JPH04507358A - 医科または歯科領域における修復物、補てつ物などの製作方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 医科または歯科領域における修復物、補てっ物などの製作方法従来の技術 本発明は、測定装置、コンピューターおよび成形機を用いて、歯科医療業および 一般医療業における修復物、補てっ物などを製作する方法に関する。

歯の修復の際に歯科医療業で通常用いられている方法に従えば、歯科医師は、修 復充填されるべき歯をドリル処理したのちに、歯の印象を採取する。その後、歯 型を石膏で作成し、これを歯科技工師が当該修復物の成形やロウ型成形の際に型 として用いる。この従来法は、厄介で時間を浪費し、大幅な誤差の原因を生じさ せる。そのため、近年、歯科医療業における修復物や義歯の新規な作成法が、開 発されている。

ヨーロッパ特許第００５４７８５号に開示の方法によれば、歯の窩洞または空洞 の形態につき、光学的な読み取りを行うことが知られている。この情報をコンピ ューターに転送し、手動により当該情報の処理を行う。コンピューターは、材料 の成形装置を制御し、これにより修復物は、窩洞と同じ形態を何するように成形 される。米国特許第４１８２３１２号に開示の別の方法によれば、歯の窩洞形態 の周囲にプローベを配置し、その形態を検出することが知られている。プローベ からの情報を成形機に機械的手段で転送し、これにより窩洞と同じ形態の修復物 を作成する。しかしながら、これら２つの方法は、満足のゆく結果を得ることが できず、付加的な作業が必要である。

発明の概要 本発明は、従来法で製作したものよりもより良好に適合することができる修復物 や補てっ物などの製作方法を提供するものであり、これは、冒頭で述べたタイプ の方法により可能となるもので、以下の構成要件の組み合わせを特徴とする。

測定ブローベ（これは、少なくとも２つの光照射地点を備え、少なくとも２つの カメラを備えた測定装置との一体部分である。）を、処置域に沿って移動させる と同時に当該測定プローベの動きをカメラにより記録する。

カメラからのデータを、この分野の用途に特にプログラムされかつ入力データに 基づき処置域の形態を決定しうるコンピューターにより収集、保存する。

コンピューターに保存したデータ情報を用いて成形機を制御し、この成形機によ り作業材料片から適当な修復物または補てつ物を成形する。

本発明の新規方法の必須的な利点は、処置域の１つが視覚的に利用できなくとも 当該処置域の形態を決定できることである。本発明の方法によれば、当該空間に おける別々の各測定地点は、全て、ｘｙ２座標に関し明確に成形できるようにな った。これらの測定データはコンピューター内に保存し、その後作業材料片の成 形機による成形に際し基本となる。

例えば、ヒトの口腔内の処置域の形態を測定するための装置についての好ましい 具体例を、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。この装置は、例えば、ド リル処理により形成した孔の形態を測定するのに、非常に適している。これに関 し、当該装置は、歯の窩洞内部の輪郭を測定、計算する。

当該装置は、ＣＣＤタイプに適した２つのカメラ１．２を備える。

これらのカメラは、種々の方向からの発光ダイオードの位置を記録するためのも のとして意図されており、よって送信機および／または受信機として機能する。

また、かかるカメラは、地点４を備える測定プローベ３と協働するものとして意 図されている。この地点４は、例えば窩洞の表面に沿って移動することが予定さ れている。測定プローベ３はさらに３つの光照射地点５〜７を伴い、これは、発 光ダイオードの形態で活性となり、リフレクタ−の形態で受動することができる 。発光ダイオードの特徴点は、当該ダイオードが好適にＩＲ光を発しながら、リ フレクタ−がＩＲ光を反射することである。測定プローベ３の地点４は、３つの 光照射地点に関し既知の座標（ｘ、ｙ、ｚ）を有する。かかる事実に基づき、３ つの光照射地点の空間の座標は、固定的な位置にある２つのカメラ１．２により 記録することができる。もちろん、カメラの数を２以上とすることができるが、 測定プローベの光照射地点の数が３つであれば、２つのカメラで充分である。こ れに代えて、３つのカメラを用いる場合、測定ブローベについての光照射地点は 、２つで充分である。

ここに記載の測定装置はコンピューターに連結されており、これにより、カメラ からのデータを、この分野の用途に特別にプログラムされたコンピューターに送 ることができる。よって、測定ブローベ３の地点４を例えば窩洞表面に沿って移 動させると、３つの光照射地点の空間における座標を種々の位置として正確に測 定でき、これにより窩洞の表面および形態をコンピューターにより測定すること ができる。

例えば、患者が頭部を動かす場合により確実な方法であごの窩洞形態を測定する には、患者の上あごまたは下あごの対照地点として、３つの光照射地点８〜ｌＯ を配置するのが好ましい。これに代えて３つのカメラを用いる場合、上あごまた は下あごの対照地点とじて２つの光照射地点で足りる。

測定し、コンピューターで収集・保存した窩洞形態についてのデータを用いて、 成形機（例えばミル機緘）を制御することができ、この成形機により、作業材料 片から窩洞と同じ形態の修復物などを製作し、製作した修復物をドリル処理した 歯の窩洞内に歯科医師が適当な方法で固定する。したがって、本発明の方法を用 いれば、歯科医家業および一般の医療業における治療に際し、高度の正確さを達 成することができるのである。

上記した装置の記載、に関し、ドリル処理により孔をあけた歯の窩洞を、処置域 として記載した。もちろん、他の処置域も可能であり、例えば、義歯の挿入の場 合の上あごおよび／または下あごが挙げられる。一般医療業における本発明の方 法の応用分野は、例えば切断された腕や脚用の人工四肢の製造が挙げられる。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．医科または歯科領域における修復物、補てっ物などを製作するにあたり、 処置域が、たとえば修復物および／または義歯製造の場合の口腔、人工四肢製造 の場合の切断された腕および／または脚などからなること、および 測定装置、 コンピューターおよび成形機を用いること、並びに 少なくとも２つの光照射地点（５〜７）を備え、かつ少なくとも２つのカメラ（ １，２）を備えた測定装置と一体化されている測定ブローベ（３）を、処置域に 沿って移動させると同時に当該測定ブローペ（３）の動きをカメラ（１，２）に より記録し、カメラからのデータを、この用途の分野に特にプログラムされかつ 入力データに基づき処置域の形態を決定しうるコンピューターにより収集、保存 し、次いで コンピューターに保存したデータ情報を用いて成形機を制御し、 この成形機により作業材料片から適当な修復物または補てっ物を成形する ことを特徴とする方法。