JPH0450965A - デジタル複写装置 - Google Patents

デジタル複写装置

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JPH0450965A
JPH0450965A JP2158106A JP15810690A JPH0450965A JP H0450965 A JPH0450965 A JP H0450965A JP 2158106 A JP2158106 A JP 2158106A JP 15810690 A JP15810690 A JP 15810690A JP H0450965 A JPH0450965 A JP H0450965A
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浩一 野口
Hiroshi Takahashi
浩 高橋
Tomotoshi Nakahara
中原 知利
Yuji Yasuda
安田 裕次
Masato Ohashi
理人 大橋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原稿を読み取ったデータにより特定の色を識
別して、識別して得た2色の記録信号を感光体に順次書
き込み、1回の転写で2色のハードコピー(複写物)を
得る色識別機能を持つ電子写真方式のデジタル複写装置
に関する。
〔従来の技術〕
従来より、光源からの光ビームを感光体等の被走査媒体
上で走査して静電潜像を形成し、この静電潜像をトナー
で現像して顕像化する電子写真方式のデジタル複写装置
が知られているが、このデジタル複写装置は通常の複写
機の他、ファクシミリやコンピュータの出力装置等とし
ても広く用いられるようになっており、特に、カラーデ
イスプレーの普及に伴うカラー記録の要請やカラー複写
機の普及に従って、2色または多色による記録が行われ
るようになってきている。
ここで、2色のハードコピーを得る装置の例として、例
えば特開平1−228269号公報に記載されている画
像形成装置では、先ず、第1回目の複写工程では、原稿
を走査して読み取り、特定の色のデータを色識別して得
て、所定の画像処理をした後、2値化して感光体に書き
込み、現像、転写。
定着し、コピーを再給紙トレイに導く。次に第2回目の
複写工程で、改めて原稿を走査して読み取り、第1回目
とは異なる色のデータを色識別して得て、所定の画像処
理をした後、2値化して感光体に書き込み、現像し、1
回目の画像が形成されている転写紙を再給紙トレイから
送り出して転写し、定着して2色のコピーを得るもので
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記公報記載の装置は、2回の作像プロ
セスを繰り返す方式であるため、2色の画像を形成する
のに、1色のコピーの数倍の時間を要するという欠点が
ある。また、原稿の読み取りも2回、転写も2回なので
2色の画像の位置を合わせるのが非常に困難である。
その他、この公報には先行技術として、転写ドラムを使
う方式、感光体上に複数の色の画像を形成する方式など
、様々な方式が引用されている。
しかしながら、原稿の特定の色を自動的に分離し、1色
目のデータで感光体に書き込み、現像し、顕像化された
画像を持つ感光体に2色目のデータを書き込み、現像し
て、2色を同時に転写するという1色と同じ速度で2色
コピ・−できるものは示されていない。
また、特開昭56−87058号公報には、感光体ドラ
ムの一回転で2色を同時に形成する電子写真方式の装置
が示されているが、これには原稿の画像の特定の色を識
別する点と、識別した画像データを2回の書き込みに適
応させるための処理については述べられていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その
目的とするところは、2色の原稿、例えば黒の文字を主
体とする文書に、赤で印鑑、日付印などが押されていた
り、赤でアンダーラインやその他のマーキングが付加さ
れていたり、採点などにより赤でo×が付けられていた
り、注記が行われているものや、強調や注意を喚起する
ため2色で印刷されているものなどをコピーするときに
、黒1色だけの文書をコピーするのと同じ速度でコピー
