JPH04506633A - プレスラインの設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

プレスラインの設備 （技術分野） 本発明は、主として車体部品製造を目的とし、さらに工作物のステンプワイズ（ 段階的）加工処理用の材料フロ一方向に沿って相関的に連続して配置された多数 のプレスと、工作物をプレスラインの一つのプレスから次のプレスへと転送させ るためのものであって、フロ一方向を横切って位置移動可能な転送装置と、各プ レスに配置され、工具取替えの際に工具をプレスに対し往復輸送するためのフロ 一方向を横断して駆動可能な少なくとも１個のキャリッジと、を含む型のプレス ライン上の装置に関する。 〔背景技術〕 プレスラインで加工処理中の工作物をそのプレスラインの一つのプレスのグイ又 は工具から次のプレスの工具へと輸送するために用いられるオートメーション設 備には、多数の異なるタイプのものが以前から知られている。 かかるオートメーション設備は隣接するプレス間のスペースに据え付けられてい るので、工具取替え時の大重量工具を輸送するために使用されるトラック又はレ ール輸送キャリッジが隣接するプレス間の領域内に移動されるべき時にはわきに 移動させなければならない。こうした輸送機器の位置移動の実施は、スペース不 足のために困難であることが多い。 従来技術による工具取替えに関する一つの悪化要因は、プレスラインを取り巻く 利用可能なスペースが、オートメーション設備の移動でさえも簡単な方法で実行 することができないほど極端に限定されるという事実に存することが多い。さら に、プレスライン周囲の領域は、例えば、ワークベンチ（作業台）、材料貯蔵品 、工具キャビネット、安全バリヤ及び同類の物で散乱していることが多い。スペ ース不足の結果、完全に不可能にならしめることがないにしても、手動調整作業 は妨げられる。 先行技術の従来式技法が用いられると、生産系列の着実な縮小化についての必要 条件がますます強調されるようになってくると、かかるプレスラインがほとんど 競合できな（なるくらいに工具取替えのための時間浪費は非常に大きい。 「スライディング・ボルスタ−」型のプレスもまた、当該技術では以前から周知 であって、ここでは工具はプレス側にある開口部を介して材料のフロ一方向を横 断して側方向に位置移動されるので、このため工具取替えの際に隣接するプレス 間のスペースが取られる必要はなくなる。この種のプレスはそれ自体が迅速な工 具取替えに備えられ、高出力容量を有しているが、しかし非常に資本集約的であ る。この種のプレスの一例は、アメリカ特許第３４５５１４１号において述べら れている。 「転送プレス」型のプレスもまた、すでに周知である。 この型のプレスでは、１個の且つ同一プレスで複数の工具が使用される。この種 のプレスは、迅速な工具取替えに役立つものであり、高容量を有するものである が、また、この場合に必要な費用は手が出せないほど高い。かかるプレスの一例 は、ドイツ特許出願公開第２１９９５２４号において述べられている。 アメリカ特許第３５１６２７７号では、隣接するプレス間の工作物の転送が部分 的にどのように実行されるか、また、プレスの材料のフロ一方向を横断して移動 可能なキャリッジの支援を受けて工具取替えが部分的にどのように実行できるか 、という課題に対して提案された解決案が示されている。 上記公開文献による設計及び構造によって必要とされることは、輸送機器が隣接 するプレス間の別個のホイール輸送キャリッジに取付けられ、該キャリッジは、 接続ロッドを介してプレスラインの材料のフロ一方向を横断してダイ又は工具を 輸送するのに用いられるまた別のキャリッジと連結され、さらに後者のキャリッ ジの動作による反応を受けて確実に移動できるものとする。この公開文献による 構成はまた、ベッドプレート又は床面に設置されて、作動中の工具取替えキャリ ッジを設置するために用いられるドラ１゛ブユニツトを含む。 実際に、本件特許明細書による設計及び構造がほとんど実現不可能であることは 、プレスラインを取り巻き、且つ隣接するプレス間にあって非常に限定されるこ との多いスペースに帰する課題をこうした設計や構造では解決することができな いからである。