JPH0450554A - 組合せオイルリング用サイドレール - Google Patents

組合せオイルリング用サイドレール

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Publication number
JPH0450554A
JPH0450554A JP15983190A JP15983190A JPH0450554A JP H0450554 A JPH0450554 A JP H0450554A JP 15983190 A JP15983190 A JP 15983190A JP 15983190 A JP15983190 A JP 15983190A JP H0450554 A JPH0450554 A JP H0450554A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side rail
oil control
control ring
frictional force
oil ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP15983190A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Fujimura
和浩 藤村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Piston Ring Co Ltd
Original Assignee
Nippon Piston Ring Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Piston Ring Co Ltd filed Critical Nippon Piston Ring Co Ltd
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Publication of JPH0450554A publication Critical patent/JPH0450554A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は内燃機関に使用される組合せオイルリングのサ
イドレールに関するものである。
[従来の技術] 組合せオイルリングは1本又は2本のサイドレールとス
ペーサエキスパンダからなり第7図に示すように、従来
のサイドレール11”、12′の断面形状は長方形に近
く、厚さは一様であった。サイドレール11′、12′
はスペーサエキスパンダによってオイルリング溝33の
側面31.32とシリンダ4゜内周面41.41に圧接
される。第8図に鎖線で示すように、サイドレール11
′は内周側の接点Aを中心に外周側は動くことが可能で
ある0通常エンジンに使用されるピストンリングは圧力
リング2本とオイルリング1本から成る3本リング構成
である。ピストンのオイルリングll33に装着された
組合せオイルリング10”はシリンダ内周面41と上下
サイドレール11′、12′との接触面の間でオイルリ
ング自身の張力により摩擦力を発生する。その摩擦力に
より、ピストン上昇時は、上サイドレール11′カオイ
ルリング構上面31から離れ、ピストン下降時は下サイ
ドレール12′がオイルリング溝下面32から離れる。
この時、オイルリングはいわゆる逆止弁作用をするから
、潤滑油消費量が増大することはない。
第8図に示すように、ピストン往復中、サイドレール1
1′を部分回動させる主なモーメントは、重心gに作用
する慣性力iによる慣性力によるモーメントと当り面に
作用する摩擦力Fによる摩擦力によるモーメントである
。摩擦力は常にオイルリングの逆止弁作用に利する方向
に作用し、慣性力は上昇行程と下降行程の前半はオイル
リングの逆止弁作用に利する方向に作用するが、後半は
逆に作用する。接点Aから重心gまでの距離を文、当り
面までの距離をDとすると、慣性力によるモーメントは
1XJ1、摩擦力によるモーメントはF×Dである場合
、低速回転時はi X l < F X Dであるから
、サイドレールの部分回動は主として摩擦力によるモー
メントに支配される。したがって、低速回転におけるオ
イルリングの逆止弁作用は良好であり、潤滑油消費量増
大の問題は生じない。また、特異な場合として圧力リン
グ1本、オイルリング1本による2本リング構成の場合
顕著となるが、圧力リングから漏れたブローバイガスが
直接上サイドレールにガス圧力として働き、エンジン作
用行程中、ピストンは下降しているが上サイドレールは
ガス圧力により押し下げられオイルリング付近のオイル
がブローバイガスによりクランク室へ吹き下げられ、潤
滑油消費量低減効果が得られる。
[発明が解決しようとする課題] サイドレールに作用する慣性力はエンジン回転数の2乗
に比例して増大するから、高速回転になると慣性力は著
しく大きくなる。その結果、上サイドレール内周側接点
A点回りの慣性力によるモーメント1XJ1が摩擦力に
よるモーメントFXDよりも大きくなり、wIJ7図に
鎖線で示すように、ピストン上昇行程中上サイドレール
をオイルリング溝側面に押付け、オイルリングの逆止弁
作用のみならず、ブローバイガスの吹下げによる潤滑油
消費量低減効果も妨害するから、潤滑油消費量が大幅に
増加する。
本発明はこの問題を解決するためになされたものであり
、その目的とするところは、高速回転においても潤滑油
消費量が増大しない組合せオイルリングのサイドレール
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本発明が採用する手段は、サ
イドレールの断面形状において外周側厚さを内周側厚さ
よりも薄くしたことにある。
外周側厚さが内周側厚さよりも薄くなる形状はどのよう
なものでもよい0例えば、厚さを内周側から外周側にか
けて連続直線的に減少しても、連続曲線的に減少しても
、不連続段状に減少してもよい。
[作用] 本考案のサイドレールは外周側厚さが内周側厚さよりも
薄い断面形状であるから、従来の厚さが−様な同径のサ
イドレールに比べると、重量が減少し、重心は内周側に
寄る。その結果、ピストン往復によって生ずるサイドレ
ール内周側接点回りノ慣性力によるモーメントが摩擦力
によるモーメントを越える回転数は従来のものに比べる
と大幅に高くなるから、かなりの高速域においても、サ
イドレールの部分回動は摩擦力によるモーメントに支配
され、それに伴いオイルリングの逆止弁作用も保持され
る。又、圧力リング合口部から入り込んだブローバイガ
スもサイドレールの慣性力によるモーメントに妨害され
ずに、オイルリング付近の潤滑油をクランク室へ吹下げ
、潤滑油消費量を低減できる。
