JPH04503607A - 固定化サイトカイン類 - Google Patents

固定化サイトカイン類

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JPH04503607A
JPH04503607A JP2505214A JP50521490A JPH04503607A JP H04503607 A JPH04503607 A JP H04503607A JP 2505214 A JP2505214 A JP 2505214A JP 50521490 A JP50521490 A JP 50521490A JP H04503607 A JPH04503607 A JP H04503607A
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ボジカ、ジェラルド・ジェー
コーニーリアス、デニス・エイ
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イムノセラピューティックス・インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 固 定 化 サ イ ト カ イ ン 類技術分野 本発明は、固体支持体に固定化されたサイトカイン類に関するものである。
発明の背景 総括的にサイトカインと呼ばれる若干の生物活性伝達物質は、様々な細胞により 産生される。サイトカイン類は、正常なホメオスタンスを維持するため、並びに 病的刺激、例えば免疫学的、感染および炎症プロセスに応じて偏性的に産生され る。リンパ球の産物として最初に報告されたサイトカインは、「リンホカイン」 と称されることが多く、単核白血球の産物として最初に報告されたサイトカイン は、「モノカイン」と呼ばれている。また、ある種のサイトカイン類は、細胞生 長に対するそれらの作用に基づき、成長因子またはコロニー刺激因子と称される 。
サイトカイン類の例としては、リンホカイン類インターロイキン−1(IL−1 )、インターロイキン−2(IL−2)およびインターロイキン(IL−3)、 モノカイン・ガンマ・インターフェロン並ヒに成長因子か数球−マクロファージ ・コロニー刺激因子(GMC5F)およびエリトロポエチン(EPO)がある。
様々なサイトカインは、内在性調節物質(オートタリン)および/または細胞間 シグナルとして機能する。単一生物活性によって最初に認識されt;これらのサ イトカイン類の多くは、相互依存的に作用して生物学的応答を増幅させることが 多い、多数の部分的に重複する生物活性を有することが示された。標的細胞に対 する最終的な作用には、成長、移動性、分化および/または蛋白質合成の調節が ある。
リンパ球活性化因子としても知られているインターロイキン−1(IL−1)は 、ヒト単核白血球、リンパ球、内皮細胞および線維芽細胞により産生される。I L−1は、表現型細胞表面マーカーにおける変化が示す通り、リンパ球の分化を 促す。さらに、IL−1は、T−リンパ球機能を刺激し、リンホカイン類、例え ばI L−2、コロニー刺激因子(C5F)、B細胞成長因子(BCGF)、ガ ンマ・インターフェロン(γ−IFN)8よびりンパ球誘導走化性因子(LDC FX各々それら自体の生物学的作用を有する)の産生を増加させる。またIL− 1は、8973球のインビトロ増殖、分化および抗体産生機能を増大させる。こ れらおよび他の生物学的活性を有することから、IL−1は、多様なインビボお よびインビトロ用途における貴重なリンホカインである。
インターロイキン−2CIL−2)は、最初、1923球の増殖を誘導し得、正 常な1923球を培養中で連続的に維持し得ることからT細胞成長因子(TCG F)と呼ばれた。IL−1と同様、IL−2は、多様なインビボおよびインビト ロ適用において有用であることが見出されt;。I L−2は、ワクチンのアジ ュバントとして使用されt;場合、マラリア種虫ペプチドに対する遺伝学的非反 応性を克服し、単純性はう疹および狂犬病ウィルスに対する防御力を向上させる 。M、F 、グツド等、「ジャーナル・オブ・イムノロジーJ、14】、972 (1988)およびA、バインバーブ等、「ジャーナル・オブ・イムノロジー」 、140.294(1988)参照。
インビトロIL−2は、その生物学的活性の中で、薬剤として使用された場合、 リンホカイン活性化キラー細胞、腫よう浸潤性リンパ球および細胞毒性T細胞と して知られている一群のさらに選択性の高いT細胞集団の増殖および分化を誘発 する。それらの細胞は、異聾的正常標的細胞並びに免疫原性および非免疫原性の ?ll1llよう細胞に対して細胞毒性を示すことがインビトロで立証された。
S、A。
ローゼンバーグ、「ジャーナル・オブ・ナシ璽ナル・キャンサー・インスティテ ユート」、75.595(1985)、S、A、ローゼンバーグ、「ジャーナル ・オブ・イムノロジー」、121% 1951(1978)およびS、A、ロー ゼンバーグ等、「サイエンス」、233.1318(1986)参照。
インビトロ・リンホカイン活性化キラー細胞をインターロイキン−2のインビボ 投与と組み合わせて使用することにより、抗腫よう作用の改良が達成された。イ ンビトロI L−2活性化キラー細胞の注入およびI L−2の同時投与は、動 物およびヒ□トの両方で抗腫よう活性を立証した。上記活性は、一般にI L− 2またはりンホカイン活性化キラー細胞を個々に使用した場合に観察される活性 を凌ぐ。
J、J、ムール等、「サイエンス」、225.1487(1984)、R,ラフ レニアおよびS、A、ローゼンバーグ、「キャンサー・リサーチ」、45.37 35(1985)、S、A、ローゼンバーグ等、「ニューイングランド・ジャー ナル・オブ・メディシン」、316.889(1987)、J、J、ムール等、 「ジャーナル・オプ・イムノロジー」、136.3899(1986)、H,W 、ウェスト等、「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メデイシン」、31 6.898(1987)、S、A、ローゼンバーグ等、「ニューイングランド・ −ジャーナル・オブ・メデイシン」、313.1485(1985)参照。
ヒト悪性腫ようから得られた腫よう浸潤性リンパ球の生長は、インビトロで60 日以下の期間インターロイキン−2により誘導されt;。これらのリンパ球は、 肺癌患者においてインターロイキン−2の同時静脈内投与を伴わずに投与した場 合にヒト抗腫よう活性を示した。R,L、クラディン等、Can、’1mmun o1. Immunother、、24.76(1987)参照。
Tm胞lこより合成される追加的サイトカインlI4二は、遊走阻止因子(マク ロファージのランダムな移動を阻止する)、白血球阻止因子(好中球のランダム な移動を阻止する)、マクロファージ活性化因子(マクロファージの細胞溶解活 性を増強する)、繊維芽細胞活性化因子(繊維芽細胞の増殖を刺激する)および インターロイキン−3(IL−3Xコロニー刺激因子と似た活性)がある。
サイトカイン活性に関する機構的詳細は確実には知られていないが、活性の全般 的機構は、1)特異的細胞表面レセプターへのサイトカインの結合、2)ある種 の「細胞表面活性化」事象の開始、および3)内部相互作用の結果、増殖、生長 、分化および/または特殊細胞機能の発現が行なわれるサイトカインーレセプタ ー複合体の内面化という段階を含むものと考えられている。
^体的には、IL−2の場合、I L−2とT細胞の相互作用では、低親和力レ セプター、IL2Rbとの最初の相互作用の結果、IL−2との高親和力複合体 を形成する第2レセプター分子、IL2Raが誘導されるものと考えられている 。高親和力複合体と!L−2の会合の結果、増殖が行なわれる。活性化および増 殖のこのプロセスでは、IL−2レセプター複合体の内面化および後続の表面I L−2レセプターの数の減少が存在する。K、A、スミス、「サイエンス」、2 40、l 169(1988)参照。
細胞表面会合事象は活性に充分なものであり、レセプター−リガンド複合体の内 面化は少なくともある種の場合には要求されないことが示唆されている。臭化シ アン活性化によりセファロースに結合させたブタインシュリンおよびネズミ・ア ルファ/ベータ・インターフェロンは、細胞表面会合事象を通して生物学的活性 を有することが報告されている。P、クアトレカセス、「プロシーディンゲス・ オブ・ザ・ナシ」ナル・アカデミ−・オプ・サイエンシーズ・オプ・ザ・ユナイ テッド・ファージ・オブ・アメリカJ、63.450(1969)、)f、アン ケル等、「プロシーディンゲス・オブ・ザ・ナシ画ナル・アカデミ−・オプ・サ イエンシーズ・オプ・ザ・ユナイテツド・ステーツ・オブ・アメリカ」、70, 2360(1973)およびC,チャニー等、「プロシーデインダス・オブ・ザ ・ソサエティー・7オー・エクスペリメンタル・バイオロジー・アンド・メディ シン」、147.293(1974)。
特に形成された特定共有結合の不安定さが知られていることから、これらの報告 の正確さは当業界では疑われている。W、H,スコウテン、「メソッズ・イン・ エンザイモロジー」、クラウス・モスバッハ編、アカデミツク・プレス・バプリ ッシャー、135.31(1987)参照。内面化の必要性の問題は、依然とし て論争点のままである。E、トメイヤーおよびJ、ドメイヤー−ギブナンド、「 インターフェロン・アンド・アザ−・レギュレイトリー・サイトカインズ」、ジ ョン・ウィリー・アンド・サンズ・パブリッシャー、6767−90(198参 照。
サイトカイン類、例えばIL−2のコスト、利用能および毒性は、生物活性剤と してのサイトカインの有用性における制限因子であり得る。従って、可能な限り 毒性の低いサイトカインを再使用および/まt;はより少ない量を使用し、かつ それらの生物学的活性のかなりの量を保持できることが望ましい。
従って、対応する可溶性または遊離サイトカイン類と比べて同等または場合によ っては改曹されt;生物学的活性を保持している修飾サイトカイン、すなわち再 使用されても生物活性を刺激し得る、および/または著しく少量で使用され得る 生物活性サイトカインの提供が永続的に要望されている。
発明の簡単な記載 本発明は、固体、好ましくは生物学的融和性で不溶性の固定化支持体に堅固に結 合させたサイトカインを含む固定化サイトカインを提供する。結合サイトカイン は、支持体に結合されたとき遊離サイトカインの活性を実質的に保持している。
従って、結合したサイトカインは、生物活性の刺激に対して反復的に利用(再使 用)および/または対応する可溶性または遊離サイトカインよりも著しく少ない 総量で使用され得る。
本発明で有用なサイトカイン類には、IL−1% IL−2、IL=3、I L −4、IL−5、IL−6、IL−7、IL−8、腫よつ壊死因子(T N F  )、ガンマ−インターフェロン、アルファーインターフェロン、ベーターイン ターフェロン、ユリトロボエチン(EPO)、か数球コロニー刺激因子(GCS F)、ネズミか数球コロニー刺激因子(MuG CS F )、か数球−マクロ ファージ・コロニー刺激因子(GMCS F)、ネズミか数球−マクロファージ ・コロニー刺激因子(MuGMC3F)、インシュリン様成長因子I(I LG F−1)、インシュリン様成長因子11(ILGF−11)、腫よう増殖因子ベ ータ(TGF−β)、類表皮細胞成長因子(EGF)、血小板誘導成長因子(P DGF)および線維芽細胞成長因子−ベーシック(FGFb)があるが、これら に限定されるわけではない。好ましいサイトカイン類には、実施例記載のもの、 およびさらに好ましくはIL−2、GMC5F。
GCSF、EPO%TNF、FGFb、TGFb、EGFおよびPDGFがある 。
サイトカインは、好ましくは共有結合、好ましくは結合アームにより生物学的融 和性の粒子支持体に結合している。サイトカインは、好ましくは固定化によりサ イトカインの活性を安定させ得る形で支持体へ堅固に結合している。すなわち、 活性は耐久性があり再使用可能である。
この明細書で使用されている「実質的遊離サイトカインの活性」は、サイトカイ ンの1つまたはそれ以上の活性部位の少なくとも1つが活性を保持しI;状態で あり、結合サイトカインとして顕著な生物活性を生じることを意味する。言い替 えれば、サイトカインは多数の部分的に重複することが多い生物学的または調節 作用を有するため、本発明の結合サイトカインは、遊離サイトカインの活性と同 一まt;は類似した1つまたはそれ以上の活性を示し得る。すなわち、本発明の 固定化サイトカインの有効性を立証する場合、1つまたはそれ以上の生物活性は 固定化により安定化され得る。すなわち、少なくとも1つの活性は結合状態で保 存されており、場合によっては支持体へのサイトカインの結合により高められ得 る。
結合アームの構造まt;は長さは、結合サイトカインの生物活性を最適化すべく 変化し得る。好ましい結合アームは、(a)一般式NHI−R’−NH,(式中 、R1はc、−c、。アルキル基である)を有するジアミン類、(b)一般式N  H! −R” CO* H(式中、R1はCr−Cx。
アルキル基である)を有するアミノ酸および(C)一般式0HC−R”−CHo (式中 R1はCr −Ct。アルキル基である)を有するジアルデヒド類から 成る群から選ばれた1つまt;はそれ以上の結合基を含む。
有用な支持体には、繊維、ミクロスフイア、ビーズ、粒子、膜、シートなどがあ るが、これらに限定されるわけではない。
この明細書で使用されている「サイトカイン」は、サイトカインの天然または組 換え形態、並びにサイトカインの修飾配列、生物活性7ラグメントまたは部分、 サイトカインの遺伝学的または化学的修飾形態、生物学的に均等な合成リガンド またはそれらの混合物(これらは、対生物活性の実質的に均等なプロフィールま たは対生物活性の原プロフィールの一部分を呈する)を包含する。
また、本発明は、サイトカイン依存セルライン、例えばIL−2依存セルライン を本発明の固定化サイトカインの有効量と接触させることによりその成長を誘導 することを含む、増殖、生長、分化および/または特殊細胞機能の発現を目的と するインビトロおよびインビボの両方での固定化サイトカイン類の使用方法を提 供する。
図面の要約 図1は、IL−2のアミノ基により固定化したrL−2の場合と比べた。IL− 2のカルボキシル基により固定化したIL−2を用いた場合のCTLL−2細胞 (DPMXIO一つの生長をグラフで示しt二図である。
図2は、[”H]チミジン取り込みにより測定された(DPMXIO一つ、CT LL−2細胞、細胞毒性1973球セルラインの成長に、対する固定化IL−2 の濃度依存性(初期カップリング反応におけるIL−2のμg)をグラフで示し た図である。
図3は、可溶性IL−2を用いた場合のCTLL−2細胞の成長」;対する時間 (時)の関数として、固定化IL−2を用いた場合のCTLL−2細胞(DMP xlO−”)の生長をグラフで示した図である。
図4は、可溶性IL−2を用いた場合のPBLの成長に対する時間(時)の関数 として、固定化!L−2を用いた場合のヒト末梢血リンパ球CDPM中PBLX IO−”)の成長をグラフで示した図である。
図5A8よび5Bは、可溶性(5A)または固定化(5B)MuGMC5Fを与 えたマウスの白血球数の増加により測定された、か数球生成の刺激をグラフで示 した図である。
図6は、可溶性または固定化組換えネズミG M CS F (rMuG MC 5F)を与えたシクロホスファミド装置マウスの白血球数の増加により測定され た、か数球生成の刺激をグラフで示した図である。
図7は、SDS洗浄後の吸着rMuGMCSFと対比させt;その保持状態によ り測定された、共有結合rMuGMC5Fの安定性をグラフで示した図である。
発明の詳細な記載 サイトカイン類 インターロイキン−2(IL−2)は、ミズーリ、セントルイスのシグマ・ケミ カル・カンパニーにより培養ラットひ臓細胞(TD892)から誘導され、T細 胞成長因子(ヒト・インターロイキン−2組換え体、T3267)として市販さ れている。また、組換えIL−2(、ala −125類縁体および天然配列) は、カリフォルニア、サウザンド・オークスのアムゲンにより市販されている。
天然配列組換えインターロイキン−3(IL−3)、天然配列組換えインターロ イキン−4(IL−4)および天然配列組換えインターロイキン−6(I L− 6)は、カリフォルニア、サウザンド・オークスのアムゲンにより市販されてい る。
組換えヒトか数球−マクロファージ・コロニー刺激因子(rHuGMC3F)、 組換えヒトか数球コロニー刺激因子(rHuG CS F )、組換えヒト・ユ リトロボエチン(rHuEPO)、組換えネズミか数球−マクロファージ・コロ ニー刺激因子(rMuG M CS F )、組換えヒト・ガンマ・インターフ ェロン(rHulFN−ガンマ)および組換えヒト類表皮成長因子(rHuE  G F )および繊維芽細胞成長因子−べ−シック(FGFb)は全て、カリフ ォルニア、サウザンド・オークスのアムゲンから入手され得る。組換えヒト血小 板誘導成長因子(rHuPDGF)、組換えヒトインシュリン様成長因子1(r HulLGF−1)、組換えヒトインシュリン様成長因子II(rHu I L  G F −II)および腫よう増殖因子アルファ(TGF−アルファ)は、カ リフォルニア、トランスのベイケムにより市販されている。ブタ腫よう増殖因子 ベータ(pT G F−ベータ)は、ミネソタ、ミネアポリスのアール・アンド ・ディー・システムにより市販されている。また、腫よう増殖因子ベータは、マ サチューセッツ、ベッド7オードのコラポラティブ・リサーチにより市販されて いる。組換えインターフェロン・アルファは、ロンユ・ラボラトリーズから口7 エロン(商標)として市販されている。
また、ある種のサイトカインの生物活性部分も単離された。本発明はま!;、適 当な支持体へのサイトカインの生物活性部分の結合を含む。
IL−1は、多くのT細胞クローンに関するオートタリン成長因子としてのその 機能を含め、リンパ球集団に対する多数の作用を有−1゜また1L−1は、胸腺 細胞増殖、およびミトゲン、名目抗厚十抗厚1avc厚またはアロ抗原刺激ヘル パーT細胞の強力な刺激物質である。IL−1は、インターロイキン−2レセプ ター発現および抗原−レセプター複合体に対するモノクローナル抗体の存在下に おけるヒト末梢子細胞の!L−2分泌を高める。さらに、IL−1は、休止T細 胞のConA活性化に関するコファクターとして作用し、IL−1に対する高親 和カレセプターを発現するリンパ球の増殖に必要とされる。IL−1は、炎症浸 潤物の発生において機能すると考えられているヒト肺内皮により産生される。
゛まだ、IL−1は造血活性の調節物質である。IL−1は、内皮細胞によるか 粗球−マクロファージ・コロニー刺激因子(GMC5F)およびか数球コロニー 刺激因子(GC3F)の放出を誘導し、すなわちIL−1が炎症中にか数球生産 および機能を変調する機構を提供する。IL−1はまた、単核白血球からGMC 5Fを放出させ、ヒト造血前駆体の成長因子依存性増殖を促進する。
IL−1は、その抗腫よう活性により、進行中のT細胞応答を増すことによる比 較的大きな免疫原性ネズミ肉腫の完全な退行を誘発することを示した。IL−1 は、ヒトA375メラノーマ細胞に対するインビトロ直接細胞毒性作用を有する 。IL−1はまた、リンホカイン活性化キラー細胞の生産においてインターロイ キン−2(IL−2)との相乗作用を示した。
リンパ球機能、造血の調節物質としてのIL−1のこの広い範囲の活性およびリ ンパ球抗腫よう活性故に、IL−1は、多様なインビボおよびインビトロ用途に おける貴重なサイトカインである。例えば、T、ホアング等、「ジャーナル・オ ブ・エクスベリメンタル・メディシン」、168.4’63(1988)、R, J、 ノース等、「ジャーナル・オブ・エクスベリメンタル・メデイシンJ、1 68.2031(1988)、B、タルタコフスキー等、「ジャーナル・才ブ・ イムノロジー」、141,3863(1988)、A、H,リヒトマン等、[プ ロシーデインダス・オブ・ザ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシーズ ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステーツ・オブ・アメリカ」、85.9699(1 988)、B、S、ポホナー等、「ジャーナル・オブ・イムノロジー」、139 .2297(1987)およびV、C,プラウディ等、「ジャーナル・オブ・イ ムノロジー」、139.464(1987)参照。
