JPH04506966A - イオノフォアを含んで成るディスペンサー - Google Patents

イオノフォアを含んで成るディスペンサー

Info

Publication number
JPH04506966A
JPH04506966A JP2511294A JP51129490A JPH04506966A JP H04506966 A JPH04506966 A JP H04506966A JP 2511294 A JP2511294 A JP 2511294A JP 51129490 A JP51129490 A JP 51129490A JP H04506966 A JPH04506966 A JP H04506966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ionophore
composition
dispenser
ionophores
beneficial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2511294A
Other languages
English (en)
Inventor
エイヤー,アツル,デブダット
バーコス,テリィ,エル.
ククジンスキー,アンソニー,エル.
デターズ,ジョセフ,シー.
Original Assignee
アルザ コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アルザ コーポレイション filed Critical アルザ コーポレイション
Publication of JPH04506966A publication Critical patent/JPH04506966A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0012Galenical forms characterised by the site of application
    • A61K9/0053Mouth and digestive tract, i.e. intraoral and peroral administration
    • A61K9/0068Rumen, e.g. rumen bolus
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/20Pills, tablets, discs, rods
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/70Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0002Galenical forms characterised by the drug release technique; Application systems commanded by energy
    • A61K9/0004Osmotic delivery systems; Sustained release driven by osmosis, thermal energy or gas

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イオノフオアを含んで成るディスペンサー技術分野の説明 本発明はイオノフオアを含んで成るディスペンサーに関する。更に具体的には、 本発明は動物に対するイオノフオアの投与を調節して、感染症を治療し、飼料効 率を改良し、動物の成長を促進するためのディスペンサーに関する。
発明の詳細な説明 イオノフオアまたはイオン運搬体はAnn、 N、 Y、 Acad。
Sci、、264巻、373〜86頁、(1975)に記載されているように、 生体膜を通るイオンの生理的輸送を調節し、動物における醗酵の特性を変化させ て代謝による変化を好ましくするポリエーテル抗生物質である。イオノフオアは これらの重要な特性により、家畜産業で飼料添加物として用いられるようになっ ている。例えば、イオノフオアは、Feedstuffs、14. 15および 22頁。
(1989)に記載されているように、反羽動物に与えると、飼料摂取比(fe ed−gain ratio )が向上する。一つの一般に認められている用途 では、イオノフオアは飼育場に閉じこめられているウシに与えて、飼料効率を向 上させるのである。この用途では、イオノフオアを、最初に医薬を混ぜていない 細かく砕いた飼料と混合してプレミックスを作り、このプレミックスを風乾した 飼料に加えて、去勢牛および未経産雌牛のようなウシに与えるのである。
前記のイオノフオアの先行技術による使用では、Feedstuffs、上記、 に記載されているように、飼料効率が去勢牛および未経産雌牛では通常は5〜8 %またはそれ以上に向上するか、この使用には重大な欠点かある。
例えば、一つの欠点は、イオノフオアは飼料と混合するので、こぼれたり散らか ったりすることによる飼育場での損失があるため、動物によって摂取されるイオ ノフオアの量を確かめることか困難なことである。もう一つの欠点は、イオノフ オアを加えた飼料の組成は飼料粉砕機で変わるので、経時的に既知量のイオノフ オアを制御して投与することができないことである。また、イオノフオアは環境 中の水分に敏感であり、この水分はその存用性に悪影響を及ぼすので、イオノフ オアを含有する飼料の取扱および輸送の際にイオノフオアを担持する粒子が分離 して、給餌時に経時的にウシが暴露される濃度水準か変化することかある。また 、イオノフオアは通常は毎日飼料と混合するので、余分な仕事が増えて、イオノ フィ・アー飼料の経費が嵩むことになる。
上記の事由に鑑みて、本発明が関する分配技術に熟練した者であれば、重要なイ オノフオアを家畜を包含する生物学的環境に届けて、飼料効率を改良し且つ家畜 の成長を促進することができる投与形態を得ることについて緊急の要求があるこ とが理解されるであろう。畜舎に閉じこめられている家畜および放牧されている 家畜に関する使用環境とは本質的に無関係に、長期間に亙り単位時間当たり実質 的に一定の投与量で調節された速度でイオノフオアを保存することができ且つ放 出することかできる投与形態を得ることについても緊急の要求かある。更に、経 時的に速度を調節した投与量でイオノフオアを投与することができ、同時に育利 な効果を提供することができるような新規で特異的な投与形態が提供されるなら ば、この投与形態はイオノフオアの投与形態の技術において進歩と重要な寄与を 表わすということが分配技術に熟練した者には理解されるであろう。
発明の目的 したがって、上記の事由を考慮すれば、本発明の直接の目的は、イオノフオアを 速度を制御した量で放出するための投与形態であって、先行技術に伴う欠点を実 質的に克服する投与形態を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、イオノフオアを速度を制御した投与量で長期間に亙 って家畜に投与して給餌効率を向上させ成長を増進する投与形態を提供すること である。
本発明のもう一つの目的は、イオノフオアを飼料と混合するときに必要とされる 投与量よりも低い総投与量で投与するための投与形態を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、イオノフオア抗生物質を反協動物に投与して反槌胃 における代謝変化を引き起こすためのイオノフオア抗生物質を含んで成る投与形 態を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、生物学的細胞膜を通るイオンの輸送を調節するイオ ノフオアを含んで成る投与形態であって、反羽動物に投与したときにイオノフオ アか飼料摂取比を向上させるものを提供することである。
本発明のもう一つの目的は、イオノフオアを生物学的レセプター部位に投与して 、所望の有益なイオノフオア効果を生じさせることができる浸透性ディスペンサ ー(os+++otic dispenser )として製造される新規な投与 形態を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、実質的に水に不溶性のイオノフオアを時間に対して 調節された速度で放出することができる投与形態を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、このイオノフオアを投与するための投与形態であっ て、この投与形態において間隔を取りイオノフオアを含んで成る組成物をその投 与形態から移すための組成物を含んで成る投与形態を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、イオノフオアを含んで成る物質の新規な組成物であ って、牧草地にいる家畜および畜舎に閉じこめられている家畜に投与形態から分 配することができる組成物を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、単位時間当たりの速度を調節した投与量でイオノフ オアを投与して有益な効果を得るための方法を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、使用する流体環境において自給式、自動開始式およ び自家推進式であるイオノフオアの高薬物装填量を有するディスペンサーを提供 することである。