[実施例] 本発明のサイドレールを図面に示す実施例に基づいて説
明する。
第1図は2本の上下サイドレール11.12とスペーサ
エキスパンダ20を組合せたオイルリングlOであり、
ピストン30のオイルリング溝33に装着される。サイ
ドレール10の上下面は断面において内周側から外周側
へ直線的に減少する。サイドレール11の上下面と内外
周面が交差する部分には丸味が付けられ−この部分がス
ペーサエキスパンダ20によってオイルリング溝33の
上下面31.32に接する接点Aとなる。第2図に鎖線
で示すように、サイドレール11.12はA点を中心に
部分回動可能であり、実線の位置すなわち下面又は上面
がスペーサエキスパンダ20に接している。
第2図に示すように、エンジンが回転してピストンが往
復すると、サイドレール11の断面において外周端には
摩擦力Fが、重心Gには慣性力Iが軸方向に作用し、接
点Aを中心にサイドレー11を部分回動させるモーメン
トが生ずる。接点Aから重心Gまでの距離をL、当り面
までの距離をDとすると、慣性力モーメントはIXL、
摩擦力モーメントはFXDである。サイドレール11は
第8図のサイドレール11′と同径、同材質であり、幅
寸法、最大寸法も同一である。しかし、断面形状の相違
により、重量が小さくなるため、I < iとなり、又
、重心Gは接点Aに近づくから、L<41である。その
結果、IXL<<iX文となり、サイドレール11の慣
性カモ−メン)IXLが摩擦カモ−メン)、F X D
を越える回転数は従来のサイドレール11′に比べると
大幅に高くなる。これは、サイドレール11の部分回動
が高速域においても摩擦力に支配されること、すなわち
、オイルリングの逆止弁作用による潤滑油制御が有効に
機能することを意味する。
爆発行程時、圧力リング合口部から入り込んだブローバ
イガスは小さくなった慣性力によるモーメントには影響
されずに、サイドレール11をスペーサエキスパンダ2
0に押圧し、オイルリング付近の潤滑油をクランク室へ
吹下げて潤滑油消費量を低減する。
本発明のサイドレールの断面形状は第1図のものに限定
する必要はなく、第3図に示すように、サイドレール1
1を段差のある平行な内周側上下面と外周側上下面から
形成し、外周側上下面の厚さを内周側上下面の厚さより
も薄くしてもよい。
又、第4図に示すように、サイドレール11の上面を平
坦とし、下面を段差のある平行な二面から形成し、外周
側の厚さは内周側よりも薄くしてもよい、さらに第5図
に示すように、サイドレール11の上面を折面状に、下
変を段差のある二面に形成し、薄い外周側の上下面を厚
い内周側の上下面に対して傾斜させてもよい。
本発明のサイドレールは第6図に示すように、サイドレ
ール11とスペーサエキスパンダ2oをそれぞれ1本づ
つ組合せた2ピースオイルリング10にも使用すること
ができることはいうまでもない。
[発明の効果] 本発明のサイドレールは、外周側が内周側よりも薄い断
面形状を有するので、従来の厚さが−様なサイドレール
に比べた場合、重量は小さく、重心は内周側接点に近く
なるから、オイルリングの逆止弁作用を妨げるサイドレ
ール内周側接点回りの慣性力によるモーメントは大幅に
小さくなる。
その結果、高速域においても、オイルリングの逆上弁作
用及びブローバイガスの潤滑油吹下げ作用は保持される
から、高速域における潤滑油消費量の増大を防止するこ
とができるという優れた効果を奏する。
図、 第3図ないし第5図は他の実施例の横断面図、 第6図は別の実施例を備えた2ピースオイルリングの第
1図に相当する図、 第7図及び8図は従来のサイドレールを備えた3ピース
オイルリングの第1図及び第2図に相当する図、 図において、符号10はオイルリング、11はサイドレ
ール、20はスペーサエキスパンダ、3oはピストンを
それぞれ示す。
出願人 日本ピストンリング株式会社
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のサイドレールな備えた3ピ
ースオイルリングが装着されたピストンの要部縦断面図
、 第2図はサイドレールに対する作用力を示す第1 図 第2 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)少なくとも1本のサイドレールとスペーサエキスパ
    ンダとからなる組合せオイルリングにおいて、前記サイ
    ドレールの外周側厚さを内周側厚さよりも薄く形成した
    ことを特徴とする組合せオイルリング用サイドレール。
JP15983190A 1990-06-20 1990-06-20 組合せオイルリング用サイドレール Pending JPH0450554A (ja)

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JP15983190A JPH0450554A (ja) 1990-06-20 1990-06-20 組合せオイルリング用サイドレール

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JP15983190A JPH0450554A (ja) 1990-06-20 1990-06-20 組合せオイルリング用サイドレール

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JPH0450554A true JPH0450554A (ja) 1992-02-19

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ID=15702204

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JP15983190A Pending JPH0450554A (ja) 1990-06-20 1990-06-20 組合せオイルリング用サイドレール

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04133064U (ja) * 1991-05-30 1992-12-10 株式会社リケン 鋼製組合せオイルコントロールリング
WO2005024278A1 (de) * 2003-09-02 2005-03-17 Mahle Gmbh Ölabstreifring für kolben von verbrennungsmotoren
US8104771B2 (en) * 2005-07-20 2012-01-31 Mahle International Gmbh Oil-control ring for an internal combustion engine

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