マルチコロニー幹細胞活性化因子またはマルチコロニー刺激因子としても知られ ているインターロイキン−3(IL−3)は、糖蛋白造血成長因子である。IL −3は、多くのを髄細胞系統に共通した初期幹細胞および始動細胞の両方を刺激 し得るため、広い範囲の活性を有する。IL−3は、140キロダルトンの細胞 表面燐蛋白質に結合する。霊長類では、IL−3の連続注入の結果、白血球数の 遅延した適度な増加が生じる。しかしながら、IL−3は、低用量のか粗球−マ クロファージ・コロニー刺激因子による後続の処置に対する応答に対して著しい 相乗作用を有し、これは、IL−3が、完全な発生に対して後続第2因子を必要 とする初期系統細胞に対して作用することを示唆している。この仮定は、I L −3が芽細胞によるコロニー形成の促進においてより有効であることを示す組織 培養試験と矛盾しない。さらに、IL−3自体は、インビトロ・コロニー形成を 助けないが、後期作用因子、例えば6MC5Fを必要とする。rL−3は、IL −6と相乗作用して初期弁m胞コaニー形成を助け、か数球コロニー刺激因子( ccsF)と相乗作用して好中球形成を促進し、6MC5Fと相乗作用してか粗 球およびマクロファージ・コロニー形成を促進する。造血性サイトカインとして のこの広い範囲の活性故に、IL−3は造血性サイトカイン療法にとって貴重な アジュバントとなっている。
他のサイトカイン類と同様、IL−3はまた、リンホカイン活性化キラー細胞の 阻止により立証されている通り、員の調節作用を有する。現在まで、IL−3は 、BJa胞前駆体の特徴を示すネズミ胎児肝臓または成熟骨髄由来のIL−3依 存性クローンにより立証されている通り、初期B細胞発生の調節に関与する唯一 のサイトカインであった。例えば、R,E、ドナヒユー等、「サイエンス」、2 41% l 820(198B)、R,J 、イスフォート等、「プロシーディ ンゲス・オブ・ザ・ナシ1ナル・アカデミ−・オプ・サイエンシーズ・オブ・ザ ・ユナイテッド・ステーツ・オブ・アメリカ」、85.7982(1988)、 D、レニツク等、「ジャーナル・オブ・イムノロジー」、142.181(29 89)およびG、ギヤラファー等、「クリニカル・アンド・エクスペリメンタル ・イムノロジー」、74.166(1988)参照。
インターロイキン−4(I L−4)は、B細胞刺激因子−1(B 5F−1) 、B細胞分化因子(BCDF)およびB細胞成長因子1(BCGF−1)として も知られている。ネズミ系では、IL−4は、リポ多糖類活性化細胞において免 疫グロブリンIgG1およびIgE生産を促進し、B細胞における組織適合性抗 原の発現を増加させ、抗’ IgM活性活性化脳細胞殖に必要とされる。
ヒトに関する試験では、リンパ球機能に対してネズミ系で観察された作用と似た 作用が報告されている。高親和カレセプターは、1L−4に関してヒト造血性お よび非造血性細胞の両方に存在する。
I L−4は、非刺激胸腺細胞における増殖を誘導し得、応答はミトゲンにより 強力に高められる。また、fL−4は、IL−2生産を阻止するデクサメタゾン の存在下でヒト末梢子細胞のミトゲン誘発刺激を増加させる。またIL−4は、 I L−2誘発ヒトB細胞増殖をダウン変調し、IL−211JiNKJIm! 活性化および増殖を阻止する。しかしながら、IL−4はζ I L−2と共に 、オートロガス・ヒト悪性メラノーマに対して腫よう浸潤性リンパ球の成長を増 加させる。リンパ様細胞に対するその作用に加えて、IL−4は、6MC5Fお よびEPOと相互作用することにより、か数球−マクロ7アージおよび赤血球形 成単位を増加させる。例えば、H,スピッツ等、「ジャーナル・オブ・イムノロ ジー」、139.1142(1987)、Y、カワカミ等、「ジャーナル・オブ ・エクスペリメンタル・メデイシン」、168.2183(1988)、A、ナ グラー等、「ジャーナル・オブ・イムノロジー」、141,2349(1988 )、A、バスケス等、「ジャーナル・オプ・イムノロジーJ、1442,94( 1989)、T、ドフランス等、「ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・メ ディシン」、168.1321(1988)並びにB、ブルツクスおよびR,C ,リーズ、「クリニカル・アンド・エクスペリメンタル・イムノロジー」、74 .162(1988)参照。
インターロイキン−6(IL−6)は、B細胞刺激因子−2、インターフェロン ・ベーター2およびハイプリドーマ−プラズマサイトーマ成長因子としても知ら れている。IL−6は、最初抗ウィルス活性を有するT細胞リンホカインとして 報告された多機能サイトカインである。IL−6は、単核白血球、繊維芽細胞、 肝細胞、心臓粘液腫、脳こう細胞および血管内皮を含む様々な細胞により産生さ れることが立証された。IL−8活性は、繊維芽細胞活性の調節、肝細胞による 急性相蛋白質生成、ミトゲンの存在下におけるヒト胸腺細胞およびTりンバ球の 刺激、ネズミTリンパ球の増殖および細胞毒性細胞への分化、骨髄腫誘導セルラ インの維持、ヒト多発骨髄瞳に関するオートロガス・シグナル発生、並びに癌腫 および白血病/リンパ腫セルラインの成長の阻止を含むものと考えられている。
例えば、P、B、セーガル等、「サイエンス」、235.731(1987)、 S、シミズ等、「ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・メディシン」、16 9.339(1989)、J、L、チュツベンス勢、「ジャーナル・オブ・イム ノロジー」、141.3868(198g)、G、)サトおよびS、E、バイツ 、「ジャーナル・オブ・イムノロジー」、141.1556(1988)、M、 ロツツ等、「ジャーナル・オブ・エクスベリメンタル・メディシンJ、167. 1253(1988)、およびり、チェン等、「プロシーデインダス・オブ・ザ ・ナシ2ナル・、アカデミ−・オブ・サイエンシーズ・オブ・ザ・ユナイテッド ・ステーツ・オブ・アメリカ」、85.8037(1988)参照。
か数球−マクロファージ・コロニー刺激因子(GMC5F)、か数球コロニー刺 ffi因子(G CS F )、マクロファージ・コロニー刺激因子(MC3F )およびマルチコロニー刺激因子(IL−3)は、インビボおよびインビトロの 両方での造血細胞の増殖および分化プロセスの刺激および調節能力により認識さ れた一群の糖蛋白質を構成する。
これらの個々のサイトカインは、細胞供給源として1923球、単核白血球、繊 維芽細胞、上皮細胞まt;は内皮細胞の1つまたはそれ以上により産生される。
さらに、ヘモポエチン−1としても知られているIL−1は、IL−3、MC3 F、GC5FおよびGMCSFの作用を高めることによりこの調節網に関与する 。
動物試験は、GMC5F、GC3FおよびI L−3が機能的白血球の数を増加 させること、およびこの作用はIL−1により促進されることを示した。IL− 3およびGMC5Fを連続投与すると、同じく血小板の数も増加する。ヒト以外 の霊長類においてサイトカインのこの群の構成員を使用すると、ウィルス誘発再 生不良性貧血、化学療法および放射線療法誘発骨髄抑制、全身照射または高用量 細胞毒性化学療法後の白血球減少およびオートロガス骨髄移植において有益であ ることが示された。
一ヒトにおいて、GC3Fおよび0MC3Fの両方を投与すると、好中球および 好中球−好酸球が各々顕著に増加し、かつ骨髄細胞質が増加し、未成熟細胞が血 液中に現れる。ヒトにおけるGMCS F使用後の臨床副作用には、発熱、発疹 、筋肉痛、疲労感、胃腸痛、血栓静脈炎、骨癌、胸膜炎、胸膜しん出、心膜炎お よび肺塞栓が挙げられる。GC3Fについて注目される唯一の副作用は骨癌であ つヒトにおいて立証されたGC5Fおよび0MC3Fの利点には、骨髄抑制的細 胞毒性化学療法後の造血の回復、オートロガス骨髄移植患者におけるか粗球の回 復の加速および感染症の発生減少、並びに骨髄形成異常症候群および再生不良性 貧血患者において循環している白血球、ヘモグロビンおよび血小板数の改善があ る。エイズ関連白血球減少症患者にGMC5Fを投与すると、ウィルス生産の増 加を伴わずにか粗球および単核白血球が顕著に増加した。
上記造血作用に加えて、GMC5Fは、インビボで単核白血球を膜種よう状態に 活性化することが立証されており、これはこのサイトカインについて別の潜在的 臨床適用性を示唆している。GMC5Fはまた、骨肉腫セルライン、胸部癌セル ライン、さるウィルス5V−40形質転換骨髄ストロマ・セルラインおよび正常 骨髄繊維芽細胞前駆体のインビトロ増殖を刺激することが立証された。例えば、 S、バドハンーラード等、「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシ ン」、319.1628(1988)、J、E、グループマン等、「ニューイン グランド・ジャーナル・オブ・メディシン」、317.593(1987)、K 、H,グラブスタイン等、「サイエンス」、232.506(1986)、S、 デドハー等、「プロシーデインダス・オブ・ザ・ナショナル・アカデミ−・オブ ・サイエンシーズ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステーツ・オブ・アメリカ」、8 5.9253(1988)、およびA、A、ヤクボフスキー等、「ニューイング ランド・ジャーナル・オブ・メディシンJ、320.38(1989)参照。
エリトロポエチン(EPO)は、成熟赤血球を生産する造血細胞の連続分化に必 要とされる単一サイトカインである。インビトロ試験において、I L−3、G MC5FまたはGC5FとEPOの組み合わせは、赤血球生産に必要とされてお り、これらのサイトカインが赤血球前駆体の維持に関与し、EPOが末端分化お よび成熟に必要とされることを示唆している1例えば、J、スープ等、「ブラッ ド」、67.1002(1986)参照。
単核白血球−マクロ7アージにより生産される多機能サイトカインとしても知ら れている腫よう壊死因子(TNF)は、炎症応答の特に重要な伝達物質である。
2形態、TNF−アルファ(カケクチン)およびTNF−ベータが存在する。そ の作用の中でも、TNFは、グラム陰性エンドトキシン・シ厘ツクにおける主要 因子であり、癌および慢性疾患患者において根深い衰弱(悪液質)症候群を誘発 する。
活性範囲には、繊維芽細胞成長の刺激、遺骨細胞活性および骨再吸収の刺激、血 管形成の促進、滑液細胞におけるコラゲナーゼおよびグロスタグランジンE、の 刺激並びに内皮組織における凝血原および血小板活性化因子の刺激がある。
TNFは、マクロファージにより生産されるオートクリンである。
それは、マクロファージを活性化し、悪性細胞を特異的に認識し、殺す能力を高 める免疫変調物質として機能する。TNFはマクロファージに対して走化的であ り、炎症部位でのその生産がマクロファージを補充かつ活性化することを示す。
TNFは、サイトカイン網に参与し、IL−1,GMC5F、血小板誘導成長因 子およびベーター2インターフエロンの放出を誘導する。
TNFの主たる潜在的治療効果は、その抗腫よう活性である。TNFはエンドト キシン誘発腫よう退行の伝達物質である。I L−2はヒト末梢血単被白血球に おいてTNFを誘導するため、TNFは!L−2の抗腫よう活性に関与し得る。
TNFを全身的に与えると、マウスにおいて腫ようの退行が誘発される。TNF およびIL−1の直接的抗増殖性および踵よう細胞毒性作用は相乗的であると考 えられている。
ヒトにおける最初の臨床試験は、静脈内および筋肉内注射を含ん・ だ。毒性に は、発熱、悪寒、疲労、食欲不振、低血圧および頻脈が含まれた。幾つかの小さ な踵よう応答は、現在までに注目されている。例えば、B、シェリーおよびA、 セラミ、「ジャーナル・オブ・セル・バイオロジー」、107.1269(19 88)、1.J、ムール等、Cancer le+auno1. I+nmun other、、26.202(1988)。
Y、−ノ瀬等、Cancer Immunol、Immunother+、27 .7(1988)、Pl、チャプマン等、「ジャーナル・オブ・クリニカル・オ ンコロジー」、5.1942(1987)、H,H,ノ(ルチュ等、「モレキュ ラー・バイオセラビー」、1.21(1988)およびT、スタインメツツ等、 J 、 Biol、 Re5p、 Mod、、7.417(1988)参照。
インターフェロン(IFN)は、本来、抗ウィルス活性を有する1950年代後 期に発見された化合物の種類に割り当てられた語である。最初、3種類のインタ ーフェロンは、アルファ、ベータおよびガンマとして呼ばれ、それらが各々白血 球、繊維芽細胞およびリンパ様細胞から最初に同定および単離されたことを示し た。1988年現在、アルファ・インターフェロンの構造的に関連した形態をコ ードする少な(とも24の非対立遺伝子が報告されてし\る。これらは、165 −166アミノ酸の蛋白質をコードするIFN−アルファl遺伝子、および17 2アミノ酸の蛋白質をコードするIFN−アルファl遺伝子と呼ばれる2つの亜 群に分割された。「繊維芽細胞インターフェロン」と一般に呼ばれているものを コードする単一遺伝子は、ヒトにおいて充分に特性確認されている。しかしなが ら、繊維芽細胞は複数形態のインター7エaンを生産し得るt;め、繊維芽細胞 インターフェロンに対するより正確な用語はヒト・インターフェロン・ベータ( HulFN−ベータ)である。HulFN−ベータは、H+rlFN−アルファ と約40%のアミノ酸相同性を有する。
ヒト・インターフェロン・ガンマ遺伝子は、単一アミノ酸において何等かの個体 間対立性または差異を伴う単一コピーとして存在する。
ガンマ−インターフェロンは、アルファまたはベーターインターフェロンに対す る相同性をもたない。
インターフェロンまたは抗ウィルス活性を有するウィルス誘導蛋白質は、両性類 以外の全を椎動物種の代表的なものから同定された。
様々なIFN−アルファ・サブタイプの生物活性は比較的類似している。IFN −アルファおよびベータの生物活性もまた類似してし)るが、両方ともIFN− ガンマとは異なる。E、ドマイヤーおよびJ、ドマイヤーーギグナード、「イン ターフェロン・アンド・アザ−・レギュレイトリー・サイトカインズ」、ジーン ・ウィリー・アンド・サンプ、パブリッシャー、5−38頁(1988)参照。
アルファおよびベータ・インターフェロンの主たる生物活性は、抗ウィルス作用 、単核白血球による主たる組織適合性、複合体クラスI+抗原およびインターロ イキン−1の発現の誘導、抗増殖作用並びにヒト天然キラー細胞活性の調節であ る。
インターフェロン・アルファおよびベータは、特に抗増殖作用、分化の誘導、腫 よう遺伝子発現の調節および免疫応答の刺激を含め、若干の機構を伴う抗腫よう 作用を有する。
正確な生物学的作用は、アルファーインターフェロンの特定構造形態および検定 セルラインの感受性により変化し得る。また、例えばヒト・インターフェロン・ アルファまたはベータは単核白血球からマクロファージへの成熟を阻止し得るた め、陽性および陰性の両方の調節を観察することが可能である。E、トメイヤー およびJ。
ドメイヤーーギドナンド、「インターフェロン・アンド・アザ−・レギュレイト リー・サイトカインズ」、ジョン・ウィリー・アンド・サンプ、パブリッシャー 、1344−153頁(1988)参照。
成長因子とも呼ばれる一群のサイトカインは、それらの生物活性の中でも、走化 的活性、上皮細胞および繊維芽細胞の増殖、成長および分化、マトリックス形成 および軟骨形成の刺激並びに管形成(血管形成)を含む創傷治癒および組織修復 に対する陽性または陰性調節作用を有する。多数の生物活性蛋白質がこの領域内 で報告され、分類原則に従ってそれらの生物学的作用およびアミノ酸配列相同性 に基づき群および種類に分類されている(下記表1に示されている通り)。この 群のサイトカインは組織修復に関与するが、それらは他の生物学的作用を有する 。さらに、他のサイトカイン類、例えば免疫応答を調節するインターロイキン− 1およびインターロイキン−3もまた組織修復に対する作用を有する。
表皮成長因子(EGF)は、Iよう増殖因子(TGF)アルファ、アンフィレグ リンおよびワタシニア成長因子を含む一群の構造的に関連した蛋白質の重要な代 表的構成員である。ヒ)EGFは最初尿から単離され、それが胃液分泌を阻止し 得ることからウロガストロンと命名された(H,グレゴリ−1「ネイチャー」、 257.324(1975))。唾液腺から単離された不ズEEGFは、上皮細 胞、繊維芽細胞および内皮細胞を含む多数の細胞型に対して細胞分裂誘起性を示 す(S、中耕等、「ディフエレンシエーションJ、29.284(1985)) 。それは、新生マウスにおいて早発的まぶた開眼および歯牙はう出を刺激しくS 、コーエン、「ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー」、237. 1555(1962))、上皮細胞に対して走化的である(J、プレイおよびに 、D、ブラウン、「ジャーナル・オブ・セルラー・フイジオロジー」、124. 107(1985))。EGFは、53アミノ酸活性蛋白質ヘブロセツシングさ れる前駆体蛋白質として合成される。
腫よう増殖因子アルファ(TGF−アルファ)は、EGFと同じレセプターに結 合し、似た生物活性を共有する。G、J、トダロ等、「プロシーデインダス・オ ブ・ザ・ナショナル・アクデミ−・オブ・サイエンシーズ・オブ・ザ・ユナイテ ッド・ステーツ・オブ・アメリカ」、77.5258(1980)参照。EGF と同様TGF−アルファは、160アミノ酸前駆体として合成され、これは50 アミノ酸生物活性残基へ蛋白質分解的にプロ七ツシングされる。R,プリンク等 、「セル」、38.287(1,984)参照。TGF−アルファは、最初、T GF−ベータと相助して正常ラット腎臓線維芽細胞の固定依存性成長を誘導し得 ることにより認識されI;。M、A、アザノ等、「プロシーデインダス・オブ・ ザ・ナショナル・アカデミ−・オプ・サイエンシーズ・オブ・ザ・ユナイテッド ・ステーツ・オブ・アメリカ」、80.6264(1983)参照。
血小板誘導成長因子(PDGF)は、ヒト血液血小板から精製される。R,ロス およびA、フォーゲル、「セル」、14.203(1978)参照。それは、2 つのポリペプチド鋼、すなわちA鎖(124アミノ酸残基)およびB鎖(140 アミノ酸残基)により構成される。
PDGFは、間充組織由来の細胞(例、平滑筋および繊維芽細胞)にとっては強 力なミトゲンであるが、PDGFレセプターを欠く上皮または内皮細胞に対する 作用はもたない。R,ロス、E、W、ライネスおよびり、F、ボーエン−ホープ 、「セル」、45、l 55(1986)参照。また、血小板誘導成長因子はブ タ細胞から入手され得る。
腫よう増殖因子ベータ(複数もあり得る)は、最初、EGFまたはTGF−アル ファと相乗作用してNRKm胞の固定依存性成長を誘導と得ることlこより同定 された。M、A、アンザノ等、「プロシーデインダス・オプ・ザ・ナシ厘ナル・ アカデミ−・オブ・サイエンシーズ・オプ・ザ・ユナイテッドφステーツ・オブ ・アメリカJ、80゜6264(1983)参照。続いて、それらは、存在する 他の成長因子によって異なる化学走性、細胞分裂促進、成長阻害および分化の誘 導または阻止を含む多数の生物学的作用を有することが示された。
M、B 、スポーフおよびA、B、ロバーツ等、「ジャーナル・オブ・セル・バ イオロジー」、105.1039(1987)参照。それらの成熟形態では、T GF−ベータ類は、70%の相同性を共有する112アミノ酸残基の酸および熱 安定性ジスルフィド結合ホモ2量体蛋白質である。R,プリンクおよびJ、A、 7アレツト等、「ネイチャー」、316.701(1985)参照。この群の別 の構成員、ベーター3は、最近報告されている。J、M、つオズネイおよびV。
ローゼン等、「サイエンス」、242.1582(1988)参照。
それらは様々な生物活性を共有するが、TGFの異なる形態もまた選ばれた標的 細胞に対して特有の生物活性を有する。F、ローザ[およびA、B、ロバーツ等 、「サイエンス」、239.783(198−8)参照。TGF−ベータ■は創 傷治癒において主要な活性を示した。TGF−ベータ群に含まれる他の生物活性 蛋白質には、卵胞刺激ホルモンの下垂体分泌をll4j!iyするインヒビンお よびアクチビンと呼ばれる性腺蛋白質、雄性胚芽の発生において雌性ミュラー菅 の退行を誘発するミュラー阻止物質、並びに軟骨および硬骨形成の誘導に関与す る一群のポリペプチドである骨形態形成蛋白質といった形態がある。J、M、ウ ォズネイおよびV、ローゼン等、「サイエンス」、242.1528(1988 )参照。
繊維芽細胞成長因子(FGF)は、14−18キロダルトンの単鎖蛋白質である 。2種の充分に特性確認された形態は、脳および下垂体から単離された塩基性F GF、並びに脳および網膜から単離された酸性FGFである。塩基性FGFは、 大部分の系において、酸性FGFよりも安定し、10倍の効力を有する。FGF の両形態は、同じレセプターに結合し、中胚業起源の細胞、例えば繊維芽細胞、 血管内皮wi胞、血管平滑筋、筋芽細胞、軟骨m胞および骨芽細胞1;対して細 胞分裂促進性を示す。F、エシュおよびA、ベアド等、rグロシーデインダス・ オブ・ザ・ナシ−ナル・アカデミ−・オブ・サイエンシーズ・オブ・ザ・ユナイ テッド・ステーク・オブ・アメリカ」、85.6507(1985)参照。1n t2およびhstプロト−腫よう遺伝子の生成物もまた、FBF群の構成員とし て含まれる。
