JPH0451015A - コンタクトレンズ用液剤組成物及びそれを用いたコンタクトレンズの洗浄若しくは保存方法 - Google Patents

コンタクトレンズ用液剤組成物及びそれを用いたコンタクトレンズの洗浄若しくは保存方法

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JPH0451015A
JPH0451015A JP2159460A JP15946090A JPH0451015A JP H0451015 A JPH0451015 A JP H0451015A JP 2159460 A JP2159460 A JP 2159460A JP 15946090 A JP15946090 A JP 15946090A JP H0451015 A JPH0451015 A JP H0451015A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、コンタクトレンズ用液剤組成物及びそれを用
いたコンタクトレンズの洗浄若しくは保存方法に係り、
特にコンタクトレンズの脂質汚れや蛋白質汚れ等を効果
的に除去し得ると共に、コンタクトレンズの保存液とし
ても使用可能な液剤組成物に関するものであり、またそ
のような液剤組成物を用いた、コンタクトレンズの洗浄
、保存方法に関するものである。
(背景技術) コンタクトレンズを目に装用した場合、眼脂等に由来す
る脂質や涙液成分に由来する蛋白質等が付着するため、
コンタクトレンズを目から取り外した後に、それらの汚
れを除去しなければならない。
そこで、従来から、これらの汚れのうち、脂質汚れにつ
いては、界面活性剤を含んだ洗浄液を用いてこすり洗い
して除去し、そしてこの洗浄後のコンタクトレンズは水
道水で濯いだ後、衛生的に保管するために、所定の保存
液に浸漬保存するようにしていた。また、近年では、脂
質汚れの洗浄液と保存液とを兼ね備えた洗浄保存液も開
発されており、一般に使用されている。
一方、蛋白質汚れは、界面活性剤によっては除去するこ
とが出来ず、コンタクトレンズの使用者は、別に蛋白質
汚れの洗浄除去を行なわなければならない。そして、こ
の蛋白質汚れを除去する洗浄剤としては、近年、蛋白質
分解酵素を含有する洗浄剤が提供されているが、蛋白質
分解酵素は一般に活性の発現する希薄な溶液状態では不
安定で、次第に活性を失うところから、蛋白質分解酵素
を含んだ洗浄剤は、安定な錠剤、顆粒、粉末等の固形の
形態で供給されており、それを使用者が必要時に精製水
や界面活性剤の入った溶液等の所定の溶解液に溶解して
使用するようになっている。
すなわち、これまで、コンタクトレンズの使用者は、コ
ンタクトレンズを管理する上で、蛋白質汚れを取るため
の酵素製剤と、該酵素製剤を熔解するための溶解液と、
脂質汚れを取り、レンズを保存するための洗浄保存液(
乃至は洗浄液と保存液)を所持しなければならなかった
のである。そして、コンタクトレンズを取り外した後、
先ず、界面活性剤が含有された洗浄液(或いは洗浄保存
液)をレンズに滴下して、手指でこする等して脂質汚れ
を除去し、次いで、所定の熔解液乙こ酵素製剤を溶解し
て、コンタクトレンズを一定時間浸漬して蛋白質除去を
行ない、かかる処理が終了すると、別に用意した保存液
(或いは洗浄保存W1.)にレンズを移し変えなければ
ならず、このために、コンタクトレンズの管理は非常に
煩雑となっていた。
このようなことから、特公昭63−59123号公報で
は、酵素及び界面活性剤を発泡剤、発泡助剤と共に含有
せしめた固形の製剤を、使用時に精製水中に投入して溶
液とする洗浄剤が提案されている。しかし、この場合も
、固形物を使用時毎に溶解する手間がかかることには変
わりなかったのである。
それ故、界面活性剤の入った洗浄保存液に蛋白質分解酵
素を溶液状態で予め含有せしめて、蛋白質除去、脂質洗
浄及び保存を一つの溶液で行なうことが出来る洗浄保存
液が望まれているが、酵素は希薄な溶液中では極めて不
安定であるところから、溶液形態で提供するのは困難と
考えられていた。
一方、洗剤、食品等の分野においては、安定化剤を添加
することによって、酵素を溶液中で安定化させる方法が
幾つか提案されている(特公昭41−152号公報、特
公昭56−131386号公報等)。しかし、これらの
方法では、酵素溶液は水等で希釈して用いることを前提
としており、そのままの溶液では、酵素活性を発現する
ことが出来ない。また、そこで安定化剤として使用され
ているエタノール等は、レンズ材質に悪影響を与えるも
のであり、コンタクトレンズ用としては使用出来なかっ
た。
また、コンタクトレンズ洗浄液としては、特開昭63−
159822号公報や特開平1−180515号公報に
、水に混和性の有機液体を50%以上含有した溶液に、
蛋白質分解酵素を配合させることによって、蛋白質分解
酵素を安定化させる方法が提案されている。しかし、こ
