容易に行わしめるために、
マスタ・プロセツサ32が線52を介して共有メ
モリ20へ結合される。マスタ・プロセツサ32
の機能は、共有メモリ20を制御し且つ直列式
I/Oリンク36を介して複数のI/O装置22
−30へ伝送すべきメツセージを順次に生成する
ことである。マスタ・プロセツサ32は、バス4
2を介して相互接続された非共有メモリ38は及
びマスタCPU40を含む。1次プロセツサ10
の場合と同様に、マスタCPU40だけが非共有
メモリ38をアクセスすることができる。また非
共有メモリ38は図示のように別個のモジユール
でする必要はなく、マスタCPU40と一体化し
てもよい。マスタ・プロセツサ32はI/Oリン
ク36にサービスしなければならないので、該プ
ロセツサは直列式のI/Oポートを含まなければ
ならない。マスタ・プロセツサ32は線34を介
して共有メモリ20からの情報を取出し、これを
直列化してその出力ポートに置くことにより、
I/Oリンク36へ結合されたすべてのI/O装
置22−30へ直列情報を伝送する。メツセージ
中のアドレスに対応するI/O装置が、このデー
タを利用する。直列のI/O能力を有する任意の
プロセツサをマスタ・プロセツサとして使用する
ことができるが、本発明の実施例ではインテル社
製の8051型マイクロプロセツサが使用される。も
ちろん、共有メモリ20及びI/Oリンク36の
管理等を行うために、他の型式のプロセツサを使
用することができる。 第1図から明らかなように、共有メモリ20
は、1次プロセツサ10及びマスタ・プロセツサ
32の双方に対し外部に設けられている。しかし
ながら、共有メモリ20はマスタ・プロセツサ3
2の制御下にある。1次プロセツサ10が共有メ
モリのアクセスすることができるように、マス
タ・プロセツサ32は共有メモリ20に関するそ
の制御権を定期的に放棄する。このようにすれ
ば、1次プロセツサ10は共有メモリ20をアク
セスしてそこへメツセージを書込んだり、又はそ
こからメツセージを取出すことができるようにな
る。共有メモリ20との転送を容易にするため、
制御インタフエース44は線46,48,50及
び52を介して1次プロセツサ10及びマスタ・
プロセツサ32へそれぞれ結合されている。制御
インタフエース44の詳細については、以下で説
明する。ここでは、制御インタフエース44の機
能は、共有メモリ20の制御権をマスタ・プロセ
ツサ32と1次プロセツサ10との間でやりとり
するのに必要なハンドシエーク信号を生成する点
にあることを指摘すれば十分であろう。 第1図のI/Oリンク36は直列の通信チヤネ
ルであつて、複数のI/O装置22−30とマス
タ・プロセツサ32とを相互接続するためのもの
である。もちろん、本発明の範囲を逸脱すること
なく、直列式のI/Oリンク36に代えて他の型
式の通信チヤネルを使用することができる。I/
Oリンク36は分岐構成を与えるように複数のフ
アン・アウトを有し、複数のI/O装置22−3
0がこれに接続されている。販売時点情報管理
(POS)システムの環境では、これらのI/O装
置22−30はトランザクシヨン向きのものであ
つて、プリンタ、走査装置、デイスプレイ、磁気
ストライプ・リーダ等を含む。本発明の実施例で
は、I/O装置22−30のすべては個別のマイ
クロプロセツサ(2次プロセツサ)によつてそれ
ぞれ制御される。これらのマイクロプロセツサは
特定のタスクを遂行するように専用化されてお
り、またI/Oリンク36を介して共有メモリ2
0へそのステータスを報告したり又は情報を伝送
する機会を定期的に与えられる。同様に、これら
のI/O装置22−30へ伝送すべき情報は1次
プロセツサ10から共有メモリ20へ書込まれ、
次いでマスタ・プロセツサ32の制御下でそれぞ
れのI/O装置へ伝送される。 マスタ・プロセツサ32と遠隔のI/O装置2
2−30との間の情報転送を促進するには、これ
らを結合するための簡単なプロトコルが必要であ
る。このような簡単なプロトコルは先行技術で多
くのものが周知であり、また本発明の要旨はこの
ようなプロトコル自体にあるのではないから、そ
の詳細については省略する。 第1図を再び参照するに、I/Oリンク36の
フアン・アウト部には複数の拡張機能用カード4
6が接続されている。これらのカード46はアダ
