JPH04504118A - 駆虫薬剤及び感染防御免疫原の製造及び使用 - Google Patents

駆虫薬剤及び感染防御免疫原の製造及び使用

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JPH04504118A JP2504756A JP50475690A JPH04504118A JP H04504118 A JPH04504118 A JP H04504118A JP 2504756 A JP2504756 A JP 2504756A JP 50475690 A JP50475690 A JP 50475690A JP H04504118 A JPH04504118 A JP H04504118A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 21 請求項1から3の何れか一つによる少なくとも一つのタンパク質、ポリペ プチド又はペプチドを遺伝子合成するように遺伝子的に修正された原核生物、真 核生物又は細胞。
22 請求項6から9の何れか一つによるタンパク質複合体又は請求項1Oから 16の何れか一つによるタンパク質を注射することにより、を椎動物において誘 導された循環抗体により特異的に認識されるタンパク質、ポリペプチド又はペプ チド。
23 請求項6から9の何れか一つによるタンパク質複合体又は請求項1Oから 16の何れか一つによるタンパク質に対して抗体が隆起されることからなる、抗 体のin yiirθ産生のための方法。
24 タンパク質ダブレット)IIIOD、その構成成分またはそのポリペプチ ドフラグメントを、これらを含む供給溶液から回収するための方法であって、供 給溶液をHIIODのレクチン及び抗体から選択された固定化タンパク質試薬と 接触させ、次いで結合したHIIOD、その構成成分又はフラグメントを選択的 に溶出させることからなる方法。
25 請求項24の方法により調製されたタンパク質ダブレッ)HIIOD02 6 タンパク質ダブレット旧10Dが請求項24の方法により調製されている、 請求項18によるワクチン。
27 哺乳動物に対して請求項16から19の何れか一つによるワクチンを有効 量注射することからなる、生きている哺乳動物に寄生性ネマトーダに対する感染 防御を誘発するための方法。
明 細 書 駆虫薬剤及び感染 御 の製造 び使用本発明は、駆虫薬剤及び感染防御免疫原 として用いる物質の製造、並びにこれらの物質の使用に関する。
血液を栄養とするネマトーダ(線虫)である捻転青虫C//5ezonchus )は、反別動物の胃腸管の内壁に感染する。これは家畜の体重増加の減少や生産 性の損失、無孔症などから死亡までの範囲にわたる影響を有し、世界的にみて非 常に大きな経済的重要性を持つ。同類のネマトーダであるオステルタギア(θ5 tert;tzis)も同様の作用を及ぼす。捻転青虫症及びオスデルタギア症 は、一つには重い感染と結びついた食欲不良による痔痩によって特徴付けられる 。羊及び牛では、冬期降雨地域においてオステルタギア(θ5teriH7s) が最も顕著であるが、夏期降雨地域においては捻転青虫<//5ezonchu s)がより顕著である。例えばオーストラリアにおいては、同国の300万頭の 羊の約3分の1が捻転青虫(1/5ezonchtts)に感染されていると見 積もられている。他に2つの属、毛様線虫C7’richostrongylt ts>及びネマトデイルスUexstodirtts)が、経済的に重要なもの である。毛様線虫Urichostron(ylus)は、温暖な地域における 寄生虫性胃腸炎の最も重大な原因の一つである。ネマトディルスUezstod irus)、特にネマトディルス・バッタス(J’、 bsiitts)は、子 羊における急性の、多くは致死性の腸炎を惹起しうる。
同類の血液摂取ネマトーダである鉤虫は、反別動物、イヌ、ネコ、他の肉食動物 およびヒトに感染する。700万人を越える人が鉤虫、特にアメリカ鉤虫(1/ ecsior zzericzntts)に感染しており、毎年新たな感染が7 0から90万件発生しており、また5から6万人がこれらの寄生虫の惨害のため に死亡している。ズビニ鉤虫(AOcylosioia>及びこれと同類の鉤虫 である極東鉤虫(1/1tcinsris)は、イヌ及びネコの小腸について最 も病原性の嬬虫であると考えられている。鉤虫の他の種であるブノストムムUt ttrostaittz)は反別動物に感染し、牛に感染するプノストムム・フ レボトマム(β、 phleboiozuz)は化アメリカにおいて特に商業的 に重要なものである。ズビニ鉤虫CAncy10sloza)の種はまたヒトに も感染する。これまでに、捻転青虫(//;vexσ〃c力ttS>及び鉤虫で ある犬猫鉤虫<AncylosioIs cztyi/7U#)が、それらの腸 の管腔表面における副細胞質成分の構造において多くの重要な類似性を有するこ とが示されている(E、A、 Munn及びC,A、 Greenwood、  Parasitolo (1983) 87.129−137及びPh1los o hical Transactions of the Ro al 5o ciet B、 306゜1−18.1984)。従って、反別動物について経 済的に重要な意味のある寄生虫であると同時に、捻転青虫(llaezonch us)は鉤虫に対するワクチンの開発について有用なモデルを提供する可能性が ある。
捻転青虫(//5eipσn ch us)から得られたタンパク質ダブレッ)  )IIIODを含有する抽出物は、羊に注射した場合に捻転胃虫症に対する防 御を与える。このダブレットH110Dは、捻転青虫(1/5ezonchtt s)の腸の管腔表面において見いだされる。旧1oDの調製及び使用については 国際公開i1’0−A−88100835号に記述されている。しかしながら、 この国際公開WO−A−88700835号に記述された方法はタンパク質ダブ レッ1−HIIODを特徴付けるのに十分なものではあるが、実験的及び商業的 に有用な量でもってタンパク質ダブレットH110Dを容易に製造することがで きるようにこの方法をスケールアップすることは簡単には許されない。
国際公開WO−A−89100163号には、ドデシル硫酸ナトリウムポリアク リルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)上での分子量が41Kdであるタ ンパク質が、寄生性ネマトーダであるトリコストロンギルス・コルブリフォルミ 7、 (rrichostratHylus colubriforiis)の 幼虫にあることが記述されている。このタンパク質は、トリコストロンギルス・ コルブリフォルミスUrichosirongyltis colubrifo riis)の純−発生の第3期幼虫から抽出された。このタンパク質の遺伝子は クローニングされている。
