JPH0452517Y2 - - Google Patents

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JPH0452517Y2
JPH0452517Y2 JP1987004193U JP419387U JPH0452517Y2 JP H0452517 Y2 JPH0452517 Y2 JP H0452517Y2 JP 1987004193 U JP1987004193 U JP 1987004193U JP 419387 U JP419387 U JP 419387U JP H0452517 Y2 JPH0452517 Y2 JP H0452517Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は戻り防止機能を有するリンク機構に係
り、特に一軸回りに所定角度回動可能に支持され
たリンク部材を、該リンク部材に係合された駆動
アームを介して回動せしめるに際して、その回動
運動の伝達が有効に為され得ると共に、該リンク
部材を所定の回動位置において効果的に保持する
ことのできる、戻り防止機能を有するリンク機構
に関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来から、一軸回りに所定角度回動されるべき
リンク部材を、遠隔操作する機構の一種として、
該リンク部材に対して、その回動中心から離れる
方向に直線的に延びる長孔を設ける一方、該リン
ク部材の長孔に係合する係合ピンを備えた駆動ア
ームを、該リンク部材の回動軸と略平行な軸心回
りに回動可能に設けて、該駆動アームの回動運動
を該リンク部材に伝達せしめることにより、かか
る駆動アームの回動操作に基づいてリンク部材を
回動せしめるようにしたリンク機構が知られてい
る。
例えば、自動車の空調装置の空気通路における
車室内への空気吹出口付近において、一軸回りに
回動可能に配置され、その回動位置に応じて空気
通路の流通断面積を規制して、該空気通路内を流
通する空気量を制御するダンパの操作機構にあつ
ては、通常、第4図に示されているように、空気
通路を構成する筒状のリテーナ2内に配されたダ
ンパ4の回動軸6に対して、直線的な長孔8を有
するリンク10を固設する一方、空気吹出口を構
成するグリル12の前面に突出する操作ノブ15
を有すると共に、リンク10の長孔8に係合する
係合ピン18を備えた駆動アーム16を、リンク
10の回動軸6と略平行な軸心14回りに回動可
能に設けて、かかる駆動アーム16の回動操作に
よつてリンク10を介してダンパ4を回動作動せ
しめるリンク機構が採用されている。
ところで、このようなリンク機構にあつては、
駆動アーム16の軸心14を中心とする回動運動
が、その係合ピン18がリンク10の長孔8内を
摺動することによつて、該リンク10に伝達され
ることとなるが、第4図に示されているように、
リンク10と駆動アーム16との交叉角度が小さ
くなるに従つて、該駆動アーム16の係合ピン1
8における出力:Faに対する、リンク10に伝
達されてその回動力として作用する分力:Fb
比が小さくなるために、運動の伝達が有効に為さ
れ得なくなるといつた問題を有していたのであ
る。
より具体的には、第4図において、駆動アーム
16の回動軸心14とリンク10の回動軸6とを
結ぶ直線に対する駆動アーム16及びリンク10
の傾斜角度を、それぞれθ1及びθ2とし、また係合
ピン18における出力:Faと、該出力Faがリン
ク10に伝達されてその回動力として作用する分
力:Fbとの為す角度、換言すれば駆動アーム1
6の回動方向とリンク10の回動方向との為す角
度をαとすれば、これらの関係を下記(1)式にて表
すことができる。
Fb=Fa・cosα =Fa・cos(θ1+θ2) ……(1) すなわち、かかる(1)式より明らかなように、θ1
及びθ2が大きくなるに従つて、換言すればリンク
10と駆動アーム16との交叉角度が小さくなる
に従つて、Faに対するFbの比が小さくなり、運
動の伝達が有効に為され得ず、リンク10を所定
角度回動するに必要な駆動アーム16の回動操作
角度が大きくなるといつた、操作上の不具合を有
していたのである。
さらに、このようなリンク機構を採用するダン
パの操作機構にあつては、通常、第4図に示され
る如く、駆動アーム16を、リンク10との交叉