接続ロッドを伴った一対のキャリッジによって、多くの場合、プ レスホールの長手方向壁面と最も近位の利用可能なスペースに対しては大きすぎ るプレスラインの材料のフロ一方向に横断した構造上の寸法が付加される。決定 的な不利益として、工具取替え゛キャリッジ用にベッドプレート又は床面に設置 されるドライブユニットを取り上げなければならず、これは隣接するプレス間の フロアスペースが調整作業、サービス（修理）その他に対し自由にアクセスでき ないことを意味する。 〔問題の構造〕 従って、本発明は序文に上げられた型の装置を実現することをその目的とするも のであり、該装置は非常に迅速な工具取替えを可能とするような方法で設計され ているので、このため、旧型のプレスモデルを縮小系列生産で有効に用いること もできる。本発明はさらに、隣接するプレス間の床面積を自由に利用できるよう にする装置を実現することをその目的とする。なおまた、本発明はプレスライン それ自体ならびにその付近のスペースが非常に限定されているようなプレスライ ンにおいても使用することのできるような装置を実現することをその目的とする ものである。 〔解決〕 本発明の基礎を成す目的は、序文によって想定された装置がキャリッジには第１ と第２の端部が設けられていることを特徴とする場合に達成されるものであり、 上記第１の端部は工具を装着し、その工具をプレスに対しそれぞれ往復転送する ための手段を有し、他方、上記第２の端部には転送装置をキャリッジから突出さ せるように支持するための手段が設けられている。 これらの設計の特徴によって、合理的な数字で最適に示される主な利点が与えら れる。既存且つ旧型のプレスラインを６個のステーションを有する「転送プレス 」に置き換えるために必要な投資額が１００％に設定されると、「スライディン グ・ボルスタ−」型の６個のプレスに置き換えた場合に相当する投資額は約１２ ５％となり、他方、本発明を適用するのに必要な投資額は、２０乃至２５％の間 のオーダにすぎなくなる。異なる別の方法で達成される生産出力容量は、転送プ レスでは毎分１２−１３ストローク、スライディング・ボルスタ−型のｉ星プレ スラインでは毎分１０−１１ストローク、さらに、本発明により設計され、固定 又は可動プレステーブルの付いた１１Ｌ！プレスラインでは８−９ストロークで ある。 これら３つの方法すべてにおいて、工具取替え時間は約１０分に達する。上記か ら、４個と５個の旧型の従来式プレスラインは本発明に従って、１つの転送プレ スに６個のステーションを設置する際に必要とされる同じ費用で改造することも できるのは明白である。その結果、生産出力容量は、転送プレスを用いた方法と 比較すると、投資貨幣単位当たり２倍から３倍の間で高くなるだろう。 本発明による改造を完了させるために掛かる時間は約１年であり、一方、■プレ スライン又は転送プレスの場合、約２乃至２．５年の設置期間が必要になる。従 って支払周期は、本発明による装置を使用した場合、早期に始まる。 本発明の主題が、添付の請求項２乃至１０において示される特徴を表わす要点の 一つ又はそれ以上与えられるのであれば、本発明によってさらに利点が得られる だろう。 ４、

【図面の簡単な説明】

本発明は、添付図面を参照して、以下に詳細に述べられる。添付図面において、 図１は、プレスラインの一部分の概略透視図である。 図２は、本発明の第１の実施例により設計されたプレスラインの送り込み端部を 示す図である。 図３は、本発明による装置の一実施例を示す図である。 図４乃至図７は、本発明の別の実施例を示す図である。 〔好ましい実施例の説明〕 図面を参照すると、まず図１は、材料のフロ一方向２７に沿って配置された数個 のプレスを含むプレスラインからの一部分を示している。これに関して、材料の フロ一方向という用語は、工作物がプレスラインを介して加工処理のために輸送 される主要方向を意味するものとして解釈される。従って、プレスライン内の一 工作物の局部的フロ一方向は、上記材料のフロ一方向からがなり離れていること は、熟練者には理解されるであろう、さらにこの図から、トラック７は、隣接す るプレス間のスペースに据え付けられて、プレスライン及びその材料のフロ一方 向に沿って配置される輸送スペース２８内に図１の見る側に向かって延出するよ うに材料のフロ一方向２７を横断して延長していることは明白である。