JPH0450423A - 二次空気導入装置の故障診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、排気通路に触媒コンバータを設けその排気
通路に二次空気導入装置から二次空気を供給するシステ
ムの故障を判定する二次空気導入装置の故障診断装置に
関するものである。

［従来の技術］ 従来この種の排気ガス浄化装置として第６図に示すもの
があった。これは排気マニホールド部２ａヘエアクリー
ナ１からリードバルブ４を介して新鮮な空気を供給し、
この空気をエンジン回転数や負荷状態に応じて調整し、
ＣＯやＨＣを完全燃焼させることを目的としている。燃
焼室から排出されたＣＯおよびＨＣは触媒コンバータ６
で取り込まれた二次空気と反応し、完全に酸化還元され
、無害なものとなって排出される。

各気筒の排気管の排気通路２は触媒コンバータ６に連結
するとともに、排気通路２の排気マニホールド部２ａに
一端を接続し、他端は大気、好ましくはエアクリーナ１
に接続された二次空気導入通路３が接続されている。こ
の二次空気導入通路３の途中には排気マニホールド部２
ａにおける排気脈動の負圧部分で開き、正圧部分で閉じ
、排気ガスの逆流を防止するためのリードバルブ５を設
け、排気脈動を利用して二次空気を排気管に供給するこ
とができるようにしている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながらこのような従来の装置において、リードバ
ルブの故障や導入管の詰まりで二次空気の供給が停止す
ると、触媒コンバータの劣化や、異常加熱による破損に
よって排出ガスが浄化されず、有害な排気ガスを放出す
ることがあるという課題があった。

この発明の目的は二次空気導入装置が故障したことを検
出する装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ このような課題を解決するためにこの発明は、−次空気
導入装置の入力側と出力側との圧力差を検出する手段と
、その圧力差が所定値を外れている場合に異常と判定す
る手段を設けたものである。

［作用］ 排気による負圧が生ずる度に二次空気導入装置の入力側
と出力側との圧力差が検出され、その都度その値が所定
値を外れていないか否かが判断され、所定値から外れて
いたときは異常と判断される。

［実施例］ 第１図はこの発明の一実施例を示す構成図であり、第６
図と同一部分は同記号を用いている。図において７は圧
力センサであり、二次空気導入装置４の入力側と出力側
との圧力差に対応した信号を出力するようになっている
。この圧力センサ７は逆止弁５が開き二次空気導入通路
３が開口すると吸気側導入通路３ａと排気マニホールド
部導入通路３ｂが共に大気圧となり、差圧がないので出
力信号を発生しない。しかし、逆止弁５が閉しると排気
マニホールド部導入通路３ｂが負圧となるため、差圧が
生じ、圧力センサ７は出力信号を発生する。

８はこのようにリードバルブ４の動作に対応して出力さ
れる圧力センサ７の信号を予め記憶した異常検出装置で
、二次空気の状態に対応し、リードバルブ４の逆止弁５
が開閉するのに伴って発生する圧力センサ７の出力信号
と比較し、一致しない状態（逆止弁５が閉鎖および開口
状態を保持する状態）にあるとき、検出動作して出力信
号を発生するものである。

８０〜８４は異常検出装置８の構成要素で、８０は入力
インターフェイス回路、８１はＣＰＵであり、ＣＰＬ１
８１は入力信号を処理し、ＲＯＭ８２に予め記憶された
プログラムを実行する。８３はＣＰＵ８１が演算実行中
にデータを一時記憶するためのＲＡＭ、８４は出力イン
ターフェイス回路、１０はリードバルブ４が故障したと
き出力インターフェイス回路の出力信号で警告を出すた
めのランプ、９は機関が運転域にあるとき所定回転角毎
にパルス信号を発生する点火装置である。