非常に類似したDNA配列が針虫(//、tezonchus contort tts)でも例証されたが、in yiyoでの捻転青虫(llaezonch us)の遺伝子タンパク質合成は報告されていない。この文書はまた、組換え有 機体により合成された抗原で、羊を針虫Uieionchus cot#ort us)に対してワクチン接種する試みの結果を報告している。これらの試みにお いては真中の卵の数の減少が報告されており、全体平均では卵の数は40%減少 している。
ワクチン接種から63日後の屠殺にあたり、ワクチン接種されたグループの羊が 有していた虫は平均で、対照グループよりも52%少ながったことが見いだされ ている。
針虫C/1seiponchus coniorttts)又はその他の寄生性 ネマトーダのポモジェ不一トのような、タンパク質ダブレットHIIODを含有 している溶液から、或いは遺伝子変換(transgenic)動物又は細胞そ の他の遺伝子的に適宜修正された原核生物又は真核生物から遺伝子合成された如 きタンパク質を含有している溶液から、タンパク質ダブレットHIIOD及びそ の成分を非変性形態で単離するための簡便な方法を提供することに対するニーズ がある。また、寄生性ネマトーダに対して有効なさらなる免疫原を提供すること に対するニーズもある。
従って本発明は、タンパク質ダブレット旧10D及びそれを構成するタンパク質 、並びにそれらから誘導されたタンパク質フラグメントを製造するための新規且 つ改良された方法を提供することを目的としている。本発明はさらに、ネマトー ダに対して使用することのできる新規な感染防御免疫原を提供することをも目的 としている。
本発明の一つの側面によれば、(a)から(o)のアミノ酸残基配列又はその相 同物の1つ又はそれ以上を含むタンパク質、ポリペプチド又はペプチドが提供さ れる: (a) M G Y P V V K V E E F(b)M GF p V  L T v E 5(c) M E/F N F L I E/V T/E  A G(d) M K P/E T/V L D/A T/K L −I T( e) M L A L D Y HS −F V(f) M L A E/Y  D Q/A E D V(g) M G F P L V T V E A F  Y(h) M K T P E F A V/L Q A F/T A T  S/G F P(i) K H/Y N/V S P A A E N/L L  N/G(j) K −T S V A E A F N(k) K A A  E V A E A F D −I −−−K G<1) K A V E V /P A E A F D D I T?Y −−G P S(m) K −E  Q T E I F N M(n) K −−−P F N/D I E A  L(o) D Q A F S T D A K(a)から(0)の上記の配 列においては1文字のアミノ酸コードが用いられており、そこにおいて文字は次 のものを意味する。Aはアラニン、Dはアスパラギン酸、Eはグルタミン酸、F はフェニルアラニン、Gはグリシン、Hはヒスチジン、■はイソロイシン、Kは リシン、Lはロイシン、Mはメチオニン、Nはアスパラギン、Pはプロリン、Q はグルタミン、Rはアルギニン、Sはセリン、Tはトレオニン、■はバリン、Y はチロシンである。また、曖昧なものはP/Eという形か、又はクエメチョンマ ークで示されている。P/Eという形では、分子側の文字が信号の強さに基づい て最も正しい可能性のあるアミノ酸を表している。「−」という符号は未知残基 を意味する。
好ましいタンパク質、ポリペプチド又はペプチドは一般式がx−y−2のもので あり、式中のX及びZはそれぞれ相互に無関係に水素原子か、又はアミノ酸、防 御されるアミノ酸、ペプチド、若しくはポリペプチドの残基を表し、yは上述し た配列(a)から(0)の一つを表す。
このようなタンパク質、ポリペプチド又はペプチドはグリコジル化されているか 、又はグリコジル化されていない。少なくともXかZの一方は、前述の配列(a )から(o)の少なくとも一つでyと同じか又は異なるものを含むことができる 。
本発明はさらに、かかるタンパク質、ポリペプチド又はペプチドについてのDN Aのコード付け、及びかかるタンパク質、ポリペプチド又はペプチドについての ポリヌクレオチド配列のコード付けを提供するものである。
本発明はさらに、タンパク質ダブレット)IIIOD、その構成成分またはその ポリペプチドフラグメントを、これらを含む供給溶液から回収するための方法に も関する。この方法は、供給溶液をHIIODのレクチン及び抗体から選択され た固定化タンパク質試薬と接触させ、次いで結合したHIIOD、その構成成分 又はフラグメントを選択的に溶出させることからなる。
ヒトの鉤虫であるアメリカ鉤虫Uecztor aIeric;znus)は、 実験室の動物宿主で培養することができる。本発明者らは、鉤虫(1/ecst or)の成虫の腸の副細胞質構造は、ズピニ鉤虫<Ancylostoz;t) のそれに非常に似ており、また鉤虫(A/eczior)からの膜内在住タンパ ク質を含有している抽出物は、ドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル 電気泳動(SDS−PAGE)上での挙動が、同じ抽出方法により捻転青虫(1 /5ezonchus)から得られたタンパク質のパターンと非常に合致してい ることを見いだした。注目すべきは、かかる抽出物が捻転青虫(Ilaeion chus)から得た)IIIODに相当する110.000ドルトンの相対分子 量のタンパク質ダブレットを有し、また捻転青虫(Ilaeionchus)か らの他の腸内微絨毛膜タンパク質の一群に対応する、約53.000、約49. 000及び約45.000ドルトンの相対分子量(還元型)の一群のタンパク質 バンドを含有するということである。この一群のタンパク質を本明細書において はタンパク質複合体H45と呼ぶ。最初に本発明者らは、約45.000ドルト ンの相対分子量(Mr)を有するこの複合体のタンパク質成分を同定し、これを タンパク質H4,5と表した。約53.000ドルトンと約49.000ドルト ンの相対分子量(還元型)を有するタンパク質複合体H45の他のタンパク質は 、それぞれH5,3及びH4,9と表し得る。
タンパク質ダブレッ)HIIOD及びタンパク質複合体)145の両方を含有す る捻転青虫(Ilaeionchus))からの抽出物は、羊に注射した場合に 捻転胃虫症に対する防御をもたらす。ワクチン接種の試みにおいて、本発明者ら は寄生虫卵の排出が98%以上減少し、またH220Dを含有しているワクチン により虫の負荷が92%以上減少したことを観察した。タンパク質複合体H45 に基づくワクチンもまた、羊において針虫Usezonchttstantor ttts)に対する防御をもたらした。この場合、ワクチン接種された羊は平均 で、羊の対照グループと比較して雌の成虫の数の38%の減少と、卵の産生の6 8%の減少を示した。■4.5、H4,9及びH5,3もまた捻転青虫(lls eionchus>の腸の管腔表面において見いだされる。