本発明のもう一つの目的は、少なくとも部分的に内部管腔を取り巻く半透性壁を 含んで成るディスペンサーであって、この管腔がイオノフオアを含んで成るキャ リヤーから成り、このギヤリヤーが最初は駆動部材および強化剤(densif ier )以外の管腔の主要部分を占め、壁における開口を通して置換可能なキ ャリヤーを使用の環境にかりたてる駆動部材の連合させた物理化学的操作によっ てイオノフオアを放出するディスペンサーを提供することである。
本発明のもう一つの目的は、分配可能な組成物であるイオノフオアを含む製薬キ ャリヤーを含んで成るディスベンザ−1すなわち無害であり、ディスペンサーか ら放出するときに実質的に哺乳類の組織に刺激を与えることなく且つ哺乳類のタ ンパク質組織と相互作用しないものを提供することである。
本発明のもう一つの目的は、ディスペンサーにおけるハウジングの大きさにして 、成形し、適合させた組成物であって、イオノフオア0.O1重量パーセント( wt%)〜95重量%とイオノフオア用の製薬キャリヤーとを含んで成る組成物 であって、組成物中の総ての成分の総量が100重量%であるものを提供するこ とである。
本発明の他の目的、特徴および利点は、図面および特許請求の範囲に関連して記 載される下記の詳細な説明から、分配および獣医技術の熟練者に更に明らかにな るで図面は、縮尺で製図するためのものではなく、本発明の各種の態様を例示す るために挙げられているか、これらの図面は下記の通りである。
第1図は、温血動物に有益なイオノフオアを投与するためのディスペンサーとし て設計され製造された投与形態の図であり、 第2図は、長時間に亙り温血動物に有益なイオノフオアを投与するための大きさ にして適合させた本発明によって提供されるもう一つの投与形態の図であり、第 3図は、投与形態の構造を例示するための第1図の3−3についての投与形態の 切欠き図であり、第4図は、投与形態の別の構造上の態様を例示するための第2 図の5−5についての投与形態の切欠き図であり、 第5図は、第1図の投与形態の切欠き図であって、第5図に示される投与形態は この投与形態からイオノフオアを放出するための別の内部配置および出口手段を 含んで成り、 第6図は、第1図の投与形態の切欠き図であって、第6図の投与形態は内部部材 および出口手段のもう一つの態様を示し、 第7図は、本発明によって提供されるディスペンサーの放出速度パターンを示す 。
図面および明細書において、関連した図における類似の部分は類似の参照数字で 表わしている。明細書および図面の説明並びにそれらの態様において最初に現わ れる用語は、この開示において別に詳細に説明する。
発明図面の詳細な開示 次に図面について詳細に説明するが、これらの図面は本発明によって提供された 各種の投与形態の例であり、これらの例は限定的なものと考えるべきではなく、 投与形態の一例が第1図に示されているのである。第1図では、投与形態10は 、第1図には示されていない内部管腔を取り巻く壁12を含んで成る本体部材1 1から成ることが判る。投与形態10は先ts9と後端8とから成っている。先 端9は、投与形態lOから使用生物環境へ有益なイオノフオアを放出する大きく 開いた出口通路13を含んで成る。
第2図は、本発明によって提供される投与形態10のもう一つの態様を例示する 。第2図において、投与形態10は先端9、後端8、本体11および壁12から 成っている。先端9は1個を上回る即ち複数の出り通路13であって、壁I2を 通って投与形態】0から有益なイ才ノフtアを放出するものを含んで成るもので ある。
第1図の投与形態IOである第3図には、第1図の3−3における切欠き断面が 示されている。第3図において、投与形態10は先端9、後端8、本体11およ び太き(開いた出口通路13を通って投与形態10の外側と連通している。内部 区画14を取り囲んで形成している壁12から成っている。投与形態10の壁1 2は、全体か半透性組成物から成るか、または壁12は少なくとも部分的に半透 性組成物から成っている。後者の態様では、壁12の残りは使用環境に存在する 外部流体の通過に対して実質的に不透過性である組成物から成ることができ、こ れは投与形態10の内部に存在する成分の通過に対して実質的に不透過性である 。壁12の半透性または不透過性部分はいずれも無毒であり、投与形態10から 有益なイオノフオアを放出する際に物理的および化学的一体性を保持する。
内部組成物または管壁14は、第一の組成物I5と第二の組成物16とを含んで 成る。第一の組成物15は点17で表わされる有益なイオノフオアを含んでおり 、第二の組成物16は点18で表わされる有益なイオノフオアを含んでいる。第 一および第二の組成物は少なくとも1種類以上のイオノフオアを含んでいる。第 一および第二の組成物は類似または非類似のイオノフオアを含んでいる。第一お よび第二の組成物は同じ投与単位量を含んでいるか、またはこれらの組成物はイ オノフオアを異なる投与単位量で含んでいる。第一の組成物15はイオノフオア 17に対して斜線I9で表わされる薬学上許容可能なキャリヤーも含んでおり、 第二の組成物16はイオノフオア18に対して斜線20て表わされる薬学上許容 可能なキャリヤーを含んでいる。キャリヤー19および20は組成物15および 16において同じものであることもまたは異なるものであることもできる。両態 様において、キャリヤー19および20は、区画14に入ることによって投与形 態10からイオノフオア17および18を輸送するための分配可能な組成物を形 成する外部流体を吸引および/または吸収する。好ましい任意の態様における第 一の組成物15および第二の組成物I6は、結合剤、錠剤形成剤または組成物1 5において波線21または組成物16において波線22で表わされる潤滑剤を含 んでいる。組成物形成部材21および22は同じものであることができ、または それらは組成物15および16において異なることができる。
区画14における投与形態10は、第二の組成物16と接触している膨張性の駆 動部材23をも含んでいる。
膨張性の駆動部材23は、区画14の内部の形状に対応する形状を有している。
駆動部材23は、区画14に入る外部流体の存在下では、流体を吸引しおよび/ または吸収し、寸法を増加することによって、組成物16を押圧して、投与形f ilOから第一の組成物15および第二の組成物16を追い出す。区画14は、 膨張性の部材23と接触している濃厚部材24または稠密化剤(densifi er )をも含んでいる。濃厚部材24は、動物の管腔において投与形態IOを 長時間保持するための投与形態10の重要な成分である。
第4閏は、本発明によって提供されるもう一つの製造物を表わしている。第4図 において、投与形態10は本体11および内部区画14を取り凹んで画定する壁 I2から成っている。壁12は、本発明の好ましい態様では、外部流体の通過に 対して実質的に透過性である半透性の組成物から成り、これは投与形態10に含 まれる成分の通過に対しては実質的に不透過性である。壁12は毒性がなく、物 理的且つ化学的一体性を保持し、すなわち壁I2は分配期間中に破壊されない。
投与形態lOは単一の組成物15からも成っている。組成物15は、薬学的に許 容し得るキャリヤー19中に均質にまたは不均質に分配される少なくとも1種類 のイす、ノフォア17を含んでいる。ギヤリヤーI9は投与形態IOの保存の際 には実質的に乾燥しており、投与形態10が使用される流体環境で有効であり且 −)キャリヤー19か流体と接触しているどきには、キャリヤー19は静止状態 からイオノフオア17を投与形態10から放出する分配可能な状態の形態に変化 する。投与形態10は、壁12の広目の通路13に隣接して配置された濃厚部材 24をも有する。濃厚部材24は先端9の形状および投与形態lOの内部形状に 対応する形状を有する。通路25は、濃厚部材24を通り次いで投与形態10か らの通路13を通ってイオノフオア17を含んで成る有益な組成物15を放出す るための濃厚部材20へと伸びている。区画14は、後端8の通路13から離れ た膨張性の部材をも含んでいる。
膨張性の部材23は、投与形態10から通路25および13を通って組成物15 を移すだめの組成物15と接触している。組成物15は、所望により結合材、打 錠助剤または潤滑剤22を含んでおり、投与形態10からの組成物15製造およ び移動を促進する。
第5回は、切欠き図で、本発明によって提供されるもう一つの製造物を示してい る。第5図において、投与形910は本体11と内部区画14を取り囲んで形成 している壁12を含んで成る。内部区画14は組成物15を含み、この組成物1 5はイオノフオア17を含む薬学上許容可能なギヤリヤー19を含んでいる。区 画14は膨張性の部材23も含み、この部材は所望により浸透性に有効な溶質2 5を含んでいる。稠密化剤24は、後端9から離れた投与形態IOの位置に存在 する。投与形態10は、先端9における壁12に多数の通路13を存する。
通路13は、通常はシャワーヘッドまたはスクリーン様配置の多数の小さな開口 を有する。この配置は、組成物15か開口13を通って現われるときにこの組成 物をばらばらにする。