することができ、特に、2色の原稿と、1色の原稿が混
在していても、ユーザーを全く煩わせずに2色の原稿は
2色で、1色の原稿は1色で、コピーに要する時間は代
わらずにコピーすることができるデジタル複写装置を提
供することにある。
さらにまた、2色の原稿をコピーする際に、2色間の位
置ずれが生ずることがなく、しかも高速で且つ低価格な
デジタル複写装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本願の請求項1記載のデジタ
ル複写装置は、被複写物からの光像を受光し所定色の画
像データを分離して第1及び第2の記録信号を得る読み
取り手段と、前記第1の記録信号に基づいて感光体に書
き込みを行い感光体上に静電潜像を形成する第1の書き
込み手段と、前記第1の書き込み手段で形成された静電
潜像を現像する第1の現像手段と、この第1の現像手段
の下流側で第1の現像手段により現像された感光体に前
記第2の記録信号に基づいて書き込みを行い感光体上に
静電潜像を形成する第2の書き込み手段と、この第2の
書き込み手段で形成された静電潜像を現像する第2の現
像手段と、前記第1及び第2の現像手段で形成されたト
ナー像を同時に転写紙に転写する手段とを具備すること
を特徴とする 請求 写装置において、第1の記録信号はピクセル毎に多値の
濃度データを持ち、ピクセル毎の多値データとして書き
込まれ、第2の記録信号はピクセル毎に2値化され、ピ
クセル毎に2値で書き込まれることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明では、請求項1記載のデジタ
ル複写装置において、第1の記録信号はピクセル毎に多
値の濃度データを持ち、ピクセル毎の多値データとして
書き込まれ、黒または明度の低い色のトナーで現像され
、第2の記録信号はピクセル毎に2値化され、ピクセル
毎に2値で書き込まれ、第1の記録信号を現像するトナ
ーより明度の高いトナーで現像されることを特徴とする
また、請求項4記戟の発明では,請求項1若しくは請求
項2若しくは請求項3記載のデジタル複写装置において
、第2の記録信号として分離した色と、第2の現像手段
により形成される画像の色とが同じであることを特徴と
する。
〔作  用〕
本発明のデジタル複写装置では、被複写物からの光像を
受光し、所定色の画像データを分離して第1、第2の記
録信号を得る読み取り手段を設け、第1の記録信号に基
づいて感光体に書き込みを行い静電潜像を形成し、形成
された静電潜像を第1の現像手段で現像する。そして現
像された感光体に、第1の現像手段の下流側の第2の現
像手段との間で、第2の記録信号に基づいて書き込みを
行い、形成された静電潜像を第2の現像手段で現像する
.そして、第1、第2の現像手段で形成されたトナー像
を同時に転写紙に転写し、定着する構成となっている。
また、第2色目をカラーデータとし、少なくとも第2色
目を2値化してバッファーメモリに記憶して、時間調整
をして書き込みを行う構成となっている。
従って、本発明のデジタル複写装置では,例えば、自動
送り原稿装置(ADF)に、1色の原稿と、所定の色を
含む2色の原稿を混在させてセットし、コピーを開始し
ても、原稿の所定の色を識別して、分離する手段を設け
たので、原稿に所定の色が存在すれば、それを自動的に
分離して2色のコピーを作り、所定の色が存在しなけれ
ば単色のコピーを作る。もちろん所定の色だけで構成さ
れている原稿であれば、所定色の単色のコピーを作る。
尚、デジタル複写装置のプリンタ部は、実施例で説明す
るように、原稿の色を識別、分離したデータを、感光体
のドラムの1回転中に書き込み、現像を色別に行い、転
写、定着を行うので、2色の原稿をコピーするときも、
1色の原稿をコピーするときも全く同じ時間で処理する
ことができる。
また、ADFを使わずに、原稿をコンタクトガラスにセ
ットしてコピーを行う場合も同様に、ユーザーは原稿が
1色であるか2色であるかを全く考慮しないで、原稿に
対応した2色のコピーを得られる。
また、2色のコピーをするときの画像間の位置合わせに
関しては、原稿の読み取りは1回の原稿走査で2色の画
像を得るので、原稿を走査する機構及びモータの立上り
時間のばらつきや停止位置のばらつきによるズレは本質
