JPH0452179A - 印刷方法 - Google Patents

印刷方法

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JPH0452179A
JPH0452179A JP16137490A JP16137490A JPH0452179A JP H0452179 A JPH0452179 A JP H0452179A JP 16137490 A JP16137490 A JP 16137490A JP 16137490 A JP16137490 A JP 16137490A JP H0452179 A JPH0452179 A JP H0452179A
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JP
Japan
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ink
image
roll
voltage
plate
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JP16137490A
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English (en)
Inventor
Toshiichi Onishi
敏一 大西
Hideto Takayama
秀人 高山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は、電圧印加により付着性が変化するインクを利
用した印刷方法に関する。
〔従来の技術〕
従来からコンピュータ等の記録用周辺機器としては、各
種の記録方式を用いたプリンタ、例えばレーザビーム・
プリンタ、インクジェット・プリンタ、感熱転写プリン
タ、ワイヤドツト・プリンタやデイジ−ホイル・プリン
タが知られている。
本出願人もインクにパターン状の粘着性を化学的に付与
し、このインクの粘着性−非粘着性の差を利用して記録
を行う記録方法を先に提案した(特開昭63−3027
9号)。
しかしながら、上記の記録方法は、多量印刷にはコスト
面等で適していない。
本出願人は、上記問題点を解決しコンピュータ等各種機
器に接続しつる新規な印刷方法として、インクに電圧を
印加してインクの付着性を変化させて印刷を行う印刷方
法(特願昭63−12617号)を提案した。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記電圧印加によりインクの付着性を変
化させて画像の形成を行なう際に、一方の電極に対する
非付着性が不十分な時は、非画像部にもインクの付着が
生し、印刷画像にカブリが生じるという欠点があった。
本発明は、このような欠点に対し、非画像部でのインク
の付着をおさえ、カブリの少ない印刷画像が得られる印
刷方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段(及び作用)]本発明は、
一対をなすインク担持電極と像担持電極の間に印加電圧
の極性に応じて付着性が変化するインクを供給する工程
、これらの電極間に電圧を印加しインクを像担持電極か
ら選択的に剥離させることにより像担持電極上にインク
画像を形成する工程、及び像担持電極上のインク画像を
ブランケット胴と被記録媒体へ順次転写させる工程を包
含する印刷方法において、前記像担持電極とブランケッ
ト胴間に電圧を印加しながらインク画像をブランケット
胴へ転写することを特徴とする印刷方法である。本発明
の方法によれば、非画像部分でのインクの付着を抑止し
、カブリの少ない良好な印刷画像を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の印刷方法の原理について
説明する。「%」および「部」は、特に断わらない限り
、重量基準とする。
第1図は、本発明の印刷方法を実施するための装置の一
態様を示す模式図である。同図において、インク担持電
極であるインク担持ロール1は円筒形状を有し矢印へ方
向へ回転する部材である。該ロール1はアルミニウム、
銅、ステンレスなどの導電体で形成される。インク担持
ロール1の表面(円筒面上)には、インク供給手段であ
る矢印E方向に回転するコーティングロール9により後
述する記録材であるインク2が均一の厚みで形成される
インク担持ロール1は、直流電源103の一端に接続さ
れている。インク担持ロール1の表面上のインク2には
