JPS6026472Y2 - プラグキヤツプ - Google Patents

プラグキヤツプ

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JPS6026472Y2
JPS6026472Y2 JP16395580U JP16395580U JPS6026472Y2 JP S6026472 Y2 JPS6026472 Y2 JP S6026472Y2 JP 16395580 U JP16395580 U JP 16395580U JP 16395580 U JP16395580 U JP 16395580U JP S6026472 Y2 JPS6026472 Y2 JP S6026472Y2
Authority
JP
Japan
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plug
flange portion
plug cap
cylindrical
flange
Prior art date
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Expired
Application number
JP16395580U
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English (en)
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JPS5786296U (ja
Inventor
日出夫 深谷
公秀 堀尾
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS5786296U publication Critical patent/JPS5786296U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジンに設けられたスパークプラグとこれに
接続されるレジステイブコードとの接続部並びにその近
傍を覆うことにより、防塵乃び電気的絶縁を為すプラグ
キャップの改良に関するものである。
エンジンを点火するためのスパークプラグとその周辺部
及びこれに接続されて高電圧を供給するレジステイブコ
ードの接続端部は、電気的絶縁性の低下による失火やプ
ラグ交換時のシリンダ内への異物の落ち込みを防止する
ため、プラグキャップによって覆われる。
このプラグキャップの一種には、スパークプラグとレジ
ステイブコードとの接続部及びその近傍を覆う円筒部と
、該円筒部の長手方向中間部の外周面から外向きに突設
されたフランジ部と、該フランジ部のスパークプラグ側
の面から前記円筒部の外周面との間に一定の空隙をおい
て同軸状に設けられた短円筒状のスカート部と、該スカ
ート部の外周面に形成された環状突起とを備えて、スパ
ークプラグが底部に固定された庇付のプラグ穴の内周面
と前記スカート部とを嵌合させ、更に該内周面に設けら
れた環状のシール溝と該スカート部外周面に設けられた
環状突起とを係合させてエンジンに固定されるものであ
る。
このような場合には、前記シール溝に前記環状突起を係
合させることによって容易にプラグキャップを正規の位
置に固定できる反面、前記プラグ穴の内周面にシール溝
を形成する煩雑な成形加工が必要であり、該プラグ穴が
形成されるシリンダヘッド、ヘットカバー若しくはエン
ジンブロック等の製造コストが高くなる欠点があった。
また、シール溝のな゛いプラグ穴に前記プラグキャップ
を取付ける場合には、前記スカート部を該プラグ穴に嵌
合させて押込むことにより見掛は主取付けられても、該
スカート部と該プラグ穴内周面との摩擦力に起因する弾
性変形によって前記円筒部が正規の深さ位置まで押込ま
れず前記フランジ部と前記プラグ穴開口部周囲との間が
浮上がり該プラグ穴内のシール性が悪くなり、該プラグ
穴が汚染されるとともに失火の原因となる恐れがある。
本考案者は以上の事情を背景として種々試作を重ねた結
果、前記スカート部が設けられた前記フランジ部内周部
の内厚を特定の条件のもとにおいて厚くすると、前記プ
ラグキャップを前記プラグ大向の正規の位置に容易に取
付は得ることを見い出した。
本考案は以上の知見に基づいて為されたものである。
すなわち、本考案は、前記プラグキャップにおいて、前
記スカート部の外周面より内側の前記フランジ部の肉厚
を、該フランジ部のレジステイブコード側の面から前記
環状突起までの付法を越えない範囲で該フランジ部の外
周部の肉厚より厚くしたことを特徴とする。
以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図及び第2図において、シリンダヘッド2にはスパ
ークプラグ10を底部に取付けるための直付プラグ穴4
が形成されており、プラグ穴4の底部中央には先端の放
電電極部6が燃焼室8へ到達する状態にスパークプラグ
10が螺着されている。
スパークプラグ10の接続電極部12には図示しないデ
ィストリビュータから高電圧を供給するレジステイブコ
ード14が接続されている。