タンパク質複合体H45は、5DS−PAGE上での相対分子量(還元型)がそ れぞれ約53.000、約49.000及び約45.000ドルトンである3つ のタンパク質バンドを示す。このグループの成分は共に精製され、また同じモノ クローナル抗体に結合するエピトープを共通に有している。Mrが約53、00 0ドルトンのバンド(タンパク質H5,3)及び約45,000のバンド(タン パク質H4,5)はタンパク質染色でより強く染色され、またMrが約49.0 00ドルトンのバンドよりも広かった。低濃度で5DS−PAGEにかけられた 場合、タンパク質複合体H45の3つのバンドを作っているこれらのタンパク質 は各々、非常に近接して一緒に展開する2つのバンドへとさらに分解される(即 ちこれらはダブレットである)。
本発明はさらに、タンパク質H4,5、H4,9及びH5,3、並びにこれらの 2つ又はそれ以上の混合物を提供する。特に本発明は、部分的に精製され又は完 全に精製された形、つまり変性しない条件下での電気泳動に際し又は適切なりロ マトグラフィー技術において本質的に干渉性成分として挙動する形において、タ ンパク質複合体H45を提供する。本発明はまた、タンパク質複合体H45及び その構成成分を単独で、又はタンパク質ダブレットH110D若しくはこの)I IIODダブレットの成分との混合物として捻転青虫(/1settonchu s’)及び他の寄生性ネマトーダに対する感染防御免疫原として使用することに も関する。従って本発明は、タンパク質複合体)H45の成分の何れか又は全部 を単独で、或いは1つ又はそれ以上の寄生性ネマトーダに対する免疫性を惹起す る1つ以上の免疫源、例えばタンパク質ダブレットHIIOD又はこのダブレッ トの成分タンパク質の1つとの混合物として含有するワクチンをさらに提供する ものである。
肺吸虫であるジクチオカウルス<1)iciyoczu/us) 、糸状虫であ るジロフィラリア(1)irofi IJrjs)、並びに吸虫類のファスキオ ラ<Fssciols>、二腔吸虫Uicrocoe/iui>及び住血吸虫( !;chirlosozs)といった他の嬬虫の血液摂取段の消化管もまた、) 11]、OD及びタンパク質複合体H45と同族の又は相同の膜表在性糖タンパ ク質を含んでいると予想されることから、旧]、OD及び/又はH45或いはそ の同族体若しくは相同体に基づくワクチンも恐らくこれらの嬬虫の1又はそれ以 上に対して使用可能であると考えられている。
タンパク質ダブレット旧10Dを回収するための本発明の方法において使用され る供給溶液は、針虫(//aeionchtts contortus)、針虫 から得たその腸又は膜、或いは別の適当な寄生性ネマトーダをホモジナイザーに かけることにより作られる、HIIODを含有するホモジネート、又は適切な遺 伝子工学操作が施された原核生物、原核細胞又は真核生物、真核細胞により遺伝 子合成されたHIIOD、その成分若しくはそのフラグメントを含有しているブ イヨンや血清でありうる。或いはまた、本発明の方法において使用される供給溶 液は、例えばかかるホモジネート、ブイヨン又は血清から得られた部分的に精製 された抽出物であってもよい。このような部分的精製に関しては、次の実験的な 観察を利用することができる。即ちHIIODは、Triton X−100や Thesit (ポリオキシエチレン9−ラウリルエーテル)のような同様の非 イオン性界面活性剤、及びCHAPS U−[3−コラミドプロピル)−ジメチ ルアンモニオ]−1−プロパンスルホネート)のような両性イオン性界面活性剤 に可溶であるが、非イオン性界面活性剤Tween 20 (ポリオキシエチレ ンソルビクンモノラウレート)には不溶である。しかし膜に関連する他のタンパ ク質はこの界面活性剤に可溶である。(rTritonJは登録商標であり、ま た[Tween Jは商標である。)この界面活性剤中での溶解性のこの相違が 、本発明の方法に従い親和性クロマトグラフィーにより対象とする糖タンパク質 を選択する前に、界面活性剤には可溶であるが必要でない幾つかのタンパク質を 除去することを可能にする。
本発明による一つの好ましい方法においては、ダブレットHIIODのタンパク 質の各々に炭化水素基が付いているという、別の実験的観察を利用することがで きる。これらの炭化水素基の存在により、旧lODダブレットのタンパク質、並 びにやはり炭化水素基を担持しているそのフラグメントを本発明の方法において 、不溶性の支持マトリックスに固定化された相補性結合物質(又はリガンド)の ような、レクチンとして知られている種類のタンパク質の一つを用いた親和性ク ロマトグラフィーにより分離することが可能とされる。
全体としてタンパク質複合体H45を形成するタンパク質H4,5、H4,9及 びH5,3は、針虫</1seionchus cotttorius)の腸の 微絨毛に存在している膜内在性糖タンパク質である。これらはレクチンであるコ ンカナバリンAと相互作用し、20mM−Trfs HCI、pH7,2,0, 1%Thesit中での強アニオン交換樹脂であるMonoQ(Pharmae ia)に結合しないo (rMonoQJは登録商標である。) 1(IIOD はこれらの条件の下でMonoQに結合する。H4,5は、還元条件下で展開さ せた場合に5DS−PAGE上で約45.000ドルトンの見かけ上の分子量( Mr)を有し、非還元条件下で展開させた場合に約90、000ドルトンのMr を有する。しかしながら、タンパク質複合体H45の他の成分、すなわちタンパ ク質H5,3及びH4,9はそれぞれ、還元条件下及び非還元条件下の何れの場 合にも、5DS−PAGE上で展開させた場合に約53.000及び約49.0 00ドルトンの見かけ上の分子量(Mr)を有する。
H4,5及びH45複合体の他のタンパク質は、非変性の)IIIODと共通す る1つ以上のエピトープを有している。
本発明はさらに、免疫原タンパク質複合体H45を含有している溶液からこの複 合体を分離する方法に関する。この方法は、かかる溶液をレクチン、)IIIO Dに対する抗体及びタンパク質複合体H45に対する抗体から選択された固定化 タンパク質試薬と接触させ、次いで結合した成分を選択的に溶出させてタンパク 質複合体)145を含有する溶出液を形成し、アニオン交換樹脂上でタンパク質 複合体H45を吸着させ、続いてこれから溶出させることからなる。タンパク質 複合体H45を含有している溶液は、針虫(lsezonchus cottt orttts)の抽出により、或いはアメリカ鉤虫Uecsior 5ieri czntts)などの別の寄生性ネマトーダから、又は遺伝子工学的に操作され た生物若しくは細胞培養液から得られる。