さらに、 トラックは、トラック７の内の１個に沿って移動されるキャリッジが貯蔵部２９ から工具を収集して、そこで工具取替えを実行するために隣接するプレス間のス ペースへ該工具を輸送するように、見る側に向かって概略図示された工具又はダ イ貯蔵部２９に到るまで延長することが好ましい。このために、キャリフジ（図 １では図示せず）には、工具を装着して、それをプレスに対し往復転送するため の手段が設けられている。かかる手段は、例えば、工具が材料のフロ一方向２７ と略平行な方向にプレス内にすべり込んだり、又はプレスからすべり出たりする ことによって、キャリッジ内に配置されたチャネル（溝）と、それに接続された グリップ手段とから成るものであってもよい。 トラック７は、少なくともキャリッジが部分的にプレスラインの末端側に出るよ うに、図１を見る側とは反対方向に多少プレスラインを越えて延出することが好 ましい。 図１には、さらに３本の軸線が示されており、即ち、材料のフロ一方向と実質的 に平行な略水平軸３０と、材料のフロ一方向２７に対し実質的に垂直な略水平軸 ３１と、材料のフロ一方向に対し実質的に垂直な垂直軸３２である。これらの軸 線の方向は、以下に参照として使用される。 本発明によると、プレスラインで加工処理されるこれらの工作物を輸送するため に、プレスラインで一個のプレスの工具から次のプレスの工具へと工作物を転送 する輸送機器が使用される。かかる輸送機器は、ある操作位置では隣接するプレ ス間のスペースに位置される転送装置を含む。さらに、輸送機器は工作物をプレ ス工具から持ち上げて、これを転送装置に再度据え付けるプレスに取付けられた °フィーダ装置を含むこともある。対応するフィーダ装置は、次のプレスの送り 込みサイドに据え付けられるので、かかるフィーダ装置は転送装置から工作物を 収集して、これを次のプレスの工具の正しい位置に置く。その代わりに、フィー ダ装置が少しでも用いられるならば、これらを転送装置に統合することもできる のは当然である。 その最も一般的形式において、本発明は、工具を隣接するプレス間のスペース内 に輸送するために用いられるキャリッジが、キャリッジとともに輸送されるよう に転送装置を装着することによって、床面積を自由に使用できるようにすること を示している。 図２は、最初の２個のプレスがそれぞれ参照符号１と２で示されたプレスライン の送り込み端部を示している。 これらのプレスが単に模式的に、また、一定の切断部分とともに図示されている のは、プレスの詳細な設計が本発明とそれほど密接に関わるものではないからで ある。 プレスラインが２個以上の多数のプレスを含んではいるが、この数が本発明の主 旨と密接に関わるものではないことは、図１から明らかである。上記に示された ように、図２のプレス１と２は、スペース５がプレス１と２の間で形成されるよ うな離間的関係で配置され、一方、スペース６はプレス２の後に形成される。こ れに対応して、スペース４はプレス１の前にくる。 プレスラインで加工処理されるべきシート状金属部品のブランクは送り込み装置 ３を介して供給され、該ブランクはこの図の左側から右方向に上記装置から送り こまれる。 上記で簡単に述べたように、床面又は基礎上に固定された、レール等の形状のト ラック７は、プレスラインの第１のプレス１の前、即ち、スペース４に配置され る。 トラック７は、プレスの長手方向及び材料のフロ一方向２７を横断するように方 向付けられる。キャリッジ８はトラック７のそれぞれの上を走行し、このために 、適切なホイール又はローラ（図示せず）が設けられている。 各々のキャリッジ８には、第１と第２の端部があり、第１の端部は工具を収容す るためのもので、このためにチャネル９が設けられており、これらチャネル９は ブレスラインの長手方向に方向付けられ、その詳細は後述されるように、プレス の工具取替え時に使用されるためのものである。さらに、駆動手段は第１の端部 に設けられ、工具をプレスに取付けたり、プレスから取り外したりするために工 具と係合される。 