、版ロール3(この場合は版ロルが像担持ロール)に巻
かれた像担持電極である版4が接しており、ロール1と
版4で一対の電極を構成している0版ロール3は、ロー
ルlとは逆に矢印B方向に回転している。版4は、例え
ば第2図に示すように、金属などの導電性材料からなる
基材4a上に絶縁材料からなる所望のパターン4bが設
けられている。
基材4aの材料としては、アルミニウム、銅、ステンレ
ス、白金、金、クロム、ニッケル、つんせい銅、炭素な
どや、導電ポリマーあるいは各種ポリマー中に金属フィ
ラーを分散させたものが用いられる。パターン4bの材
料としては、熱転写記録材料(主にワックスや樹脂)、
電子写真のトナー、ビニル系ポリマーおよび天然あるい
は合成のポリマーが用いられる。
以上のほか、版として導電性材料からなる基材上に、放
電破壊により像様の導電パターンが形成された絶縁膜を
有するものも使用できる。更に導電材料からなる基材上
に、銀粒子の析出による銀画像の導電パターンを形成し
た写真画像を有する版も使用できる。また版の形状は平
面に限定されず、ロール状、曲面状、多角形状としても
差し支えない。
こうして版4とインク担持ロール1間に電源103によ
り電圧を印加することにより、版4の導電部分と接触す
るインク2の付着性が変化して、その付着性の差により
版上にインク2をバタン状に付着させて、インク画像を
形成する。この際の電源103の電圧は実用的には3〜
100■、更には5〜80Vの直流電圧が好ましく、高
周波(10Hz−100kHz )の交流バイアス電圧
を更に印加することによって、画質を一層シャープにす
ることができる。第1図では、版4側が陰極、インク担
持ロール1側が陽極となっているが、使用するインクの
性状によって版4側を陽極、ロール1側を陰極としても
かまわない。電源103による電圧は、具体的には版ロ
ール3及びインク担持ロールlのそれぞれの回転軸間に
印加するとよい。
インク担持ロール1表面上に形成されるインク層2の層
の厚さは、(インク担持ロールlとコーティングロール
9とのギャップの大きさ、インク2の流動性ないし粘度
、インク担持ロール1表面の材質ないし粗面度、あるい
は該ロールlの回転速度等によって異なるが)、このロ
ール1が版ロール3上のパターン版4に対向するインク
転写位置において、概ね0.001 = 100 mm
程度であることが好ましい。
このインク層2の層厚が0.001mm未満では、イン
ク担持ロール1上に均一なインク層を形成することが困
難となる。一方、このインク層厚が100mmを越える
と、インク層の表層(導電パターン版4に接触する側の
層)を均一な周速としつつ、インク層2を搬送すること
が困難となり、またインク担持ロール1と版4との通電
も容易でなくなる。
次に版4上のインク画像を版4と圧接しつつ矢印C方向
に回転するブランケット胴5に転写し、更にブランケッ
ト胴5上のインク画像を、ブランケット胴5と圧接しつ
つ矢印り方向に回転する圧胴6の間を通過する被記録媒
体7(紙、布、金属シートなど)上に転写して、被記録
媒体7上に上記インク画像に対応する画像8を形成する
。一般に、ブランケット胴5はその材質により版の摩耗
劣化を防止するために設けるが、これを介しても版と同
じパターンの画像(ポジ画像)を被記録媒体上に得るこ
とができるものである。
ここで、本発明においては、版4からブランケット胴5
ヘインク画像を転写する際に版4とブランケット胴5の
間に電圧を印加する。このためブランケット胴5の表面
は導電性材料である必要があるが、版4の基材4aと同
様の導電性材料を用いることができる。又、版4の摩耗
劣化を防止するために、版4又はブランケット胴5のど
ちらか一方がゴム弾性を有することが望ましく、通常は
ブランケット胴を弾性体で構成するとよい。即ち、好ま
しくはブランケット胴は導電性を有する弾性体であり、
例えば、ゴム硬度40〜80程度のゴムの表面に銅、ス
テンレス等の薄膜を付着させたもの、AI、Niコート
したPETシートをゴムロールにまきつけたもの、等に
より構成することができる。
版とブランケット胴の間に印加する電圧は、版上ベイン
ク画像を形成したと同様の電圧でよいが、ブランケット
胴上へ転写するインク量は、版上でインク画像が形成さ
れる際のインク量に比べ少量であるため、前記電圧より
も小さい電圧の印加でもよい。実用的には、インク画像
形成に印加する電圧の50〜90%、1.5〜90V程
度の直流電圧でよい。尚、この際、ブランケット胴が陰
