JPH04504850A - ヌクレオシド誘導体の相乗的組合せを用いたhivの阻害 - Google Patents

ヌクレオシド誘導体の相乗的組合せを用いたhivの阻害

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JPH04504850A
JPH04504850A JP2505494A JP50549490A JPH04504850A JP H04504850 A JPH04504850 A JP H04504850A JP 2505494 A JP2505494 A JP 2505494A JP 50549490 A JP50549490 A JP 50549490A JP H04504850 A JPH04504850 A JP H04504850A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ヌクレオシド誘導体の相乗的組合せを用いたHIVの阻害1、序文 本発明は、ヒト免疫不全ウィルス(HI V)複製を阻害し、それによってHI V感染の作用を制限するヌクレオシド誘導体の組合せを用いることに関する。本 発明の最重要点は、組合せて用いられるヌクレオシド誘導体が、これらの剤の結 合された作用用量は個々に用いたどの薬物の療法上の用量の総和よりも低くなる ような相乗作用を育する、という発見にある。すなわち漸増抗ウィルス活性が細 胞毒性の比例した増大と関連していない。事実ヌクレオシド誘導体の組合せは別 個に投与された同じ化合物と比較した場合、感染されていない細胞に毒性が少な い。
2、発明の背景 2.1.ヒト免疫不全ウィルス ヒト免疫不全ウィルス(HIV)は後天性免疫不全症候群(AIDS)およびA IDS関連症候群の原因となる病原体であると考えられるヒトレトロウィルスで ある。HIVピリオンまたはウィルス粒子は、およそ1,000オングストロ一 ム単位幅の球体である。粒子は感染された宿主細胞の外膜より由来の脂肪二重層 膜により、おおわれている。ウィルスエンベロープに植込まれているのは、16 0kdの先駆体として合成されひき続いて2個の糖タンパク質、すなわち脂肪二 重層にまたがるgp41および脂肪二重層より伸びているgp120 、にプロ セスされた膜糖タンパク質である。エンベロープはp24およびp18と名付け られたタンパク質から成るコアをおおっている。ウィルスRNAは数個の酵素コ ピー、ウィルスDNAの組立てを触媒する逆転写酵素とともにコア中に担持され る。
HIVゲノムはレトロウィルス粒子の構成物をコードする3個の遺伝子を含有し ている。すなわちenv (エンベロープタンパク質をコード)、jLAi(コ アタンパク質をコード)、およびpol (逆転写酵素をコード)。これら3個 の遺伝子は末端反復配列(LTRs)と呼ばれるヌクレオチドの断片にはさまれ ている。LTRsはウィルス遺伝子の発現を制御する役割を有する配列を包含す る。しかしながら、他のレトロウィルスとは異なり、HIVのゲノムは少なくと も5個の他の遺伝子を包含し、そのうち3個は調節機能が知られており、その発 現はウィルスにより行なわれる病原性メカニズムに影響を与えると考えられてい る。
tat遺伝子はHrV遺伝子発現のトランスアクチベーター(trans−ac tivator)となりうるものとして機能するタンパク質をコードし、したが ってウィルス複写の増幅に重要な役割を果す。revまたはtrs/art遺伝 子はトランス活性(transacting)の抗抑制メカニズムによりHIV 合成をアブブレギュレート(upregulate)することかできる。すなわ ちrevは組み込まれているHIVウィルスが調節タンパク質またはピリオン構 成物のいずれかを選択的に産生ずるのを可能にする。それとは対照的に、nef または3−o r f遺伝子は、おそらく第2のメツセンジャーを通してHIv ゲノムの転写を阻害する細胞質タンパク質を産生ずることによりウィルスの発現 をダウンレギュレートするように思える。
vifまたはsor遺伝子はピリオン(virion)形成には不可欠ではない が、感染性ピリオンの効率的生成に不可欠でありインビトロのウィルス伝染に影 響を与える。prまたはR遺伝子は機能が未知の免疫原性タンパク質をコードし ている。
HIV感染の免疫病発生に関する重大な根拠はCD4抗原を発現するTリンパ球 のヘルパー/インデューサーサブセットを欠失し重大な免疫抑制を生ずることで あると考えられている。これらの免疫細胞のウィルスにより殺りくはHIVが免 疫組織に有する能力を失わせる作用に寄与する主要なファクターであると考えら れる。エンベロープ槍タンパク質はHIVがCD4陽性の宿主細胞に入るのに重 要な役割を果たす。gl)120部分が細胞のCD4レセプタ一分子に直接結合 することを示し、それによりCD4レセプター、例えばTヘルパー細胞(T4細 胞)、マクロファージ他、を発現する宿主細胞へのHIVのし向性を生じている 。
HIVがCD4分子に結合した後、ウィルスは内在化し外皮をぬぐ。いったん内 在化すると、ゲノムRNAは逆転写酵素によりDNAに転写される。次いでプロ ウィルスDNAは宿主染色体DNAに組み込まれ、感染は“休止”または潜伏期 となる。しかしながら、いったん活性化か起こるとプロウィルスDNAが転写さ れる。翻訳および翻訳後のプロセシングによりウィルスの組立ておよび細胞表面 からの成熟ピリオンの発芽を生じる。
ウィルスの活発な複製が起る場合、宿主CDJ+細胞はだいたい殺される。しか しながら、HIVがその細胞変性作用を及ぼす正確なメカニズムは知られていな い。HIV惑染の免疫病発生および細胞変性作用に関する数々のメカニズムが提 案されている。
すなわち感染細胞中に組み込まれないウィルスDNAの大量の蓄積、大量のウィ ルスが細胞表面から発芽する際、細胞膜透過性の大きな増大、HIVか感染T4 細胞に末期分化を誘導し知命に導くという説。CD4分子およびウィルスエンベ ロープの両方か、どういうわけか細胞融合を促進することによりHIV感染細胞 において細胞変性作用の役割を果すという証拠が増えている。HIV感染の細胞 病理における顕著な特徴は、gp120/ gp41エンベロープタンパク質に より誘導されたと思える500細胞にも及ぶ融合により形成された多核シンジチ ア(syncyt ia)の形成である。それとは対照的に、HIV感染マクロ ファージは長い間細胞変性作用なしにHIVを産生じ続ける、すなわちマクロフ ァージはI−(I Vの主要な保有宿主であり中枢神経系(Gartnerら、  1986.5cience233 : 215−219)にウィルスを搬送す る役をすると考えられている。
