JPH0451748Y2 - - Google Patents

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JPH0451748Y2
JPH0451748Y2 JP13986888U JP13986888U JPH0451748Y2 JP H0451748 Y2 JPH0451748 Y2 JP H0451748Y2 JP 13986888 U JP13986888 U JP 13986888U JP 13986888 U JP13986888 U JP 13986888U JP H0451748 Y2 JPH0451748 Y2 JP H0451748Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は野菜その他の食品材料をスライスする
フードプロセツサーなどの調理器に関する。
〔従来の技術〕
フードプロセツサー等において食品材料をスラ
イスする場合に、スライスする厚みを調節できる
ようにすれば、調理の変化を広げることができ、
そのようなことが可能な調理器として従来特開昭
62−142529号公報の技術が知られている。
このものは、スライスカツターを、略平面状の
円板部と、この円板部の一部を構成する可動平面
部と、この可動平面部に接近して配置された切刃
部とより構成している。そして、可動平板部はそ
の一部に設けられたレバーを動かすことにより、
回転軸を軸心として自在に回動するように設けら
れていて、そのレバーの上部は円板部の上側から
操作可能に円板部の上面に突出されている。レバ
ーが貫通した円板部の孔には複数の凹凸よりなる
ストツパー部が設けられていて、その任意の凹部
にレバーは係合されるようになつている。したが
つて、この従来技術においては、レバーを円板部
の上方から操作して任意の凹部に係合させること
により、可動平面部をその回転軸を中心に回動さ
せて任意に角度を変化させて、この平面部と切刃
部との隙間を調節できる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、この構成においては、回転軸に対する
レバーと可動平面部との距離差により、レバーの
回動運動が可動平面部の動きに大きく拡大されて
しまうから、スライスする厚みをきめ細かく調節
するには不適当であるという問題があつた。しか
も、調節に際してのレバーの回動が小さいため、
調節操作がしずらいという問題がある。その上、
レバーを係止する凹凸部の加工が困難となつて、
レバーを調節位置に保持する信頼性に欠けること
と相まつて、円板部の上面に突出されたレバーに
は食品材料が衝突するため、使用中に可動平面部
が不用意に動いて所望の厚みに食品材料をスライ
スできなくなるおそれがある。
本考案の目的は、スライスする厚みを細かく調
節できるとともに、その調節が容易で、しかもス
ライスする厚みが使用中に不用意に変化すること
を防止できる調理器を得ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の調理器に
おいては、スライスカツターを、円板部と、この
円板部に固定される一端側にセルフヒンジ部を有
するとともに、他端側裏面に弾性変形可能な挟持
アームを有して、上記円板部にその一部をなして
設けられた可動板と、この可動板の他端に近接し
て上記円板部の上面に固定された切刃と、上記円
板部に上記可動板の他端部裏面に対向して設けら
れるとともに、上記円板部の裏面側において操作
される操作摘みを有した操作軸と、この操作軸に
設けられ上記挟持アームと上記可動板の裏面との
間に挟持される調節カムとから形成したものであ
る。
また、同様の目的で、上記調節カムが偶数の辺
で形取られた角形をなしているとともに、その対
をなす平行な2辺間の夫々の距離と、上記挟持ア
ームおよび可動板裏面との対向面間の距離とを略
同じにしてもよい。
〔作用〕
本考案の調理器でスライスする厚みを調節する
には、スライスカツターの円板部の裏面側におい
て、操作摘みを介して操作軸とともに調節カムを
回動することでなされる。この調節カムの回動に
伴つて挟持アームは、弾性変形をなしてから調節
カムの所定角度回動後に挟持アームは復元し、こ
