JPH0450403Y2 - - Google Patents

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JPH0450403Y2
JPH0450403Y2 JP15633486U JP15633486U JPH0450403Y2 JP H0450403 Y2 JPH0450403 Y2 JP H0450403Y2 JP 15633486 U JP15633486 U JP 15633486U JP 15633486 U JP15633486 U JP 15633486U JP H0450403 Y2 JPH0450403 Y2 JP H0450403Y2
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JP
Japan
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gear
timing pulley
camshaft
crankshaft
gears
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ダブルオーバーヘツドカムシヤフト
(DOHC)型エンジンにおけるカムシヤフトの駆
動機構の改良に関する。
(従来の技術) 近年、エンジン性能に対する要求が益々高まつ
ているところから、高回転−高出力性能に優れた
DOHC型エンジンが多用されるようになつてき
ている。
従来、このDOHC型エンジンにおけるカムシ
ヤフト駆動機構としては、種々の方式が採用され
ているが、類型的には、ベルト(またはチエー
ン)方式、ギヤトレーン方式および複合方式の3
つに分けられる。
すなわち、ベルト方式のものは、第3図に示す
ように、一対のカムシヤフト1,1にタイミング
プーリ2,2を取付けると共にクランクシヤフト
3にもタイミングプーリ4を取付け、これらタイ
ミングプーリ2,4間にタイミングベルト5を捲
回して、クランクシヤフト3の回転をカムシヤフ
ト1,1に伝えるようにしている(実開昭60−
124503号公報)。なお、6はタイミングベルト5
に張力を付与するテンシヨナである。
これに対して、ギヤトレーン方式のものは、第
4図に示すように、カムシヤフト1,1にギヤ
7,7を取付けると共にカムシヤフト3にもギヤ
8を取付け、これらギヤ7,8間をギヤ対9で連
結して、クランクシヤフト3の回転をカムシヤフ
ト1,1に伝えるようにしている(内燃機関
Vol.25 No.322 1986.9 P35)。
一方複合方式のものは、第5図に示すように、
2つのカムシヤフト1,1間に位置してギヤプー
リ10を配し、該ギヤプーリ10に一体的に設け
たギヤ10aをカムシヤフト1,1のギヤ7,7
に噛合させて、クランクシヤフト3の回転をカム
シヤフト1,1に伝えるようにしている(特開昭
57−46008号公報)。
なお、第3〜5図において、共通部分には同一
符号を付した。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、車両にあつては、空気抵抗や前方視
認性あるいは意匠性の面で、ボンネツト部の高さ
が低いことが望ましいが、シリンダヘツド内にカ
ムシヤフトを収めるDOHC型エンジンでは、構
造的に全高の増大が避けられず、ボンネツト部高
さに関する不利益はまぬがれないところとなつて
いる。特に、第3図に示すベルト方式および第5
図に示す複合方式のカムシヤフト駆動機構の場
合、通常、減速比を1/2とする必要上、カムシ
ヤフト1,1に取付けるギヤプーリ2または10
を大径としなければならず、その分、カムシヤフ
ト1の中心と該ギヤプーリ2または10の頂部と
の間の距離h1またはh2が増して、エンジン全高の
一層の拡大が避けられないという問題があつた。
一方、第4図に示すギヤトレーン方式のカムシ
ヤフト駆動機構の場合、ギヤ列9の使用によつて
上記エンジン全高の一層の増大は避けられるもの
の、所定の減速比を得るには多くのギヤや大径の
ギヤが必要となつて、エンジン重量の増大は避け
られないという問題があつた。
本考案は、上記従来の問題点を解決すべくなさ
れたもので、エンジン重量のそれ程の増大を招く
ことなく、エンジン全高の可及的縮小を図つたカ
ムシヤフト駆動機構を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) このため、本考案は、各カムシヤフトの一端に
第1のギヤを設けると共にクランクシヤフトの一
端に固定されたフライホイールに第1のタイミン
グプーリを一体的に設け、前記カムシヤフトと前
記クランクシヤフトとの間に位置するシリンダブ
ロツク壁に前記第1のタイミングプーリにタイミ
ングベルトを介して結ぶ第2のタイミングプーリ
を取付け、該第2のタイミングプーリに一体的に
設けた第2のギヤと前記第1のギヤとの間に位置
するシリンダブロツク壁に該両ギヤに噛合する大
径アイドルギヤを取付けるように構成したことを
要旨とする。
(作用) 上記構成のカムシヤフト駆動機構において、ク
ランクシヤフトの回転は、第2のギヤ一体的に有
する第2のタイミングプーリを中継部として、ベ
ルト伝達部とギヤ伝達部との多方によりカムシヤ
フトに伝達され、前記ベルト伝達を利用する分、
ギヤ数の削減を達成できて、エンジン重量の増大
を抑えることができる。また中継部となる第2の
ギヤからクランクシヤフトへ、アイドルギヤを介
して回転が伝達されるので、カムシヤフト上から
ギヤ類を廃することができて、エンジン全高の拡
大を抑えることができる。
さらに、フライホイール側に各要素を配するこ
とによつて、従来の遊びスペースの有効利用が図
れるばかりか、エンジン前部側にスペース余裕が
生じて付帯装置の組付けが容易となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて
説明する。
第1図と第2図において、11,11は一対の
カムシヤフトで、便宜的にシリンダヘツド部を含
めて一体的に表わすシリンダブロツク12にベア
リングキヤツプ13を用いて支承されている。1
4はクランクシヤフトで、同じくシリンダブロツ
ク12にベアリングキヤツプ15を用いて支承さ
れ、そのシリンダブロツク壁12aから突出した
一端には、フライホイール16がボルト17にて
固定されている。