プラグキャップ16は、軸心に貫通孔17を有する円筒
部18と、円筒部18の長手方向の中間の周囲から外向
きに突設された円盤状のフランジ部20と、フランジ部
20のスパークプラク10側の面(図中下側のフランジ
面)から円筒部18の外周面との間に一定の空隙22を
おいて同軸状に設けられた短円筒状のスカート部24と
から戒り、これ等がコムによって一体成形されている。
貫通孔17の内周面の下部26はスパークプラグ10の
碍子部28に密接するように碍子部26の外形に合わせ
た3段階の径によって段階的に拡開されており、上部3
0はレジステイブコード14の外周面に液密に密着する
ように小さい径に形成されている。
スカート部24の外周面には該スカート部24の先端に
向うに従って外径が小さくなるようなテーパが付けられ
ており、スカート部24の基端近傍の外周面には環状突
起34が形成されている。
フランジ部20の外周部はシール性を高めるためにはそ
の周縁をスカート部24側へ若干曲げられるとともに肉
薄に形成されて柔軟性を高められており、フランジ部2
0のスカート部24の外周面より内側の内周部分の肉厚
Aは、フランジ部20の外周部の肉厚Bよりも厚く形成
され、フランジ部20のレジステイブコード側の面(図
中上側)から環状突起34までの寸法Cよりも薄く形成
されている。
尚、環状突起34のフランジ側の端までの寸法よりも薄
いことが望ましい。
フランジ部20の内周部分の肉厚Aが薄すぎるとフラン
ジ部20の強度(剛性)が不足し、プラグキャップ16
をプラグ穴4へ嵌入したとき弾性変形によってスカート
部24が正規の深さ位置まで押込まれずフランジ部20
とシリンダヘッド2の上面との間に隙間が生じてシール
性が低下するのである。
反対にフランジ部20の内周部分の肉厚Aが上記寸法C
を越えると、スカート部24がプラグ穴4に嵌入される
とき環状突起34の裏面に逃げのための空隙22が存在
しないためプラグキャップ16の軸心の近すく方向へ変
形移動が僅かしか許されずプラグキャップ16の装着に
不都合が生じる。
この環状突起34の適当な変形量は、プラグ穴4の寸法
のバラツキ及びスパークプラグ1゜の偏心を吸収しつつ
シール性を保ちプラグキャップ16を正規の深さ位置ま
で円滑に押し込むために重要なものであり、環状突起3
4の裏面に空隙22を形成することによって実現される
のである。
以上のように構成されさたプラグキャップ16には、レ
ジステイブコード14の接続端部かその貫通孔17の上
側部30と下側部26との境界まで挿入された状態で円
筒部18に密着させられ、この状態においてスカート部
24がプラグ穴4に嵌入されてプラグキャップ16が正
規の深さ位置に装着される。
第1図はこの状態を示しており、プラグ穴4はフランジ
部20及び環状突起34がシリンダヘッド2へ密接する
ことによって液密な状態にあり、スパークプラグ10の
碍子部28、接続電極部12、レジステイブコード14
の接続端部は円筒部18が密接することによって液密な
状態となっている。
このプラグキャップ16の装着作業はプラグ穴4の内周
面に環状突起34と係合するシール溝が形成されていな
いにも拘らずフランジ部20の強度が高められているの
で極めて容易に為されるのである。
すなわち、第3図に示される従来のプラグキャップ38
のフランジ部40の内周部の肉厚Dはその外周部の肉厚
Eと同等程度に形成されており、第4図に示されるよう
にシール溝42が内周面に形成されているプラグ穴4へ
嵌入された場合にはスカート部の外周面に形成された環
状突起がシール溝に係合するので該スカート部が正規の
位置へ位置決めされたフランジ部40の強度(剛性)が
小さくても正規の位置に装置される。
しかるにこのプラグキャップ38をその円筒部46を保
持してシール溝42が内周面に形成されていないプラグ
穴4へ押込むとスカート部44とプラグ穴4の内周面と
の間で発生する摩擦力によってフランジ部40が弾性変
形腰押込力を解くと第5図に示されるようにシリンダヘ
ッド2とフランジ部40の下側のフランジ面との間に隙
間Fが発生するのである。
しかし、本実施例のプラグキャップ16はフランジ部2
0の内周部の肉厚Aが厚く形成されているのでフランジ
部20の強度(剛性)が大きくフランジ部20の弾性変
形による前記隙間Fが発生することなくフランジ部20
とシリンダヘッド2の上面とが密接する。
しかも、スカート部24の外周面には前記テーパが形成
されておりまた環状突起34の裏側には空隙22が形成
されて環状突起34が軸心へ近ずく方向の変形移動が許
容されるので、スカート部24が容易にプラグ穴4内へ
正規の深さ位置まで嵌入され得るのである。
また、本実施例のプラグキャップ16は、そのスカート
部24がプラグ穴4の開口端に引掛ったときはスパーク
プラグ10の接続電極部12が、貫通孔17に上部30
から挿入されて円筒部18に密着させられているレジス
テイブコード14の接続端に接触しないような寸法に、
スカート部24の長さが形成されている。
したがって、第6図の従来のプラグキャップ38に示さ
れるように、スカート部44がプラグ穴4の開口端に引
