JPH0452778A - エンボス像読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）産業上の利用分野 この発明は、カードなどの記録媒体に形成されているエ
ンボス像を読み取るエンボス像読取装置に関する。

（ｂ）従来の技術 従来より、Ａ　Ｔ　ＭやＣＤなどにおいて、取引処理時
に、その取引に用いられたカードに形成されているエン
ボスを処理伝票にプリントするインプリント装置が用い
られている。

従来のインプリント装置としては、カード上に複写式の
伝票を重ねるとともに、ローラなどによって、その複写
伝票をカードに対し一定圧力を押圧することによってエ
ンボス像を伝票に写しとる方式と、カード表面を画像と
して撮像し、イメージインプリンタにプリントアウトす
る方式とがあった。

前者の方式では、複写式伝票の搬送不良などによってカ
ードのエンボス上にインクが付着したりして、エンボス
が汚損する場合があった。後者の方式では、装置全体が
小型化され機械的な搬送系が簡略化されるため、信頼性
が向上し、また読取データの電子情報化が可能である。

（Ｃ）発明が解決しようとする課題 ところか、従来の光学読取方式の装置ては、たた単シこ
カートを正面から撮像して信号化するたけであるため、
カードの地色と同色のエンボスは画像信号として表れず
、したがってこれを伝票なとにプリントアウトすること
もてきなかった。

この発明の目的は、エンボス像が形成されたカートなど
の記録媒体を正反射光により記録媒体の斜め方向から読
み取るようにして上記問題点を解消するとともに、記録
媒体の変形やエンボス像読取時の記録媒体の変動などに
よる影響を受けにくくした信顛性の高いエンボス像読取
装置を提供することにある。

（ｄ）課題を解決するための手段 この発明は、記録媒体に対し、斜め方向から一定の入射
角で照明光を照射する照明光学系と、上記記録媒体から
正反射する像を撮像するラインセンサとを備え、このラ
インセンサの出力信号のレベルによって記録媒体に形成
されているエンボス像を読み取る装置であって、 照明光学系は、記録媒体の幅方向および長平方向のそれ
ぞれに一定幅を有する平行光を照射し、ラインセンサは
照明光の照射領域内における中央部の狭領域を撮像する
ことを特徴とする。

（８１作用 この発明のエンボス像読取装置では照明光学系が記録媒
体に対し斜め方向から一定の入射角で照明光を照射し、
ラインセンサが上記入射角と略同−角度で記録媒体から
正反射する像を撮像する。

このときの記憶媒体に対する光の反射とラインセンサの
出力信号レベルの例を第３図に示す。第３図のようにラ
インセンサは記録媒体表面の正反射像を受光するように
配置されているが、エンボスの肩部分において照明光が
乱反射するため、エンボスの肩部分で反射した光はほと
んどラインセンサへ入射しない。したがって、エンボス
の肩部分に対応するラインセンサの出力レベルは低い。

このように正反射する領域とそうでない領域とをライン
センサの出力信号レベルによって検出することができ、
これをエンボス像として読み取ることができる。

この発明のエンボス像読取装置における記録媒体とこれ
に対する照明光および正反射光の関係を第２図に示す。

第２図において１ａまたは１ｂはエンボスが形成された
カートなどの記録媒体であり、この記録媒体に幅Ｈの平
行光からなる照明光が照射され、ラインセンサは記録媒
体から正反射した像を撮像する。その際、記録媒体表面
での反射位置が１８から１ｂの範囲内で変動しても、ラ
インセンサには少なくとも幅りて正反射光が受光される
。ラインセンサは照明光の幅Ｈより非常に狭いＮ域を撮
像するため、ラインセンサに対する受光の幅りがＯとな
らない限り撮像は可能である。その条件を求めると次の
ようになる。

ｈ＝Ｈ／ｃｏｓθ−２Ｄｔａｎ　θ＞Ｏ・（１）Ｈ＞２
Ｄｓｉｎθ　　　　　　　　　　　−（２１ここでθは
照明光の入射角、Ｄは記録媒体の法線方向の変動幅であ
る。

このように照明光を、記録媒体の変形や搬送中の変動に
応じた一定幅を有する平行光とし、ラインセンサがその
中央部の狭領域を撮像するようにしたため、記録媒体の
変形（ソリ）や記録媒体搬送中の変動などによっても、
ラインセンサが記録媒体表面の正反射光を確実に撮像す
ることができる。

（ｆｌ実施例 この発明の実施例であるエンボス像読取装置の光学系の
構成を第１図に示す。第１図においてｌはカード、１４
はカード１に対し入射角θ１で照明光を照射するＬＥＤ
アレイであり、ＬＥＤアレイ１４は紙面に垂直方向に複
数の発光部が一列に配列されている。また３はグラスフ
ァイバアレイであり、ＬＥＤアレイ１４の光をカードｌ
の表面付近に導き、カード１に対し入射角θ１で平行照
明光を照射する。一方、１５はＣＣＤラインセンサ、２
は断面方向に屈折率分布を有する光ファイバを集積した
レンズ作用を有する光伝送体である。この光伝送体２は
カード１表面における照明光の照射領域の略中央部の正
反射像をＣＣＤラインセンサ１５の受光部に結像する位
置関係に配置している。すなわち、図↓こδけるθｊと
θ２は等しく、大反射の光軸ば、平均的位置Ｑこあるカ
ート１表面で交わる。なお、カート１は図示しない搬送
ローラによって挟持されるとともに図における左右方向
に搬送される。このカート１の搬送によって変化するＣ
ＣＤラインセンサ１５の出力信号によってエンボス像を
抽出することができる。