(C,ディクソンおよびP、E、ゴートン、「ネイチャー」、326.833( 1987)参照)。
ソマトメディアCとしても知られているインシュリン様成長因子1(ILG−I )およびインシュリン様成長因子+1(IL、G−11)は、血清から最初に精 製され、軟骨へのスルフェート取り込みの刺激、インシュリン様活性および増殖 刺激活性の3つの生物活性を共有する若干の因子に関する現行の名称を代表する 。肝臓および繊維芽細胞は循環性インシュリン様成長因子の主たる供給源である が、本質的に全ての組織がそれらを生産することが示された。
また、インシュリン様成長因子は、それらの生物活性の中でも、グルコース代謝 を刺激し、繊維芽細胞、セルトリ細胞、胎児脳細胞、筋芽細胞、レンズ上皮、す い臓ベータ細胞、レクチン刺激リンパ球、および血小板誘導成長因子と「反応能 をもつ」状態になった後密度阻止されたBa1b/c 3 T 3細胞のDNA 合成および細胞増殖を刺激することが示された。(R,C,バクスター、Adv 、 Cl1n、 Chew、、25.50(1986)参照)。
サイトカイン類は、それら自体複合体であり、サブユニットを構成し得る細胞表 面レセプターと反応する。サイトカインの一部分は、レセプターの様々なサブユ ニットへ優先的l;結合することにより、相異なる生物学的/調節作用を生じ得 る。本発明はまた、レセプターの特定サブユニットを指向し得る上記サイトカイ ン・フラグメントの固定化方法を提供する。
固定化支持体 本発明に、おいて有用な支持体材料は、好ましくは生物学的適合性であり、所望 に応じて非生物分解性または生物分解性であり得る。
結合したサイトカインがインビボで使用されるとき、支持体は生物分解性である ことが望ましい場合もあり得るが、例えばバイオリアクターといった適用例では 不溶性支持体材料が有用である。
適当な支持体には、繊維、シート、ミクロスフイア、粒子、ビーズ、膜などがあ る。
支持体は、好ましくはサイトカインの共有結合と化学的に融和性である表面を含 む。従って、支持体は、好ましくはサイトカイン上の部位(例、アミンまたはカ ルボキシル部位)、またはサイトカモン上の部位に結合し得る適当な結合アーム に共有結合し得る適当な官能基を有する表面を含む。意図した支持体がサイトカ イン結合に適しt;官能基をもたない場合、上記基は、支持体表面の適当な化学 的修飾により提供され得る。例えば、非官能化ポリスチレン支持体は、芳香族環 の適当な官能化により(例、臭素化により)官能化された表面に提供され得る。
必ずしも全ての結合化学作用が、多くの様々なサイトカインの各々と等しく良好 に働くとは限らない。使用される特定の結合化学作用の適合性は、部分的に、反 応部位の利用能およびサイトカインの活性部位へのそれらの近さにより異なり得 る。しかしながら、当業界の熟練者であれば、当然アミノ酸配列、反応性基の存 在および活性部位から適当な方法を予測できるはずである。また、本発明を適用 する場合、当業界の熟練者であれば、アミノ酸を非反応性アミノ酸と置き換える かまたはその逆により、固定化部位の結合を標的とする遺伝子修飾サイトカイン を作製し得ると考えられる。また、当業界の熟練者であれば、サイトカインのコ ドンを修飾して末端及応性基を有するものを生成することにより、高い確率で固 定化部位の結合を指向させることができると考えられる。
官能化された表面は、(a)直接サイトカモン上の部位へ、または(b)適当な 結合アームへ結合する部位を提供する反応性官能基を含む。
上記官能基には、ヒドロキシル基(−OH)、アミノ基(−N HKまたは−N HR(式中、Rはアルキルまたはアリールである))、カルボキシル基(−CO 2H)、水硫基(−3H)およびハロゲン類(−F、−〇L−Br、−1)があ る。官能化された表面は、表面の化学的処理に加えて若干の手段により提供され 得る。例えば、ポリサイエンシーズから得られる青色に染めたポリスチレン・ビ ーズは、ポリスチレン自体は反応に利用され得る官能基をもたないにも拘わらず 、官能化された表面を提供する。青色色素は、ポリスチレンへ結合されか、吸着 されるか、またはそれとコポリマー化され、遊離アミン基を提供する。適当な官 能基を提供する広範な種類の他の方法も知られている。
適当な粒子支持体には、無機支持体、例えばガラス、石英、セラミック、沸石、 金属および金属酸化物、ポリマー材料、例えば、明確な単位を含むモノマー単位 、例えばスチレン、ジビニルベンゼン、エチレン、ブタジェン、アクリロニトリ ル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸およびメタクリル酸のエステル、酢 酸ビニル、フルオロアルケン、アクリルアミドおよびメタクリルアミドから誘導 された、ホモポリマー、コポリマーおよびオリゴポリマー、炭水化物支持体、例 えばアガロース、架橋アガロース、デキストラン、架橋デキストラン、イヌリン 、ヒアルロン酸、セルロース、セルロース誘導体、例えばカルボキシメチルセル ロース(CMC)、澱粉および澱粉誘導体(例、澱粉ミクロスフイア)および不 溶性蛋白質材料、例えばゼラチン、コラーゲンまたはアルブミンがある。
本発明の固定化支持体の表面は好ましくは非多孔質である。非多孔質表面を有す る材料、例えば実質的に球形のポリマー・ビーズまたはミクロスフイアを用いる と、支持体の外部表面へサイトカインを結合させることにより、サイトカインは 生物学的に利用可能な非立体障害位置に配置され得る。材料における孔のサイズ が充分に小さいため、球体内部へのサイトカインの移動が遮断または実質的に妨 害される場合、表面は非多孔質であると考えられる。持続放出製生物分解性製剤 として使用する場合、高い薬剤ローディングを可能にし、支持体が分解するに従 い新しい活性部位を露出させるには、多孔質表面が好まれ得る。
支持体のサイズおよび形状は、特定サイトカインおよびその意図する用途により 広範に変化し得る。約o、5−sooμm1特に約1−75μmの直径を有する ポリマー球体は好ましい支持体である。
上記支持体は、例えば!L−2依存性リンパ球のインビトロ成長に好ましい。他 の好ましい支持体は、約5−200μmの直径を有する短繊維がある。
サイトカイン結合基 本発明の固定化サイトカインは、好ましくは直接または結合アームを介して支持 体材料へ共有結合したサイトカインを含む。結合アームの長さは結合サイトカイ ンの生物活性に関連し得ると考えられている。適当な結合アームは、1個または それ以上の2官能性結合基、例えば(1)式N Hx R’ −N Hs (式 中、R1はCzCx。アルキル基である)を有するジアミン類、(2)一般式N  H! R” −CO2H(式中 HzはCI−C!*アルキル基である)を有 するアミノ酸、および(3)弐〇HC−R”−CHo(式中、R1はC,−C, 。アルキル基である)を有するジアルデヒドを含む。2個またはそれ以上の結合 基を結合させることにより、長さを追加することができる。適当な結合基の例と しては、6−アミノカプロン酸、1.6−ジアミツヘキサン、1.12−ジアミ ノドデカン、グルタルアルデヒドおよびそれらの混合物がある。
本発明の好ましい実施態様において、固体支持体は、複数の反応性の露出した官 能基を有する官能化表面を含む。すなわち、サイトーカインは、表面上の官能基 、または官能基へ共有結合した適当な長さの結合アームへ直接共有結合している 。官能化表面を有する支持体を充分に洗浄後、生物活性部分(サイトカイン)は 露出した官能基したアミド結合を形成すると考えられる、ポリマー支持体の官能 化表面上のカルボキシル基およびサイトカモン上の遊離接近性アミノ基の反応に おける水溶性カルボジイミドの使用、(2)ポリマー支持体の表面上のアミノ基 およびサイトカモン上の遊離接近性アミ7基を結合させ得る、結合アームとして の2官能性アルデヒド(例、グルタルアルデヒド)の使用、および(3)固体支 持体上のヒドロキシル基と結合アームまたはサイトカモン上のアミノ基との反応 における臭化シアンの使用がある。
固定化サイトカインの安定性は、固定化表面へ直接または結合アーム(存在する 場合)を介したサイトーイン間の共有結合(複数もあり得る)の性質により異な る。安定した、堅固に結合したサイトカインは、反復的に使用しても終始所望の 生物活性を示す・蛋白質を不溶性マトリックスに結合させる下記の結合の安定性 はこの結合は、蛋白質上のアミノ基(主としてリジル側鎖アミン)と臭化シアン (CNBr)、l−シアノ−4−N、N−ジメチルアミン・ピリジニウム・テト ラフルオロボラートなどといった試薬により活性化されたポリヒドロキシ性マト リックス(例、アガロース、セルこの結合もまた、上記イソ尿素と同様に、蛋白 質上のアミノ基(主としてリジル側鎖)と上記要領で活性化されたポリヒドロキ シ性マトリックスとの反応から形成される。
下記の蛋白質−不溶性マトリックス結合の安定性は比較的強いと考えられる。
この結合は、蛋白質上のアミノ基と、4−ニトロフェニルクロロホルメート、N −ヒドロキシスクシンイミジルクロロホルメート・、カルボニルジイミダゾール などといった試薬により活性化されたポリヒドロキシ性マトリックスとの反応か ら構成される装この結合は、蛋白質アミン基と、シアヌール酸塩化物といった試 薬により活性化されたポリヒドロキシ性マトリックスとの反応から形成される。
下記の蛋白質−不溶性マトリックス結合の安定性は非常に強いと考えられている 。
1、アミン(ポリマー−NR−蛋白質)この結合は、蛋白質アミノ基と、(1) トレシルクロリド、スルホニルクロリドなどといった試薬、オキシラン類(エポ キシド類)、例えばビスオキシランおよびエビクロロヒドリンにより活性化され たポリヒドロキシ性マトリックス、および(2)グルタルアルデヒドといった試 薬により活性化されたポリアミノマトリックスとの反応t−含む様々な方法で形 成される。
■ 2、アミド(ポリマー−C−NH−蛋白質またはポリマー−NH○ 薯 −C−蛋白質) この結合は、蛋白質アミノ基と不溶性マトリックス上の活性化カルボキシル基と の反応を含む様々な方法で形成され得る。これらのカルボキシル基の活性化は、 「活性」エステル(例、n−ヒドロキシスクシンイミジル、p−二トロフェノー ルまたはペンタクロロフェノール)の形成まt;はカルボジイミドとの反応によ り達成され得る。
逆に、アミド結合はまt;、不溶性マトリックス上のアミノ基と、蛋白質上の適 当に活性化された(例、水溶性カルボジイミド)カルボキシル基、特にアスパラ ギン酸およびグルタミン酸側鎖カルボキシル基との反応により形成され得る。
共有結合は、サイトカモン上の単一部位、好ましくは生物活性部位からの適当な 距離を指向するのが好ましい。この考えにより、生−物活性を最適化するための 結合アームの好ましい選択、および結合アーム、支持体およびサイトカインの結 合において選択される特異的化学作用が指示され得る。
結合サイトカインの用途 本発明の結合サイトカインを用いることにより、例えば(1)幹細胞および様々 な分化段階での細胞、例えば赤血球、リンパ球、マクロ7アージおよび/または 好中球を含む細胞血液成分のインビトロ成長および生産、(2)リンホカイン活 性化キラー(L A K)細胞、中性キラー細胞、リンホカイン活性化キラー細 胞の亜集団、騰よう浸潤性リンパ球および/または細胞毒性T細胞を含む特殊エ フェクター細胞のインビトロ成長および生産、(3)結合サイトカインのインビ ボ腹腔内および/または胸膜内投与による悪性疾患の処置、(4)結合サイトカ インのインビボ静脈内投与による悪性疾患の処置、(5)好ましくは結合サイト カインの静脈内投与または体内設置による、難治性貧血、血小板減少症、および 例えば腎臓透析患者での慢性腎不全および/または腎不全におけるエリトロポエ チンの欠乏に起因する一次骨髄機能不全または二次骨髄機能不全に伴う好中球減 少症の処置、(6)結合サイトカインの表面適用または結合サイトカインの体内 設置による硬および軟組織損傷の処置、並びに(7)結合サイトカインのインビ ボ静脈内投与によるオステオポローシスの処置を含む様々な生物学的反応を誘導 および調節することができる。S。
牛用およびS、書出等、「ディフェレンシェーク2ン」、29.284(198 5)並びにJ、プレイおよびに、D、ブラウン、「ジャーナル・オブ・セルラー ・フイジオロジー」、124.107(1985)参照。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1 青色色素で染めt;ポリスチレン・ビーズ(9,64μm)へのIL−2の結合 組換え体IL−2(アムジェン、サウザンド・オークス、CA。
ala−125類似体)を、青色色素で染めた9、64μmのポリスチレン・ビ ーズ(ポリサイエンシズ、ウォリントン、PA)へ下記の方法で2価性アルデヒ ドを使用して固定化しI;。青色色素で染めたポリスチレンビーズ(9,64μ m)の2.5%水性懸濁液の0.25m1−アリコートを、リン酸塩で緩衝化し た食塩水(P B S、 p H7,40)1.Omlで希釈し、微量遠心機で 5分間遠心した。上溝を注意深く除いて捨てた。ビーズをPBSl、Omlずつ で懸濁、遠心を繰り返して2rM洗浄した。ついでビーズを8%グルタルアルデ ヒドのPBS溶液0.75m1に懸濁した。緩やかな断続的な混合により活性化 を室温で5時間進行させた。反応混合物を遠心し、上溝を捨てた。ペレット、即 ち凝集したビーズをPBS 1.Omlずつで2回洗浄した。ついでペレットを PBS 0.4mlに懸濁し、IL−2の水溶液(IL−2100gg=活性6 00000単位)O,1mlで処理した。反応混合物を室温で1夜混合し、遠心 し、上溝を注意深く取り、保存した。ペレットをPBS 0.5mlに再懸濁し 、混合物を這心した。上溝を取り、これを最初の上溝へ追加した。その後のIL −2の残存活性測定のために、プールしたこの上溝液(約l。
Oml)を4℃で保存した。
ついでビーズを次の方法で処理した。ビーズを0.5MエタノールアミンのPB S溶液Q、5mlに懸濁し、室温で30分間混合した。
混合物を遠心して上溝を捨て、ペレットをPBS 0.5mlで1回洗浄した。
ビーズを1%ウシ血清アルブミン(BSA、シグマ、セン、トルイス、M o  )のPBSo、5ml溶液に懸濁し、室温で30分間混合し、這心した。上滑を 捨てた。ついでペレットをB S A/P BS溶液0.5mlずつで2回洗浄 し、最後に貯蔵用緩衝液[塩化ナトリウム(0,88%)、BSA(1%)、グ リセリン(5%)、およびアジ化ナトリウム(0,1%)の0.02Mリン酸ナ トリウム溶液(pH7,40)30.5+mlに懸濁した。ビーズは使用時まで 4℃で貯蔵した。
上溝液の!L−2活性検定で50400単位の活性(もとの溶液の活性の8.4 %)が認められたので、IL−2の91.6%がビーズに結合したことが判明し た。
実施例2 青色色素で染めたポリスチレンビーズ(0,93μm)へのIL−2の結合 実施例1で報告した方法に従い、2価性アルデヒドを使用して、組換え体IL− 2(アムジエン、ala−125類似体、IL−21OOμg、活性66000 0単位)を青色色素で染めたポリスチレン・ビーズ(ポリサイエンシズ、0.9 3μl11)へ固定化した。ただしビーズのサイズが小さかったため、ビーズを 上清から完全分離するのに一層長い遠心時間を要した(10分間)。最終洗浄の のち、ビーズを実施例1で使用した貯蔵用緩衝液Q、5mlに懸濁し、使用時ま で4℃で保った。上清液のI L−2活性検定で18000単位の活性(もとの 溶液の活性の2.7%)が認められたので、IL−2の97.3%がビーズに結 合したことが判明した。
実施例3 青色色素で染めたポリスチレン粒子(421μm)へのIL−2の結合 組換え体IL−2(アムジェン、ala−125類似体)を青色色素で染めたポ リスチレン粒子(ポリサイエンシズ、421μm)へ下記の方法で2価性アルデ ヒドを使用して固定化した。青色色素で染めたポリスチレン粒子(10mg)を PBS (pH7,40)1.0mlずつで3回洗浄した。ついで実施例1で報 告した方法に従い、粒子をグルタルアルデヒドで活性化し、組換え体IL−2( IL−2水溶液0.21111% I L −2200%g−活性1.5X10 ’単位)へ結合させた。実施例1で報告したように結合し、処理したのち、実施 例1で使用した貯蔵用緩衝液1.On+1で4℃で貯蔵した。上滑液のIL−2 活性検定で176000単位の活性(もとの溶液の活性の11.7%)が認めら れたので、IL−2の88.3%が粒子に結合したことが判明した。
実施例4 青色色素で染めたポリスチレンビーズ(9,64μm) ヘノI L −2の結 合:IL−2溶液濃度の効果 固定化処理におけるIL−2(アムジェン、ala−125類似体)濃度の効果 を下記の方法で検討した。青色色素で染めたビーズ(9,64μII)の2,5 %水性懸濁液の8個の0−25m1−アリツー)・から得られたベレットをPB Sで洗浄し、実施例1で報告したように、t:だし反応を2分の1の規模で実施 して、グルタルアルデヒドで活性化しt=。ついで活性化したビーズを第2表に 示したようにPBSおよびIL−2の量を種々に変えて懸濁し、室温で1夜反応 を進行させl:。この結合反応のあと、実施例1で報告した方法に従ってビーズ を処理し、貯蔵用緩衝液の0.25m1ずつに懸濁し、使用時まで4℃で保った 。種々の結合反応から得られた上溝液に存在するIL−2の残存活性を検定した 。得られた成績を第2表に示す。
結合反応に使用したIL−2溶液(結合前)および得られた上清から回収したI  L−2溶液(結合後)間の各活性の差から、組み込まれたIL〜2の%値が得 られた。
実施例5 青色色素で染めたポリスチレンビーズ(9,64μm)へのIL−2(組換え体 :天然配列)の結合 実施例1で報告した方法と同様の方法により、組換え体IL−2(アムジェン、 天然配列)を9.64μmの青色色素で染めたポリスチレンビーズへ固定化した 。青色色素で染めたポリスチレンビーズの2.5%水性懸濁液の0−125+l 1l−アリコートから得られたベレットをPBS 0.5mlずつで3回洗浄し 、8%グルタルアルデヒド/PBS O,5mlで活性化し、組換え体IL−2 溶液(IL−2の水−溶液0.032mL I L−232μg、活性6000 0単位)のPBS(0,4m1)溶液に懸濁した。室温で1夜混合することによ って反応を進行させたのち、反応混合物を遠心し、上溝を注意深く取り、保存し た。ベレットをPBS 0.5+mlに再懸濁し、混合物を遠心しl;。上溝を 取り、最初の上溝へ追加しI;。実施例1で報告した方法に従ってビーズを処理 し、貯蔵用緩衝液0−25m1に懸濁し、使用時まで4℃で保った。上溝液のI L−2活性検定で5700単位の活性(もとの溶液の活性の9.5%)が認めら れたので、IL−2の9−0.5%がビーズに結合したことが判明しj;。
実施例6 ポリビード(商標)カルボキシレートミクロスフェア(9,67μm)へのIL −2の結合 組換え体IL−2(アムジェン、ala−125類似体)を水溶性カルボジイミ ドを使用する下記の方法でポリビード(商標)カルボキシレートミクロスフェア (ポリサイエンシズ、カルボキシレート処理したポリスチレン)9.67μmへ 固定化した。ポリビード・カルボキシレートミクロスフェアの2.5%水性懸濁 液の0.25m1−アリコートから得られたベレットをPBS 1.omlずつ で3回洗浄した。ビーズをPBS 0.4mlに懸濁し、1−エチル−3−(3 −ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド−HCl CEDCI。
ピアス・ケミカルズ、ロック7オード、IL)3.Qa+gを加えて、これを溶 解した。ついで組換え体I L−2の水溶液(0,05n+1、+L−250μ g1活性375000単位)を加えた。室温で1夜混合しl;のち、反応混合物 を遠心し、上溝を注意深く取り、保存した。ベレットをPBS 0.5mlに再 懸濁し、混合物を遠心した。上溝を取り、最初の上溝へ追加した。ついで実施例 1で報告した方法に従ってビーズを処理し、貯蔵用緩衝液0−25m1に懸濁し 、使用時まで4°Cで貯蔵しl;。上溝液のIL−2活性検定で570単位の活 性(もとの溶液の活性の0.2%)が認められたので、IL−2の99.8%が ビーズに結合したことが判明した。
実施例7 ローアミノカプロン酸連結アームによるポリビード(商標)カルボキンレートミ クロスフェア(9,67μm)へのIL−2の結合下記の方法により、6−アミ ノカプロン酸連結アームで水溶性カルボジイミドを使用し、組換え体IL−2( アムジエン、ala−125類似体)をポリビード(商標)カルボキシレートミ クロスフェア9.67μmへ固定化した。実施例6で報告したように、カルボキ シレートミクロスフェアの0.25cal−アリツー・トから得られたべレフト ラ洗浄し、PBS 0.5mlに懸濁し、N−ヒドロキシスルホスクシンイミド (スルホ−NH5,ピアスーケミヵルズ、ロックフォード、IL)3.0mgお よびHDCI 3.0mgで処理した。撹拌して試薬を溶解したのち、反応混合 物を室温で緩やかに30分間混合した。ついでスラリーを遠心し、上溝を捨てた 。ペレットを0.5M6−アミノカプロン酸のPBS溶液0 、5 +nlに懸 濁した。生じI;スラリーを室温で20時間混合し、遠心した。上清を捨てた。