現在、AIDSの治療法は全くない。ワクチン試験を、人々の間にウィルスが広 がるのを制御する試みで現在行っている。しかしながら、感染患者の疾患の経過 を制御する努力は抗ウィルス剤の使用に主に向けられている。
2.2.抗HIV薬物療法 種々の治療上の方法か、HIV感染の罹患率および死亡率を減少するための努力 として現在探究されている(Yarchoanら、 1988゜61−1569 ; Yarchoan、 R,およびBroder、 S。、 1987. N 、 Engl、 J。
Med、 316 : 557−564)。HIVウィルスの生理学の知識は、 ウィルス複写または感染の散布を妨害するように設計された数々の理論的根拠を 生じたつ中断は標的細胞へのウィルスの結合、細胞膜の融合、ウィルス核酸を包 んでいるものからはがすこと、HIVRNAゲノムかDNAになる逆転写、ウィ ルスmRNAの転写または翻訳、ウィルスタンパク質のプロセシング、成熟ピリ オンへの組立て、または複写または感染性に関連するその他の事柄を防ぎうる。
HIVか細胞膜に結合するのを防ぐ、いくつかの方法か試めされている。すなわ ちこれらは、HIVエンベロープ糖タンパク質gp120とヘルパーTリンパ球 のような標的細胞上のCD4抗原との間の相互作用を阻害することに向けられて いる。CD4抗原へのgpl、20の結合は細胞膜へのウィルス侵入だけでなく シンジチア形成にも関連していることが示されている(Sodroskiら、  Nature322: 470−474; Lifsonら、1986. Na ture 323 : 725−728; 5teven−sonら、1988 . Ce1l 53 : 483−496)。Sm1thら (1987,5c ience 23狙: 1704−1707)は可溶化CD4抗原がウィルス粒 子に結合することによりそれらが細胞膜に植め込まれたCD4分子に出会う前に HIV感染性をしゃ断できることを示している。一方、抗CD4抗体に向う抗イ デイオタイプ抗体が、おそら<CD4抗原決定基と類似のタンパク質外形を保有 することによりHIVつ、イルスにインビトロで結合することが示されている( Dalgleishら、 1989゜tlcLA Symposia on M o1eeular and Ce1lular Biology、 J、 Ce llBio−chem、 5upp、 13B、 p、 298)。さらに、デ キストラン硫酸塩を包含する、いくつかの大きな硫酸化した負の電気を帯びた分 子は、インビトロにおいてHIV複写およびシンジチア形成の阻害を示している (Yarchoanら、同上)。
アンチセンス(Anti−sense)オリゴヌクレオチドはウィルス誘導によ るシンジチア形成およびウィルスル24タンパク質の発現を阻害することがわか っている(Agrawalら、 1988. Proc、 Natl。
Acad、 Sci、 Ll、S、A、 85ニア079−7083)。HIV  mRNAに相補的である、これらの合成核酸ポリマーはウィルスmRNAがタ ンノくり質に翻訳されるのを阻害するように設計された。すなわちアンチセンス オリゴヌクレオチドのホスホルアミド酸塩およびホスホロチオ酸塩誘導体を形成 することによりエンドヌクレアーゼ減成に対して実質的に耐性の化合物を産生し ている。
リボース部分およびトリアゾール環を含んでなるリノくビリン(Ribavir in)はヌクレオシド、グアノシンの類似体として作用すると考えられている。
それは、信じられていることであるが、主にウィルスmRNAのキャップイング に必要なグアノシレージョンステップを妨害することによりインビトロでのいく つかのRNAウィルスに対して活性を有する。リバビリンはヒトTリンフく球培 養物中のHrVの複写を抑制すると報告されている(McCormickら、T he Lancet、Dec、15. 1984: 1367−1369)。
一方、ウィルスタンパク質の翻訳後のプロセシングは中断されうる。すなわち植 物グリコシダーゼ活性、カスタノスノく一ミン(castanospermin e)、はシンジチア形成およびHIV感染性を減少することが示された(Wa  11ら、 1988. Proc、 Natl、 Acad、 Sci。
U、 S、 A、 85 : 5644−5648)。
HIV複写の最期のステップは宿主細胞から出ることおよび新しい細胞標的への 感染である。アルファーインターフェロンはインビトロでのHIV複写を抑制す ることかわかり(Hoら、 Lancet。
March 16.1985 : 602−604)、ウィルスの発芽を減少さ せ、およびAN)Sと関連した悪性腫瘍であるカポジ筋腫に対して直接の抗腫瘍 性活性を有することか示されている。7:2:1の割合の中性グリセリド、ホス ファチジルコリン、およびホスファチジルエタノールアミンから成る脂質化合物 、AL721は細胞膜からコレステロールを抽出する証明された能力を育し、H IV感染性を減少させるように思える(Sarinら、1985. N、 En gl、 J、 Med、 313:1289−1290)。
HIV感染を制御するためにいくつかの方法はウィルス逆転写酵素の阻害に関し ており、試験されている。哺乳動物細胞は内生的逆転写酵素活性を欠いているた め、これらの方法は宿主細胞への最少限度の細胞毒性で、ありうる選択的阻害を 提供する。逆転写酵素を阻害すると考えられる薬剤はホスホツギ酸(Salds tromら。
Lancet June 29.1985 : L1480)、スラミン(su ramin) (Mitsuyaら、 1984.5cience 226 :  172−174)、リファブチン(rifabutin)(またはansam ycin、 Amandら、 Lancet、 Jan、比 1986. p、 97)および下記されるヌクレオチド誘導体を包含する。