角度が小さくなる方向に所定角度回動せしめた際
に、ダンパ4が空気通路を遮断せしめる位置に回
動されるようになつているが、かかる遮断位置に
あるダンパ4に対して作用する風圧によつてリン
ク10から駆動アーム16に及ぼされる作用力:
Fcが、駆動アーム16の回動力として作用する分
力:Fdを含んでいるために、そのような風圧に
よつてダンパ4が連通状態に回動する恐れがあつ
たのであり、それ故ダンパ4の遮断状態への保持
が確実に為され得ないといつた問題をも有してい
たのである。
(解決手段) ここにおいて、本考案は、上述の如き事情を背
景として為されたものであつて、その特徴とする
ところは、一軸回りに所定角度回動されるべきリ
ンク部材に対して、その回動中心から離れる方向
に直線的に延びる長孔を設ける一方、該リンク部
材の長孔に係合する係合ピンを備えた駆動アーム
を、該リンク部材の回動軸と略平行な軸心回りに
回動可能に設け、更に前記係合ピンが該リンク部
材の回動軸と該駆動アームの軸心との間に位置す
るように構成して、該駆動アームの回動運動を該
リンク部材に伝達せしめることにより、該リンク
部材を回動せしめるようにしたリンク機構におい
て、前記リンク部材を前記駆動アームとの交叉角
度が小さくなる方向に回動せしめる際に、該駆動
アームの前記係合ピンが摺接する、該リンク部材
における前記長孔の内縁部であつて、該長孔のリ
ンク部材回動中心から離れた側の端部近傍に位置
する部位に、所定角度の傾斜辺を有する山形状の
突出部を設けて、該突出部の傾斜辺に沿つて前記
係合ピンが案内せしめられるようにする一方、該
係合ピンが該突出部を乗り越えた状態において、
かかる係合ピンを係止せしめて、該リンク部材が
保持されるようにしたことにある。
(実施例) 以下、本考案を更に具体的に明らかにするため
に、本考案の一実施例について、図面を参照しつ
つ、詳細に説明することとする。
先ず、第1図には、本考案に従う構造とされた
リンク機構を備えた、レジスタのシヤツトダンパ
駆動機構の一例が示されている。かかるレジスタ
は、車両の空調装置における車室内への空気吹出
口を構成するものであつて、空気通路を構成する
筒状のリテーナ20内に、ダンパ22が所定角度
回動可能に配置されており、該ダンパ22の回動
位置に応じて、リテーナ20内に形成された空気
通路24の流通断面積が規制され、該空気通路2
4における流通状態が連通/遮断制御せしめられ
るようになつている。
そして、かかるリテーナ20には、長手板状の
リンク26が、空気通路24の外部に位置して、
ダンパ22の回動軸28に固設されて、該回動軸
28を中心として該ダンパ22と一体的に回動す
るように取り付けられている。
また、このリンク26には、その回動中心から
離れる方向に直線的に且つ回動方向に直交して延
びる長孔30が設けられており、そしてかかる長
孔30に係合する係合ピン32を備えた長手板状
の駆動アーム34が、該リンク26の回動軸28
と略平行な軸心36回りに回動可能な状態で、リ
テーナ20に取り付けられている。この駆動アー
ム34は、リンク26よりも空気通路24の開口
部側に位置して設けられ、リテーナ20において
空気吹出口を構成するグリル38の前面に突出す
る操作ノブ40を有しており、該操作ノブ40を
介して軸心36回りに所定角度往復回動操作せし
められるようになつている。そして、この回動運
動が係合ピン32の長孔30に対する係合に基づ
いてリンク26に伝達せしめられて、ダンパ22
が回動作動せしめられるようになつているのであ
り、このことから明らかなように、本実施例にあ
つては、これら互いに係合されたリンク26と駆
動アーム34とによつて、回動運動を伝達するリ
ンク機構が構成されているのである。
ところで、このようなリンク機構にあつては、
駆動アーム34の軸心36を中心とする回動運動
が、その係合ピン32がリンク26の長孔30内
を摺動することによつて、該リンク26に伝達さ
れることとなるが、本実施例におけるリンク機構
を構成するリンク26の長孔30には、ダンパ2
2が空気通路24を遮断する方向に回動される
際、即ち、第1図中、駆動アーム34が反時計回
りに回動される際に、該駆動アーム34の係合ピ
ン32が摺接される側の内縁部において、長孔3
0のリンク26回動中心28から離れた側の端部
近傍に位置する部位に、所定角度の傾斜辺を有す