本発明はさらに、以下のアミノ酸配列の1つ又はそれ以上を含む免疫原に関する : (p) M G Y P V V K V E E F −A T A L(Q ) M G F P V L T V E S −Y?−T(r) M E/F  N F L I E/V T/E A G −I T(s) M G F P  L V T V E A F Y −T 5(t) M K T P E F  A V/L Q A F/T A T S/G F P(u) M K P/ E T/V L D/A T/K L −I T −G(v) M L A L  D Y HS −F V G?(w) M L A E/Y D Q/A E  D V(x) K H/Y N/V S、P A A E N/L L N/ G<り K −T S V A E A F N(z) K A A E V  A E A F D −I −−−K G(aa) K A V E V/P  A E A F D D I T?Y −−G P(bb) K −E Q T  E I F N M(cc) K −−−P F N/D I E A L( dd) D Q A F S T D A K(曖昧なものはP/Eという形か 、又はクエメチョンマークで示されている。P/Eという形では、分子側の文字 が信号の強さに基づいて最も正しい可能性のあるアミノ酸を表している。「−」 という符号はその位置については同定可能な残基が得られなかったことを意味す る。)本発明はさらに、(a)から(o)又は上記の(p)から(dd)のアミ ノ酸残基配列の何れか一つに基づくオリゴヌクレオチドに関する。これは例えば 、5°ATG GCA TTCCCG TTG GTCACA GTCGAA  GCCTTCTAC3’という配列を有するものであり、針虫Usezottc hus coniorius))から得たゲノムDNA及びcDNAに結合する 。
本発明はさらに、哺乳類の宿主に注射された場合に捻転青虫症に対する免疫を誘 発し、捻転青虫(Ilseionc力〃s)から調製されたタンパク質f−jレ ットHIIOD及びタンパク質複合体H45に特異なモノクローナル抗体により 認識されるエピトープを含有する免疫原を提供する。
本発明のさらに別の側面によれば、タンパク質複合体H45又はそのタンパク質 構成成分を、恐らくはHIIOD又は1又はそれ以上の寄生性ネマトーダに対す る免疫を誘発する他の免疫原との何らかの組み合わせにおいて含有しているワク チンが提供される。
かくして本発明は、還元条件下においてドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルア ミドゲル電気泳動(5DS−PAGE)上で約53.000ドルトン、約49. 000ドルトン及び約45.000ドルトンの見かけ上の分子量をそれぞれ有し 、非還元条件下で約53.000ドルトン、約49.000ドルトン及び約90 、000ドルトンの分子量をそれぞれ有する、第一、第二及び第三のタンパク質 成分からなり、寄生性ネマトーダから誘導された精製タンパク質複合体(H45 )を提供する。このような精製タンパク質複合体は、捻転青虫Useionch tts)、鉤虫(A/ecxior)、ズビニ鉤虫(Atycylosiozs )、極東鉤虫(1/BC7nsr#)、オエソファゴストムム(θesophH ostoztti)、ジクチオカウルス<1)#:tyocsttltts>、 ストロンギルス<Strongylus)、ジロフィラリア(1)irofi  /2ris)、ブノストムム(lttnosioxutp)、オステルタギア( θ5ieriHia)、毛様線虫(rrichoslrotHylus)または ネマトディルス(1/ettts 1odjrus)の種、例えば針虫(/It ezonchus contortttt)から誘導することができる。タンパ ク質複合体H45の同族体、相同体、誘導体、フラグメント又は成分であるタン パク質も考慮されている。
本発明による好ましいタンパク質は次のものを含む:(a)寄生性ネマトーダの 腸内微絨毛の形質膜から分離可能な、本明細書でH4,5と表されている精製タ ンパク質。この精製タンパク質はドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲ ル電気泳動上で還元条件下に約45.000ドルトンの、非還元条件下では約9 0.000ドルトンの見かけ上の分子量を有する。
(b)寄生性ネマトーダの腸内微絨毛の形質膜から分離可能であり、還元条件下 及び非還元条件下の何れの場合にもドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミド ゲル電気泳動上で約49.000ドルトンの見かけ上の分子量を有し、本明細書 でH4,9と表されている精製タンパク質。
(c)寄生性ネマトーダの腸内微絨毛の形質膜から分離可能であり、還元条件下 及び非還元条件下の何れの場合にもドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミド ゲル電気泳動上で約53.000ドルトンの見かけ上の分子量を有し、本明細書 でH5,3と表されている精製タンパク質。
このようなタンパク質を誘導することのできる寄生性不マトーダは、捻転青虫( //5eionchtts)、鉤虫(Necstor>、ズビニ鉤虫(AnCy lostois)、極東鉤虫<l/ncinsris>、オエソファゴストムム (θf、;Oph;tlO3t01UE)、ジクチオカウルス(1)iclyo c;tttlus)、ストロンギルス(Stroyylus)、ジロフィラリア <1)irofi/1ris)、プノストムムUunosioiui)、オステ ルタギア(θ5terblis)、毛様線虫Urichosiron(ylus )またはネマトデイルスCA’eisiodirus)の種、例えば針虫(ll sezonchus contorius))である。
また本発明により提供されるものは、有効量の本発明によるタンパク質、ポリペ プチド又はペプチドを含み、生きている哺乳類について、寄生性ネマトーダ又は 適当な吸虫に対する感染防御を惹起させるためのワクチン、並びにタンパク質複 合体H45又はその成分タンパク質の有効量を含み、生きている哺乳類に寄生性 ネマトーダ又は適当な吸虫に対する感染防御を惹起させるためのワクチンである 。これらのワクチンはさらに、タンパク質ダブレットHIIOD、その成分の一 つ、或いはその少なくとも一つの成分の同族体、相同体、誘導体又はフラグメン トの一定量を含むことができる。ワクチンはまたさらに、タンパク質コンドルチ ン、或いはその同族体、相同体、誘導体又はフラグメントの一定量を含有するこ とができる。典型的には、かかるワクチンは、タンパク質ダブレットHIIOD 或いはその同族体、相同体又は誘導体と選択的に混合された、感染防御すべき哺 乳類の生体重量に対し1kg当たり約0.1から約25μgの範囲の、単位投与 量適たり一定量のタンパク質複合体H45を含む。従って典型的な体重が25k gの子羊の場合、単位投与量適たりの量は約0.25μgから約625μgの範 囲となるが、これに対して典型的な体重が70kgのヒトの成人の場合、単位投 与量適たりの量は約7μgから約1750μgの範囲となる。好ましくは、単位 投与量適たりの量は体重1kg当たり約1μgから約20μgの範囲、さらによ り好ましくは約2μgから約15μgの範囲に相当する。