2.2.1. ヌクレオシド誘導体 ヌクレオシド誘導体はRNAおよびDNAの構築ブロックであるプリン(アデノ シンおよびグアノシン)およびとリミジン(チミジン、ウリジンおよびシチジン )ヌクレオシドの改変された形態である。逆転写酵素およびDNAポリメラーゼ は、もし誘導体の5゛炭素が前のヌクレオチドの3′ヒドロキシ基と結合すれば (例えばホスホジエステル結合を形成することにより)発生しているDNA鎖に 結合し、ヌクレオシド誘導体を組み込む。すなわち続くヌクレオチドは、もしヌ クレオシド誘導体がもうひとつのヌクレオチドの5゛リン酸塩にその3°炭素を 結合させる媒介物を含有すれば、添加される。抗HIV薬物療法となりつる研究 中のヌクレオシド誘導体の多くは、全ウィルスゲノムが転写される前にウィルス DNA複写が未熟の終結を生じる。これらの誘導体は続くヌクレオシドに結合す る3″置換基を欠き鎖終結を生じる。
AZT(3’−アシド−2°、3゛−ジデオキシチミジン、アジドチミジン、ジ ドブデン(zidovudine)はAIDSおよびARC患者の治療に効果が あることが示されたヌクレオシド誘導体である。
すなわちデータは、AZTがAIDS患者の平均生存率を増太さ証拠によればA ZTはAIDSを有する子供、HIV関連の乾せん(Bartlettら、上記 )、AIDS関連の痴呆(Schmittら、 1988゜N、 Engl、  J、 Med、 319 : 1573−1578)、およびHIV関連の血小 板減少症(Pottageら、 1988. J、A、M、A、 260 :  3045−3048)に効果があることを示す。AZTは哺乳細胞によりリン酸 化し少なくとも2つのメカニズムによりウィルスDNAの産生物を阻害すると考 えられるAZT三リシリン酸ミジン三リン酸の類似物)を形成す。
すなわち競合的阻害およびチェーンターミネーション(Yarchoanら、上 記)。ウィルス逆転写酵素は天然ヌクレオチドに比べより密にAZT三リシリン 酸塩合することから、競合的抑制か起こる:AZTには3゛ヒドロキシル基が欠 如しており従って次に続くヌクレオチドに結合できないことから、AZT取り込 みの結果、読み終りが生じる。
ジデオキシヌクレオシドは、2°および3°の両方の炭素残基でヒドロキシル基 が欠如し従ってDNAの読み終りという結果になるようなヌクレオシド誘導体で ある。さらに、AZTと同じく、2゛。
3°−ジデオキシアデノシン、ジデオキシグアノシン、ジデオキシシチジン、及 びジデオキシチミジンの5゛三リン酸塩生成物は選択的にウィルス逆転写酵素及 び細胞β及びγDNAポリメラーゼを抑制するものの、細胞分割の間に使用され る主なりNA合成酵素であるDNAポリメラーゼαの機能を妨害することはない (Edenberg他、1978年、 J、 Biol、 Chem、 253  : 3273−3280; Wagar他、 1978年、 Nucl、 A c1ds Res、 5; 1933−1946; van der Vile t他。
イノシン、シチジン及びチミジン2′、3°ジデオキシヌクレオシドは、HIV ウィルスの複製を抑制した(ただし、チミジン誘導体は比較的低い抑制活性を示 した);基本的に、T細胞の免疫反応性又は増殖を抑制するのに必要とされるも のに比べ10分の1から20分の1の低い用量で、HIVウィルスの完全な抑圧 が観察された(Mi tsuya及びBroder共著、 1986年、 Pr oc、 Natl、 Acad、 Sci。
U、S、A、 83 ; 1911−1915)、 Ahluwalia他は、 2’、3’−ジデオキシイノシンの細胞薬理学についての最初の研究を行なった (1987年。
Biochem、 Pharm、 36 ; 3797−380) o P C T刊行物WO37101284、国際公示日1987年3月12日は、2“、3 °ジデオキシイノシン、2°、3゛−ジデオキシグアノシン及び2’、3’−ジ デオキシアデノシンを含むプリン2゛、3′ジデオキシヌクレオシドによるHI Vの生体外感染性及び細胞変性効果の抑制に関するものである。欧州特許出願明 細書第0273277号、公示日1988年7月6日は、2°及び3゛ヒドロキ シル基が欠如しかつ2′及び3′炭素原子の間に2重結合を有する3°−デオキ シチミジン−2゛−エン(3゛−デオキシ−2°、3′−ジデヒドロチミジンd 4T)の、レトロウィルス感染患者の治療における使用に関するものである。2 ’、3’−ジデヒドロ−2’、3’−ジは、HIV逆転写酵素を抑制するもので あることがわかっており、又AZTに匹敵する抗−HIV活性を有していた(M ansuri他、。
J、 Med、 Chem、印刷中)、D4Tは又、AZTに比べ毒性効果も低 い可能性かある(Mansuri他、同上: Ghazzouli他、 198 8年。
ICAAC,要約1301. p344)。
近年、抗ウイルス効果を示す酸安定性の2′、3″−ジデオキシ−2゛−フルオ ロヌクレオシドについての記述が行なわれた。2゛、3″−ジデオキシ−2゛− フルオロアデノシン及び2゛、3°−ジデオキシ−2°−フルオロイノシンにつ いて記述している欧州特許出願明細書、公示番号第0287313 A2及び、 フルオロピリミジン誘導体、2゛。
3′−ジデオキシ−2′−フルオロ−アラビノフラノシルシトシン(F−dde )について記述している欧州特許出願明細書公示番号第0292023 A2を 参照されたい。
2 、2.2.抗−HIV薬剤の毒性効果HIVは、そのライフサイクルを完了 するのに必要な組織に供給を与えるためヒトの細胞に依存していることから、ウ ィルス複製の抑制は往々にして、細胞傷害効果を随伴している。AZT療法は、 骨髄毒性が随伴しており、(Richman他、 1987. N、 Engl 。
J、 Med、 317; 192−197)、従って、赤血球(結果として貧 血をもたらす)、血小板(結果として血小板減少症をもたらす)及び白血球(結 果として白血球減少症をもたらす)の生産を減少させた。
