JPH0452147A - サーマルヘッド取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はサーマルヘッドを用いた熱転写プリンタ装置や
ファクシミリなどのサーマルヘッド取付装置に関する。

従来の技術 熱転写プリンタ装置やファクシミリなどサーマルヘッド
を用いた機器のサーマルヘッド取付装置において、サー
マルヘッドの発熱抵抗体中心とブラテンローラ軸心とは
、安定した濃淡画像を記録するためには、発熱抵抗体と
インクシートおよび受像紙が確実に押圧されるようにあ
る決まった相対位置関係を有する必要がある。したがっ
て、サーマルヘッドはプラテンローラ軸心に対する発熱
抵抗体の位置を調整し、支持されなければならない。

第５図は、従来の熱転写プリンタ装置におけるサーマル
ヘッド取付装置周辺の主要部斜視図を示す。構成要素と
して１はプラテンローラ、１ａは回転軸、１０はサーマ
ルヘッド、１０ａは発熱体、１１はサーマルヘッド支持
部材、１１ａはサーマルヘッド押圧ばね、ｆｌｂは回動
軸、１４はサーマルヘッド締結ねじ、８はインクシート
、９は受像紙を示す。プラテンローラ１は回転軸１ａを
中心として回転可能に支持されている。サーマルヘッド
１０は、一方の面に複数個の発熱抵抗体１０ａを直線状
に配置した絶縁基板を備え、反対面に設けられたねし孔
にサーマルヘッド締結ねじ１４を締結することにより、
サーマルヘッド支持部材１工に固定されている。サーマ
ルへ・ノド支持部材１１は回動軸１１ｂを回動中心とし
て回動可能に支持されている。

以上のように構成された従来の熱転写プリンタ装置のサ
ーマルヘッド取付装置周辺について、以下、その構成要
素のお互いの関連動作について説明する。サーマルヘッ
ド支持部材１１の回動により、サーマルヘッド１０をプ
ラテンローラ１上に移動させ、発熱抵抗体１０ａとプラ
テンローラ１の間にインクシート８および受像紙９を挟
着し、サーマルヘッド押圧ばねｌｌａによって、発熱抵
抗体１０ａとプラテンローラ１の間に押圧力を発生させ
る。この状態において、プラテンローラ１の回転、ある
いは、その他の受像紙搬送手段（図示せず）により受像
紙９を搬送させながら、サーマルヘッド１０の発熱抵抗
体１０ａを記録信号に応じて発熱させることにより、イ
ンクシート８上のインクを受像紙９上に転写し、画像を
記録する。

ここで、サーマルヘッド１０の発熱抵抗体１０ａとプラ
テンローラ１の回転軸１ａの中心線とは安定した良好な
画像を記録するための相対位置関係を保たなければなら
ないので、この位置関係を保つようにプラテンローラ１
の軸中心線に対する発熱抵抗体１０ａの位置調整をおこ
なってサーマルヘッドを装置に取り付け、支持させる必
要がある。

第６図は、従来の熱転写プリンタ装置におけるサーマル
ヘッド取付装置のサーマルヘッド取付方法の説明のため
の主要部分解斜視図である。その構成要素として１２は
サーマルヘッド位置調ｌｉ板、１２ａは切欠部、１２ｂ
は切起部、１１はサーマルヘッド、１１ａは発熱抵抗体
、１０ｂおよび１０ｃはねじ孔、１３はサーマルヘッド
位置調整板締結ねじを示す。サーマルヘッド位置調整板
１２の両側部には切欠部１２ａを有する切起部１２ｂが
形成されている。サーマルヘッド１０は一方の面に発熱
抵抗体１０ａを配置した絶縁基板を有し、反対面にねじ
孔１０ｂおよび１０ｃを設けた基台を有している。サー
マルヘッド位置調整板１２は切欠部１２ａの中心線とサ
ーマルヘッド１０の発熱体１０ａの中心線とが、安定し
た良好な画像を記録するために必要なプラテンローラ軸
中心線と発熱体中心線との位置関係と同様な位置関係に
なるように工具顕微鏡などの測定器具によって位置決め
を行い、サーマルヘッド１０の基台上のねじ孔１０ｂに
サーマルヘッド位置調整板締結ねじ１３を締結すること
により固定される。

第７図は、従来の熱転写プリンタ装置におけるサーマル
ヘッド取付装置の主要部分解斜視図を示す。その構成要
素として工はプラテンローラ、ｌａは回転軸、１１はサ
ーマルヘッド支持部材、１４はサーマルヘッド締結ねじ
を示す。サーマルヘッド１０を固定したサーマルヘッド
位置調整板１２の切起部１２ｂの切欠部１２ａをプラテ
ンローラ１の回転軸１ａに嵌合させた状態で、サーマル
ヘッド締結ねじ１４をサーマルヘッド１０の基台上のね
じ孔１０ｃに締結することにより、サーマルヘッド１０
をサーマルヘッド支持部材１１に固定し、取り付ける。