このようなワクチンは、関連する単数又は複数の感染防御抗原を有効量含有して いる単位投与量を注射することにより、寄生性ネマ) −ダに対して生体哺乳類 に感染防御を引き起こすのに使用することができる。
また本発明の範囲の中には、タンパク質複合体H45の少なくとも一つの成分、 或いはその同族体、相同体、誘導体又はフラグメントを遺伝子合成するように遺 伝子的に修正された、或いは前述したアミノ酸配列(a)から(0)又は(p) から(dd)の1又はそれ以上からなる少なくとも一つのタンパク質、ポリペプ チド又はペプチドを遺伝子合成するように遺伝子的に修正された、原核生物、真 核生物又は細胞が含まれる。
本発明はそのさらに別の側面において、抗体のin yiiro産生のための方 法を提供する。この方法において、抗体はタンパク質複合体H45又はHIIO D、或いはこれらのタンパク質成分に対して隆起される。
さらに有用であるのは、タンパク質複合体H45又はHIIOD、或いはこれら のタンパク質成分を注射することにより、を椎動物において誘導された循環抗体 により特異的に認識されるタンパク質、ポリペプチド又はペプチドである。
添付図面において: 図1は、タンパク質ダブレット旧10D及び複合タンパク質H45の調製のため の概略的な流れ図である。
図2は、HIIODをCNBrで開裂することにより得られたペプチドの5DS −PAGEでのクーマシーブルー染色により得られた結果を示す。
図3は、(a)分子量既知の標準タンパク質及び(b)針虫(/1setsor tchttsconiortus)の腸の微絨毛から界面活性剤Thesitに より抽出された膜タンパク質を5DS−PAGEで分離してクーマシーブルー染 色することにより得られた結果を示す。標本は2−メルカプトエタノールで還元 されており、また還元条件下で展開された。
図4は、図1に要約した精製手順の種々の段階におけるフラクションの5DS− PAGEのパターンを含む。
図2において、レーンa及びbは既知のMrのタンパク質及びペプチドを含んで おり、これらはkDで示されている。レーンCは、CNBrによる旧10Dの開 裂により得られたペプチドを含んでいる。番号を付したバンドはアミノ酸配列の 分析のために取り出したものであり、その結果は後述する表1に示されている。
図4において、レーン(a)及び(b)は既知の分子量のタンパク質を示し、レ ーン(C)は図1のステージlへの精製を示し、レーン(d)はアニオン交換ク ロマトグラフィーにより得られたタンパク質複合体H45に富むフラクションを 示し、レーン(e)は図1のステージ3への精製を示し、レーン(f)は電気泳 動的に精製された)IIIODを示している。
別の好ましい方法においては、タンパク質ダブレットHIIOD及びレクチン親 和性カラムから溶出された旧10Dを含有するフラクション中に存在している他 のタンパク質に特異なモノクローナル抗体が、2つの方法により製造された。最 初の方法においては、在来の方法論に従った。
マウスに対し、添付の概略の図1に示す如くステージ2まで精製された捻転青虫 Useiyonchus)の界面活性剤抽出物、或いはステージ3(図1)まで 精製された抽出物又はタンパク質複合体H45に富むフラクションを注射する。
注射されたタンパク質の標本を抗原として用いてELISAにより測定し、血清 サンプル中の抗体の力価が十分に高いと判断した場合にマウスを殺して肺臓細胞 を得る。これらの細胞をマウスの骨髄腫細胞系NSO及び653細胞と融合させ る。捻転青虫(Ilsezonchus)の成分に対する抗体を産生ずる融合細 胞を選択し、クローニングする。
これらのクローンにより産生された抗体は、培養されてから集められ、その特異 性がウェスターン法の技術により判定される。この技術では、5DS−PAGE により分離された抗原が電気泳動によりニトロセルロースに転写され、抗体によ りプローブすることができる。第二の方法では、羊に対し、ステージ1(図1) まで精製された捻転青虫(1/5eztonchus)の界面活性剤抽出物を注 射する。血清サンプル中における特異抗体の力価が十分に高くなったところで血 液サンプルを取り出し、そこからリンパ球を分離する。つまり羊を殺して腋窩の リンパ腺を切除し、そこからリンパ球を得る。このリンパ球をマウスの骨髄腫細 胞系NSOと融合させて、羊−マウスのヘテロハイブリドーマを形成する。捻転 青虫U;texonchtts)のタンパク質に対して特異な羊抗体を産生ずる ヘテロハイブリドーマを選択し、クローニングして、それらが産生ずる抗体を収 集する。次のモノクローナル抗体、つまりタンパク’JtHnop、タンバり質 複合体H45及びその成分タンパク質、例えばタンパク質H4,5、及び捻転青 虫(tts etpon ch tts)の界面活性剤抽出物中に生ずる他のタ ンパク質と(及びオステルタギア(θ5terhzis)の抗原と)特異的に反 応するモノクローナル抗体は、本発明の方法の親和性クロマトグラフィーのステ ップにおいて、HIIOD、その成分及びフラグメント、並びにタンパク質複合 体)!45の精製におけるリガンドとして別々に、又は連続的に、代替的に用い ることができる。
本発明を以下の実施例においてさらに説明する。
衷皇匠−上 (ステージは図1に示した如く番号付けしである。)新鮮な又は冷凍融解した針 虫C/l;teionchus coniorltts>を細かく破砕し、燐酸 塩で緩衝した約6容積の生理的食塩水(PBS、 10mM燐酸ナトリウム、0 .9%塩化ナトリウム、pH7,2)中でホモジナイズした。こうして得られた ホモジネートを次いで17分間、約20.000gで遠心分離した。
上澄液を除去し、ペレットを約4容積のPBS中で再度ホモジネートした。
再度遠心分離した後、上清を除去し、ベレットを1%のTween 20を含有 している約5容積のPBS中で再度懸濁し、反転により時折混合しながら氷上で 1時間放置した。この抽出物を17分間、約20.000gで遠心分離し、上澄 液を捨てた。このベレットをこのようにして再度、PBS中1%のTveenで 抽出し、次いでPBS中1%のThesit界面活性剤(Boehringer Mannheim)で16時間までの時間にわたって3回抽出した。各々の抽出 物を約20.000gで17分間遠心分離することにより3つの抽出物から得ら れた上澄液を一緒にし、約11X 10’g、 min、で遠心分離した。これ により得られる上澄液は保存したく図1、ステージ1)。これを濃縮し、緩衝液 を1mMの塩化カルシウム、1mMの塩化マンガン、0.1%のThesit及 び0.02%のアジドナトリウムを含有するpH5,2の5mMアセテート緩衝 液(ConA緩衝液)と交換した。次いでこの溶液を、af f i−get  (Bio−Rad)に結合したレクチンであるコンカナバリンA (Con A )を用いて、親和性クロマトグラフィーにかけた。(raffi−gelJは登 録商標である。)タンパク質ダブレットHIIODはカラムに結合し、またタン パク質複合体H45も同様であった。未結合のタンパク質は、Con A緩衝液 と共に溶出させた。次いでHIIOD及びタンパク質複合体H45を、Con  A緩衝液中0.5Mのメチル−〇−グルコピラノシドで溶出させた(図1、ステ ージ2)。