れと可動板裏面との間に調節カムを再び挟持し、
かつ同時に使用者に節動感を与える、そして、こ
のような調節カムの回動により、この回動以前に
おいて可動板の裏面に接した調節カムの周面と操
作軸までの寸法と、調節後の同寸法との差の分だ
け、可動板がそのセルフヒンジ部を中心に回動し
て、その他端の切刃に対する高さ位置を変える。
つまり、比較的大きな操作軸の回動操作により、
切刃に対する可動板の他端高さ位置が少しだけ変
化するものである。そして、この位置変化によつ
て調理のバリエーシヨンに応じてスライスする食
品材料の厚みを自在に選定できる。
〔実施例〕
第1図から第7図を参照して本考案の一実施例
を以下説明する。
第7図中1は図示しないモータを内蔵した本体
ケースで、この台部1aの中央部には上記モータ
に連動して回転される回転駆動軸2が立設されて
いる。なお、符号3は水切り円板である。そし
て、台部1aには調理容器4が着脱自在に装着さ
れている。この調理容器4は、上面が開口された
透明ガラス製の容器本体5と、この本体5の底壁
外面に装着された容器台6とから形成され、容器
台6は台部1aに着脱自在に被嵌して装着される
ようになつている。また、容器台6の中央部には
容器本体5の底壁中央を貫通する筒部6aが形成
されているとともに、この筒部6aには容器本体
5内の中央部において立設される起立筒体8が螺
合されている。この筒体8は容器本体の底壁から
の水漏れ防止のために設けられているとともに、
その内部には上記回転駆動軸2が貫通している。
調理容器4にはその上面開口を塞いで蓋9が取
付けられている。この蓋9は、調理容器4の上面
開口部に着脱自在に嵌合して設けられる第1蓋部
10と、この蓋部10の上面開口部を塞いで着脱
自在に嵌合される第2蓋部11とから形成されて
いる。第1蓋部10には本体ケース1における台
部1aよりも上側に位置した起立部1bに嵌合す
る嵌合部10aを有しており、この内部にはスイ
ツチ押し棒12が上下動可能に取付けられてい
る。この押し棒12は蓋9を被せた時に、起立部
1b内に取付けた常開の安全スイツチ13を閉じ
るものである。なお、安全スイツチ13は図示し
ないメインスイツチとは別に設けられ、これら両
スイツチが閉じられることによつてモータが動作
されるようになつている。また、第2蓋部12の
内面にはスイツチ押し棒14を押圧する押し凸部
15が設けられている。さらに第2蓋部11には
材料押し込み棒16を備えた材料投入筒17が取
付けられている。
第7図中符号18はスライスカツターで、これ
は容器本体5内に収納されて回転駆動軸2に着脱
自在に連結されている。このカツター18は、合
成樹脂製の円板部19と、この円板部19の中央
部裏面に一体に突設されて回転駆動軸2に着脱自
在に嵌合される連結筒部20と、円板部19に設
けられたスライス厚み調節機構21と、円板部1
9の上面に固定された金属製の切刃22とから形
成されている。スライス厚み調節機構21は、第
1図から第6図に詳しく示したように可動板23
と、操作軸24と、調節カム25とから形成され
ている。
つまり、可動板23は弾性を有したポリプロピ
レンなどの合成樹脂からなり、これは扇形状をな
し、その一端側に回動中心となるセルフヒンジ部
26を有するとともに、他端部に挟持アーム27
を設けて形成されている。挟持アーム27は逆L
形状をなして少なくとも一つ(図示実施例では二
つ)設けられるとともに、これは可動板23の裏
面に一体に突出されている。しかも、挟持アーム
27は弾性変形が可能であり、そのために好まし
い寸法として既述の材質の場合においては、厚み
を2.5mm以下で、かつ幅を10mm以下に定めてある。
そして、この可動板23は、そのセルフヒンジ部
26を設けた一端部を円板部19にねじ28によ
り固定して、円板部19の一部をなして面一的に
設けられている。なお、この固定により可動板2
3の自由端となつた他端部には、これに近接して
上記切刃22が設けられており、これらの間に細
長い通孔29を形成している。
また、操作軸24は合成樹脂製であつて、可動
板23の他端部裏面に対向して円板部23の裏面
に回動可能に取付けられている。なお、第3図中
30は夫々操作軸24を支持した軸受部である。