第6図は、本発明によって提供される投与形態10のもう一つの態様を示す。第 6図において、投与形態10は切欠き図で示され、後端8、先端9、本体11、 開口I3、管腔I4、第一の組成物I5、第二の組成物16、イオノフオア17 、イオノフオア18、毒性のないキャリヤー19、毒性のないキャリヤー20、 打錠助剤21、打錠助剤22、膨張性の部材23、稠密化剤24、および浸透に 有効な溶質25を含む。投与形態10は、本質的に壁I2における開口を通って 制御された速度で押されるとき組成物■5および組成物I6をばらばらにする手 段である多数の出口開口13を有する。出口手段13は、投与形態10から組成 物の未熟な排出を防止する働きもする。
本発明の投与形態は、様々な動物にイオノフオアを放出するための大きさと形状 にすることができる。例えば、投与形態は、ウシ、ヒツジ、キリン、鹿、ヤギ、 バイソンおよびラクダの様な反羽動物、更に詳細にはウシおよびヒツジのような 、イオノフオアを定期的に投与する必要かある動物の重要な群から成るものにイ オノフオアを放出するように適合させることができる。投与形態10はカプセル 様の形状を包含することかでき、一つのデザインでは直径が約0.5インチ〜1 インチ(1,3cm〜2.5cm)で長さか約0.5インチ〜2.5インチ(1 ,3CI11〜6.6cm)である。ウシに用いるためには、投与形態10は直 径が約0.5インチ〜1.5インチ(1,3cn+ 〜3. 8cm)であり、 長さが1インチ〜4インチ(2,5cm−10,2cm)である。
第1図〜第6図は、本発明によって作成することができる各種の投与形態を例示 するか、これらの投与形態は、使用する生物学的環境に有益なイオノフオアを放 出するための他の形状、大きさおよび形態を採ることができるので、発明を制限 するものと解釈すべきてはない。この投与形態は、獣医診療所、牧場、動物園、 実験室において、放牧場で、飼育場で、および他の使用環境で用いる本発明の実 施によれば、壁12は、動物に悪影響を及ぼさない壁形成組成物で作成すること かでき、これは有益なイオノ7すア及び投与形態lo中の他の成分に悪影響を及 ぼさないことを見出した。壁12は透過性であり、壁は水および生物学的流体の ような外部流体の通過に対して透過性であり、これはイオノフオアの通過に対し ては実質的に不透過性である。壁12を形成するのに用いられる典型多岐な材料 は、一つの態様では、セルロースエステル、セルロースエーテルおよびセルロー スエステル−エーテルである。これらのセルロースポリマーは、それらのアンヒ ドログルコース単位に就いての置換度り。
S、が0を上回り3以下である。置換度とは、置換基によって置換されるセルロ ースポリマーを含むアンヒドログルコース単位上に最初から存在するヒドロキシ ル基の平均数を意味する。代表的な材料には、セルロースアシレート、セルロー スジアジレート、セルローストリアシレート、セルロースアセテート、セルロー スジアセテート、セルローストリアセテート、モノ−、ジーおよびトリセルロー スアルカニレ−)・、モノ−、ジーおよびトリセルロースアロイレートなどから 成る群から選択されるものである。
D、S、か1以下であり、アセチル含量か21%以下であるセルロースアセテー ト、D、S、が1.8〜2゜3であり、アセチル含量が32%〜39%であるセ ルロースアセテート、D、S、が1〜2であり、アセチル含量か21%〜35% であるセルロースジアセテート、D。
S、が2〜3であり、アセチル含量が34%〜44.8%であるセルローストリ アセテートなどが挙げられる。
更に具体的なセルロースポリマーには、D、S、がl。
8であり、プロピル含量が39.2%〜45%であり、ヒドロキシル含量か2.  896〜5.496であるセルロースプロピオネ−I・、D、S、が1.8で あり、アセチル含量が13%〜15%であり、ブチリル含量が34%〜39%で あるセルロースアセテートブチレート、アセチル含量が2%〜2996であり、 ブチリル含量が17%〜53%であり、ヒドロキシル含量が0.5%〜4,7% であるセルロースアセテートブチレート、D、S、が2゜9〜3であるセルロー ストリアシレート、例えばセルロースポリマーレ−1−、セルローストリラウレ ート、セルロースl−IJパルミテート、セルローストリスクシネートおよびセ ルローストリオクタノエート、D、S が2゜2〜2,6のセルロースジアンレ ート、例えばセルロースジスクシネート、セルロースジパルミテート、セルロー スジオクタノニー1−、セルロースジペンタノエート、セルロースのコニステル 、例えばセルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートプロピオネー トなどがある。
その他のポリマーには、各種のエーテル化度でエトキシ含量が40%〜55%の エチルセルロース、セルロースアセテートエチルカルバメート、セルロースアセ テートメチルカルバメート、セルロースアセテートジエチルアミンアセテート、 半透性ポリウレタン、半透性のスルホン化ポリスチレン、米国特許第3.173 ,876号明細書、第3,276.586号明細書、第3,541゜005号明 細書、第3,541,006号明細書、第3゜548.142号明細書、第4, 595,583号明細書、第4,783.337号明細書などに記載されている ポリアニオンおよびポリカチオンの共沈殿によって形成される半透性の架橋ポリ マーか挙げられる。半透性ポリマーも、レブ(Loeb)とソリラヤン(5ou rirajan)の米国特許第3,133,132号明細書に開示されている。
半透性の軽度に架橋したポリマー、半透性の架橋したポリ(ナトリウムスチレン スルホネート)、半透性の架橋したポリ(ビニルベンジルトリメチル)アンモニ ウムクロリド、半透性膜を介する静水または浸透圧差の気圧当たりで表わされる 流体透過性か2.5X10−”〜2゜5 x 10 ’−’ (cm’/時・気 圧)である半透性ポリマーは、米国特許第3,845,770号明細書、第3, 916゜899号明細書および第4,160,020号明細書および[ハンドブ ック・才ブ・コモン・ポリマー(Handbook of Common Po lymers ) 」スコツト・ジェイ・アールおよびロフ・ダブリュ・ジェイ 著、(1971年)、シーアールシー・プレス、クリーブランド、オハイオに開 示されている。
半透性壁12は、フラックス調節剤を含むこともてきる。フラックス調節剤は、 半透性壁を通る流体の透過性の調節を補助する化合物である。水のような流体に 対する壁の透過性を増加させるフラックス調節剤は本質的に親水性である。調節 剤を壁に配合するときの量は、一般的には約0.01重量パーセント(重量96 )〜35重量%又はそれ以上である。一つの態様でのフラックス調節剤は、多価 アルコール、ポリアルキレングリコール、ポリアルキレンジオール、アルキレン グリコールのポリエステルなどから成る群から選択されるものである。典壓的な フラックス増進剤は、ポリエチレングリコ−,11/300.400.600. 1500,4000,6000など;低分子量グリコール、例えばポリプロピレ ングリコール、ポリブチレングリコール、およびポリアミレンゲリコール:ポリ アルキレンジオール、例えばポリ(l。
3−プロパンジオール)、ポリ(l、4−ブタンジオール)、ポリ(I、6−ヘ キサジジオール)なと;脂肪族ジオール、例えば1,3−ブチレングリコール、 ■、4−ペンタメチレングリコール、■、4−へキサメチレングリコールなど; アルキレントリオール、例えばグリセリン、1,2.3−ブタントリオール、1 .2.4−へ、キサントリオール、1,3.6−ヘキサントリオールなど:エス テル、例えばエチレングリコールジプロピオネート、エチレングリコールブチシ ー1−、ブチレングリコールジプロピオネートなどである。
半透性壁12は、所望により壁に柔軟性および伸び特性を付与し1、壁の脆性を 少なくしまたは完全になくし、壁の製造特性を増進するために可塑剤を含む。こ の目的に有用な可塑剤には、ジヘキシルフタレート、ブチルオクチルフタレート 、トリアセチン、ジオクチルアゼレート、エポキシ化タレート、スクロースアセ テートイソブチレート、エポキシ化大豆油、ホスフェートエステル、トリクレジ ルホスフェート、トリアセチルホスフェート、アジペートエステル、セバケート エステルおよび他の無毒の可塑剤がある。壁12における可塑剤の量は、壁に配 合したときには、約0.01重量%〜40重量%またはそれ以上である。
