JPH04506800A - ソマトトロピン類似体 - Google Patents

ソマトトロピン類似体

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JPH04506800A
JPH04506800A JP2509610A JP50961090A JPH04506800A JP H04506800 A JPH04506800 A JP H04506800A JP 2509610 A JP2509610 A JP 2509610A JP 50961090 A JP50961090 A JP 50961090A JP H04506800 A JPH04506800 A JP H04506800A
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リールマン,シャーウッド・ラス
ハブル,ヘンリー・エイ
タルス,ジョディ・エル
プレイステッド,スコット・エム
ブレムス,デビッド・エヌ
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ジ・アップジョン・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ソマトトロピン類似体 発明の分野 本発明は、96〜133残基の間の一次構造に変化を含む新規な哺乳動物ソマト トロピンまたは成長ホルモンに関する。これらの変化は、ソマトトロピン分子の 疎水性またはへリックス安定性を減少させる。
発明の背景 ソマトトロピンは、最初、種々の動物からの下垂体抽出物中で発見された。哺乳 動物ソマトトロピンは、保存された分子であり、三次構造が同様である。
ウシソマトトロピン(bS t)を含めたソマトトロピンは、2個の分子内ジス ルフィド結合を有するアミノ酸約200個の一本鎖からなる球状蛋白である。b stは、広範に研究された成長ホルモンである(バラディニ、エイ・/(Pal adini、A、C,)ら、シーアールシー・クリティカル・レビューズ・イン ・バイオケミストリー(CRCCrit、 Rev、 B ioehem、 ) 、l 5 : 25−56(1983乃。特に、bstは、191個のアミノ酸 および2個の分子内ジスルフィド結合を含有する球状の一本鎖蛋白である。bs tの分子量は22. OOOダルトンである。
下垂体から抽出された天然bstは不均一である。少な(とも6つの蛋白主要形 態が記載されている。最長形態は、191個のアミノ酸残基およびNH,末端に アラニルフェニルアラニン配列を有する。
2番目の形態は、190個のアミノ酸残基およびNH,末端にフェニルアラニン を有する。3番目の形態は、187個のアミノ酸残基およびNH,末端にメチオ ニンを有する。bstの残りの3つの形態は、127位がロイシンに代えバリン で置き換えられている。この不均一性に加え、ウシソマトトロピンの不確定な不 均一性も記載されている(ハートアイ・ンー(Hart、 I 、C,)ら、ノ クイオケミカル・ジャーナル(B iochem、 J 、 )、218 :  573−581(1984);7レイス、エム(Wallace、 M)および ディクソン、エイチ・ビー・エフ(D 1ckson、 H,B、 F 、 ) 、バイオケミカル・ジャーナル(B iochem。
J )、100 : 593−600(1965))。天然抽出物を陰イオン交 換クロマトグラフィーによって分別すると不確定な電気泳動的不均一性が見られ る。はっきりとした形態がバイオアッセイで異なる相対的効力を有することが示 されている。bstの他の不確定種は、イオン交換カラム上で分別すると、ラッ ト成長モデルにおいて種々の程度の生物活性を有することも示されている(ハー トら、ならびにワレイスおよびディクソン、上記)。
生物学的変異を示す不確定な不均一性が遺伝学的変異性によるのか、in vi vo翻訳後修飾によるのか、リン酸化の差によるのかくリバティ、ノエイ・ピー (L 1berti、 J 、 P、)ら、バイオケミカル・アンド・バイオフ ィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ(B 1ochetand B 1 ophys、 Res、 Coav+、 )、128ニア13−720.198 5)、または単離により手の加わったことによるのかは未知である。
組換え微生物(rbS t)によって産生された、または下垂体組織から抽出さ れたつ/ソマトトロピンは、商業的に重要である。乳牛で乳汁分泌を増加させ、 肉牛でサイズおよび肉生産を増大させる。商業的に許容される生産改良を生じる のに、1日当たり動物1頭につき20zgまでが必要であると判断される。この ような用量は、効果的な投与方法を必要とするであろう。本発明において既述し たようなりstの効力および安定性の改良は、1日当たり各動物に投与される薬 物の量を減少させることになるので有益であろう。
ブタンマドトロピンは四−ヘリックス束状蛋白(four−helicalbu ndle protein)の三次元構造を有する(アブデルーメギッド、ニス ・ニス(A bdel−Meguid、 S 、 S 、 )、シーニー、エイ チ・ニス(Shieh、H。
S、)、スミス、ダブリュ・ダブリs (S withe、 W、 W、 )、 ディリンガ−、エイチ・イー(D ayringer、 H、E 、 )、ビオ ランド、ビー・エヌ(V 1oland、 B、 N、)およびベントル、エル ーxイ(Bentle、 L、A、01987)、プロシーディンゲス・オブ・ ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシズ・ニーニスエイ(P roe、  Natl、 Acad、 S ci、 U SA)、84.6434−6437 )。天然コンフォメーションは、蛋白の表面から多くの疎水性アミノ酸残基を排 除し、それにより溶解性を増大させる。疎水性アミノ酸残基(緩衝水溶液にほと んど溶解しないもの)は、アイセンバーブ(E isenberg)によって確 立された尺度を使用して分類されている。部分的に折畳みが解除されると、これ らの疎水性アミノ酸は、水性媒質に暴露され、蛋白沈澱が生じ得る。その製造の 間に観察されるrbStの沈澱は、部分的にはこの機構を介して生じるらしい。
さらに、イー・コリ(E、coli)で異種蛋白として産生されるbstは、ま ず、これらの機構にも起因し得る不溶性状態で見い出される(国際特許出願国際 公開WO8700204および米国特許第4,518,526号)。不溶性形態 のbstは、洗剤または変性剤の添加によって可溶化され得る。生物学的活性化 は、制御条件下でこれらの試薬を除去した後に起こり、天然コンフォメーンヨン の形成を可能とする(国際特許出願国際公開WO8700204および米国特許 第4,518,526号)。一旦、天然コンフtメーンヨンが達成されると、b stは比較的溶解性になる。しかしながら、さらなる製造の工程において、rb stは、再度、天然コンフォメーンヨンを乱す条件にa露され、しばしば沈澱に 至る。例えば、bst溶液の界面変性は、通常に出くわすことであり、渦動また は強振することによって加速される。上記に従って、得られた沈殿物は、生物学 的に不活性であり、望ましくない免疫学的応答を引き起こし得る。さらに、迅速 なpH変化または温度〉75℃への加熱によって、bstの相当の沈殿を起こし 得る(バーガー、エイチ・ジー(Burger、 H,G、)、ニブルホラ乙エ イチ(E delhoch、 H、)およびフンドリッフェ、ビー・ジー(Co ndlHfe、 P、G、)、(1966)、ジャーナル・オブ・バイオロジカ ル・ケミストリー(J、of Biol、Che+++、)、241.449− 457)。
従前のbstの折畳みの折畳み論的研究によって、部分的な変性に際し形成され 、高蛋白濃度で凝集する(凝集および自己会合または単なる会合という用語は、 本明細書において同様に使用する)安定な折畳み中間体が同定された()\ベル 、エイチ・エイ(Havel、 H,A、)、カウフマン、イー・ダブリ−L  (K auf fian、 E 、 W、 )、プレイステッド。