の溶液で発現される酵素活性は極めて低く、洗浄効果が
実用的に充分でなかったのである。
さらに、特開平1−167726号公報においては、第
4級アンモニウム基と水酸基を含んだ水溶性高分子化合
物と共に、酵素を配合した保存液が開示されているが、
この場合も、洗浄効果は低く、洗浄剤としては充分と言
えなかった。
(解決課B) ここにおいて、本発明は、かかる状況の下に為されたも
のであって、その解決課題とするところは、溶液状態に
おいて、長期間、蛋白質分解酵素が安定化され得、且つ
コンタクトレンズを洗浄するのに充分な酵素活性が発現
され得る液剤組成物を提供することにあり、また、その
ような液剤組成物を用いることにより、コンタクトレン
ズの管理を手軽に且つ効果的に行ない得るようにするこ
とにある。
(解決手段) そして、上記の如き課題を解決するため、コンタクトレ
ンズのレンズ材料に悪影響を与えることがなく、且つ洗
浄に充分な酵素活性を発現せしめ得る、酵素安定化剤を
見い出すべく、本発明者らが鋭意研究を重ねた結果、本
発明は完成されたものである。
すなわち、本発明は、蛋白質分解酵素:0.01〜5%
(W/VL多価アルコール=5〜30%(W/V)、ア
ルカリ金属塩:1〜5%(W/V)、及び界面活性剤二
0.5〜20%(W/V)を含むことを特徴とするコン
タクトレンズ用液剤組成物を、その要旨とするものであ
る。なお、ここで、%(W/V)とは、液剤組成物10
0容量部中における、各々の成分の存在量(重量)を百
分率にて示すものである。
また、本発明においては、そのようなコンタクトレンズ
用液剤組成物には、更に、ニトリロ三酢酸若しくはその
塩またはα−オキシカルボン酸若しくはその塩が、2%
(W/V)を越えない割合において、有利に含有せしめ
られる。
そして、本発明では、このような液剤組成物に対して、
汚れたコンタクトレンズを接触せしめることによって、
かかるレンズに付着する蛋白質汚れや脂質汚れ等の付着
物を除去し、その洗浄を行なおうとするものであり、ま
たそのような液剤組成物に、コンタクトレンズを浸漬す
るようにすれば、コンタクトレンズの保存も可能となる
ものである。
(具体的構成) ところで、蛋白質分解酵素は、一般に、その活性部位に
よって、セリンプロテアーゼ、チオールプロテアーゼ、
金属プロテアーゼ、カルボキシルプロテアーゼの4種類
に分類されるが、本発明では、その中でも、セリンプロ
テアーゼが好ましく使用される。
何故なら、チオールプロテアーゼとしては、パパインや
ブロメラインの如き植物由来の酵素や、細菌のクロスト
リジウム属のプロテアーゼ(クロストリパイン)、パン
酵母のプロテアーゼ等が知られているが、これらは、そ
の活性触媒部位がチオール基であるために、システィン
やチオ尿素等の還元剤を必要としている。而して、かか
る還元剤は、空気中の酸素にて酸化され易く、そのため
にそれを液剤中に安定に存在させることが困難であるか
らである。また、金属プロテアーゼは、例えばコラゲナ
ーゼや、細菌のバチルス属の中性プロテアーゼ等が知ら
れているが、何れも亜鉛等の金属を活性触媒部位とする
ものであり、金属キレート剤によって活性を失うことが
知られている。
而して、本発明においては、金属キレート剤を任意の配
合成分として添加することも考えられるので、この類の
酵素が適さない場合が生じるからである。更に、カルボ
キシルプロテアーゼは、一般に酸性プロテアーゼと呼ば
れる酵素類であり、酸性領域で活性を有する。而して、
コンタクトレンズ用溶液の如き、手指や目に接触する可
能性の高い溶液において、そのpHを刺激の強い酸性領
域にすることは好ましくないからである。
これに対して、セリンプロテアーゼは、還元剤が不要で
、金属キレート剤に影響を受けず、中性からアルカリ側
に酵素活性の至適pHを有しているため、本発明におい
て好適に用いられるのである。かかるセリンプロテアー
ゼは、活性触媒部位にセリン残基が関与する酵素であっ
て、セリン残基と特異的に結合するジイソプロピルフル
オロリン酸や、フェニルメタンスルホニルフロリド等の
薬剤によって失活することが知られており、これらの薬
剤に対する失活様式により、セリンプロテアーゼか否か
が推定されている。
その具体例としては、動物由来のトリプシン、キモトリ
プシン、放線菌由来のストレプトマイセスのプロテアー
ゼ、細菌由来のバチルスのプロテアーゼ、糸状菌由来の
アスペルギウスのプロテアーゼ等を挙げることが出来る
。更に、この様な蛋白質分解酵素は、種々のものが市販
されており、例えば、「ビオプラーゼ」 (ナガセ生化
学工業株式会社製)、「アルカラーゼ」、「エスペラー
ゼ」、「サビナーゼ」、「ズブチリシンA」、「PEM
J  (ノボインダストリー・ジャパン株式会社製)、
「プロテアーゼN「アマノ1」、「プロテアーゼprア
マノ」」(天野製薬株式会社製)、「アクチナーゼ」 
(科研製薬株式会社製)等がある。使用に際しては、こ