ペレットをPBS 0.5mlずつで3回洗浄し、PBS 0.35m1に再懸 濁し、IL−2の水溶液0.05a+1(IL−250j1g、活性37500 0単位)およびHDCI 2−0mgで処理した。混合して試薬を溶解したのち 、反応混合物を室温で緩やかに1夜混合しt;。ついでスラリーを遠心し、上溝 を注意深く取り、保存した。ペレットをPBS 0.6mlに再懸濁し、混合物 を遠心した。上溝を取り、最初の上溝へ追加した。ついでビーズを実施例1で報 告したように処理し、貯蔵用緩衝液0.5mlに懸濁し、使用時まで4℃で貯蔵 した。上清に存在するIL−2活性の測定で460単位の活性(もとの溶液の活 性の0.1%)が認められt;ので、I L−2の99.9%がビーズに結合し たことが判明した。
実施例8 1.6−シアミツヘキサン/グルタルアルデヒド連結アームによるポリビード( 商標)カルボキシレートミクロスフェア(9,67μm)へのIL−2の結合 下記の方法により、1.6−シアミツヘキサン/グルタルアルデヒド連結アーム で水溶性カルボジイミドを使用し、組換え体IL−2(アムジェン、ala−1 2511似体)をポリビード(商標)カルボキシレートミクロスフェア(9,6 7μm)へ固定化した。カルボキシレートミクロスフェアの0.25m1−アリ コートから得られたペレットを、PBS (pH7,40)1.Omlずつで3 回洗浄し、1.6−ジアミツヘキサンの0.5M PBS (pH9,50)溶 液0.5+olに懸濁し、EDCI 3.Qmgで処理した。スラリーを撹拌し て試薬を溶解し、室温で20時間混合した。この反応混合物を遠心し、上滑を捨 て、ペレットをPBS (pH7,40)0.5w+1ずつで3回洗浄した。つ いでペレットを8%グルタルアルデヒドのPBS溶液0.5mlに懸濁し、室温 で4時間混合した。スラリーを遠心し、上清を捨て、ペレットをもう一度PB5  0.5mlずつで3回洗浄した。ついで得られたペレットをPBS 0.35 m1に懸濁し、IL−217)水溶液(IL−250gg、活性375000単 位)0.05m1で処理した。スラリーを室温で1夜混合し、遠心し、上清を注 意深く取り、保存した。ペレットをPBS 0.6mlに再懸濁し、混合物を遠 心した。上溝を取り、最初の上溝へ追加した。ついでビーズを実施例1と同様に 処理して、貯蔵用緩衝液0.5a+1に懸濁し、使用時まで4℃で貯蔵した。上 滑に存在するI L−2活性の測定で50000単位の活性(もとの活性の13 .3%)が認められたので、rL−2の86.7%がビーズに結合したことが判 明した。
実施例9 1.12−ジアミノドデカン/グルタルアルデヒド連結アームによるポリビード (商標)カルボキシレートミクロスフェア(9,67μ+m)へのI L−2の 結合 下記の方法により、1.12−ジアミノドデカン/グルタルアルデヒド連結アー ムで水溶性カルボジイミドを使用し、組換え体IL−2(アムジェン、ala− 125類似体)をポリビード(商標)カルボキシレートミクロスフェア(9,6 7μm)へ固定化した。カルボキシレートミクロスフェアの0−25m1から得 られたペレットをPBS (pH7,40,3X1.O+ml)で洗浄し、0. 2M 1.12−ジアミノドデカンのPBS (pH7−0)溶液0.75■l に懸濁し、HDCI 5.0mgで処理した。室温で18時間混合したのち、反 応混合物を遠心し、上清を捨てた。ペレットをPBS (p)17゜40.3  X l 、0m1)で洗浄し、実施例8で報告したように8%グルタルアルデヒ ドのPBS溶液1.0+alで活性化した。活性化ののち、スラリーを遠心し、 上滑を捨て、もう一度ベレットをPBSo、5mlずつで3回洗浄した。ついで 得られたペレットをPBS 0゜4mlに懸濁し、IL−2の水溶液(IL−2 10011g、活性750000単位)0.1mlで処理した。混合物を室温で 1夜反応させた。スラリーを遠心し、上溝を注意深く取り、保存した。ペレット をPBS 0.5mlに再懸濁し、混合物を遠心した。上溝を取り、最初の上清 へ追加した。ついで実施例1で報告したようにビーズを処理し、貯蔵用緩衝液Q 、5mlに懸濁し、使用時まで4℃で貯蔵した。
上溝液に存在するI L−2活性の測定で42000単位の活性(もとの活性の 5,6%)が認められI;ので、IL−2の94.4%がビーズに結合したこと が判明した。
実施例10 1.12−ジアミノドデカン/グルタルアルデヒド連結アームによるポリビード (商標)カルボキシレートミクロスフェア(65±25μm)へのI L−2の 結合 下記の方法により、1,12−ジアミノドデカン/グルタルアルデヒド連結アー ムで水溶性カルボジイミドを使用し、組換え体IL−2(アムジェン、ala− 125類似体)をポリビード(商1)カルボキシレートミクロスフェア(65± 25μm) (ポリサイエンシズ)へ固定化した。65±25μmのカルボキシ レートポリビーズの2.5%懸濁液0.50m1から得られたベレットを、PB S (pH7,40,3X l 、0m1) テ洗浄シ、0.2M 1.12− ジアミノドデカンのPBS溶液(pH6,oO)1.Omlに懸濁し、EDC1 10+agで処理しt;。室温で24時間混合したのち、反応混合物を遠心し、 上清を捨てt;。ベレットをPBS (pH7,40,3X1.0m1)で洗浄 し、実施例8で報告したように8%グルタルアルデヒドのPBS溶液1.Oml 1で活性化しI;。活性化ののち、スラリーを遠心し、上溝を捨て、ベレットを もう一度PBS 0.5mlずつで3回洗浄した。ついで得られたベレットをP BS 0.75m1に懸濁し、1L−2の水溶液(IL−20,1025mg、 活性900000単位)0.25m1で処理した。混合物を室温で1夜混合する ことによって反応させた。ビーズを実施例1と同様に処理し、貯蔵用緩衝液0゜ 5mlに懸濁し、使用時まで4℃で貯蔵した。上清に存在するIL−2活性の測 定で144450単位の活性(もとの活性の16.0%)が認められたので、I L−2の84%がビーズに結合しl;ことが判明しl;。
実施例11 サイトカインの遊離カルボキシル基を介する1、12−ジアミノドデカン連結ア ームによるポリビード(商標)カルボキシレートミクロスクエア(9,67μm )へのIL−2の結合下記の方法により、サイトカインの遊離カルボキシル基を 介する1、12−ジアミノドデカン連結アームにより、水溶性カルボジイミドを 使用して、組換え体IL−2(アムジェン、aha−125類似体)をポリビー ド(商標)カルボキシレートミクロスクエア(9,67μm)へ固定化しt;。
カルボキシレートミクロスフェア(9,67am>の0.25m1から得られた ベレットを、PBS (pH7,40,3X1.0m1)で洗浄し、実施例9で 報告したように1.12−ジアミノドデカン/EDCIと反応した。室温で18 時間混合したのち、反応混合物を遠心し、上溝を捨てた。修飾したビーズをPB S(pH7,40,3X 1.0m1)で完全に洗浄し、PBS 0.4mlに 再懸濁し、IL−2の水溶液(IL−241μg1活性360000単位)0. 1ml、ついでEDCI 5.0mgで処理し、1夜室温で混合した。反応混合 物を遠心し、上溝を注意深く取り、保存した。
ベレットをPBS 0.5mlに再懸濁し、混合物を遠心した。上溝を取り、最 初の上溝へ追加した。ついでビーズを1%BSA/PBS1、o+nlに懸濁し 、室温で30分間混合した。混合物を遠心し、上溝を捨てた。ベレットをBSA /PBS溶液(3X1.0m1)で洗浄し、最後に貯蔵用緩衝液Q、5mlに懸 濁し、使用時まで4℃で貯蔵した。上溝に存在するIL−2活性の測定で834 単位の活性(もとの活性の0.2%)が認められたので、IL−2の99.8% がビーズに結合したことが判明した。
実施例12 1.12−ジアミノドデカン連結アームによるポリエチレングリコールで修飾し たIL−2のポリビード(商標)カルボキシレートミクロスフェア(9,67μ m)への結合組換え体IL−2(アムジエン、ala125類似体)をメトキン ポリエチレングリコール−N−スクシンイミジルグルタレート(分子量4800 )[アブコアスキーら、キャンサー・)くイオケミストリー・アンド・バイオフ ィジックス、1巻、175頁(1984年)〕の!θ倍モル過剰と、説明のため 本明細書に包含させたカトレおよびナウフl二よって報告された方法lff1際 特許出願番号PCT/US86101252号(l際特許公報番号WO8710 OO56号)]に従って反応した。修飾したIL−2は、溶出液としてPBS  (pH7,40) を使用t6z<イオー’fルP−1oカラA+=よるサイズ 排除クロマトグラフィーにより精製した。この実験に使用した精製カラム画分は 緩衝液1ml当たり764000単位のIL−2活性を含有していた。
1.12−ジアミノドデカン速結アームを使用して、下記の方法によりて、修飾 したrL−2をポリビード(商II)カルボキシレートミクロスフェア(9,6 7μm)へ固定化した。カルボキシレートミクロスクエアの0.15m1から得 られたペレットを、実施例9で報告した方法に従いEDCIの存在で1.12− ジアミノドデカンと反応させた。室温で18時間混合したのち、反応混合物を遠 心し、上溝を捨てた。ついで修飾したビーズをPBS (p)(7,40,3X 1.0m1)で完全に洗浄し、PBS 0.3mlに再懸濁し、修飾したIL− 2の溶液(活性229000単位) 0.3ml、 ツい”c’i:I)C10 ,0mgで処理し、1夜室温で混合した。スラリーを遠心し、上滑を注意深く取 り、保存した。ペレットをPBS 0.5mlに再懸濁し、混合物を遠心しt; 。上溝を取り、最初の上溝へ追加した。ついでビーズを1%BSA/PBS 1 .OmH::懸濁し、室温で30分間混合した。混合物を遠心し、上溝を捨てた 。ペレットをBSA/PBS溶液(3X1.0m1)で洗浄し、最後に貯蔵用緩 衝液0.5mlに懸濁して、使用時まで4℃で貯蔵した。上清に存在するIL− 2活性の測定で509単位の活性(もとの活性の0.2%)が認められたので、 IL−2の99.8%がビーズ!=結合したことが判明し−た。
実施例13 ポリビード(商標)アミノミクロスフェアへのI L−2の結合組換え体IL− 2(アムジェン、ala−125類似体)を2価性アルデヒドを使用して、下記 の方法により、5,29μmポリビード(商II)アミノミクロスフェア(ポリ サイエンシズ、アミノ官能化したポリスチレン)へ固定化した。ポリビードアミ ノミクロスフェアの0.25m1−アリコートから得られたペレットをPBS  (3XO、5ml)で洗浄し、実施例1で報告した方法に従い、8%グルタルア ルデヒドのPBS溶液0.7mlで活性化した。ビーズをPBS(3X0.5m 1)で洗浄したのち、PBS 0.4mJJ二懸濁し、IL−2の水溶液(IL −2100μg、活性750000単位)0.11111で処理した。混合物を 室温で1夜温合した。ついで反応混合物を遠心し、上溝を注意深く取り、保存し た。ペレットをPBS 0.5mlに再懸濁し、混合物を遠心した。上溝を取り 、最初の上清へ追加した。実施例1で報告したようにビーズを処理し、貯蔵用緩 衝液0゜5mlに懸濁し、使用時まで4℃で貯蔵した。上溝に存在するIL−2 活性の測定で445000単位の活性(もとの溶液の5.9%)が認められたの で、IL−2の94.1%がビーズに結合したことが判明した。
実施4R14 6−アミノカプロン酸スペーサーアームによるセファデックス(商標)−G−1 0粒子(40−120μ1m) へのIL−217)m6組換え体IL−2(ア ムジェン、alt−125類似体)を、下記の方法により崩壊性セファデックス (商標)−G−10樹脂粒子(7y−マシ7. ピZヵタ9ニー、NJ、架橋し たデキストラン粒子、40−120μl11)へ6−アミノカプロンrs逼結ア ームで固定化した。水7.5mlに充填した湿潤セファデックス(商標)G−1 ゜樹脂の約7.5mlのスラリーを、公開された方法[説明のため本明細書に包 含させたP、キュアトレヵサス、ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミスト リー、245巻、3o59頁(1970年)参照]に従い臭化シアン(CNBr )l−5gで活性化した。活性化ののち、樹脂を速やかに濾過し、冷0.2Mホ ウ酸ナトリウム緩衝液(pH9,0)100+alで洗浄し、これを1.OM  6−アミノカプロン酸の0.2Mホウ酸ナナトリウム溶液pH9,0)50ml へ加えた。混合物を室温で20時時間音した。濾過によつて樹脂を採取し、H□ O約201)+1で洗浄し、高真空下で48時間乾燥した。
乾燥樹脂のlong部をPBS 1.0mlで24時間膨潤させた。ついで懸濁 液を遠心し、上溝を捨て、PBS (3X 1.om+)で樹脂を洗浄した。ペ レットをPBS O,4n+1に懸濁し、IL−2の水溶液0.1m1(IL  2 100μg1活性750000単位)、ついでEDCI 3.0mgで処理 し、室温で1夜混合した。実施例1で報告したように樹脂を処理し、貯蔵用緩衝 液0.5mlに懸濁し、使用時まで4℃で貯蔵した。上清に存在するIL−2活 性の測定で8521位の活性(もとの活性の0.1%)が認められたので、I  L−2の99.9%が樹脂に結合したことが判明しt;。
実施例15 1.6−シアミツヘキサン/グルタルアルデヒド連結アームによるセファデック ス(商標)−G−10粒子へのIL−2の結合組換え体IL−2(アムジェン、 ala−125類似体)を、下記の方法により、崩壊性セファデックス(商標) −G−10粒子へ1.6−ヘキサンジアミン/グルタルアルデヒド連結アームで 固定化した。充填した湿潤セファデックス(商標)G−10樹脂(約7゜5 m l)を、実施例14で報告した方法に従いCNBrで活性化した。
ついで洗浄した活性化樹脂を、1.OM 1.6−ヘキサンジアミンの0.2M ホウ酸ナナトリウム溶液pH9,0)50mlへ加えた。スラリーを室温で20 時間混合した。濾過によって樹脂を採取し、H2O2001111で洗浄し、高 真空下に48時間乾燥しI;。乾燥樹脂の10mg部を実施例12で報告したよ うに膨潤させ、洗浄した。実施例8で報告したようにベレットを8%グルタルア ルデヒドのPBS溶液1.0mlで活性化した。活性化ののち、スラリーを遠心 し、上溝を捨て、もう一度ペレットをPBS 0.5mlずつで3回洗浄しt; 。
活性化しf:樹脂をPBS 0.4mlに懸濁し、IL−2の水溶液(IL−2 100μg1活性750000単位)O,1IIlで処理しt;、混−金物を室 温で1夜混合することにより反応させた。ついでスラリーを遠心し、上溝を注意 深く取り、保存した。ペレットをPBS 0゜5mlに再懸濁し、懸濁液を遠心 した。上溝を取り、最初の上溝へ加えた。ついで実施例1と同様に樹脂を処理し 、貯蔵用緩衝液0.5mlに懸濁し、使用時まで4℃で貯蔵した。上溝に残存し ているIL−2活性の測定で29800単位の活性(もとの活性の4.0%)が 認められたので、IL−2の96.0%が樹脂に結合したことが判明した。
実施例16 青色色素で染めたポリスチレンビーズ(9,64μm) ヘノI L −4の結 合 組換え体rL−4(アムジェン、天然配列)を9.64μmの青色色素で染めた ポリスチレンビーズへ下記の方法により固定化した。
青色色素で染めたビーズの2.5%懸濁液の0.25m1から得られj:ベレッ トをPBS (pH7,4,3X1.0m1)で洗浄し、ついで実施例1で報告 したようにグルタルアルデヒドで活性化した。ついでIL−410,0μgを含 有する商業的なIL−4製剤(活性2X10S単位)および0.025%ヒト血 清アルブミン(HS A)のPBS溶液1.0mlにビーズを懸濁した。反応混 合物を室温で1夜混合しt;。結合反応のあと、ビーズを実施例1と同様に処理 し、ついで貯蔵用緩衝液0.5mlに懸濁し、使用時まで4℃で保った。上記の 結合反応から得られた上清に存在するIL−4活性の測定は、定量化可能な検定 方法がないため、測定できなかった。
実施例17 青色色素で染めたポリスチレンビーズ(9,64μm)へのIL−6の結合 組換え体IL−6(アムジェン、天然配列)を9.64μmの青色色素で染めた ポリスチレンビーズへ下記の方法により固定化した。
青色色素で染めたビーズの2.5%懸濁液の0.25m1から得られたべL/7 トをPBS (pH7,4,3X l 、0m1)で洗浄し、ついで実施例1で 報告したようにグルタルアルデヒドで活性化した。ついでIL−610,0μg を含有する商業的なIL−6製剤(活性1〜2X10’単位)および0.025 %H3AのPBS溶液1.0mlにビーズを懸濁した。反応混合物を室温で1夜 混合した。結合反応のあとビーズを実施例1と同様に処理し、ついで貯蔵用緩衝 液0.5IIlに懸濁し、使用時まで4℃で保った。上記の結合反応からの上溝 溶液のIL−6活性の検定は、好適な指示細胞系がないため定量化できなかった 。
実施例18 ネズミ顆粒球−マクロファージコロニー促進因子の青染色ポリスチレンビーズ( 0,93μm)への結合 組換え型ネズミ顆粒球−マクロファージコロニー促進因子(rMuGMC5F、 アムゲン)を以下の方法で0.93μm青染色ポリスチレンビーズに固定した。
0.92μm青染色ビーズの2゜5%懸濁液の0.25m1から得たペレットを PBS(pH7,40,3X1.0m1)で洗い次いでゲルタールアルデヒドで 活性化し、以下、実施例2j;記載した方法で処理した。次いでビーズを、5. 0μgの成長因子(活性5X10”単位)及びPBS中、0.025%BSAを 含む0.5mlの市販rMuGMCSF処方中に懸濁した。反応混合物を一夜、 室温で混合しt;。次いで、最終洗浄し、ビーズを0.5mlの貯蔵緩衝液中に 懸濁し、使用するまで4℃で保持した。上溝溶液のrMuGMC5Fのアッセー は、指標細胞系が入手できないために定量化ができなかつに。
実施例19 ヒト顆粒球−マクロファージコロニー促進因子の青染色ポリスチレンビーズ(0 ,93μm)への結合 組換え箆ヒト顆粒球−マクロファージコロニー促進因子(rHuGMC3F、ア ムゲン)を以下の方法で0.93μm青染色ポリスチレンビーズに固定した。0 .93μm青染色ビーズの2.5%懸濁液の0.125m1から得たペレットを PBS(pH7,40,3x1.0m1)で洗浄し、次いで実施例2に記載した ようにタルメタルアルデヒドで活性化した。次いでビーズを、3.0μgの成長 因子(活性120゜000単位)とPBS中0.025%H5Aを含む0.6m lの市販「HuGMC5F処方に懸濁した。反応混合物を一夜、室温で混合した 。
・次いで最終洗浄し、ビーズを0.5mlの保存緩衝液に懸濁し、使用するまで 4℃に保持した。上清溶液のGMC5Fアツセーは46単位(元の0.04%) を明らかにし、ヒトGMC5Fの99.9%がビーズに結合したことを示した。
実施例20 I L−3の青染色ポリスチレンピーズ(9,64μm)への結合組換えglL −3(アムゲン、天然配列)を以下の方法で9.64μm青染色ポリスチレンビ ーズに固定した。青染色ビーズの2.5%懸濁液の0.25m1から得たペレッ トをPBS(pH7,40,3X1゜0m1)で洗浄し、グルタルアルデヒドで 活性化し、以下、実施例1に記載した手段で処理した。次いでビーズをQ、4+ ++1のPBSで懸濁し、20μglL−2(活性2X10@単位)及びPBS 中0.025%)(SAを含むQ、1mlの市販IL−3処方で処理しt;。反 応混合物を一夜、室温で混合した。処理後、ビーズを0.5mlの貯蔵緩衝液に 懸濁し、使用するまで4℃で保持した。上溝液のIL−3活性アツセーは14. 144単位(元の0.70%)を明らかにし、99゜3%の!L−3がビーズに 結合したことS示した。
実施例21 9.64μm青染色ポリスチレンビーズ、0.93μm青染色ポリスチレンビー ズ;9.67μmカルボキシレートポリスチレンビーズ;6−アミノカプロン酸 、1.6−ジアミツヘキサン及び1.12−ジアミノドデカン結合手をもつ9. 67μlカルボキシレートポリスチレンビーズi1.12−ジアミノドデカン結 合手をもつ65μmカルボキシレートポリスチレンピーズ、5.29μmアミノ ポリスチレンビーズ;及びセファテックス(商標)G−10ポリデキストランビ ーズ(実施例1.2.6.7.8.9.13.14及び15参照)に固定化した 組換え型IL−2(Ala−125同族体)の試料を、固定したIL−2がIL −2保存細胞系CTLL−2、細胞傷害性T−リンノく球細胞系のインビトロ成 長を支持するか否かを測定するため試験しt二。