図２では、キャリッジ８がプレス１と２で工具の取替えをするための位置に示さ れている。この例において、工具１０はプレス１と２の間のスペース５における キャリッジ８上に示され、工具１１は、第２のプレス２の後にくるスペース６の キャリッジ８上に示される。プレス１と２の工具取替えの際に、工具（例えば、 工具１ｏと１１）は、キャリッジ８上のチャネル９に沿って、本質的には周知の 方法でプレス１と２のそれぞれの位置に取付けられたり取り外されたりすること は、ここでは詳述されない。なぜなら、これは全体として従来式操作であるから である。 ブレスエと２の工具取替えを完了した後で、キャリッジ８は図２の退出方向にト ラック７に沿って位置移動される。その後キャリッジ８は、キャリッジならびに キャリッジに配置されて、もはやプレスで使用されるためのものではない工具と がともに、プレスラインの一方の側に配置されて、スペース４．５及び６をふさ ぐことのない位置に停止される。キャリッジ８がこの位置にあると、プレスライ ンは製造実施の準備ができる。 プレスラインがシート状金属部品を製造するために作動されると、上述の転送装 置は、工作物を一つのプレスから別のプレスへと転送するための位置に配置され る。 さらに、そのシート状金属部品のブランクを第１のプレス１へ送り込み、さらに 完成シート状金属部品をプレスラインの最終ブレスから取り出すための手段が要 求される。図２に示された実施例では、工作物をプレス１の工具からプレス２の 工具へと転送するための輸送機器は、放出装置１２と、（転送装置を構成する） コンベヤ１３と、上記放出装置１２に対応する送り込み装置（図示せず）と、か ら成る。放出装置１２はプレスｌのビーム（はり）１４に取り付けられ、ビーム １４に沿ってプレスラインの長手方向を横断して移動可能である。この場合、放 出装置１２は図２において、プレス１の工具取替えを妨げることがないように、 側方向にプレスラインがら外されて示されている。送り込み装置（図示せず）は 、これに対応してプレス２に取付けられる。コンベヤ１３は、スライド１６がシ フト自在にガイドされるビーム１５から成る。スライド１６はアーム１７の一端 を回転可能に装着し、アーム１７の他端は、図２に示された実施例ではＵ字型の グリップ部材１日を支持する。 輸送機器はスペース６に同様にして設けられるもので、この機器は単に模式的に 示され、プレス１の放出装置ｌ１２に対応する放出装置１９と、キャリッジ８に 取付けられたコンベヤ２０と、を含み、かかるコンベヤは、それに沿ってシフト 可能にガイドされるビーム２１とスライド２２を有し、かかるスライドはグリッ プ部材２３を装着する。キャリッジ８が上記のようにプレスラインの片側におい てそれらの最も外側に移動されると、コンベヤ１３と２０又は転送装置は、隣接 するブレス間のスペース５と６の操作位置にそれぞれ配置される。同時に、放出 装置１２と１９、ならびに図示せぬ対応放出装置は、プレスラインが製造準備が できるようにプレスラインのそれらの操作位置に移動される。コンベヤ１３と２ ０がそれぞれキャリッジの第２の端部に直接取付けられて、そこからカンチレバ ー式に突き出ているので、工具取替えがプレス１と２で実行されるべき時にコン ベヤを取り外したり、再度挿入するのに必要な時間の掛かる作業は回避される。 さらに、スペース４乃至６の床面積は、プレス間の作動位置及びプレスラインと プレスホールの長手方向壁面との間の調整位置、又はプレスラインに沿って配置 された別のスペース限定配置のどれにおいても、トラック７から離れて完全に自 由な状態で維持される。 これは、特定の手動調整作業が工具取替えが生じると同時に実行できることを意 味する。 ｃ別の実施例の説明〕 図３は、図２によるプレスラインで使用されるためのキャリッジの別の実施例を 示す、この実施例においてもまた、キャリッジ８は、工具１０を収容して、工具 取替えの際にそれぞれプレスに取付けたり、又はプレスから取り外したりするた めの機器を備えた第１の端部を有する。さらに上述したように、キャリッジは、 好ましくはキャリッジの外側にカンチレバー（片持ちぼり）状の転送装置を装着 する第２の端部を有するので、これによって転送装置下側の床面積をハンドリン グ（操作）、例えば、工作物の反転及びラインの次のプレスへの工作物の輸送、 のために自由に利用することもできる。 