プタとして動作するものであり、他製造業者の機
器を当該POSシステムへ接続するために使用す
ることができる。POSシステムの環境では、こ
のような機器は磁気ストライプ・リーダ、重量秤
等とすることができる。 このシステムの動作を簡述するに、複数のI/
O装置22−30は特定のタスクをそれぞれ遂行
し、その情報をI/Oリンク36を介して1次プ
ロセツサ10へ伝送する。1次プロセツサ10は
或る中央処理機能を遂行するとともに、その結果
を選択された遠隔のI/O装置及び/又は上位レ
ベルのプロセツサへ戻る。マスタ・プロセツサ3
2の制御下にある共有メモリ20は、遠隔のI/
O装置22−30と1次プロセツサ10との間の
メツセージ交換を行うために使用される。本発明
の分散式多重処理システムがPOSシステムの環
境で使用される場合、その主たる構成要素は、1
次プロセツサ10、共有メモリ20、マスタ・プ
ロセツサ32、複数のI/O装置22−30及び
拡張機能用カード46を含む。 当該POSシステムの処理能力を拡張するため
に、衛星端末48を線50を介してI/Oリンク
36へ接続することができる。この衛星端末48
は、マイクロプロセツサによつてそれぞれ制御さ
れた複数のI/O装置、拡張機能用カード、等を
含むことができる。衛星端末48は、1次プロセ
ツサを含んでもよいし、これを含まなくてもよ
い。もし衛星端末が1次プロセツサを含まなけれ
ば、当該システムの1次プロセツサ10がその処
理エンジンとして使用される。このような構成で
は、衛星端末48は1次プロセツサ10及びその
関連するマスタ・プロセツサ32に対し1つの
I/O装置として見える。この場合、衛星端末4
8と1次プロセツサ10との間のデータ交換は、
共有メモリ20を介して行われる。 小売店組織又は他の同様の施設では、(前述の
如き)複数の端末をループ通信リンクへ接続し、
このリンクをマスタ計算機へ接続するのが普通で
ある。このような接続は、第1図の接続手段51
によつて行うことができる。接続手段51は、他
のマスタ・プロセツサ(図示せず)によつて制御
される共有メモリ(図示せず)を含み、また該他
のマスタ・プロセツサと1次プロセツサ10との
間で制御情報を交換するための制御インタフエー
ス(図示せず)を含むことができる。云いかえれ
ば、接続手段51は1次プロセツサ10が処理す
べき情報を収集するために使用することができる
のである。このような情報は、当該POSシステ
ムをループへ相互接続したり、或いはPOSシス
テムにおける総計を求めるためのものとして使用
することができる。 F2 制御インタフエースの説明(第2図) 第2図は、制御インタフエース44の構成を一
層詳細に示す。この制御インタフエース44は、
1次プロセツサ10及びマスタ・プロセツサ32
が共有メモリ20を共有することを可能にする。
説明を簡単にするため、第1図のものと共通する
構成要素には、前者と同じ参照番号が付されてい
る。また第1図に示した構成要素のうち、I/O
リンク36、衛星端末48、拡張機能用カード4
6、I/O装置22−30等は、第2図には示さ
れていない。1次プロセツサ10及びマスタ・プ
ロセツサ32に関連する専用メモリ(ROM及
び/又はRAM)は、外部モジユールとして図示
されていない。しかしながら、これらのメモリは
それぞれのプロセツサと一体化されたものとして
図示されている。1次プロセツサ10及びマス
タ・プロセツサ32の各々は、1つのアドレス・
バス及び1つのデータ・バスをそれぞれ含んでい
る。これらのアドレス・バスは制御インタフエー
ス44へ接続され、また3状態バツフアD1及び
D3を介して共有メモリ20にも結合されてい
る。同様に、両プロセツサのデータ・バスは、他
の3状態バツフアD2及びD4を介して共有メモ
リ20にも結合されている。このように、両プロ
セツサのアドレス・バス及びデータ・バスは共有
メモリ20へ結合されているから、各プロセツサ
は共有メモリ20をアクセスしてその所望アドレ
スに情報を書込んだり、又はそこから情報を取出
すことができる。 3状態バツフアD1ないしD4は、通常の電気
部品である。これらのバツフアが可能化される
と、これは1次プロセツサ10及び/又はマス
タ・プロセツサ32の如く特定のプロセツサから
の出力を禁止する。3状態バツフアは当該技術分