本発明の投与形態を用いて分配することができる有益なイオノフオアの代表例は 、天然および合成のイオノフオアがある。これらのイオノフオアはポリエーテル であり、それらは生体膜内にある脂質二重層を通って1および2価のカチオンを 輸送する能力を有する。イオノンすアは膜内外のイオン勾配および電位を混乱さ せる能力から誘導される独特な特性を有する。イオンを錯体形成させ且つ輸送す るイオノフオア能力によって、グラム陽性微生物、マイコバクゾリウムに対する 抗生物質として、・リソおよびヒツジのような反別動物における成長促進剤とし て、および肉生産の効率を増加させることによって判るように試料の利用を改良 するために適用される。本発明の投与形態によ、って保存しかつ分配することか できるイオノンすアは、アゾロマイシン、パリノマイシン、ニーアク千二/、モ ーチクチン1.ノナクチン、ジナクチン、トリアセチン、ヴアーシナマイシン、 テトラナシン、セムデュラマイシン、モネンシン、モネンシンナ(・リウム、モ ネンシン因子B1モネンシン因子C、ニゲリシン、メチルセリンマイシンとし・ でも知られているナラジン、セリンマイシン、イソラサロシド、ラサロシド、す ゛ノセリ二)、七・ブタマフイシン、ライドマイシン、■:1モマイシン、[ノ ツチマイシン、グリソリキシン、フエしンシマイシン′、アルポリキシン、、ロ スグラマイシ二/、エーテルモイシン、ナトリウムリソセリンなどから成る群か ら選択されるしのを含む。イオノフオアは、イオノフオア活性を有する薬学E許 容可能な誘導体、例えば薬学上許容tiJ能な塩、アルキル化おまびアルツノ゛ ニル誘導体、モノグリコシトおよび・l;′グリコシド誘導体、ビトロキシル化 誘導体、遊離酸、水和物なども含んでいる。一つの好ましい態様では、イオノフ オアの分子量は約350〜2500である。単一組成物または第一および第二の 組成物に含まれる投与形態におけるイオノフオアの好ましい量は、一般的には1 0■〜100gである。第一の組成物中のイオノフオアの量を10■〜100g にし、第二の組成物中のイオノフオア量をlO■〜100gにし、両組酸物にお けるイオノフオアの総量は100gに等しくすることかできる。第一および第二 の組成物におけるイオノフオアの量は同じであってもまたは異なる量であっても よい。組成物は、1種類または2種類以上の類似または非類似のイオノフオアを 含むことができる。本発明によって提供される投与形態は、様々な投与量のイオ ノフオア、例えば1日当たり10■から1日当たり500■までの量を200日 以上放出することかできる。これらのイオノフオアは、カーク−オスマー・エン サイクロペディア(Kirk−Othmer Encyclopedia) 、 3巻、47〜64頁(1,978年) 、Ann、 N、 Y、 Acad、  Sci、、 264 、 373−86 (1975)及びAC8Sym、、  Ser、 140. 1−22(1980)におけるイオノフオア技術に記載さ れ”Cいる。イオノフオアは、塩基、塩、またはそれらの誘導体として存在する ことができる。
第一および第二の組成物15お才び16を形成しnつイオノフオア活性17およ び18を含んて成る薬学上許容可能なキャリヤー19および2oは、親水性で、 無毒で、イオノフオアおよび投与形態10を形成する他の部材と実質的に反応し ない薬学上許容可能なポリマーがら成る。
イオノフオアを含む薬学上許容可能なキャリヤーは、(a)イオノフオアの95 重量%までの高投与量を保存する能力、(b)調節された少量でイオノフオアを 6か月才での長期間に亙って分配する能力、(C)流体に敏感なイオノフオアを ポリマー構造内にイオノフオアを収容することによって投与形態に入る流体から 実質的に保護する能力、および(d)静止状態から分配可能な粘度を有する分配 可能な状態へまたは投与形態の操作中に半固形の分配可能な状態へ変化するポリ マーキャリヤー中に多量のイオノフオアを充填する能力から成る予期せぬ利点を 提供する。本発明の目的に有用なポリマーキャリヤーは、分子量か200.00 0〜7,500.000のポリエチレンオキシドポリマー、カルボキシビニルポ リマーであって、カルボキシポリメチレンとも呼ばれることがあり、分子量か2 00,000〜5,000,000のカーボボール(Carbopol) (登 録商標)ポリマーとして市販されているもの、分子量か125.000〜460 .000のポリ(ビニルピロリドン)、分子量か100.000〜5,000, 000のポリ(ヒドロキシアルキルメタクリレート)、分子量か50.000〜 2.000,000である寒天、カラヤゴム、トラガカント、アルギン、グアー ル、ナンサンなとのような多糖類を含む。
投与形態から第一および/または第二の組成物を置換するのに有用な膨張性の層 23は、ヒドロゲル組成物を含む。ヒドロゲル組成物は非架橋であるかまたは所 望により軽度に架橋しており、これは半透性壁を通って外部の量体を吸収する能 力に類似の浸透性を有し、半透性膜を通って浸透圧勾配を示す。このポリマーは 、ポリマー構造中に吸収された流体のかなりの画分を保持する能力を示す。好ま しい態様でのポリマーは、高度に膨潤または膨張して、通常は2〜50倍の容積 増加を示すことによって、投与形態からイオノフオアを含む組成物を押して置換 することができるゲルポリマーである。膨潤可能な親水性ポリマーは、浸透ポリ マーとしても知られている。このポリマーは、植物、動物または合成物性のもの であることができる。膨張性の層を形成するのに有用なポリマー材料はアニオン 性およびカチオン性ヒドロゲル、ポリ電解質錯体、寒天とカルボキシメチルセル ロースの混合物、はとんど架橋していない寒天と混合したメチルセルロースから 成る組成物、N−ビニルラクタムの水で膨潤するポリマー、分子量が1..00 0,000−10゜ooo、oooのポリエチレンオキシド、澱粉グラフトポリ マー、分子量が90.000〜1,000,000のカルボキシメチルセルロー スナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウムとヒドロキシプロピルセ ルロースおよびヒドロキシプロピルメチルセルロースがら成る群から選択される 部材などを含んでいる。親水性を有する代表的なポリマーは、米国特許第3,8 65,108号明細書、第4.002.173号明細書、第4゜207.893 号明細書および第4,327,725号明細書、および「ハンドブック・オス・ コモン・ポリマーjスコツトおよびロフ著、クリーブランド・ラバー・カンパニ ー、クリーブランド、オハイオ発行に記載されている。
膨張性のポリマー層23は、所望により浸透に有効な化合物を含む。浸透に有効 な化合物は、浸透に有効な溶質およびオスマジエント(osmagents ) としても知られている。浸透に有効な化合物は半透性壁12を通って浸透圧勾配 を示し、区画14に流体を吸収する。この吸収された流体の存在により、加えら れる流体が膨張性のポリマーの容積を吸収および増加させ、吸収された流体は区 画の駆動領域を連続的に満たし投与形態10から第一および/または第二の組成 物を駆り立てる押し部材を形成する。本発明の目的に有用な浸透に有効な化合物 は、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩 化リチウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、マンニトール、尿素、ソルビトー ル、イノシトール、スクロース、グルコース、塩化ナトリウムと塩化マグネシウ ムとの混合物、塩化カリウムとスクロースとの混合物などを含む。本発明に好適 な浸透に有効な化合物の気圧(at[lI)での浸透圧は、0気圧より大きく、 一般的には8気圧から500気圧またはそれ以上である。
膨潤可能なポリマーと均一にまたは不均一に混合される浸透に有効な化合物の量 は、0.02重量9A〜50重量%である。浸透に有効なポリマーは、米国特許 第4,595.583号明細書および第4..783,337号明細書に記載さ れている。
組成物形成部材または組成物15および16を提供するのに用いられる錠剤形成 助剤21および22は組成物に対して凝集性を付与する結合剤、例えばポリ(ビ ニルピロリドン)、天然および合成のゴム、例えばアルギン酸メチルセルロース ナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヴイーガム(Veegum ■)、ワックスなアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン 酸、タルク、リコボジウムなど:美的性質および同定のための着色剤、例えばエ フディー・アンド・シー・ブルー1号(FD & CBlue NcLl) ; 投与形態から放出された後にイオノフオアの分配を補助する界面活性剤、例えば 陰イオン性、陽イオン性、非イオン性および両イオン性界面活性剤などを含む。
組成物部材は、ファーマシコーティカル・サイエンシズ(Pharmaceut icalSciences) 、レミントン、14版、(1970年)に開示さ れている。組成物中に存在する組成物部材の量は、約0.01重量96〜20重 量%である。
粘稠化剤24とも表わされる濃厚部材24は、反羽動物の瘤胃−網様能における 投与形態を保持するための放出系10に用いられるa濃厚部材24は、消化管へ と通遇させ瘤胃から除去するよりも、投与形態10を瘤胃に長期間に亙って残留 させる。投与形態10は瘤胃に滞留するので、育益なイオノフオアは調節された 速度で反別動物に6か月までまたはそれ以上の長期間に亙って放出される。一般 的には、濃厚部材24の密度は約1.0〜8またはそれ以上であり、現在好まし い態様での密度は1.5〜7.6の比重を示す。反別動物のウシおよびヒツジで は、現在の好ましい濃厚部材24は2〜3またはそれ以上の完全な系密度を確保 するための密度を示す。
濃厚部材24を形成するのに用いることができる密度を存する材料には、鉄、鉄 砲丸、酸化鉄をコーティングした鉄砲丸、鉄砲丸マグネシウム合金、スチール、 ステンレススチール、酸化銅、酸化銅と酸化鉄の混合物等が挙げられる。投与形 !!!iloにおける濃厚部材24は異なる態様を包含することができる。例え ば、濃厚部材24を機械に掛け、または密度7.6のステンレススチールから作 成された単一の固形片として注型することができる。
系lOの内部形状に対応する湾曲した形状を育する固形部材か作られる。もう一 つの製造における濃厚部材24は部材の長さ方向に伸びる軸方向に整列した穴を 有する固形部材であることができる。もう一つの態様では、濃厚部材20は複数 の濃厚なペレットから成ることができる。