ニス・エム(P 1aisted、 S 、 M、 )およびブレムズ、ディー ・エヌ(B rems、 D、 N、)(1986)、バイオケミストリー(B  iochemistry)、25.6533−6538、ならびにブレムズ、 ディー・エヌ(B rems、 D、 N)、プレイステッド、ニス・エム(P  1aisted、 S 、 M、 )、カウフマン、イー・ダブリュ(K a uffman、 E 、 W、 )およびノーベル、エイチ・エイ(Havel 、H,A、Xl 986)、バイオケミストリー(B io−chemistr y)、25.6539−6543)。この凝集した蛋白種は、天然または変性コ ンフォメーションより溶解性が低い(ブレムズ(B rems)、バイオケミス トリー(B iochemistry)、1988)。選択的に沈殿させ、凝集 した中間体を定量するための方法が開発された。
凝集中間体は、高蛋白濃度でbstの動力学釣書折畳みの間に一時的に存在する ことが示されている。再折畳みがこの蛋白種を可溶化しない溶液中で行われると 、bstの大部分が沈殿する。再折畳みが凝集中間体を可溶化する溶液中で行わ れると、天然蛋白が定量的に得られる(ブレムズ、ディー・エヌ(B rems 、 D、 N)、プレイステッド。
ニス・エム(P Iaisted、 S 、 M、 )、グウノ\−ティ、プレ イ・プレイ・ジュニア(D ougherty、 J 、 J 、 J r、  )およびホルツマン、ティー・エフ(Holznan、T、F、)(1987) 、ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J、BioL、Chem 、)、262.2590−2596)。
動力学的研究によって、bst折畳みを記載する以下のモデルが導式1 %式% [式中、N=天然rbS t、■=単量体折畳み中間体、I nsgo。=会合 中間体、U−折畳み解除rbst、 K、、、。。−自己会合に関する平衡定数 、I per==沈殿蛋白]。
#集中量体を定量する便利な選択的方法が開発された。例えば、凝集の形成を導 く条件下で、bstの近紫外円偏光二色性(CD)は、300nmでユニークな スペクトル帯を有する(バベル、エイチ・エイ(HaveI、 H、A、 )、 カウフマン、イー・ダブリx (K auf fman、、 E 、 W、 ) 、プレイステッド、ニス・エム(P 1aisted、 S 、 M、 )およ びブレムズ1ディー・エヌ(BreIIls、D、N、)(1986)、バイオ ケミストリー(Bio−chemistry)、25.6533−6538)。
凝集は、単一トリブト【 ファンのCDスペクトルを変え、これが負の楕円率と なる。凝集中間体の存在は、変性遷移平衡も変える(ハベル、エイチ・エイ(H avel。
H,A、)、カウフ77.イー・ダブリx(Kauffman、 E、W、)、 プレイステッド、ニス・エム(P Iaisted、 S 、 M、 )および ブレムズ、ディー・エヌ(B rems、 D、 N)(1986)、バイオケ ミストリー(B iochemi−stry)、25.6533−6538、な らびにブレムズ、ディー・エヌ(B retas、 D、 N)、プレイステッ ド、ニス・エム(P 1aisted、 S 、 M、 )、カウフマン、イー ・ダブリx (K auffman、 E 、 W、)およびハベル、エイチ・ エイ(Havel、 H,A、X 1986)、バイオケミストリー(旧。−c hemistry)、25.6539−6543)。bst107〜127残基 にわたる領域は、両親媒性α−ヘリ・ククスを形成し、凝集中間体の形成に関与 する臨界領域と定義された。再折畳みの間にrbStに対して過剰量の109〜 133または96〜133断片を含ませることによって、会合中間体の形成は妨 げられ、結束として沈殴物か形成されない(ブレムズ、ディー・エヌ(B re ms、 D 、 N )、プレイステッド、ニス・エム(P 1aist、ed 、 S 、 M、 )、カウフマン、イー・ダブリュ(K auf fman、  E 、 W、 )お1よびハベル、エイチ・エイ(Wavel、H,A、)( 1986)、バイオケミストリー(B iochemistry)、25.65 39−6543)。Lys r 12−rbS t(すなわち、112位にリン ン残基を有するbSt)が部位特異的突然変異誘発によってロイシン残基に変わ るとくすなわち、112位にロイシン残基を有するbs t)、両親媒性へ’J  ノクスの疎水性部分が拡大され、その結果、1凝集中間体の安定化が生じ、そ れにより、上記機構を介してより多くの沈殿が行われる。
我々は、それらの生物学的活性を維持または増強させつつ、疎水性減少による凝 集が少ないアナログを合成することにより粗蛋白より自己会合または凝集の程度 が低いbstおよびpStのアナログを設計することによってこれらの問題点を 解決すべく企図した。さらに、我々は、109〜127残基の間にα−へリノク ス形成能をあまり含まず、従って疎水的相互作用または部分的変性に関するこの 領域のポテンンヤルを減少させるアナログを設計した。
情報開示 bstのアナログは公知である(例えば、欧州特許出願第75.444号、第1 03,395号および第193,515号ならびにヌクレイツク・アシッド・レ ス(Nucleic Ac1d Res、)、1o(20):8487(198 2)、ならびにエヌ・イー・ダウン(N、 E、 Down)ら、カナディアニ /・ジャーナlし・オブ・フィッシャシーズ・アンド・アクアティック・サイエ ンシズ(Can、 J 、 F ish、 A quat−S ci、 )、4 6、第178〜83頁、(1,989))。
ジー・ウィンター(Q、Winter)およびエイ・アール・ファ・−シュラ( A 、 R、F ersht)、ティー・アイ・ビーーzス(TIBS)、2、 第115頁(1984)には、キイとなる配列位置でアミノ酸組成を変化させる ことによる酵素活性の変化が総括されている。
ビー・レイ・チョウ(P、Y、Chou)およびジー・ディー・ファスマン(G  、 D 、 F asman)、A nn、 Rev、 B 1ochea、 、47、第251〜76頁(197B)ならびにピー・ワイ・チョウ(P、Y、 Chou)およびジー・ディー・ファスマン(G、 D、 F asman)、 ジャーナル・オブ・モレ牛ニラ−・バイオロジー(J 、 Mo1. B io l、 )、115、第135〜75頁(1977)は、蛋白の二次的なものを予 想するためのアミノ酸配列の使用に言及している。エイチ・エイ・ハベル(H, A。
Havel)ら、バイオケミストリー(B iochemistry)、25、 第6533〜38頁(1986)およびディー・エヌ・ブレムズ(D 、、N  、 B rems)ら、バイオケミストリー(B iochemistry)、 25、第6539〜43頁(1986)は、高濃度でrbStの部分的変性によ って得られる自己会合種の特徴に言及している。
ディー・エヌ・ブレムズ(D、 N、 B rems)ら、バイオケミストリー (B iochemistry)、26、第7774〜78頁(1987)は、 アミノ酸96〜133および109〜133からなるbst断片の自己会合に関 する。
ディー・エヌ・ブレムズ(D、 N、 B rems)、バイオケミストリー( B iochemistry)、27、第4541〜46頁(1988)は、b stの様々な折畳みコンフォメー7ヨン体の溶解性に言及している。自己会合r bsLは、高濃度で、変性剤の迅速な希釈の後に容易に沈殿する。さらに、96 〜133断片は、rbstの自己会合および沈殿を抑制することが示されている 。
ディー・エヌ・ブレムズ(D、 N、 B rems)ら、プロシーディンゲス ・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシズ・ニーニスエイ(P r oc、 Natl、 Acad、 S ci、 U S A)、85、第336 7〜71頁(1988)は、bstの112リシン残基のロイシンでの部位特異 的置換によるbst会合折畳み中間体の安定化に言及している。彼らは、会合中 間体の安定性の増大および突然変異ペプチドのヘリ、ゲス形成性の増大がこのb st領域と他の蛋白分子との間の疎水性相互作用の増大によるということを説明 している。
これらの文献いずれも、本発明の特別の哺乳動物ソマトトロピンアナログ、特に 、bstおよびpStアナログまたは自己会合問題を解消するためのこのような アナログの使用を、開示または示唆しない。
