JP3132262B2 - 車両用排気浄化装置の診断装置 - Google Patents

車両用排気浄化装置の診断装置

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JP3132262B2
JP3132262B2 JP05238800A JP23880093A JP3132262B2 JP 3132262 B2 JP3132262 B2 JP 3132262B2 JP 05238800 A JP05238800 A JP 05238800A JP 23880093 A JP23880093 A JP 23880093A JP 3132262 B2 JP3132262 B2 JP 3132262B2
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exhaust
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exhaust gas
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N13/00Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00
    • F01N13/009Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00 having two or more separate purifying devices arranged in series
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N2550/00Monitoring or diagnosing the deterioration of exhaust systems
    • F01N2550/02Catalytic activity of catalytic converters

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用排気浄化装置の
診断装置に係り、特に触媒体の劣化状態を判定するため
の劣化判定パラメータの演算の計測・精度を高め得て、
触媒体の劣化判定の診断精度を向上し得て、触媒体の劣
化判定の診断精度の向上により触媒体の機能の劣化・正
常の診断を正確になし得て、触媒体の機能の劣化の看過
による排気有害成分の放出を防止し得て、大気汚染を回
避し得る車両用排気浄化装置の診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両には、搭載される内燃機関の排気通
路に触媒体を設け、この触媒体により排気中の有害成分
を浄化する車両用排気浄化装置を設けたものがある。こ
のような車両用排気浄化装置は、触媒体の浄化機能が低
下すると、排気浄化効率の低下により未浄化の排気有害
成分が大気中に排出されることになる。そこで、排気浄
化装置には、触媒体の劣化状態を判定する診断装置を設
けたものがある。
【0003】このような車両用排気浄化装置の診断装置
としては、特開平3−57811号公報に開示されるも
のがある。この公報に開示される診断装置は、同一の所
定機関運転領域における2次空気導入時と非導入時との
検出排温相互もしくは検出排温に基づき排気浄化システ
ム診断用に所定の演算を施して得た値相互を比較し、こ
の比較結果に基づいてシステム構成要素の機能が正常で
あるか異常であるかを判定することにより、システムの
異常を確実・正確に把握し得て、システムの信頼性の向
上を図ったものである。
【0004】また、車両用排気浄化装置の診断装置に
は、触媒体の上流側及び下流側の排気通路に夫々排気セ
ンサたる第1・第2O2 センサを設け、これら第1・第
2O2センサの出力する第1・第2検出信号により劣化
状態を診断するものがある。前記第1・第2O2 センサ
の出力する第1・第2検出信号は、触媒体の浄化率の変
化によって変化するものであ。この診断装置は、第1・
第2O2 センサの出力する第1・第2検出信号を演算し
て触媒体の劣化状態を判定するための劣化判定パラメー
タの算出し、劣化状態を診断する。
【0005】この車両用排気浄化装置の診断装置は、第
2O2 センサの出力する第2検出信号が、図3(b)
(c)に示すように、触媒体の浄化率が低下すると、図
3(a)に示す第1O2 センサの出力する第1検出信号
の波形に近似してくることを利用して、触媒体の劣化状
態を診断する。
【0006】この診断装置は、触媒モニタ開始運転条件
である所定の診断条件が成立すると、診断を開始する。
診断に際しては、図3(a)(b)に示すように、触媒
体の上流側の第1O2 センサの出力する第1検出信号と
触媒体の下流側の第2O2 センサの出力する第2検出信
号と、の平均偏差比STRを求める。平均偏差比STR
は、{(第2O2 センサ偏差積分値)/(第2O2 セン