本発明に用いられる「通路13」という表現は、投与形態10からイオノフオア を含む組成物を放出するのに好適な壁12における開口または手段を表わす。本 発明は組成物をそのまま放出する通路を提供し、且つ本発明は元の組成物を投与 形態loから放出されるときにより小さな組成物に分割する通路部材を提供する 。いずれの場合にも、投与形態IOからの組成物の放出による水力学的浸透圧と 出口通路または出口穴として作用する一連の出口通路を通る拡散特性との組み合 わせを表わしている。本発明によって提供される投与形態は浸透圧による放出を 最大にし、拡散による放出を最小にすることによって、機械的攪拌による薬剤の 放出が実質的に回避される。例えば、薬剤リソセリン85■/日を放出するよう に設計された薬剤の投与形態から放出速度パターンは、下記の方程式(1,)で 表わされる。
但し、[dm/dtl +は、単位時間当たりに装置から放出される薬剤の総量 (■/日)、 [dm/dt]。は、浸透圧による単位時間当たりに放出される薬剤の量(■/ 日)、および [dm/dt] iは、拡散による単位時間当たりに放出される薬剤の量(■/ 日)である。
次に、無視できる程度の水が壁を通って薬剤組成物中に移行すると仮定すると、 次の方程式(2)が得られる。
但し、■は、cc/日での40℃における投与形態からの放出速度、 ρdは■/ CCで表わした薬剤土製薬キャリヤーの密度、Lは薬物充填百分率 、 kは40°Cにおける壁の水透過性 (d・ミル/al・時・気圧)、 hは壁の厚み(ミルまたはmm)、 Apは壁と接触している押し組成物の表面である。押し組成物の低部および上部 表面はそれぞれ密度要素および薬物組成物と接触しており、 Δπは水吸収圧(気圧)である。
投与形態の操作中には、ApXΔπは一定のままであり、それらの操作は添付の グラフによって例示することができ、但しA p XΔπ=Cである。
時間 但し、浸透性における減少は壁と接触している押し組成物の面積における増加に よって補償される。それ故、方程式(3)および(4)が得られる。
拡散により最初は薬剤か含まれていない使用環境へ放出される薬剤の量は、方程 式(5)によって表わされる。
但し、[dm/ dt] mは、単位時間当たりの出口穴を通って拡散するリソ セリンと製薬キャリヤーを含む配合物の量、 Dは反別動物の流体中の配合薬の拡散計数(−7日)、Sepは、出口穴の表面 積(c!II)、hは、拡散層の厚み(an )、 Csは、反別動物の流体中の配合薬の溶解度(■/r!Ll)、Lは、配合物中 に含まれる薬剤の百分率であり、D/h=には、溶解速度定数(an /日)で ある。
イオノ7すア薬剤を含む組成物は瘤胃の出口通路で断続的に浸蝕され、拡散層の 厚みは0から数mmまで変化する。使用界面の投与形態環境における拡散層は極 めて薄く、出口通路を通って反別動物の流体中へ拡散する配合薬剤の量に対する 効果は最小限となる。出口通路を通る拡散に寄与する2つの主要な因子は、 (1)出口穴の表面積(Sep)、および(2)反別動物の流体中での製薬キャ リヤーとりソセリンイオノフォアの溶解度(Cs) である。
前記の表現によれば、リソセリンイオノフオア組成物を含んで成る投与形態の浸 透圧による放出速度は67■/日と計算することができる。リソセリンの総放出 速度(dm/dt) 、は、85■/日である。それ故、リソセリンに対する拡 散放出速度は18■/日である。
出口通路直径の増加のリソセリン放出速度に対する効果を計算し、(85%薬剤 荷重に対して)下記の値を得た。
拡散放出は、出口直径が増加すると共に増加する。300ミルの出口直径では、 拡散放出は総リソセリン放出速度の21.5%であるが、40oミルの出口では 、拡散放出は33%である。
第7図はりソセリンの拡散放出についての出口通路直径の効果を示している。第 7図において、1ミルは0゜0254mmである。
第8図は、投与形態からのリソセリンの総放出についての出口通路直径の効果を 示している。
第9図は、投与形態の機能を表わしている。投与形態からの放出速度(dm/d t) 、は、生体内で約85■/日である。第9図において、ウシの瘤胃におけ る生体内試験は四角形で表わされ、pH8の緩衝液中での試験管内試験はダイヤ モンド形によって示され、人工の反羽動物の流体における試験管内試験は三角形 で表わしている。緩衝液は、リン酸カリウム140.70gと水酸化ナトリウム 38.64gを蒸溜水20リットルに溶解したものから成るpH8の緩衝液であ った。人工の瘤胃流体は、酢酸ナトリウム124.69g、プロピオン酸ナトリ ウム53.99g、重炭酸ナトリウム21.OOg、琥珀酸ナトリウム81.0 2gおよび酪酸29.92gを蒸溜水20リットルに溶解し、次いで二酸化炭素 を1o分間通じたものから成っている。
第10図は、出口直径の増加のリソセリン放出速度に対する効果の結果を示して いる。第10図において、点で結ばれた水平線は一定の放出速度80■/日を示 している。四角形での線は、リソセリンと、分子量か7,5oo、oooの親水 性ポリマーとから成る組成物の400ミルの通路を通る放出速度を表わし、上向 きの三角形による線は、リソセリンと分子量が7,500,000の親水性ポリ マーとから成る組成物による300ミルの通路を通る放出速度を表わし、下向き の三角形による線は、リソセリンと分子量がs、ooo、oooの親水性ポリマ ーとを含んで成る組成物の300ミルの通路を通る放出速度を表わし、四角形に よる線は、200ミルの通路と分子量が5,000,000の親水性ポリマーと を含んで成る組成物についての200ミルのオリフィスを通る放出速度を表わし 、図を横切る破線での線は、80■/日の放出を表わす。
下記に示される表には薬剤組成物中に79%のリソセリンの荷重に対して得られ る計算値と実験値を比較することによって得られる結果を示している。
星印を付けたデータは、実験値を下記のようにして調製したことを示している。
すなわち、投与形態は、リソセリン79%または6gを含む一つの薬剤組成物お よび一つの膨張性の組成物および炭酸カルシウムを含んで成る一つの組成物を用 いて設計した。炭酸カルシウムを含む組成物をイオノフオアを保存するための充 填剤層として用いた。膨張性の組成物をイオノフオア組成物と炭酸カルシウム組 成物の間に置いた。イオノフtア組成物は出口穴に面し、炭酸カルシウム組成物 は密度要素に面していた。実験を開始してから約3週間以内に、膨張性の組成物 は壁と炭酸カルシウム組成物との間に空間を占拠し始め、これにより出口穴から 押しエネルギーの幾分かが転換されて記載された値を得た。
発明の詳細な説明 下記の実施例は本発明を単に例示するものであり、これらの実施例および他の同 等なものは本開示、図面および添付の請求の範囲を考慮して分配技術に習熟した 者には一層明らかになるので、これらの実施例はいかなる方法でも発明の範囲を 制限するものと解釈すべきではない。
例1 リソセリンの調節された放出を行うためのディスペンサーの形態で製造された投 与形態を、下記のようにして作成する。最初に、リソセリン85gを40メツシ ユスクリーンを通過させる。次いで、分子量が5,000゜000のポリエチレ ンオキシド14.75gを40メッシュスクリーンを通過させる。このようにし て調製したりソセリンとポリエチレンオキシドを、分子量が11゜000のヒド ロキシプロピルメチルセルロース0.75gと十分に混合して、均一な混合物を 提供する。次いで、変性した無水エタノール30m1を混合物に徐々に加え、総 ての成分を更に2〜3分間混合する。新たに調製した湿った造粒物を20メツシ ユスクリーンを通過させ、室温で16時間乾燥させ、再度20メツシユスクリー ンを゛通過させて、薬剤組成物を提供する。
次いで、薬剤組成物を2つの部分に分割し、圧縮して2種類の異なる形状の錠剤 または薬剤組成物を作成する。
一方の薬剤の錠剤については、薬剤組成物7.06gを平底の錠剤パンチを深く くぼんだ上部錠剤パンチとを用いて水圧プレスで圧縮する。他方の錠剤は、薬剤 組成物7.06gを平底および平らな上部錠剤パンチを用いて圧縮することによ って作成する。
次に、下記の成分を40メツシユスクリーンを別々に通過させることによって膨 張性の組成物を調製する:分子量が700,000のカルボキシメチルセルロー スナトリウム84.7g、分子量が60.000のヒドロキシプロピルセルロー ス9,4g、塩化ナトリウム4.7gおよび酸化第二鉄1.0g、これらの成分 の総てを十分に混合して、均質なマスを提供する。次いて、混合を継続しながら 、変性アルコール401nlを徐々に加え、混合を2〜3分間継続する。湿った 造粒物を20メツシユスクリーンを通過させ、室温で16時間乾燥し、再度20 メツシユスクリーンを通過させる。最後に、ステアリン酸マグネシウム0.2g を造粒物に加え、成分をロールミルで3〜4分間混合する。組成物5.2gを平 らな上部および平底錠剤パンチを用いて水圧プレス中で圧縮することによって、 膨張性の組成物を錠剤にする。
次に、カップのように設計し、成形した壁形成部材を下記のようにして調製する :最初に、ブチリル含量が37%およびアセチル含量が13%であるセルロース アセテートブチレート76 g1分子量か400のポリエチレングリコール15 gおよびクエン酸トリエチル9gを混合して均一なマスにする。次いで、混合物 10.5gを射出成型して、半透性の壁を有するカップであって壁の厚みが65 ミルであるものを作成する。