れらの中から適宜に選択されることとなる。なお、市販
のものの中には、セリンプロテアーゼ以外のプロテアー
ゼや、アミラーゼやリパーゼ等の糖質分解酵素や脂質分
解酵素が、精製の過程で、止むを得ず含まれている場合
がある。
また、本発明において、蛋白質分解酵素の配合量は、得
ようとする洗浄効果や使用期間等に応して、適宜に決定
される。即ち、一般に多量の蛋白質分解酵素を用いれば
、それだけ高い洗浄効果が得られると考えられるが、実
際にはレンズ表面に付着した汚れの場合、汚れに作用出
来る酵素量が限られているので、ある量以上の蛋白質分
解酵素を加えても洗浄効果の向上は見られない。また、
高濃度では、洗浄効果が向上しないばかりか、洗浄に際
して皮膚の障害を惹起するという危険性も生じるのであ
る。一方、蛋白質分解酵素の配合量が少な過ぎると、洗
浄効果が充分に得られず、また安定化された酵素であっ
ても、長期間、高温下に放置された場合、ある程度の酵
素活性の低下がおこる。従って、蛋白質分解酵素の配合
量としては、目的とする使用期間に酵素活性がある程度
低下しても、その洗浄効果が低下しない範囲で選ばれる
こととなる。以上のことから、本発明では、蛋白質分解
酵素の配合量は、0.01〜5%(W/V)の濃度とな
るように決定されるのである。
そして、本発明では、かかる蛋白質分解酵素を溶液中で
安定化するための成分として、多価アルコールとアルカ
リ金属塩が併用して配合されるのであり、これらは生体
組織に対する安全性が高く且つコンタクトレンズ素材に
影響を及ぼさないものでなければならないことは言うま
でもない。
そのような多価アルコールの具体例としては、グリセリ
ン、ソルビトール、マンニトール、エリスリトール、ズ
ルチトール、イノシトール等が挙げられ、それらの中か
ら1種または2種以上が選択され、使用される。これら
の多価アルコールは、酵素安定化作用が高いうえに、酵
素の蛋白質分解効果を弱める作用がより少ないことから
、本発明において好ましいものである。
また、かかる多価アルコールの配合量は、5〜30%(
W/V)の範囲内において、得ようとする洗浄効果と酵
素安定性等に応して適宜に決定される。なお、配合量が
上記範囲に満たないと、酵素安定化の効果が充分に得ら
れず、また配合量が上記範囲を越えると、酵素の蛋白質
分解効果が低下するからである。
一方、アルカリ金属塩は、一般に、溶液のイオン強度を
高め、酵素の安定化に寄与することが知られているが、
その効果はあまり高くなかった。
しかし、本発明者らの研究の結果、前記多価アルコール
と共に用いると、酵素安定化作用が一層高められ得るこ
とが判ったのである。更に、これまで、酵素を安定化さ
せる成分は、酵素の蛋白質分解作用を低下せしめるもの
と考えられていたが、意外にも、アルカリ金属塩は、酵
素の作用を妨げず、レンズの汚れ除去効果に悪影響を与
えないことが判明したのである。
かかるアルカリ金属塩には、ナトリウム塩、カリウム塩
、リチウム塩等があり、より具体的には塩化ナトリウム
、塩化カリウム、塩化リチウム等が用いられ、本発明で
は、特に塩化ナトリウムが好適に使用される。そして、
その配合量は、1〜5%(W/V)とされるが、1%(
W/V)より少ないと充分な効果が得られず、5%(W
/V)を越えて配合しても、それ以上の効果が期待出来
ないからである。
なお、本発明では、必要に応じて、蛋白質分解酵素の安
定性を更に向上させるために、ホウ酸化合物、特に水に
易溶性のホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、四ホウ酸
ナトリウム(ホウ砂)等のホウ酸のアルカリ金属塩を、
約0.5%(W/V)以下の割合で添加することが望ま
しい。このホウ酸化合物による酵素安定化の機構は未だ
不明であるが、蛋白質分解酵素や、多価アルコールと錯
化合物を生成し、蛋白質分解酵素の三次構造を安定にし
ている可能性が考えられる。なお、その配合量が少な過
ぎると、ホウ酸としての蛋白質分解酵素に対する安定化
効果が充分に得られなくなるため、安定化効果を発現す
るためには、ホウ酸化合物として0.05%(W/V)
以上の割合で配合するのが好ましい。
また、蛋白質分解酵素の中には、分子内にカルシウムイ
オンと結合する部位があるものがあり、分子内にカルシ
ウムを取り込んだ状態において一層安定な分子構造とな
る。それ故、そのような酵素を使用する場合には、カル
シウムイオンを0.01%(W/V)程度以下の割合で
添加することにより、酵素安定性を更に向上させること
が望ましい。このカルシウムイオンの供給源としては、
水に対する溶解性が良好な塩化カルシウム、硝酸カルシ
ウム、酢酸カルシウム等が好適である。
そして、前記蛋白質分解酵素とその安定化成分たる前記
多価アルコール及び前記アルカリ金属塩に加えて、本発
明に係る液剤組成物には、コンタクトレンズに付着した
脂質汚れを除去するための成分として、界面活性剤が含
有せしめられるのである。その種類は特に限定されない