極、版が陽極となる。この結果、インク担持ロール1と
版4とのバルク移動で作られた版上のインク画像の非画
像部(インク非付着部)に少量のインクが付着している
場合でも、インク画像の画像部のインクのみがブランケ
ット胴上に正確にバルク移動されることになる。即ち、
画像部と比較して、非画像部に残るインクがブランケッ
ト胴5上へ転写される量を大幅に低減することができる
。従って、被記録媒体に転写された際の印刷画像のカブ
リ濃度が顕著に低下する。
本発明の印刷方法は、以上説明した通り、所望の絶縁パ
ターンを備えた電極(版)と対向電極との間に特定のイ
ンクを供給し、上記一対の電極間に電圧を印加すること
によって、電極のパターンに応じてインクの付着性が変
化することを利用したものである。
本発明の方法を好適に実施するには、基本的に電圧印加
しない状態で粘着性があるインクであって、電圧を印加
することによって、粘着性を消滅させるものであり、版
の絶縁部分に付着し、所望の記録画像を形成しえるイン
クを用いる。
以下、インクの基本的構成について説明する。
まず、電圧印加により、インクが粘着性→非粘着性と変
化するメカニズムについては、次の事由が考えられる。
すなわち電圧印加による通電により、インクが電気分解
してガスを発生し、粘着性が変化するというメカニズム
であり、この場合、インクをもともと粘着性を有するよ
うに調整して、電圧印加により片側の電極近傍でインク
がガスを発生し、このガスによりインクが電極に付着し
なくなる。インクが電気分解してガスを発生するように
するためには、インク中に水、アルコール、グリコール
等の溶媒、あるいは電解質が溶解した溶媒を含有させれ
ばよい。
インクの電気抵抗は、低い方が良く、体積抵抗を105
Ω・CII+以下にすることが好ましい。体積抵抗が1
05Ω・cmを超えると通電量が低下し、あるいは通電
量の低下を防ぐ為に高電圧が必要となる。
本発明の画像形成方法のメカニズムは、上記によるもの
と考えられる。また、版からのインクの転写は、電圧印
加により付着−非付着に変化する本発明のインクでは、
インク層の電圧の印加された部分については、厚み方向
のほぼ全部が移動(バルク移動と称す。)する。
上記のメカニズムをとるインクについて以下にさらに説
明する。
インクとしては、水やアルコールのような液体の含有量
が多いと凝集力が弱く、好適な粘着性が得られない。粘
着性としては、例えば鉛直方向に立てた白金メツキステ
ンレス板に2)の厚さでインクを付着させたときに、該
インクが実質的に白金メツキステンレス板上に保持され
る程度のものであることが好ましい。また、2枚の白金
メツキステンレス板の間に、インクを挟んでインクの厚
さを2+nmとし、電圧印加しない状態で2枚の白金メ
ツキステンレス板を互いに引離したときに、どちらの板
にもインクが同程度に付着するものであることが好まし
い。
上記のメカニズムをとる本発明のインクは、基本的に無
機あるいは有機の微粒子と液体分散媒とで構成されるコ
ロイドゾルの無定形固体で、流動性においては非ニユー
トン流動体である。インク中の微粒子は、インクの切れ
を良くし画像の解像度を向上させる動きがある。粘度は
25℃、10rad/sにおいて1〜1012ポアズ、
好ましくは103〜109ポアズのものがよい。
微粒子として、後述の液体分散媒中で、例えばホモジナ
イザー、コロイドミル、超音波分散器内で混練すること
により、分散された形態で生成することができるが、微
粒子としては、金属(Au、Ag、 Cuなど)粒子、
硫化物(硫化亜鉛2nS 、硫化アンチモン5bzSa
 、硫化カリウムに、S 、硫化カルシウムCaS 、
硫化ゲルマニウムGeS 、硫化コバルトCoS 、硫
化スズSn’S 、硫化鉄FeS 、硫化銅Cu+S、
硫化マンガンMnS 、硫化モリブデンMO233など
)粒子、ケイ酸(オルトケイ酸H4S104、メタケイ
酸HzSiOi、メソ三ケイ酸HzSizOs 、メソ
三ケイ酸H,5iiOx 、メソ四ケイ酸H65140
1+など)粒子、ポリアミド樹脂粒子、ポリアミドイミ
ド樹脂粒子等を用いることができ、又、水酸化鉄粒子、
水酸化アルミニウム粒子、フッ化雲母粒子、ポリエチレ
ン粒子、モンモリロナイト粒子、フッ素樹脂などを用い
ることができる。また電子写真のトナーとして用いられ
ている種々の荷電制御剤を含有したポリマー粒子を用い
ることもできる。
上述の微粒子としては、平均粒子径で100μm以下、
好ましくは0.1μm〜20um、好ましくは10μm
