JPH0451379Y2 - - Google Patents

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JPH0451379Y2
JPH0451379Y2 JP8782788U JP8782788U JPH0451379Y2 JP H0451379 Y2 JPH0451379 Y2 JP H0451379Y2 JP 8782788 U JP8782788 U JP 8782788U JP 8782788 U JP8782788 U JP 8782788U JP H0451379 Y2 JPH0451379 Y2 JP H0451379Y2
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JP
Japan
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case
oil seal
switch
shaft
movable contact
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JP8782788U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、自動2輪車のサイドスタンドの出
入確認スイツチ等に使用される密閉式スイツチに
関する。
[従来の技術] 従来、自動2輪車のサイドスタンドの出入確認
スイツチ等にあつては、防水等の目的のためスイ
ツチ内部を密閉する必要があつた。このため、一
般的な構造としては、密閉空間を形成したケース
と、この密閉空間内に設けられる固定接点並びに
可動接点と、この可動接点を移動するため一端を
可動接点に接触させ、他端をケースの壁部を貫通
して外部へ突出させたシヤフトと、このシヤフト
を貫通させた状態でシヤフトと同心円状にケース
の外壁部に形成された環状凹部へ圧入されたオイ
ルシールとを備えたものであつた。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記構造におけるオイルシールは、
それ自体かなりの高精度で真円加工を行う必要が
ある。また、オイルシールを嵌合するためケース
側に形成される環状凹部も高い寸法精度が要求さ
れ、このため金属材料を用いて成形した後、切削
加工等により、一定公差の範囲に収まるよう加工
する必要があつた。したがつて、オイルシール並
びにその圧入相手側のケースとともに高度で時間
のかかる加工を要求されていた。
そこで本考案の目的は、所定のシール性を維持
しつつ、これら加工精度を比較的低下でき、製造
容易な密閉式スイツチを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案の係る密閉式
スイツチは、オイルシールの外形部を弾性体で構
成するとともに、その外周側へ環状に突部を一体
形成したことを特徴とする。
[考案の作用] 本考案に係るオイルシールをケースの環状凹部
内へ圧入したとき、外形部自体の弾性と、外形部
の外周側へ環状に一体形成された突部によつて、
オイルシール乃至は環状凹部側の加工精度が比較
的低下していても、所定のシール性を維持する。
[実施例] 第1図乃至第3図は自動2輪車のサイドスタン
ドの出入確認用スイツチとして構成された密閉式
スイツチの実施例を示す。この密閉式スイツチ
は、その縦断面を第1図に、外形を第2図にそれ
ぞれ示すように、硬質樹脂製のケース1の一側面
に形成された開口部にベース2が嵌合されてい
る。このベース2には後述するように、コード3
の導線部が接続され、その上からエポキシ樹脂等
からなる封入樹脂4によつて密閉されている。ま
た、シヤフト5がケース1の壁部を貫通して一端
部が外方まで延出しており、その露出部周囲はゴ
ム製のブーツ6によつて被覆されている。
ケース1内部は第1図に示すように、空間部に
ホルダ7が設けられ、このホルダ7に可動接点8
が取付けられている。ホルダ7はシヤフト5のケ
ース1内に突出する他端部と接触し、シヤフト5
を押し込むことにより、リターンスプリング9に
抗してケース1内をスライド可能となつている。
一方、ベース2のケース1内面側には、可動接
点8の摺動面に沿つて第1乃至第3固定接点10
乃至12が一部を露出させて取付けられている。
可動接点8はシヤフト5を押し込まない状態で
は、第1及び第2固定接点10及び11と接触
し、図示しない自動2輪車の計器板等に設けられ
ているインジケータを点灯するようになつてい
る。また、図示しないサイドスタンドを出すこと
により、シヤフト5をケース1内へ押し込むと、
ホルダ7がスライドして可動接点8が第2及び第
3固定接点11及び12と接触し、エンジンのキ
ルスイツチとして作用するようになつている。
さらに、ケース1のシヤフト5が貫通する壁部
13には、シヤフト5と同心状をなす環状凹部1
4が形成され、ここにオイルシール15がその中
心部をシヤフト5が貫通する状態で圧入取付けさ
れている。
オイルシール15はその外形を第3図にも示す
ように、金属製のリング16の周囲にゴム製又は
適宜弾性樹脂よりなる外形部17が形成され、さ
らにこの外形部17の周囲に本実施例では2本の
ビード状をなす突部18が形成されている。突部
18は高さが0.05mm以上であり、少なくとも1本
以上が形成されることが必要である。また、シヤ
フト5の周囲には外形部17の内周側に一体形成
されたリツプ19によりシールされている。第3
図中の符号20はシヤフト5を通すための穴であ
る。
このように、密閉式スイツチのケース1内部は
封入樹脂4とオイルシール15とによつて密閉構
造をなし十分に防水できる。また、オイルシール
15を用いると、環状凹部14内へ圧入したとき
環状凹部14の内径寸法の精度が多少低くなつて
いても、突部18によつて十分なシール性が得ら
れる。したがつて、本実施例のように、オイルシ
ール15の圧入相手側部材であるケース1を樹脂
製としても十分なシール性を維持できる密閉式ス
イツチを構成することが可能となる。しかも、ケ
ース1は射出成形等によつて多数個取り並びに成
形サイクルの短縮を可能とする成形方法が採用可
能となる。また、オイルシール15自体における
真円度加工の精度を多少低くしても、従来程度の
シール性を維持可能となる。
[考案の効果] 本考案に係る密閉式スイツチは、その内部に設
けられるオイルシールの外形部を弾性体とし、か
つその外周に突部を環状に一体形成したので、所
定のシール性を維持しつつ、オイルシール自体乃
至は圧入相手であるケースの環状凹部の加工精度
を低下させることが可能となつた。ゆえに、オイ
ルシール乃至はケースの加工性を向上することが
でき、その結果、密閉式スイツチの製造を容易に
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は実施例であり、第1図は第
2図の−線断面図、第2図は外観図、第3図
は要部の斜視図である。 符号の説明、1……ケース、2……ベース、5
……シヤフト、8……可動接点、10……第1固
定接点、11……第2固定接点、12……第3固
定接点、14……環状凹部、15……オイルシー
ル、17……外形部、18……突部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密閉空間を形成したケースと、この密閉空間内
    に設けられる固定接点並びに可動接点と、この可
    動接点を移動するため一端を可動接点に接触さ
    せ、他端をケースの壁部を貫通して外部へ突出さ
    せたシヤフトと、このシヤフトを貫通させた状態
    でシヤフトと同心円状にケースの外壁部に形成さ
    れた環状凹部へ圧入されたオイルシールとを備え
    た密閉式スイツチにおいて、前記オイルシールの
    外形部を弾性体で構成するとともに、その外周側
    へ環状に突部を一体形成したことを特徴とする密
    閉式スイツチ。
JP8782788U 1988-07-01 1988-07-01 Expired JPH0451379Y2 (ja)

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JP8782788U JPH0451379Y2 (ja) 1988-07-01 1988-07-01

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JP8782788U JPH0451379Y2 (ja) 1988-07-01 1988-07-01

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Publication Number Publication Date
JPH028824U JPH028824U (ja) 1990-01-19
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JPH028824U (ja) 1990-01-19

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