固定化IL−2を含むビーズの試料を、ベックマン・マイクロフェーダ中、4% 抗生物質(ファンジーバクト・ソリューシ冒ン、アーヴイン・サイエンティフィ ック、サンタ、アナ、カリホルニア)を含むRPMI−1640組織培養培地中 、懸濁及び遠心により3回洗浄した。IL−2[!i定化ビーズをRPMI−1 640培地中l;再び懸濁し、インビボ生成試験に用いた。ビーズのアリコツト を96−ウェル平底組織培養板(ファルコン$3075、ベクトン・デイキンノ ン・アンド・コンパニイ、ラザフオード・二ニージャーシイ)の個々のウェルに 加え、次いでl X I O’CTLL−2細胞(アメリカン・タイプ・カルチ ャー・フレクション、ロツクヴイル、メリーランドから得たIL−2成長依存細 胞系(TIB−214))を添加しt;。固定化IL−2を伴うセファデックス (商標)G−10ビーズは非常に不規則に形作られ、非常に速く沈澱するのでビ ーズ/細胞数を正確に測定することは不可能であった。従って、一定容量の新し くポルテックス処理したビーズを実験に用いた。IL−2固定化ビーズとCTL L−2細胞を5%CO3雰囲気で37℃インキュベーター中48時間インキュベ ートした。48時間後、1μC1の[3H]−ニミジン<ICN/<イオメディ カルス・インコーポレーション、アーヴイン、カリホルニア)を加えて、混合物 をさらに4時間インキュベートした。細胞をスカトロン細胞集器で集めて液体シ ンチシー/ヨン計数管で計数し、[3H]−チミジン結合により測定された通り に細胞成長の量が測定された。結果は表3に報告され、全ての上記固定化I L −2組合わせはCTLL−2細胞成長を支持することを示す。
実施例22 固定化IL−2(組換えを天然配列)を用いるCTLL−2細胞の成長 9.64μm青染色ポリスチレンビーズに固定した組換え型天然配列IL−2を 、IL−2依存細胞系CTLL−2のインヒドロ成長を支持するかを測定するた めに試験した。組換え型天然配列IL−2を実施例5に記載しt;ように9.6 4μmビーズ固定した。IL−2固定化ビーズを実施例21に記載したように洗 浄しアッセーツした。結果は表4に報告され、固定化組換え型天然配列IL−2 がCTLL−2細胞系を支持することを示す。
実施例23 固定化I L−2を用いるCTLL−2細胞の成長:カルボキシ基対アミン基付 着 カルボキシ基を経てIL−2に付着した1、12−ジアミノドデカンスペーサー 腕で9.67μmカルボキンレートビーズに固定した組換え方IL−2(ala −125同族体)を、IL−2依存細胞系CTLL−2のインビトロ成長を支持 するか否かを測定するために試験した。組換え型IL−2を、実施例11に記載 したようにIL−2分子上のカルボニル基によって1.12−ジアミノドデカン スペーサーをもつ9,67μmカルボキシレートビーズに固定した。固定化I  L−2ビーズを実施例21に記載したように洗浄してアッセーした。IL−2上 のカルボキシル基によって固定したIL−2を用いるCTLL−2細胞の成長は 、(実施例1に記載されるように)IL−2上のアミン基によって固定したIL −2を用いるCTLL−2細胞の成長と比較した。結果は、表5に報告され、カ ルボキシル基によってビーズに着付したIL−2はCTLL−2成長を支持し、 アミノ基によってビーズに付着したIL−2よりも活性であることを示す(図1 参照)。
実施例24 固定化ポリエチレングリコール修飾IL−2を用いるCTLL−2細胞の成長 1.12−ジアミノドデカンスペーサー基をもつ9.67μmカルボキシレート ポリエチレンビーズに固定した化学的に修飾しt;(ポリエチレングリコール) 組換え型I L−2(ala −125同族体)を、I L−2依存細胞系CT LL−2のインビトロ成長を支持するか否かを測定するために試験した。IL− 2を実施例12で略述した方法に従って化学的に修飾し、固定しI;。固定化、 化学的修飾IL−2ビーズを実施例21に記載されるように洗浄し、アツセーし た。
細胞成長の結果は表6に示され、PEG−IL−2ビーズがCTLL−2成長を 支持することを示す。
実施例25 CTLL−2細胞の成長に対する固定化組換え型]L−2の濃度依存 ポリスチレンビーズに固定した組換えff1l L−2(ala −125同族 体)の濃度(単位/ml又はmg/ml)の、CTLL−2細胞の成長に対する 影響を試験した。組換えq■L−2を実施例4に記載されるように9.64μm 胃染色ポリスチレンビーズに固定した。これらのビーズを実施例21に記載され るように洗浄し、固定した。細胞当リl及びlOビーズの濃度を用いた。これら の条件下、CTLL−2細胞の成長は濃度依存を測定した(図2参照)。
実施例26 固定化!L−2を用いるCTLL−2細胞の成長対時間固定化組換え型IL−2 (ala−125同族体)に対するCTLL−2細胞の成長を時間の関数として 測定し、可溶性IL−2に対するCTLL−2細胞の成長と比較した。組換え型 IL−2を実施例1に記載したように9.64μm青染色ポリスチレンビーズに 固定した。I L−2固定化ビーズのアリコツト(1,5及び10ビーズ/細胞 )を、96−ウェル平底組織培養板の各ウェルに加え、次いでlXI O’CT LL−2細胞(IL−2成長保存細胞系)を添加した。
固定化I L−2含有ビーズ及びCTLL−2細胞を、5%CO,雰囲気で37 ℃インキュベーターで種々の時間インキュベートした。
各時間の終りにlμCiの[”H]−チミジンを加えて混合物をさらに4時間イ ンキュベートした。細胞をスカトロン細胞収集器を用いて集めて液体シンナレー ション計数管で計数してm胞成長を測定した。
結果は、溶融I L−2(100単位/+++1及び1000単位/ml)を用 いる分析の結果と共に図3にグラフで示す。これらの結果は、固定化I L−2 を用いるCTLL−2細胞の成長は、対照、即ち可溶性IL−2を用いるCTL L−2細胞の成長と匹敵するか、又はより優れていたことを示す。lビーズ/細 胞で、成長は、24ないし120時間帯で可溶性IL−2はど劇的でないが、成 長は168時間まで安定を保つ。
実施例27゜ 循環IL−2固定化ビーズに対するCTLL−2細胞の成長9.64μm青染色 ポリスチレンビーズに固定した組換え21L−−2を、実施例1に記載したよう に製造し、実施例21に記載したように洗浄した。これらのIL−2固定化ビー ズは、再使用され、長期間細胞培養を維持する能力について試験した。IL−2 固定化ビーズのアリコツトを無菌1.5mlねじ込み口金マイクロ7ユーグ管( サーステッド・インコーホレーテッド、プリンストン、ニュージャーシイ)ニ加 え、]XIO’CTLL−2細胞とインキュベートし、5%CO!雰囲気で37 ℃インキュベーターで72時間インキュベートした。培地の幾つかにlμCiの [3H]−チミジンを加えて、混合物をさらに4時間インキュベートした。細胞 をスカトロン細胞収集器によって集め液体シンチシーシnン計数管で計数して細 胞成長を測定した。残る培養物をベツクマンマイクロフユーグで5分遠心分離し 、上清を除去した。次いでこれらの培養物を、4%抗生物質を含む1mlのRP MI−1640組織培地で5回洗浄し、激しくかき回し、遠心分離した(この操 作は、90%以上の細胞を除去する)。
5回目の洗浄後、I L−2固定化ビーズを新しい培地に再び懸濁し、新しいC TLL−2細胞を加えて2時間成長循環を繰り返した。この操作は数回繰り返し た。結果は表7に示され、これは、IL−2固定化ビーズがCTLL−2細胞の 成長を4つの72時間成長サイクルを支持したが、一方可溶性IL−2は2サイ クルの有意なCTLL−2成長を支持したにすぎなかったことを示す。
実施例28 固定化、meえ型IL−21:対するヒト末梢血リンパ球の成長固定化組換え型 I L−2(ala −125同族体)に対するヒト末梢血リンパ球(PBL’ S)の成長を試験した。組換え型」L−2を実施例1に記載したように9.64 μm青染色ポリスチレンビーズに固定した。固定化IL−2ビーズを実施例21 に記載したように製造して、以下の実験に用いた。PBL″Sを以下の方法によ り健康なドナーから分離した。リンパ球を、Leuco PREP(ベクトン・ ディキンノン・アンド・コンパニー)細胞分離培地越えに遠心分離後、ヘパリン 添加血液から分離した。粗リンパ球調整物を、4%抗生物質及び5%ヒトAB血 清(熱不活性化、ノース・アメリカン・バイオロジカルス、インコーホレイテッ ド マイアミ、フロリダ)を含むRPMI−1640組織培養培地で遠心分離す ることにより3回洗浄した。2X105PBL’Sを種々の濃度のIL−2固定 化ビーズに加えた。細胞を5%CO8雰囲気で37℃インキュベーター中種々の 時間でインキュベートした。各時間の終わりに、lμCiの[”H]−チミジン を加えて混合物をさらに4時間インキュベートした。細胞をスカトロン細胞収集 器により収集して液体シンチレ−シーン計数管で計数して細胞成長を測定した。
結果は図4にグラフで示す。本実施例は、固定化IL−2を用いるPBL’S成 長、及びPBL’Sの成長が対照の可溶性IL−2と、特に72時間培養後、等 しいかより良好であることを示す。
実施例29 可溶性組み換え!L−2または固定化I L−2により誘起されたLAK細胞活 性 固定化組み換えI L−2(ala −125同族体)上で成長させたヒトP  B L’sを、それらがリンホカイン活性化キラー(LAK)細胞活性を示すか どうかにつき測定した。ヒトP B L’Sは実施例28に記載されるとおりに 単離し、実施例1記載のとおり調製したIL−2固定化ビーズで96時間活性化 し、実施例21記載のとおり洗浄した。LAK細胞の死滅作用は、作用標的に5 62.ラジおよびダウディを用いて検定した。LAK細胞死滅検定には、文献に 報告され、ている4時間”Cr放出検定を用いた。T、L、ホワイトサイドら、 キャンサー・イムツール、イム/セラ、26巻1頁(1988年);H,F、プ ロスら、ジャーナル・オブ・クリニカル・イムノロジ−1巻51頁(1981年 )参照。新鮮なPBL’sから単離された正常NK(ナチュラル・キラー)細胞 はに652細胞を死滅するが、ラジまt;はダウディ細胞が活性化状態にある時 はそれらを死滅しない。結果は表8に示す。IL−2固定化ビーズが活性化しr = L A K細胞は、K2O2、ラジおよびダウディ細胞を死滅させた。死滅 作用は可溶性I L−2活性化LAK細胞と同等であった。
実施例30 固定化IL−2により誘起されるN K/L A K活性9.64μ「青色染色 ポリスチレンビーズ(実施例1)および65μmポリスチレンビーズ(5!施例 10)上固定した組み換えIL−2(ala−125同族体)を、エクソ・ビポ 実験でそれらがネズミのリンノ(球を刺激し、標的セルラインのナチュラル・キ リング(NK)またはリンホカイン活性化キリング(LAK)を増加したかどう かにつき測定した。すなわち、エクソ・ビポ実験は、固定化IL−2ビーズが、 可溶性IL−2がイン・ビボでLAK細胞の産生を活性化できるのと同じ方法で 、宿主の免疫系を活性化できた場合に実施し測定しt;。
実験は以下のように行った:成熟Ba1b/c雄マウス(3群、17週齢)に、 PB5200μ11可溶性組み換えIL−250000単位、9.64μm青色 ビーズ(5!施例1)に固定したIL−2200000単位または65μmビー ズ(実施例10)に固定しf: I L −21ooooo単位を腹腔内注射し た。96時間後、腹腔および牌臓から細胞を採取し、NK/LAK細胞活性を検 定した。牌細胞は、M。
H,ザローキアンら、イムツール、インペスト、15巻813頁(1986年) およびC,W、ギルバートら、ジャーナル・オブ・イムノロジ−140巻282 1頁(1988年)に報告されているように、新鮮な牌臓から調製した。NK/ LAK細胞活性は、”Crの4時間放出検定により検定したが、これも上記の参 考文献に報告されている。エクソ・ビポ実験の結果は表9にまとめている。この 結果より、可溶性IL−2は、予想通り、ネズミ牌細胞を活性化し、65μmビ ーズに固定したI L−2は、腹腔内でLAK細胞を活性化することが示唆され ている。腹腔内のLAK細胞活性は局在化してl/するようであり、癌の局部処 置の治療に有効である。
実施例31 固定化組み換えIL−4におけるヒト末梢血リンノく球の成長組み換えIL−4 は、実施例16記載のとおり9.64μm責色染色ポリスチレンビーズに固定し た。固定化IL−4ビーズは実施例21記載のとおり洗浄し、PHA(フィトヘ マグルチニン)共刺激実験に用いてT細胞増殖を誘起した。末梢血リンパ球は、 健常提供者より採取した。T細胞に富んだ分画を、ヘパリン他車から単離しフィ コール・グラジェント(LSM、 リンパ球分離用溶媒、オルガノン・テクニカ ・コーボシーシ蔚ン、デュルハム、NC)から分離したリンパ球より単離した。
粗いリンパ球は、プラスチック製組織培養フラスコ中、37℃で、加熱して不活 性化した5%ヒトAB血清を含むRPMI−1640溶媒中で1時間加温し、単 球およびその他の共刺激T細胞増殖検定に干渉する粘着性細胞を除去した。この 段階は2回繰り返した。T細胞に富む非粘着性リンパ球は、PHA共刺激増殖検 定で使用した。各ウェルに1×10″セルを加え、さらに可溶性IL−4C10 0単位/mff)、PHA(0,05,pg/mQ)、PH八へ可溶性IL−4 (100単位/mQおよび1単位/d)またはPHA+ビーズに固定したIL− 4(初期濃度0.5および1ビーズ/セル)を加えて37℃で96時間加温した 。96時間後、培養を[H”1−チミジンで4時間パルス化し、T−細胞増殖を 測定した。結果は表1Oにまとめたが、固定化IL−4ビーズはTセル増殖を刺 激し、背景の準至適PHA値を越すことが示唆される。
実施例32 固定化組み換えIL−6におけるヒト末梢血リンパ球の成長組み換え!L−6は 、実施例17に記載のとおり、9.64μm責色染色ポリスチレンビーズに固定 した。固定化I L−6ビーズは、実施例21に記載のとおり洗浄し、PHA( フィトヘマグルチニン)共刺激実験に用い、T細胞増殖を誘起した。末梢血りン バ球は健常提供者より採取した。T#!1胞に富む分画は、ヘパリン他車から単 離、しフィコール・グラジェント(L S N、 リンパ球分離溶媒)で分離し たリンパ球より単離した。粗リンパ球は、プラスチック製培養フラスコの中で、 加熱して不活化した5%ヒトAB血清を含有するRPMr−1640中37℃で 1時間加温し、単球およびその他の共刺激T細胞増殖検定に干渉する粘着性細胞 を除去した。この段階は2回繰り返した。T細胞に富む非粘着性リンパ球を、P HA共刺激増殖検定に用いた。lXl0’セルを各ウェルに加え、さらに無添加 、可溶性IL−6(too単位/a+12)、PHA(0,05mg/m12) 、PHA十可溶性IL−6(100単位/mQ8よびl単位/m(2)、または PHA+ビーズに固定したIL−6(初期濃度0.5および1ビーズ/セル)を 加え、96時間37℃で加温した。96時間後、培養は[3H]−チミジンで4 時間パルス化し、T細胞増殖を測定した。結果は表11にまとめたが、固定化I L−6ビーズはTセル増殖を刺激し、背景の準至適PHA値を越すことが示唆さ れる。
実施例33 固定化組み換えヒトGMC5FにおけるAML−193細胞の成長 0.93μ纜責色染色ポリスチレンピーズに固定した組み換えヒトGMC5F( rHuGMC5F)は、イン・ビトロでGMC5F依存性セルラインAML−1 93の成長を保持するかどうかにつき、測定した。組み換えヒトGMC5Fは実 施例19記載のとおり0.93μm青色染色ビーズに固定した。固定化組み換え ヒトGMC5Fビーズは実施例21記職のとおり洗浄した。AML−193セル ラインの成長検定は以下のとおりであった:洗浄したビーズは、96ウ工ル平底 組織培養プレートの各ウェルに加え、続いて1Xlo’AML−193細胞(ア メリカン・タイプ・カルチャー・コレクシ謄ン、ロックビル、MDから入手した IL−3/GMC5F依存性セルライン)を加えたrHuGMC3Fを固定した ビーズはAML−193細胞と一緒に、5%C02雰囲気下37℃で116時間 加温した。
116時間後、1μCiの[IH]−チミジンを加え、混合物をさらに4時間加 温した。細胞は、実施例21記載のとおりに収集した。結果は表12にまとめt ;が、固定化組み換えヒトGMC3FはAML−193細胞の成長を保持するこ とが示唆される。
実施例34 固定化111h換工I L −3ニ#lt6 AML −1931HM1tl) 成長9.64μm青色染色ポリスチレンビーズに固定した組み換えIL−3は、 イン・ビトロでIL−3/GMC3F依存性セルラインAML−193の成長を 保持するかどうかにつき、測定した。組み換えIL−3は、実施例20に記載の とおり、9.64μ回責色染色ビーズに固定した。固定化!L−3ビーズを、実 施例21に記載のとおり洗浄し、実施例33記載のとおり検定した。結果は表1 3にまとめたが、固定化組み換えIL−3はAML−193細胞の成長を保持す ることが示唆される。
実施例35 IL−1−βの響き染色ポリスチレンビーズ(9,64μ+e)への結合 組み換えIL−1−β(アムゲン)は、以下の方法で9.64μm青色染色ポリ スチレンビーズに固定した。置き染色ビーズの2.5%懸濁液0.15+Jから 得られた塊を、PBS(pH7,40,3×1゜0 mQ)で洗浄し、次に実施 例1記載のとおりゲルタールアルデヒドで活性化した。次いでビーズをPBSo 、46+n12に懸濁し、PBS中にIL−1−β8.0℃g(活性4XIO’ 単位)および0.025%HSAを含有する市販のIL−1−β調製物0−04 m0処理した。
反応混合物を室温で24時間混合した。カップリング反応に続いて、ビーズを実 施例1記載のとおり処理し、貯蔵用緩衝液(L5m(lに懸濁し、用時まで4℃ を維持した。
実施例36 IL−1−αの響き染色ポリスチレンビーズ(9,64μm)への付着 ヒト配列IL−1−α(RアンドDシステムズ)を、以下の方法で9.64μm 青色染色ポリスチレンビーズに固定した。胃色染色ビーズの2.5%懸濁液0. 20−から得られた塊をリン酸緩衝生理食塩水(PBSXpH7,40,3X1 .0m12)で洗浄し、次いで実施例1記載のとおり、ゲルタールアルデヒドで 活性化した。活性化したビ゛ −ズはPE50.42m(2に懸濁し、サイトカ イン(cytokine) 8 、 Opgおよびヒト血清アルブミン(H5A )200pgをPBS中に含有する調製物0.08dで処理した。反応混合物を 室温で24時間混合した。カップリング反応に続いて、ビーズを遠心にかけ、P BS(0、5m12)で洗浄し、次いで、実施例1記載のとおりエタノールアミ ンで処理した。次に、ビーズを0.1%ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)PB S溶液で洗浄しく3X1.Om(2)、共有結合していないサイトカイン(cy tokine)の痕跡を残らず除去するよう努めた。このように洗浄した後、ビ ーズはさらに実施例1記載のとおり処理し、貯蔵用緩衝液0.5dに懸濁し、用 時まで4℃を維持した。
実施例37 組み換えヒト顆粒球コロニー刺激因子(rHuGCSF)の響き染色ポリスチレ ンビーズ(9,64μm)への結合以下の方法で組み換えヒトGC5F(rHu GCSF、アムゲン)を、9.64μm青色染色ポリスチレンビーズに固定した 。青色染色ビーズの2.5%懸濁液0.20m12から得た塊をP B 5(p H7,40,3x]、0m4)で洗浄し、次に実施例1記載のとおりにゲルター ルアルデヒドで活性化した。活性化したビーズはPBSo、3m(+に懸濁し、 0.5μg(活性lXl0’単位)の成長因子および0.025%H3Aを0. 01M酢酸ナトリウム(pH5、4)中に含有する市販のrHuGC3F調製物 0.2−で処理しt;。懸濁液は室温で一晩混合した。
カップリング反応に続いて、ビーズは実施例1記載のとおりに処理し、貯蔵用緩 衝液Q、5m12に懸濁し、用時まで4℃を維持した。
実施例38 組み換えネズミ顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(rMuGMCS F) の青色染色ポリスチレンビーズ(0,93μm)への結合組み換えネズミGMC SF(アムゲン)は、以下の方法で0.93μm青色染色ポリスチレンビーズに 固定した。青色染色ビーズの2゜5%懸濁液0−25mQから得られた塊は、P BS(pH7,40,3×1.0m12)で洗浄は、次に実施例1および2記載 の方法で8%ゲルタールアルデヒドにより活性化した。活性化したビーズは5. 0℃g(活性5X I O”単位)のff長因子8,1:びo、025%BSA をPBS中に含有する市販のrMuGMC5F調製物0.50−に懸濁した。懸 濁液は室温で24時間混合した。カップリング反応に統いて、ビーズを実施例1 および2記載の方法で処理し、貯蔵用緩衝液Q、5m12に懸濁し、用時まで4 ℃を維持しt;。
実施例39 rMuGMC3Fの青色染色ポリスチレンビーズで(0,93μm)への共有結 合的結合/吸着 0.93μm青色染色ビーズの2.5%懸濁液0.2m12の分画2個から得ら れた塊をP B S(3X 1−Omff)で洗浄した。1つの塊(Cと標識す る)を実施例1および2記載のとおり、8.0%ゲルタールアルデヒドのPBS 溶液1.0m4で、室温で20時間活性化した。別の塊(Aと標識する)は、P BSl、0m+2に懸濁し、これも20時間混合した。両方の懸濁液を遠心にか け、塊はP E S(3X 1 、O+n4)で洗浄した。各々の塊をPBSの 0 、1 tnQ部分に懸濁し、実施例38で用いた市販のrMuGMC3F調 製物の0.4一部分(4,0μg、活性4000単位)で処理した。次に懸濁液 を室温で一晩混合し、遠心にかけ上澄を採り、貯えた。2個の塊を再度PB30 .5一部分に懸濁し、遠心にかけ、上澄を採り、最初の上澄に加えた(AIおよ びCIと標識する、両者約1 、0 mQ)。次いで塊を、実施例1記載のとお り0.5Mエタノールアミンの1.Qm12部分で処理した。上澄(A2および C2と標識する)を採り貯えた。塊は次いでPBSのl。