本発明は、天然bstのアミノ酸109〜133残基の間の単一もしくは慢数ア ミノ酸残基または池のソマトトロピンの関連残基を置換することによって生物活 性を増強させるかまたは処理の間の凝集を減少させるかあるいはその両方を実現 するソマトトロピン、特にbstおよびpStのアナログに関する。これらのア ナログは、この蛋白領域の疎水性またはヘリックス安定性を減少させ、その結果 、部分変性蛋白の凝集および沈殿指向性を低下させる。この領域内でα−ヘリッ クスの安定性を減少させるが蛋白の疎水性を減少させない他の変化が含まれる。
これらの後者の化合物は、組織された疎水性領域の形成が小さく、したがって、 凝集の減少を受ける。同様の変化は、他の動物、特にブタ、ヒツジ、ウマ、う・ ノド、サルおよびヒトを含む哺乳動物由来のソマトトロピンにおいて行い得る。
さらに詳細に、かつ好ましくは、アミノ酸121残基にあるロイシン(Leu− 121)が、特にグルタミンを含む別のアミノ酸残基と置換されている(Gin −121)か、またはarg−125およびglu−126が各々グリシンおよ びアルギニンによって置換されているbst様化合物種である。
さらに詳細には、動物ソマトトロピンは、ウシ、ブタ、サカナ、ヒツジ、ウマ、 ラット、サル、およびヒトソマトトロピンからなる群から選択される。
さらに詳細には、動物ソマトトロピンは、ウシまたはブタソマトトロピン、特に ウシソマトトロピンである。
他の特別に特許請求した分子は、以下の置換からなる群から選択されたものを含 む(対応する位置はチャート1を参照することによって決定できる): Leu−113置換: Arg−113、Lys−113、Asp−113、G ln−11,3、Asn−113、Glu−1,13、His−113、S e t−113、Thr−113、Pro−113、Tyr−113、cty−z3 、Ala−113、Met−113、Trp−113、Phe−113、Tie −113、Val−L 13 ; Leu−116置換: Arg−116、L ys−116、Asp−118、Gln−116、Asn−116、Glu−1 16、His−116,5er−116、Thr−116、Pro−116、T yr−1,16、Gly−116、Ala−116、Met−116、Trp− 116、Phe−116、He−116、Vall 16 ; I Ie−12 0置換:Arg−120、Lys−120,Asp−120、Gln−120、 Asn−120、Glu−120、I(is−120,5et−120,Thr −120、Pro−120;Leu−123置換:Arg−123、Lys−1 23、Asp−123、Gln−123、Asn−123、Glu−123、H ig−123,5er−123、Thr−123、Pro−123、Tyr−1 23、Gly−123、A la−123、Met−123、Trp−123、 Phe−1,23、l1e−123、Val−123: Leu−127置換: Arg−127、Lys−127、Asp−127、G]n127、Asn−1 27、Glu−127、His−127,5er−1,27、Thr−127、 Pro−127、Tyr−127、G iy−127、Ala−127、Met −127、Trp−127、Phe−127、+1e−127、Vall 27  ; I 1e−116置換: Arg−116、Lys−116、Asp−1 16、Gln−116、Asn−116、Glu−116、His−116、S  et−1,16、Thr−416、Pro−11,6、Tyr−116、Gl y−116、Ala−116、Met−116、Trp−116、Phe−11 6、Vail l 6 ; Leu−121置換: Trp−121、Met= 121、Ala−121、Gly−121、Tyr−121、Pro−121゜ Thr−1,21,5et−121、His−121、Glu−121,Asn −121、Gln−121、Asp−121,Lys−12L Arg−121 ;Lys−112置換: Arg−112、Val−112,1ie−112、 Phe−112、Tyr−112、Trp−1i 2、Thr−112、cty −i 12.5er−112、Asp−112、Asn−112、Pro−11 2およびこれらの置換の組合せ。
さらに、変性を誘発するためにより厳格な処理を必要とする哺乳動物ソマトトロ ピンのアナログは、凝集度が低いであろうと予測される。これは、中間体折畳み 単量体を形成する蛋白量が天然状態に対し、減少するためである。我々および他 の者は、ヒトソマトトロピンか折畳みの解除にかなり多量の変性剤を必要とする ことを観察した。後者の蛋白は、安定な折畳み中間体を形成せず、この機構の結 果として沈毅しない。したがって、対応するヒト配列と適合させるためにbst 配列の一次構造を変えることによって、つンフォメーンョン安定性を増強させ、 観察される凝集量を減少させ得る。これらとしては、以下の置換のうち1つまた はそれ以上を含有する以下のアナログが挙げられる Ala−4→Thr: M et−5→11e; 5er−6→Pro; Gly−9→A rg ; Al a−1−2−”Asp; Val−15−*Met ; Gln−19→His ; His−20−Arg; Ala−26−+Phe; Phe−29→Ty r; Lys−30−”G1n1 ; Arg−34−+G1u; Thr−3 5’−+Ala;Glu−39崎Lys ; Gly−40→Glu; Arg −42→Lys ; I 1e−45−”Leu; Thr−48→Pro;  Val−50−+Thr; Ala−51→Ser;Phe−52−+Leu  ; Thr−57−+S er : A 1a−60−Thr ; Thr−6 2−+Ser; Gly−63−Asn; Lys−64−”Arg; Asn −654GILI+Ala−67−+Thr; Asp−72−>Asn ;  Gly−88→G]u; Leu−90→Val : 5er−94→Arg+  Arg−95→Ser; Thr−98−”Ala;Phe−103−”Ty r: Thr−105−Ala: Arg−108−”Ser:Ala−134 −”Tbr; Leu438−pPhe: Asp−t 43−+Ser:Me t−149−+Ser: Arg−150−+His; 5er−151−+A sn;5er−163−”Tyr; Leu−169−”Met; His−]  70−”Asp;Thr−172−”Val ; L、ys−180−*Gl n ; Phe−184−+Ser;Gly−185→Vat : Ala−1 87→Gly ; Ala−190−4Gly ; 44および45残基間への Pheの挿入;108および109残基間へのA、snの挿入: Arg−18 2の欠失。
さらに、他の構造変化は構造安定性の増強を生じることが予想される。例えば、 α−へリノクスにわたるアミノ酸7〜34.75〜95および1.50〜183 残基の安定性の増強は、同様に、凝集を減少させる。これらのへワックスのコン フォメーション安定性の増強は、例えば、これらの領域内のα−へワックス形成 力が低いアミノ酸を、α−へワックス形成力が高いアミノ酸と置き換えることに よって行い得る。後者の例としては、Gly−9→Glu; Val−15→L eu + Asp−27−+G lu ; Phe−29→L、eu : I  1e−78−+Leu ;Phe−92−+Leu : S er−18340 Ir+ ; Arg−166−*Lys ; Thr−172−”GILI:  Tyr−175→Leu; Arg−177−+Lys: Val178→Le υが挙げられる。
本発明の種々のアナログを記すために短縮表示を用いた。例えば、Gln−12 1は、特にチャート1で例示するようなりst分子の121位のロイシンがグル タミンで置き換えられたソマトトロピンアナログを表す。
ソマトトロピンの分子異質性によって、種々のソマトトロピン内のアミノ酸残基 の番号付けが異なり得る。“天然哺乳動物ソマトトロピン”なる語は、これらの 天然に生じる種を含む。チャー ト1には、これら天然bst種の1つを示す。
他の種または他のアナログが含まれる他のソマトトロピンの番号付けは異なり得 る。チャート1に記載したbstのロイシン121を使用して、当業者は、他の 動物ソマトトロピン、例えば、哺乳動物ソマトトロピン、例えば哺乳動物ソマト トロピンのロイシン121またはそれらのアナログにおける対応するアミノ酸を 容易に位置決めして、処理間の所望の凝集減少(減少した疎水性またはヘリック ス安定性による)および生物活性の増強を達成することができる。