Bartlett他(1988年、 J、A、M、A、 260 : 3051 −3052)に従うと、AZTでの治療を受けた患者の40パーセントか、究極 的に貧血をもよおして用量の減少又は輸血が必要になったり、白血球減少症が発 症して顆粒細胞数が減少しかくして感染の危険性を増す。ARC又はAIDSに かかった患者のうちわずか約60%しか、1年の治療後ひき続きのAZT使用を 許容できないようである。(Petti−nelli、 C,B、 Feinb erg、 J、、及びエイズ臨床試験班:エイズ患者及び重症ARC患者におけ るジドヴディン(zidovudine)の安全性と許容度、要約; Fisc hl、 M、 A、及びエイズ臨床試験班[エイズ患者の治療における2つのジ ドヴディン用量の安全性と効果、要約;再書共1988年6月15日のストック ホルム第4回国際エイズ学会で事前に読まれ、Bartlettにより引用され ている)。
これらの毒性効果を避けるため、AZTはアサイクロビールナトリウム、フォス カルネットナトリウム、インターフェロン−α。
β又はγ、インターロイキン2又はアンブリゲンといったその他の抗ウィルス剤 と組合わせてテストされている。AZTを2’、3’ジデオキシチジン療法(d  d e)でAZTを交替させるその他の研究も又、進行中である(Yarch oan他、 1988年、 Lancet 1 ; 76−81)。8週間乃至 12週間以上の連続高層量のdde (これは比較的骨髄節約力がある)は、痛 みの多い末哨神経疾患の発達と結びつけられる。AZTとddeを交替させるこ とにより、両方の毒性効果か最小限におさえられるものと期待されている。効果 が高くかつエイズ患者が臨床的に許容できるものでもあるような治療方法か、現 在健康管理研究書違から切望されている。
3、発明の概要 本発明は、ヒト免疫不全ウィルス(HI V)の複製を抑制しかくしてHIV惑 染を制限するためのヌクレオシド誘導体の相乗的組合せの使用に関する。本発明 に従うと、−緒に使用された場合式る種のヌクレオシド誘導体は、それぞれの薬 剤を別々に使用した場合に比べ、より低い濃度でより高い抗ウイルス効果とより 低い細胞毒性を示し、従ってHIV惑染の治療を最大限にし、毒性副作用を最小 限におさえる。
本発明の特定の一実施態様においては、プリンヌクレオシド類似体ジデオキシイ ノシン(ddl)及びピリミジンヌクレオシド類似体2’、3’−ジデオキシ− 2’、3’−ジデヒドロチミジン(d4T)を、HIV複製抑制のために用いる ことができる。−例として、ddI及びd4Tは強い相乗的抗HIV活性を示す ことか立証されている;すなわち、ddlとd4Tの組合せは、いずれの化合物 を別々に使用した場合よりも大きな抗−HIV効果を生み出したが、結びつけら れた細胞毒性は低いものであった。
本発明のもう1つの実施態様においては、HIV複製を抑制するためd4Tと共 にフルオロヌクレオシド類似体の組合せを使用することができる。例えば、d4 Tと共に、プリンヌクレオシド類似体、2’、3’−ジデオキシ−2′−ベータ ーフルオロイノシン(F−ddI)を用いることかできる。
3.1.定義と略語 単数又は複数のいずれの形であれ本書中に使用されている以下の語は、指定され た意味を存するものとする。
組合せ指数(cr>・作用物質の組合せの相乗的又は拮抗的効果の数値的表現で あり、ここで1より小さいCIは相乗作用を表わし工より大きいCIは拮抗作用 を表わし、1というCIは相加性を表わす。CI値は、Chou及びTa1al ayに従った等ボログラム等式及びコンピュータシミュレーションを用いて得ら れる(1984年、 Adv、 Enz、 Reg、 22: 27−55及び 1987年、「発達ガン化学療法における新たな方法」中、 Harrap及び Connars、編集、 Bris−tol−Myersシンポジウムシリーズ 、 Academic Press、 pp、37−64 ;Hartshor n他、 1987年、抗菌剤と化学療法31 ; 168−172)。
組合せ指数は、以下の等式で決定できるなお式中、(Dx)、はXパーセントの 効果を単独で生み出すのに必要な作用物質lの用量であり、(D)1は同じXパ ーセントの効果を(D)2との組合せで生み出すのに必要な作用物質lの用量で ある。同様に(Dx)zは、Xパーセントの効果を単独で生み出すのに必要な作 用物質2の用量であり、(D)2は、同じ効果を(D)1との組合せで生み出す のに必要な用量である。)lartshorn他(上述)に記述されているよう に、用量−効果曲線の勾配は、複数の作用物質が互いに排他的効果を有するか( 例えば同様な作用様式)或いは又互いに非排他的効果(例えば独立した作用様式 )を有するかを示す。
作用物質が互いに排他的である場合、αは0である(すなわち、CIは2つの項 の和である);作用物質か互いに非排他的である場合αは1である(すなわち、 CIは3つの項の和である)。
相乗作用:2つ以上の物質が、それぞれ個別に用いられた場合の効果よりも大き い効果を達成する作用。抗ウィルス活性における相乗作用は、より大きな抗ウィ ルス活性を意味するものと解釈される;細胞毒性における相乗作用は、より大き な細胞毒性を意味するものと解釈される。
組織培養抑制用量(すなわちTCID、。):ウイルス表現を一定の与えられた 百分率(すなわち50パーセント)だけ減少させるのに必要なウィルス量 組織培養毒性用量(すなわちTCTDso) :組繊培養細胞の数を一定の与え られた百分率(すなわち50パーセント)だけ減少させるのに必要な薬剤の量。
4、図面の説明 図1.パーセント抑制として表わされた、p25gagの結合で測定されたd4 T (破線)、ddl(点線)又はd4T+ddT (実線)の等しい合計濃度 の抗ウィルス活性。
5、発明の詳細な説明 本発明は、HIVの複製を抑制しかくしてHIV感染の効果を制限するための、 ヌクレオシド誘導体の相乗的組合せの使用に関する。本発明に従うと、成る種の ヌクレオシド誘導体の組合せは、匹敵する合計薬剤濃度において個々のヌクレオ シド誘導体よりも強い抗HIV活性を表わすが、結びつけられた細胞毒性は比較 的低い。
出願人は、本発明を働かせているメカニズムを説明する義務も責任も全く無いか 、それは、ウィルス逆転写酵素活性において自然に起こるヌクレオシドの代替と なりうるちのを含む2つ以上のヌクレオシド誘導体を供給することにより、これ らの誘導体かウィルスDNA配列内に取り込まれる(そしてひいては発生期DN Aの伸長を防ぐことにより逆転写を終結させる)可能性が大幅に増大するからで あると思われる。