取り付は後、サーマルヘッド位置調整板締結ねじ１３を
外し、サーマルヘッド位置調整板１２をサーマルヘッド
１０より取り外す。

上記の手段により、サーマルヘッド１０を発熱体１０ａ
の中心線とプラテンローラ１の回転軸１ａの中心線とが
ある一定の位置関係を保つように装置に取り付けられ、
安定した良好な画像を記録することが出来る。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成では、サーマルヘッド
位置調整、取り付は作業においては、精度の良い特殊な
治具部材、および工具顕微鏡のような測定器具などが必
要となり、複雑な作業と相当の設備が必要となるため、
とくに市場におけるサーマルヘッドの交換においては困
難を要するものであった。また、治具部材を利用した移
し換えによるサーマルヘッドの位置調整、取り付けとな
るので治具部材の強度なとの諸因により位置調整は不確
実となり易い。

本発明は上記問題に鑑み、容易に、かつ、確実にサーマ
ルヘッドの位置調整、取り付けをおこなえる手段を備え
たサーマルヘッド取付装置を提供することを目的とする
。

課題を解決するための手段 上記問題を解決するため本発明のサーマルヘッド取付装
置は、ツマミ部分と第１の円筒と第２の円筒を第１の円
筒の中心に対して第２の円筒の中心が偏芯した状態で重
ねて一体化された締結部材によりサーマルヘッドとサー
マルヘッド支持部材を締結するものである。その締結方
法は第１の円筒がサーマルヘッドのガイド孔に嵌合し、
第２の円筒が支持部材に設けられた長方形の開口孔の短
辺に嵌合した状態で締結するものであり、かつ前述の支
持部材に設けられた長方形の開口孔はサーマルヘッドの
発熱抵抗体の配列方向に長い状態で取り付けられるサー
マルヘッド取付装置である。

作用 上記構成の本発明のサーマルヘッド取付装置は、締結部
材を回転させることにより、サーマルヘッドのガイド孔
に嵌合した第１の円筒の中心を軸心として回転し、第１
の円筒の中心より偏芯した中心を有する第２の円筒が偏
芯して回転する。締結部材の第１の円筒はサーマルヘッ
ドのガイド孔に、第２の円筒はサーマルヘッド支持部材
の開口孔の対辺を有する対辺の間に嵌合しているので、
サーマルヘッドのサーマルヘッド支持部材に対する相対
位置が、締結部材の回転によって、サーマルヘッドの発
熱抵抗体の配列方向と垂直な方向に第２の円筒の偏芯量
を最大値として連続的に変位する。

この手法により、サーマルヘッドのサーマルヘッド支持
部材に対する相対位置を任意に設定することにより、サ
ーマルヘッドの発熱抵抗体をプラテンローラ軸心に対す
る位置を適所に設定することができ、この状態で締結す
ることにより、締結部材ヲ介してサーマルヘッドをサー
マルヘッド支持部材に固定することができる。

実施例 本発明のサーマルヘッド取付装置の一実施例を第１図、
第２図、第３図および第４図により説明する。

第１図は、本発明の実施例に係わるサーマルヘッド取付
装置を構成する主な要素を示した主要部斜視図であり、
第４図は、本発明の実施例に成るサーマルヘッド取付装
置によるサーマルヘッド位置調整方法説明のための主要
部分解斜視図である。

第１図〜第４図に示すように構成要素として、１はプラ
テンローラ、１ａは回転軸、２はサーマルヘッド、２ａ
は発熱抵抗体、Ａはガイド孔、３はサーマルヘッド支持
部材、Ｂは開口孔、Ｇは基準マーク、４は締結部材、Ｃ
は第１の円筒を構成し、ガイド孔Ａに嵌合する円筒部、
Ｄは第２の円筒を構成し開口孔Ｂの対辺距離ｄを有する
対辺の間に嵌合する円筒部であり、Ｅは円筒部りより大
きな調整用のツマミを構成する頭部であり、Ｆはその目
盛りを示す。７はサーマルヘッドを固定する締結手段、
８はインクシート、９は受像紙を示す。

第１図により、構成要素のお互いの関連と動作を説明す
る。サーマルヘッド２の一方の面には、発熱抵抗体２ａ
を直線上に配置した絶縁基板を有しており、反対面には
ガイド孔Ａ（第３図に図示）を有している。ガイド孔Ａ
は軸方向に連なるガイド孔Ａより小さな締結用孔を有し
ている。サーマルヘッド支持部材３には、長方形の開口
孔Ｂが設けられている。開口孔Ｂはサーマルヘッド２の
発熱抵抗体２ａの配列方向に対して平行な対辺距離ｄを
持つ２辺を長辺として有している。サーマルヘッド２は
締結部材４の貫通孔を貫通した締結手段７によって締結
部材４を介してサーマルヘッド支持部材３に締結され、
固定されている。