bstの凝集折畳み中間体(上記参照)と種々の製造条件におけるbstの溶解 性との間に明らかな関係が存在する。bstの溶解性の改良が望ましいので、本 明細書において例示するように109〜133残基の間の一次構造変化を含むア ナログを合成し、改良されたbst分子を得た。天然bstよりも溶解するアナ ログは、固体および溶液状態における安定性も増大される。
bstおよび他のソマトトロピンのアミノ酸109〜133残基の化学的および 遺伝学的修飾体は、共に本発明に包含される。
好ましい遺伝学的修飾体は、天然アミノ酸配列を他のアミノ酸残基に置換するこ とに関する選択的単点突然変異法によって合成された。
本発明のアナログの製造において、以下の因子が、bst主配列の106〜12 7残基の間で通常見られるα−へワックスの安定性を減少させると予想される: (i)両親媒性ヘリックスの疎水性面への極性残基の挿入。
この両親媒性ヘリックスの疎水性面は以下の残基からなる:Tyr−110、L eu413、Leu−116、Gly−117(疎水性ではなく疎水性面にある )I 1e−120,Leu−121、Leu−123、Met−124、およ びLeu−127゜ブタソマトトロピンは、121位の疎水性アミノ酸残基を含 まない。以下のアミノ酸のいずれかで疎水性残基のいずれか(Glu−117を 除くすべて)を置換することによって、自己会合を介してα−ヘリックス形成を 推進するこの領域の能力を減少させることが予想される:アルギニン、リシン、 アスパラギン酸、グルタミン、アスパラギン、グルタミン酸、ヒスチジン、セリ ン、トレオニン、およびプロリン。
(11)α−へワックスにわたる106〜127残基のNH,またはCotH末 端付近への、α−へワックス双極子による反発相互作用のため二次構造のこの領 域を不安定化するアミノ酸残基の挿入。
α−へワックス形成の安定化におけるヘリックス双極子の役割が探査された(マ ーカス(Marcuse)およびパルドウイン(Baldvin乃。
例えば、α−ヘリ、クスのカルボキシル末端付近に配置された負荷電アミノ酸( 例えばグルタミン酸)は、α−ヘリックス形成の不安定化に資する。したがって 、アスパラギン酸またはグルタミン酸によるLeu−127の、またはより小さ い範囲でArg−125の置換、あるいはり/ンまたはアルギニン残基による1 04〜109残基の置換は、α−ヘリックス安定性を減少させると予想される。
特に、塩基性アミノ酸残基によるAsp−107の置換は、ヘリ・ノクス安定性 を減少させることが予想される。
(iii )このタイプの二次構造についての指向性が小さいアミノ酸残基によ るα−ヘリックス形成についての指向性が強いアミノ酸残基の置換。
α−へリソクス安定性を減少させることが予想されるアミノ酸置換を以下に詳細 に挙げる。これらの予想はレビット、エム(Levitt。
M、)(1978)バイオケミストリー(B iochemistry)、17 .4277−4285で定義されている相対的α−へワックス指向性に基づいて 行う。
5et−106→グリシンまたはプロリン。
Val−109−” トレオニン、チロシン、グリシン、セリン、またはプロリ ン。
Tyr−110→クリシンまたはプロリン。
Glu−111、Glu−117; qju−1118、Glu−126−”ア ラニへ7スオイン、「ロイシンζグル2ミへヒスチジン、リジン、バリン、イン ロイ7ン、フェニルアラ、ニン、チロシン、トリプトファン、トレオニン、グリ シ、ン、セ、リン、アスパラギン酸、アスパラギン、5プロリン、またはアルギ ニン。
L ys7.、.1. 、 j 2、L ysy、114 → システィン、バ リン、インロイシン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、トレオニ ン、Leu−11,3、Leu−116、Leu−121、Leu−,123、 L eu−127→アラニン、システィン、グルタミン、ヒスチジン、リジン、 バリン、イソロイシン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、トレオ ニン、クリシン、セリン、アスパラギン酸、アスパラギン、プロリン、またはア ルギニン。
A Sp−10,,7、Asp−115,→バリン、インロイシン、チロシン、 トリプトファン、トレオニン、グリシン、セリン、アスパラギン、プロリン、ま たはアルギニン。
G’4y−119→プロリン。
ll5−120 →バリン、チロシン、スレオニン、クリシン、セリン、アスパ ラギン、またはプロリン。
Ala−122→システイン、ヒスチジン、リジン、バリン、インロイシン、フ ェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、トレオニン、グリシン、セリン、 アスパラギン酸、アスパラギン、プロリン、またはアルギニン。
Met−124→ほかの天然アミノ酸残基いずれでも。
Arg−108、A、rg−1254バリン、チロシン、トレオニン、グリシン 、セリン、アスパラギン、またはプロリン。
前記のものを含む複数の置換も考えられる。例えば、好ましい具体例は、Arg −125に代えて置換したグリシンおよびGlu−126に代えて置換したアル ギニンを有するものであって、Gly−125+Arg−126と示される。
“動物ツマ1−1−ロビン”なる語は、動物、例えば哺乳動物起源のソマトトロ ピンをいい、天然源、例えば下垂体組織、またはソマトトロピンの天然型を産生 ずるために組換え遺伝学によって形質転換された微生物のいずれかから誘導され たツマ・トトロピンを含む。ウシソマトトロピンまたはウシ起源ソマトトロピン のように特定の哺乳動物源を命名する場合、該ソマトトロピンは、天然源または 形質転換微生物いずれから誘導されたものも含む。
“微生物”なる語は、本明細書においては、細菌、酵母、放線菌の如き単細胞原 核および真核微生物、ならびに細胞培養で増殖させた高等植物および高等動物由 来の単一の細胞を共に含ませて使用する。
“天然”なる語は、天然源、例えば下垂体組織、またはソマトトロピンの天然型 と同一のアミノ酸配列を有するソマトトロピンを産生ずるために組換え遺伝学に よって形質転換された微生物のいずれかから誘導されたソマトトロピンの天然型 をいう。
哺乳動物ソマトトロピンは、アミノ酸配列および物理学的構造において非常に類 似する。実施例に示す構造変化はbst内で行ったが、該プロセスは、いずれの 動物ソマトトロピン、例えば置換に利用可能な所要アミノ酸残基を有する哺乳動 物ソマトトロピン、例えばブタソマトトロピンにも同等に適用できる。
本発明のbstアナログの相対的能力は、下垂体切除ラットを用いて容易に測定 される。エバンズ、エイチ・エム(Evans、 H,M、)およびロング・ジ ェイ・エイ(Long J、A、)、アナトミカル・レコード(A nat、  Rec、 )、21:61.1921゜全体重の相対的増加は、本発明の下垂体 bst%rbStおよび種々のbstアナログを用いて記録する。
部位特異的突然変異誘発二部位特異的突然変異誘発に関するい(つかの技術が、 DNA配列に特異的な変化を導入するために開発されており、本発明の化合物を 産生ずるために使用され得る(クレイマー、ダブリx (K raIIler、  W )ら、Nucl、 Ac1ds Res、、12、第9441〜56頁( 1984);7ンデノキ、タブリュ(Mandecki、 W、 )。
プロシーディンゲス・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシズ・ニ ーニスエイ(Proc、Natl、Acad、Sci、USA)、83、第71 77〜81頁(1986);シラー、エム・ジエイ(Zoller、M。