O一部分に懸濁し、遠心にかけ、上澄(A3およびC3と標識する)を採り貯え た。塊は0.1%SDS/PBSの1.OmQ部分に3回懸濁し、1時間混合し 、遠心にかけ、上澄(各々A4、A5、A6、C4、C5およびC6と標識する )を採り、貯えた。塊をPBSの10mM部分で洗浄し、上澄(A7およびC7 と標識した)を採り、貯えた。塊は実施例1に記載のとおり1%B S A/P  B Sで処理し、種々の上澄(各々A8、A9、Al01C8、C9およびC IOと標識する)を採り、貯えた。最後にビーズを貯蔵用緩衝液0.5dに懸濁 し、上澄と一緒に用時まで4℃を維持した。
実施例40 組み換えヒトインスリン様成長因子I(rHuILGF−1)の胃色−染色ポリ スチレンビーズ(9,64μm)への結合、組み換えヒトインスリン様成長因子 I(rHulLGF−I、ツマトメディンC,バケムより入手)は、以下の方法 で9.64μm青色染色ポリスチレンビーズに固定した。青色染色ビーズの2. 5%懸濁液0 、2 mQから得られた塊をPBS(pH7,40,3X1.O r++12)で洗浄し、実施例1記載のとおり8.0%ゲルタールアルデヒドの PBS溶液1.01で活性化した。洗浄し活性化したビーズはPBSO142+ nQに懸濁し、無菌水中市販の成長因子20.0μgを含有する溶液0.08− で処理した。懸濁液を室温で20時間混合した。
カップリング反応に続いて、ビーズを実施例1記載のとおり処理し、次いで貯蔵 用緩衝液0 、5 m(2に懸濁し、用時まで4℃を維持した。
実施例41 組み換えヒトインスリン様成長因子1[(rHuI LGF−II)の青色染色 ポリスチレンビーズ(9,64μm)への結合組み換えヒトインスリン様成長因 子11(rHul LGF−II、バケムより入手)は、以下の方法で9.64 μm青色染色ポリスチレンビーズに固定した。青色染色ビーズの2.5%懸濁液 0.2−から得られた塊をP B S(3X 1 、Od)で洗浄し、実施例1 記載のとおり8゜0ゲルタールアルデヒド/PB51.OmQで活性化した。洗 浄し、活性化したビーズはPBS0.45−に懸濁し、無菌水中12.5μgの rR長因子を含有する溶液Q、Q5mffで処理した。懸濁液は室温で24時間 混合した。カップリング反応に続いて、ビーズを実施例1記載のとおり処理し、 次に貯蔵用緩衝液0.5−に懸濁し、用時まで4℃を維持した。
実施例42 組み換えヒト腫瘍壊死因子(TNF−σ/カケクチン)の青色染色ポリスチレン ビーズ(9,64μm)への結合組み換えヒトTNF−α(アムゲン)は、以下 の方法で9.64μm青色染色スチレンビーズに固定しt;。青色染色ビーズの 2.5%懸濁液0.2mQから得られt;塊はP B S(3X l 、OmQ )で洗浄し、次に実施例1記載のとおりゲルタールアルデヒドで活性化した。活 性化に続いて、洗浄ビーズをPBS0.46m12に懸濁し、成長因子19゜2 μg(活性1.92X I O’jli位)をo、04M) リス10.1M塩 化ナトリウム緩衝液(pH8,60)中に含有する市販の組み換えヒトTNF− σ調製物で処理した。懸濁液を室温で24時間混合した◇カップリング反応に続 いて、ビーズを実施例1記載のとおり処理し、貯蔵用緩衝液0 、5 mQに懸 濁し、用時まで4℃を維持した。
実施例43 線維芽細胞成長因子ベーシック(FGFb)の青色染色スチレンビーズ(2,8 5μm)への結合 繊維芽細胞成長因子ベーンツク(アムゲン)は、以下の方法で2゜85μm青色 染色ビーズに固定した。青色染色ビーズの2.5%懸濁液0 、2 mQから得 られた塊はPBS(3X1.0m12)で洗浄し、次に実施例1記載のとおりゲ ルタールアルデヒドで活性化した。活性化に続イテ、洗浄ビー、(をPBso、 44mf2i:懸濁L、0−02 M クエ7酸ナトリウム10.1M塩化ナト リウム緩衝液(pH5,0)中成長因子30μgを含有する市販のFGFb調製 物0−06mf2で処理した。
懸濁液は室温で24時間混合した。カップリング反応に統いて、ビーズを実施例 39記載のとおり処理し、次いで貯蔵用緩衝液0.5mQに懸濁し、種々上澄と 共に、用時まで4℃を維持した。
実施例44 形質転換成長因子−β−2(TGF−β−2)の青色染色ポリスチレンビーズ( 2,85μm)への結合 TGF−β−2(RアンドDシステムズ)は、以下の方法で2.85μm青色染 色ビーズに固定した。置き染色ビーズの2.5%懸濁液0.2−より得られた塊 を、PBS(3X1.0m4)で洗浄し、次に実施例1記載のとおりゲルタール アルデヒドで処理しt;。活性化に統いて、洗浄したビーズはPBSo、35m 2に懸濁し、0.01%トライトンX−100中成長因子7.5μgを含有する 溶液、015mffで処理した。懸濁液を室温で18時間混合しt;。カップリ ング反応に続いて、ビーズを実施例39記載のとおり処理し、貯蔵用緩衝液0゜ 5tnQに懸濁し、種々の上澄と一緒に、用時まで4℃を維持しt;。
実施例45 組り換しヒトインターフェロンーσ−2人(商標ロフエロン=A)の置き染色ポ リスチレンビーズ(2,85μm)への結合組h 換、tヒトインターフェロン −α−2A(商1[ロフェロンーA10ツシュ・ラボラトリーズ)は、以下の方 法で2.85μm青色染色ポリスチレンビーズに固定した。青色染色ビーズの2 .5%懸濁液0.2mQから得られた塊は、P B S(3X 1 、OmQ) で洗浄し、次に実施例】記載のとおりゲルタールアルデヒドで処理した。洗浄し 、活性化したビーズは次いでPBS0.4m1Bこ懸濁し、塩化ナトリウム0  、9 mg、HS A Q 、 5 rtry8よびフェノール0 、3 ri gを含有する市販の組み換えヒトインターフェロン−α−2A水性調製物0.1 m12で処理した。懸濁液は室温で24時間混合した。カップリング反応に続い て、ビーズは実施例39記載のとおり処理し、貯蔵用緩衝液0゜5m12に懸濁 し、種々上澄と共に、用時まで4℃を維持した。
実施例46 組み換えヒト表皮成長因子(rHuE G F )の青色染色ポリスチレンビー ズ(0,93μLl+)への結合 組み換えヒトEGF(rHuEGF、アムゲンより入手)は、以下の方法で0. 93μm青色染色ポリスチレンビーズに固定した。青色染色ビーズの2,5%ス ラリー〇 、 2 rnQから得られた塊をPBS(3X1 、 Om+2)で 洗浄し、次に実施例18よび2記載のとおりゲルタールアルデヒドで処理した。
洗浄し活性化したビーズをPBSo、35mQに懸濁し、次にPBS(pH7, 40)中成長因子25.0μgを含有する溶液0.15mQで処理した。懸濁液 を室温で18時間混合した。
カップリング反応に続いて、ビーズを実施例1および2記載のとおり処理し、次 いで貯蔵用緩衝液Q 、 5 ll1(lに懸濁し、用時まで4℃で維持した。
実施例47 組み換えヒト血小板由来成長因子(rHuP D G F )の冑色染色ボリス チレンビーズ(2,85μm)への結合組み換えヒトPDGF(rHuPDGF 、バケムより入手)は、以下の方法で2.85μm青色染色ポリスチレンビーズ に固定した。青色染色ビーズの2.5%懸濁液0.2−より得られた塊を、PB S(3X1.0ml2)で洗浄し、次に実施例1記載のとおりゲルタールアルデ ヒドで処理した。活性化に続いて、洗浄したビーズをPBS0.35−に懸濁し 、無菌水中成長因子15,0μgを含有する溶液0.15m1+で処理した。懸 濁液を室温で20時間混合した。カップリング反応に続いて、ビーズを実施例1 記載のとおり処理し、次いで貯蔵用緩衝液0 、5 m(lに懸濁し、用時まで 4℃で維持した。
実施例48 組み換えヒトエリトロポイエチン(rHuE P O)のコーバインドM ・ウェル・ストリップスへの結合 組み換えヒトエリトロポイエチン(rHuEPO)は、0.025MHEPES 緩衝液中50%グリセロールから成る500単位活性/m12の溶液を含有する 液体調製物として、アムゲンより入手しt;。
M コーバインド ・ウェル・ストリップスのストリップスは、表面を化学的に変化 (すなわち活性化)させてタンパクと共有結合するようになっており、これはマ イクロ・メンブランズ・インコーポシーティッド、ニューアーク、ニューシャー シー州より入手した。
8−ウェル・ストリップの4個のウェルは、以下のように充てんしたニ ストリップを被覆し、35℃で3時間加温した。上澄A−Dを採り、残存活性検 定用に貯えた。ウェルは緩衝液(2XO,1mQ)で洗浄し、次に用時調製した 1%BSA/FB30.2d部分で処理し、再度35℃で1時間加温した。これ らの上澄は捨てた。次にウェルは1%フンギゾーンを含有するRPMI−764 0組織培養溶媒で完全に洗浄(3X 0.2ml2)L、同じ液で充てんした。
ストリップは被覆は、用時まで4℃を維持しt;。
実施例49 固定化組み換えIL−1−βポリスチレンビーズで刺激したLBRM、TG6細 胞から産生じたIL−2を用いたCTLL−2細胞の成長 9.63μm青色染色ポリスチレンビーズに固定した組み換えIL−1−βは、 ミズミリンパ腫セルラインLBRM、TG6(アメリカン・タイプ・カルチャー ・コレクシ薦ン・カンパニー、ロックビル、MD)のIL−2合成を誘起し、そ のIL−2をIL−2依存性セルライン中で検定した。固定化IL−1−βビー ズは実施例21記載のとおり、懸濁液で3回洗浄し、遠心にかけた。IL−1− βビーズは、準至適濃度のPHA[7(トヘマグルチニンP1ウェルカム・7ア ウンデーシJン、ダンフォード、イングランド](10μg/m(i)と−緒に 、イスコブのMEM(フィタッ力−M、A、バイオプロダクツ、ワルカースビレ 、MD)loom(+中の5X10’LBRM、TG6細胞に加え[J 、W、 ラリツクら、J、イムツール・メソッズ、79巻39頁(1985年)]、5% CO2雰囲気下37℃で48時間加温した。反応は、LBRM、TG6細胞を4 ℃のところに24時間置くことによって止めた。次にLBRM、TG6細胞上澄 50μQ部分を採り、新鮮なCTLL−2細胞50μaに加えた。放出された可 溶性IL−2は、それがCTLL−2,細胞の成長を保持した場合に検定して測 定した。CTLL−2細胞の成長は、I L−2濃度に依存し、取り込み、およ びテトラゾリウム塩MTT(3−(4゜5−ジメチルチアゾール−2−イル)− 2,5−ジフェニルテトラゾリウム・ブロマイド)の酸化により測定した[T、 モスマン、ジャーナル・オブ・イムツール・メス、65巻55頁(1983年) ;並びにM、B、ハンセン、S、E、二−ルノンおよびに、ベルブ、ジャーナル ・オブ・イムツール・メス119巻203−210頁(1989年)]。結果は 表14にまとめたが、IL−1−βビーズがLBRM。
TG6細胞から可溶性IL−2の放出を活性化し、LBRM、TG6により放出 されたIL−2がI L−2依存性CTLL−2細胞の成長を保持することが示 唆される。
実施例50 ポリスチレンビーズに固定した組み換えIL−1−aがL B RM。
TG6のIL−2産生を促す。
9.64μm責色染色ポリスチレンビーズに固定した組み換えIL−1−、は、 ネズミリンパ腫セルラインLBRM、TG6(アメリカン・タイプ・カルチャー ・コレクシクン)にIL−2合成を促し、そのIL−2をIL−2依存性CTL L−2セルラインで検定した。
ヒト配列IL−1−σを、実施例36記載のとおり9.64μm責色染色ポリス チレンビーズに固定した。固定化IL−1−σビーズを実施例21記載のとおり 3回洗浄した。IL−1−αビーズを、PHA[フィトヘマグルチニンP1ウェ ルカム・ファウンデーション、ダンフォード、イングランド](10μg/mの と共に、イスコブのMEM100μ4中(7)5X I O’LBRM、TG6 4:加、t、5 % CO!雰囲気下37℃で48時間加温した。反応は、LB RM、TG6細胞を4℃のところへ24時間置くことによって止めf:。次に、 LBRM、TG6細胞上澄50pQを採り、新鮮なCTLL−2細胞50μQに 加えた。放出した可溶性IL−2を実施例49記載のとおり検定した。結果は表 15にまとめるが、IL−1−αビーズがLBRM、TG6細胞から可溶性IL −2の放出を活性化し、LBRM、TG6細胞により放出されたIL−2はIL −2依存性CTLL−2細胞の成長を保持することが示唆される。
実施例51 固定化組み換えヒ1−GC5FにおけるAML−193細胞の成長9.64μm 責色染色ポリスチレンビーズに固定しt;組み換えヒトGCSF(rHuGCS F)は、イン・ビトロで成長因子(GC3F)依存性セルラインAML−193 (アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクシラン)の成長を保持する場合に、 測定した。組み換えヒトGC3Fは実施例37記載のとおり9.64μm青色染 色ポリスチレンビーズに固定した。固定化rHuGC5Fビーズを実施例21記 載のとおり洗浄した。AML−193セルラインの成長検定は以下のとおりであ る。洗浄したビーズを実施例33記載のとおり96ウ工ル平底組織培養プレート の各ウェルに加え、続いてAML−193細胞lXl0’加えた。rHuGCS Fを固定したビーズをAML−193細胞と一緒に5%CO3雰囲気下37℃で 116時間加温した。次いで[3H]−チミジン(1μCi)を各ウェルに加え 、混合物をさらに4時間加温した。細胞を実施例21記載のとおり収集した。
結果は表16にまとめるが、固定化組み換えヒ!−GC9FがAML−193細 胞の成長を保持することが示唆される。
実施例52 0.93μmポリスチレンビーズに固定した組み換えネズミGMC5F(rMu GMCSF)がBDF1マウスの顆粒球形成を刺激する0、93μm青色染色ポ リスチレンビーズに固定した組み換えネズミGMCSF(rMuGMCSF)は 、BDF lマウスの顆粒球形成を刺激する。組み換えネズミGMC3Fを、実 施例38記載のとおり0.93μm青色染色ポリスチレンビーズに固定した。固 定化r M u GMC3Fビーズは、可溶性rMuGMcSFと同様、注射後 のマウス末梢血の顆粒球形成を刺激する。イシダら、アクタ、ヘマトロジ力。
8巻1頁(1988年)は最近、可溶性GMC3FI回注射の後、0MC3Fが マウス末梢血の顆粒球形成を刺激すると報告した。これらの実験を、固定化rM uGMC5Fがイン・ビポで活性である場合に、固定化rMuGMC9Fを用い て繰り返した。BDF lマウスに可溶性rMuGMC5F(20単位、腹腔内 注射)かまたは固定化rMuGMC3F(50単位、血管内注射)のどちらかを 注射した。末梢血はBDFlマウスの後部眼窩洞から、0.6.12.24.4 8.72および96時間に採取し、全血球算定から好中球数(PMN)/mI2 を測定した。結果は図5に示したが、固定化rMuGMCSFはイン・ビポで活 性であることが示唆される。さらに、結果よりビーズはPMNの産生を数(約2 倍増加)および速度(12時間で最高、以vk減少し24〜48時間以内に初期 値に達する)において刺激し、可溶性rMuGMC5Fに匹敵することが示唆さ れる。
実施例53 0.93μmポリスチレンビーズに固定しt;組み換えネズミGMC5F(rM uGMC5F)がシクロホスファミド処理BDF lマウスの顆粒球形成を刺激 する 0、93μm青色染色ポリスチレンビーズに固定した組み換えネズミGMC3F (rMuGMC9F)は、シクロホスファミド処理したマウスの顆粒球形成を刺 激する。組み換えネズミGMC3Fを、実施例38記載のとおり、0.93μm 青色染色ポリスチレンビーズに固定した。固定したrMuGMC9Fビーズは可 溶性rMuGMC5F同様、注射後マウス末梢血の顆粒球形成を刺激する。イシ ダら、アクタ、ヘマトロジ力、8巻1頁(1988年)は最近、マウスにシクロ ホスファミド1回注射して、マウスのリンパ球を枯渇した後、GMCSFがマウ スの末梢血で顆粒球形成を刺激することが報告されt;。
GMCSFを繰り返し投与することにより、これらのマウスのリンパ球数は、未 処理マウスより2−3日早く回復することができる。
固定化rMuGMC5Fはイン・ビボで活性を示す(実施例52)ので、シクロ ホス7アミド処理マウスに可溶性rMuGMC3Fかまたは固定化rMuGMC 5Fのどちらかを投与し、rMuGMC5Fの好中球数に及ぼす効果を測定した 。実験計画は以下のとおりである。0時に、BDFIマウスにシクロホスファミ ド(250+xg/kg体重)を注射し、好中球セル数を枯渇した。24時間後 、可溶性rMuGMC5F(12時間毎に6日間、2単位を腹腔内注射;または 1.3および5日に2単位を血管内注射)または固定化rMuGMC3F(1, 3および5日に2単位を血管内注射)を投与した。0.3.5.7および9日に BDF 1マウスの後部眼窩洞より末梢血を採取し、全血球算定から好中球数( PMN)7mI2を測定しt;。結果は図6に示すが、固定化rMuGMC5F はイン・ビボで活性であることが示唆されるOさらに、rMuGMC5Fビーズ はPMN産生を数および速度において刺激し、これは可溶性rMuGMC3Fに 匹敵する。
実施例54 共有結合したrMuGMC5Fポリスチレンビーズはサイトカイン活性を保持す るが、吸収されたrMuGMCSFポリスチレンビーズはサイトカイン活性を保 持しない 0.93μm青色染色ポリスチレンビーズに共有結合的に付着し!二組み換え不 ズミGMC5F(rMuGMC5F)は生物学的活性を保持する(すなわち、D AI−E5細胞の成長を促進する)が、0.93μm青色染色ポリスチレンビー ズに吸収されf:rMuGMcSFは生物学的活性を保持しない(すなわち、D A l −E 5細胞が成長しない)。共有績した、および吸収されたrMuG MCSF青色染色ポリスチレンビーズは実施例39記載のとおり調製し、洗浄し た。実施例21記載の検定を行う前に、ビーズを3回洗浄した。IL−3/GM C3F/EPO依存性セルラインチあるDAI−E5細胞は、ドクター・ラリ− ・ギルバート、アルタ大学、エドモントン、アルペルタ、カナダから入手し、r MuGMC5Fの可溶性部分および(共有結合または吸収された)固定化rMu GMC3Fビーズ部分の両方の検定に用いた。rMuGMC5F検定は以下のと おりである。DAl−E5細胞(IXIOつを可溶性rMuGMC5Fまたは( 共有結合または吸収された)固定化rMuGMCSFのどちらかを実施例21記 載のとおり48時間加温した。M T T t f:、は[3H]−チミジンl μCiのどちらかを加えた。混合物をさらに4時間加温した。細胞は実施例21 記載のとおり回収した。ポリスチレンビーズをドデシル硫酸ナトリウム(SDS )で洗浄したとき、吸収されたrMuGMC5Fをとり出した(rM7)。これ らのビーズはもはや生物学的活性を保持しなかった。しかし共有結合したrMu GMC5Fは、SDSで洗い流されなかった。これらのビーズは生物学的活性を 保持した。
この結果は表17にまとめる。
実施例55 9.63μm青色染色ポリスチレンビーズに固定しI;組み換えヒトインスリン 様成長因子−1(rHulLGF−1)は粗リンパ球調製物を刺激し血清無添加 溶媒で増殖する 組み換えヒ)ILGF−1は、実施例40記載のとおり9.63μm青色染色ポ リスチレンビーズに固定した。固定化rHulLGF−1ビーズを実施例21記 載のとおり洗浄した。シムフら、アクタ・エンドクリノロシカ102巻21頁( 1983年)は、ILGF−1はレクチン共刺激と組み合わせると、血清無添加 溶媒においてリンパ球の成長を促すことができると報告している。組み換えヒト ILGF−1活性は以下のように検定した:RPMI−1640組織培養溶媒]  00ttQ、5μg/m12PHAs O,25%低内毒素BSAおよび可溶 性rHulLGF−1かまたは固定化rHulLGF−1ビーズのどちらかを含 む96ウ工ル平底組織培養プレートの各ウェルにリンパ球lXl0’を加えた。
混合物を37℃で48時間加温した。
次に[”H]−チミジンlμCi/ウェルを加え、混合物をさらに18時間加温 した。細胞は実施例21記載のとおり回収しI;。結果は表18にまとめる。こ れよりポリスチレンビーズに固定化されたrHuILGF−1は、血清無添加溶 媒中PHA共刺激検定において、リンパ球の成長を誘起することが示唆される。
実施例56 9.63μm青色染色ポリスチレンビーズに固定した組み換えヒトインスリン様 成長因子(rHuI LGF−n)が血清無添加溶媒中粗リンパ球調製物を刺激 して増殖する。
