JPH04507449A - 支持プレート及びそれを製造するための方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 支持プレート及びそれを製造するための方法背景技術 本発明は、請求項１及び請求項１１の上位概念に記載の、支持プレート及びそれ を製造するための方法に関する。この種の支持プレートは、仕上げ装置、組立て 装置及び（又は）試験装置の組立てのために使用されている。従来の支持プレー トは鋼材プレートから成り、該プレートにあっては、ガス切断によって外方輪郭 及び大きな透し開口部が形成されている。所要の平面度と表面性状とを達成する ため、鋼材プレートの表面は両面を切削加工されている。固定手段のために、要 求に応じてねじ孔及び貫通孔が個々に装着されている。鋼材プレートはテーブル フレームの真上に載置されており、その際この鋼材プレートは、夫々の使用に応 じて安定化せしめるため、一定の最低肉厚を有していなければならない。支持機 能は鋼材プレート自体によって行われている。表面保護及び装飾的な観点から、 表面の仕上げ加工が必要である。この支持プレートの欠点は、その製作に費用が かかり、かつ消費労力が多いため迅速な使用が妨げられており、また高い振動減 衰能力を達成するために多くの材料を使用する必要かあるという点である。従っ てこの種の支持プレートは大きな重量を有している。

本発明の利点 これに対し請求項１の特徴を備えた本発明の支持プレートの利点は、コスト的に 有利に製作可能でかつ迅速に使用可能であり、また比較可能な鋼材プレートに対 し８倍乃至１２倍の振動減衰能力を有しているという点である。更に本発明の支 持プレートは、これを製造するための本発明の方法と共に、歪に対する自由度が 高く、更に２ｍの長さでＱ、５ｍｍよりもより小さな平面度を確認することがで きた。

請求項２以下に述べられている対策により、請求項１で述べた支持プレートの有 利な別の構成要件が可能である。特に有利なのは、フレーム構造体及び折部材が アンダカットされた溝を備えた押出成形断面を有していることである。この押出 成形断面によって、１方では鋳造体がアンダカットされた溝に固定され、かつ他 方では、アンダカットされた押出成形材の溝が固定部材を受容することができる ようになっている。該固定部材は、アンダカットされた溝に沿ってその位置を図 面 本発明の実施例を図面に図示し、次にこれを詳しく説明する。その際、図１は本 発明の支持プレートの平面図、図２はテーブルとしての実施例における本発明の 支持プレートの部分的に切断した側面図、図３はフレーム構造体１１及び折部材 １３の押出成形断面の実施例の図、図４は本発明の方法を実施するための配置図 、図５はテーブルとしての別の実施例における本発明の支持プレートの側方断面 図、を夫々示している。

実施例の説明 支持プレートの基体は、角隅部に装着された角隅部材によって組み立てられてい るフレーム構造体１１と、フレーム構造体１１の内方に装着された複数の折部材 １３とから成っている。フレーム構造体１１の内室は鋳造体２１によって充填さ れているため、フレーム構造体１１、折部材１３及び鋳造体２１が質量のあるプ レート１２を形成することができるようになっている。鋳造体は、ポリマコンク リート又は反応性レジンコンクリートとも呼ばれており、この鋳造体という表現 は、微粒状及び（又は）粗粒状の、少なくともクォーツの充填剤が極めて豊富に 含まれている反応性レジン結合材料と理解して頂き度い。バインダとして反応性 レジン（エポキシ樹脂、ポリエステル、ビニールエステル、ポリメチルメタクリ レート（ＰＭＭＡ）等）が使用されており、これらは重付加及び重合によって硬 化される。バインダは、夫々の粘度、充填材、バインダ種類及び部品輪郭乃至部 品寸法に応じ、７％と２０％との間にある。この種の材料は基本的に公開されて いる。

支持プレートには、使用目的によっては透し開口部１８が必要である。前記の実 施例には、４本の折部材１３（図１及び図２）によって制限されている透し開口 部１８が設けられている。折部材１３は、フレーム構造体１１の内方でその上面 がプレート１２の上面１４と同一平面を閉成するように配置されている。

フレーム構造体１１及び折部材１３は、押出成形材によって構成されている。折 部材１３の押出成形材は、図４に基く成形断面（１６）を有しており、更にＴ形 溝として構成され゛てアンダカットされた溝１７が、各側部に沿って延びている 。フレーム構造体１１の成形断面は、本実施例の場合、安定性の観点から折部材 １３の成形断面よりもより強固に形成されており、かつ各側部に成形断面１６と 同一形状の、アンダカットされて延びている２本の溝１７を有している。