次に、前記エンボス像読取装置を用いたＡＴＭにおける
カードリーダ／伝票発行機のブロック図を第４図に示す
。

第４関においてＣＰＬ；１０はＡ　Ｔ　Ｍを構成する制
御部における１つのスレーブｃ　ｐ　■：であり、カー
　ｈ”の読込、そのカートに設けられているエンボス像
の読取および取引内容とともにインプリントを表した伝
票の発行処理を行う。ＲＯＭＩＩはＣＰＵｌ０の実行す
べきプログラムが予め書き込まれたメモリ、ＲＡＭ１２
はカードデータの一時記憶、伝票にプリントすべき処理
内容の一時記憶およびエンボス像の一時記憶など各種ワ
ーキングエリアとして用いられるメモリである。ＣＰＵ
Ｉ　Ｏのハスにはこの他に以下に述べる各種回路が接続
されている。

イメージインプリント制御回路１３は主にカードに設け
られているエンボス像読取制御を行うものて、モータ制
御卸回路１９からタイミング信号４入力するとともに、
ＬＥＤアレイ１４、ラインセンサ１５、Ａ／Ｄコンバー
タ１７およびデータ処理回路１８などに対し、それぞれ
タイミング信号を与える。Ｌ　Ｅ　Ｄアレイ１４は前述
したように、カード表面に対し照明光を照射する光源と
して用いられる。ラインセンサ１５としてはＣＣＤライ
ンセンサが用いられ、イメージインプリント制御回路１
３から与えられるタイミング信号に応して受光（電荷の
蓄積）および撮像信号の出力を行う。

増幅回路１６はその信号を増幅し、Ａ／Ｄコンバータ１
７はこれを順次ザンブルホールドするとともに、１ビッ
トまたは数ビットのディジタルデータに変換する。デー
タ処理回路］８は１画素または１ライン分のデータを一
時記憶するとともにＣＰＵｌ０に対しその一時記憶した
データの読取要求を出力する。ＣＰＵ１Ｏばこの読取要
求を受けたなら、データ処理回路１８内のデータを読み
取るとともにＲＡ、Ｍｉ２の所定エリアに格納する。

モータ２０はカートの受入れ／排出および搬送を行うパ
ルスモータであり、モータ制御回路１９がこれをパルス
ｆｉｌｉ　？ｌするとともに、そのタイミニフグ信号を
イメージインプリント制御回路ｊ３へ与える。プリンタ
２２は取引の内容とともにエンボス像を伝票にプリント
する。インタフェース回路２１はそのプリント制御のイ
ンタフェースを行う。

カートリーダ２４は搬送中のカードの磁気ストライブに
記録されている内容を読み込むもので、インタフェース
回路２３がその読取制御インタフェースを行う。

なお、以上に示した実施例では、エンボス像読取装置を
Ａ、　Ｔ　？ｖ１におけるカードリーダ／伝票発行機に
設けた例であったが、その他に例えばＣＡＴ端末装置な
どにおけるカードのエンボス像読取装置、あるいはカー
トやその他の記録媒体に設けられているエンボス像を読
み取る汎用的なイメージスキャナなどにも同様に適用す
ることかできる。

（ｇ１発明の効果 この発明によれば、ラインセンサは記録媒体の斜め方向
から記録媒体表面の正反射光を読み取るようにしたため
、地色とは無関係乙こエンボスの形状を抽出できるよう
になり、しかも記録媒体の幅方向および長手方向のそれ
ぞれに一定幅を存する平行光を照射するとともに、その
照射領域内における中央部の狭領域を撮像するようにし
たため、記録媒体の変形およびエンボス像読取中におけ
る記憶媒体の変動などが生しても、照明光の照射領域に
おける正反射像を撮像することができる。このため、記
録媒体の変形やその搬送中の変動にも影響されずに正し
くエンボス抽出することができ、信顛性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例であるエンボス像読取装置の
光学系の構成図である。第２図および第３図はこの発明
の作用説明に供する図であり、第２図は記録媒体の変形
または変動による反射光の変化を示す図、第３図はエン
ボスによる反射光の状態を示す図である。第４図はこの
発明の実施例であるエンボス像読取装置を用いたカード
リーダ／伝票発行機の側御部のブロック図である。 −カード（記憶媒体）、 一光伝送体、 一グラスファイバアレイ ４−ＬＥＤアレイ、 ５−ラインセンザ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）記録媒体に対し、斜め方向から一定の入射角で照
   明光を照射する照明光学系と、上記記録媒体から正反射
   する像を撮像するラインセンサとを備え、このラインセ
   ンサの出力信号のレベルによって記録媒体に形成されて
   いるエンボス像を読み取る装置であって、 照明光学系は、記録媒体の幅方向および長手方向のそれ
   ぞれに一定幅を有する平行光を照射し、ラインセンサは
   照明光の照射領域内における中央部の狭領域を撮像する
   ことを特徴とするエンボス像読取装置。