以下のものを用いることができ、又かかる微粒子は、イ
ンク中にインク100重量部に対して1重量部以上、好
ましくは3重量部〜90重量部、更に好ましくは5重量
部〜60重量部で含有させることができる。
インクに用いる液体分散媒としては、インクの粘着性変
化が、電気分解によるガスの発生に起因する為、水、メ
タノール、エタノール、グリセリン、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール等の溶媒、あるいは電解質を
溶解した溶媒が好ましく用いられる。この他にも、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、ジエチレング
リコル、トリエチレングリコール、テトラエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール(重量平均分子量、約
100〜1000)、エチレングリコル千ツメチルエー
テル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレ
ングリコールモノブチルエーテル、メチルカルピトール
、エチルカルピトール、ブチルカルピトール、エチルカ
ルビトルアセテート、ジエチルカルピトール、トリエチ
レングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリ
コールモノエチルエーテル、プロピレングツコールモノ
メチルエーテル、グリセリン、トリエタノールアミン、
ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルサルフ
オキサイド、N−メチル−2−ピロリデン、1.3−ジ
メチルイミダジノジノン、N−メチルアセトアミド、炭
酸エチレン、アセトアミド、スクシノニトリル、ジメチ
ルスルホキシド、スルホラン、フルフリルアルコール、
N、N−ジメチルホルムアミド、2−エトキシエタノー
ル、ヘキサメチルホスホリックトリアミド(ヘキサメチ
ルリン酸トリアミド)、2−ニトロプロパン、ニトロエ
タン、γ−ブチロラクトン、プロピレンカーボネート、
1,2.6−ヘキサンドリオール、ジプロピレングリコ
ール、ヘキシレングリコールなどの単独又は2種以上の
混合媒体を用いることができる。特に、液体分散媒とし
て水、あるいは水の含有したものを用いると、陰電極側
で水素ガスを発生し易く好ましい。水と他の液体分散媒
とを混合する場合、水の含有量は、インク100重量部
に対して1重量部以上、更には5重量部以上が好ましい
。液体分散媒は、インク100重量部に対し、40〜9
5重量部、更には60〜85重量部含有するのが好まし
い。
本発明の好ましい具体例では、インクの粘度を制御する
ためにインク中に前述した液体分散媒に可溶なポリマー
をインク100重量部に対して1〜90重量部、更に1
〜50重量部、特に1〜20重量部の割合で含有させる
ことができる。このようなポリマーとしては、グアーガ
ム、ローカストビーンガム、アラビアガム、タラガント
、カラギナン、ペクチン、マンナン、デンプン等の植物
系ポリマー;キサンタンガム、デキストリン、サクシノ
グルカン、カードラン等の微生物系ポリマー:ゼラチン
、カゼイン、アルブミン、コラーゲン等の動物系ポリマ
ー:メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース等のセルロース系ポリマー、あるいは
可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルデ
ンプン等のデンプン系ポリマー、アルギン酸プロピレン
グリコール、アルギン酸塩等のアルギン酸系ポリマー、
その地条糖類系の誘導体等の半合成ポリマー;ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチ
ルエーテル、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル
酸ナトリウム等のビニル系ポリマー:その他ポリエチレ
ングリコール、酸化エチレン、酸化プロピレンブロック
共重合体、アルキド樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹
脂、アミノアルキド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレ
タン樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミド
イミド樹脂、ポリエステルイミド樹脂、シリコン樹脂等
の合成ポリマーを単独又は2種以上組合わせて用いるこ
とができる。またシリコングリースのようなグリース類
、ポリブテン等の液状ポリマーを用いることも可能であ
る。
又、インク中に含有する微粒子としては、先に挙げたも
ののほか、シリカ、フッ化炭素、酸化チタン、カーボン
ブラック、フッ化炭素などを用いることができる。
インクの好ましい具体例では、インクの粘弾性特性を考
慮すると、微粒子としては粒子間に前述の液体分散媒を
保持できる膨潤性微粒子が好ましい。このような膨潤性
微粒子としては、例えばNa−モンモリロナイト、Ca
−モンモリロナイト、3−八面体合成スメクタイト、N
a−ヘクトライト、Li−ヘクトライト、Na−テニオ
ライト、Na−テトラシリシックマイカやLi−テニオ
ライト等のフッ化雲母、合成雲母、シリカなどがある。
上述のフッ化雲母は下記一般式(1)によって示すこと
ができる。
一般式L1d:  W、〜173fX、Y12.s〜、
(2,0,。)F2式中、WはNa又はLi 、 X及
びY4tMg”Fe”、 Ni2*、 Mn2+″、 
AI”、 Fe”、 Li”などの6配位イオン、Zは
A13′″、 Si”、 Ge”、Fe”、B”″又は
これらの組合せ(Al”/Si”)などの配位数4の陽
イオンを表わしている。膨潤性微粒子の平均粒子径は、
乾燥状態で75μm以下、更には0.8〜15μm、中
でも8um以下が好ましい。
さらにインクには、必要に応じてカーポンプラック等の
一般に印刷、記録の分野で用いられる染料や即料などの
着色材を含有することができる。インクに着色材を含有
する場合、着色材の含有量はインク100重量部に対し
て、0.1〜40重量部、更には1〜20重量部が好ま
しい。また、着色材の代わりに、あるいは着色材と共に
、電圧印加により発色する発色性化合物を含有してもか
まわない。その他、インク中に導電性を付与する電解質
、増粘剤、減粘剤を含有することができる。又、前述し
た微粒子自体に着色材としての機能を兼用させることも
可能である。
インクの粘度は25℃、l0rad/sにおいて1〜1
012ポアズ、好ましくは103〜109ポアズである
とよく、ガス発生による付着−非付着化の効果を高める
ことができる。
〔実施例J 以下、本発明を実施例に従って説明する。
実施例1 (インク配合) グリセリン             28gコロイド
性含水ケイ酸塩(膨潤性微粒子)12g(クニミネ工業
■製商品名スメクトン)オルガナイト        
      23g(モンモリロナイトと有機物複合体 ■豊順洋行製) LiBF43 g シアン顔料               7g(西独
バイエル社製品名5upranol Cyanine 
7BF)上記処方のうちまずグリセリン、LiBF4及
びシアン顔料をオートホモミキサーで混合後スメクトン
、オルガナイトを混合して前記メカニズム(2)に基づ
く本発明のインクを得た。
上記インクを1 cmX l cmの白金メツキステン
レス板上に、厚さ約2mmでインクを塗布した後、その
インク上に前記同一サイズの白金メツキステンレス板を
のせた後、無電圧下で2枚の白金メツキステンレス板の
間隔を徐々に広げることによって、2枚の白金メツキス
テンレス板を分離したところ1両方の白金メツキ板上に
ほぼ全域に亘ってインクが付着していた。
次に、厚さ2mmのインク層を挟んだ両方の白金メツキ
ステンレス板の一方を陰極(アース)、もう一方を陽極
として、+10■の電圧を印加し、この電圧を印加しな
がら、2枚の白金メツキステンレス板の間隔を徐々に広
げることによフて、2枚の白金メツキステンレス板を分
離したところ、陽極側の電極に全てのインクが付着し、
陰極側にはインクの付着はなかった。
次に、第1図に示す印刷機を用いて画像形成を行った。
インク担持ロールとして、白金メツキを施したステンレ
ス製円筒状ロール(表面粗度Is)を用い、また、版ロ
ール3として、表面をハードクロムメツキした直径30
IIIII+の鉄製円筒ロールを用いた。この版ロール
3上に白金板上にビニル系樹脂でパターンニングした版
4を巻きつけた。
一方、ブランケット胴5として、表面に銅ハタ(100
μm)を巻きつけた直径30m+nのゴムローラ(ゴム
硬度70)を用いた。
インク担持ロール1とコーティングロール9との間に、
前述したインクを投入した。インク担持ロール1を5 
mm/secの周速で矢印爪方向に回転させ、矢印E方