次いでこの物質を濃縮し、0.1%のThesitを含有している20mMのT ris−HCI、 pH7,2に移し、MonoQ(Pharmacia)のイ オン交換り07トグラフイーカラムにかけた。タンパク質複合体H45は結合し なかった。タンパク質HIIODは、I M M−NaC1を含有している適用 緩衝液のo−25%グラジェントで溶出させた。HIIODを含有しているフラ クションはプールし、イオン交換カラムで再度クロマトグラフィーにかけた(ス テージ3)。
寒亘匠−主 実施例10手順を、リガンドであるコンカナバリンAを親和性クロマトグラフィ ーの段階においてレンズ豆レクチン又は麦芽アグルチニンと代替して繰り返した 場合に、これらは両方とも旧10D及びH45の炭化水素部分と特異的に結合し 、同様の結果が得られた。
X塁匹−1 リガンドがHIIODに特異なモノクローナル(又はポリクローナル)抗体から なる点を除き、実施例1の手順を繰り返した。この手順において、未精製の又は 部分的に精製された旧10Dの成分は、旧10D又は他の捻転青虫C//5ez onchtts)のタンパク質に特異な抗体が結合しているカラム又は膜に吸着 された。抗体によって結合されなかったタンパク質は洗い出し、結合したタンパ ク質はpHの変化、高い塩濃度、カオトロピック剤又はこれらの組合わせの何れ かを用いて溶出した。リガンドは、次のような何らかの適当なマトリックスに結 合し得る。すなわちCNBrで活性化した5epharoseまたはCH−Se pharose(Pharmacia)、Affi−Prep(Bio−Rad  Laboratortes)、Zetaffinityディスク或いはカート リッジ(CUNOInc、 Life 5ciences Dfvision) 、またはImmobilonの親和性膜(Millipore Corpora tion)が適当なマトリックスであるo(Sepharose。
Affi−Prep、 Zetaffinit)’及びImmobilonは商 標である。)抗体は、前述した方法により製造された。
マトリックスに対する抗体の結合は、反応性基を適当に活性化することによって 達成された。
X嵐匠−土 ステージlの後にZetaPrep QAEディスク(CUNOInc、 Li fe 5ciencesDivision)を用いたイオン交換クロマトグラフ ィーのステップを導入した点を除いては、実施例1の手順を繰り返した。(Ze taPrepは商標である。)ステージ1からの上澄液を濃縮し、0.1%Th esitを含有しているpH1,2の20mM Tris−HCIに移し、Ze taPrep QAEディスクを通過させた。旧10Dに富むフラクションを0 .05M、 0.1M、0.2M及び0.25MのNaC1のステップグラジェ ントを含有している適用緩衝液で溶出させた。この緩衝液は次いで、Can A 緩衝液と交換した。
寒塵五−1 Tween 20の溶液で抽出した後に、ペレットを20mM−Tris−t( CIで洗浄し、次いでpH7,2の20mM Tris−HCI中1%のThe sitで3回抽出した点を除き、実施例40手順に従った。
夾皇皿−1 Tveen 20及びThesitの溶液による抽出を省略し、その代わりに1 .8%Triton X−114で抽出を行った点を除き、実施例1の手順に従 った。超遠心分離段階の後に上澄液を30℃として、相分離を行った。約20℃ における低速での遠心分離の後に、大気温度においてCon A緩衝液中1%の Thesitで界面活性剤相を希釈した。かくして得られた均一溶液を次に、実 施例1に示したようにして、親和性及びイオン交換クロマトグラフィーにかけた 。この方法は、)145タンパク質複合体グループを殆ど可溶化しない。
夾皇皿−1 界面活性剤溶液、Con Aを用いた親和性クロマトグラフィー及びイオン交換 クロマトグラフィーでの分画抽出による抽出物から、実施例1の方法によりステ ージ3(図1)まで精製されたタンパク質HIIODの、捻転青虫症に対するワ クチンにおける薬効を検証した。上述した手順により精製した旧10Dを生体重 量当たり約15μg/kg使用して注射することにより、C1un Fores t羊を6頭中5頭、感染防御した。10,000の感染性第三期幼虫で実験的に 感染してから35日後に5頭の動物から回収した虫の平均重量は、対照に比較し て98.6%減少した。この寄生虫による卵の産生は、対照に比較して99.1 %減少した。6頭目の動物は、部分的に感染防御した。対照の平均と比較すると 、その虫による負荷は53%だけ減少し、また寄生虫卵の産生は72.3%減少 した。精製された)1110Dが注射された6頭の動物全部を考えると、対照グ ループと比較して虫の重量の合計における平均91%の減少があり、また寄生虫 卵の産生における平均94.5%の減少があった。対照グループは、受けた注射 液が捻転青虫</1sezonchus>のタンパク質を含有していない点を除 き、同様に処理された。
感染防御された羊からの抗血清は、ステージ1(図1)まで精製された抽出物の ウェスターンプロットにおいて、HlloD及びタンパク質複合体H45のタン パク質、例えばタンパク質H445に強(結合した。このことは、H4,5並び に+(4,5とH5,3及びH4,9の1つ以上との混合物が特に良好な免疫原 であろうことを示している。なぜならステージ3まで精製したHlloDのクー マシーブルー染色から判断すると、注射された物質の約1%(即ち生体重量当た り約0.15μg/kg)のみがタンパク質複合体H45からなり、注射総量の 約98%が1(IIODであったからである。或いはまたこれは、旧10D及び タンパク質混合物H45の成分の少なくとも一つが共通のエピトープを有するこ とを示している。これらの選択枝は相互に排他的なものではない。ELISA及 びウェスターン法による旧10D及びタンパク質複合体H45の両者に対する羊 及びマウスのモノクローナル抗体による交差反応が例証された。
タンパク質H4,5、およびタンパク質複合体H45の他のタンパク質は、HI IODと共に捻転青虫(/IJeEo/7c力us>の腸の微絨毛膜中に存在し ている(図3参照)0ズビニ鉤虫(Ancylostais)、極東鉤虫(1/ ncinsria)及び鉤虫(/Iecaior)の腸のThesit抽出物も また、還元条件下に5DS−PAGE上で展開した場合に、Mrが45.000 ドルトンのバンドと、それぞれ約49.000及び約53,000ドルトンのM rを有するタンパク質複合体845のタンパク質に対応するバンドを有していた 。非還元条件下に5DS−PAGEにかけた場合には、H4,5は約90.00 0ドルトンのMrを有し、これに対しH5,3とH4,9は依然としてそれぞれ 約49.000及び約53.000ドルトンのMrを有しており、またMrが4 5.000ドルトンのバンドはなかった。