的に起きない。読み取りにおける位置のエラーは、2色
の画像を読み取る2本の撮像装置の整列度の不良、画素
間の副走査方向でのアライメント不良,ライン間隔のズ
レなどにより起きるが、組立時の精度を確保しておけば
、所定の精度にすることができ、コピーを繰返すことに
ともなうズレは生じない。また書き込み時においても、
第1の書き込み位置と、第2の書き込み位置の初期設定
により決まり、コピーの繰返しに伴う画像間の位置ズレ
は生じない。
従って、本発明の構成では、組立時に調整をすれば、2
色の画像間の位置ズレは起きず、2色の画像の位置を合
わせるために、サーボシステムなどによる高度な位置合
わせ制御をする必要がない。
尚、2色目の画像を書き込むのは、1色側より感光体の
下流側であるから、時間的な遅れがあり、遅れを補償す
るためのメモリが必要であるが、少なくと2色目の画像
は2値化して書き込む方式にし、メモリ容量を少なくし
て、低コスト化を達成している。
〔実 施 例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
先ず、本発明の識別モノカラー画像を形成するための複
写装置の概要を第1図のブロック図により説明する。
第1図において、読み取り系では、原稿を光源によりス
リット状の照明を行いつつスリットと直交する方向に走
査し、レンズ、反射鏡などにより反射光像を、照明のた
めのスリットと平行な方向に多数の光電変換素子が配列
された2つのライン状の撮像部に結像させる。このとき
、一方の撮像部には識別しようとする色の透過型のフィ
ルターを介して所定色の色の画像データを含まない光像
を結像させ、他方の撮像部には、照明光源、レンズ、ミ
ラーなどによって決まる光のスペクトルの全帯域の光像
を結像させる。
次に、色分離回路で、これら2つの撮像手段の8力信号
から色分離を行い、分離しようとする色を含む全ての色
を明るさの信号に変換したモノクロの画像信号とフィル
ターの色の画像信号とに分離する。
そして、更にA/D変換し、隣接画素が存在する場合に
、隣接画素の除去を行い、除去後必要に応じて所定の画
像処理を行い、後述の書き込み系とのタイミング調整を
行うためのバッファーメモリに夫々の画像データを電気
信号として書き込む。
感光体に光により画像データを書き込む杏゛き込み系は
、コントローラ1からの指令信号により送られてくる画
像データを所定のタイミングで光信号に変換して感光体
に書き込む。
像形成部を制御するコントローラ2は、コントローラ1
と相互にデータのやりとりをすることにより、書き込み
系が書き込みを開始するタイミング信号をコントローラ
1に送るとともに、そのタイミングに適合するように電
子写真方式で画像形成をする像形成部を制御し、識別さ
れた色のデータに対応するモノカラーのハードコピー(
複写物)を作製する。
これらの読み取り系、書き込み系、像形成部は、相互の
通信経路で結ばれているコントローラ1とコントローラ
2によりタイミングを調整されて制御されると同時に、
夫々の動作に必要なデータをコントローラ1.2の制御
の下に送ったり、受は取ったりしながら夫々の機能を実
行している。
以下、第1図のブロック図を基に夫々の機能について説
明する。
ここで、第2WIは第1図の原稿照明と光電変換の間に
配置される結像レンズと色を識別するために光路を分割
するプリズムとフィルターと夫々の光路の光像を受光す
る撮像装置であるCCDIとCCD2を示している。
第2図に示すように、原稿からの反射光はレンズにより
集光され、境界面にハーフミラ−を備える2個のプリズ
ムに入射する。ハーフミラ−で透過光と反射光に分割さ
れた光は、夫々のプリズムで全反射した後CCD1とC
CD2に結像する。
CCDZ側では原稿から識別しようとする色のフィルタ
ーを挿入する0例えば原稿から赤を識別する場合には赤
の吸収フィルターを挿入する。ここで2個のプリズムを
使うことの利点は、CCD 1とCCD2を同一平面に
置けることである。すなわち、CCD1とCCD2を同
一平面に置けば、組立、調整等がやりやすくなる。
尚、レンズ、プリズム1、ハーフミラ−の反射面は原稿
の反射光から視感度帯域における特定のスペクトルの光
を吸収することのない特性にされており、CCDIには