J、)およびスミス、エム(Smith、M、)、NucL、 Ac1ds R es、、10、第6487頁〜第6500頁(1982);ノーラング−、ジエ イ(Norrander、 J 、 )ら、ジーン(G ene)、26、第1 01頁〜第106頁(t983)+クンケル、ティー・エイ(Kunkel、  T、 A、)、プロシーディンゲス・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サ イエンシズ・ニーニスエイ(Proc、Natl、Acad、Sci、USA) 、82第488〜92頁(1985);ショールド、エイ(S chold、  A )ら、DNA、3、第469〜77頁(1984);マロツテイ、ケイ・エ ム(Marotti、 K、M、)およびトミッチ、シー・ニス・シー(T o mich、 C−S、C,)、ジーン・アナリシス・テクニクス(’G ene  A nal、 T ech、 )(印刷中))。我々は、突然変異反応用の唯 一のプライマーおよび突然変異誘発効率を増大させる遺伝子32蛋白を使用して 、マロノティ(Marotti)およびトミ・ノチ(Tonich)のプライマ ー特異的突然変異誘発法を用いた。
コロニーフィルターハイブリダイゼーション:フィルターハイブリダイゼーシゴ ンのスクリーニング法は、その相補配列の位置を探し出し、ハイブリダイズして 二本鎖セグメントを形成する、DNAの一本鎖セグメントの能力に基づく。ハナ ハン、ディ(Hanahan、 D 、 )およびメセルソ7.エム(Mese lson、 M、 )、Meth、 E nzymol、、100、第333〜 42頁(1983)。この結合の熱安定性は、二本鎖領域内に含まれる対合およ び誤対合の数による。より多くの誤対合が含まれるほど、塩基対結合は弱くなり 、かつDNA結合を破壊するのに必要な温度は低くなる。この温度差は、コロニ ーフィルターハイブリダイゼーションの間に利用する。ブリャン、アール(B  ryan。
R,)ら、マイクロバイオロジー(Microbiology)(1986)。
天然および突然変異配列の間の温度差を最大にする突然変異オリゴマーを構築す ることによって、より低温でハイブリダイズさせて、対合されたかまたはほぼ対 合された配列にプローブを結合させることができる。高温度で洗浄すると、誤対 合ブローブーDNA二重鎖は、不安定になり、脱会合するが、完全に対合した二 重鎖は結合されたままである。次に、対合した二重鎖は、オートラジオグラム上 で最も暗い信号を生じ、したかって、所望の配列を含むコロニーに関する検出法 となる。次いで、このコロニーからDNAを単離し、配列決定することができる 。
フィルター調製については、プレート上にニトロセルロースフィルターを重層す る。該フィルターおよびプレートを向きについてマークし、次いて、プレートか らフィルターを注意深く取り上げる。
マスタープレートを室温で一晩インキユベートして、コロニーを再増殖させる。
該フィルターは、0.5MNaOH1LSMNaCQ中に10分間i+ffiし たワットマン紙(Whatman paper)上に1枚ずつそれらを重層する ことによって変性し、1Mトリス(Tris)、pH7゜4.1.5MNaC& 中に、各々、少なくとも10分間浸漬したワットマン紙を2〜3回順次取り換え て中和し、新しいワットマン紙上で30分間風乾する。次いで、それらを、真空 下、80℃で2時間加熱する。
プローブとして使用するオリゴヌクレオチドを放射線標識するキナーゼ反応は以 下のとおりである。オリゴヌクレオチド2μ9.1OX+ナカー緩衝液2ttQ 、a32−P ATP looμci、T4キナーゼ2μQおよび全量を20μ Qにする水を混合し、37℃で1時間インキュさ一トする。1jIQカラムに、 10311!の使捨てカラムに入れたDEAE−セファセル(S ephace l)を充填し、高塩緩衝液(TE中1.5M NaCQ)2〜3xQで平衡化さ せ、次いで低塩緩衝液(TE中0.2M NaCf2)2〜3村で平衡化させる 。キナーゼ反応を低塩緩衝液200μCで希釈し、カラム中に直接負荷する。該 カラムからカウントがさらに溶出しなくなるまで、該カラムを低塩緩衝液51R Q以上で洗浄する。プローブを高塩緩衝液4〜6酎中で溶離する。
ハイブリダイズさせるには、フィルターを結晶化皿中に置き、40°Cで1〜2 時間、5Xデンハーツ(D enhardts) (1%BSA、L%フィコー ル(F 1coll)および1%PVP)、5X 5SC(0,75M NaC Q、0.075M クエン酸ナトリウム)および0.1%SDS中でバッチ予備 ハイブリダイズする。ノ\イブリダイセーション溶液を取り換え、プローブを添 加する。この皿に蓋をし、ゆっくりとかき混ぜながら一晩ハイブリダイゼーショ ンを行う。次いで、フィルターを5X SSC,0,1%SDSで数回換えて洗 浄する。フィルターをこの溶液中に置く一方、水浴および洗浄溶液(5X SS C。
0.1%5DS)を適当な洗浄温度まで加熱する。順次、フィルターを、洗浄溶 液を入れた新しい結晶北国に移し、3×20分洗浄し、各洗浄後に皿を換える。
次いで、ワットマン紙上で風乾し、サランラップ(S aran wrap)に 包み、X線フィルムに暴露する。
ベクターDNAM製、マニアティス(Maniatis)ら、モレキュラー・ク ローニングニア・ラボラトリ−・マニュアル(MolecularClonin g : A L aboratory Manual)、コールド・スプリング ・ハーバ−・ラボラトリ−、ニューヨーク(1982)に開示されている方法に 従って、配列決定のためのDNAを得る。
配列決定ゲル下のプロトフルに従って、二本鎖配列決定を行う。
2NNaOH12xM EDTA 3uQをDNA 12μf2(2μ9)に添 加し、15分間インキュベートする。3M Na0Ac 6μQ1 プライマー 1μaおよび95%エタノール100μQを添加し、ドライアイス上で20〜3 0分間DNAを沈殿させる。ベレットを回収し、洗浄し、真空乾燥する。水13 μQおよび緩衝液(0,3M トIJス(Tris)−HCQ、pH8,3,0 ,375M NaC12,37,5zMM g CQ x、2.5tM DTT )4μQに溶解し、α32P dCTP 2μQ(20μCi)および逆転写酵 素1μgを添加する。この混合物4μQを、各々G混合物、A混合物、T混合物 またはC混合物1μQを含有する4本のエッペンドルフ管にビベ・ノドで入れる 。該管を42°Cで10分間インキュベートする。追跡混合物(0,25xM  dNTPs)1μQを添加し、それらをさらに5分間インキュベートする。
停止溶液(80%ホルムアミド、101M NaOH,IIIM EDTA。
0.1%キンレンシアノールおよび0,1%ブロムフェノールブルー)10μQ を添加し、該反応を3分間沸騰させ、各々3μQを配列決定ゲルに負荷する。
誘導プロトコルおよび5DS−PAGE分析:PCT/US88100328を 参照。
トリプトファンプロモーター系と一緒に、適当な遺伝子配列か挿入された温度感 受性ランナウェイ−複製−プラスミドを担持するイー・フリ(E、coli)か ら組換えDNA誘導bstを得た。ンーーエス・シー・ トミ ノチ(C−S、 C,Tomich)ら、Nucl、Ac1ds Res、、17、第3179〜 97頁(1989)。bstの発酵および単離は、エバンズ(E vans)お よびヌース(K nuth)によって開示された方法(特許出願国際公開W08 700204号)に準じた。
上記のマロツティ(Marotti)およびトミッチ(T omich)の方法 に従い、プラスミドDNA上のオリゴヌクレオチド特異的突然変異誘発によって 、Gln−121bstおよびLeu−112+G1n−121bstを得た。
Gln−121bStを生じさせるために野生型D N A配列上で、そしてL eu−112+G1n−121bS tを生じるためにLeu−112DNA配 列上で、5’GAAGGCATCCAGGCTCTGATGCを有するオリゴヌ クレオチドを使用した。コロニーハイブリダイセーンヨン(マニアナイス、ティ ー(Maniatis、 T、)、フリッチs (F ritsch)ら、モレ キュラー・クローニング(MolecularCloning)、コールド・ス プリング・ハーバ−・ラボラトリ−、ニューヨーク、1982)によって突然変 異体を検出した。二本鎖鋳型に関する鎖停止法(ワレイス、アール・ビー(Wa llace、R,B、)ら、ジーン(G ene)、16.21〜26(198 1))によってDNAを配列決定することによって該突然変異体を確認した。形 質転換およびプラスミド調製は、上記のマニアティス、ティーによって開示され た方法に従った。突然変異体bstは、イー・コ!J(E、coli)の同−株 から得られ、野生型組換え誘導bstと同一の方法で発酵培養培地から単離した 。
シュバルツ(S chwartz)/マン(Mann)からの塩酸グアニジン( Gdn HCf2)は、極めて純度が高かった。他の試薬は分析グレードであっ た。