決して制限的な意味をもたせるためてはなく、開示を明確にする目的で、本発明 の記述を次の三つの節に分割する:すなわち(1)ヌクレオシド誘導体の組合せ ;(2)ヌクレオシド誘導体の組合せのHIV抑制効果を実証するための生体外 検定法、及び(3)HIV抑制ヌクレオシド誘導体の組合せの治療を目的とした 利用。
5.1.相乗作用あるヌクレオシド誘導体の組合せの識別本発明に従うと、組合 せた形で用いることのできるヌクレオシド誘導体としては、2′、3°−ジデオ キシアデノシン(ddA);2’、3’−ジデオキシグアノシン(ddG):  2″、3゛−ジデオキシイノシン(d d I) ; 2’、 3’−ジデオキ シシチジン(ddC);2’、3’−ジデオキシチミジン(ddT); 2’、 3°−ジデオキシ−2’、3’−ジデヒドロチミジン(d 4 T)及び3′− アジド−2°、3゛−ジデオキシチミジン(AZT)が含まれるが、これらに制 限されるわけではない。代替的には、ハロゲン化されたヌクレオシド誘導体、好 ましくは、2’、3’−ジデオキシ−2°−フルオロアデノシン;2’、3’− ジデオキシ−2°−フルオロイノシン;2’、3’−ジデオキシ−2″−フルオ ロシトシンを含む(ただしこれらに制限されるわけではない)2’、3’−ジデ オキシ−2゛−フルオロヌクレオシド、ならびに、2°、3゛−ジデオキシ−2 ’、3’−ジデヒドロ−2゛−フルオロチミジン(F d 4 T)を含む(た だしこれに制限されるわけてはない)2°、3°−ジデオキシ−2゛、3°−ジ デヒドロ−2゜−フルオロヌクレオシドを用いることもてきる。好ましくは、本 発明の2°、3′−ジデオキシ−2′−フルオロヌクレオシドは、2°。
3“−ジデオキシ−2゛−ベーターフルオロアデノシン(F−ddA)、2°、 3′−ジデオキシ2°−ベーターフルオロイノシン(F−ddI)及び2’、3 ’−ジデオキシ−2゛−ベーターフルオロシトシン(F−dde)を含む(ただ しこれらに制限されるわけではない)、フッ素連結がベータ構成であるようなも のである。
2’、3’−ジデオキシイノシン(ddl)と2°、3゛ジデオキシ−2’、3 ’−ジデヒドロチミジン(d 4 T)の組合せは、本発明の好ましい一実施態 様である。2′、3°−ジデオキシ−2゛−ベーターフルオロイノシン(F−d dl)及び2°、3′−ジデオキシ−2′、3゜−ジデヒドロチミジン(d 4  T)の組合せも同様に好ましい一実施態様である。2°、3゛−ジデオキシ− 2゛−フルオロヌクレオシド及び2’、3’−ジデオキシ−2′、3°−ジデヒ ドロ−2゛−フルオロヌクレオシドのさらに詳しい説明については、本書に全文 参考として内含される、5terzycki、 Mansuri及びMarti nか11月12日付で出願した同時係属出願第120051号を参照されたい。
ヌクレオシド誘導体の組合せの潜在的な治療効率を評価するため、これらの組合 せを、当該技術分野において既知の方法に従って抗ウィルス活性についてテスト することができる。例えば、H■V細胞毒性、シンジチア形成、逆転写酵素活性 又はウィルス性RNA又はタンパク質の生成を抑制するヌクレオシド組合せの能 力を、生体外でテストすることができる。
各々について広い濃度範囲にわたるヌクレオチド誘導体の組合せを、抗ウィルス 活性及び/又は細胞傷害活性についてテストすることかでき、以下の第6.1節 に概略が記されている方法に従つて、組合せ指数を導き出すことができる。ヌク レオシド誘導体組合せのHIV抑制効果を立証するための好ましい方法は、以下 の第5,2節及び例の節6に記されている。さらに、ヌクレオシド誘導体の組合 せを、シミアン免疫不全症ウィルス(SIV)系といったエイズに対する動物モ デルシステムを用いて生体内で抗ウィルス活性についてテストすることができる (Kanki他、 1985年。
「科学J 230 ; 951−954) ; t、かじながら、動物のさまざ まな種(或いは1つの種の中でも異なる細胞型)はこれらの薬剤をリンの1つの 細胞型)で得た実験結果を他の種(又は細胞型)で得られた結果に対し外挿する 場合には、極めて用心しなくてはならな833−7; Ono他著、、 197 9年、 Biochem and Biophys、 Res、 Commun 。
88 : 1255−1262)。これらの組合せのための細胞傷害用量を設定 することが可能であり、最大の相乗作用を示すすなわち最高の抗ウィルス活性及 び/又は最低の細胞毒性と結びつけられる組合せか、ヒトでの使用のために考慮 できるものである。
ヌクレオシド誘導体組合せの抑制活性は、本書の第6節以降にいてテストするこ とができる。例えば、選択されたいずれかのヌクレオシド誘導体の組合せの効力 は、HIVに感染しつる標的細胞系統を用いて生体外でHIV感染細胞内の(a lシンジチア形成及び(b)HrV粒子の生産を抑制するその相対的能力によっ て評価されつる。一般に、このような細胞系統は、T細胞又は骨髄法/単球性系 列又はCD4に対する遺伝子が形質移入されたもう1つの細胞型のものである。
代替的には、ヌクレオシド誘導体が「標的とする」分子例えば単クローン性抗体 、ホルモン、成長因子などに結合されたとすると、標的細胞系統はそのヌクレオ チド誘導体に対し複合された分子のための適切な細胞表面抗原又は受容体を表現 するはずである。
選択されたヌクレオシド誘導体の組合せの効力を評価するためには、標的細胞は 、生体外で増殖され、HIVで感染させられ、感染前、感染中及び感染後に一連 の用量のヌクレオチド誘導体で処理されなくてはならない(例えば、制限された 希釈技術を用いることができる)。ピリオン生産に対する抑制効果は、例えば、 (al培養基内の25gagウィルスコアタンパク質又は逆転写酵素といったH IVタンパク質について検定することによりHIVの生産を;(b)免疫蛍光検 査法により細胞内のHIV抗原の誘発を:又はFC)目で評価された融合細胞形 成の減少を測定することによって、説明通り評価することかできる。HIVを抑 制するヌクレオシド誘導体組合せの能力は、テスト対象であるヌクレオチド誘導 体組合せの抑制活性及び抑制用量を表わすものである。