組み換えヒ)ILGF−Ifは、実施例41記載のとおり9.63μm青色染色 ポリスチレンビーズに固定した。固定化rHuG F −Ifビーズを実施例2 1記載のとおり洗浄した。実施した検定は実施例55で記載しt;とおりである 。結果は表19にまとめるが、固定化rHuILGF−nビーズは血清無添加溶 媒中のPHA共刺激検定において、リンパ球の成長を誘起することが示唆される 。
実施例57 固定化組み換えヒトIll瘍壊死因子(TNF−a)がネズミLM細胞を死滅す る 9、64μm青色染色ポリスチレンビーズに固定した組み換え腫瘍壊死因子α( TNF−σ)は、72時間死滅検定でネズミLM細胞を死滅する。組み換えTN F−tを実施例42記載のとおり9.64μm青色染色ポリスチレンビーズに固 定した。固定化TNF−aビーズを実施例21記載のとおり3回洗浄した。TN F−σ死滅をネズミLM細胞(アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション )を用いて検定した。検定は以下のとおりであった。可溶性TNF−σか固定化 TNF−aのどちらかを96−ウェル平底組織培養プレートの各ウェルに加え、 ざらにlXl0’LM細胞を加えた。混合物を72時間加温しt;。次に、死滅 をlμCi[H’]−チミジンを各ウェルに加えるかまたはMTTを加えること により検定し、混合物をさらに4時間加温した。チミジン標識した細胞を実施例 21記載のとおり収集した。MTT標識した細胞をイソプロピルアルコールI; 固定し、MTT取り込み量を59On+mでの吸収の読みにより、測定した。結 果を表20にまとめt;が、固定化TNF−aは、チミジンの取り込み、MTT の取り込みおよび酸化を阻害することを示唆し、このことは細胞死を示す。
実施例58 2.85μmポリスチレンビーズに固定した線繊芽細胞成長因子ベーシック(F GFb)が成長因子枯渇溶媒中ネズミ3T3細胞の成長を誘起する 固定化FGFbは成長因子枯渇溶媒中ネズミ3T3細胞の成長を刺激する。実施 例43により調製した固定化FGFbビーズを、実施例21記載のとおり懸濁液 により3回洗浄し、遠心にかけた。ネズミ3T3細胞(アメリカン・タイプ・カ ルチャー・コレクシジン)は、本明細書に参考として添付したゴスポダロウクッ 、不一チャー249巻123頁(1974年)に−告されているとおり、抗生物 質および10%子ウシ血清(aS)を含む1.2−ジメトキシエタン(DME) 溶媒中成長した。3T3細胞はトリプシン化により単離し、10%cs加DEM 溶媒中600かまたは2000セル/ウエル(96−ウェルプレート)で置いた 。3T3細胞を37℃で一晩加温しt;。
翌朝ウェルを3回洗浄し、0.4%as含有DEM溶媒中に再懸濁し、さらに2 4時間加温して細胞および溶媒の成長因子を枯渇した。24時間後、0.4%c s含有DEM溶媒中、可溶性FGFb、固定化FGFbまたは10%csのいず れかを各ウェルI;加え、3T3細胞をさらに24−48時間加温した。次に細 胞をIμCi/ウェルの[3H]−チミジンで標識し、さらに16時間加温しj ;。結果は表21に示す。これより固定化FGFbビーズは可溶性FGFbに匹 敵する値まで373細胞の成長を刺激することが示唆される。
実施例59 2.85μmポリスチレンビーズに固定しI;形質転移成長因子β−2(T G  F−β−2)が成長因子枯渇溶媒中NHK−49F細胞の成長を誘起する。
固定化TGF−β−2は、成長因子枯渇溶媒中NHK−49F細胞の成長を刺激 する。実施例44の方法により調製した固定化TG遠心にかけた。NHK−49 FMi胞(アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクシジン)は、本明細書に参 考として添付したアソインら、ジャーナル・オプ・バイオロジカル・ケミストリ ー258巻71525頁(1973年)に報告されたとおり、抗生物質および1 0%子ウシ血清(cs)を含むDEM溶媒中成長した。NHK−49F細胞をト リプシン化により単離し、10%cs1Jr)DEM溶媒中5X10’セル/ウ ェル(96ウエルプレート)の濃度で置いた。細胞は5%co2雰囲気下37℃ で一晩加温し、次に0.2%cs含有DEM溶媒中2回洗浄した。溶媒は0.2 %cs加DEM100p12で置き換え、細胞を上記のとおり3−4日間加温し 、溶媒の成長因子を枯渇した。NHK−49F細胞が合わせて約75%に達した とき、可溶性TGF−β−2as固定化TGF−β−2aまたはlO%csを各 ウェルに加え、NHK−49F細胞をさらに17時間加温した。次にlμCi[ H1〕−チミジンをウェルに加え、細胞をさらに4時間加温した後、実施例21 記載のとおり回収した。結果は表22にまとめる。固定化TGF−β−2ビーズ は成長因子枯渇溶媒中NHK−49F細胞の成長を刺激することが示唆される。
実施例60 固定組換え体ヒトインターフェロンーアルファー2aがインターフェロン感受性 ヒーラS3セルラインを死滅させる固定組換え体ヒトインターフェロンーアルフ ァー2aがインターフェロン感受性ヒーラS3セルラインを死滅させた。2.8 5μm青色染色ポリスチレンビーズに固定した組換え体ヒトインターフェロンー アルファー2a (INF−アルファー2a)はヒト上皮がんセルラインヒーラ S3中〔H3]−チミジンの取り込みを阻害する(すなわちヒーラS3を死滅さ せる)。組換え体INF−アルファー2aを実施例45に記載したように2.8 5μm青色染色ポリスチレンビーズに固定した。固定INFNチーファー2aビ ーズを実施例21に記載したように3回洗浄した。INF−アルファー2a死滅 をヒト上皮がんセルラインヒトS3(アメリカン・タイプ・カルチャー・コレク ション)を使用して検定した。INF−アルファー2aは[”H]−チミジンの 取り込みを遮断し、細胞壊死を導く。検定は次の通りである。可溶性INF−ア ルファー2aまたは固定INF−アルファー2aのいずれかのアリコートを96 −ウェル平底組織培養プレートに個々のウェルを加え、続いてlXl0’ヒーラ S3細胞を加えた。INF−アルファー2aまたは可溶性INF−アルファー2 aのビーズを48または72時間インキュベートし、この間に[3H]−チミジ ン1μCiを各ウェルに加え、混合物をさらに4時間インキュベートした。細胞 を実施例21に記載したように収集した。結果は第23表に示され、固定INF −アルファー2aがヒーラS3腫瘍細胞のチミジンの取り込みを阻害し、壊死を 導くことを示している。
実施例61 0.93μmポリスチレンビーズをに固定した組換え体ヒト表皮成長因子はNR K−49F細胞を血清なしで成長させる0 93μm青色染色ポリスチレンビー ズに固定した組換え体ヒト表皮成長因子(rHuEGF)はNRK−49F細胞 を血清なしで成長させる。組換え体ヒトEGFを実施例46に記載したように0 .93μm青色染色ポリスチレンビーズに固定した。固定rHuEGFビーズを 試験例21に記載したように3回洗浄した。血清はインビトロで細胞が成長する のに必要な多くの成長因子を含んでいる。NRK−49F細胞の検定方法は、次 の通りである。NRK−49F細胞を10%うし血清(CS)を加えたDMEM  (ダルベコズ・モディファイド・イーグル培地、ホワイタカー・M、A、パイ コプロダクツ)培地で維持した。NHK−49F細胞を96−ウェル平底組織培 養プレートにウェルあたり5X103細胞で乗せ、10%O8で24時間インキ ュベートした。細胞を血清なしの培地で洗浄し、血清なしのDMEMを補充した 。可溶性rHuEGFまたは固定rHuEGFのいずれかのアリコートを個々の ウェルに加え−た。rHuEGFのビーズまたは可溶性rHuEGFを24また は48時間インキュベートした。成長を各ウェルに1μCiを加えて測定し、混 合物をさらに6時間インキュベートした。細胞を実施例21に記載されたように 収集した。結果は第24表示され、固定rHuEGFがマウスNHK−49F成 長を誘導することを示している。
実施例62 2.85μmポリスチレンビーズに固定した組換え住血小板誘導成長因子は血清 なしで成長するマウス3T3細胞を誘導する2、85μmポリスチレンビーズに 固定した組換え住血小板誘導成長因子(rHuPDGF)は血清なしで成長する マウス3T3細胞を誘導する。組換え体ヒトPDGFを実施例47に記載したよ うに2.87μm青色染色ポリスチレンビーズに固定した。固定rHuPDGF ビーズを試験例21に記載したように3回洗浄した。血清は細胞がインビトロで 成長するのに必要な多(の成長因子を含んでいる。はとんどの細胞はこれらの成 長因子が枯渇すると成長しない。マウススイス3T3は上記セルラインであり、 アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクションから入手可能である。検定方法 は次の通りである。スイス3T3細胞を10%うし血清(C8)を加えたDEM E培地で維持した。3T3細胞を96−ウェル平底組織培養プレート中ウェルあ たりlXl0’細胞でプレートし、全面培養になるまで成長させた。培地を2% C8に変えると、3T3細胞は生育するが成長しなかった。成長因子を加える前 に、細胞を血清なしのDMEMで2%O8がなくなるまで洗浄し、血清なしのD MEMを補充した。可溶性rHuPDGFまたは固定rHuPDGFを個々のウ ェルに加えた。成長を各ウェルに[3H]−チミジン1μC】を加えて測定し、 混合物をさらに6時間インキュベートした。細胞を実施例21に記載したように 収集した。結果は第25表に示され、固定rHuPDGFはマウス3T3細胞成 長を誘導することを示している。
実施例63 Co−Bincl(商標)ポリスチレンプレートに固定した組換え体ヒトエリス ロボイエチンによるDAl−E5細胞の成長Co−Bind(商標)ポリスチレ ンプレートに固定した組換え体ヒトエリスロポイエチン(rHuEPo)はEP O/IL−3依存DAD、−E5細胞の成長を誘導する(実施例54参照)。組 換え体ヒhEP○を実施例48に記載したようにCo−Bind(商標)ポリス チレンプレートに固定した。固定rHuEPoを含むつ工ルをIX PBSで5 回洗浄し、続いて10%熱−不活性化血清を含むイスコープのMEMで5回洗浄 し、その後10%血清を含むIMDMo、050m1で満たした。1xlo’細 胞を固定rHuEPOまたは可溶性rHuEPoを含むウェルに加えた。細胞を 48時間インキュベートした後、MTTまたは[3H]−チミジン1μC1を各 ウェルに加え、混合物をさらに4時間インキュベートした。結果は第26表に示 され、固定rHuEPoがEPO/IL−3依存DAI−E5細胞に成長を誘導 することが示されている。
実施例64 組換え体ヒトガンマーインターフェロンのCo−Bind(商1jl)ウェルス トリップへの結合 組換え体ヒトガンマーインターフェロン(rHu I FN−ガンマ)を、lX 10’U/ml (2,5X10”U/mg)を含む液体製剤としてマサチュー セッツ州、ボストン、ゲンザイムから入手した。この溶液のアリ:+ −ト(0 ,02m1.2X10’U)をPBS2m]で希釈して、貯蔵溶液をI X 1 0’U/m ]にした。]8−ウェルストリップ4のウェルを以下に示すように 満たした。
rHu IFN−ガン7 PBS、mlウェル ml 単位 、A O,110000,1 B O,055000,15 CO,011000,19 D 0.005 10 鉤195 ウェルを満たした後、ストリップを覆い、37℃で3時間インキュベートし、正 確に実施例48に記載したように処理した。PBSで徹底的に洗浄し、ウェルを PBSで満たし、ストリップを覆い、使2用するまで4℃で放置した。
実施例65 組換え体ヒトガンマーインターフェロンの生物学的活性ヒト末梢血液単球をヘパ リン化シリンジへの採血から分離し、46%バーコルにュージャージー州、ネワ ーク、ファルマシア社)で勾配遠心により単離した。単球を界面から単離し、り ん酸緩衝食塩水で3回洗浄し、m】あたりI X 10’細胞の濃度になるまで 5%ヒトAB血清を含むRPMI−1640培地中再懸濁した。実施例67のよ うに固定した4種のウェルガンマ−インターフェロンを含むCo−bind(商 標)ストリップをりん酸緩衝食塩水で3回洗浄し、2%フンギーバクトを含むR PMI−1640培地で3回洗浄し、無菌ガーゼで拭いた。各ウェルにO,1r nl容量の1×105単球を加えた。可溶性ガンマ−インターフェロンを、固定 ガンマ−インターフェロンを含まないウェルに加えた。培養物を24時間インキ ュベートし、培地0.1mlを取り除き、市販のエリザキットを使用して腫瘍壊 死因子産生を検定した。第27表に示された結果は、固定ガンマ−インターフェ ロンに生物学的活性があることを示している。
本発明を様々な具体的および好ましい態様および技術に基づいて記載した。しか しながら、多くの変更および修正を本発明の精神および範囲内においてなし得る ことが明らかである。
第1表 族 メンバー 上皮成長因子(EGF) 上皮成長因子腫瘍増殖因子アルファ (TGF−アルファ) ワクシニア成長因子(VGF) うさぎ線維腫形成因子(SFGF) 粘液層成長因子(MGF) アンフィレグリン(AR) 血小板由来成長因子 PDGF−AA (PDGF) PDGF−AB PDGF−BB 腫瘍増殖因子ベータ TGF−ベータ1(TGF−ベータ) TGF−ベータ2 TGF−ベータ3 TGF−ベータ4 インヒビン ミュラー阻害物質(MIS) 骨形態蛋白(BMP’s) 繊維芽細胞増殖因子(FGF) 酸性FGF塩基性FGF hst遺伝子生成物 1nt−2遺伝子生成物 インスリン様成長因子(IGF) IGF−Iレラキサン 特表千4−503607 (41) 分あたりの分解率(DPM’sx 10−3)分あたりの分解率(D PM’  sX 10−3)分あたりの分解率(DPM’5X10−”)分あたりの分解率 (DPM’5X10−リ時間(時) FIG、 5A “時間(時) FIG、 5B 末梢血液のPMN 1μ青色ビーズと結合したrMuGMC3F残余パーセント! 2;0 −5c′″l J′u1 (71−J ロ ロ 0oooo ロ oo oo。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 1、特許出願の表示 PCT/US90101o31 、発明の名称 固定化サイトカイン類 3、特許出願人 名称 イムノセラビューティックス・インコーホレイテッド4、代理人 住所 〒540 大阪府大阪市中央区域見2丁目1番61号ツイン21MIDタ ワー内 電話(06)949−12611991年7月26日 6、添付書類の目録 (1)補正書の翻訳文 1 過 成長因子とも呼ばれる一群のサイトカインは、それらの生物活性の中でも、走化 的活性、上皮細胞および線維芽細胞の増殖、成長および分化、マトリックス形成 および軟骨形成の刺激並びに管形成(血管形成)を含む創傷治癒および組織修復 に対する陽性または陰性調節作用を有する。多数の生物活性蛋白質がこの領域内 で報告され、分類原則に従ってそれらの生物学的作用およびアミノ酸配列相同性 に基づき群および種類に分類されている(下記表1に示されている通り)。この 群のサイトカインは組織修復に関与するが、それらは他の生物学的作用を有する 。さらに、他のサイトカイン類、例えば免疫応答を調節するインターロイキン− 1およびインターロイキン−3もまた組織修復に対する作用を有する。
表皮成長因子(EGF)は、腫よう増殖因子(TGF)アルファ、アンフィレグ リンおよびワクシニア成長因子を含む一群の構造的に関連した蛋白質の重要な代 表的構成員である。ヒトEGFは最初尿から単離され、それが胃液分泌を阻止し 得ることからウロガストロンと命名された(H,グレゴリ−1「ネイチャー」、 257.325(1態がある。J 、M、ウォズネイおよびV、ローゼン等、「 サイエンス」、242.1528(1988)参照。
繊維芽細胞成長因子(FGF)は、14−18キロダルトンの単鎖蛋白質である 。2種の充分に特性確認された形態は、脳および下垂体から単離された塩基性F GF、並びに脳および網膜から単離された酸性FGFである。塩基性FGFは、 大部分の系において、酸性FGFよりも安定し、10倍の効力を有する。FGF の両形態は、同じレセプターに結合し、中胚葉起源の細胞、例えば線維芽細胞、 血管内皮細胞、血管平滑筋、筋芽細胞、軟骨細胞および骨芽細胞に対して細胞分 裂促進性を示す。F、エシュおよびA、ベアド等、「プロシーディンゲス・オブ ・ザ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシーズ・オブ・ザ・ユナイテッ ド・ステーツ・オブ・アメリカ」、82.6507(1985)参照。1nt− 2およびhstプロト−騰よう遺伝子の生成物もまた、FBF群の構成員として 含まれる。
(C,ディクソンおよびG、ピータース、「ネイチャー」、326.833(1 987)参照)。
ツマトメディンCとしても知られているインシュリン様成長因子1(I LG− 1)およびインシュリン様成長因子11(ILG−11)は、血清から最初に精 製され、軟骨へのスルフェート取り込みの刺激、インシュリン様活性および増殖 刺激活性の3つの生物活性を共有する若干の因子に関する現行の名称を代表する 。肝臓および線維芽細胞は循環性インシュリン様成長因子の主たる供給源である が、本質的に全ての組織がそれらを生産することが示された。
また、インシュリン様成長因子は、それらの生物活性の中でも、グルコース代謝 を刺激し、線維芽細胞、セルトリ細胞、胎児脳細胞、筋芽細胞、レンズ上皮、す い臓ベータ細胞、レクチン刺激リンパ球、および血小板誘導成長因子と「反応能 をもつ」状態になった後密度阻止されI:Ba1b/c 3 T 3細胞のDN A合成および細胞増殖を刺激することが示された。(R,C,バクスター、Ad v、 CIin、 Chem、、25.50(1986)参照)。
サイトカイン類は、それら自体複合体であり、サブユニットを構成し得る細胞表 面レセプターと反応する。サイトカインの一部分は、ンビーズ;1.12−ジア ミノドデカン結合手をもつ65μmカルボキシレートポリスチレンビーズ;5. 29μmアミンポリスチレンビーズ;及びセファテックス(商標)G−10ポリ デキストランビーズ(実施例1,2.6.7.8.9.13.14及び15参照 )に固定化した組換え型I L−2(Ala −125同族体)の試料を、固定 したIL−2がI L−2保存細胞系CTLL−2、マウス細胞傷害性T−リン パ球細胞系ATCC#TI B−214のインビトロ成長を支持するか否かを測 定するため試験した。
固定化I L−2を含むビーズの試料を、ベックマン・マイクロフェーダ中、4 %抗生物質(ファンジーバクト・ソリューション、アーゲイン・サイエンティフ ィック、サンタ、アナ、カリホルニア)を含むRPMI−1640組織培養培地 中、懸濁及び遠心により3回洗浄した。!L−2固定化ビーズをRPMI−16 40培地中に再び懸濁し、インビボ生成試験に用いた。ビーズのアリコツトを9 6−ウェル平底組織培養板(ファルコン#3075、ペクトン・デイキンノン・ アンド・コンバニイ、ラザ7オード拳ニュージャーシイ)実施例29 可溶性組み換えI L−2または固定化IL−2により誘起されたLAK細胞活 性 固定化組み換えI L−2(ala −125同族体)上で成長させたヒトP  B L’sを、それらがリンホカイン活性化キラー(LAK)細胞活性を示すか どうかにつき測定した。ヒトPBL″Sは実施例28に記載されるとおりに単離 し、実施例1記載のとおり調製したIL−2固定化ビーズで96時間活性化し、 実施例21記載のとおり洗浄した。LAK細胞の死滅作用は、作用標的に562 、ラジおよびダウディを用いて検定した。LAK細胞死滅検定には、文献に報告 されている4時間”Cr放出検定を用いた。T、L、ホワイトサイドら、キャン サー・イムツール、イム/セラ、26巻1頁(1988年);H,F、プロスら 、ジャーナル・オブ・クリニカル・イムノロジ−1巻51頁(1981年)参照 。新鮮なPBL″Sかも単離された正常NK(ナチュナル・キラー)細胞はに6 52細胞(ATCC#CCL−243ヒト慢性骨髄性白血病)を死滅するが、ラ ジ(ATCC#CCL−86ヒトバーキツトリンパl1l)またはダウディ細胞 (ATCC#CCL−213ヒトバーキツトリンパ腫)が活性化状態にある時は それらを死滅しない。結果は 再度35℃で1時間加温した。これりの上澄は捨てた。次にウェルは1%フンギ ゾーンを含有するRPMI−7640組織培養溶媒で完全に洗浄(3X 0.2 m4)L、同じ液で充てんした。ストリップは被覆は、用時まで4℃を維持した 。
実施例49 固定化組み換えIL−1−βポリスチレンビーズで刺激したLBRM、TG6細 胞から産生じたIL−2を用いたCTLL−2細胞の成長 9.63μm青色染色ポリスチレンビーズに固定した組み換えIL−1−βは、 ミズミリンパ腫セルラインLBRM、TG6(アメリー カン・タイプ・カルチ ャー・コレクション・カンパニー、ロックビル、MDATCC#CRL−177 8)のIL−2合成を誘起し、そのI L−2をIL−2依存性セルライン中で 検定した。固定化IL−1−βビーズは実施例21記載のとおり、懸濁液で3回 洗浄し、遠心にかけた。IL−1−βビーズは、準至適濃度のPHAレイトヘマ グルチニンP1ウェルカム・ファウンデーション、タンフ才激し、可溶性rMu GMcsFに匹敵することが示唆される。
