JPH0451578A - ジョセフソン発振器 - Google Patents

ジョセフソン発振器

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JPH0451578A
JPH0451578A JP2161691A JP16169190A JPH0451578A JP H0451578 A JPH0451578 A JP H0451578A JP 2161691 A JP2161691 A JP 2161691A JP 16169190 A JP16169190 A JP 16169190A JP H0451578 A JPH0451578 A JP H0451578A
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JP
Japan
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josephson
oscillation
oscillator
series
elements
Prior art date
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Application number
JP2161691A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Suzuki
博 鈴木
Kazuya Futaki
一也 二木
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0451578A publication Critical patent/JPH0451578A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はジョセフソン素子を直列に接続したジョセフソ
ン発振器に関する。
〔従来の技術〕
第9図にジョセフソン素子の概念図を示す。図中31.
31は超電導体であり、超電導体31.31は絶縁体又
は金属等の非超電導膜32により隔てられている。
このジョセフソン素子の2つの超電導体31.31の間
に直流のバイアス電圧を印加すると、バイアス電圧に比
例する交流のジョセフソン発振を行えることが知られて
いる。
そして例えばNb (ニオブ)等の金属系超電導体から
なるジョセフソン素子を複数個直列接続したジョセフソ
ン発振器の開発が進められている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ジョセフソン発振器を構成するジョセフソン素子を直列
に多数接続すると帯域幅が狭(、電力が大きい発振が得
られる。ところが、ジョセフソン素子を多数直列に接続
するときは同じ工程を複数回繰り返すので、前工程で製
造された接続部が損なわれジョセフソン発振特性が劣化
することがあり、ジョセフソン素子の接続数を増加させ
ることには限界があった。
また、個々のジョセフソン素子を超電導体31の大きさ
及び非超電導膜32の厚みの再現性が得られるように製
造し、均一なジョセフソン発振特性が得られるようにす
ることは困難であった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るジョセフソン発振器は、ジョセフソン発振
部にバイアス電圧を印加してジョセフソン発振を生じせ
しめるジョセフソン発振器において、前記ジョセフソン
発振部がグラニュラ状超電導体セラミックスを含むこと
を特徴とする。
(作用) ジョセフソン素子をN個直列に接続したジョセフソン発
振器の発振電力はジョセフソン素子の発振電力のN倍に
なる。また、発振帯域幅は抵抗値をRとしたとき1/R
2に比例するので、ジョセフソン素子をN個直列に接続
した発振器の抵抗値はNXR倍であり、発振器の帯域幅
は素子の帯域幅の1 /N”倍になる。
本発明においてはグラニュラ状超電導体セラミックスか
らなる発振部をジョセフソン発振器に使用している。グ
ラニュラ状超電導体セラミックスは均一な粒径である超
電導体微粒子が非常に多数直列に接続された構造を有し
ており、これは複数の工程を必要とせず、−度に製造す
ることができるので超電導体微粒子が損なわれることが
ない。
そして従来のジョセフソン発振器と比較して非常に多数
のジョセフソン素子が直列に接続された構成となるので
、発振電力を増加させ、発振帯域幅を減少させることが
できる。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面に基づき具体的に説明する。第1
図は本発明のジョセフソン発振器の模式的平面図であり
、第2図(a)は第1図のI−1′fa断面図、第2図
(blは第1図の■−■線断面図である。
結晶化ガラス基板1の上にグラニュラ状超電導体セラミ
ックス2が形成されている。基板の略中夫に微小の間隙