サ反転周期)}×{(第1O2 センサ反転周期)/(第
1O2 センサ偏差積分値)}により求められる。
【0007】前記式による平均偏差比STRは、複数回
求めて平均化処理を行い、平均偏差比平均STRave
を求める。求められた平均偏差比平均STRaveは、
予め求められている平均偏差平均と触媒体の浄化率の特
性とから、図4に示す如く、浄化率を確定し、触媒体の
劣化状態を診断する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この診断装
置は、O2 センサの出力する検出信号により診断を行っ
ている。ところが、O2 センサによる診断は、O2 スト
レージ効果を利用しているため、図4に示す如く、浄化
率80%程度までしか劣化判定パラメータを精度良く計
測できない不都合がある。
【0009】このため、触媒体の劣化状態を判定するた
めの劣化判定パラメータの計測・演算の精度が低く、触
媒体の劣化判定の診断精度を向上し得ない不都合があ
る。また、触媒体の劣化判定の診断精度を向上し得ない
ことにより、触媒体の機能の劣化・正常の判断を正確に
なし得ず、触媒体の機能の劣化の看過により排気有害成
分の放出を招き、大気汚染を招来するおそれがる。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、内燃機関の排気通路に上流
側から順次に複数の触媒体を配列して設け、これら複数
の触媒体により排気を浄化する排気浄化装置を設け、前
記複数の触媒体のうちの最上流側に位置する触媒体の上
流側の排気通路と前記複数の触媒体の各々の間の排気通
路と前記複数の触媒体のうちの最下流側に位置する触媒
体の下流側の排気通路とに夫々排気センサを設け、所定
の診断条件が成立する場合に、前記最上流側に位置する
触媒体の上流側の排気通路に設けた排気センサの出力す
る検出信号と前記最下流側に位置する触媒体の下流側の
排気通路に設けた排気センサの出力する検出信号とより
前記排気浄化装置の全体浄化率を求め、前記複数の触媒
体のうちの特定の触媒体を除く残余の触媒体の夫々上流
側及び下流側の各排気センサの出力する検出信号より前
記残余の触媒体の各々の残余浄化率を求め、前記排気浄
化装置の全体浄化率と前記残余の触媒体の各々の残余浄
化率とより前記特定の触媒体の特定浄化率を求め、この
特定の触媒体の特定浄化率と予め設定されている基準値
とを比較して前記特定の触媒体の劣化状態を判定すべく
診断する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明の構成によれば、制御手段は、所定の
診断条件が成立する場合に、排気浄化装置の全体浄化率
と特定の触媒体を除く残余の触媒体の各々の残余浄化率
とより特定の触媒体の特定浄化率を求め、この特定の触
媒体の特定浄化率と予め設定されている基準値とを比較
して特定の触媒体の劣化状態を判定すべく診断すること
により、特定の触媒体を除く残余の触媒体の各々の残余
浄化率から特定の触媒体の浄化率を求め、この特定の触
媒体の劣化状態を診断している。これにより、特定の触
媒体の上流側及び下流側側に夫々設けた排気センサの各
検出信号によりこの特定の触媒体の劣化状態を判定する
ための劣化判定パラメータを直接的に計測・演算する場
合に比して、特定の触媒体の劣化判定パラメータの計測
・演算の精度を高めることができ、触媒体の劣化判定の
診断精度を向上することができる。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。図1〜図2は、この発明による車両用排気
浄化装置の診断装置の実施例を示すものである。図2に
おいて、2は内燃機関、4は吸気通路、6は排気通路で
ある。内燃機関2は、図示しない車両に搭載されてい
る。この内燃機関2の吸気通路4には、燃料系(図示せ
ず)が設けられ、運転状態に応じた燃料が供給される。
【0013】この内燃機関2には、排気浄化装置8及び
この排気浄化装置8の診断装置10を設けている。排気
浄化装置8は、排気通路6に上流側から順次に複数の触
媒体を配列して設け、これら複数の触媒体により排気を
浄化するものである。前記診断装置10は、複数の触媒
体のうちの最上流側に位置する触媒体の上流側の排気通
路と前記複数の触媒体の各々の間の排気通路と前記複数
の触媒体のうちの最下流側に位置する触媒体の下流側の
排気通路とに夫々排気センサを設け、所定の診断条件が
成立する場合に、前記最上流側に位置する触媒体の上流
側の排気通路に設けた排気センサの出力する検出信号と
前記最下流側に位置する触媒体の下流側の排気通路に設
けた排気センサの出力する検出信号とより前記排気浄化
装置の全体浄化率を求め、前記複数の触媒体のうちの特
定の触媒体を除く残余の触媒体の夫々上流側及び下流側
の各排気センサの出力する検出信号より前記残余の触媒
体の各々の残余浄化率を求め、前記排気浄化装置の全体
浄化率と前記残余の触媒体の各々の残余浄化率とより前