向に回転する表面テフロンゴム製の円筒ロールであるコ
ーティングロール9とのギヤ・ンブを制御し、コーティ
ングロール9を5 mm/secで回転させることによ
って、インク担持ロール】上のインク層厚を0.2mm
に制御した。版ロール3は矢印B方向に、ブランケット
胴5は矢印Cの方向に、それぞれ5 mm/secの周
速で回転させた。
この印刷機の直流電源103から電圧を印加していない
状態下で印刷したところ、像様の印刷物は得られなかっ
たが、直流電源103からIOVの直流電圧を印加しく
この際、版ロール3を陰極、インク担持ロール1を陽極
とした)、直流電源104によって版ロール3とブラン
ケット胴5の間に8■直流電圧な印加(この際、版ロー
ル3を陽極、ブランケット胴5を陰極とした)した状態
下で印刷したところ、シャープなカブリのない優れた画
質の印刷物が得られた。
得られた印刷物の光学反射濃度(OD)の最大値はOD
maxl、2であったが、非画像部のODは0.05と
なり、カプリ濃度は有意に低く、画像にカブリは認めら
れなかった。
比較例1 実施例1で版ロール3とブランケット胴5の間に電圧を
印加しなかった以外は実施例1と同様に行なった。得ら
れた印刷物のODmaxは1.2、非画像部のODは0
.10であり、画像にカブリが認められた。
実施例2 実施例1と同様のインクを用い、インク担持ロール1と
して導電ゴムローラ(体積抵抗率10Ω1cm ) 、
ブランケット胴5として表面にAIコートしたPETシ
ート (PET  100um厚、Al  10000
人)を巻きつけた直径30mmのゴムローラ(ゴム硬度
70)を用いた以外は実施例1と同様の装置を用いた。
インク担持ロール1と版ロール3に20■(インク担持
ロール1を陽極、版ロール3を陰極)、版ロール3とブ
ランケット胴5の間に15v(版ロール3を陽極、ブラ
ンケット胴5上のA1層を陰極)をそれぞれ印加した以
外は実施例1と同様に行なったところ、印刷物のODm
ax 1.3 、非画像部のODは0.04でカブリ濃
度は有意に低く、画像にカブリは認められなかった。
比較例2 版ロール3とブランケット胴5の間に電圧を印加しなか
った以外はすべて実施例2と同様に行なった。得られた
印刷物のODmax 1.3 、非画像部のODo、0
9であり、画像にカブリが認められた。
〔発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、印加電圧の極性
に応じて付着性が変化するインクを用いる印刷方法にお
いて、像担持電極とブランケット胴間に電圧を印加する
ことによって、非画像部分でのインクの付着を少なくし
、カブリの少ない良好な印刷画像を容易に得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の印刷方法を実施する装置の一例を示す
模式側面図、第2図は本発明の方法で用いることのでき
る版の一例を示す模式斜視図である。 1・・・インク担持ロール 2・・・インク 3・・・版ロール 4・・・版 4 a −−−導電部 4 b −・・絶縁部 5・・・ブランケット胴 6・・・圧胴 7・・・被記録媒体 8・・・インク画像 9・・・コーティングロール 10−・・インク溜 103.104−・・電源 特許出願人  キャノン株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一対をなすインク担持電極と像担持電極の間に印加
    電圧の極性に応じて付着性が変化するインクを供給する
    工程、これらの電極間に電圧を印加しインクを像担持電
    極から選択的に剥離させることにより像担持電極上にイ
    ンク画像を形成する工程、及び像担持電極上のインク画
    像をブランケット胴と被記録媒体へ順次転写させる工程
    を包含する印刷方法において、前記像担持電極とブラン
    ケット胴間に電圧を印加しながらインク画像をブランケ
    ット胴へ転写することを特徴とする印刷方法。 2、前記インク画像が、像担持電極上に設けられた導電
    パターン上に形成されることを特徴とする請求項1に記
    載の印刷方法。 3、前記ブランケット胴が導電性を有する弾性体である
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷方法。
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