図３によるキャリッジ８は、図２に示された同じ方法で設計されたコンベヤ１３ を有する。しかしながら、図３によるキャリッジにはさらに、図２に示された放 出手段１２に実質的に相当する放出装置２５を装着するフレーム２４と、さらに プレス２に工作物を送り込むための送り込み装置２６とが設けられている。かが る送り込み装置は、詳細に図示されてはいないが、図２に関連して述べられてい る送り込み装置に相当する。 このように、図３による実施例において、工作物を一プレスの工具から次のプレ スの工具へと輸送するための輸送機器は、キャリッジ８によってその全体が装着 される。これは、この実施例で工作物を輸送するための配置をプレス上に適切に 取付ける必要がないことを意味する。 キャリッジ８が図２又は図３によって設計されたかどうかには関わりなく制御シ ステムはプレスラインとキャリッジの動作に結合され、かかるシステムで、停止 位置が工具取替えが起こるキャリフジに対して示されるのは、これらの停止位置 が各工具に対し任意的に限定される場合である。さらに、停止位置は転送装置の 操作位置を意味する制御システムで示されて、これらの停止位置はまた、プレス に取付けられたこれらの工具に限定されたり、又は製造されるべきシート状金属 部品の型に対して示されることもある。転送装置の工具取替え位置はさらに、制 御システムにおいて示されるが、その位置は、グリップ部材１８が例えば、プレ スラインに対応して配置された別の機器又は構造的要素のためのスペースを侵す ことのないような休止位置に置かれたところである。 本発明は、工具取替えに使用されるキャリッジ８に片持ち支持される、そうであ ることが望ましい、輸送機器を含むものとして上述されてきた。この明瞭な記載 はまた、輸送機器がその詳細な設計とは関係なく、キャリッジ８に対して位置移 動可能であり、キャリッジが分割可能で、そのパーツ（部品）が図１に示される ように、キャリッジのトラック７に沿った水平方向に移動可能とされる実施例（ 図示せず）をも含む。これは、輸送機器が案内面、伸縮機構等の位置移動装置の 介在によってキャリッジ８に接続される本発明によって達成される。 この種の実施例を実施化させる場合、輸送機器は工具取替えのために隣接するプ レス間に走行される時にキャリッジ８方向に対して位置移動されるので、それに よって物理的構造寸法は、スペース要求に関するこの重要な要素においてプレス ラインを横断する方向に大きく減少されることになる。他方、その操作位置にお いて、不可欠な安全バリヤのための余地を確保するために輸送機器をキャリ２ジ から離して移動させることもできる。 上記実施例はさらに、キャリッジに対する輸送機器の移動領域が大きい場合は特 に、輸送機器に、ジャ・７キフイート、トレーリングホイール等の、床面に対し 静止する支持手段が設けられている変形例を含む。かかる支持手段は、輸送機器 が作動中で、理想的には上記手段が輸送機器とキャリッジとの相対運動を受けて コラプス状にされる時に輸送機器を位置的に安定化させるためのものである。 かかる実施例の範囲はまた、輸送機器には、キャリッジ、トロリー、又は上述の 位置移動配置によってキャリッジに接続され且つそれに対してシフト可能なフレ ーム等の自身所有のキャリア手段が設けられているとする変形例をも含む。 工作物を−プレスの工具から次のプレスの工具へと輸送するために用いられる輸 送機器の図２及び図３を特に参照して特定の実施例を述べてきた。かかる輸送機 器の詳細な設計は変更することもでき、またキャリッジ８への接続も同様である が、しかしそれにも関わらず、これは一般的に、輸送機器が図１に示された軸線 ３０乃至３２の内の一つ又は複数の線に沿って工作物を位置移動させるような方 法で設計されることが適用される。さらに輸送機器は概して、工作物の外観と図 １に示された軸線３０乃至３２の内の一つ又は複数の線を中心に工作物を回転さ せることに応じて、実現するような方法で設計されてもよい。 図２と図３に示されたキャリッジ８は比較的短いので、これによって非常に小型 のキャリッジ構造を実現するものである。