る三角形状(山形)の突出部42が設けられてい
る。そして、かかる回動操作に際して、駆動アー
ム34の係合ピン32が、リンク26の長孔30
内を、その回動中心から離れる方向に摺動せしめ
られ、この突出部42を通過した(乗り越えた)
係合状態において、該リンク26が固設されたダ
ンパ22が、空気通路24を遮断し得る回動位置
をとるようになつている。
なお、本実施例にあつては、リンク26の長孔
30における、突出部42に対向して位置する内
縁部に、該突出部42に略対応する形状の凹陥部
48が形成されていることによつて、該長孔30
が、長手方向全長に亘つて係合ピン32よりも僅
かに大きな一定の幅をもつて形成されている。
すなわち、このような構造とされたリンク機構
にあつては、駆動アーム34を反時計回りに回動
させることにより、リンク26を時計回りに回動
せしめる際に、前述の如く、それら駆動アーム3
4とリンク26との交叉角度か小さくなるに従つ
て、該リンク26に対して、その回動力として伝
達せしめられる分力が小さくなり、運動伝達が有
効に為され得なくなるが、それら駆動アーム34
とリンク26との交叉角度が最も小さくなる回動
位置付近、即ちリンク回動中心から離れた側の長
孔30の一方の端部近傍の部位において、係合ピ
ン32が当接される長孔30の内縁部に、突出部
42が形成されており、そしてこの突出部42に
て案内されるようになつていることによつて、か
かる回動運動の伝達がより有効に為され得ること
となるのである。
より具体的には、第2図に示されているよう
に、駆動アーム34の回動方向とリンク26の回
動方向との為す角度をαとし、また突出部42に
おける内側辺部44の長孔30に対する傾斜角度
をβとすれば、駆動アーム34の係合品32にお
ける出力:F1によつてリンク26に伝達される
分力:F2のうち、該リンク26の回動力として
作用する分力:F3は、下記(2)式にて表すことが
できる。なお、リンク26に伝達される分力:
F2のうち、長孔30の長手方向に作用する分
力:F4は、リンク26の回動軸28による支持
力によつて対抗されることとなる。
F3=F2・cosβ =F1・Cos(α−β)・cosβ ……(2) また、ここにおいて、リンク26の長孔30に
突出部42が形成されていない場合に、該リンク
26に対して、その回動力として及ぼされる分
力:F5は、前記(1)式より、F5=F1・cosαとして
表されるのであり、従つてかかるF3の値がF5
りも大きくなるように、即ちCos(α−β)・cosβ
>cosαとなるように、βの値を適宜設定するこ
とにより、回動運動の伝達をより有効に行なうこ
とが可能となるのであり、それによつてリンク2
6、ひいてはダンパ22を空気通路24を遮断す
る方向に所定角度回動するに必要な駆動アーム3
4の回動操作角度を小さくすることができるので
ある。
そして、かかる突出部42における内側辺部4
4による係合ピン32の案内状態から駆動アーム
34が更に回動せしめられて、その係合ピン32
が突出部42を通過した(乗り越えた)位置でリ
ンク26の長孔30に係合された状態において、
前述の如く、ダンパ22が空気通路24を遮断す
る回動位置をとることとなる。即ち、このような
状態下においては、前述の如く、ダンパ22に対
して作用する風圧によつて、リンク機構に対し
て、該ダンパ22が開く方向の回動力が及ぼされ
ることとなるが、このような遮断状態において係
合ピン32に当接される長孔30の内縁部に、突
出部42が形成されていることによつて、かかる
リンク機構におけるダンパ22の連通状態への回
動が有効に防止され得るようになつているのであ
る。
より具体的には、第3図に示されているよう
に、駆動アーム34の回動方向とリンク26の回
動方向との為す角度をα′とし、また突出部42に
おける外側辺部46の長孔30に対する傾斜角度
をβ′とすれば、ダンパ22に作用する風圧にてリ
ンク26に発生する回動力:F6によつて駆動ア
ーム34に伝達される分力:F7は、下記(3)式に
て表される。
F7=F6・cosβ′ ……(3) 更に、この分力:F7のうち、駆動アーム34
の回動力として作用する分力:F8は、下記(4)式
にて表されることとなる。
F8=F7・Cos(π−α′−β′) ……(4) ここにおいて、これら(3)、(4)式および第3図か
ら明らかなように、F8≧0とすることによつて、