第２図（ａ）に示すように、締結部材４は円筒部Ｃと、
円筒部Ｃより径を大にする円筒部りと、円筒部りよりさ
らに大きい頭部Ｅを有し、円筒部Ｃ９Ｄおよび頭部Ｅを
すべて貫通する孔を有している。

円筒部りは円筒部Ｃに対してｅだけ偏芯している。

頭部Ｅの外周面にはサーマルヘッド支持部材３上の基準
マークＧに対応する目盛り、およびそれに対応した数値
が刻印されている。各目盛りの角度に対応した円筒部Ｃ
の中心からの円筒部りの外周の距離の変化量は第２図（
ｂ）のようになる。したがって、円筒部Ｃの中心を軸に
締結部材４を回転させた場合、目盛りと円筒部Ｃの中心
を結んだ線方向の円筒部りの偏芯量は第２図（ｂ）のよ
うに変化する。

第３図（Ｃ）に示すように、締結部材４の円筒部Ｃは、
サーマルヘッド２のガイド孔Ａに嵌合しており、円筒部
りは、サーマルヘッド支持部材３の長方形開口孔Ｂの長
辺の間に嵌合している。サーマルヘッド２は、締結手段
７を締結部材４の貫通孔を貫通させ、ガイド孔Ａの締結
用孔に締結させることによって、頭部Ｅを介してサーマ
ルヘッド支持部材３に締結され、固定される。締結部材
４が回転する程度に締結手段７を僅かに緩め、締結部材
４を回転させれば、締結部材４は円筒部Ｃの中心を軸心
として回転するので、円筒部りは偏芯して回転する。こ
れにより、円筒部りはサーマルヘッド支持部材３の長方
形開口孔Ｂの長辺の間に嵌合し、円筒部Ｃはサーマルヘ
ッド２のガイド孔Ａに嵌合しているので、サーマルヘッ
ド２は、サーマルヘッド支持部材３に対して相対的に変
位する。この変位量は、第２図（ｂ）に示されるように
、サーマルヘッド支持部材３上の基準点Ｇに一致した頭
部Ｅの外周に第３図（ｂ）に示すように刻印された目盛
りに１対１に対応している。このとき、長方形開口孔Ｂ
の長辺は短辺に対して充分大きいので、円筒部りは短辺
の間には充分な間隙を存しおり、また、長辺と平行な方
向に移動しないようにサーマルヘッド２をガイドせしめ
るガイドを有している。したがって、サーマルヘッド２
は長方形開口孔Ｂの長辺と垂直な方向、すなわち発熱抵
抗体２ａの配列方向に対して垂直な方向にのみ変位し、
平行な方向に変位することはない。

上記のように構成されたサーマルヘッド取付装置におい
て以下、第４図によりサーマルヘッドの位置調整方法に
ついて説明する。ます、締結部材４をサーマルヘッド支
持部材３上の長方形開口孔Ｂに貫通させ、円筒部りを長
辺の間に嵌合せしめ、同時にサーマルヘッド２の基台上
のガイド孔Ａに円筒部Ｃを嵌合させる。このとき、頭部
Ｅの外周に刻印された目盛りＦの基準がサーマルヘッド
支持部材３上の基準マークＧと一致するように締結用孔
４を回転させる。この状態で、締結手段７を締結部材４
の貫通孔に貫通させ、締結用孔に締結することにより、
サーマルヘッド２を締結部材４を介してサーマルヘッド
支持部材３に固定せしめることができる。このサーマル
ヘッド取り付は位置を基準位置とし、基準位置によりイ
ンクシート８および受像紙９によって画像の記録を行う
。この基準位置が装置構成上のばらつきにより安定した
良好な画像を記録せしめるのに必要なプラテンローラ軸
心と発熱体中心の相対位置関係になっていないならば、
安定した良好な記録画像は得られない。安定した良好な
画像が得られない場合は、締結手段７を緩め、締結部材
４を回転せしめ、第２図（ｂ）に基づいてサーマルヘッ
ド２の変位せしめたい変位量たとえばｅｌに対応する目
盛りがサーマルヘッド支持部材３上の基準マークＧと一
致せしめるようにし、再度サーマルヘッド２の取り付は
作業を行うことによって、基準位置より＋ｅ１または−
ｅ、だけ変位せしめた位置になるようにサーマルヘッド
２が取り付けられる。このときに得られたサーマルヘッ
ド取り付は位置を取り付は位置Ｐ（目盛りＦのある特定
数とする）とする。同様に取り付は位置Ｐと同じ目盛り
位置により、画像の記録を行い、安定した良好な画像が
得られないならば、さらに同様の作業を行うことによっ
て、安定した良好な画像が得られる位置にサーマルヘッ
ド２が取り付けられる。この後、締結手段７を締結せし
め、サーマルヘッド２をサーマルヘッド支持部材３に完
全に固定せしめる。