を隔てて矩形の凹所1a及び1bを設けることにより幅
狭のジョセフソン発振部2aが形成されている。そして
マスク蒸着によりジョセフソン発振部2aの両端に発振
電力取り出し用の電極部4.4が、さらに微小間隙を隔
ててバイアス電圧を印加する電極部3.3が形成されて
いる。
電極部4,4は外部の共振器5に接続されている。電極
部3.3はジョセフソン回路にジョセフソン発振を生じ
させ、また発振周波数を決定するバイアス電源回路6に
接続されている。
グラニュラ状超電導体セラミックス2は次のようにして
製造した。
硝酸インドリウムY (N(h) 3 ・3.5F[z
Oと、硝酸バリウムBa (NO:l) zと、硝酸銅
Cu(NOx)z ・3H20とを夫々水に溶かしてY
、 Ba + Cuがモル比で1:2:3になるように
混合する。
ついで蓚酸HzCzOa・2H20をBa元素2モルに
対し7モル加えてアンモニア水でpH調整を行い、pl
==4〜7とし、蓚酸塩として共沈させる。
沈澱物をろ過し水洗した後、十分乾燥し、空気中におい
て850℃で9時間仮焼成する。次に、仮焼成の粉末を
1〜2トン/dの圧力で成形後、920℃で酸素雰囲気
中で12時間本焼成を行い、Y BaCu O超電導体
を得た。
このようにして得′られる超電導体は、焼成条件等の作
製条件で組成、粒径を制御することが可能であり、この
実施例で得られた超電導体は、粉末固相法等の信性で得
られるY BaCu O系焼結体に比べ粒径が0.1〜
0.3μmと小さく、均質なグラニュラ状焼結体となっ
た。
このグラニュラ状超電導体セラミックスをスライスした
後、酸素雰囲気中で480℃の温度で0.4時間かけて
プリントガラスで接合した。この場合の温度としては、
オルソ−テトラ相転移温度以下である400〜500℃
であればよい。この接合断面を光学顕微鏡で見たところ
、均質でクラックのない良好な接合が得られていること
がわかった。
その後、スライス表面を50μm程度の厚みまで研磨し
、続いて研磨した超電導体について第1図に示した凹所
1a、 lbを超音波加工又はエツチングにより設け、
ジョセフソン発振部2aを形成した。
ジョセフソン発振部2aの大きさは概ね幅0.1m、厚
み30μm、長さ0.5〜5nである。その後電極部4
,4及び電極部3.3をマスク蒸着により形成した。
第3図はジョセフソン発振部2aの材料であるグラニュ
ラ状超電導体セラミックスの模式的横断面図である。図
中21は超電導微粒子であり、22は超電導微粒子21
を包囲する非超電導層膜である。超電導微粒子21の大
きさは略均−である。このグラニュラ状超電導体セラミ
ックスは、長平方向に直列に接続されたジョセフソン素
子の集合体とみなすことができる。
第4図に1単位のジョセフソン素子の等価回路を示す。
第4図はジョセフソン接合11、素子抵抗12の並列接
続回路に、外付けの整合抵抗13を接続した状態を示し
ている。整合抵抗13の抵抗値を素子抵抗12の抵抗値
と等しくさせるとジョセフソン発振電力は最大になる。
第5図はジョセフソン素子を直列に接続した等価回路図
である。直列に接続されているN個のジョセフソン接合
11.11・・・に夫々素子抵抗12.12・・・が並
列に接続されている。さらに素子抵抗12.12・・・
の直列接続回路に外付けの整合抵抗14が接続されてい
る。整合抵抗14の抵抗値を素子抵抗12のN個の抵抗
値の和と等しくさせるとジョセフソン発振電力は最大に
なる。
本発明のジョセフソン発振器の発振電力は以下のように
して算出される。
第1図に示したバイアス電源回路6によりジョセフソン
発振部2aに電圧■を印加させたとき、ジョセフソン発
振部2aに発生する電圧v (tlは次式で表される。
但し、a、二交流電圧成分 ωJ :ジョセフソン角速度 t ;時間 印加電圧■は、電流I、ジョセフソン臨界電流Icz系
のコンダクタンスGにより(2)弐で表される。
v=(Ic/G)x ((1/Ic)2−1)”” −
=(21但し、G= (RL+NR)/RL(NR)R
L :ジョセフソン発振部の整合抵抗R:ジョセフソン
発振部を構成する一 単位のジョセフソン素子の抵抗 N :ジョセフソン素子の数 交流電圧成分a、、は(3)式で表される。
a、=2x ((1/、Ic)−((1/Ic)”1)
I/Z)”          −(3)通常、ジョセ
フソン発振の中で最も重要な発振成分はm=lである第
1次成分である。ノイズの原因になるので他の成分は少
ない方がよい。
第6図はm=lである第1次成分についてのジョセフソ
ン素子1個の印加電圧V、と発振電圧V。
(但しV+  =a+XV+)との関係を示すグラフで
ある。
である。
ジョセフソン素子に流れる電流■。の値は10mA、素
子抵抗Rの抵抗値はO0工Ωであり、ジョセフソン素子
の発振電力P、はP+=(V+’)”/2Rで表される
から、上記の場合の発振電力P、は2X10−’Wであ