即ち(π−α′−β′)≦π/2とすることによつて、
ダンパ22に作用する風圧に起因して駆動アーム
34に発生せしめられる回動力:F8が、該ダン
パ22を遮断状態に保持する方向に発生せしめら
れることとなるのである。
従つて、かかるリンク機構においては、リンク
26の長孔30における突出部42の外側辺部4
6の傾斜角度:β′を、β′≧π/2−α′なる値をも
つて設定せしめることにより、ダンパ22を、作
用せしめられる風圧による開方向への回動力に抗
して、空気通路24を遮断する状態に、極めて良
好に保持することができるのである。
なお、かかる突出部42の外側辺部46の傾斜
角度:β′を、π/2−α′より余りにも大きくした
場合には、上述の如き駆動アーム34の回動操作
に際して、その係合ピン32が長孔30における
突出部42頂部を通過して外側辺部46を摺動せ
しめられる際に、リンク26に対してダンパ22
を開く方向の回動が惹起されることとなるため
に、かかるダンパ22を完全な遮断状態において
保持することが困難となると共に、該ダンパ22
をかかる遮断状態から連通状態に回動せしめる際
の操作性が悪化される恐れがあるために、一般に
は、そのような角度への設定は避けるようにする
ことが望ましい。
また、本実施例におけるリンク機構において、
ダンパ22を上述の如き空気通路24を遮断する
状態から、連通状態へ回動せしめるに際しては、
従来の装置と同様に、駆動アーム34を、前記操
作とは反対方向に、即ち該駆動アーム34とリン
ク26との交叉角度が大きくなる方向に回動せし
めることによつて為されることとなる。即ち、そ
のような駆動アーム34の回動運動が、その係合
ピン32がリンク26の長孔30における凹陥部
48が形成された側の内縁部を、該リンク26の
回動中心に向かつて摺動されることによつて、リ
ンク26に伝達せしめられ、それによつてダンパ
22が連通状態に回動せしめられるのである。
そして、本実施例にあつては、第1図に示され
ているように、リテーナ20の側面に、操作ノブ
40が所定の回動位置において当接される当接ピ
ン50が突設されており、ダンパ22が空気通路
24内において平行に、即ち該空気通路24の流
通面積が最大となる回動状態をとる場合の、駆動
アーム34の回動位置が、該当接ピン50によつ
て規定されるようになつているのである。
従つて、上述の説明から明らかなように、本実
施例におけるレジスタにあつては、従来の装置に
比して特別な機構を追加することなく、ダンパ2
2における空気通路24を遮断する位置への回動
操作の操作性および該遮断位置への保持性が、共
に有効に向上され得るのである。
また、本実施例におけるレジスタにあつては、
駆動アーム34が、その係合ピン32がリンク2
6の長孔30に設けられた突出部42を通過した
位置において保持され、かかる状態下においてダ
ンパ22が空気通路24を遮断する回動位置をと
るようにされていることから、該駆動アーム34
の操作に際して適度な節度感が得られ、ダンパ2
2の遮断状態への回動操作フイーリングが把握さ
れるといつた効果も有しているのである。
さらに、本実施例にあつては、リンク機構を構
成するリンク26の長孔30における、突出部4
2に対向する内縁部に凹陥分48が設けられてい
ることによつて、かかる長孔30の長手方向の幅
が略一定とされていることから、そこに係合され
る係合ピン32におけるがたつきが有効に防止さ
れ得、良好な操作感が得られるのである。
以上、本考案の一実施例について詳述してきた
が、これは文字通りの例示であつて、本考案は、
かかる具体例にのみ限定して解釈されるものでは
ない。
例えば、ダンパ22による空気通路24の流通
断面積の規制をより確実に行なうと共に、その操
作に際して節度感を持たせるために、リンク26
の回動軸28或いは駆動アーム34の回動軸36
の外周面に対して、その周方向に歯車のような節
度溝を設けると共に、該節度溝に対して離脱可能
に付勢力をもつて係合する係合部材を設けて、か
かるリンク26乃至は駆動アーム34の回動位置
を適度な節度をもつて規制するようにすることも
可能である。
また、前記実施例における長孔30は、リンク
26の回動中心から離れる方向に回動方向に直交
して延びる状態で形成されていたが、その形成方
向は、リンク26の回動方向に必ずしも直交して
設ける必要はなく、また溝状形態でもつて形成す