この操作軸24には円板部23の裏面側において
操作される例えば略L形状の操作摘み31が一体
に設けられている。
さらに、挟持アーム27と同数の調節カム25
は操作軸24に一体に設けられている。そして、
調節カム25は例えば六角形状をなしており、そ
の径方向に対をなす平行な2辺を挟持アーム27
と可動板23の裏面とに接して、これら挟持アー
ム27と可動板23の裏面との間に挟持されてい
る。しかも、第4図に示すように調節カム25の
径方向に対をなした平行な二辺間の夫々の距離
A,B,Cはいずれも略同じであるとともに、こ
れらは挟持アーム27と可動板23の裏面との対
向面間の距離Aと略同じにしてある。その上、可
動板23の裏面に接する調節カム25の上半分の
周面をなす三つの辺の夫々と、挟持アーム27に
接する調節カム25の下半分の周面をなす三つの
辺の夫々は、操作軸24の中心に対していずれも
例えば1mmずつ異なつている。
以上の構成のフードプロセツサーの使用に際に
おいて、食品材料をスライスする厚みを調節する
には、まず、スライスカツター18を取出した状
態において、その円板部19の裏面側に設けられ
ている操作摘み31を操作して操作軸24を回動
させることにより、同時に調節カム25を回動さ
せる。今、第4図に示すように調節カム25の辺
a,bが可動板23と挟持アーム27との挟持さ
れている状態から調節軸24とともに調節カム2
5が時計方向に回動されたとする。そうすると、
調節カム25の径方向に対をなす角部c,d間の
距離は、対をなす各辺間の距離A〜Cよりも大き
いから、第5図に示すように調節カム25の回動
に伴つて、上記対をなす角部c,dが可動板23
の裏面および挟持アーム27に接している間は、
可動板23および挟持アーム27の夫々がこれら
の間を広げる方向に弾性変形される。そして、こ
の後に上記対をなす角部c,dが可動板23の裏
面および挟持アーム27に夫々接しなくなると、
可動板23および挟持アーム27は急速に元の状
態に復元し、第6図に示すように調節カム25の
辺e,fに接してこのカム26を再び弾性的に挟
持する。
このため、使用者に対して節動感が与えられる
とともに、第6図に示すように可動板23の他端
部が少し(例えば第6図に示す寸法lが1mm)持
上げられて、この他端部と切刃22との高さ寸法
差を小さくする調節がなされる。なお、この場合
の可動板23の変位は、そのセルフヒンジ部26
の可撓変形によつて許される。したがつて、第4
図の状態から反時計方向に操作軸24を回動させ
た場合には、可動板23の他端部が少し下げられ
て、この他端部と切刃22との高さ寸法差を大き
くする調節がなされる。
以上のように調節カム25を用いてスライスす
る厚みを調節することにより、可動板23の裏面
と挟持アーム27との間に挟持された調節カム2
5の中心から、可動板23の裏面に接した調節カ
ム25の周面までの寸法の調節前と後との差の分
だけ、可動板23の他端の高さ位置が調節され
る。このため、調節操作が拡大されることがな
い。したがつて、スライスする厚みを細かく調節
できるとともに、それにも拘らず操作軸24の回
動を比較的大きく確保できるので、以上の調節操
作を容易にできる。
以上の調節後に、このスライスカツター18を
調理容器4内に収納して回転駆動軸2に嵌合さ
せ、次いで調理容器4に蓋9を被せることによ
り、スイツチ押し棒12を介して安全スイツチ1
3を閉じる。そして、この蓋9の材料投入筒17
に野菜等の食品材料を投入し、これを材料押し棒
16でスライスカツター18の円板部19上面に
押付けるとともに、メインスイツチを投入する。
そうすると、駆動回転軸2と一緒にスライスカツ
ター18が回転されるため、食品材料は切刃22
によりスライスされて通孔29を通つて、スライ
スカツター18の下方に溜められる。
この使用時においてスライス厚み調節機構21
の操作摘み31は円板部19の裏面側に配置され
ているから、これに食品材料が衝突することがな
い。そして、このことと相まつて調節カム25は
挟持アーム27の弾性力で調節位置に保持される
から、使用中に調節カム25が不用意に回動する
こともない。したがつて、使用中においてスライ