る。そしてジョセフソン素子をN個直列に接続したとき
の発振電力はP、のN倍である。
第7図はジョセフソン発振部の幅を10μ−にしたとき
のジョセフソン発振部長さl!  (fl)と発振電力
P (W)との関係を示すグラフである。第7図より発
振電力はジョセフソン発振部の長さが長くなるに従い、
増加していることがわかる。
第8図はジョセフソン発振部の幅を10μm、長さをI
n+にしたときの印加電圧Vと発振周波数fとの関係を
示すグラフである。第8図より印加電圧Vが7.4mV
のとき、発振周波数fは36GHzである。
ジョセフソン発振部1m当たりジョセフソン素子がN個
直列に接続されているとすると、ジョセフソン素子1個
に印加される電圧はV/Nであり、ジョセフソン素子の
発振周波数ωについて(4)式が成立する。
ω= (2e/h) X (V/N)     =14
)但し、e:単位電荷 hニブランク定数を2πで除したもの ω−2πfであるから、第8図のV=7.4 、f=3
6を(4)弐に代入してNを求めるとN=100になる
ジョセフソン発振部の長さをl1vnとするとジョセフ
ソン発振部の発振電力Pはジョセフソン素子の発振電力
をP、とするとP= <N1)xp、で表され、前述の
計算ではPl=2XIO−7(W)でアルカラl = 
111(DトキP = 2 xto−’ (W) トf
、;る。
従来のジョセフソン発振器の発振電力は10−’(W)
のオーダーであるからこれは従来のジョセフソン発振器
の100倍の発振電力に相当する。
また、発振帯域幅は1/R2に比例するので、ジョセフ
ソン素子をN個直列に接続した発振器の抵抗値はNXR
倍であり、発振器の帯域幅は素子の帯域幅の1/N2に
比例するため、上述の実施例のようにNの値を増加させ
た場合の帯域幅は大きく減少する。
〔効果〕
以上の如く本発明のジョセフソン発振器においては、グ
ラニュラ状超電導体セラミックスを発振部に使用してい
るので、非常に多数のジョセフソン素子が直列に接続さ
れた構成となっており、ジョセフソン発振の帯域幅を減
少させ、発振電力を増加させる等価れた効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のジョセフソン発振器の模式的平面図、
第2図(aL (blは第1図の1−1線断面図及びn
−n線断面図、第3図はグラニュラ状超電導体セラミッ
クスの模式的横断面図、第4図は1単位のジョセフソン
素子の等価回路図、第5図はジョセフソン素子を直列に
接続した等価回路図、第6図は1単位のジョセフソン素
子の印加電圧と発振電圧との関係を示すグラフ、第7図
はジョセフソン発振部長さと発振電力との関係を示すグ
ラフ、第8図はジョセフソン発振部の印加電圧と発振周
波数との関係を示すグラフ、第9図はジョセフソン素子
の概念図である。 2・・・グラニュラ状超電導体セラミックス2a・・・
ジョセフソン発振部 3.3・・・電極部 4,4・・・電極部特 許 出願
人  三洋電機株式会社 代理人 弁理士  河 野  登 夫 第 ] 図 第 図 第 図 第 図 (l:ジョセフソン発振部長(mm) 第 図 第 図 第 図 ■:印加電圧(m) 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ジョセフソン発振部にバイアス電圧を印加してジョ
    セフソン発振を生じせしめるジョセフソン発振器におい
    て、 前記ジョセフソン発振部がグラニュラ状超 電導体セラミックスを含むことを特徴とするジョセフソ
    ン発振器。
JP2161691A 1990-06-19 1990-06-19 ジョセフソン発振器 Pending JPH0451578A (ja)

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JP2161691A JPH0451578A (ja) 1990-06-19 1990-06-19 ジョセフソン発振器

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ID=15740031

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014212431A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 Tdk株式会社 発振器、整流器および送受信装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014212431A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 Tdk株式会社 発振器、整流器および送受信装置

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