記特定の触媒体の特定浄化率を求め、この特定の触媒体
の特定浄化率と予め設定されている基準値とを比較して
前記特定の触媒体の劣化状態を判定すべく診断する制御
手段を設けている。
【0014】この実施例においては、排気浄化装置8の
診断装置10を以下のように構成している。前記排気浄
化装置8は、排気通路6に上流側から順次に第1・第2
触媒体12・14を配列して設け、これら第1・第2触
媒体12・14により排気を浄化する。前記診断装置1
0は、第1・第2触媒体12・14のうちの第1触媒体
12の上流側の排気通路6と第1・第2触媒体12・1
4の間の排気通路4と第1・第2触媒体12・14のう
ちの第2触媒体14の下流側の排気通路4とに、夫々第
1〜第3排気センサたる第1〜第3O2 センサ16〜2
0を設けている。
【0015】第1〜第3O2 センサ16〜20は、制御
手段22に接続されている。この制御手段22には、診
断装置10による所定の診断条件を判断するために、図
示しないスロットル開度センサや機関回転数センサ、空
気量センサ、車速センサ、吸気温度センサ、冷却水温度
センサ、吸気圧力センサ等の、各種センサが接続されて
いる。
【0016】制御手段22は、所定の診断条件が成立す
る場合に、第1触媒体12の上流側の排気通路4に設け
た第1O2 センサ16の出力する第1検出信号Aと第2
触媒体14の下流側の排気通路4に設けた第3O2 セン
サ20の出力する第3検出信号Cとより排気浄化装置8
の全体浄化率Zを求め、第1・第2触媒体12・14の
うちの第1触媒体12を除く第2触媒体14の上流側及
び下流側の第2・第3O2 センサ18・20の出力する
第2・第3検出信号B・Cより第2触媒体14の第2浄
化率Yを求め、前記排気浄化装置8の全体浄化率Zと前
記第2触媒体14の第2浄化率Yとより第1触媒体12
の第1浄化率Xを求め、この第1触媒体12の第1浄化
率Xと予め設定されている基準値Kとを比較して前記第
1触媒体12の劣化状態を判定すべく診断する。
【0017】ここで、浄化率について説明する。前記第
1触媒体12の第1浄化率Xは、第1・第2O2 センサ
16・18の出力する排気測定結果である第1・第2検
出信号A・Bより、X=(A−B)/Aの式により求め
られる。前記第2触媒体14の第2浄化率Yは、第2・
第3O2 センサ18・20の出力する排気測定結果であ
る第2・第3検出信号B・Cより、Y=(B−C)/B
の式により求められる。また、前記排気浄化装置8の全
体浄化率Zは、第1・第3O2 センサ16・20の出力
する排気測定結果である第1・第3検出信号A・Cよ
り、Z=(A−C)/Aの式により求められる。
【0018】これより、第1浄化率Xは、第2浄化率Y
及び全体浄化率Zから、X=1−(1−Z)/(1−
Y)の式により求めることができる。
【0019】次に、診断装置による診断を図1に従って
説明する。
【0020】内燃機関2を始動して診断(ステップ10
0)がスタートすると、スロットル開度センサ等(図示
せず)の各種センサの出力する検出信号により触媒モニ
タ開始運転条件である所定の診断条件が成立するか否か
を判断(ステップ102)する。
【0021】前記診断条件は、内燃機関2の運転条件に
より設定されている。例えば、機関負荷と機関回転数と
により設定される診断領域内にあること、内燃機関2の
暖機が完了していること、吸入空気温度が設定値以上で
あること、第1・第2O2 センサ16・18により空燃
比をフィードバック制御中であること、一定車速時(吸
入空気量、絞り弁開度、燃料噴射量、吸気圧力等による
機関負荷の変化量が設定値以下)であること、等のすべ
てを満足するか否かにより判断する。
【0022】前記判断(ステップ102)において、い
ずれか一を満足しないでNOの場合は、リターンする。
前記判断(ステップ102)において、すべてを満足し
てYESの場合は、第1〜第3O2 センサ16〜20の
出力する排気測定結果である第1〜第3検出信号A〜C
を入力し、第1O2 センサ16の出力する第1検出信号
Aと第3O2 センサ20の出力する第3検出信号Cとよ
り、Z=(A−C)/Aの式によって排気浄化装置8の
全体浄化率Zを求める(ステップ104)。
【0023】また、第2触媒体14の上流側及び下流側
の第2・第3O2 センサ18・20の出力する第2・第
3検出信号B・Cより、Y=(B−C)/Bの式によっ
て第2触媒体14の第2浄化率Yを求める(ステップ1
06)。
【0024】前記求められた排気浄化装置8の全体浄化
率Zと第2触媒体14の第2浄化率Yとより、X=1−
(1−Z)/(1−Y)の式によって第1触媒体12の
第1浄化率Xを求める(ステップ108)。
【0025】求められた第1触媒体12の第1浄化率X
は、予め設定されている基準値Kとを比較され、第1触
媒体12の劣化状態を判定すべく判断される(ステップ
110)。
【0026】この判断(ステップ110)において、第
1触媒体12の第1浄化率Xが基準値K(例えば、0.