しかしながら、キャリッジの両端部間 に人員用の輸送領域として利用することもできる自由空間を設けることは適切で ある。しかしながら、かかる輸送領域は適切な安全バリヤによって輸送機器から 分離されているものでなければならない。 さらに、転送装置又は可能ならば輸送機器全体が、輸送機器の高度が隣接するプ レスの任意の工具高度に対し独立して適応させることができるように、キャリッ ジ上で上下動自在に配置されるのであれば、本発明によっては有利である。 図４は本発明の別の実施例を示しており、この図からプレス１が、プレス内で工 具中の工作物をつかみ、それをコンベヤ１３に転送する放出装置１２を備えてお り、コンベヤ１３は本発明によれば、キャリ２ジ（図示せず）で吊り下げられて 、かかる実施例においてベルトコンベヤとして設計されていることは明らかであ る。さらに、この図からプレス２には送り込み装置が欠けているので、その送り 込みはこの場合、手動で行なわれることも明白である。 図５は本発明のなおまた別の実施例を示しており、この図からブレス１には放出 装置１２が取付けられており、ブレス２が送り込み装置３４を有していることは 明白である。この実施例において、輸送機器はそれぞれ送り込み装置と放出装置 ならびに参照符号３３によって示される転送装置とから成り、この転送装置はキ ャリッジ（図示せず）によって装着されている。この実施例では放出装置１２に は、グリンビング部材が設けられており、１個のグリッピング部材３５はそこで 工作物をつかむためにブレスｌ内の位置に配置され、一方、第２のグリッピング 部材３６は、工作物をつかみ、それを第２の可動自在に配置されたテーブル３８ に転送するために第１の固定テーブル３７上の位置に配置される。送り込み装置 ３４は、グリッピング部材３９を使用して上記テーブル３８から工作物をつかみ 上げる位置に配置される。さらに、送り込み装置３４は、工作物を固定テーブル ４１からつかみ上げ、これをブレス２の工具に転送するための位置に配置される グリッピング部材４０を有する。上記概説された設計による変形例として、テー ブル３８には、そこで静止する工作物をグリッピング部材３６によって置かれた 位置から別のグリッピング部材３９によってっかまれる位１に移動させる位置移 動装置を設けてもよい。 図６による実施例では、ブレスｌには放出装置１２が、またブレス２には送り込 み装置３４が、それぞれ設けられている。キャリッジ（図示せず）に取付けられ た転送装置１３は、この実施例では、工作物を放出装置１２の出力位置から送り 込み装置３４のグリンビング位置に移動させるコンベヤ１３として設計される。 このように、この実施例において、輸送機器は、転送装置、即ち、コンベヤ１３ と同様、ブレス上に配置された給送装置を含む。 図７に示された実施例は、ブレス１の放出装置１２とブレス２の送り込み装置３ ４とを含む、これらの給送装置は、工作物をコンベヤ１３によって位置移動させ て、また、工作物をティルタ（傾斜装置）４２によって反転させるように部分的 に設計された転送装置をさらに有する輸送機器に含まれる。 上記記載において、非制限的実施例が輸送機器の設計方法に関する図４乃至図７ について述べられてきたが、この輸送機器の設計に関わりなく、本発明によれば 、キャリフジ８に取付けられるか又はそれに接続される特定の最低共通要素、即 ち、転送装置が少な（とも常に存在することは熟練者には理解されるだろう。一 般に、これは図１に示された軸線３０乃至３２の内の１つ又は複数の線に沿って 工作物を輸送するために設計されてもよく、同様にこれらの軸線の内の１つを中 心に工作物を回転させるために設計されてもよい。さらに当然、この移動動作及 び回転動作はともに、数個の異なる工程に分割されることもある。 従って、転送装置の正確な設計は、本発明の範囲内で変更されることもでき、別 の実施例においても、転送装置がキャリッジ８に配置された産業用ロボン）ｌｒ Ｒ）から成るものであってもよい。このＩＲは、輸送機器全体を構成するもので あってもよいが、一方のブレス又は両プレスに配置されたフィーダ装置と共働す ることもある。 平成　４年　１月１３日 ３．