野では周知であるから、ここではその詳細を省略
する。両プロセツサのアドレス・バス及びデー
タ・バスを3状態バツフアD1ないしD4へ接続
することにより、共有メモリ20を各プロセツサ
のアドレス・バス及びデータ・バスから電気的に
分離することができる。この結果、1次プロセツ
サ10とマスタ・プロセツサ32は、共有メモリ
20を同時にアクセスすることができない。もち
ろん、一方のプロセツサがそのアドレス・バス及
びデータ・バスを禁止するような内部能力を有し
ている場合には、これを3状態バツフアの代わり
に使用することができる。云いかえれば、共有メ
モリ20が一方のプロセツサによつて使用されて
いる場合、他方のプロセツサが共有メモリ20を
アクセスしないようにするための手段が設けられ
ねばならない。ここで、本発明の分散式多重処理
システムにおいては、1次プロセツサ10が共有
メモリ20をアクセスすることができないとして
も、1次プロセツサ10はその非共有(専用)メ
モリ12を有するために情報を継続的に処理する
ことができる、ということに注意されたい。本発
明のこのような特性により、データ・スループツ
トが著しく向上することは明らかである。 第2図を再び参照するに、共有メモリ20をア
クセスするためのハンドシエーク及び制御は、制
御インタフエース44を通して行われる。この制
御インタフエース44は、ラツチL1ないしL3
を含む。ラツチL1及びL3は線54を介してア
ドレス解読論理手段A1へ接続され、該論理手段
は1次プロセツサ10のアドレス・バスへ結合さ
れる。同様に、ラツチL2及びL3は線56を介
して他のアドレス解読論理手段A2へ接続され、
該論理手段はマスタ・プロセツサ32のアドレ
ス・バスへ結合される。割込み線58は1次プロ
セツサ10と制御インタフエース44を相互接続
し、他の割込み線60はマスタ・プロセツサ32
と制御インタフエース44を相互接続する。後述
するように、これらの割込み線は、いずれかのプ
ロセツサが共有メモリ20の使用を必要とすると
きに付勢されるものである。制御線61は、制御
インタフエース44と3状態バツフアD1及びD
2を相互接続する。インバータ回路62は、可能
化線と3状態バツフアD3及びD4を相互接続す
る。インバータ回路62は、3状態バツフアD
1,D2の電気的状態が他の3状態バツフアD
3,D4の電気的状態と反対になることを保証す
るためのものである。云いかえれば、3状態バツ
フアD1及びD2が可能化される場合、他の3状
態バツフアD3及びD4は禁止されることにな
り、その逆も同様である。 前述のように、マスタ・プロセツサ32は、1
次プロセツサ10が共有メモリ20を定期的にア
クセスすることを許容する。このため、3状態バ
ツフアD3及びD4が非導通状態(禁止状態)に
されている間、他の3状態バツフアD1及びD2
は導通状態にされる。このように、後者の3状態
バツフアD1及びD2は導通状態にあると、1次
プロセツサ10のアドレス・バス及びデータ・バ
スは共有メモリ20へ接続されることになる。こ
れと同時に、マスタ・プロセツサ32のアドレ
ス・バス及びデータ・バスは阻止されるので、該
プロセツサは共有メモリ20をアクセスすること
ができない。共有メモリ20が1次プロセツサ1
0の制御下にある場合、該プロセツサは共有メモ
リ20がそのアドレス空間の一部であるとみな
す。この結果、1次プロセツサ10は予定のメモ
リ・アドレスにおいて情報の書込み及び読出しを
行うことができ、従つて実際には共有メモリ20
中の情報をアクセスしているにも拘わらず、その
専用メモリをアクセスしているものとみなすので
ある。この技法はソフトウエア・プログラムを簡
単にするだけでなく、共有メモリ20と1次プロ
セツサ10の非共有(専用)メモリ12との間で
情報を転送するのに必要な時間を減少させるとい
う効果を有する。この点を強調するため、以下で
は共有メモリ20及びラツチL1ないしL3が両
者ともに1次プロセツサ10のメモリ又はI/O
空間へ写像されるものと記述する。これらのラツ
チL1ないしL3及び共有メモリ20が写像され
る1次プロセツサ10の特定のメモリ・アドレス
については、以下で説明を行う。 ハンドシエーク信号を生成するため、ラツチL
1及びL3は1次プロセツサ10のメモリ又は
I/O空間へ写像される。同様に、ラツチL2及