このように構成された装置の動作を第２図に示すフロー
チャートによって説明する。ステップＳ１ではエンジン
の回転数を読み取っている。これは点火袋Ｗ９の出力信
号を監視することで実現している。そしてステップＳ２
に示すように圧力センサ出力Ｐ１を読み取り、ステップ
Ｓ３において予めマツプに記憶させておいた圧力値Ｐｓ
を比較する。

一般に、エンジン回転数が上昇する程、圧力センサ出力
信号は高くなるので、マツプに記憶させるデータは第３
図に示すようになっている。このため、ステップＳ３で
はステップＳ１で収り込んだエンジン回転数に対する圧
力さを読み出す。

そしてステップＳ４においてその値を比較し、測定した
圧力差のが所定値Δより小さい場合は異常と判断してス
テップ６に示すように警告ランプを点灯させる。一方、
ステップＳ４において圧力差が所定値Δより小さい場合
はＳ５に示すように警告ランプの消灯を行う。その後は
ステップＳ１に戻って同様の動作を繰り返す。

第４図は他の実施例であり、ステップＳｌｌでエンジン
回転を読み取り、ステップＳ２１で圧力差を読み取る。

この場合圧力差は第５図に示すように最低圧力差Ｐｌａ
と最大圧力差Ｐ　］、　ｂの両方を読み取り、内部のＲ
ＡＭに記憶させておく。そしてステップＳ３１で先ず最
低圧力差Ｐｌａを読み出しそれが第５図に示す規定の最
低圧力よりも小さいか否かを判定する。この判定がｒＮ
ＯＪすなわち最低圧力が規定値ＰＭＩＮよりも大きい場
合は二次空気通路が詰まっている可能性があるのでステ
・ツブＳ６１に示すように警告ランプを点灯させる。

ステップＳ３の判定がｒＹＥＳＪすなわち第５図のよう
に最低圧力差Ｐｌａが規定値ＰＭＩＮより小さい場合は
ステップＳ４１の判断を行いう。すなわち最大圧力差ｐ
ｉｂが規定値Ｐ□工よりも大きいか否かの判定を行う。

この判定がｒＮＯＪすなわち最大圧力差Ｐｌｂが規定値
ＰＭＡＸよりも小さい場合は二次空気通路が開いたまま
の可能性があるので、ステップＳ６１に示すように警告
ランプを点灯させる。しかし、ステップＳ４１が［ＹＥ
ＳＪすなわち最小圧力差Ｐｌａが規定値ＰＭＩＮより小
さくかつ、最大圧力差Ｐｌｂが規定値ＰＮＡ、よりも大
きい場合は正常と判断してステップＳ５１に示すように
警告ランプを消灯する。

［発明の効果］ 以上説明したようにこの発明は、二次空気導入装置の入
力側と出力側の圧力差を検出し、その値が所定値から外
れていることを検出した場合に異常と判定するようにし
たので、故障が判定される二とで直ちに修理することが
でき、有害な排気ガスを排出した状態が継続することを
防１Ｆできるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す構成図、第２図はこ
の装置の動作を示すフローチャート、第３図はエンジン
回転数に対する圧力差を示すグラフ、第４図は他の実施
例を示すフローチャート、第５図は圧力差の変化状態を
示す図、第６図は従来の一例を示す構成図である。 １・・−・エアクリーナ、２　・・ ３・・・−二次空気導入装置、４・・ バルブ、５・・・・逆止弁、６・・・ バーク、７・・・−圧力センサ、８・ 検出装置、９−・・・点火装置。 排気通路、 ・・リード ・触媒コン ・・・異常

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 触媒コンバータを有する排気通路に負圧が発生する度に
   二次空気を取り込む二次空気導入装置の故障を診断する
   二次空気導入装置の故障診断装置において、 二次空気導入装置の入り口側と出口側との圧力差に対応
   した圧力信号を発生する圧力センサと、その圧力差が所
   定値から外れたときに異常と検出する異常判定装置を備
   えたことを特徴とする二次空気導入装置の故障診断装置
   。