白色光の原稿の像が結像する。つまり原稿の画像の情報
を反射光の明るさの情報として受は取る。CCD2は赤
フィルターを挿入した場合、赤以外の光が吸収されるの
で、原稿の赤以外の色と黒の画像は黒く、赤い画像から
の反射光は透過し、白からの反射光は赤の成分だけが透
過する。従ってCCD2の受ける画像データとしては原
稿の白の部分からの反射と原稿の赤からの反射のレベル
が同じになり、白と赤の区別がつかないデータになる。
その他の色の部分からの反射を受けるときはフィルター
の吸収により光量が少なくなり、暗いデータとして受は
取る。言い替えればCCD1の画像データから赤の画像
データを除いた画像データになる。
また、他の色のフィルターを挿入すれば、同様にその色
の画像データを除いた画像データを得られる。
尚、第2図のようにフィルターを挿入する形にしたのは
、後述する第2色目の現像装置に収容するトナーの色を
別の色に変更したりする際に、変更した色と識別する色
とを一致させたい場合に、フィルターの交換などで容易
に対応するためである。また、フィルター単体での交換
が必要なければ、プリズム2にフィルターの機能を持た
せたり、ハーフミラ−の透過光に対してフィルター効果
を持たせたり、CCD2にフィルターを接着するなどの
方法をとることができる。
次に、第3図は第2図に代わる別の色分離機能を有する
撮像装置部の実施例で、受光部1、受光部2が1ピクセ
ル相当の間隔で隣接して設けられた2ラインCCDの受
光部と受光して得られた信号を操作する機能ブロックの
配列を示す、これらは上部に受光のための窓を持ったI
Cパッケージに収められている。
ここで受光部2にはICチップの表面にフィルターが形
成されており、第2図のC0D2の機能を持ち、受光部
1は同じ<CCD1の機能を持つ。
また、受光部1と受光部2のラインは原稿をスリット露
光で照明しながら、読み取り系が走査する方向と直交す
る方向で、結像レンズによる結像面に並ぶように配置さ
れる。この2ラインCCDに結像する画像は、原稿の読
み取りのための走査に従って移動するので、結像面にお
ける移動方向の上流側に受光部1が来るように配置する
原稿を走査する方向に並べられた受光部に結像する画像
は、原稿を走査する速度に応じて移動する。ライン間は
1ピクセル相当の間隔であり、1ピクセルを走査する時
間に1ピクセル相当の移動距離になるように走査速度が
決められるので、上流側に配置された受光部1により検
出される画像は、副走査方向に1ピクセル相当分遅れて
受光部2で検出される。
原稿の色を識別するには、原稿の同じ位置の画像データ
を比較するので、1ピクセル分の遅れを合わせるために
上流側の受光部1側にはアナログメモリーを設けている
各受光部は光を電気信号に変えるが、詳しくは光の強度
により流れる電流を変化させ、電流の変化を積分して電
荷の量に変換する。
フォトストーレッジゲートは、積分の開始・停止を制御
するものであり、所定時間積分して蓄積された電荷はシ
フトゲートによりシフトレジスタに転送される。シフト
レジスタに転送された電荷は、図には示されていないシ
フトレジスタのライン方向の転送を行うシフトロックに
より図中矢印の方向に順次移動し、出力部で電荷量を電
圧に変換して、画像データをアナログの電圧データとし
て出力する。
尚、受光部1のデータはアナログメモリーで1ライン分
遅延させられる以外は受光部2と同じである。また、出
力1、出力2は夫々第3図のCCD1.CCD2の出力
に相当する。
この色識別方式の特徴は、R,G、Hのフィルターを備
えた3ラインCODによる色識別と比べると、特定の色
だけしか識別できないが、2ラインであるから受光部以
外の各種ゲート、シフトレジスタなど周辺回路素子を受
光部の両側に配置できるので、2つの受光部を隣接させ
ることができる。そして2つの受光部が隣接しているか
らライン間の時間ズレを合わすバッファーのライン数は
1本だけでよい。また、IC製造技術をそのまま適用で
きるので、2本のライン間の平行度、整列度を高くする
ことが容易にでき、読み取り系の調整が容易になる。し
かし、フィルターを内臓するので、識別する色をフィル
ターだけの交換などにより変更することはできなくなる
次に、第4図は第1図の読み取り系の光電変換部以降の