びL3はマスタ・プロセツサ32のメモリ又は
I/O空間へ写像される。ラツチL3はステータ
ス・ラツチであつて、1次プロセツサ10及びマ
スタ・プロセツサ32によつて共有される。後述
するように、1次プロセツサ10が共有メモリ2
0のアクセスを完了する場合、ラツチL3がセツ
トされる。同様に、マスタ・プロセツサ32が共
有メモリ20の制御権を取戻す場合、マスタ・プ
ロセツサ3にはラツチL3をリセツトする。これ
らの機能を各プロセツサのメモリ空間へ写像する
ことは、アドレス解読論理手段A1及びA2によ
つて行われる。アドレス解読論理手段はアドレ
ス・バスを監視するとともに、セツトされた予定
のビツトに応じて線54及び56に制御信号を生
成することにより、それぞれのラツチをセツトす
る。 前述のように、通常の動作条件の下では、共有
メモリ20はマスタ・プロセツサ32によつて使
用されるのが普通です。ラツチL1ないしL3
は、下記の機能を有する。 L1:このラツチは、マスタ・プロセツサ32に
割り込みをかえけて共有メモリ20の使用
を要求するために、1次プロセツサ10に
よつてセツトされる。 L2:このラツチは1次プロセツサ10に割り込
みをかけるためにマスタ・プロセツサ32
によつてセツトされ、これにより1次プロ
セツサ10が共有メモリ20の制御権を有
することを指示する。またこのラツチは3
状態バツフアD1及びD2を可能化すると
ともに、他の3状態バツフアD3及びD4
をインバータ回路62を介して禁止する。 L3:このラツチは1次プロセツサ10によつて
セツトされるステータス・ラツチであつ
て、1次プロセツサ10が共有メモリ20
の使用を終了したことをマスタ・プロセツ
サ32に指示する。このラツチはマスタ・
プロセツサ32によつてリセツトされ、こ
れにより該プロセツサが共有メモリ20の
制御権を再び取戻したことを1次プロセツ
サ10に指示する。 前述のように、本発明に従つたシステムの狙い
は、共有メモリ20を2つのプロセツサが共有で
きるようにすることにある。共有メモリ20の制
御権を変更する理由は、次のようなものである。 理由1:1次プロセツサ10がマスタ・プロセツ
サ32用の情報を有する場合。 理由2:マスタ・プロセツサ32が1次プロセツ
サ10用の情報を有する場合。 以下の表−には、これらの2つの条件下で1
次プロセツサ10とマスタ・プロセツサ32との
【表】 する。
L2をリセツトして共有
メモリ20の制御権を再
び獲得するとともに、
L3をリセツトしてこの
制御権を肯定する。
前述の表−では、1次プロセツサ10によつ
て遂行される機能は、「P1」という見出しの下に
示されている。同様に、マスタ・プロセツサ32
によつて生成される機能又は信号は、「P2」とい
う見出しの下に示されている。 F3 プロトコル及びメツセージの説明(第1図) 以上では、1次プロセツサ10と複数のI/O
装置(2次プロセツサ)22−30を相互接続す
るハードウエアを説明した。従つて、以下の記述
においては、1次プロセツサ10、マスタ・プロ
セツサ32及び共有メモリ20の間で情報を交換
するために使用されるプロトコル及びメツセージ
をそれぞれ説明する。 本発明の実施例では、共有メモリ20は2K×
8ビツトの容量を有するスタチツク型RAMであ
つて、1次プロセツサ10とマスタ・プロセツサ
32の間でメツセージ及びステータス・コマンド
を授受するために使用される。前述のように、本
発明の実施例では、1次プロセツサ10はインテ
ル社製の80286型マイクロプロセツサであり、マ
スタ・プロセツサ32はインテル社製の8051型マ
イクロプロセツサである。所与のI/O装置へメ
ツセージを伝送する場合、1次プロセツサ10は
このメツセージを共有メモリ20に置き、マス
タ・プロセツサ32はこのメツセージをI/Oリ
ンク36を介して伝送する。所与のI/O装置か
らメツセージが受取られる場合、マスタ・プロセ
ツサ32はこのメツセージを共有メモリ20に置
く。次いで、1次プロセツサ10は、共有メモリ
20に受信メツセージが存在すること、従つてこ
れを1次プロセツサ10の非共有メモリ12へ移
動すべきことを通知される。 本発明に従つた共有メモリ20は、複数の機能
領域へ分割されている。以下の表−には、共有
メモリ20の各機能領域及びその関連する1次プ