5.3.HIV−阻害性の相乗作用誘導体組合せの治療上の使用相乗作用性ヌク レオシド誘導体組合せは、本発明に従って生体内で使用することができ、シンチ チアの形成及びHIVウィルス粒子の生産を防止し、こうして、曝露された患者 中のHIV感染の進行を阻害できる。好適な薬理学上の担体中に製剤化された有 効投薬量のヌクレオシド誘導体は、注射(例えば、静脈内注射、腹腔内注射、筋 肉内注射、皮下注射、等)を含むが、これらに限定されない適当な経路により、 上皮内層または皮膚粘膜内層(例えば、口粘膜、直腸上皮内層及び膣上皮内層、 鼻咽頭粘膜、腸粘膜、等)中の吸収、等により投与し得る。
加えて、ヌクレオシド誘導体は、インビボ投与に先立って好適な薬理学上の担体 中で混合されてもよく、担体または標的分子(例えば、抗体、ホルモン、成長因 子、等)に結合されてもよく、且つ/またはリポソーム、マイクロカプセル、お よび制御放出製剤に混入されてもよい。
別の実施態様では、相乗作用性ヌクレオシド誘導体組合せは、HIV惑染のその 他の治療と組合せて使用し得る。例えば、限定のためではなく、相乗作用性ヌク レオシド誘導体は、逆転写酵素活性を阻害するその他の抗ウイルス性化合物(例 えば、AZT);細胞へのHIV吸収を阻害する可溶性CD4またはモノクロー ナル抗体二またはその他のサイトカイン及び成長因子(例えば、インターフェロ ンα、βまたはγ:腫瘍壊死因子;インターロイキン−2、顆粒球/単球コロニ ー刺激因子;コロニー刺激因子−1、等);およびエイズ患者を日和見感染する その他の微生物またはウィルスを治療するのに使用される薬剤と組合せて使用し 得る。
本発明の別の実施態様では、相乗作用性ヌクレオシド誘導体は種々の薬剤の効能 を試験するのに試験管内で使用し得る。これに関して、例えばまだ正常細胞に害 を及ぼさないウィルスを死滅させるもの、または骨髄の再生を刺激するものを同 定するために、エイズ患者から骨髄試料を得、その骨髄を試験される薬剤、化合 物または療法に試験管内で曝露することが有利である。しかしながら、エイズ患 者から得られた骨髄は試験管内で非常に不充分な骨髄コロニー形成を示す。これ は、おそら<HIVによる前駆体CD34細胞の感染のためである。その結果、 試験管内で試験される種々の薬剤の効能は評価し難く、または評価するのが不可 能である。このようなアッセイ系でHIVを阻害するための相乗作用性ヌクレオ シド誘導体の使用は、試験管内で骨髄コロニー形成を増加し、それ故、試験管内 で骨髄活性に対する種々のその池のプロトコルおよび薬剤のスクリーニングを可 能にするだろう。
6、実施例;ジデオキシジデヒドロチミジンおよびジデオキシイソシンを使用す るHIV感染の阻害 下記の実験は、試験管内で培養中のT細胞源の標的細胞のHIV感染に関するジ デオキシジデヒドロチミジン(d 4 T)およびジデオキシイノシン(ddl )の阻害効果を示す。
最初に、CEM−F細胞を急性ヒトリンパ芽球性白血病から誘導し、これは確立 されたTリンパ芽球様細胞株に相当した。それらはAmerican Type  Cu1ture Co11ectionてCCRF−CEM細胞(ATCCN o、CCL 119)として入手し得る。
ヒト免疫不全ウィルス(HIV)のLAvIllllu株ヲ、フランス、パリの In5titut Pa5teurのDr、 Luc Montagnierか ら得た。そのウィルスはCEM−F細胞に適しており、これを液体窒素中で小ア リコートとして貯蔵した。そのウィルスの力価を2〜3週毎に測定し、これをT CID、。(組織培養阻害投与量、即ちウィルス発現を50%減少するのに必要 なウィルスの量)として表わす。下記のサブセクションに記載された全ての実験 に於いて、50TCrDS。のウィルス投与量を使用した。
CEM−F細胞およびHIvウィルスの両方をLAV/cEM培地中で増殖させ た。その培地は、1%のグルタミン、100[J/mlのペニシリン、 100 μg/mlのストレプトマイシン、2μg/mlのポリブレン、および10%の ウシ胎児血清を補給したRPMI 1640かジデオキシジデヒドロチミジン( d 4 T、 BMY27857−3/8、ロツ) #26630−23A)  オヨヒシデオJFシイ/ ’、iン(d d I 、 BMY40900゜ロフ ト#25879−46−1)を、ブリストルーマイヤー社のPharmaceu ticalResearch and Development Divisi onから得た。両方の化合物を、2−3滴のジメチルスルホキシド(DMSO, D−8779)、 Sigma Chem。
Co、 )およびLAV10EM培地に懸濁させた。次に、その懸濁液を音波処 理しくMicroultrasonic disrapter、 Kontes )、1mMの最終濃度にした。全希釈液をその1mMの原液からつくった。薬剤 の組合せた抗−HIV効果を試験するために、二つの異なる組の実験を行なった 。第一の組では、一つの薬剤を一定の濃度に保ち、一方、他の薬剤濃度を変える ように、薬剤を混合した。例えば、d4Tを0.01.0.1、lまたは10μ Ml:保ち、一方、ddl(7)範囲は0.1.1110〜100μMであった 。この設定では、夫々の混合物中の薬剤の比は異なっていた。d4Tとddlと の相乗作用の程度を更に正確に測定するために、第二組のアッセイでは、薬剤を 104Mおよび50μMで開始してl:5の比で混合し、2倍に希釈した。この ようにして、薬剤の比を全希釈液中で一定に保った。”Dose−Effect  Analysis with Microcomputers″ソフトウェア  (Chou、J、and T−C,Chow、Elsevier−Bioso ft Publishers。
1986)を使用して、そのデータを評価した。等しい薬剤比の実験に於いて、 薬剤の比が1=1であり、両方の薬剤の開始濃度が100μMであった以外は、 同じ二つのプロトコルを使用して未感染細胞に関するd4TおよびddIの毒性 を評価した。アジドチミジン(AZT、 BMY27755/7、ロット#23 00−38)を、全てのアッセイで陽性対照として使用した。
6.1.3. D4TおよびDI]の増殖効果の測定夫々のアッセイに関して、 2X10’個のCEM−F細胞/ウェルを96ウエルプレートに塗布した。細胞 を夫々の異なる組合せと混合し、夫々を四重にセットした。全容積/ウェルは2 50μlであった。プレートを37°Cで5%のCO□で6日間インキュベート した。6日目に、細胞を4時間にわたってlμCi/μC用の3HTdR(Ne w England Nuclear Corp、、比活性6.7Ci/ミリモ ル)でラベルし、ガラス繊維フィルター上に回収し、シンチレーションカウンタ ーでカウントした(Hartzman、 R,J、、 Segall、 M、、  Bach、 M。