が、洗浄力の観点から、ノニオン系及びアニオン系の界
面活性剤が好ましい。アニオン系界面活性剤は、脂質洗
浄効果が高く、滑り性も良好であるが、一般に皮膚に対
する刺激が強く、また蛋白質分解酵素の安定性に負の影
響を与えることが知られている。これに対して、ノニオ
ン系界面活性剤は、洗浄力はアニオン系より劣るが、皮
膚に対する刺激性が弱く、蛋白質分解酵素の安定性に負
の影響を与えず、且つアニオン系界面活性剤の前記欠点
を抑制する作用を有する。従って、本発明では、ノニオ
ン系界面活性剤を用いるか、或いはノニオン系界面活性
剤とアニオン系界面活性剤を併用することが好ましい。
より具体的には、ノニオン系界面活性剤としては、高級
アルキルアミンのポリエチレングリコール付加物、高級
脂肪酸アミドのポリエチレングリコール付加物、高級脂
肪酸のポリグリセリンエステル、高級脂肪酸のポリアル
キレングリコール、ポリエチレングリコールコポリマー
エステル、高級アルコールのポリエチレングリコールエ
ーテル、高級アルコールのポリグリセリンエーテル、ア
ルキルフェノールのポリエチレングリコールのホルムア
ルデヒド縮金物、ポリプロピレングリコール・ポリエチ
レングリコール共重合体、ポリエチレングリコールソル
ビタンアルキルエステル等がある。
一方、アニオン系界面活性剤の具体例としては、アルキ
ル硫酸ナトリウム、アルキルヘンゼンスルホン酸ナトリ
ウム、アルキロイルメチルタウリンナトリウム、アルキ
ロイルザルコシンナトリウム、α−オレフィンスルホン
酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫
酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェノール
エーテル硫酸ナトリウム等を挙げることが出来る。
そして、これらの界面活性剤の中から、1種又は2種以
上が、得ようとする洗浄効果や酵素安定性等を考慮して
適宜に選択されるのである。なお、前述の如く、アニオ
ン系界面活性剤の配合比率が高い程、脂質洗浄力は向上
するが、酵素安定性は低下するのであり、一方、ノニオ
ン系界面活性剤の配合比率が高い′程、酵素安定性は高
くなるが、脂質洗浄力は低下することから、−概には言
えないが、ノニオン系界面活性剤とアニオン系界面活性
剤との混合比率は、重量基準で、100:O〜20:8
0程度するのが好ましい。また、界面活性剤全体として
の配合量は、0.5〜20%(W/V)の割合が好適で
ある。この範囲に満たないと、脂質汚れの洗浄効果が非
常に少なく、また、この範囲を越えて配合しても、洗浄
効果は上がらないからである。
ところで、蛋白質分解酵素を含む溶液をコンタクトレン
ズに適用せしめる場合には、涙液蛋白質がコンタクトレ
ンズに吸着するのと同様に、かかる酵素の蛋白質がレン
ズに吸着する可能性が考えられ、該酵素蛋白質がレンズ
に吸着し、残留することにより、その蛋白質がアレルゲ
ンとなったり、眼傷害の原因となる危険性が生じる。し
かし、本発明では、この問題に関しても未然に防止する
ことが出来た。即ち、蛋白質のレンズへの吸着機構は複
雑で、イオン的結合力や疎水的結合力等が考えられるが
、本発明に係る液剤組成物においては、前記界面活性剤
と前記アルカリ金属塩との作用により、かかるレンズ表
面への蛋白質の吸着が良好に防止され得るのである。
実際に、精製水や緩衝液中に蛋白質分解酵素や涙液蛋白
質を溶解し、コンタクトレンズを浸漬すると、その表面
にこれらの蛋白質が吸着し、レンズ表面の親水性が変化
し、水濡れ性が増加することが観察されるのであるが、
本発明の液剤組成物中に蛋白質分解酵素や涙液蛋白質を
溶解し、コンタクトレンズを浸漬しても、レンズ表面の
水濡れ性は同等変化せず、蛋白質がレンズに吸着するこ
とはなかったのである。従って、かかる液剤組成物にて
、コンタクトレンズの洗浄や保存を行なっても、レンズ
表面に酵素蛋白質が残留することはなく、更には涙液蛋
白質の吸着も防止され得るのであり、前述の如き眼障害
等をおこす恐れはないのである。
このように、蛋白質分解酵素、多価アルコール、アルカ
リ金属塩及び界面活性剤を、それぞれ、所定量含有する
液剤組成物は、多価アルコール及びアルカリ金属塩の働
きにより、蛋白質分解酵素の洗浄効果を低下せしめるこ
となく、該酵素を溶液状態で長期間安定に維持せしめ得
るのであり、コンタクトレンズに付着する蛋白質汚れの
除去効果が高い。そして、かかる液剤組成物は、界面活
性剤をも含有するところから、コンタクトレンズの脂質
汚れも除去出来て、一つの溶液で蛋白質汚れ及び脂質汚
れの除去が可能で、更にはコンタクトレンズの保存液と
しても使用することが出来るのである。従って、コンタ
クトレンズの洗浄と保存を極めて簡単にしがち効率良く
行ない得るのである。
なお、本発明のコンタクトレンズ用液剤組成物には、必
要に応じて、従来がら用いられている防腐剤、増粘剤、