ロセツサ10中のメモリ・アドレスが示されてい
る。但し、表−の説明を簡単にするため、1次
プロセツサ10は記号P1で示され、マスタ・プ
ロセツサ32は記号P2で示されている。
【表】 メータ
【表】 以下、これらの機能を説明する。要求バイトは
1次プロセツサ10がセツトする8ビツト・ワー
ドであつて、マスタ・プロセツサ32が共有メモ
リ20の制御権を再び獲得するときに該プロセツ
サが行うべき活動を記述する。要求バイトを構成
する各ビツトの機能は次のとおりである。 ビツト7:マスタ・プロセツサ32の診断を実行
する。このビツトがセツトされると、マス
タ・プロセツサ32のソフトウエアPOR
(電源オン時のリセツト)が行われる。 ビツト6:I/Oリンク36のタイムアウト・パ
ラメータを読取る。 ビツト5:1次プロセツサ10からマスタ・プロ
セツサ32への機能コマンド・バイトを読
取り且つ処理する。 ビツト4:共有メモリ20中に伝送メツセージが
存在する。伝送メツセージ・パラメータを
読取ることにより、該メツセージの数及び
第1メツセージのアドレス・ポインタを決
定する。 ビツト3:共有メモリ20に対する1次プロセツ
サ10の最後のアクセス中に、ポール・リ
ストが変更された。(共有メモリ20の制
御権を獲得する場合、マスタ・プロセツサ
32はポール・リストの最上部からポーリ
ングを開始する。) ビツト2:マスタ・プロセツサ32の内部メモリ
を、共有メモリ20のメツセージ空間へダ
ンプする。 ビツト1:マスタ・プロセツサ32に設けられた
マイクロコードの技術変更(EC)レベル
を、共有メモリ20のメツセージ空間に置
く。 ビツト0:不使用 機能コマンド・バイトは8ビツト・メツセージ
であつて、1次プロセツサ10がマスタ・プロセ
ツサ32へ伝送するようなものである。このバイ
トが1次プロセツサ10によつて変更されるの
は、各機能及び各制御のうち1つのステータスを
変更する必要がある場合だけである。このバイト
は、要求バイトのビツト5がセツトされている場
合にのみ、マスタ・プロセツサ32によつてその
プロセス中に読取られる。このメツセージを構成
する各ビツトの定義は、次のとおりである。 ビツト7:直列式I/Oポーリング機能をオンに
転ずる。もしこのビツトがオンにセツトさ
れているならば、マスタ・プロセツサ32
は共有メモリ20のポーリング・リスト領
域にリストされたI/O装置のポーリング
を開始する。 ビツト6:直列式I/Oポーリング機能をオフに
転ずる。このビツトをオンに転ずると、マ
スタ・プロセツサ32はI/O装置に対す
るすべてのポールを停止する。 ビツト5:マスタ・プロセツサ32に設けられた
I/Oポール・タイムアウト記録機能をオ
ンに転ずる。もしこのビツトがオンであれ
ば、マスタ・プロセツサ32は、I/Oタ
イムアウト・パラメータに従つて、I/O
ポール・タイムアウトのトラツクを維持す
る。もしI/Oポール・リストが64エント
リを越えていれば、この機能は使用できな
い。 ビツト4:マスタ・プロセツサ32に設けられた
直列式I/Oポール・タイムアウト記録機
能をオフに転ずる。もしこのビツトがオフ
であれば、マスタ・プロセツサ32は、
I/O装置がポールに応答してタイムアウ
トを生ずるたびに、1次プロセツサ10に
対しエラー・メツセージを生成する。 ビツト3:マスタ・プロセツサ32に設けられた
伝送メツセージCRC生成機能をオンに転
ずる。もしこのビツトがオンであれば、マ
スタ・プロセツサ32は伝送メツセージ用
のCRCキヤラクタを生成し且つこれを伝
送メツセージに続けて伝送する。 ビツト2:マスタ・プロセツサ32に設けられた
伝送メツセージCRC生成機能をオフに転
ずる。このビツトがセツトされていると、
これは1次プロセツサ10が伝送メツセー
ジ用のCRCキヤラクタを供給することを
指示する。マスタ・プロセツサ32は伝送
メツセージ用のCRCキヤラクタを検査せ
ず、不適切なCRCキヤラクタを検出する
場合にエラー・メツセージを生成する。 ビツト1:1次プロセツサ10のRAMバツクア
ツプ用電池をオンに転ずる。 ビツト0:1次プロセツサ10のRAMバツクア
ツプ用電池をオフに転ずる。 直列式I/Oタイムアウト・パラメータは3バ
イトから成り、1次プロセツサ10のメモリ・ア