L、、およびBach、 F、H,、1971,Histocompatibi lity a+atching。
VL Miniaturization of the m1xed 1euk ocyte culture test :A preliminary re port、 Transplantation、 11 : 268−273) 。その結果を、薬剤を使用しないでインキュベートされた細胞からなる対照に対 する3HTdR取り込み率(%)として表わした。その他に、結果を組織培養毒 性投与量50(TCTDs。)として表わすことかでき、これは対照と比較して 細胞数を50%減少するのに必要な一種以上の薬剤の量(μg)に相当する。
6.1.4. HIV複製(7)阻害 CEM−F細胞を2X10’個の細胞/ウェルで96ウエルプレートに塗布し、 50TCIDS、のウィルスと45分間混合した。45分後に、ヌクレオシド誘 導体を夫々のウェルに添加し、増殖アッセイに関して記載したようにインキュベ ートした。6日目の終了時に、下記の抗原捕獲ELISAアッセイを使用して、 上澄をウィルス抗原の存在に関して試験した。そのアッセイはウィルスコアータ ンパクp24gagに対する二つのモノクローナル抗体を使用する()Iu、  S、H。
ら、1987. Nature328 : 721−723 ;およびKinn ey Thomas、 E、ら。
1988、 AIDS 2・25−29)。
6 、1.5.抗原捕獲アッセイ このアッセイに関して、マイクロタイタープレート(96ウエルプレート)を二 つのモノクローナル抗体: 25−2 (ATCC#9407)および25−3  (ATCC#9408)で被覆した(夫々1 : 2500で希釈した)。
これらの抗体(捕獲試薬)は、p24、p40、およびp55 HrVgagタ ンパクに対して特異的である。血清陽性の固体の血清から精製したホースラディ ツシュペルオキシダーゼ(HRP)−結合ヒトIgGをシグナルとして使用した 。吸光度(450/630nm)を、基質−テトラメチルベンジジン(TMB) の添加後に測定した。ODの読み取りは三つのカテゴリーに入る:実験値=細胞 、ウィルス接種物および一種以上のヌクレオシド誘導体を含むウェルからの値: そして対照値=細胞およびウィルス(100%)を含むウェルからの値;そして バックグラウンド=ウィルス接種物のみを含むつ工ルからの値。バックグラウン ド値を全てのOD値から引いた。一種以上のヌクレオシド誘導体の抗ウイルス効 果を、対照に対するp24gag結合率(%)として表す。例えば、その値が2 0%である場合、それは、p25gag結合により間接的に測定されるウィルス 複製か80%阻害されることを意味する。
6 、1.6.合胞体の形成 抗原捕獲検定用の上溝を集める前に、すべてのウェルは肉眼で調べた。これは感 染が起こったことを確かめるために、且つ細胞の状態をチェックするために行わ れた。合胞体は観察しやすかった。それらは計数しなかったが、ウェル間のそれ らの数の差異は非常に明白であった。
6.1.7.細胞毒性の分析 D4TおよびDDIの毒性は宿主細胞CE M −F (ATCCCCL119 )に対して試験した。CEM−FはCD4レセプターを構成的に発現するT細胞 系列であり、従って、HIV感染に適した宿主細胞ターゲットである。未感染細 胞の増殖に対するD4TおよびDDIの作用は、D4TおよびDDIで処理した 未感染CEM−F細胞へのチミジン取込みを測定することにより評価した。
p25gag蛋白のin vitro検定は、p25gag発現を阻止すること に対するddlと組合わせたd4Tの強い相乗作用を明らかにし、個々に使用し たいずれの化合物よりも強い抗ウィルス活性を示した。
p25gagの結合検定の結果は表Iに示しである;同じ総濃度て使用したd4 TとddIの組合わせと各薬物との比較は図1に示しである。
表Iは、最大抗ウィルス活性を達成するためのd4TおよびDDrの最適濃度お よび濃度比を見つけるために実施した一連の実験の結果を表す。いろいろな組合 わせ中の各誘導体の濃度の対数増加を、テストの“チェックボード”パターンを 使って評価することにより、広範囲の濃度が試験された。
d4TおよびddIのウィルス複製の阻害パーセント9D4Tの ddIの濃度 (μM) 濃度(μM) Q 、1 1 10 100.01 2 25 13 38 8 3 .1 1 26 11 13 76 本p25gag結合により測定 d4TまたはddIをAZTと共に1+10:50の濃度で使用したとき、d4 TとddIの組合せで観察された相乗作用より弱い相乗作用か達成された(表■ およびセクション6.3参照)。
6 、2.2. ヌクレオシド誘導体の組合わせの低下した細胞毒性3H−チミ ジン取込みを測定する細胞毒検定は、併用されたd4TおよびddTが、増加し たウィルス毒性にもかかわらず、個々に使用した同一濃度の化合物よりもCEM −F細胞に対する毒性かかなり低いことを示す。広範囲の濃度のd4T、dcl I、または11の比でddIと組合わせたd4Tに関するこれらの検定の結果は 表■に示しである。
増加する濃度のd4Tおよび/またはddIにさらされたCEMの細胞毒パーセ ント。
D4Tの ddIの濃度(μM) 濃度(μM)0 .1 1 10 100本3H−チミジン取込みにより測定 上記データは、ヌクレオシド誘導体d4TおよびddIが、組合わせて使用した とき、強い相乗的抗ウィルス作用を示すことを表している。例えば、表■を参照 すると、1μMの濃度のd4Tはウィルス活性の24%阻害をもたらし、そして 10MMの濃度のddTはウィルス活性の2%阻害と関連していた;しかしなが ら、10MMのddlと組合わせた14Mのd4Tは75%のHIV阻害を達成 した。図1はヌクレオシドの同じ総濃度でのd4T、ddT、および(d4T+ ddI)の抗ウィルス活性を示すグラフであり、ddIと共に使用したd4Tの 相乗作用を示している。