アンダカットされた溝１７には鋳造体２１を流し込むことができ、それによって 強固な固定部を形成することができる。固定部を支持するため、アンダカットさ れた溝１７には固定部材１５に類似した固着部材２２を装着せしめること−がで き、その場合固着部材２２は、鋳造体内により深く係合するようになる。プレー ト１２の表面をのびているアンダカットされた溝１７は、同じ様にＴ形溝として 形成され、固定部材１５の受容のために使用されている。固定部材１５として本 実施例にあっては、規格品として使用可能な下溝ボルト又は規格ボルト及びＴ溝 ナツトが適合している。この固定部材は、これをＴ形溝１７に沿って任意の位置 に持ってくることが可能である。つまり種々の構造の仕上げ装置、組立て装置及 び検査装置に対して同一の支持プレートを使用することができる。図４に図示の 成形断面１６の代りに、その成形断面がアンダカットされた溝１７を有する別の 成形材料を使用することも可能である。

支持プレートの実施例にあっては、プレート１２がテーブルのプレートを形成し 、更にテーブルの脚部２４が、汎用のねじ結合部によってフレーム構造体１１に 装置されているか（図２）、又は図５によれば、固定部２５が鋳造体２１内に鋳 込まれ、それに脚部２４が固定されている。上述の実施例では、固定部２５が夫 々プレートによって形成されており、該プレートに脚部２４が溶接されている。

しかし汎用のねじ結合部も考慮することができる。

支持プレートを製造するため、フレーム構造体１１を分離手段の中間層と共に鋳 型ベース１９の上に載置する。それによって、フレーム構造体１１が鋳型の被覆 部を形成するようになる。鋳型ベース１９上へのフレーム構造体の緊締は、鋳型 ベース１９を介して調節可能に装着された、図面に図示なしの支柱を用いて行わ れる。これによって鋳型ベース１９の上には、任意の桁部材網を備えた、予め決 められている最大の大きさまでの任意のフレームサイズを緊締することができる ように保証され、しかも装飾的な鋳物体表面を圧痕によって傷めるようなことは 全く生じない。この圧痕は、カバーされた透し開口部によって発生するが、本発 明の実施例とは異なった実施例に対しては起り得るであろう。

支持プレートを製作するための第２の実施例にあっては、鋳型ベース１９が総て の実施例に対して設けられている透し開口部フレームと共に使用されており、そ の上に、所望の構成の夫々の透し開口部フレームを有している中間ベース２０が 位置している。中間ベース２０の使用によって、フレーム構造体１１及び折部材 １３の固定が、簡単な部材例えば下溝ボルトを用いて実現可能となり、該下溝ボ ルトは、鋳型ベース１９の下面から押出断面のＴ形溝へ差込み可能である。この 実施例の顕著な利点は、本来の鋳型ベース１９が鋳造体２１に接触せず、かつそ れによって摩耗を受けることが全（ないという点である。これに反し比較的軟弱 に設計可能な中間ベース２０は、摩耗及び損傷の度にこれを取り換えることがで きる。

中間ベース２０の挿入は、原理的には支持プレートを製造するための方法の第１ 実施例の変化態様に対しても有利である。

支持プレートを製造するための両実施例について説明したように、フレーム構造 体１１を鋳型ベース１９又は中間ベース２０の上に緊締した後、該構造体１１を フレーム構造体１１及び折部材１３によって形成された鋳造体の鋳型に引渡す。

高い充填密度とそれに関連した特性の改善とを達成する目的で、充填工程の間及 びその後に亙り、圧縮のために全装置を震動せしめる。鋳造体の硬化は１２時間 以内に行われる。強度は３日後に達成される。付加的な養生は不必要である。

その際支持プレート内の所望の透し開口部１８は、既に説明したように、対応し て配置された折部材１３によって制服されており、更にこの領域は、鋳物体の注 入から除外される。

