JPH0451068A - 余剰現像剤除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、静電潜像が形成された感光体に対向配置され
た現像電極と、該現像電極に現像バイアス電圧を印加す
るバイアス印加手段と、現像電極上に残留した前記湿式
現像剤を除去する余剰現像剤除去手段とを備え、湿式現
像剤を用いて静電潜像を可視像化する画像形成装置等に
用いられる湿式現像装置に関し、特にその余剰現像剤除
去装置に関する。

［従来の技術］ 従来、この種の画像形成装置は第２図に示す構造をして
いた。感光紙１を保持して回転するドラム２の下方に現
像装置３が配置されており、該現像装置３には左側に現
像電極４が、右側にはスクイズローラ５が、それぞれ配
置されている。現像電極４の下方には現像液供給用ポン
プ６が設けられており、前記現像電極４との間、及び現
像タンク７内に貯留された現像液との間はホース８で接
続されている。前記ドラム２にはその一部分にスリット
９が設けられており、前記ドラム２の内部に配置された
送風ファン１０に接続されている。

第３図は電気的な回路のブロック図であり、ＣＰＵ２０
に接続された制御回路２１にはファン駆動回路２２、及
びポンプ駆動回路２３が接続され、それぞれ送風ファン
１０．及び現像液供給用ポンプ６を駆動する。ＣＰＵ２
０にはバイアス電圧発生回路２４も接続されており、現
像電極４に必要なバイアス電圧を印加する。なおドラム
１はグラウンド（Ｏｖ）に接続されている。

次に、以上のような構成を有する従来の現像装置の動作
を説明する。

前記ドラム２に感光紙１が巻装され、該感光紙１上に、
図示しない帯電器と露光装置が静電潜像を形成する。該
静電潜像が形成された感光紙１が前記現像装置３に接近
すると、制御装置２１はＣＰＵ２０の指令に従いポンプ
駆動回路２３によって現像液供給用ポンプ６を動作させ
、現像タンク７内に貯留された現像液がホース８を通っ
て現像電極４の上面部に供給される。また、バイアス電
圧発生回路２４はＣＰＵ２０の指令に従い現像電極４に
現像バイアス電圧を印加する。該印加するバイアス電圧
は感光紙１上の静電潜像と同極性である。

該電極４上の現像液に感光紙１が接触すると、該感光紙
上の静電潜像と前記電極４との間に電界が形成される。

現像液中に分散されたトナー粒子は前記静電潜像や現像
バイアス電圧とは逆の極性に帯電されているので、前記
感光紙１上の静電潜像の電荷の多い部分に引き寄せられ
、電着される。

このようにして、前記感光紙１上の静電潜像はトナー粒
子によって可視像化される。現像後、感光紙１上に残留
した現像液はスクイズローラ５によって除去される。

感光紙１が現像電極４上を通過すると、制御装置２１は
ＣＰＵ２０の指令に従い前記ポンプ６を停止させ、ファ
ン駆動回路２２によって送風ファン１０を動作させて、
スリット８からエアーが吹き出始める。現像液供給用ポ
ンプ６が停止すると現像電極４上の現像液は現像タンク
７に戻るが、完全には戻らず若干前記電極４上に残留し
てしまう。ドラム２がさらに回転し、スリット８がエア
ーを吹き出しながら通過すると、前記電極上に残留して
いた若干の現像液はエアーに吹き飛ばされ、除去される
。

このようにして、現像電極４上に残留した余剰現像液は
除去されていた。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、前述したように、現像電極には現像バイ
アス電圧が印加されており、該バイアス電圧はトナー粒
子とは逆の極性であるので、帯電されたトナー粒子は感
光紙上の静電潜像だけでなく、現像電極にも電着されて
しまう。このように電着されたトナー粒子は、現像剤が
現像電極上から除去されても現像電極上に残留し、固着
してしまうという問題点があった。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、現像バイアス電圧によって現像電極上に電着
されてしまったトナー粒子をも現像剤と共に除去し得る
余剰現像剤除去装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この目的を達成するために、本発明の余剰現像剤除去装
置では、前記現像電極に現像工程以外の時に現像バイア
ス電圧とは逆極性の電圧を印加する逆電圧印加手段を備
えている。

［作用コ 上記の構成を有する本発明では、逆電圧印加手段は現像
バイアス電圧とは逆の極性を持つ電圧、すなわちトナー
粒子の極性を持つ電圧を、静電潜像の現像終了直後から
余剰現像剤の除去終了までの間、現像電極に印加し続け
る。