ドレス080002−080004に置かれる。要求バイトの
ビツト6がセツトされている場合は、これらのバ
イトが常にマスタ・プロセツサ32によつて読取
られる。最初の2バイトは、マスタ・プロセツサ
32がI/O装置にポールを送信した後で(該装
置のポール・タイムアウトを記録する前に)、そ
の応答を待機しなければならいような時間量を表
わす。第3バイトは、直列式I/Oポール・タイ
ムアウト記録機能が可能化されている場合(マス
タ・プロセツサ32から1次プロセツサ10へエ
ラー・メツセージが送信される前に)各I/O装
置について生じうる連続的なI/Oポール・タイ
ムアウトの数を表わす。 伝送メツセージ・パラメータは3バイトから成
り、1次プロセツサ10のメモリ・アドレス
080005−080007に置かれる。これらのバイトは、
要求バイトのビツト4がセツトされている場合
は、常にマスタ・プロセツサ32によつて読取ら
れる。第1バイトは、共有メモリ20中に存在す
る伝送メツセージの数を、マスタ・プロセツサ3
2に支持する。次の2バイトは、第1メツセージ
の第1バイトが置かれるメツセージ空間中のアド
レスを指定する。 マスタ・プロセツサ32から1次プロセツサ1
0に送信されるステータス・バイトは、1次プロ
セツサ10のメモリ・アドレス080008に置かれ
る。このバイトは、1次プロセツサ10の各割り
込み前に、マスタ・プロセツサ32によつて更新
される。その機能は、マスタ・プロセツサ32の
ステータスを1次プロセツサ32へ与えることで
ある。このメツセージは8ビツト長であり、各ビ
ツトは次のように定義される。 ビツト7:マスタ・プロセツサ32が診断の実行
を完了し、ポール・リストの生成及び/又
は第1伝送メツセージを待機している。 ビツト6:不使用 ビツト5:不使用 ビツト4:1次プロセツサ10用のメツセージが
共有メモリ20に置かれている。 ビツト3:マスタ・プロセツサ32から1次プロ
セツサ10に伝送すべきエラー・メツセー
ジが、共有メモリ20に置かれている。 ビツト2:1次プロセツサ10によつて要求され
たマスタ・プロセツサ32の内部メモリ・
ダンプが、共有メモリ20のメツセージ空
間に置かれている。 ビツト1:1次プロセツサ10によつて要求され
たマスタ・プロセツサ32のマイクロコー
ドの技術変更(EC)レベルが、共有メモ
リ20のメツセージ空間に置かれている。 ビツト0:不使用 受信メツセージ・ポインタは2バイトのフイー
ルドであつて、1次プロセツサ10のメモリ・ア
ドレス080009−08000Aに置かれる。その機能は、
マスタ・プロセツサ32から1次プロセツサ10
へ伝送される各メツセージの第1バイトを指定す
ることである。1次プロセツサ10用のメツセー
ジが存在することを前述ステータス・バイトのビ
ツト4が指示する場合は、このポインタが常に使
用される。 ボール・リストは、1次プロセツサ10によつ
て準備され且つそのメモリ・アドレス08000B−
08010Aに置かれるようなメツセージである。こ
れは、システムへ接続されたI/O装置のリスト
を与える。このリストは共有メモリ20にロード
される。かくてマスタ・プロセツサ32はこのリ
ストを順次にアクセスし、該リスト中のI/O装
置のアドレスに応じてポールを生成するととも
に、これを該I/O装置へ伝送する。この結果、
当該I/O装置は共有メモリ20へデータを伝送
する機会を与えられる。 メツセージ空間は共有メモリ20中の或る空間
であつて、マスタ・プロセツサ32と授受すべき
メツセージが置かれるようなものである。このメ
ツセージ空間は、1次プロセツサ10のメモリ・
アドレス08012B−0807FFにあるものとして定義
される。このメツセージ空間中のメツセージは、
既に説明した適当な伝送/受信メツセージ・パラ
メータによつて指定される。マスタ・プロセツサ
32によつて受信されたI/O装置からのすべて
のメツセージはこのメツセージ空間に置かれ、そ
して適当な受信メツセージ・ポインタが生成され
る。1次プロセツサ10が伝送すべきメツセージ
を有する場合、該メツセージはこのメツセージ空
間に置かれ、そして適当な伝送メツセージ・パラ
メータが生成される。もし1次プロセツサ10が
伝送すべきメツセージを2つ以上有しているなら
ば、該メツセージはこのメツセージ空間中の連続