より詳細なブロック図である。
ここで第4図のCCD1とCCD2は第2図、第3図の
CCI)1とCCD2に対応し、夫々フィルターを介さ
ない画像信号と、フィルターの色の画像信号を除いた画
像信号が出力される。尚、−例として、CCD1の信号
をW(白)、C0D2の信号をW(白)−R(赤)で表
す。
第4図において、Wは増幅度を外部信号AGC1で設定
できる増幅器A1に入力される。このAGClは第1図
のコントローラ1からのスタート指令により、画像デー
タに同期してメモリからA1にセットされ、結像レンズ
による周辺部の光量の低下、照明ランプの照度ムラ、C
ODの受光素子間の感度のばらつきなどが補正される。
つまり、いわゆるシェーディング補正が行われる。
ここで、A1は反転増幅器で、その出力をBとする。ま
た、A2にはWとW−Rが夫々極性の違う入力端子に入
力され、WからW−Rが減算され、同時にA1と同様に
AGC2により補正されてフィルターの色と同じ色の画
像データRが出力される。尚、A1からの出力B(黒)
はA/D変換器で6ビツトのデジタルデータに変換され
る。
画像データRは1ビツトのA/D変換、つまり2値化さ
れる。この2値化のレベルは、Al、A2の2値化レベ
ルと同様にコントローラからの信号により可変できるよ
うに構成される。例えば、複写する原稿の用紙が薄いピ
ンクのものであったとき、原稿の背景を赤でコピーした
い場合と白にしたい場合がある。このようなとき、操作
部からの選択信号により2値化のレベルを変更すること
により夫々の場合に対応するようにすることもできる。
このRを2値化した信号で、BをA/D変換して得た6
ビツトのデータをγ変換部に入力する前のゲートを、R
を2値化した信号が存在するときゲートを閉じ、信号が
無いときゲートを開く。
このゲートは閉じられたときの出力データがブランクの
データになるように出力側でプルダウンされている。従
って、Rを2値化した信号があるときには、Bのデータ
としてブランクが挿入され、信号がないときBのデータ
をそのまま通過させる。
つまり、Rを2値化したデータでBのデータを切り替え
ているので、CCD1とC0D2の整列度や平行度に問
題があっても、ある位置の画像が赤であると同時に黒で
あることは本質的に起きない構成にしている。
γ変換部に入力された6ビツトのB−Rのデータは、8
ビツトで表現できる256の状態から、6ビツトで表現
できる任意の64の状態を選択する様に構成されたテー
ブルにより8ビツトデータに変換され、バッファーメモ
リに書き込まれる。
この変換部は、変換するテーブルのデータをコントロー
ラ1により書き換えることにより、読み取り系の入出力
特性の補正、電子写真方式による画像形成部の書き込み
光量とコピーの画像濃度の関係の補正、2値化、ネガ・
ポジ反転などを行うことができる。
次に、第5図は第1の書き込みデータ、第2の書き込み
データとも多値である場合である。第2の書き込みが多
値である以外の点はほぼ第4図と同じである。この第5
回に示す構成の場合も2値化したRのデータでBのデー
タを切り替えて黒と赤の多値データを得ている。このよ
うに両方を多値化したときも、切り替えによって2色夫
々の画像データを得ているから、双方の画像データが重
なることは起きない。
次に、本発明による識別モノカラー画像を形成するため
のデジタル複写装置の構造の概要について説明する。
第6図はデジタル複写装置の構造の概要を示す断面図で
ある。
本装置は、上部の原稿走査・読み取り部100と電子写
真方式で画像形成を行うプリンタ部200に分けられる
。原稿走査・読み取り部100はコピーする原稿を置く
コンタクトガラス101、置かれた原稿を押さえる原稿
圧板102、原稿を照明する光源103、光源の光を原
稿の読み取りをする部分に集光する反射fi109、原
稿からの反射光を撮像装置108に導き結像させるミラ
ー104.105.106、レンズ107、及び原稿を
走査するだめの図示していないモーターを含む駆動機構
などより構成される。
撮像装置108は、第1図乃至第5図に示したCCD1
、CCD2に対応する機能を有する。
第6図は第3図に示した2ラインCCDを用いた例であ
るが、もちろん第2図のプリズムを使った実施例を適用
することもできる。
第6図に示す構成の装置において、原稿をコンタクトガ