5〜0.6)以上である場合(X≧K)は、第1触媒体
12が劣化しているので(ステップ112)、運転者に
第1触媒体12の劣化を感知させべく警告灯(MIL)
を点灯させるとともに修理の際の触媒体劣化情報として
保存すべくフォールトコードを制御手段22の記憶領域
に保管し(ステップ114)、終了する(ステップ11
6)。
【0027】一方、前記判断(ステップ110)におい
て、第1触媒体12の第1浄化率Xが基準値K未満であ
る場合(X<K)は、第1触媒体12が劣化していずに
正常であるので(ステップ118)、終了する(ステッ
プ120)。
【0028】このように、診断装置10は、特定の触媒
体である第1触媒体12の劣化状態を診断する。
【0029】前記の如く、第1・第2触媒体12・14
の第1・第2浄化率X・Y及び排気浄化装置8の全体浄
化率Zは、X=(A−B)/A、Y=(B−C)/B、
Z=(A−C)/Aの各式により求められる。これよ
り、第1浄化率Xは、X=1−(1−Z)/(1−Y)
の式により求めることができるものである。
【0030】前記式によって第2触媒体14の第2浄化
率Y及び排気浄化装置8の全体浄化率Zを変化させた場
合に、第1触媒体12の第1浄化率Xは、以下の値とな
る。 Z=0.8、 Y=0.8のとき、 X=0 Z=0.95、 Y=0.8のとき、 X=0.75 Z=0.95、 Y=0.85のとき、 X=0.66
7 Z=0.9、 Y=0.8のとき、 X=0.5 Z=0.9、 Y=0.85のとき、 X=0.33
3 Z=0.85、 Y=0.8のとき、 X=0.25
【0031】第2触媒体14の第2浄化率Y及び排気浄
化装置8の全体浄化率Zについては、従来技術を利用し
て、第2触媒体14の上流側及び下流側に設けられた第
2・第3O2 センサ18・20の出力する第2・第3検
出信号B・Cを演算して得られる劣化判定パラメータに
より求める。
【0032】前記の如く、第2触媒体14の第2浄化率
Y及び排気浄化装置8の全体浄化率Zについては、0.
8ぐらいまでが計測可能である。また、第1触媒体12
の第1浄化率Xについては、前記第2触媒体14の第2
浄化率Y及び排気浄化装置8の全体浄化率Zからの演算
によって、第2浄化率Y及び全体浄化率Zが得られれ
ば、0〜1まで求めることができる。
【0033】これにより、この診断装置10は、特定の
触媒体である劣化し易い第1触媒体12の劣化状態を的
確に診断することができる。
【0034】このように、この診断装置10の制御手段
22は、所定の診断条件が成立する場合に、排気浄化装
置8の全体浄化率Zと特定の第1触媒体12を除く残余
の第2触媒体14の残余浄化率たる第2浄化率Yとより
第1触媒体12の特定浄化率たる第1浄化率Xを求め、
この第1浄化率Xと予め設定されている基準値Kとを比
較して第1触媒体12の劣化状態を判定すべく診断する
ことにより、特定の第1触媒体12を除く残余の第2触
媒体14の第2浄化率Yから特定の第1触媒体12の第
1浄化率Xを求めることができ、この特定の第1触媒体
12の劣化状態を診断することができる。
【0035】これにより、特定の第1触媒体12の上流
側及び下流側側に夫々設けた第1・第2O2 センサ16
・18の各第1・第2検出信号A・Bによりこの特定の
第1触媒体12の劣化状態を判定するための劣化判定パ
ラメータを直接的に計測・演算する場合に比して、特定
の第1触媒体12の劣化判定パラメータの計測・演算の
精度を高めることができ、触媒体の劣化判定の診断精度
を向上することができる。
【0036】このため、触媒体の劣化状態を判定するた
めの劣化判定パラメータの演算の精度を高め得て、触媒
体の劣化判定の診断精度を向上することができる。ま
た、この触媒体の劣化判定の診断精度の向上により、触
媒体の機能の劣化・正常の診断を正確になし得て、触媒
体の機能の劣化の看過による排気有害成分の放出を防止
し得て、大気汚染を回避することができる。
【0037】
【発明の効果】このように、この発明によれば、特定の
触媒体を除く残余の触媒体の各々の残余浄化率から特定
の触媒体の浄化率を求め、この特定の触媒体の劣化状態
を診断していることにより、特定の触媒体の上流側及び
下流側に夫々設けた排気センサの各検出信号によりこの
特定の触媒体の劣化状態を判定するための劣化判定パラ
メータを直接的に計測・演算する場合に比して、特定の
触媒体の劣化判定パラメータの計測・演算の精度を高め
ることができ、触媒体の劣化判定の診断精度を向上する
ことができる。このため、触媒体の劣化状態を判定する