メモリ・アドレスに置かれねばならない。 1次プロセツサ10からのメツセージが共有メ
モリ20に置かれる場合、マスタ・プロセツサ3
2は共有メモリ20の制御権を再び獲得すると直
ちに、該メツセージを伝送する。もし共有メモリ
20に2つ以上のメツセージが置かれているなら
ば、マスタ・プロセツサ32がボール・リストに
おける次の順次エントリのポーリングを再開する
前に、これらのすべてのメツセージが伝送され
る。もし伝送エラーが検出されるならば、メツセ
ージ伝送が直ちに停止され、そしてエラー・メツ
セージが1次プロセツサ10に記録される。この
場合、伝送すべき残りのメツセージは放棄され
る。 F4 メツセージ様式の説明(第3図) 以上では、マスタ・プロセツサ32と1次プロ
セツサ10との間で交換されるメツセージ及びプ
ロトコルを説明したから、以下ではメツセージ様
式を説明する。 第3図は、メツセージ様式を示す。このメツセ
ージ様式は、メツセージ長、ポート番号、アドレ
ス待機時間パラメータ、バイト待機時間パラメー
タ、アドレス、データ及び巡回冗長検査(CRC)
の各フイールドを含む。以下、各フイールドを説
明する。 メツセージ長:このフイールドは、1次プロセツ
サ10からマスタ・プロセツサ32へ伝送
されるメツセージの最初の2バイトに含ま
れる。このフイールドは、アドレス、制
御、データ及びCRCフイールドに保持さ
れる総バイト数を指示する。このフイール
ドは、マスタ・プロセツサ32によつては
伝送されない。 ポート番号:本発明の実施例では、マスタ・プロ
セツサ32は、個別的に選択される4つの
トランシーバのうち1つを通してメツセー
ジを伝送することができる。この1バイト
長のフイールドは、4つのトランシーバの
うちメツセージの伝送に使用すべき特定の
トランシーバを、マスタ・プロセツサ32
に指示する。このフイールドは、マスタ・
プロセツサ32によつては伝送されない。 アドレス:このフイールドは、マスタ・プロセツ
サ32によつて伝送される最初のバイトで
ある。このフイールドは、メツセージを受
信すべきI/O装置のアドレスを表わす。 制 御:この1バイト長のフイールドはメツセー
ジとともに伝送される伝送/受信カウント
情報を含み、これによりメツセージと該メ
ツセージに対する応答のトラツクを維持す
る。このフイールドは、同期データ・リン
ク制御(SDLC)で使用されたものと類似
している。 データ:このフイールドは、制御フイールドの伝
送後に、マスタ・プロセツサ32によつて
伝送されるデータを表わす。 CRC:このフイールドは、伝送メツセージの後
に置かれる2つのCRCバイトから成る。
当該技術分野では周知のように、受信装置
はこれらのCRCバイトを利用して受信デ
ータの完全性を検査することができる。こ
れらのCRCバイトに保持される値は、ア
ドレス、制御及びデータ・フイールドを
CRCキヤラクタ生成手段を通すことによ
つて生成されたものである。これらのフイ
ールドは受信装置のCRCキヤラクタ生成
手段にも通され、かくて両者の値が同じで
あるか否かを検査される。 マスタ・プロセツサ32から1次プロセツサ1
0へ伝送されるメツセージの様式は、アドレス及
びバイト待機パラメータが使用されない点を除け
ば、前述のメツセージ様式と同じである。 以上では、マスタ・プロセツサ32と1次プロ
セツサ10の間で情報を伝送するための特定のメ
ツセージ様式、プロトコル及び1組のメツセージ
を説明したが、これは単なる例示として解釈すべ
きである。さらに、本明細書で記述したメツセー
ジ様式、プロトコル及び各メツセージは、特定の
マイクロプロセツサに合わせるように適当に選択
されていることに注意すべきである。 G 発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、分散式
多重処理システムを構成する1次プロセツサは必
要に応じて共有メモリをアクセスすることができ
るばかりでなく、共有メモリをアクセスすること
ができない場合でも、その専用メモリを利用して
処理を継続することができるので、この1次プロ
セツサと遠隔のI/O装置(2次プロセツサ)と
の間のメツセージ交換を全体として効率的に行う
ことができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従つた分散式多重処理システ