ラス101にセットして操作部のプリントを押すことに
より複写を開始すると、原稿を照明するランプ103が
点灯し、原稿を走査するモータが駆動する。原稿からの
反射光は撮像装置108に結像し、原稿を走査する位置
の変化に対応し順次原稿の画像データをライン毎に出力
する。
出力されたデータは既に説明した処理をされて、後述の
書き込み部とタイミングの整合をするためのバッファー
メモリに書き込まれる。
プリンタ部は、図において鎖線で囲まれた書き込み部2
50、黒現像ユニット210、赤現像ユニット220、
転写・搬送ユニット230、クリニングユニット240
、感光体201、感光体をクリーニングする前に除電す
る除電チャージャ202、感光体を帯電するメインチャ
ージャ205、定着ユニット260、転写・搬送ユニッ
ト230をクリーニングするベルトクリーニングユニッ
ト270、転写紙を供給する給紙ユニット290、転写
紙と感光体上の画像との位置合わせを行うレジストユニ
ット280などより構成される。
書き込み部250は、8面のポリゴンミラー251を一
体化したモータを備え、黒の画像信号で変調されたレー
ザー光を上記モータによって回転されるポリゴンミラー
251に入射しポリゴンミラー251からの反射ビーム
を感光体201を等速で走査するためのFθレンズ、反
射鏡、防塵ガラスなどの光学部品を介して形成した光ビ
ーム252ど、赤の画像信号で変調されたレーザー光を
上記モータによって回転されるポリゴンミラー251の
反対側の面に入射しポリゴンミラー251からの反射ビ
ームを感光体201を等速で走査するだめの同様の光学
部品を介して形成した光ビーム253とにより、2色の
画像データを感光体201に書き込む。
雨ビーム252,253は、1つのポリゴンミラー25
1の両側を使って走査するので、感光体上のビームの走
査方向は逆になる。第7図はポリゴンミラー251を上
から見ると共に反射鏡を省略してビーム252.253
の走査する面を平面に展開した図である6ポリゴンミラ
ー251の矢印は回転方向を示し、そのときの感光体2
01での夫々のビームの走査方向を矢印で示している。
ここで、黒に対応するビーム252を出力する半導体レ
ーザLDIと赤に対応するビーム253を出力する半導
体レーザLD2のポリゴンミラー251に対する位置関
係を所定の位置に設定することにより、ビーム間の位置
関係が決定されるので、レーザビームの位置を検出して
、各ライン毎のデータにより変調を開始するタイミング
を得るためのセンサーDは具備のビーム252の方だけ
に設け、歩測のビーム253のライン毎の変調を開始す
るタイミングは同じセンサからの信号から生成する。
また、具備のビーム252は感光体ドラムのAの位置に
書き込みを行い、歩測のビーム253はBの位置に書き
込みを行うから、AB間の距離に相当するライン数分だ
け赤のビームを遅らせて書き込みを行うことにより、黒
と赤の画像データのズレのない画像が得られる。このた
め、下流で書き込みを行う赤のデータは、読み込んで所
定の処理をした後、このズレに相当するライン数のバッ
ファーメモリに書き込んで時間のズレを補償している。
次に、第6図に示す複写装置における電子写真方式によ
る画像形成の一連の処理について説明する。
先ず、メインチャージャ205により図の矢印方向に回
転する感光体201を一様に帯電し、黒の画像データで
変調した光ビーム252で、帯電した感光体201にA
点で書き込みを行う、この書き込みによって形成された
静電潜像を黒現像ユニットで現像し、感光体上に黒の顕
像を形成する。
さらに黒の顕像を形成された感光体にB点で、赤の画像
データで変調された光ビーム253により書き込みを行
う。
次に黒の顕像を乱さないようにすると共に、赤の画像デ
ータで形成された潜像部分だけを現像する赤現像ユニッ
ト220で現像して、感光体上に2色の顕像を形成する
。これと並行して給紙部29oから転写紙を送り出し、
形成された2色の顕像の先端の位置と転写紙の先端をレ
ジストユニット280で合わせるように、転写・搬送ユ
ニット230に送り出す。このようにして送り出された
転写紙は搬送ユニット230のベルトにより運ばれ、感
光体201上の2色の顕像と接触し、ベルトの裏側に設