bst12it、15.270M−’ノ吸光係数を用い、278 no(7)吸 光度によって決定した(バーガー、エイチ・ジー(Burger、 H,G、) ら、ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J、Biol、Che m、)、241、第449頁〜第457頁(1966))。吸光度測定は、r8 M9420分光計で行った。CD測定は、ジャスコ(J asco) J−50 0C分光偏光計を用いて行った。結果は、平均残留楕円率(mean resi due ellipticity)(MRE)(度cm” do+ol−’)と して示し、115の平均残存重量(mean residue weight) を用いて算出した。
前記に従って、平衡変性法、等電点電気泳動法、速度論的研究および逆相HPL Cの結果が得られた(ハベル、エイチ・エイ(Wavel、H。
A、)ら、バイオケミストリー(B iochemistry)、25、第65 33頁〜第6538頁(1986)、ブレムズ、ディー・エヌ(B rems、  D 。
N)ら、バイオケミストリー(B iochemistry)、25、第653 9頁〜第6543頁(1,986):ブレムズ、ディー・ニス(Brems、D 。
N、)、ジャーナル・オン・バイオロジカノいケミストリー(J 、 B io l。
Chem、 )、262、第2590頁〜第2596頁;ブレムズ、ディ・エヌ (B rems、 D、 N 、 )ら、バイオケミストリー(B ioche mistry) 24、第7662頁〜第7668頁(1985))。トリプシ ンのマツピングは、ハートマン、ビー・エイ(Hartman、 P、 A、) ら、ジャーナル・オン・クロマトグラフィー (J 、 Chromatogr 、 )、360、第385頁〜第395頁(1986)に従った。
会合中間体の検出に関する2工程法は、以下のとおりである:第1工程において 、3.5M Gdn HCQ、pH8,5に様々な濃度の突然変異体または野生 型蛋白を溶解することによって、様々な濃度の会合中間体が生じる。平衡化の後 、0.8M Gdn HCi2および蛋白濃度0.1 Bag/xQ<8.2μ M)に試料を希釈することによって、凝集した蛋白を沈殿させた。30分後、該 反応混合物を、450no+で濁度を測定するためにキュベツトに加えるか、遠 心分離によって沈降させ、0.45μ肩の濾過器を介して濾過する。残存する可 溶性蛋白含有量を278止でUV吸光度によって測定する。
凝集形成の見かけの平衡定数は、AS、YST(マクミラン・ソフトウェア(M acMillan Software))において利用可能である非線形最小自 乗曲線適合法(non−1inear 1east 5qures curve  rittingrout 1nes)を使用することによって算出する。これ らの定数の正確な決定は、このソフトウェアパッケージを使用することに依存し ない。検量線は、−世体一対一二量体平衡を想定することによって決定される:  M + M−−o ; Kall、O,、、−[D]/[M3’ ;および[ 蛋白]、。lal == 2[D] + [M] (式中、[D]は二重体の濃 度であり。
[M]は二重体の濃度であり: Kasmocは会合定数である)。会合をモニ ターするために、蛋白濃度を変化させ、300nmでのより負のMREは、二量 体形成に比例すると仮定される。算出されたMRE= MREM[M] + M REo[D] (式中、M RE Nは二重体jこ関する平均残留楕円率であり 、M RE oは二量体ζこ関する平均残留楕円率である)。
動的データは、オン−ライン・インストウルメント・システムズ(On−L i ne I nstrument S ysteIIls)(OL I S 、ジ エファー゛ノン(Hefferson)、ジョーシア州)3920Z データ収 集および装置制御システムによって分析される。このシステムに関して、データ は単一の反応速度指数函数方程式に適合する。速度論的結果(ま時定数または速 度−1として表す。
実施例I Gln−121bSTの生産二本鎖プライマー伸長法に関する部位特 異的突然変異誘発法を使用して、bSt cDNA m4遺伝子においてアミノ 酸121位のグルタミンに関し変化させたコドンを誘発する(国際特許出願PC T/U S 8 B10 O328号、1988年1月27日出願であり、本明 細書に資料として引用記載する)。この方法において、標的配列は、適切なプラ スミドにクローン化し、プラスミドDNAを調製する。
該プラスミドDNAをN a OHで処理することによって変性し、DNA分子 デオキシリボース−リン酸骨格において“ニック”を生じる。これは、DNAを 弛緩させ、所望の配列変化を含有するオリゴマーがbstの位置121残基を含 有するプラスミド配列にl\イブリダイズするのを可能とする。プライマーを伸 長させ、突然変異誘発性オリゴマーを含有する新しいDNA鎖を合成し、正常な 相補鎖と置換する逆転写酵素のDNAポリメラーゼ活性用のプライマーを、オリ ゴマーの3°末端に生じさせる。伸長反応は、オリゴマー指間変化の取り込みの 可能性を増大させる。DNAをコンピテント細胞に形質転換し、得られたコロニ ーをコロニーフィルターノ・イブリダイゼーンヨンによってスクリーニングする 。プラスミドDNAを、陽性候補体から単離および配列決定する。
bsta4遺伝子における121位グルタミン変化を構築するのに使用したオリ ゴマーは、既述の技術(PCT/US88100328)によって生産される。
このようにして産生された前記のオリゴヌクレオチドは、適正な変化を含む。
実施例2 Leu−112+G1n−421bStの生産所望のアミノ酸をコー ドする適切なオリゴマーに代えた以外は、実施例1の方法に従って、112位に ロイシンを有し、121位にグルタミンを有するbstアナログを構築する。
実施例3 Gly−125+Arg−126bStの生産所望のアミノ酸をコー ドする適切なオリゴマーに代えた以外は、実施例1の方法に従って、125位に グリシンを有し、126位にアルギニンを有するbstを構築する。
実施例4 Gln−121bSt、 Leu−112+Gln−L 2 Lおよ びGly−125+Arg−126bStの特徴付は野生型およびbstアナロ グ試料の逆相HPLC分析によって単一のクロマトグラフィーピークを得る。使 用したグラジェント系において、リシン112の代わりにロイシンを用いると、 保持時間の有意な増加(約8.5分)が生じるが、一方、121位での変化は、 保持時間の僅かな減少(約1.4分)を生じる。112および121位での二重 突然変異によって保持時間への付加的効果が生じる。
野生型およびbstアナログ試料の等電点電気泳動によって主成分に関する以下 のpI値が得られる: 8.15(野生型)、7.0(Leu−112)、8. 25(Gin−f 21)、7.05(Leu−112+G1n−121)、8 .7ぐGly−125+Arg−126)。これらの値は、野生型bstにおけ る(塩基性)リシン残基のLeu−112bStおよびL eu−112+01 n−121bStにおける(天然)ロイシン残基との置換ならびに(酸性)グル タミン酸残基のGly−125+Arg426 bStアナログにおけるグリシ ンとの正味の置換と一致する。
正しいアミノ酸変化がGln−121bSt、 Leu−112+G1n−12 1、およびGly−125+Arg−126bStにおいて行われたことの確認 は、酸化された蛋白のペプチドマ/ピングによって確立された。突然変異体の予 想されるペプチド断片かマツプから欠けており、クロマトグラムにおいて新しい ピークか観察され、これらは置換されたアミノ酸を有するペプチドに一致する。
ペプチド保持時間の変化は、ペプチドの疎水性の変化と相互関係がある。
突然変異蛋白のトリプシンマツプに現れる新しいピークもアミノ酸配列決定に付 した。 Gln−1,21bSt、 Leu−11,2+01n−121、およ びGly−125+Arg−126bS tに関して、正しいアミノ酸配列が得 られる。
A、 低蛋白濃度ではG1n421 bStが野生型bstのように変性するか 、高蛋白濃度ではLeu−112bStおよびLeu−112十〇In−121 bStが野生型bstのように変性する。
野生型およびbstアナログの低蛋白濃度での平衡変性を測定した。