組合わせ指数(combination 1ndex : CI)は薬物組合わ せの相乗または拮抗作用を表わす数である。CI値はアイソボログラム(i 5 obo logram)方程式およびChouによるコンピューターシミュレー ションを使って得られる(セクション3.1参照)。lより小さいCI(Ifは 相乗(すなわち、全体かその部分の和より大きい)を表し、lより大きいCIは 拮抗(すなわち、全体がその部分の和より小さい)を表し、そしてlに等しいC Iは相加(すなわち、全体がその部分の和に等しい)を表す。表■は、AZT、 d4TおよびddI濃度が1:10:50の比である場合の抗ウィルス作用に対 する(d4T+ddl)、(d4T+AZT) 、および(ddl+AZT)の CI値を示す。
ウィルスの50.70および90%阻害における抗HIV作用CI値 化合物 50% 70% 90% D4T + DDT 0.024 0.049 0.16D4T + AZT  O,530,430,30AZT + DDI 0.77 0.74 0.75 d4TとddIの相乗関係のために、比較的低濃度のヌクレオシドを使って効果 的なウィルス阻害を達成することができる。表■に示すように、d4T、!:d dIの組合わせの増大した抗ウィルス活性は細胞毒性の増加と無関係であり、こ うして選択的抗ウィルス活性が達成された。さらに、d4Tおよびddl単独ま たはこれらの組合わせのTD、。(毒性用量)を決定する研究は、単独で使用し たd4Tおよびddlの両方のTD、。が1ooμM以上であるのに対して、D 4TとDDIの組合わせのT D s。が730μMであることを明らかにした (データは示してない)。1:10:10の濃度比のAZT、d4Tおよびdd lの組合わせの細胞毒作用のCIは、HIV活性の90%を阻害する濃度で、d 4TとddIの組合わせが等しい抗ウイルス濃度の(d4T+AZT)または( d d I +AZT)よりも著しく低いことを示す(表■参照)。
従って、d4Tとddlの組合わせは個々考えたd4TまたはddIよりも一層 抗ウイルス性であるばかりでなく、 (d4T+ddl)はより低い細胞毒性で ある。こうして、HIV感染症を処置するための治療ウィンドーはこれらのヌク レオシド誘導体を併用することによって広くなる:治療抗HIV作用が危険また は苦痛を伴う合併症の心配なしに患者において達成されるだろう。
(本頁以下余白) 50および90%ウィルス阻害に相当するヌクレオシド濃度での細胞毒性CI値 化合物 50% 9o% D4T + DDI 2.17 6.40D4T + AZT 2.45 1. 66AZT + DDI 2.21 2.37手続補正書彷功 平成 3年10月11日

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.HIV感染細胞をヌクレオシド誘導体の相乗的組合わせと接触させることか ら成る、HIVの阻害方法。
  2. 2.インビトロで行う、請求項1の方法。
  3. 3.インビボで行う、請求項1の方法。
  4. 4.哺乳動物において行う、請求項3の方法。
  5. 5.ヒトにおいて行う、請求項3の方法。
  6. 6.ヌクレオシド誘導体の少なくとも1種は2′,3′−ジデオキシヌクレオシ ドである、請求項1、2、3、4または5の方法。
  7. 7.ヌクレオシド誘導体の1種は2′,3′−ジデオキシイノシンである、請求 項1、2、3、4または5の方法。
  8. 8.ヌクレオシド誘導体の1種は2,3′−ジデオキシ−2′,3′−ジデヒド ロチミジンである、請求項1、2、3、4または5の方法。
  9. 9.ヌクレオシド誘導体の1積は2′,3′−ジデオキシ−2′−フルオロヌク レオシド誘導体である、請求項1、2、3、4または5の方法。
  10. 10.フルオロヌクレオシド誘導体は2′.3′−ジデオキシ−2′−フルオロ イノシンである、請求項9の方法。
  11. 11.フルオロヌクレオシド誘導体は2′,3′−ジデオキシ−2′−べーター フルオロイノシン(F−ddI)である、請求項10の方法。
  12. 12.フルオロヌクレオシド誘導体は2′,3′−ジデオキシ−2′−フルオロ アデノシンである、請求項9の方法。
  13. 13.フルオロヌクレオシド誘導体は2′,3′−ジデオキシ−2′−べーター フルオロアデノシン(F−ddA)である、請求項12の方法。
  14. 14.フルオロヌクレオシド誘導体は2′,3′−ジデオキシ−2′−フルオロ シトシンである、請求項9の方法。
  15. 15.フルオロヌクレオシド誘導体は2′,3′−ジデオキシ−2′−べーター フルオロシトシン(F−ddC)である、請求項14の方法。
  16. 16.他の抗HIV治療剤と共に使用する、請求項3の方法。
  17. 17.日和見感染を含むHIV関連疾患の1種またはそれ以上の治療剤と共に使 用する、請求項3の方法。
  18. 18.少なくとも1種のヌクレオシド誘導体は第二分子に化学的に結合される、 請求項1、2、3、4または5の方法。
  19. 19.HIV感染細胞を2′,3′−ジデオキシイノシン(ddI)と2′,3 ′−ジデオキシ−2′,3′−ジデヒドロチミジン(d4T)の組合わせと接触 させることから成る、HIVの阻害方法。
  20. 20.dT対ddIの比は約1:1−1:10である、請求項19の方法。
  21. 21.dT対ddIの比は約1:5である、請求項19の方法。
  22. 22.HIV感染細胞を2′,3′−ジデオキシ−2′−ベーターフルオロイノ シン(F−ddI)と2′,3′−ジデオキシ−2′,3′−ジデヒドロチミジ ン(d4T)の組合わせと接触させることから成る、HIVの阻害方法。
  23. 23.HIV感染細胞を2′,3′−ジデオキシ−2′−ベーターフルオロアデ ノシン(F−ddA)と2′,3′−ジデオキシ−2′,3′−ジデヒドロチミ ジン(d4T)の組合わせと接触させることから成る、HIVの阻害方法。
  24. 24.HIV感染細胞を2′,3′−ジデオキシ−2′−ベーターフルオロシト シン(F−ddC)と2′,3′−ジデオキシ−2′,3′−ジデヒドロチミジ ン(d4T)の組合わせと接触させることから成る、HIVの阻害方法。
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