置された転写チャージャによるコロナ帯電により、感光
体201上の2色の顕像は転写紙に転写される。そして
転写後、転写紙は更に運ばれて、定着ユニット260で
定着され、機外に排畠される。また、転写後の感光体2
01は除電チャージャ202で除電された後、クリーニ
ングユニット240で清掃され、次のサイクルの画像形
成ができるようになる。また、定着ユニットに転写紙を
搬送した転写・搬送ユニット230のベルトはベルトク
リーニングユニット270で清掃され、これにより次の
転写紙の裏面の汚れなどが起きないようにする。
さて、第6図に示す複写装置においては、上で説明した
一連の動作で、複写装置のコンタクトガラス101に置
かれた原稿に赤の部分があれば、その部分を自動的に分
離して、黒だけの原稿の場合と全く同じコピー速度で2
色のコピーを作製する。もちろん原稿が黒だけであれば
、通常の複写機と同様に黒のコピーを行う。したがって
、この複写装置を走査する人は、原稿に赤の部分がある
かどうかについては気にかける必要はなく、自動的に処
理されるので煩わしくない。
もちろん、色を識別する機能によって、色を付けてコピ
ーするだけではなく、従来のモノカラーの複写機や、部
分的な色がえ機能を有する複写機と同様の機能を持たせ
ることもできる。
次に、第8図は画像読み取り、画像データ処理、書き込
み部以外を制御するコントローラ2のプリンタ部の制御
系を中心としたブロック図である。
この制御系は、プリンタ部のモータ、ソレノイド、クラ
ッチ、各種検出スイッチなどの入出力、ソーター、AD
Fなどの周辺機の制御を行うマイクロコンピュータ1、
表示部、操作部を制御するマイクロコンピュータ2、原
稿を走査するための駆動、原稿照明ランプ、定着ヒータ
の温度制御などを行うマイクロコンピュータ3よりなる
。夫々はマイクロコンピュータ1をマスターとして、通
信路で結ばれている。この通進路だけでは時間的に間に
合わない信号をやりとりするための経路も図に示すよう
にマイクロコンピュータ1と3の間と、画像の読み取り
、書き込みを制御するコントローラ1との間に設けられ
ている。尚、画像データを扱うコントローラ1とのイン
ターフェイスを持つこと以外は従来の複写機の制御系と
同様であるので説明を省略する。
さて、以上の実施例の説明は、第1の現像装置の色が黒
で、第2の現像装置の色が赤であり、原稿の色を識別す
る機能も夫々の色に一致させたものであるが、識別する
色と現像する色を変えて、特別な効果を狙うようにする
こともできる。またこの場合、識別する色に関係なく、
設定されている識別したい色を、プリンタ部に色を変え
てセットできる第2の現像ユニットに収容するトナーの
色に合わせて変えるようになるので、操作部にトナーの
色と識別する色の表示を個別に設けて、このような用途
に対応することもできる。
尚、以上においては、本発明を複写装置に適用した場合
について説明したが、本発明は、2色の記録信号を順次
感光体に書き込んで感光体上に2色のトナー像を形成し
、1回の転写で2色のハードコピーを得る電子写真方式
のプリンタとしても適用でき、特にプリントデータを送
り出す側から、色の信号を含んだ多値のデータが送られ
る場合、2色目に書き込むデータを2値化して書き込み
を行うプリンタとしても応用することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本願の請求項1,2に記載された
発明によれば、2色の原稿、例えば黒の文字を主体とす
る文書に、赤で印鑑、日付印などが押されていたり、赤
でアンダーラインやその他のマーキングが付加されてい
たり、採点などにより赤で○×が付けられていたり、注
記が行われているものや、強調や注意を喚起するため2
色で印刷されているものなどをコピーするときに、黒1
色だけの文書をコピーするのと同じ速度でコピーするこ
とができ、特に、2色の原稿と、1色の原稿が混在して
いても、ユーザーを全く煩わせずに2色の原稿は2色で
、1色の原稿は1色で、コピーに要する時間は代わらず
にコピーすることができるデジタル複写装置を提供する
ことができる。
また、2色の原稿をコピーする際に2色間の位置ずれが
生ずることがなく、しかも高速で且つ低価格なデジタル
複写装置を提供することができる。