しかして、上記各カムシヤフト11,11のシ
リンダブロツク壁12aから突出した一端には、
第1のギヤ18,18が固設されており、一方前
記フライホイール16には第1のタイミングプー
リ19が固設されている。そしてさらに、前記カ
ムシヤフト11とクランクシヤフト14との間に
位置する前記シリンダブロツク壁12aには、第
2のタイミングプーリ20がピン21によつて回
転自在に取付けられている。この第2のタイミン
グプーリ20は、前記第1のタイミングプーリ1
9に対してタイミングベルト22によつて連結さ
れ、しかも第1のタイミングプーリ19の2倍の
歯数を有しており、したがつてクランクシヤフト
14の回転が1/2に減速されてこの第2タイミン
グプーリ20に伝達されるようになつている。
前記第2のタイミングプーリ20はまた、軸芯
を一にして第2のギヤ23を一体に具備してお
り、一方前記ピン21と前記カムシヤフト11と
の間に位置するシリンダブロツク壁12aには、
該第2のギヤ23と前記第1のギヤ18,18と
にそれぞれ噛合する大径アイドルギヤ24がピン
25によつて回転自在に取付けられている。すな
わち第2のタイミングプーリ20の回転は、その
まま第2のギヤ23、大径アイドルギヤ24、第
1のギヤ18を介してカムシヤフト11,11に
伝達されるようになつている。なお、第1、第2
のギヤ18,23は同一の歯数を有しており、し
たがつて同一の回転速度で回転する。
かかる構成によつて、いま図示を略すピストン
のレシプロ運動によつてクランクシヤフト14が
回転すると、その回転がフライホイール16、第
1のタイミングプーリ19、タイミングベルト2
2を介して第2のタイミングプーリ20に伝達さ
れ、さらに第2のギヤ23、大径アイドルギヤ2
4、第1のギヤ18,18を介してカムシヤフト
11,11に伝達され、カムシヤフト11,11
は、カムシヤフト14の1/2の速度で回転し、バ
ルブ25(第2図)を開閉駆動する。
このように、回転運動をギヤ伝達することによ
つて、一対のカムシヤフト11,11は完全に同
期して回転するようになり、エンジンの高速性能
は向上する。しかも大径アイドルギヤ24の使用
によつて、カムシヤフト11の上部分から不要な
ギヤ類を排除できて、シリンダヘツドカバーの高
さh(第2図)を減じ得るようになる。
(考案の効果) 以上、詳細に説明したように、本考案にかかる
カムシヤフト駆動機構は、ベルト伝達部とギヤ伝
達部との双方を用いてクランクシヤフトの回転を
カムシヤフトに伝達するようにしたので、ギヤ数
削減によるエンジン重量の軽減を達成できる。ま
たギヤ伝達部にアイドルギヤを用いたので、カム
シヤフトの上部分の簡素化によりエンジン全高の
縮小を達成でき、結果として車両ボンネツト部の
高さが減じて、空気抵抗の削減や前方視認性の向
上および意匠性の向上を達成できるようになる。
さらにフライホイール側に各要素を配したので、
シリンダブロツク周りの有効利用を図ることがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかかるカムシヤフト駆動機
構を示す断面図、第2図は、同様の模式図、第3
図〜第5図は、従来のカムシヤフト駆動機構を示
す概念図である。 11……カムシヤフト、12a……シリンダブ
ロツク壁、14……クランクシヤフト、16……
フライホイール、18……第1のギヤ、19……
第1のタイミングプーリ、20……第2のタイミ
ングプーリ、22……タイミングベルト、23…
…第2のギヤ、24……大径アイドルギヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. DOHC型エンジンにおいて、各カムシヤフト
    の一端に第1のギヤを設けると共にクランクシヤ
    フトの一端に固定されたフライホイールに第1の
    タイミングプーリを一体的に設け、前記カムシヤ
    フトと前記クランクシヤフトとの間に位置するシ
    リンダブロツク壁に前記第1のタイミングプーリ
    にタイミングベルトを介して結ぶ第2のタイミン
    グプーリを取付け、該第2のタイミングプーリに
    一体的に設けた第2のギヤと前記第1のギヤとの
    間に位置するシリンダブロツク壁に該両ギヤに噛
    合する大径アイドルギヤを取付けたことを特徴と
    するカムシヤフト駆動機構。
JP15633486U 1986-10-13 1986-10-13 Expired JPH0450403Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15633486U JPH0450403Y2 (ja) 1986-10-13 1986-10-13

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15633486U JPH0450403Y2 (ja) 1986-10-13 1986-10-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6361505U JPS6361505U (ja) 1988-04-23
JPH0450403Y2 true JPH0450403Y2 (ja) 1992-11-27

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ID=31077850

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JP15633486U Expired JPH0450403Y2 (ja) 1986-10-13 1986-10-13

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JP2573089Y2 (ja) * 1990-06-25 1998-05-28 株式会社明電舎 クロスフロー水車
JP6172675B2 (ja) * 2014-03-19 2017-08-02 本田技研工業株式会社 内燃機関

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JPS6361505U (ja) 1988-04-23

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