緩衝剤、金属キレート剤等の添加物を、更に配合しても
同等差支えない。
例えば、防腐剤は、保存中に菌が増殖することを防止す
るために添加される。具体的には、ソルビン酸カリウム
、ソルビン酸ナトリウム、サリチル酸ナトリウム、安息
香酸ナトリウム、及びパラオキシ安息香酸のメチルエス
テル、エチルエステル、プロピルエステル、ブチルエス
テル等を挙げることが出来、通常、1%(W/V)程度
以下の割合で配合されることとなる。
また、増粘剤は、手指での洗浄を行ない易くするために
添加される。具体的には、カルボキシメチルセルロース
、カルボキシプロピルセルロース、ヒト′ロキシエチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース、イソブチレンと無水マレ
イン酸との共重合物、ポリビニルアルコール、アルギン
酸ソーダ、カラギーナン、デンプン、アラビアゴム等が
使用され、通常、2%(W/V)程度以下の割合で配合
される。
さらに、緩衝剤は、目に対して刺激を少なくするためや
、蛋白質分解酵素が安定となるpHに維持するために添
加されるものであり、例えば、リン酸系、トリエタノー
ルアミン−塩酸又は酢酸系、トリス(ヒドロキシメチル
)アミノメタン−塩酸系等の緩衝剤が用いられる。そし
て、通常、10%(W/V)程度以下の割合で配合され
、pHが5〜10、好ましくは6〜9に維持されること
となる。
そして、金属キレート剤は、無機物質がコンタクトレン
ズに固着するのを防止したり、レンズ表面に付着した無
機物質を取り除くために添加されるものであり、例えば
、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、または、
クエン酸、グルコン酸、酒石酸等のα−オキシカルボン
酸及びそれらのナトリウム塩や、六メタリン酸ナトリウ
ム、四重合リン酸ナトリウム等の縮合リン酸塩等が使用
される。
しかしながら、前述したように、蛋白質分解酵素の中に
は、分子内にカルシウムを取り込んだ状態で安定となる
ものがあり、一方、金属キレート剤の中には、酵素分子
内のカルシウムをも取り込んでしまうものがあり、特に
、先に挙げたもののうち、エチレンジアミン四酢酸及び
そのナトリウム塩はキレート作用が強く、酵素の安定性
に悪影響を及ぼすことがある。また、縮合リン酸塩は、
コンタクトレンズ表面に付着した無機物質の除去効果が
不十分である。
そこで、本発明者らが鋭意研究した結果、ニトリロ三酢
酸やα−オキシカルボン酸及びそれらの塩類が、酵素の
安定性に影響を与えることなく、レンズ表面に無機物が
固着するのを防止し、且つレンズに付着した無機物質を
取り除くのに有効であることが判った。従って、本発明
では、金属キレートF+としては、ニトリロ三酢酸、α
−オキシカルボン酸及びそれらの塩の中から、好ましく
選択されることとなる。また、その配合量は、2%(W
/V)を越えない割合とされるのが好ましい。
ところで、本発明に従う液状組成物は、上記全配合成分
を精製水等の溶媒に溶解して、−液形前として擢供する
ことが出来るものであるが、蛋白質分解酵素がより一層
安定な状態に維持されるように、二液形態や、更にはそ
の一方を錠剤、顆粒、粉末等の固形の形態にして供給す
ることも勿論可能である。そして、二液形態の場合には
、蛋白質分解酵素は酵素安定化成分と共に濃縮された形
態で供給されるようにして、界面活性剤等の他の成分を
含む別に調製された液剤によって希釈されるようにする
のが好ましい。しかし、酵素安定化成分は、必ずしも全
てが蛋白質分解酵素と共に配合される必要はな(、供給
される容量に応じて適宜に二液の双方に配分されてもよ
い。また、一方を固形の形態で供給する場合は、蛋白質
分解酵素も固形の形態のものを用い、固形の安定化成分
等と共に混合し、錠剤、顆粒又は粉末状の製剤と為し、
使用に際し、界面活性剤等のその他の成分を含む別に調
製された溶液に熔解して、液剤に調製するようにする。
以下に、本発明に従う液剤組成物の実際の配合例を示す
なお、各註記は次の通りである。
*1:日本油脂株式会社製、ノニオン系界面活性剤(ポ
リオキシエチレンオクチルフェニルエーテル) *2:日光ケミカルズ株式会社製、アニオン系界面活性
剤(α−オレフィンスルホン酸ナトリウム) *3:株式会社クラレ製、増粘剤(イソブチレン・無水
マレイン酸共重合物) *4:東海製薬株式会社製、第11改正日本薬局方解説
書に記載の希塩酸〔塩化水素9.5〜10.5%(W/
V)を含む〕 *5:ノボ・インダストリー・ジャパン株式会社製、細
菌由来の蛋白質分解酵素 *6:ノボ・インダストリー・ジャパン株式会社製、細
菌由来の蛋白質分解酵素 *7:日光ケミカルズ株式会社製、アニオン系界面活性
剤(ラウロイルメチルアラニンナトリウム) (イ)−液形前 (A)ノニオンH3−220”   2.0gO5−1
48”        1.0gイソパン1101  