ディスペンサーは次のようにして組み立てる。第一に、半透性カップのくぼんだ 末端に300ミルの出口穴を貫通させる。次に最初に記載した薬剤の錠剤を半透 性カップに挿入して、その凸面の上部がカップの凹面末端に適合するようにする 。次いで、第二番目に記載した薬剤の錠剤をカップに挿入して、最初に挿入した 薬剤の錠剤の平らな末端に対して平らになるようにする。次いで、膨張性の錠剤 を挿入して、第二の薬剤の錠剤に対して平らになるようにする。次いで、64g の鉄稠密化剤をカップに挿入して、その平らな末端が膨張可能な錠剤に向き合う ようにする。最後に、開放末端を加熱して、稠密化剤に対してプレスして、室温 まで冷却して、壁を密封する。
この実施例にしたがって調製したディスペンサーをフィステル形成したウシの瘤 胃に入れた。ディスペンサーを様々な時間間隔で瘤胃から除去して、単位時間当 たりに放出されるリソセリンの量を測定した。第11図は、85mg/日の速度 で126日間のりソセリンの調節され且つ継続的な放出を示している。この図で は、四角形は様々な時間(日数)間隔で放出されるリソセリンの累積量と、検討 に用いたディスペンサーの数(7個)を表わこの例ではりソセリンを含む薬剤組 成物が単一組成物として存在することを除いて、例1に記載した方法にしたがっ て前記とまったく同じ条件でリソセリンの調整した放出のための大きさにし且つ 適合させたディスペンサーを作成する。単一組成物の重量は14.12gであり 、分子量がs、ooo、oooのポリエチレンオキシドと分子量が1.1,20 0のヒドロキシプロピルメチルセルロースとりソセリンイオノフォアを含んでい る。
例3 モネンシンとラソアロシドという2種類の異なるカルボン酸イオノフオアを投与 して反槌動物における飼料効率を増加させるためのディスペンサーを、例1の方 法にしたがって製造する。この例では、ディスペンサーは2つのイオノフオア組 成物から成り、それぞれの組成物は異なるイオノフオアを含んでいる。出口穴に 最も近くにある第一の組成物はモネンシンナトリウム、分子量が5゜ooo、o ooのポリエチレンオキシドおよび分子量が11.200のヒドロキシプロピル メチルセルロースから成っている。第二の組成物は、第一の組成物と直接接触し ている。第二の組成物はラサロシド(lasalocid )、分子量が3,0 00,000のポリエチレンオキシドと分子量か22,000のヒドロキシプロ ピルメチルセルロースとを含んでいる。ディスペンサーの残りのものは、例1に 記載したのと同じである。瘤胃に放出される2N類の異なるイオノフオアを用い ると、最大飼料効率を保持する働きをする。このディスペンサーは、第一のイオ ノフオア組成物を50〜60日間投与した後、第二の組成物を50〜60日間放 出するように製造することかで2種類のイオノフオアであるナルシンとテトロナ シンを同時に投与するディスペンサーを次のようにして製造する。最初に、ナル シン40gとテトロナシン40gを混合して均質なマスにする。次に、スクロー スのポリアリルエーテルと軽度に架橋して分子量が3.000,000であるア クリル酸のカルボキシビニルポリマー14゜75gをイオノフオアと混合し、こ の混合物を40メツシユのステンレススクリーンを通過させる。次いで、新たに 調製した混合物を、分子量か22,000のヒドロキシプロピルメチルセルロー ス1.25gと十分に混合して、混合物を前記と同様にしてスクリーンを通す。
次いで、総てのスクリーンを通過させた成分を市販のブレンダーのボールに加え て、これらの成分を15〜20分間乾式ブレンドして、均質な混合物を生成させ る。次に、エタノール2(it’とイソプロピルアルコール20mt!とを含ん で成る造粒流体を調製し、この造粒流体を次のようにして混合ボールに加える。
第一に、一定速度で混合しながらIO−を噴霧した後、造粒流体30dをボール に徐々に加え、湿ったマスを更に15〜20分間混合する。
次に、湿った顆粒を16メツシユスクリーンを通過させ、室温で24時間乾燥す る。次いで、ステアリン酸マグネシウム2gを乾燥顆粒に加え、これらの成分を 標準的な2本ロールミルで10〜15分間ロール混合する。
次に、膨張性の組成物を次のようにして調製する。分子量が5.000,000 のポリエチレンオキシド85gを40メツシユスクリーンを通過させた後、塩化 ナトリウム36gを40メツシユスクリーンを通過させ、これらの成分を混合ボ ールに加えて、10〜15分間混合する。次いで、メタノール175−とイソプ ロピルアルコール75−を混合することによって造粒流体を調製し、この造粒流 体を2段階で混合ボールに加える。最初に、造粒流体75イを一定速度で混合し ながらボールに噴霧した後、造粒流体175−をボールに徐々に加え、湿つた混 合物を15〜20分間混合して均質なマスを生成させる。次に、湿った混合物を 16メツシユスクリーンを通過させ、ステンレススチールトレーに塗布して、2 2゜5℃の室温で16時間乾燥させる。乾燥混合物を16メツシユスクリーンを 通過させた後、2本ロールミルでステアリン酸3gと共に20〜30分間ロール 混合する。
次いで、ストークス(5tokesO)層ブレス上で2種類の組成物をプレスす ることによって多数の積層した薬剤コアを調製する。イオノフオアを含む組成物 をプレスのキャビティーに供給して、圧縮して固形層にする。次いで、膨張性の 親水性ヒドロゲルと浸透性溶質を圧縮した層の上にあるキャビティーに供給し、 固形層中にプレスして、2層イオノフオア膨張性のコアを形成させる。
次に、このコアを、細長い鋳型内部の密度部材と接触するように配置する。膨張 性の層を密度部材と接触させる。密度部材は、密度が7.5g/ccの脆いステ ンレススチールから成っている。金型は、コア密度部材配置物の周囲よりも若干 大きな内周を有する。金型の内側と配置物との間の空間に半透性組成物を充填す る。乾燥時に、半透性組成物は、積層配置物の周りに薄い半透性壁を形成する。
壁のコーティングして積層した部材を金型から取り外して、更に半透性組成物を コーティングする。
半透性の壁形成組成物は、ブチリル含量が38%のセルロースアセテートブチレ ート90gとポリ(エチレングリコール)4000のlogを塩化メチレン20 00−とメタノール700dとから成る溶媒に溶解したものから成る。積層配置 物に半透性壁形成組成物をコーティングして、所望な壁が積層配置物を取り囲む ようにする。
次に、コーティングした積層配置物をトレー上に塗布して、循環空気オーブン中 で40°Cで溶媒を蒸発させる。
室温まで冷却した後、全開(full mouth)通路を、イオノフオアを含 む組成物をディスペンサーの外側と接続する半透性壁を通って切断する。ディス ペンサーは、130日の期間に亙ってイオノフオアを放出する。
例5 家畜にイオノフすアを与えるためのディスペンサーを前記の例にしたがって作成 する。この例のディスペンサーは、長さが75mmで直径が25mmである。こ のディスペンサーは、接触する配置物中に一対の組成物を含み、それぞれの組成 物はラソロシド、リソセリン、セブタマイシシ、ニゲリシン、ダイアネマイシン 、モネンシンおよびセリノマイシンから成る群から選択されるイオノフオア6. 000mgと、分子量が5,000,000のポリエチレンオキシド1,054 mg、分子量が11,200のヒドロキシプロピルメチルセルロース162.5 0mgおよびステアリン酸マグネシウム125+ngを含んて成る。このディス ペンサーは、一対のイオノフオア組成物と接触している単一の膨張性層を含んで いる。膨張性組成物は、分子量が700,000のカルボキシメチルセルロース ナトリウム4,405mg、ヒドロキシプロピルセルロース490mg、塩化ナ トリウム245 mg、酸化第二鉄somgおよびステアリン酸マグネシウム1 5mgを含んでいる。この装置は64,000mgの鉄稠密化剤、10.500 mgのセルロース速度調節壁および400ミルの直径の出口オリフィスを含んで いた。
例6 動物の消化管にイオノフオアを調節して投与するためのディスペンサー装置は、 次のようにして製造する。最初に、アセチル含量が39.8%のセルロースアセ テート57gとブチリル含量が38%のセルロースアセテートブチレート1.3 kgを秤量して、次いで大型のホバート(Hobart@)ミキサーのボール中 のシトロフレックス(Citroflex■−2)トリエチルシトレー1−2. 2gとポリエチレングリコール400の0.3kgと混合する。
20分間混合した後、配合材料を、適当な金型を有するヴアン・ドルン(Van  Darn)射出成型機の供給ホッパーに移し、高さが6.30、幅が2.la pおよび壁厚みが0.13aoの適当な大きさの7.5gセルロースカップを生 成する。
次に、カルボキシメチルセルロースナトリウム/塩化ナトリウムの比率か70: 30であり、1%ステアリン酸マグネシウムで滑らかにした親水性の膨張性部材 4゜0gを、打錠装置を備えたカルヴエル(Carver@ )実験室用プレス 中で10,000ポンドの力を用いて圧縮した後、カップ中に挿入する。
次に、ロノマイシン、レノテマイシン、エセロマイシン、イソラサロシド、ライ ドマイシンナトリウム塩、セムジュラマイシンおよびアルポリキシンカリウム塩 から成る群から選択されるイオノフオア10g、分子量が3゜500.000の ポリ(エチレンオキシド)2.1g、分子量が11,200のヒドロキシプロピ ルメチルセルロース0.325gおよび固形平板にプレスしたステアリン酸マグ ネシウム045gを含んで成るイオノフオア組成物を膨張性部材に対してカップ に挿入する。