掛った状態でもレジステイブコード14とスパークプラ
グ10とが接続されるというこがなく、このようなプラ
グキャップ16の状態が見過ごされて運転されてること
がない。
尚、上述したのはあくまでも本考案の一実施例。
であり、本考案はその精神を逸脱しない範囲において種
々変更が加えられ得ることは言うまでもない たとえば、円筒部18の外形及び貫通孔17の内周面の
形状においては、使用条件及び使用するスパークプラグ
の種類に応じて種々の変更が加えられ得るのである。
また、スカート部24の長さ、外径及び外周面に形成さ
れる環状突起の数は、嵌入するプラグ穴4の深さ、使用
するスパークプラグ10の高さ及びプラグ穴4の内径の
寸法公差等に応じて種々変更が加えられる。
更に、プラグキャップ16は、各部が一体的に成形され
たもののみならず、部分的に接着されて構成されたもの
でもよい腰その材質はゴムに類似の性質を有する合成樹
脂であってもよい。
以上詳記したように、本考案は、フランジ部の内周部の
肉厚をスカート部の外周面に形成された環状突起の裏側
に空隙が形成される範囲内において厚くすることにより
、内周面にシール溝が形成されないプラグ穴に容易にか
つシール性高く挿入され得るプラクキャップを提供する
ことに成功したものであり、その結果、プラグ穴の内周
面にシール溝を加工する必要がなくなり、プラグ穴が設
けられるシリンダヘッド、シリンダカバー、シリンダブ
ロック等の製造コストが低減される効果が生ずるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のプラグキャップの取付状態
を示す説明図である。 第2図は第1図の実施例の断面図である。 第3図は従来のプラグキャンプを示す第2図に相当する
図である。 第4図は第3図のプラグキャップの第1図に相当する図
である。 第5図及び第6図は第3図のプラグキャップの取付例を
示す図である。 10ニスパークプラグ、14:レジステイブコード、1
6:プラグキャップ、18二円筒部、20:フランジ部
、22:空隙、24ニス力−ト部、34:環状突起、A
:フランジ部内周部の肉厚、B:フランジ部外周部の肉
厚、C:フランジ部のレジステイブコード側の面から環
状突起までの寸法。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スパークプラグとレジステイブコードとの接続部並びに
    その近傍を円筒部と、該円筒部の長手方向中間部の外周
    面から外向きに突設されたフランジ部と、該フランジ部
    のスパークプラグ側の面から前記円筒部の外周面との間
    に一定の空隙をおいて同軸状に設けられた短円筒状のス
    カート部と、該スカート部の外周面に形成された環状突
    起とを備えた弾性材料製のプラグキャップにおいて前記
    スカート部の外周面より内側の前記フランジ部の肉厚を
    、該フランジ部のレジステイブコード側の面から前記環
    状突起までの寸法を越えない範囲で該フランジ部の外周
    部の肉厚より厚くしたことを特徴とするプラグキャップ
JP16395580U 1980-11-14 1980-11-14 プラグキヤツプ Expired JPS6026472Y2 (ja)

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JP16395580U JPS6026472Y2 (ja) 1980-11-14 1980-11-14 プラグキヤツプ

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JP16395580U JPS6026472Y2 (ja) 1980-11-14 1980-11-14 プラグキヤツプ

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Publication Number Publication Date
JPS5786296U JPS5786296U (ja) 1982-05-27
JPS6026472Y2 true JPS6026472Y2 (ja) 1985-08-09

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ID=29522717

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JP16395580U Expired JPS6026472Y2 (ja) 1980-11-14 1980-11-14 プラグキヤツプ

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JPH0127581Y2 (ja) * 1984-09-27 1989-08-18

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JPS5786296U (ja) 1982-05-27

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