尚、通常のコピー用の転写紙は白であるから、明度の低
い方が背景とのコントラストの関係で多くの情報を表現
していることが多い。したがって、装置を低価格にする
ために2値化するとき、請求項3記載の発明のように、
明度の高い方のデータを2値化した方が失われるデータ
が少なくなり、画像品質が低下する恐れがない。
また、請求項4記載の発明のように、第2の記録信号と
して識別して分離した色と、第2の現像手段により形成
される画像の色とが同じである方が自然であり、より原
稿に忠実なコピーが得られるわ
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるデジタル複写装置の構成の概要を
示すブロック図、第2図は色分離機能を備えた撮像装置
の一実施例を示す概略構成図、第3図は色分離機能を備
えた撮像装置の別の実施例を示す概略構成図、第4図は
第1図に示す装置の読み取り系の光電変換部以降のより
詳細な構成の一例を示すブロック図、第5図は第1図に
示す装置の読み取り系の光電変換部以降のより詳細な構
成の別の例を示すブロック図、第6図は本発明によるデ
ジタル複写装置の構造の概要を示す断面図。 第7図はビームの光走査光学系を走査面を平面に展開し
て示した図、第8図はコントローラ2のプリンタ部の制
御系を中心としたブロック図である。 100・・・・原稿走査・読み取り部、101・・・コ
ンタクトガラス、102・・・・gi圧板、103・・
・・・光源、104,105,106・・・・ミラー1
07・・・・レンズ、108・・・・撮像装置、109
・・・・・反射鏡、200・・・・プリンタ部、201
・・・・感光体、202・・・・除電チャージャ、20
5・・・・帯電用メインチャージャ、210・・・・黒
現像ユニット、220・・・・赤現像ユニット、230
・・・・転写・搬送ユニット、240・・・・クリーニ
ングユニット、250・・・・書き込み部、251・・
・・ポリゴンミラー、252,253・・・・光ビーム
、260・・・定着ユニット、270・・・・ベルトク
リーニングユニット、28Q・・・・レジストユニット
、290゜・・給紙ユニット。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被複写物からの光像を受光し所定色の画像データを
    分離して第1及び第2の記録信号を得る読み取り手段と
    、前記第1の記録信号に基づいて感光体に書き込みを行
    い感光体上に静電潜像を形成する第1の書き込み手段と
    、前記第1の書き込み手段で形成された静電潜像を現像
    する第1の現像手段と、この第1の現像手段の下流側で
    第1の現像手段により現像された感光体に前記第2の記
    録信号に基づいて書き込みを行い感光体上に静電潜像を
    形成する第2の書き込み手段と、この第2の書き込み手
    段で形成された静電潜像を現像する第2の現像手段と、
    前記第1及び第2の現像手段で形成されたトナー像を同
    時に転写紙に転写する手段とを具備することを特徴とす
    るデジタル複写装置。 2、請求項1記載のデジタル複写装置において、第1の
    記録信号はピクセル毎に多値の濃度データを持ち、ピク
    セル毎の多値データとして書き込まれ、第2の記録信号
    はピクセル毎に2値化され、ピクセル毎に2値で書き込
    まれることを特徴とするデジタル複写装置。3、請求項
    1記載のデジタル複写装置において、第1の記録信号は
    ピクセル毎に多値の濃度データを持ち、ピクセル毎の多
    値データとして書き込まれ、黒または明度の低い色のト
    ナーで現像され、第2の記録信号はピクセル毎に2値化
    され、ピクセル毎に2値で書き込まれ、第1の記録信号
    を現像するトナーより明度の高いトナーで現像されるこ
    とを特徴とするデジタル複写装置。 4、請求項1若しくは請求項2若しくは請求項3記載の
    デジタル複写装置において、第2の記録信号として分離
    した色と、第2の現像手段により形成される画像の色と
    が同じであることを特徴とするデジタル複写装置。
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