Gln−121および野生型bstに関して、第2誘導UV吸収およびCD検出 された変性転移は、対称的であり、かつ同一である。しかしながら、Leu−1 12bStおよびLeu−112+01n−121bStに関して、CD検出転 移は、二相性であり、第2誘導UV吸光度検出転移は、非対称的である。これら のタイプの転移は、高濃度の野生型bstに関して既に報告された(ハベル、エ イチ・エイ)ら、バイオケミストリー(B iochemistry)、2S、 第6533頁〜第6538頁(1986)、ブレムズ、ディー・エヌ(Bref fls、 D、N、)ら、バイオケミストソー(B iochemistry) 、25、第6539頁〜第6543頁(1986))。二相性および非対称的な 変性転移は、会合中間体の存在に帰せられている(ハベル、エイチ・エイ(Ha vel、 H,A、)ら、上記文献:およびブレムズ、ディー・エヌ(Bref fis、 D、 N、)う、上記文献)。変性結果によって、0,04群/xQ (1,8μM)では、野生型、Gln−121およびGly−125+Arg− 126bStが会合中間体の有意な集団を示さないが、Leu−112bStお よびL eu−112+G1n−121bStは会合されることが分かる。これ らの結果は、会合定数がLys−112をLeuに置き換えることによって増大 したことを示唆する。
B、Gln−12]およびGly−125+Arg−126bStは会合した折 畳み中間体を不安定にし、Leu−]、 l 2+G1n−121bStはそれ を安定化する。
300 nmでのCD測定によって、種々のbsL種に関する会合中間体の集団 が以下の順序であることが分かる:Leu−112 bSt>Leu−112+ G1n−121bSt>野生型bSt>Gln−121bSt>Gly−125 +Arg−126119/zQ<45μM)以下の蛋白濃度では、これらの蛋白 において会合した種類の量(より負の楕円率から測定した)は、以下の順序であ る。
Leu−112bSt>Leu−112+01n−121bSt>野生型bSt >Gln−12]、bSt>Gly−125+Arg−126bSt2ff?/ d(91μM)以上の濃度では、野生型bstは、Leu−112+G1n−1 21,bStよりも負の楕円率を有するが、Leu−112bstはど負ではな い楕円率を有し、会合した種の量に関する順序は以下のとおりである: Leu−112bst>野生型bSt>Leu−112+G1n−121bst >Gln−121bSt>Gly−125+Arg−126bst濃度依存性効 果は、野生型bstに対する会合中間体の安定性を、Leu−121のGlnへ の変化は減少させ、Lys−112のしeuへの変化は増加させることを示す。
さらに、Arg−125をグリシンに、Glu−126をアルギニンに代えると 、野生型bstに対する会合中間体の安定性を減少させる。Leu−112+G 1n−121bStに関して、野生型bstに対する会合中間体の安定性への正 味の影響は、蛋白濃度に依存する。
C,Gln−121bStおよびGly−125+Arg−126bStは野生 型bstはとには沈殿せず、Leu−112+G1n−121bStはそれより も沈殿する。
会合中間体は、天然または変性のコンフォメーションはど可溶性ではない。これ は、2工程法=1)会合中間体は最大数に関する溶媒条件を調節することによっ て存在すること、および2)溶媒条件を変化させて、会合形態を選択的に沈殿さ せることによって野生型蛋白に関して示される。この2工程法は、突然変異体お よび野生型bstに関する会合中間体の安定性と比較するのに利用される。種々 の蛋白の沈殿量は、以下の順序である。
Leu−112bsL>Leu−1124Gln−1,21bst>野生型bS t>Gln−121bSt>Gly−125+Arg−126bst結果は、G ln−12]、bStおよびGly−1,25+Arg−126bstで見られ た沈殿が野生型bstよりも約36%および72%少ないことを示す。形質転換 イー・コリ(E 、 coli)からの活性bstの回収は、1n−vitro 折畳み工程を必要とする。折畳みの間の蛋白の沈殿が低い回収率で得られるので 、Gln−121bStおよびGly−125+Arg−126bStは、形質 転換イー・コリ(E、coli)から可溶性活性bstが高収率で得られるであ ろう。
D 低蛋白濃度ではGln−121bStおよびGly−125+Arg−12 6bS *は野生型bstと同一の速度で再度折り畳まれるが、高い蛋白濃度で はそれらはより速く折り畳まれ、他方、Leu−112+G1n−121bSt はゆつ(つと再度折り畳まれる。
bst再折畳みの反応速度は蛋白濃度に依存し、濃度の増加に伴ってより遅い反 応速度が得られる(ブレムズ、ディー・エヌ(Brews、D。
N、)ら、ジャーナル・オン・バイオロジカル・ケミストリー(J、B iol 、 Chem、 )、262、第2590頁〜第2596頁(1987))。
ごの濃度依存性効果は、平衡状態で観察されるものと同一または類似の一過性会 合中間体の存在に起因する(ブレムズ、ディー・エヌ(Brems、 D、N、 )ら、ジャーナル・オン・バイオロジカル・ケミストリー(J、Biol、Ch em、)、262、第2590頁〜第2596頁(1987))。折畳みの間の 会合中間体の存在は、この中間体が天然状態への経路上に直接位置しないので速 度を遅くする。N←・I反応によって、290n+++でのUV吸光度変化が観 察される。290nmでのUV吸光度によって検出される再折畳みは、I a  LI+ @ Oe +の解離によって速度制限されるであろう。低蛋白濃度(<  0 、319/ z(1,14μM)で、Gln−121bstは、野生型b stと同一速度(各々、時定数72秒および75秒)で再度折り畳まれるが、L eu−112+G1n−121bStおよびLeu−112bstの再折畳みは 非常に遅い(各々、時定数113および130分)。高蛋白濃度では、多少の会 合中間体が野生型およびGln−121bStで存在し、再折畳みは遅い。
低蛋白濃度(< 0 、319/ wQ、14μM)では、野生型GIn−12 1bstおよびGly−125+Arg−126bStは、同程度の速度で再度 折り畳まれるが、高蛋白濃度(>0.5u/xc、23μM)では、Gln−1 21bStおよびGly425+Arg−126は、野生型よりも再折畳みは速 い。
rbStのへリノクスの疎水性面は、Leu−121をGlnに代えることによ って減少し、Lys−112およびLeu−121を、各々、LeuおよびGl nに代えることによってシフトする。Gln−121bStは会合中間体の安定 性を減少させ、Leu−112+G1n−121bStは増加させる。会合中間 体の安定性のこの変化の結果、再折畳み間に生じる沈殿が減少し、Gln−12 1bStの再折畳み速度が増大する一方、Leu−112+G1n−121bS tは逆効果を有する。他方、Arg425およびGlu−126を、各々、グリ シノおよびアルギニンに代えることによって野生型bstの106および127 残基の間で見い出されるヘリ、クスのC−末端部分の不安定化が起こるようであ る。これにより、この両親媒性ヘワックスの疎水性相互作用に関与する疎水性ア ミノ酸残基が少ないので、後者の蛋白の溶解性が間接的に増加する。これらの結 果は、溶解性および安定性が大のbstアナログが得られることを示す。
実施例5 GIn−121bStおよびLeu−112+G1n−121bst の活性 様々な位置アナログの活性を証明した。測定したパラメーターは、天然rbSt 、 Gln−121rbStおよびLeu−112rbstを筋肉内注射した乳 牛の3.5%脂肪補正乳収1:(F CM)の差を評価するためのものであった 。ホルスタイン牛(45)を、rbsL注射の開始の3および2日前の乳収量に 基づき、高札収量から低乳収量までランク付けした。乳収量に基づき、複数連に てウシをランダムに割り当てた:注射なしく対照)、毎日5麗9および1519 のLeu−112、毎日5R9および15R9のGln−121、ならびに毎日 511gおよび15m9(臨床学的rbSt)。ウシには、毎日−回、7日間、 半鍵様筋に筋肉内注射した。注射開始前3日間、注射中7日間、および最終注射 後5日間、毎日2回乳重量を記録した。rbStの濃度は10μg/z(1であ ると予想された。