特許出願人 住　所　スウェーデン国、４０５　０８　ゲテボルグ（番地なし）名　称　アー ベー　ポルポ 代表者　ベルブクイスト、ブナ− 国　籍　スウェーデン国 ４、代理人 住　所　の１５１　東京都渋谷区代々木二丁目２０番１２号１９９１年　７月２ ５日 ６、添付書類の目録 （１）　補正書の翻訳文　１通 請求の範囲（補正） ■、　工作物の段階的加工処理のために材料供給方向プレス（ｌ、２）と、工作 物をプレスラインの一ブレス（ｌ、２）から次のプレスへと転送するためのもの であって、材料供給方向（２７）を横断してキャリッジ上で移動可能な転送装置 （１３，２５，２６，３３）と、各プレスに配置され、工具取替えの際に工具（ １０，１１）をそれぞれプレスに対し往復輸送させるために材料供給方向を横断 して駆動可能であるとともに、工具（１０，１１）を装着して、それをプレス（ １，２）に対し往復輸送させるための手段（９）を有する少なくとも１個のキャ リッジ（８）と、を含むとともに、転送装置（１３，２５，２６，３３）用のキ ャリッジと輸送工具（１０，１１）用のキャリッジ（８）は−個の同一キャリッ ジであって、工具を装着するための手段（９）は、キャリッジ（８）の第１の端 部に配置され、一方、第２の端部は転送装置をキャリッジから外側へカンチレバ ー状に延出させるように支持するための手段を有することを特徴とした主として 車体部品製造のためのプレスラインの設備。 上に静止する支持又は装着部材が設けられていることを特徴とする請求項１記載 のプレスラインの設備。 ３、　キャリッジ（８）が少なくとも、転送装置（１３，２５，２６，３３）を 備えたキャリッジの第２の端部が工作物を２個の隣接するプレス（１，２）間で 転送する操作位置に転送装置とともに位置される一操作位置と、キャリッジの第 １の端部力七、工具を装着して、これをプレス（１，２）に対し往復的にそれぞ れ転送するための前記手段（９）とともに、隣接するプレス間に位置される工具 取替え位置との間で駆動可能であって、前記第２の端部はこの位置にあって、隣 接するプレス間のスペースの外側に全体又は一部分が位置されていることを特徴 とする請求項１又は２に記載のプレスラインの設備。 ４、　キャリッジ（８）は、離間されてはいるが、プレスラインに対し長手方向 関係において配置される工具貯蔵部（２９）で工具（１０，１１）をそれぞれ収 集又は置くための第１の端部とともに駆動可能であることを特徴とする請求項１ 乃至３の内の一つに記載のプレスラインの設備。 ５、　キャリッジ（８）は、その第１と第２の端部との間に自由スペースを有す ることを特徴とする請求項１乃至４の内の一つに記載のプレスラインの設備。 ６、　転送装置（１３，２５，２６，３３）は、下側操作位置と上側静止位置と の間で上下動可能であることを特徴とする請求項１乃至５の内の一つに記載のプ レスラインの設備。 ７、　転送装置（１３，２５，２６，３３）は、キャリッジの進行方向に沿って 水平方向にキャリッジ（８）に対し変位可能に接続されることを特徴とする請求 項１乃至６の内の一つに記載のプレスラインの設備。 ８、　転送装置（１３，３３）と共働するプレス（１，２）の内の少なくとも一 つには、工作物をプレスに配置された工具から取り外し、前記工作物を転送装置 に放出するための、又は、工作物を転送装置から受け取り、前記工作物をプレス に配置された工具に挿入させるためのフィーダ装置（１２，１９，３４）が設け られていることを特徴とする請求項１乃至７の内の一つに記載のプレスラインの 設備。 ９、　前記転送装置（１３，２５，２６，３３）は、材料供給方向（２７）に平 行な水平軸（３０）と材料供給方向に対し垂直な水平軸（３１）と材料供給方向 に対し垂直な垂直軸（３２）の内の一つ又は複数の軸線に沿って工作物を位置移 動させるための手段を含むことを特徴とした前記請求項１乃至８の内の一つに記 載のプレスラインの設備。 １０、　前記転送装置（１３，２５，２６，３３）は、材料供給方向（２７）に 平行な水平軸（３０）と材料供給方向に対し垂直な水平軸（３１）と材料供給方 向に対し垂直な垂直軸（３２）の内の一つ又は複数の軸線を中心に工作物を回転 させるための手段（１８２，４２）を含むことを特徴とした前記請求項１乃至９ の内の一つに記載のプレスラインの設備。 国際調査報告 Ｉｎ１ｅｒｎ＋ｎ。、１５．。ユ１゜、１．８゜ＰＣＴ／ＳＥ　９０１００４７ ０国際調査報告 、ＰＣＴ／ＳＥ　９０１００４７０