［実施例コ 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。尚その説明中、第２図及び第３図に示す従来例
と同様のものには同一符号を付してその説明を省略する
。

第１図は電気的な回路のブロック図である。ＣＰＵ２０
には、バイアス電圧発生回路２４と共に逆バイアス電圧
発生回路１０１が接続されている。

該逆バイアス電圧発生回路１０１はバイアス電圧発生回
路２４が発生する現像バイアス電圧とは逆の極性を有す
るバイアス電圧を発生する。前記バイアス電圧発生回路
２４と逆バイアス電圧発生回路１０１とは共にバイアス
電圧選択回路１０２に接続されており、該バイアス電圧
選択回路１０２の出力は現像電極４に接続されていて、
ＣＰＵ２０の指令に従って前記バイアス電圧発生回路２
４の出力と逆バイアス電圧発生回路１０１の出力の必要
な方を選択し、現像電極４に出力する。すなわち、本実
施例においては、逆バイアス電圧発生回路１０１とバイ
アス電圧選択回路１０２が逆電圧印加手段を構成してい
る。

次に本実施例の動作を説明する。

感光紙１上に形成された静電潜像が、現像液中に分散さ
れたトナー粒子によって可視像化されるまでの過程は、
従来例と同様である。

感光紙１が現像電極４上を通過すると、制御装置２１は
ＣＰＵ２０の指令に従い前記ポンプ６を停止させ、ファ
ン駆動回路２２によって送風ファン１０を動作させて、
スリット８からエアーが吹き出させる。現像液供給用ポ
ンプ６が停止すると現像電極４上の現像液は現像タンク
７に戻るが、完全には戻らず若干前記電極４上に残留し
てしまう。

ＣＰＵ２０は前記ポンプ６の停止と同時にバイアス電圧
発生回路２４の動作を停止させ、逆バイアス電圧発生回
路１０１を動作させ、さらにバイアス電圧選択回路１０
２に指令を出して逆バイアス電圧発生回路１０１を選択
させる。これにより、現像電極４には現像バイアス電圧
とは逆極性のバイアス電圧が印加される。前述したよう
にドラム２はグラウンド（Ｏｖ）に接続されているので
、感光紙ｌ上の静電潜像の現像過程時とは逆方向の電界
が形成される。

現像液中に分散されたトナー粒子は前記静電潜像や現像
バイアス電圧とは逆の極性に帯電されているので、現像
電極４上に電着されたトナー粒子は同極性の電圧が印加
された現像電極４から引き剥され、該電極４上に残留し
ている現像液中に再分散される。

ドラム２がさらに回転し、スリット８がエアーを吹き出
しながら現像電極４上を通過すると、前記電極上に残留
していた若干の現像液はエアーに吹き飛ばされ、除去さ
れる。

このようにして、現像電極４上に残留した余剰現像液を
除去する事ができる。

なお、本実施例に於いては、余剰現像剤除去手段として
スリット９、及び送風ファン１０で構成されるエアーブ
ラシを用いたが、ドラム１内のスリット９の位置にブレ
ードを設け、該ブレードが現像電極４の上面を走引する
ような余剰現像液除去装置を用いても本発明を具体化す
ることができる。

［発明の効果コ 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、特別に複雑な機構を設ける事なく、現像バイアス電圧
によって現像電極上に電着されてしまったトナー粒子を
も現像剤と共に除去し得る余剰現像剤除去装置を提供し
得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を具体化した実施例を示すもので、電気
回路のブロック図であり、第２図は、従来の画像形成装
置の全体の構成を示す構成断面図であり、第３図は、そ
の電気回路のブロック図である。 図中４は現像電極であり、９はスリットであり、１０は
送風ファンであり、２４はバイアス電圧発生回路であり
、１０１は逆バイアス電圧発生回路であり、１０２はバ
イアス電圧選択回路である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、静電潜像が形成された感光体に対向配置された現像
   電極と、該現像電極に現像バイアス電圧を印加するバイ
   アス印加手段と、現像電極上に残留した湿式現像剤を除
   去する余剰現像剤除去手段とを備え、現像剤を用いて静
   電潜像を可視像化する湿式現像装置に於て、 前記現像電極に、現像工程以外の時に現像バイアス電圧
   とは逆極性の電圧を印加する逆電圧印加手段を備えたこ
   とを特徴とする余剰現像剤除去装置。 ２、前記逆電圧印加手段は、現像工程終了後から余剰現
   像剤の除去動作が終了するまでの間に前記現像電極に現
   像バイアス電圧とは逆極性の電圧を印加する事を特徴と
   する請求項１に記載の余剰現像剤除去装置。