スする厚みが不用意に変化することを防止でき
る。
なお、本考案は上記一実施例には制約されな
い。例えば、第8図に示すように上記一実施例に
おける調節カム25を上半分25aと下半分25
bとに分離して、これらを隣接して操作軸24に
取付けて、これら一対の構成部材により調節カム
25を形成しても差支えない。
また、本考案において調節カムはそ外周が全て
辺からなるものに限らず、例えば挟持アームに接
する下半分の外周が少なくとも一つの角部を形成
する複数の片からなる構成であり、可動板の裏面
に接する上半分の外周が円弧面で形成される構成
であつても差支えない。なお、この構成の場合、
調節カムは上下逆の構造としても差支えないとと
もに、その上半分と下半分とは一体に連続したも
のでも、また分離したものでもよい。
〔考案の効果〕
以上のように構成された請求項(1),(2)の調理器
においては、調節カムを用いてスライスする厚み
を調節することにより、可動板の裏面と挟持アー
ムとの間に挟持された調節カムの操作軸中心から
可動板の裏面に接した調節カムの周面までの寸法
の調節前と後との差を、可動板の他端の高さ調節
寸法として与えるから、従来のように調節操作が
拡大されることがなくなつて、スライスする厚み
を細かく調節できる。しかも、それにも拘らず操
作軸の回動を比較的大きく確保できるので、調節
操作を容易にできる。さらに、操作軸を回動させ
る操作摘みが円板部の裏面側に配置されているこ
とと相まつて、調節カムは挟持アームの弾性力で
調節位置に保持されるから、使用中に食品材料が
操作摘みに衝突して調節カムが誤動作することが
なく、使用中においてスライスする厚みが不用意
に変化することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第7図は本考案の一実施例を示し、
第1図は第2図中−線に沿う断面図、第2図
はスライスカツターの斜視図、第3図は第1図中
−線に沿う断面図、第4図から第6図は夫々
調節動作順に示す要部の断面図、第7図は一部を
断面して示すフードプロセツサーの側面図であ
る。第8図は調整カムの他の実施態様を示す上記
第3図相当の断面図である。 2……回転駆動軸、4……調理容器、18……
スライスカツター、19……円板部、22……切
刃、23……可動板、24……操作軸、25……
調節カム、26……セルフヒンジ部、27……挟
持アーム、31……操作摘み。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上面開口の調理容器内に収納して使用され、
    上記調理容器の底面中央部に立設された回転駆
    動軸と一体に回転されるスライスカツターを備
    え、 このスライスカツターを、 円板部と、 この円板部に固定される一端側にセルフヒン
    ジ部を有するとともに、他端側裏面に弾性変形
    可能な挟持アームを有して、上記円板部にその
    一部をなして設けられた可動板と、 この可動板の他端に近接して上記円板部の上
    面に固定された切刃と、 上記円板部に上記可動板の他端部裏面に対向
    して設けられるとともに、上記円板部の裏面側
    において操作される操作摘みを有した操作軸
    と、 この操作軸に設けられ上記挟持アームと上記
    可動板の裏面との間に挟持される調節カムとか
    ら形成したことを特徴とする調理器。 (2) 上記調節カムが偶数の辺で形取られた角形を
    なしているとともに、その対をなす平行な二辺
    間の夫々の距離と、上記挟持アームおよび可動
    板裏面との対向面間の距離とを略同じにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の調理器。
JP13986888U 1988-10-26 1988-10-26 Expired JPH0451748Y2 (ja)

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JPH0259737U JPH0259737U (ja) 1990-05-01
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