  0.5g 塩化ナトリウム      1.0g ホウ砂          0.5g クエン酸三ナトリウム・ 10水塩         0.2g Ca CL・2 H2O0,01g バラオキシ安息香酸エチル 0.02 g(B)グリセ
リン      I O,Ogトリエタノールアミン 
  0.5g 局方希塩酸”        0.54gエスペラーゼ
8.OL”    0.5g上記(A)成分を精製水5
0m1に溶解し、次に上記(B)成分を添加して、精製
水で100dに定容する。
(ロ)二液形態 (A)塩化ナトリウム     10.0 gCaCf
z・2H200,1g パラオキシ安息香酸エチル 0.02 gトリエタノー
ルアミン   0.5g 局方希塩酸        0.54 g上記成分を精
製水30薇に溶解し、グリセリン=75gとエスペラー
ゼ8. OL : 5. Ogを添加し、精製水で10
0滅に定容して第−液とする。
(B)ノニオンH3−2202,0g O3−141,0g イソハン110      0.5g グリセリン       2.5g パラオキシ安息香酸エチル 0.02 gトリエタノー
ルアミン   0.5g 局方希塩酸        0.54 g上記成分を精
製水50ifに溶解し、溶解後端製水で100 mlに
定容し2て第二液とする。
使用に際しては、第−液と第二液を1:9(容量部)の
側合で混合する。
(ハ)粉末と溶液形態 (A)ズブチリシンA”      0.25g塩化ナ
トリウム      1.0g ソルビトール       3.Og CaCj2z2Hz○    0.01gニトリロ三酢
酸酢酸三リウム0.02 g上記成分を予め粉砕してお
き、混合機にて撹拌、混合して、粉末状の製剤を得る。
(B)ノニオンH3−2202,0g アラニネートLN30“’   1.0gイソハン11
0      0.5g グリセリン       5.0g ソルビトール       7.0g バラオキシ安息香酸エチル 0.02 gトリエタノー
ルアミン   0.5g 局方希塩酸        0.54 g上記成分を精
製水5(1++iAに熔解した後、精製水で100Il
lfに定容し、溶解用溶液を得る。
使用に際しては、粉末状の製剤の全量を、溶解用溶液の
全量に溶解する。
このように、本発明に係る液剤組成物は、例え、二液形
態や固形形態で供給される場合でも、混合後は一つの溶
液でコンタクトレンズの洗浄と保存を行ない得るのであ
り、使用者は極めて簡単にコンタクトレンズを管理する
ことが出来る。
すなわち、人眼から外したコンタクトレンズを、先ず、
本発明の液剤組成物に浸漬したり、或いは該液剤組成物
をコンタクトレンズに滴下するなどして、本発明の液剤
組成物に接触せしめることにより、その中に含有される
蛋白質分解酵素や界面活性剤の作用によって、レンズ表
面に付着した汚染物質が除去せしめられる。なお、充分
な洗浄作用が行なわれるには、通常、5〜40°Cの温
度で1分から48時間接触状態に置くこととなる。そし
て、その後、該レンズを水道水で濯げば良い。
また場合によっては、濯く前に本発明の液剤組成物をレ
ンズに滴下して手指でこすり、洗浄しても良い。
さらに、レンズに汚れがひどく付着している場合は、3
0〜40°Cの温度で1〜48時間接触状態に置くこと
が望ましい。何故ならば、一般に蛋白質分解酵素の至適
温度は30°C以上にあり、また界面活性剤の洗浄効果
も、一般に高温であるほうが高いからである。しかし、
40°Cを越える温度では、コンタクトレンズのレンズ
材料に悪影響を及ぼす恐れがある。
そして、かかる洗浄操作が終了し、レンズを保存する際
には、同じ液剤組成物中に浸漬すればよいのである。
なお、コンタクトレンズは、大別して、含水性の材料の
ものと非含水性の材料のものに区分出来るが、本発明に
従うコンタクトレンズ用液剤組成物は、その何れにも適
用することが出来、特に非含水性コンタクトレンズに対
して、好適に用いられる。また、かかる非含水性コンタ
クトレンズの具体例としては、ポリメチルメタクリレー
トやシリコーンラバーを主成分とするものや、酸素透過
性を有するポリシロキサニルアルキルメタクリレートと
メチルメタクリレート等との共重合体からなるもの等を
挙げることが出来る。
(実施例) 以下に、本発明の幾つかの実施例を示し、本発明を更に
具体的に明らかにすることとするが、本発明が、そのよ
うな実施例の記載によって、何等の制約をも受けるもの
でないことは、言うまでもないところである。
また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には上記
の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限り
において、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正
、改良等を加え得るものであることが、理解されるべき