以上の手法により、サーマルヘッド２の位置をサーマル
ヘッド支持部材３に対して任意に調整することによって
、容易に、かつ、確実に発熱抵抗体２ａをプラテンロー
ラ１の軸心に対し適所に設置した状態でサーマルヘッド
２を支持することができる。

発明の効果 以上のように本発明のサーマルヘッド取付装置は、サー
マルヘッドに設けられたカイト孔と、サーマルヘッド支
持部材に設けられたサーマルヘッドの発熱抵抗体の配列
方向に長い長方形の開口孔に、ツマミ部分と第１の円筒
、第２の円筒を重ねた締結部材を、第１の円筒をガイド
孔に嵌合させ、第２の円筒を長方形の開口孔に嵌合した
状態で締結することにより、装置の生産あるいは、サー
マルヘッドの交換時において、サーマルヘッドの位置調
整に特殊な位置調整用の治具部材や測定器具などを必要
とせす、容易にかつ、確実にサーマルヘッドの装置への
位置調整、取付が行える手段を備えたサーマルヘッド取
付装置を提供するものであり、その実用効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のサーマルヘッド取付装置の
主要部斜視図、第２図（８月ま同実施例の締結部材の側
面図と上面図、第２図（ｂ）は同締結部材によるサーマ
ルヘッドの変位量を示す特性図、第３図（ａ）〜（Ｃ）
は同締結部材によりサーマルヘッドかサーマルヘッド支
持部材に締結された状態を示す上面図、側面図、断面図
、第４図は本発明の一実施例のサーマルヘッド取付装置
の主要部分解斜視図、第５図は従来のサーマルヘッド取
付装置の主要部斜視図、第６図は同従来例のサーマルヘ
ッド取付方法の説明のための主要部分解斜視図、第７図
は同従来例のサーマルヘッド取付装置の主要部分解斜視
図である。 ２・・・サーマルヘラＦ、　　２ａ・・・サーマルへ、
ラド支持部材、　　４・・・締結部材、　　７・・・締
結手段、Ａ・・・ガイド孔、　　Ｂ・・・開口孔、　　
Ｃ・・・円筒（第１の円筒）、　　Ｄ・・・円筒（第２
の円筒）、　　Ｅ・・・頭部（ツマミ）。 代理人の氏名　弁理士　粟野　軍学　はか１名２−一−
す一マルへ・・斥□ ２ＩＬ−光鯖込拮困 ７−Ｎ？鮎４択 ３−一関口几 （ａ−） ｃ−−−Ｆｌ藺（↑１の円内） 叶−円内（′？２ＡＰＩＩ昨 トー蛙幹（・Ｉマミ） ！３４す 第 図 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）基台の一方の面に複数個の発熱抵抗体を直線上に
   配置した絶縁基板を有し、前記絶縁基板の反対面に複数
   個のガイド孔を設けたサーマルヘッドと、 前記サーマルヘッドの前記発熱抵抗体の配列方向に平行
   な方向に長辺を持つ複数個の長方形の開口孔を有するサ
   ーマルヘッド支持部材と、 前記ガイド孔に嵌合する第１の円筒と、前記開口孔の短
   辺長に嵌合する第２の円筒と、前記開口孔の短辺より大
   きい外径を有する回転用のツマミとを前記第１の円筒の
   軸中心と、前記第２の円筒の軸中心をずらして、前記第
   １の円筒、前記第２の円筒、前記ツマミの順に積み重ね
   一体化した締結部材とを具備し、 前記ガイド孔上に、前記支持部材の開口孔を合わせて配
   置し、前記締結部材の第１の円筒を前記ガイド孔に嵌合
   させ、前記締結部材の第２の円筒を前記開口孔に嵌合さ
   せてから前記締結部材を前記サーマルヘッドに締結する
   締結手段を有するサーマルヘッド取付装置。（２）ツマ
   ミまたは支持部材表面のいずれかに目盛りを有し、前記
   ツマミの回転位置が認識できる請求項１記載のサーマル
   ヘッド取付装置。 （３）締結手段が、確実に締結するまでの過程で、ツマ
   ミにより締結部材を第１の円筒の軸中心で回転できる調
   整段階を有する請求項１記載のサーマルヘッド取付装置
   。