ための劣化判定パラメータの演算の精度を高め得て、触
媒体の劣化判定の診断精度を向上することができる。ま
た、この触媒体の劣化判定の診断精度の向上により、触
媒体の機能の劣化・正常の診断を正確になし得て、触媒
体の機能の劣化の看過による排気有害成分の放出を防止
し得て、大気汚染を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す車両用排気浄化装置の
診断装置による診断のフローチャートである。
【図2】診断装置の概略構成図である。
【図3】(a)は従来の診断装置による第1O2 センサ
の第1検出信号の出力波形図である。(b)は従来の診
断装置による浄化率が大なる場合の第2O2 センサの第
2検出信号の出力波形図である。(c)は従来の診断装
置による浄化率が低下した場合の第2O2 センサの第2
検出信号の出力波形図である。
【図4】従来の診断装置による平均偏差比平均と浄化率
との関係を示す図である。
【符号の説明】
2 内燃機関 4 吸気通路 6 排気通路 8 排気浄化装置 10 診断装置 12 第1触媒体 14 第1触媒体 16 第1O2 センサ 18 第2O2 センサ 20 第3O2 センサ 22 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 3/20 ZAB F01N 3/24 ZAB F02D 41/14 310

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気通路に上流側から順次に
    複数の触媒体を配列して設け、これら複数の触媒体によ
    り排気を浄化する排気浄化装置を設け、前記複数の触媒
    体のうちの最上流側に位置する触媒体の上流側の排気通
    路と前記複数の触媒体の各々の間の排気通路と前記複数
    の触媒体のうちの最下流側に位置する触媒体の下流側の
    排気通路とに夫々排気センサを設け、所定の診断条件が
    成立する場合に、前記最上流側に位置する触媒体の上流
    側の排気通路に設けた排気センサの出力する検出信号と
    前記最下流側に位置する触媒体の下流側の排気通路に設
    けた排気センサの出力する検出信号とより前記排気浄化
    装置の全体浄化率を求め、前記複数の触媒体のうちの特
    定の触媒体を除く残余の触媒体の夫々上流側及び下流側
    の各排気センサの出力する検出信号より前記残余の触媒
    体の各々の残余浄化率を求め、前記排気浄化装置の全体
    浄化率と前記残余の触媒体の各々の残余浄化率とより前
    記特定の触媒体の特定浄化率を求め、この特定の触媒体
    の特定浄化率と予め設定されている基準値とを比較して
    前記特定の触媒体の劣化状態を判定すべく診断する制御
    手段を設けたことを特徴とする車両用排気浄化装置の診
    断装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の排気通路に上流側から順次に
    第1・第2触媒体を配列して設け、これら第1・第2触
    媒体により排気を浄化する排気浄化装置を設け、前記第
    1・第2触媒体のうちの第1触媒体の上流側の排気通路
    と前記第1・第2触媒体の間の排気通路と前記第1・第
    2触媒体のうちの第2触媒体の下流側の排気通路とに夫
    々第1〜第3排気センサを設け、所定の診断条件が成立
    する場合に、前記第1触媒体の上流側の排気通路に設け
    た第1排気センサの出力する第1検出信号と前記第2触
    媒体の下流側の排気通路に設けた第3排気センサの出力
    する第3検出信号とより前記排気浄化装置の全体浄化率
    を求め、前記第1・第2触媒体のうちの第1触媒体を除
    く第2触媒体の上流側及び下流側の第2・第3排気セン
    サの出力する第2・第3検出信号より前記第2触媒体の
    第2浄化率を求め、前記排気浄化装置の全体浄化率と前
    記第2触媒体の第2浄化率とより前記第1触媒体の第1
    浄化率を求め、この第1触媒体の第1浄化率と予め設定
    されている基準値とを比較して前記第1触媒体の劣化状
    態を判定すべく診断する制御手段を設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の車両用排気浄化装置の診断装置。
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