次いで、4個の50市出口通路を有する鉄密度要素であって、動物の瘤胃におけ るディスペンサーの保持を助は且つ多数の通路中の流れ調節剤として働く2つの 機能を有するものを、ディスペンサーの開放末端中に挿入し、イオノフオア組成 物に対して設定する。カップの押出しリップを600°Fの空気を送ることがで きる熱空気ガンを用いて柔らかくなるまで加熱し、密度要素の周囲でリップをク リンピングして、ディスペンサーを提本発明の態様は、反別動物の瘤胃に調節さ れた速度で有益なイオノフオアを投与する方法に関する。この方法の実施におい て、ディスペンサーを放出装置を備えたポーリングガン(bailing gu n)中に入れ、ガンを動物の口の舌の基部に挿入し、ガンの放出プランジャーに 圧を加えることによってディスペンサーを緩やかに放出させることにより、ディ スペンサーを瘤胃中に送る。更に具体的には、この方法は、(A)動物の瘤胃に 、(1)少なくとも部分的には流体の通過に対して浸透性を有し且つイオノフオ アの通過に対しては実質的に不透過性である半透性ポリマー組成物を含んで成る 壁と、この壁か取り囲む(2)有益なイオノフオアとこのイオノフオアの薬学上 許容可能なキャリヤーを含んで成る層を含んで成る内部管腔と、(3)管腔にお ける膨張性の親水性ポリマー組成物の層と、(4)瘤胃におけるディスペンサー を長期間に亙って保持するための管腔中の濃厚部材と、イオノフオアとキャリヤ ーとを含んで成る組成物と連通する壁における少なくとも1個の出口通路とを含 んで成るディスペンサーを収容し、(B)壁の透過性と壁を介する浸透圧勾配と によって決定される速度で半透性壁を通って流体を吸収し、この流体はイオノフ オアを含む組成物に接触し且つ分配可能な組成物を形成し、且つ膨張性組成物と 接触して、この膨張性組成物を膨張させてイオノフオア組成物を押し、(C)イ オノフオア組成物に対して連続的に膨張する膨張性組成物によって管腔から有益 なイオノフオア組成物を送り、通路中にイオノフオアを有益な存効量で、瘤胃に 対して調整された速度で長期間分配する段階から成っている。
前記の明細書が本発明の好ましい態様を含む限り、発明の範囲から離反すること なく、開示された発明の原理にしたがって各種の改良および改質を行うことがで きるFIG−7 出口通路直径(ミル) FIG、8 出口通路直径(ミル) FIG、9 時間(日) FIG−11 時間(日) 補正書の翻訳文提出書 1訂第184条の8)平成4年1月9日 圏

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.有益なイオノフォアを使用する流体環境に送るディスペンサーであって、 (a)少なくとも部分的には、流体の通過に対して誘導性の半透性組成物を含ん で成る壁であって、この壁が(b)管腔と、 (c)イオノフォア10mg〜100gと管腔中のイオノフォアに対する薬学上 許容可能なキャリヤーとを含んで残る組成物と、 (d)管腔中の親水性ポリマー組成物であって、流体の存在下にて膨脹してイオ ノフォアを含む組成物をディスペンサーから押デす組成物と、 (e)管腔中の稠密化剤であって、使用環境に存在する流体の比重よりも大きな 比重を存する稠密化剤と、(f)ディスペンサーからイオノフォアを15mg/ 日〜350mg/日放出するための壁中の通路とを、取り曲んで成るディスペン サー。 2、イオノフォアがリソセリンである、請求項1に記載の使用の流体環境に有益 なイオノフォアを放出するディスペンサー。 3.イオノフォアが、ロノマイシン、レノテマイシン、エテロマイシン、イソラ サロシド、ライドマイシン、セジュラマイシンおよびアルポリキシンから成る群 から選択されるものである、請求項1に記載の使用の流体環境に有益なイオノフ ォアを放出するディスペンサー。 4.イオノフォアがラサロシド、セブタマイシン、ニゲリシン、ダイアネマイシ ン、モネンシンおよびサリノマイシンから成る群から選択されるものである、請 求項1に記載の使用の流体環境に有益なイオノフォアを放出するディスペンサー 。 5.ディスペンサーがイオノフォアを180日間放出する、請求項1に記載の使 用の流体環境に有益なイオノフォアを放出するディスペンサー。 6.使用する流体環境に有益なイオノフォアを放出するディスペンサーであって 、 (a)少なくとも部分的には流体の通過に対して透過性である無毒の組成物を含 んで破る壁であって、この壁が(b)区画と、 (c)有益なイオノフォアとこのイオノフォアの薬学上許容可能なキャリヤーと を含んで成る区画中の第一の組成物と、 (d)有益なイオノフォアとこのイオノフォアの薬学上許容可能なキャリヤーと を含んで成る区画中の第二の組成物と、 (e)流体に接触すると膨脹して、ディスペンサーから第一および第二の組成物 に代わる浸透性組成物を含んで成る区画中の第三の組成物と、 (f)区画中の稠密化剤であって、使用環境中に存在する流体の比重より大きな 比重を有する稠密化剤と、(g)第一および第二の組成物をディスペンサーから 長期間に亙って放出する壁中の通路とを 取り囲んで形成するものから成るディスペンサー。 7.第一の組成物中のイオノフォアがリソセリンである、請求項6に記載の使用 の流体環境に有益なイオノフォアを放出するディスペンサー。 8.第二の組成物中のイオノフォアがリソセリンである、請求項6に記載の使用 の流体環境に有益なイオノフォアを放出するディスペンサー。 9.第一および第二の組成物が同じイオノフォアから成る、請求項6に記載の使 用の流体環境に有益なイオノフォアを放出するディスペンサー。 10.第一および第二の組成物が異なるイオノフォアから成る、請求項6に記載 の使用の流体環境に有益なイオノフォアを放出するディスペンサー。 11.ディスペンサーがイオノフォアを200日間放出する、請求項6に記載の 使用の流体環境に有益なイオノフォアを放出するディスペンサー。 12.第一の組成物におけるイオノフォアがバリノマイシン、エニアクチン、モ ナクチン、ノナクチン、ジナクチン、トリナクチン、ヴァージナマイシン、テト ロナシン、セムジュラマイシン、モネンシン、モネンシンナトリウム、ニゲリシ ン、ナラシンおよびサリノマイシンから成る群から選択されるイオノフォアを含 んで成る、請求項6に記載の使用の流体環境に有益なイオノフォアを放出するデ ィスペンサー。 13.第一の組成物中のイオノフォアが、イソラサロシド、ラサロシド、リソセ リン、セプタマイシン、ライドマイシン、ロノマイシン、レノトマイシン、グリ ソリキシン、アルポリキシン、エーテルモイシン、アゾロマイシンおよびリソセ リンナトリウムから成る群から選択されるイオノフォアを含んで成る、請求項6 に記載の使用の流体環境に有益なイオノフォアを放出するディスペンサー。 14.第二の組成物中のイオノフォアが、ヴァリノマイシン、エニアクチン、モ ナクチン、ノナクチン、ジナクチン、トリナクチン、ヴァージナマイシン、テト ロナシン、セムジュラマイシン、モネンシン、モネンシンナトリウム、ニゲリシ ン、ナラシンおよびサリノマイシンから成る群から選択されるものを含んで成る 、請求項6に記載の使用の流体環境に有益なイオノフォアを放出するディスペン サー。 15.第一の組成物中のイオノフォアが、イソラサロシド、ラサロシド、リソセ リン、セプタマイシン、ライドマイシン、ロノマイシン、レノタマイシン、グリ ソリキシン、アルポリキシン、エーテルモイシン、アゾロマイシン、およびリソ セリンナトリウムから成る群から選択されるイオノフォアを含んで成る、請求項 6に記載の使用の流体環境に有益なイオノフォアを放出するディスペンサー。 16.家畜に薬剤投与ディスペンサーから長期間に亙って分配する組成物であっ て、ヴァリノマイシン、エニアクチン、モナクチン、ノナクチン、ジナクチン、 トリナクチン、ヴァージナマイシン、テトロナシン、セムジュラマイシン、モネ ンシン、モネンシンナトリウム、ニゲリシン、ナラシンおよびサリノマイシンか ら成る群から選択されるイオノフォア10mg〜100gと、分子量が200, 000〜7,500,000の薬学上許容可能なポリ(エチレンオキシド)キャ リヤーとを含んで成る組成物。 17.家畜に薬剤投与ディスペンサーから長期間に亙って分配する組成物であっ て、イソラサロシド、ラサロシド、リソセリン、セプタマイシン、ライドマイシ ン、ロノマイシン、レノトマイシン、グリソリキシン、アルポリキシン、エーテ ルモイシン、アゾロマイシンおよびリソセリンナトリウムから成る群から選択さ れるイオノフォア10mg〜100gと、分子量が200,000〜7,500 ,000の薬学上許容可能なポリ(エチレンオキシド)キャリヤーとを含んで成 る組成物。 18.反芻動物に有益なイオノフォアを投与する投与系を製造するのに有用な積 層体であって、ヴァリノマイシン、エニアクチン、モナクチン、ノナクチン、ジ ナクチン、トリナクチン、ヴァージナマイシン、テトロナシン、ゼムジユラマイ シン、モネンシン、モネンシンナトリウム、ニゲリシン、ナラシン、サリノマイ シン、イソラサロシド、ラサロシド、リソセリン、セプタマイシン・ライドマイ シン、ロノマイシン、レノトマイシン、グリソリキシン、アルポリキシン、エー テルモイシン、アゾロマイシン、およびリソセリンナトリウムから成る群から選 択されるイオノフォアから成る第一の層は、第二の層と積層されて配置され、こ の第二の層が第一の層に存在するイオノフォアの少なくとも一つを含んで成る積 層体。 