である。
実施例 1 先ず、各配合成分を、下記第1表に示される組成割合に
従って精製水に添加し、溶解せしめて、各種の試料No
、 1〜21を調製した。なお、第1表中に註記a)〜
d)が付されている物質は、何れも市販の製品であり、
下記の通りである。
a:科研製薬株式会社製、放線菌由来の蛋白質分解酵素 b:天野製薬株式会社製、糸状菌由来の蛋白質分解酵素 C:日本油脂株式会社製、ノニオン系界面活性剤(オキ
シエチレン・オキシプロピレン・ブロックポリマー) d:ダイセル化学工業株式会社製、増粘剤(カルボキシ
メチルセルロース ビョ かくして得られた各試料のpHを、株式会社堀場製作所
製のpHメーター:F−8E型を用いて測定すると共に
、各試料について、調製直後と、30″Cの温度下に2
週間保存した後に、酵素量の測定を行ない、下式によっ
て、残存活性(%)を算出した。そして、それらの結果
を、下記第2表に示した。
425nmの光を照射して吸光度を測定する。そして、
測定された吸光度を、予め作成した検量線(酵素量に対
する吸光度をプロットしたもの)に照すことにより、酵
素量を求めた。
第   2   表 なお、酵素量の測定は、以下のようにして行なった。即
ち、試験管に、1%亜硫酸水素ナトリウム溶液に希釈し
た試料:2m!と、1%亜硫酸水素ナトリウム溶液:3
dを採り、50°Cの恒温槽中に2分間保って恒温とし
た後、予め50°Cに加温した0、 4%ジメチルカゼ
イン?容液(?容媒: 0.34Mホウ酸緩衝液、p 
H8,0)を2雁加えて酵素反応を開始し、30秒後に
0.1%の2.4.6−ドリニトロベンゼンスルホン酸
ナトリウム水溶液を0、5 mR加える。次いで、25
分経過後に氷水を5d加えて室温に放置し、更に25分
経過した後に比較例 1 先ず、下記第3表に示される如き配合量となるように、
市販の蛋白質分解酵素を希釈して、8種類の比較試料を
調製した。希釈液には、0.5%トリエタノールアミン
−塩酸緩衝液(p H7,8)または市販の酸素透過性
ハードコンタクトレンズ用洗浄保存液二〇□ケア(商標
名、株式会社メニコン製)の何れかを使用した。そして
、調製直後と、30゛Cの温度下に5日間保存した後に
、実施例1と同様にして、酵素量を測定し、残存活性を
算出第 表 上記実施例1と比較例1の比較から明らかなように、本
発明に従って調製された試料は、何れも残存活性が著し
く高いことが判る。また、実施例中、No、 2とNo
、15.16、No、10とNo、17、No、 3と
No、18、No、 5とNo、19、No、 8とN
o、20 、 No、 14とNo、21を、それぞれ
比較すると、ホウ砂を添加することにより、酵素の安定
性を一層向上せしめることが出来ることが認められる。
実施例 2 本発明ムこ従う液剤組成物の洗浄効果を調べるために、
人工涙液と脂質による人工汚染レンズを作成し、前記実
施例1で調製した試料No、2.3,5゜8を用いて、
洗浄試験を行なった。
く人工汚染レンズの作製〉 先ず、下記の成分を80dの精製水に溶解した後、IN
水酸化ナトリウムでp H7,4に調整し、更に精製水
で300J!i!に定容して、人工涙液を調製した。
入ユ」II」1戊 牛血清アルブミン       0.394 g牛血溝
γ−グロブリン     0.275 g卵白リゾチー
ム         0.129 g塩化ナトリウム 
       0.830 g塩化カルシウム(三水塩
)    0.022 g燐酸二水素ナトリウム(三水
塩)   0.080g豚胃ムチン         
 0.150 gそして、この人工涙液:L5mR中に
、高酸素透過性ハードコンタクトレンズ(株式会社メニ
コン製、メニコンEχ)を浸漬し、75°Cで30分間
加熱し、そして冷却した後、かかるレンズに市販の洗浄
保存液(株式会社メニコン製、02ケア)を滴下してこ
すり、表面の付着物を出来るだけ除去した。そして、こ
の操作を6回繰り返した。
なお、かかる操作後、レンズを暗視野実体顕微鏡(オリ
ンパス光学株式会社製)で20倍に拡大して観察したと
ころ、レンズ全体に白い汚れが付着していることが認め
られた。
さらに、このレンズを、牛脂: 0.1 gとオリーブ
油: 0.1 gを50″Cの生理食塩水:lOO+d
!に溶解した溶液に浸漬せしめ、5分間、マグネチック
スターラーで撹拌した後、取り出して、人工汚染レンズ
を作製した。なお、前記と同様の顕微鏡観察により、こ
の人工汚染レンズには、白い汚れ上に油が付着している
ことが認められた。
〈洗浄試験〉 バイアル瓶に、実施例1で調製した試料No、 2の液
を1.5d入れ、その中ムこ前記人工汚染レンズを浸漬
して、20℃で4時間放置した。そして、該レンズを取
り出し、同じ試料液にて軽く手指洗浄し、水道水で濯い
だ。しかる後、暗視野実体顕微鏡で20倍に拡大して観
察したところ、レンズの白い汚れと油がきれいに除去さ
れていた。