透し開口部１８を装着せしめるための別の可能性は、フレーム構造体１１の内方 に中子を設けることによってこれを実現することができる。

要　約　書 仕上げ装置、組立て装置及び（又は）試験装置を組み立てるためにの支持プレー ト、及びそれを製造するための方法が提案されている。支持プレートはフレーム 構造体（１１）から成り、該構造体（１１）には鋳造体（２１）が充填されてお り、フレーム構造体（１１）と鋳造体（２１）とが質量のあるプレート（１２） を形成している。フレーム構造体（１１）の内方には桁部材（１３）が装着され ており、その表面は、プレート（１２）の上面（１４）と同一平面で閉成されて いる。フレーム構造体（１１）及び（又は）鋳造体（１３）は、組み立てられる べき仕上げ装置、組立て装置及び（又は）試験装置のための固定部材（１５）を 受容するための手段と、鋳造体（２１）内にこれを固着せしめるための手段とを 有している。支持プレートの製造のために、フレーム構造体（１１）を鋳型ペー ス（１９）の上に載置し、これを鋳型として使用する。

（図２） 国際調査報告 国際調査報告

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. １．仕上げ装置、組立て装置及び（又は）試験装置を組み立てるための支持プレ ートであって、フレーム構造体（１１）が設けられており、該フレーム構造体（ １１）には鋳造体（２１）が充填され、それによってフレーム構造体（１１）と 鋳造体（２１）とが、質量のあるプレート（１２）を形成することができるよう になっていることを特徴とする支持プレート。
2. ２．フレーム構造体（１１）の内方に桁部材（１３）が装着されており、その表 面がプレート（１２）の上面（１４）と同一平面を成していることを特徴とする 、請求項１記載の支持プレート。
3. ３．フレーム構造体（１１）及び（又は）桁部材（１３）には、組み立てらるべ き仕上装置、組立て装置及び（又は）試験装置のための固定装置を受容するため の手段、並びに鋳造体（２１）を固着せしめるための手段、が設けられているこ とを特徴とする、請求項１又は２記載の支持プレート。
4. ４．フレーム構造体（１１）及び桁部材（１３）は、アンダカットされた溝（１ ７）を備えている押出断面（１６）を有しており、該溝（１７）は固定部材（１ ５）を受容するための手段として使用され、及び（又は）鋳造体（２１）に固着 するための手段として使用されており、その際固着のために、鋳造体をアンダカ ットされた溝（１７）に注入することができるようになっていることを特徴とす る、請求項１，２又は３のいずれか１項記載の支持プレート。
5. ５．鋳造体の固着のために、固定部材（１５）に類似した付加的な固着部材（２ ２）をアンダカットされた溝（１７）に挿入することができるようになっている ことを特徴とする、請求項３又は４記載の支持プレート。
6. ６．固定部材（１５）が、Ｔ溝ボルト及び（又は）Ｔ溝ナットとして規格ねじに 結合されて形成されていることを特徴とする、請求項３，４又は５のいずれか１ 項記載の支持プレート。
7. ７．アンダカットされた溝（１７）がＴ形溝として構成されていることを特徴と する、請求項４記載の支持プレート。
8. ８．プレート（１２）が１つ又は複数の透し開口部（１８）を有していることを 特徴とする、請求項１記載の支持プレート。
9. ９．桁部材（１３）が、同時に１つ又は複数の透し開口部（１８）のための制限 部を形成していることを特徴とする、請求項１，２又は８のいずれか１項記載の 支持プレート。
10. １０．プレート（１２）がテーブルのプレートを形成し、更にテーブルの脚部（ ２４）が、フレーム構造体（１１）又は鋳造体（２１）内に埋め込まれた固定部 に設けられていることを特徴とする、請求項１から９までのいずれか１項記載の 支持プレート。
11. １１．仕上げ装置、組立て装置及び（又は）試験装置を組み立てるための支持プ レートを製造する方法であって、フレーム構造体（１１）を鋳型ベース（１９） の上に載置して鋳型として使用し、またフレーム構造体（１１）を鋳造体（２１ ）と一緒に鋳込むことができることを特徴とする、支持プレートを製造するため の方法。
12. １２．鋳型ベース（１９）を、総てのフレーム構成に対して設けられている透し 開口部フレームと一緒に使用し、かつこの鋳型ベース（１９）の上に、所望の透 し開口部フレームを有する中間ベース（２０）を載置せしめることを特徴とする 、請求項１１記載の方法。
13. １３．プレート（１２）の所望する表面性状が、鋳型ベース（１９）又は中間ベ ース（２０）の写像として形成されていることを特徴とする、請求項１１又は１ ２記載の方法。