比色法で測定した残存する注射後rbSt溶液の濃度は、平均して、臨床的rb Stで10.0、Gln−121rbstで123およびL eu−112rb Stで11.8であった。
実験グループ間のFCMの統計的解析は、共変量として注射開始前3日を使用し 、注射1〜7日間の平均口FCMに基づくものであった。
統計学的に有意な効果が、rbStフオーム(P= 、0004>およびドース (P= 、03)に関して検出され;rbstフオームとrbStドースとの相 互関係の統計学的に有意な効果はなかった(P−,73)。Gln−121rb Stを摂取したウシに関する平均口FCM(28,0Kg)は、臨床学的rbS tを摂取しているウシよりも僅かに増加しく26.8Kg5P= 、08)、L eu−112rbStを摂取しているウシのそれ(25,5Kg、P= 、00 07)または注射なしの対照ウシのそれ(24,6、p= 、0002)よりも 有意に大であった。
臨床学的rbStを摂取しているつ/と比較して、Gln−121rbStを摂 取しているウシのFCMの明らかな増加の一部は、臨床学的rbStに対しGl n−121rbStの投与量が多いことによるものであった。臨床学的rbSt を摂取するウシの平均口F CM(26,8Kg)はLeu−112rbStを 摂取しているウシのそれ(25,5Kg5P−。
063)および非注射対照体のそれ(24,6Kg、P−,01)よりも大のよ うだった。Leu−112rbstを摂取しているウシの平均口F CM(25 ,5Kg)は、対照ウシのそれ(24,6Kg5P= 、25、P= 、55) と有意に差はない。注射後に基線に戻るFCMを表す線の傾きは異ならず、実験 群のウシ間のFCM衰弱速度の検出可能な差を示さない。Leu−112rbS tの生物学的活性減少の結果は、う/ト成長アッセイおよび前記乳牛バイオアッ セイの前記結果と一致する。ウシは、毎日の注射に対して耐性があり、御し難く ならなかった。これらのウシにおいて、rbStまたはrbStアナログを投与 した結果としての副作用は検出されなかった。rbSt注射したウシが属するロ ットのウシは、rbst注射なしで予想されるより実施例6 他のアナログ 適当に修飾したこれまでの実施例の教示に従い、適当なアミノ酸残基で置き換え ることにより、ブタ、ヒト、ヒツジ、ウマ、ラット、サルおよびトリのソマトト ロピンに対する同様のアナログも生産し得る(ニスーxス・アブデルーメグイノ ド(S 、 S 、 A bdel −Meguid)ら、プロシーディンゲス ・オン・ナショナル・アカデミ−・オン・サイエンシズ・ニーニスエイ(Pro c、Natl、Acad、Sci、pSA)、84、第6434〜37頁(19 87))。
乳牛へのbstアナログの投与は、動物循環系に所要の用量を送達するのに効果 的な経路を使用する公知の方法に従う。投与形態としては、経口、筋肉内注射、 皮下注射、および限時放出性移植(tia+ed−release impla nts)の使用が挙げられる。好ましい投与形態は、限時放出性移植を使用する 皮下注射による。適当な注射用賦形剤としては、重炭酸ナトリウム、リン酸ナト リウムまたはリン酸アンモニウム溶液のような生理学的に適合する緩衝液が挙げ られる。限時放出性移植は、当技術分野において公知である。例えば、米国特許 第4.333,919号。
効果的な投与量範囲は、1日当たり動物1匹につき1.0〜200ミリグラムで ある。与えるbstの量が多いほど、得られる成長、乳汁分泌、または哺乳動物 実質細胞数の増加も大きい。最も好ましくは、投与量範囲は、1日当たり5〜5 0ミリグラムである。
哺乳動物成長ホルモンは、そのアミノ酸配列が非常に類似しており、ある動物源 由来のホルモンは、非類縁動物種(例えばラット)の成長を増強できる場合があ る。動物の成長速度を増大させるために、本発明のアナログは、天然bstがウ シ、ヒツジ、ラット、サーモンおよびニワトリのような成長関連バイオ活性を有 することが示されている同動物種の成長を増大させるために使用され得る。好ま しい動物は、雄ウシ(bulls)、雌ウシ(heifers)または雄子ウシ (steers)のような食肉用に用いられるウシである。
肉牛は、充分な成熟度および大きさに達する直前に層殺する。本発明のbstア ナログは、離乳から層殺まで間のいずれかの時期に投与することによって、肉牛 の成長速度を増大させるのに使用することかできる。bstは、所望の屠殺時期 に応じ、最低30日問および最高450日間、肉牛に投与する。子ウシの肉(v eal)用に使用する動物は典型的には約6月齢で層殺し、成長速度の所望の増 大を達成するために層殺の齢まで10〜30o/日のbstアナログを投与する 。
ウシ、特に乳牛で乳汁分泌を増加させるために、bstを産後30〜90日間投 与し、300日までの間継続する。bstアナログは、ヤギおよびヒツジのよう な他の商業釣札生産動物における乳汁分泌も増加させるであろう。
チャートl ウメソマトトロピンのアミノ酸配列aim pha pro al a +!lee sar Lau ser gay lau pha aha  asn aha vaLgln agn セhr gin vaL aha p ha ays ph@ sir glu セhr 1l−a pro alap ro ehr gly lys *snglu ala gin gun LY II sat JLIIP Lau glu 1ausir asp arg  val ay gLu lye tau Lys amp lsu gLu g lu gly 11nLnu aha tau tauセ arg glu t au gLu yp gay chr pro arg aha glyarg  lyg asp 1*u hij Lys thr gLu ehr eyr  1au arg vaL me lys国際調査報告 −m*m1lnejl^II@I□cNI劃IIC−PCTlυ5901035 50国際調査報告

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)チャート1に例示した天然ソマトトロピンの96〜133残基に対応する アミノ酸残基において変化を有し、該変化がソマトトロピンの疎水性またはヘリ ックス安定性を減少させることを特徴とする動物ソマトトロピン。
  2. (2)【配列があります】からなる群 から選択される請求項1記載の動物ソマトトロピン。
  3. (3)Gln−121である請求項2記載の哺乳動物ソマトトロピン。
  4. (4)G1y−125+Arg−126である請求項2記載の哺乳動物ソマトト ロピン。
  5. (5)ウシ、ブタ、サカナ、ヒツジ、ウマ、ラット、サル、およびヒトソマトト ロピンからなる群から選択される請求項1記載の動物ソマトトロピン。
  6. (6)ウシソマトトロピンである請求項1記載の動物ソマトトロピン。
  7. (7)ウシソマトトロピンである請求項2記載の動物ソマトトロピン。
  8. (8)ブタソマトトロピンである請求項1記載の動物ソマトトロピン。
  9. (9)ウシソマトトロピンである請求項3記載の動物ソマトトロピン。
  10. (10)ウシソマトトロピンである請求項4記載の動物ソマトトロピン。
  11. (11)請求項1記載のソマトトロピンの有効量を動物に投与することを特徴と する動物の成長増強方法。
  12. (12)動物がウシである請求項11記載の方法。
  13. (13)請求項2記載のソマトトロピンの有効量を動物に投与することを特徴と する動物の成長増強方法。
  14. (14)動物がウシである請求項13記載の方法。
  15. (15)請求項3記載のソマトトロピンの有効量を動物に投与することを特徴と する動物の成長増強方法。
  16. (16)動物がウシである請求項15記載の方法。
  17. (17)請求項1記載の動物ソマトトロピンの有効量をウシに投与することを特 徴とするウシの乳生産増加方法。
  18. (18)請求項2記載の動物ソマトトロピンの有効量をウシに投与することを特 徴とするウシの乳生産増加方法。
  19. (19)請求項3記載の動物ソマトトロピンの有効量をウシに投与することを特 徴とするウシの乳生産増加方法。
  20. (20)請求項4記載の動物ソマトトロピンの有効量をウシに投与することを特 徴とするウシの乳生産増加方法。
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