ムのブロツク図、第2図は1次プロセツサとマス
タ・プロセツサを相互接続するための制御インタ
フエースのブロツク図、第3図は1次プロセツサ
とI/O(2次プロセツサ)との間で交換される
メツセージの様式を示す図である。 10……1次プロセツサ、20……共有メモ
リ、22−30……I/O装置(2次プロセツ
サ)、32……マスタ・プロセツサ、36……
I/Oリンク、44……制御インタフエース。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 デバイスから発生するデータを処理し衛星端
    末へのデータ転送を行う2次デバイス制御用のマ
    スタ・プロセツサと、さらに処理を実行するため
    の遠隔の1次プロセツサ、上記1次プロセツサと
    上記マスタ・プロセツサ間のデータ制御および転
    送を行う制御インタフエースとを有する多重処理
    システムであつて、 上記1次プロセツサと上記マスタプロセツサお
    よび上記衛星端末間におけるデータの保持記憶と
    メツセージ交換を可能とする共有メモリ; 上記共有メモリに接続された3状態バツフアの
    第1セツト(D3およびD4); 上記マスタ・プロセツサ中にあり、上記3状態
    バツフアの第1セツトに接続され、上記共有メモ
    リの管理、上記共有メモリのメツセージの転送の
    ためのフオーマツト化、および受領したメツセー
    ジの上記共有メモリへの保持を実行する第1マイ
    クロプロセツサ; 上記1次プロセツサ中の主マイクロプロセツ
    サ; 上記共有メモリおよび該共有メモリから切り離
    し可能な上記主マイクロプロセツサとに接続され
    た3状態バツフアの第2セツト(D1およびD
    2); 上記第1マイクロプロセツサに接続され該第1
    マイクロプロセツサからの出力に応答して第1制
    御信号を生成する第1論理手段A2; 上記第1論理手段に接続され、上記第1制御信
    号に応答して上記3状態バツフアの第2セツトを
    上記主マイクロプロセツサの上記共有メモリへの
    アクセスを許可して該主マイクロプロセツサを中
    断する第1状態にセツトするための第1割り込み
    信号を生成する第1ラツチ手段L2; 上記主マイクロプロセツサに接続され、該主マ
    イクロプロセツサからの出力信号に応答して第2
    制御信号を発生する第2論理手段A1; 上記第2論理手段に接続され、上記第2制御信
    号に応答して上記第1マイクロプロセツサを中断
    させる第2割り込み信号を発生する第2ラツチ手
    段L1; 上記第1ラツチ手段に接続され、上記第1割り
    込み信号に応答して上記3状態バツフアの第1セ
    ツトを上記3状態バツフアの第2セツトの反対の
    第2状態にセツトして上記主マイクロプロセツサ
    の上記共有メモリへのアクセスを排除する第3制
    御信号を発生するインバータ回路; 上記第1および第2論理手段に接続され、上記
    主マイクロプロセツサが上記共有メモリの使用を
    終了した時に上記第2論理手段からの出力電気信
    号によりセツトされ、上記主マイクロプロセツサ
    が上記共有メモリ制御を再開した時に上記第1論
    理手段からの出力電気信号によつてリセツトされ
    る第3ラツチ手段L3; とを有し、 上記第1マイクロプロセツサが上記共有メモリ
    から切り離されている間に上記1次プロセツサか
    ら上記衛星端末および上記マスタ・プロセツサへ
    のメツセージが上記1次プロセツサによつて上記
    共有メモリに置かれ、上記1次プロセツサが上記
    共有メモリから切り離されている間に上記第1マ
    イクロプロセツサが上記衛星端末および上記マス
    タ・プロセツサから受領したメツセージを上記共
    有メモリに置くように構成されていることを特徴
    とする多重処理システム。
JP10413785A 1984-08-03 1985-05-17 多重処理システム Granted JPS6143370A (ja)

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