ることも可能である。
さらに、前記実施例にあつては、リンク26の
長孔30における、突出部42に対向する内縁部
に凹陥部48が設けられていたが、そのような凹
陥部48は、必ずしも設ける必要はない。
加えて、前記実施例における駆動アーム34
は、操作ノブ40を介して手動にて直接的に回動
操作されるようになつていたが、ワイヤ等を介し
て間接的に操作すること可能であり、或いはモー
タ等の何等かの駆動手段にて作動せしめるように
しても良い。
また、前記実施例においては、本考案を車両の
空気吹出口を構成するレジスタに適用したものの
一例を示したが、本考案の適用範囲は、かかる具
体例によつて限定されるものではなく、その他の
種々なる装置等に用いられるリンク機構に対し
て、何れも用いられるものであることは勿論、そ
のような場合にも、前述の如き優れた効果が有効
に奏せしめられ得るのである。
その他、一々列挙はしないが、本考案は当業者
の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、ま
たそのような実施態様が、本考案の趣旨を逸脱し
ない限りにおいて、何れも本考案の範囲内に含ま
れるものであることは、言うまでもないところで
ある。
(考案の効果) 従つて、本考案に従う構造とされたリンク機構
にあつては、リンク部材と駆動アームとの交叉角
度が小さくなつた場合にも、該リンク部材におけ
る、駆動アームの係合ピンが係合される長孔に形
成された所定の山形状の突出部の作用によつて、
駆動アームのリンク部材に対する回動力の伝達が
有効に為され得るのであり、またそれらリンク部
材と駆動アームとの、交叉角度が小さな回動位置
における係合状態への保持が、該突出部の作用に
よつて良好に為され得るのである。
また、かかるリンク機構にあつては、従来の装
置に比して特別な機構等を何等必要とするもので
はないことから、装置の複雑化やコストの上昇等
の問題が惹起されることがなく、それ故前述の如
き優れた効果を極めて有利に発揮し得るといつた
利点をも有しているのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に従う構造とされたリンク機構
を備えたレジスタを示す側面図であり、第2図は
かかるリンク機構の一回動状態を示す要部拡大説
明図であり、第3図はかかるリンク機構における
別の回動状態を示す要部拡大説明図である。ま
た、第4図は従来の構造とされたリンク機構を備
えたレジスタを示す、第1図に対応する側面図で
ある。 2,20……リテーナ、4,22……ダンパ、
6,28……回動軸、8,30……長孔、10,
26……リンク、14,36……軸心、15,4
0……操作ノブ、16,34……駆動アーム、1
8,32……係合ピン、42……突出部、48…
…凹陥部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一軸回りに所定角度回動されるべきリンク部材
    に対して、その回動中心から離れる方向に直線的
    に延びる長孔を設ける一方、該リンク部材の長孔
    に係合する係合ピンを備えた駆動アームを、該リ
    ンク部材の回動軸と略平行な軸心回りに回動可能
    に設け、更に前記係合ピンが該リンク部材の回動
    軸と該駆動アームの軸心との間に位置するように
    構成して、該駆動アームの回動運動を該リンク部
    材に伝達せしめることにより、該リンク部材を回
    動せしめるようにしたリンク機構において、 前記リンク部材を前記駆動アームとの交叉角度
    が小さくなる方向に回動せしめる際に、該駆動ア
    ームの前記係合ピンが摺接する、該リンク部材に
    おける前記長孔の内縁部であつて、該長孔のリン
    ク部材回動中心から離れた側の端部近傍に位置す
    る部位に、所定角度の傾斜辺を有する山形状の突
    出部を設けて、該突出部の傾斜辺に沿つて前記係
    合ピンが案内せしめられるようにする一方、該係
    合ピンが該突出部を乗り越えた状態において、か
    かる係合ピンを係止せしめて、該リンク部材が保
    持されるようにしたことを特徴とする戻り防止機
    能を有するリンク機構。
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