19.動物に生物活性を有するイオノフォアを投与する方法であって、 (a)(1)内部管腔を取り囲み且つ形成する壁であって、流体の通過に対して 透過性であり且つイオノフォアの通過に対しては実質的に不透過性である組成物 を含んで成る壁と、 (2)ヴァリノマイシン、エニアクチン、モナクチン、ノナクチン、ジナクチン 、トリナクチン、ヴァージナマイシン、テトロナシン、セムジュラマイシン、モ ネンシン、モネンシンナトリウム、ニゲリシン、ナラシン、サリノマイシン、イ ソラサロシド、ラサロシド、リソセリン、セプタマイシン、ライドマイシン、ロ ノマイシン、レノトマイシン、グリソリキシン、アルポリキシン、エーテルモイ シン、アゾロマイシン、およびリソセリンナトリウムから成る群から選択される 生物活性を有するイオノフォアと、イオノフォアの薬学上許容可能なキャリヤー であって、イオノフォアの90重量%までのポリ(エチレンオキシド)を含むキ ャリヤーとから成る管腔中の組成物と、 (3)流体と接触すると膨脹して、イオノフォア組成物に圧を加えて管腔から押 出す働きをする管腔中の親水性組成物と、 (4)ディスペンサーを動物中に長時間保持するための管腔中の稠密化剤であっ て、動物中に存在する流体の密度より大きな密度を有する稠密化剤と、(5)デ ィスペンサーから生物活性を有するイオノフォアを放出するディスペンサーの通 路とを含んで成るディスペンサーを動物に経口的に投与して、(b)イオノフォ ア組成物が流体を吸収することによって分配可能な組成物を形成させ、親水性組 成物が流体を吸収し、膨脹し、経時的に調節された速度でイオノフォア組成物を 通路を通って動物へ移すことによって生物活性を有するイオノフォアを投与する ことから成る方法。
JP2511294A 1989-07-18 1990-07-16 イオノフォアを含んで成るディスペンサー Pending JPH04506966A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US38142389A 1989-07-18 1989-07-18
US381,423 1989-07-18

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04506966A true JPH04506966A (ja) 1992-12-03

Family

ID=23504961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2511294A Pending JPH04506966A (ja) 1989-07-18 1990-07-16 イオノフォアを含んで成るディスペンサー

Country Status (17)

Country Link
EP (1) EP0483273B1 (ja)
JP (1) JPH04506966A (ja)
KR (1) KR920703021A (ja)
AT (1) ATE129405T1 (ja)
AU (1) AU633617B2 (ja)
CA (1) CA2021282C (ja)
DE (1) DE69023241T2 (ja)
DK (1) DK0483273T3 (ja)
ES (1) ES2078976T3 (ja)
FI (1) FI920222A0 (ja)
GR (1) GR1001098B (ja)
IE (1) IE902579A1 (ja)
NO (1) NO914389L (ja)
NZ (1) NZ234517A (ja)
PT (2) PT94712A (ja)
WO (1) WO1991001131A1 (ja)
ZA (1) ZA905562B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
UA41995C2 (uk) * 1994-05-06 2001-10-15 Пфайзер Інк. Лікарська форма азитроміцину з контрольованим вивільненням ( варіанти ), спосіб її введення, спосіб її виготовлення і спосіб лікування інфекційних захворювань ссавців з її використанням ( варіанти )
AU2021396978A1 (en) 2020-12-08 2023-02-23 Ruminant Biotech Corp Limited Improvements to devices and methods for delivery of substances to animals

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MX6021E (es) * 1979-09-12 1984-09-24 Lilly Co Eli Dispositivo para administrar compuestos farmaceuticos de liberacion controlada a los rumiantes cuando es retenido en la porcion reticular del estomago de los mismos
NZ197543A (en) * 1980-07-02 1984-12-14 Commw Scient Ind Res Org Controlled release compositions for inclusion in intraruminal devices
US4649042A (en) * 1984-05-31 1987-03-10 Eli Lilly And Company Rumen delivery device
ES8800043A1 (es) * 1985-08-16 1987-10-16 Alza Corp Un dispositivo distribuidor para descargar una formulacion de agente beneficioso a un entorno de uso

Also Published As

Publication number Publication date
EP0483273A1 (en) 1992-05-06
KR920703021A (ko) 1992-12-17
GR900100542A (en) 1991-12-10
NZ234517A (en) 1992-05-26
AU633617B2 (en) 1993-02-04
NO914389D0 (no) 1991-11-11
IE902579A1 (en) 1991-02-27
FI920222A0 (fi) 1992-01-17
PT94712A (pt) 1992-03-31
WO1991001131A1 (en) 1991-02-07
PT8662T (pt) 1993-07-30
ATE129405T1 (de) 1995-11-15
EP0483273B1 (en) 1995-10-25
PT8662U (pt) 1995-12-29
DE69023241T2 (de) 1996-04-04
DK0483273T3 (da) 1995-12-18
DE69023241D1 (de) 1995-11-30
GR1001098B (el) 1993-04-28
ZA905562B (en) 1991-04-24
CA2021282A1 (en) 1991-01-19
ES2078976T3 (es) 1996-01-01
NO914389L (no) 1991-11-11
AU6154090A (en) 1991-02-22
CA2021282C (en) 1994-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5126142A (en) Dispenser comprising ionophore
JP3301612B2 (ja) ローディングドースを含む長期配送デバイス
JP2683359B2 (ja) 固体の性質を有する移動可能マトリツクスを含有する投与用製剤
US4940465A (en) Dispenser comprising displaceable matrix with solid state properties
US5273752A (en) Controlled release dispenser comprising beneficial agent
US4963141A (en) Dispensing system for administering beneficial agent formulation to ruminants
JPH0657221B2 (ja) 反芻動物投薬器具
US5240713A (en) Dual rate agent delivery device
JPS6244249A (ja) 有効剤組成物を反芻動物に投与するための投与デイバイス
US5227167A (en) Long-term delivery device including hydrophobic loading dose
JPH04506966A (ja) イオノフォアを含んで成るディスペンサー