タンパク質ダブレットHIIODは、1%のThesj を又は他の非イオン性 界面活性剤を含有しているpH8,4のバルビトール緩1ifJE中1%のアガ ロース中で電気泳動することにより、非変性形態でさらに精製できる。
このタンパク質は、ゲルから溶出したらすぐにpH7,2の緩衝液へと移し戻す 。或いはまた、タンパク質ダブレット旧10Dは抗体親和性クロマトグラフィー によりさらに精製される。そこではHIIOD以外のタンパク質に特異な抗体が 用いられてこれらのタンパク質が除去され、或いはHIIODに特異な抗体が用 いられてこのタンパク質ダブレットが選択される。
同様の仕方で、適当な固定化された抗体を用いてタンパク質複合体H45をさら に精製することができる。
タンパク質ダブレットHIIODは、5DS−PAGE及び電気泳動による溶出 によって、変性形態で精製することができる。このようにして調製された純粋な HIIODはワクチン接種には適してはいないが、タンパク質分解酵素及びCN Brの如き化学的開裂試薬での断裂などの化学的特性指摘に適している。図2は 、4時間にわたって室温てN2雰囲気下に暗闇で70%蟻酸中モル過剰のCNB rによるHIIODの開裂生成物の5DS−PAGEにより得られたフラグメン トの特性パターンを示している。同じ条件下で18時間にわたり消化させると、 本質的に同じパターンが得られた。
電気泳動によりニトロセルロースに転写し、クーマン−ブルーで軽く染色し、切 除して気相アミノ酸配列分析装置で分析したCNBrフラグメントのエドマン分 解により得られたN末端配列を、以下の表1のバー ) (a)において示した 。
表 1 タンパク質ダブレットHIIODの(a)CNBr開裂、(b)Lys−C消化 、及び(c)トリプシン消化により得られたペプチドの部分的なアミノ酸配列デ ータペプチド 大体の 配 列 No、 Mr (a) 1 23 Kd MGYPVVKVEEF−ATAL2 16 Kd  MGFPVLTVES−Y?−T3 8 Xd ME/FNFLIE/VT/E AG−IT4 25、5Kd M G F P L V T V E A F  Y −T S4A 27 Kd MKTPEFAV/LQAF/TATS/GF P5 15 Kd MKP/ET/VLD/AT/KL−IT−G6 17、5 Kd M L A L D Y HS −F V G?9 18 Kd MLA E/YDQ/AEDV(b) 1.7 24? Kd K H/Y N/V S  P A A E N/L L N G2.3 42 Kd K−TSVAEA FN3.4 47 Kd KAAEVAEAFD−1−−−KO2,540Kd  KAVEV/PAEAFDDIT?Y−−GPS2.2 43 Kd K−E QTEIFNM2.7 18 Kd K−−−PFN/DIEAL(c)12  DQAFSTDAK 表1に対する注: 1.1文字のアミノ酸フードは、Aはアラニン、Dはアスパラギン酸、Eはグル タミン酸、Fはフェニルアラニン、Gはグリシン、Hはヒスチジン、■はインロ イシン、Kはリシン、Lはロイシン、Mはメチオニン、Nはアスパラギン、Pは プロリン、Qはグルタミン、Rはアルギニン、Sはセリン、Tはトレオニン、■ はバリン、Yはチロシンである。
2、曖昧なものはP/Eという形か、又はクエメチョンマークで示されている。
P/Eという形では、分子側の文字が信号の強さに基づいて最も正しい可能性の あるアミノ酸を表している。「−」という符号は同定可能な残基がその位置にっ て得られなかったことを意味する。
3、分析された他のバンド(図2参照)は、有用でない信号か、又は強度の等し い混合物の何れかを与えた。
CNBr消化物のウェスターンプロットは、モノクローナル及びポリクローナル 抗体、並びにレクチンでプローブしうる。これらの試薬を用いることにより、バ ンド10(図2)は恐らく非常にグリコジル化されている。なぜならそれは大量 のコンカナバリンAを結合するが、タンパク質染料り−マシーブルーによりほん の軽くしか染色されないからである。バンド1.2.3.4及び7は、恐らくバ ンドlOはどには高度にグリコジル化されていない。これらはクーマシーブルー での染色の度合いにほぼ比例してフンカナバリンAを結合する。バンド7は、T SS 1/9.7及びTSS 1/9.16と表されたマウスのモノクローナル 抗体が結合する、CNBr開裂により得られた唯一のペプチドである。
CNBrフラグメント1.2及び4のN末端配列のそれぞれに対応する次の配列 、即ち、 M G Y P V V K V E E F。
M G F P V L T V E S、及びMGFPLVTVEAFY をそれぞれ有する、MUN2、MUN3及びMUN4と表した3つのペプチドを 、在来法により合成してウサギと羊に注射した。特異的抗体が得られた。
これらの抗体は、PAG (ポリアクリルアミドゲル)中での電気泳動により精 製された変性HIIODに結合し、またMUN4に対する抗体は、精製された非 変性の旧10Dにも結合した。MUN4に対する抗体は、非変性の旧10Dの精 製のために親和性クロマトグラフィーにおいて使用できる。これらのペプチド( MUN2、MUN3及びMUN4)はそれら自体では感染防御エピトープではな いが、感染防御エピトープの一部を形成しうる。さらに、他のペプチド配列は感 染防御エピトープを全体として又は部分的に形成しうる。
F 工 C,−1 タンパク質ダブレッ)HIIOD及びタンパク質複合体H45の調製の概略的流 れ図塩溶液中のホモジネート ↓溶出 溶出フラクシ謬ン (ステージ2) FIG、2 FIG、3 FIG、4 国際調査報告 111111PR□、い、1A、ユ、。1.い、。PCT/GB 901004 16、p+*nn+1eea+ Apel+ca++ee x。PCT/GB  90100416国際調査報告 PCT/GB 90100416 1頁の続き ■Int、 C1,’ 識別記号 庁内整理番号発 明 者 スミス、トレヴア ー、スタンレ イギリス国ケンブリー ム、ザ・クロース・ 出 願 人 スミス、トレヴアー、スタンレ イギリス国ケンブリー ム、ザ・ クロース・ νツジ・シービー2・4エイキユー、パブラバ・6 1ツジ・シーと−2・4エイキユー、パブラバ・6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)から(o)のアミノ酸残基配列又はその相同体の1つ又はそれ以上を 含むタンパク質、ポリペプチド又はペプチド:(a)MGYPVVKVEEF (b)MGFPVLTVES (o)ME/FNFLIE/VT/EAG(d)MKP/ET/VLD/AT/ KL−IT(e)MLALDYHS−FV (f)MLAE/YDQ/AEDV (9)MCFPLVTVEAFY (h)MXTPEFAV/LQAF/TATS/GFP(i)KH/YN/VS PAAEN/LLN/G(j)K−TSVAEAFN (k)KAAEVAEAFD−I−−−KG(l)KAVEV/PAEAFDD IT?Y−−GPS(m)K−EQTEIFNM (n)K−−−PFN/DIEAL (o)DQAFSTDAK 2 一般式x−y−zを有し、式中x及びzがそれぞれ相互に無関係に水素原子 か、或いはアミノ酸、防御されるアミノ酸、ペプチド又はポリペプチドの残基を 表し、yが請求項1に記載の配列(a)から(o)の一つを表す、請求項1のタ ンパク質、ポリペプチド又はペプチド。 