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．工作物の段階的加工処理のために材料のフロー方向（２７）に沿って相関的 に連続して配置された複数個のプレス（１、２）と、工作物をプレスラインの一 プレスから次のプレスヘと転送するためのものであって、材料のフロー方向（２ ７）を横断して移動可能な転送装置（１３、２５、２６、３３）と、各プレスに 配置され、材料のフロー方向を横断して駆動可能であり、工具取替えの際に工具 （１０、１１）をそれぞれプレスに対し往復輸送させるための少なくとも１個の キャリッジ（８）と、を含むとともに、キャリッジ（８）は、第１と第２の端部 を有し、第１の端部には、工具（１０、１１）を装着して、プレス（１、２）に 対しそれぞれ往復転送させるための手段（９）が設けられており、他方、第２の 端部には、キャリッジから延出するように転送装置（１３、２５、２６、３３） を装着するための手段が設けられていることを特徴とした主として車体部品製造 のためのプレスラインの装置。
2. ２．キャリッジ（８）が少なくとも、転送装置（１３、２５、２６、３３）を備 えたキャリッジの第２の端部が工作物を２個の隣接するプレス（１、２）間で転 送する操作位置に転送装置とともに位置される一操作位置と、キャリッジの第１ の端部が、工具を装着して、これをプレス（１、２）に対し往復的にそれぞれ転 送するための前記手段（９）とともに、隣接するプレス間に位置される工具取替 え位置との間で駆動可能であって、前記第２の端部はこの位置にあって、隣接す るプレス間のスペースの外側に全体又は一部分が配置されていることを特徴とし た請求項１記載のプレスラインの装置。
3. ３．キャリッジ（８）は、離間されてはいるが、プレスラインに対し長手方向関 係において配置される工具貯蔵部（２９）で工具（１０、１１）をそれぞれ収集 又は置くための第１の端部とともに駆動可能であることを特徴とした請求項１又 は２記載のプレスラインの装置。
4. ４．キャリッジ（８）は、その第１と第２の端部との間に自由スペースを有する ことを特徴とした請求項１乃至３の内の１つに記載のプレスラインの装置。
5. ５．転送装置（１３、２５、２６、３３）は、下側操作位置と上側静止位置との 間で上下動可能であることを特徴とした請求項１乃至４の内の一つに記載のプレ スラインの装置。
6. ６．転送装置（１３、２５、２６、３３）は、キャリッジの進行方向に沿って水 平方向にキャリッジ（８）に対し移動可能に接続されることを特徴とした請求項 １乃至５の内の一つに記載のプレスラインの装置。
7. ７．転送装置には、基礎上に静止する支持又は装着部材が設けられていることを 特徴とした請求項６記載のプレスラインの装置。
8. ８．転送装置（１３、３３）と共働するプレス（１、２）の内の少なくとも一つ には、工作物をプレスに配置された工具から取り外し、前記工作物を転送装置に 放出するための、又は、工作物を転送装置から受け取り、前記工作物をプレスに 配置された工具に挿入させるためのフィーダ装置（１２、１９、３４）が設けら れていることを特徴とした請求項１乃至６の内の一つに記載のプレスラインの装 置。
9. ９．前記転送装置（１３、２５、２６、３３）は、材料のフロー方向（２７）に 平行な水平軸（３０）と材料のフロー方向に対し垂直な水平軸（３１）と材料の フロー方向に対し垂直な垂直軸（３２）の内の一つ又は複数の軸線に沿って工作 物を位置移動させるための手段を含むことを特徴とした前記請求項１乃至８の内 の一つに記載のプレスラインの装置。
10. １０．前器転送装置（１３、２５、２６、３３）は、材料のフロー方向（２７） に平行な水平軸（３０）と材料のフロー方向に対し垂直な水平軸（３１）と材料 のフロー方向に対し垂直な垂直軸（３２）の内の一つ又は複数の軸線を中心に工 作物を回転させるための手段（１８、４２）を含むことを特徴とした前記請求項 １乃至９の内の一つに記載のプレスラインの装置。