また、かかる洗浄試験を、実施例1で調製した試料Nα
3.5.8の液のそれぞれを用いて、実施したところ、
同様にレンズの汚れが除去されていた。
比較例 2 市販の酸素透過性ハードコンタクトレンズ用洗浄液(株
式会社メニコン製、02ケア)を用い、人工汚染レンズ
の洗浄を、実施例2と同様の手順で行なった。しかる後
、顕微鏡観察を行なったところ、油汚れのみが除去され
て、白い付着物は殆ど除去されていなかった。
比較例 3 実施例1で調製した試料No、2.3,5.8の液のそ
れぞれについて、グリセリンの濃度を50%(W/V)
とし、他の成分については実施例1と同じ配合量で、比
較試料を調製した。
これら比較試料のそれぞ□れを用い、人工汚染レンズの
洗浄を、実施例2と同様の手順で行なった。
しかる後、顕微鏡観察を行なったところ、何れのレンズ
も、白い付着物は僅かに除去されたのみで、大部分の汚
れは除去されながった。
実施例 3 実施例1で調製した試料No、2.3.5.8の液のそ
れぞれを用いて、6力月使用した高酸素透過性のハード
コンタクトレンズ(株式会社メニコン製、メニコンEX
)の洗浄を、実施例2と同様の手順で行なった。
その結果、洗浄前には、何れのレンズにも白い汚れが付
着しているのが認められたが、洗浄操作後は、何れのレ
ンズも、汚れがきれいに除去されていた。
実施例 4 実施例1で調製した試料No、2.3.5.8の液を、
30°Cの温度下で2週間保存し、かがる試料を用いて
、人工汚染レンズの洗浄を、実施例2と同様の手順で行
なった。
その結果、何れの試料によっても、レンズの汚れがきれ
いに除去され、試料調製直後と同程度の効果が認められ
た。
実施例 5 実施例1で調製した試料Nα2,3,5.8の液を、3
0″Cの温度下で2週間保存し、かかる試料を用いて、
6力月使用した高酸素透過性のハードコンタクトレンズ
(株式会社メニコン製、メニコンEX)の洗浄を、実施
例2と同様の手順で行なった。
その結果、何れの試料によっても、レンズの汚れがきれ
いに除去され、試料調製直後と同程度の効果が認められ
た。
実施例 6 実施例1で調製した試料No、2.10,13.16.
17の液のそれぞれを用い、人工汚染レンズの洗浄を、
実施例2と同様の手順で、浸漬時間を0.5.1,2.
4.6時間と変えて行なった。
その結果、何れの試料によっても、汚れは6時間以内に
除去されたが、洗浄の速さは、試料No、 1O及びj
3の液が最も速く、次いで試料間2. 17.16の液
の順であった。即ち、クエン酸三ナトリウム・10水塩
、またはニトリロ酸酢酸三ナトリウムを配合した方が洗
浄効果が高いことが判る。また、ホウ砂を配合すると、
洗浄効果がやや低下することが認められた。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明に係るコンタク
トレンズ用液剤組成物は、配合された蛋白質分解酵素と
界面活性剤とが、コンタクトレンズの汚れを極めて効果
的に除去し、しかも、蛋白質分解酵素の安定化により、
汚れを除去する効果を長期間保持している特徴を有して
いる。このため、使用に際しては、コンタクトレンズを
該液剤組成物に接触乃至は浸漬せしめるだけで良く、溶
解や希釈する手間もなく、極めて簡便にコンタクトレン
ズの洗浄を行なうことが出来ると共に、保存液としても
使用することが可能となったのである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)蛋白質分解酵素:0.01〜5%(W/V)、多
    価アルコール:5〜30%(W/V)、アルカリ金属塩
    :1〜5%(W/V)、及び界面活性剤:0.5〜20
    %(W/V)を含むことを特徴とするコンタクトレンズ
    用液剤組成物。
  2. (2)ニトリロ三酢酸若しくはその塩またはα−オキシ
    カルボン酸若しくはその塩を、2%(W/V)を越えな
    い割合において、更に含有することを特徴とする請求項
    (1)記載のコンタクトレンズ用液剤組成物。
  3. (3)蛋白質分解酵素:0.01〜5%(W/V)、多
    価アルコール:5〜30%(W/V)、アルカリ金属塩
    :1〜5%(W/V)、及び界面活性剤:0.5〜20
    %(W/V)を含む液剤組成物に、コンタクトレンズを
    接触せしめ、該コンタクトレンズに付着する蛋白質汚れ
    や脂質汚れ等の付着物を除去することからなるコンタク
    トレンズの洗浄方法。(4)蛋白質分解酵素:0.01
    〜5%(W/V)、多価アルコール:5〜30%(W/
    V)、アルカリ金属塩:1〜5%(W/V)、及び界面
    活性剤:0.5〜20%(W/V)を含む液剤組成物に
    、コンタクトレンズを浸漬することからなるコンタクト
    レンズの保存方法。
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