3 少なくともxかzの一方が、請求項1に記載の配列(a)から(o)の少な くとも一つでyと同じか又は異なるものを含む、請求項2のタンパク質、ポリペ プチド又はペプチド。 4 請求項1から3の何れか一つによるタンパク質、ポリペプチド又はペプチド のためのDNAコード付け。 5 請求項1から3の何れか一つによるタンパク質、ポリペプチド又はペプチド のためのポリヌクレオチド配列コード付け。 6 本明細書においてH45として示した精製タンパク質複合体。 7 還元条件下においてドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳 動(SDS−PAGE)上で約53,000ドルトン、約49,000ドルトン 及び約45,000ドルトンの見かけ上の分子量をそれぞれ有し、非還元条件下 で約53,000ドルトン、約49,000ドルトン及び約90,000ドルト ンの分子量をそれぞれ有する、第一、第二及び第三のタンパク質成分からなり、 寄生性ネマトーダから誘導された精製タンパク質複合体。 8 前記寄生性ネマトーダが、捻転胃虫(Haemonchus)、鉤虫(Ne cator)、ズビニ鉤虫(Ancylostoma)、極東鉤虫(Uncin aria)、オエソファゴストムム(Oesophagostomum)、ジク チオカウルス(Dictyocaulus)、ストロンギルス(Strongy lus)、シロフィラリア(dirofilaria)、プノストムム(Bun ostomum)、オステルタギア(Ostertaga)、毛様線虫(Tri chostrongylus)又はネマトディルス(Nematodirus) の種である、請求項7の精製タンパク質複合体。 9 前記寄生性ネマトーダが針虫(Haemonchus contortus )である、請求項8の精製タンパク質複合体。 10 請求項9によるタンパク質複合体H45の同族体、相同体、誘導体、フラ グメント又は成分であるタンパク質。 11 寄生性ネマトーダの腸内微絨毛の形質膜から分離可能であり、ドアシル硫 酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動上で還元条件下に約45,000 ドルトン、非還元条件下では約90,000ドルトンの見かけ上の分子量を有す る、本明細書でH4.5と表されている精製タンパク質。 12 寄生性ネマトーダの腸内微絨毛の形質膜から分離可能であり、還元条件下 及び非還元条件下の何れの場合にもドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミド ゲル電気泳動上で約49,000ドルトンの見かけ上の分子量を有し、本明細書 でH4.9と表されている精製タンパク質。 13 寄生性ネマトーダの腸内微絨毛の形質膜から分離可能であり、還元条件下 及び非還元条件下の何れの場合にもドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミド ゲル磁気泳動上で約53,000ドルトンの見かけ上の分子量を有し、本明細書 でH5.3と表されている精製タンパク質。 14 前記寄生性ネマトーダが、捻転胃虫(Haemonchus)、鉤虫(N ecator)、ズビニ鉤虫(Ancylostoma)、極東鉤虫(Unci nara)、オエソファゴストムム(Oesophagostomum)、ジク チオカウルス(Dictyocaulus)、ストロンギルス(Strongy lus)、シロフィラリア(Dirofilaia)、プノストムム(Buno stomum)、オステルクギア(Ostertagia)、毛様線虫(Tri chostrongylus)またはネマトディルス(Nematodirus )の種である、請求項11から13の何れか一つのタンパク質。 15 前記寄生性ネマトーダが針虫(Haemonchus contortu s)である、請求項14によるタンパク質。 16 請求項1から3の何れか一つによるタンパク質、ポリペプチド又はペプチ ドを有効量含み、生きている哺乳類について寄生性ネマトーダ又は吸虫に対する 感染防御を惹起させるためのワクチン。 17 請求項7のタンパク質複合体又は請求項8から15の何れか一つによるタ ンパク質、或いはこれらの2以上の混合物を有効量含み、生きている哺乳類につ いて寄生性ネマトーダ又は吸虫に対する感染防御を惹起させるためのワクチン。 18 タンパク質ダブレットH110D、その成分の一つ、或いはその少なくと も一つの成分の同族体、相同体、誘導体又はフラグメントの一定量をさらに含む 、請求項16又は17のワクチン。 19 タンパク質コントルチン、或いはその同族体、相同体、誘導体又はフラグ メントの一定量をさらに含有する、請求項16から18の何れかのワクチン。 20 請求項7から9の何れか一つのタンパク質複合体H45の少なくとも一つ の成分、或いはその同族体、相同体、誘導体又はフラグメントを遺伝子合成する ように遺伝子的に修正された原核生物、真核生物又は細胞。 21 請求項1から3の何れか一つによる少なくとも一つのタンパク質、ポリペ プチド又はペプチドを遺伝子合成するように遺伝子的に修正された原核生物、真 核生物又は細胞。 22 請求項6から9の何れか一つによるタンパク質複合体又は請求項10から 16の何れか一つによるタンパク質を注射することにより、脊椎動物において誘 導された循環抗体により特異的に認識されるタンパク質、ポリペプチド又はペプ チド。 23 請求項6から9の何れか一つによるタンパク質複合体又は請求項10から 16の何れか一つによるタンパク質に対して抗体が隆超されることからなる、抗 体のin vitro産生のための方法。 24 タンパク質ダブレットH110D、その構成成分またはそのポリペプチド フラグメントを、これらを含む供給溶液から回収するための方法であって、供給 溶液をH110Dのレクチン及び抗体から選択された固定化タンパク質試薬と接 触させ、次いで結合したH110D、その構成成分又はフラグメントを選択的に 溶出させることからなる方法。 25 請求項24の方法により調製されたタンパク質ダブレットH110D。 26 タンパク質ダブレットH110Dが請求項24の方法により調製されてい る、請求項18によるワクチン。 27 哺乳動物に対して請求項16から19の何れか一つによるワクチンを有効 量注射することからなる、生きている哺乳動物に寄生性ネマトーダに対する感染 防御を誘発するための方法。
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