実施例53 0.93μmポリスチレンビーズに固定した組み換えネズミGMC3F(rMu GMC3F)がシクロホス7アミド処理BDFIFウスの顆粒球形成を刺激する 0、93μm青色染色ポリスチレンビーズに固定した組み換えネズミGMC5F (rMuGMC5F)は、シクロホスファミド処理したマウスの顆粒球形成を刺 激する。組み換えネズミGMCSFを、実施例38記載のとおり、0.93μm 青色染色ポリスチレンビーズに固定した。固定しt:rMuGMcSFビーズは 可溶性rMuGMC3F同様、注射後マウス末梢血の顆粒球形成を刺激する。イ シダら、アクタ、ヘマトロジ力、80巻1頁(1988年)は最近、マウスにシ クロホスファミド1回注射して、マウスのリンパ球を枯渇した後、GMCSFが マウスの末梢血で顆粒球形成を刺激することが報告された。GMCSFを繰り返 し投与することにより、これらのマウスのリンパ球数は、未処理マウスより2− 3日早く回復することができる。固定化rMuGMC3Fはイン・ビポで活性を 示す(実施例52)ので、 ズはサイトカイン活性を保持しない 0.93μm青色染色ポリスチレンビーズに共有結合的に付着した組み換えネズ ミGMC3F(rMuGMC3F)は生物学的活性を保持する(すなわち、DA I−E5細胞の成長を促進する)が、0.93μm青色染色ポリスチレンビーズ に吸収されたrMuGMC3Fは生物学的活性を保持しない(すなわち、DA  1−E 5細胞が成長しない)。DA 1−E 5はマウス白血病ウィルス誘導 DAIリンノく腫、カナダ国、アルバータ、エドモントン、アルタ大学のラリ− ・ギルバート博士〔ブランチ等、1987年、ブラッド(Blood) 69巻 1782−1785頁〕のクローンである。共有結した、および吸収されたrM uGMC5F青色染色ポリスチレンビーズは実施例39記載のとおり調製し、洗 浄した。実施例21記載の検定を行う前に、ビーズを3回洗浄した。I L−3 /GMC5F/EPO依存性セルラインであるDA l −E 5細胞は、ドク ター・ラリ−・ギルバート、アルタ大学、エドモントン、アルベルタ、カナダか ら入手し、rMuGMC3Fの可溶性部分および(共有結合または吸収された) 固定化rMuGMC3Fビーズ部分の両方の検定に用いた。rMuGMC5F検 定は以下のとおりである。DA 1−E 5細胞(IXIOつを可溶性rMuG MC3Fまたは(共有結合または吸収された)固定化rMuGMC5Fのどちら かを実施例21 組み換えヒ) I LGF−nは、実施例41記載のとおり9.63μm青色染 色ポリスチレンビーズに固定した。固定化rHuG F −11ビーズを実施例 21記載のとおり洗浄した。実施した検定は実施例55で記載したとおりである 。結果は表19にまとめるが、固定化rHuILGF−I[ビーズは血清無添加 溶媒中のPHA共刺激検定において、リンパ球の成長を誘起することが示唆され る。
実施例57 固定化組み換えヒト腫瘍壊死因子(TNF−α)がネズミLM細胞を死滅する 9、64μm青色染色ポリスチレンビーズに固定した組み換え腫瘍° 壊死因子 a (T N F−σ)は、72時間死滅検定でネズミLM (ATCC#CC L 1.2、L929結合組織のNCTCクローン)細胞を死滅する。組み換え TNF−αを実施例42記載のとおり9.64μm青色染色ポリスチレンビーズ に固定した。固定化TNF−σビーズを実施例21記載のとおり3回洗浄した。
TNF−σ死滅をネズミLM細胞(アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクシ ョン)を用いて検定した。検定は以下のとおりであった。可溶性TNF−実施例 60 固定組換え体ヒトインターフェロンーアルファー2aがインターフェロン感受性 ヒーラS3セルラインを死滅させる固定組換え体ヒトインターフェロンーアルフ ァー2aがインターフェロン感受性ヒーラS3セルラインを死滅させた。2.8 5μm青色染色ポリスチレンビーズに固定した組換え体ヒトインターフェロンー アルファー2a (INF−アルファー2a)はヒト上皮がんセルラインヒーラ 53ATCC#CCL−2,2ヒト頚部上皮がん中[H3]−チミジンの取り込 みを阻害する(すなわちヒーラS3を死滅させる)。組換え体INF−アルファ ー2aを実施例45に記載したように2.85μm青色染色ポリスチレンビーズ に固定した。固定INF−アルファー2aビーズを実施例21に記載したように 3回洗浄した。INF−アルファー2a死滅をヒト上皮がんセルラインヒトS3 (アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション)を使用して検定した。IN F−アルファー2aは[3H]−チミジンの取り込みを遮断し、細胞壊死を導く 。検定は次の通りである。可溶性INF−アルファー2a4たは固請求の範囲 (1)細胞と固定化サイトカインとの接触段階を含む細胞における生物活性の刺 激方法であり、上記固定化サイトカインは共有非臭化シアン結合により固体支持 体に堅固かつ安定した状態で結合しており、固定化サイトカインが少なくとも実 質的に遊離サイトカインの示す生物活性を有し、固定化サイトカインが再使用可 能である方法。
(2)サイトカインが、ウレタン、トリアジンエーテル、アミンまたはアミド結 合を用いて固体支持体に結合している、請求項1記載の方法。
(3)サイトカインがアミンまたはアミド結合を用いて固体支持体に結−合して いる、請求項2記載の方法。
(4)さらに結合アームを含み、サイトカインが結合アームにより固体支持体に 結合している、請求項1記載の方法。
(5)結合アームが、 (a)一般式NH* R’ NHz(式中、R1はC* Ctoアルキル基であ る)を有するジアミン類、 (b)一般式N Hz R” CO! H(式中、R2はC,−C2゜アルキル 基である)を有するアミノ酸、および (c)一般式0HC−R”−CHo(式中、RsはCI C20アルキル基であ る)を有するジアルデヒド類 から成る群から選ばれた1個またはそれ以上の結合基を含む、請求項4記載の方 法。
(6)結合アームが、6−アミノカプロン酸、■、6−ジアミツヘキサン、1. 12−ジアミノドデカン、グルタルアルデヒドれらの混合物から成る群から選択 された1個またはそれ以上の結合基を含む、請求項5記戦の方法。
(7)サイトカインが、インターロイキン−1、インターロイキン−2、インタ ーロイキン−3、インターロイキン−4、インターロイキン−5、インターロイ キン−6、インターロイキン−7、インターロイキン−8、腫よう壊死因子、ガ ンマ−インターフェロン、アル7アーインター7エaン、ベーターインターフェ ロン、エリトロポエチン、か数球コロニー刺激因子、ネズミか数球コロニー刺激 因子、カ数球−マクロファージ・コロニー刺激因子、ネズミか数球ーマクロファ ージ・コロニー刺激因子、インシュリン様成長因子11インシユリン様成長因子 I+,腫よう増殖因子ベータ、類表皮成長因子、血小板由来成長因子および線維 芽細胞成長因子ベーシックから成る群から選ばれる、請求項1記載の方法。
(8)サイトカインが、インターロイキン−11インターロイキン−2、インタ ーロイキン−3、インターロイキン−4、インターロイキン−6、か数球〜マク ロファージ刺激因子、か数球コロニー刺激因子、エリトロポエチン、アルファー インターフェロン、腫よう壊死因子、インシュリン様成長因子!、インシュリン 様成長因子II、線維芽細胞成長因子ベーシック、腫よう増殖因子ベータ、類表 皮成長因子および血小板由来成長因子から成る群から選ばれる、請求項7記載の 方法。
(9)サイトカインが、インターロイキン−I−アルファ、インターロイキン− 1−ベータ、組換えインターロイキン−2、インターロイキン−2、インターロ イキン−3、インターロイキン−4、インターロイキン−6、ネズミか粗球−マ クロファージ・コロニー刺激因子、ヒトか粗球−マクロファージ・コロニー刺激 因子、ヒトか数球コロニー刺激因子、ヒト・エリトロポエチン、アル7アーイン ターフエロン、ガンマ−インターフェロン、腫よう[I[子−フルファ、ヒト・ インシュリン様成長因子I、ヒト・インシュリン様成長因子H,線維芽細胞成長 因子ベーシック、腫よう増殖因子ベーターII。
ヒト類表皮成長因子、ヒト血小板由来成長因子から成る群から選ばれる、請求項 7記載の方法。
(lO)サイトカインが、インターロイキン−2、か粗球−マクロファージ・コ ロニー刺激因子、か数球コロニー刺激因子、エリトロポエチン、腫よう壊死因子 、線維芽細胞成長因子ベーシック、腫よう増殖因子ベータ、血小板由来成長因子 から成る群から選ばれる、請求項7記載の方法。
(11)サイトカインが、類表皮成長因子、血小板由来成長因子、腫よう増殖因 子ベータ、線維芽細胞成長因子並びにインシュリン様成長因子Iおよびインシュ リン様成長因子■1から成る群から選ばれる成長因子である、請求項1記載の方 法。
(12)サイトカインが、サイトカインの生物活性を有する、遺伝学的または化 学的に得られた類縁体、誘導体またはフラグメント、または生物学的に均等な合 成リガンドを含む、請求項1記載の方法。
(13)サイトカインが、ポリエチレングリコール修飾インターロイキン−2ま たはala −125インターロイキン−2類縁体である、請求項12記載の方 法。
(14)固体支持体が生物学的融和性である、請求項1記載の方法。
(15)固体支持体が生物分解性である、請求項14記載の方法。
(16)固体支持体が非多孔質である、請求項1記載の方法。
−(17)固体支持体が、約0.5−500μmの直径を有する実質的に球形の ビーズである、請求項16記載の方法。
(18)球形ビーズが約1−75μmの直径を有する、請求XJ17記載の方法 。
(19)固体支持体が約5−200μmの直径を有する短繊維である、請求項1 6記載の方法。
(2の支持体が、無機支持体、例えばガラス、石英、セラミック、ゼオライト、 金属および金属酸化物、ポリマー材料、例えば、スチレン、ジビニルベンゼン、 エチレン、ブタジェン、アクリロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリ ル酸およびメタクリル酸のエステル、酢酸ビニル、フルオロアルケン、アクリル アミドおよびメタクリルアミドから成る群から選ばれる七ツマ一単位から誘導さ れたホモポリマーおよびコポリマー、炭水化物支持体、例えばアガロース、架橋 アガロース、デキストラン、インシュリン、ヒアルロン酸、セルロース、セルロ ース誘導体、澱粉および澱粉誘導体、および不溶性蛋白質材料、例えばゼラチン 、コラーゲンまたはアルブミンから成る群から選ばれる、請求項16記載の方法 。
(21)支持体力、スチレン、ジビニルベンゼン、エチレン、ブタジェン、アク リロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリルおよびメタクリル酸のエス テル、酢酸ビニル、フルオロアルケン、アクリルアミドおよびメタクリルアミド から成る群から選ばれる七ツマ一単位から誘導されたホモポリマーまたはコポリ マーを含む、請求項20記載の方法。
(22)支持体が、ヒドロキシル、アミノ、カルボキシルおよび水硫基から成る 群から選ばれる複数の官能基を有する官能化表面を含む、請求項16記載の方法 。
(23)サイトカイン依存性セルラインのインビトロ培養を含む方法であって、 セルラインの生長に関する固定化サイトカインの有効量をセルラインと接触させ ることにより、その生長を誘導することを含む、請求項」記載の方法。
(24)依存性セルラインがCTTL−2(ATCC#TI B−714)であ り、サイトカインがインターロイキン−2である、請求項23記載の方法。
(25)依存性セルラインがAML−193(ATCC#CRL−9589)で あり、サイトカインが、ヒトか粗球−マクロファージ・コロニー刺激因子、ヒト か数球コロニー刺激因子およびインターロイキン−3から成る群から選ばれる、 請求項24記載の方法。
(26)依存性セルラインがスイス3T3(ATCC#CCL−92)であり、 サイトカインが血小板誘導成長因子または線維芽細胞成長因千−ベータである、 請求項23記載の方法。
(27)依存性セルラインがNHK−49F(ATCC#CRL−1570)で あり、サイトカインが腫よう増殖因子−ベータまたは類表皮IR長因子である、 請求項23記載の方法。
(28)依存性セルラインがDAI−E5であり、サイトカインがエリトロポエ チンである、請求項23記載の方法。
(29)細胞性血液成分のインビトロ培養方法であって、細胞性血液成分の成長 に関する固定化サイトカインのを動量を前記成分と接触させることにより前記成 分の成長を誘導することを含み、固定化サイトカインが共有非臭化シアン結合に より固体支持体へ堅固かつ安定した状態で結合している場合、固定化サイトカイ ンは少なくとも実質的に遊離サイトカインの示す生物活性を有し、固定化サイト カインが再使用可能である方法。
(30)細胞性血液成分がヒト末梢血リンパ球である、請求項29記載の方法。
(31)リンホカイン活性化キラー細胞、ナチュラルキラー細胞、腫よう浸潤性 リンパ球および細胞毒性T細胞から成る群から選ばれるエアエフター細胞のイン ビトロ培養方法であって、エアエフター細胞の成長に関する固定化サイトカイン の有効量を前記細胞と接触させることにより前記細胞の生長を誘導することを含 み、固定化サイトカインが共有非臭化シアン結合により固体支持体へ堅固かつ安 定した状態で結合しており、前記固定化サイトカインが実質的に遊離サイトカイ ンの示す生物活性を有し、前記固定化サイトカインが再使用可能である方法。
(32)造血細胞の生長に関する固定化サイトカインの有効量を注射することを 含む、宿主の造血細胞生長のインビボ刺激方法であって、固定化サイトカインが 共有非臭化シアン結合により固体支持体へ堅固かつ安定した状態で結合しており 、前記固定化サイトカインが実質的に少なくとも遊離サイトカインの示す生物活 性を有し、前記固定化サイトカインが再使用可能である方法。
(33)造血細胞がか数球マクロ7アージであり、サイトカインがか数球−マク ロ7アージ・コロニー刺激因子である、請求項32記載の方法。
国際調査報告

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固体支持体に結合したサイトカインを含む固定化サイトカインであって、 遊離サイトカインにより示された実質的生物活性を有し、さらに再使用可能な固 定化サイトカイン。
  2. (2)サイトカインが固体支持体に共有結合している、請求項1記載の固定化サ イトカイン。
  3. (3)サイトカインが、ウレタン、トリアジンエーテル、アシンまたはアミド結 合を用いて固体支持体に共有結合している、請求項2記載の固定化サイトカイン 。
  4. (4)サイトカインがアミンまたはアミド結合を用いて固体支持体に共有結合し ている、請求項3記載の固定化サイトカイン。
  5. (5)さらに結合アームを含み、サイトカインが前記結合アームにより固体支持 体に結合し、前記結合アームが、(a)一般式NH2−R1−NH2(式中、R 1はC2−C20アルキル基である)を有するジアミン類、 (b)一般式NH2−R2−CO2H(式中、R2はC1−C20アルキル基で ある)を有するアミノ酸、および (c)一般式OHC−R3−CHO(式中、R3はC1−C20アルキル基であ る)を有するジアルデヒド類 から成る群から選ばれた1個またはそれ以上の結合基を含む、請求項4記載の固 定化サイトカイン。
  6. (6)結合アームが、6−アミノカブロン酸、1,6−ジアミノヘキサン、1, 12−ジアミノドデカン、グルタルアルデヒドおよびそれらの混合物から成る群 から選択された1個またはそれ以上の結合基を含む、請求項5記載の固定化サイ トカイン。
  7. (7)サイトカインが、IL−1、IL−2、IL−3、IL−4、IL−5、 IL−6、IL−7、IL−8、腫よう壊死因子、ガンマーインターフェロン、 アルファーインターフエロン、ベーターインターフェロン、エリトロポエチン、 か粒球コロニー刺激因子、ネズミか粒球コロニー刺激因子、か粒球ーマクロファ ージ・コロニー刺激因子、ネズミか粒球−マクロファージ・コロニー刺激因子、 インシュリン様成員因子I、インシュリン様成員因子II、腫よう増殖因子ベー タ、類表皮成長因子、血小板由来成長因子および線維芽細胞成長因子ベーシック から成る群から選ばれる、請求項1記載の固定化サイトカイン。
  8. (8)サイトカインが、IL−2、GMCSF、GCSF、EPO、TNF、F GFb、TGFb、PDGFから成る群から選ばれる、請求項7記載の固定化サ イトカイン。
  9. (9)サイトカインが、ポリエチレングリコール修飾IL−2または81a12 5IL−2類縁体である、請求項8記載の固定化サイトカイン。
  10. (10)固体支持体が非多質である、請求項1記載の固定化サイトカイン。
  11. (11)固体支持体が、約0.5−500μmの直径を有する実質的に球形のビ ーズである、請求項10記載の固定化サイトカイン。
  12. (12)球形ビーズが約1−75μmの直径を有する、請求項11記載の固定化 サイトカイン。
  13. (13)固体支持体が約5−200μmの直径を有する短繊維である、請求項1 2記載の固定化サイトカイン。
  14. (14)支持体が、無機支持体、例えばガラス、石英、セラミック、ゼオライト 、金金属および金属酸化物、ポリマー材料、例えば、スチレン、ジビニルベンゼ ン、エチレン、ブタジエン、アクリロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、ア クリル酸およびメタクリル酸のエステル、酢酸ビニル、フルオロアルケン、アク リルアミドおよびメタクリルアミドから成る群から選ばれるモノマー単位から誘 導されたホモポリマー、コポリマーおよびオリゴポリマー、炭水化物支持体、例 えばアガロース、架橋アガロース、デキストラン、架橋デキストラン、イヌリン 、ヒアルロン酸、セルロース、セルロース誘導体、澱粉および澱粉誘導体、およ び不溶性蛋白質材料、例えばゼラチン、コラーゲンまたはアルブミンから成る群 から選ばれる、請求項10記載の固定化サイトカイン。
  15. (15)支持体が、スチレン、ジビニルベンゼン、エチレン、ブタジエン、アク リロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリルおよびメタクリル酸のエス テル、酢酸ビニル、フルオロアルケン、アクリルアミドおよびメタクリルアミド から成る群から選ばれるモノマー単位から誘導されたホモポリマー、コポリマー またはオリゴポリマーを含む、請求項14記載の固定化サイトカイン。
  16. (16)支持体が、ヒドロキシル、アミノ、カルボキシル、水硫基およびハロゲ ンから成る群から選ばれる複数の官能基を有する官能化表面を含む、請求項10 記載の固定化サイトカイン。
  17. (17)サイトカイン依存性セルラインのインビトロ培養方法であり、固体支持 体に結合させた有効量のサイトカインとセルラインを接触させることにより、そ の成長を誘導することを含む方法。
  18. (18)依存性セルラインがCTTL−2であり、サイトカインがIL−2であ る、請求項17記載の方法。
  19. (19)依存性セルラインがAML−193であり、サイトカインが、HuGM CSF、HuGCSFおよびIL−3から成る群から選ばれる、請求項17記載 の方法。
  20. (20)依存性セルラインがBa1b/3T3であり、サイトカインがPDGF またはFGF−ベータである、請求項17記載の方法。
  21. (21)依存性セルラインがNRK−49Fであり、サイトカインがTFG−ベ ータまたはEGFである、請求項17記載の方法。
  22. (22)依存性セルラインがDA1−E5であり、サイトカインがエリトロポエ チンである、請求項17記載の方法。
  23. (23)細胞血液成分のインビトロ培養方法であり、固体支持体に結合させたサ イトカインの有効量を前記成分と接触させることにより前記成分の成員を誘導す ることを含む方法。
  24. (24)細胞血液成分がヒト末梢血リンパ球である、請求項23記載の方法。
  25. (25)リンホカイン活性化キラー細胞、ナチュラルキラー細胞、腫よう浸潤性 リンパ球および細胞毒性T細胞から成る群から選ばれるエフエクター細胞のイン ビトロ培養方法であり、固体支持体に結合させたサイトカインの有効量を前記細 胞と接触させることにより前記細胞の成長を誘導することを含む方法。
  26. (26)固体支持体に結合させた有効量のサイトカイン注射することを含む、宿 主の免疫系における天然キラーまたはリンホカイン活性化キラー細胞のインビボ 刺激方法。
  27. (27)固体支持体に結合させた有効量のサイトカインを注射することを含む、 宿主の造血細胞生長のインビボ刺激方法。
  28. (28)造血細胞がか粒球マクロファージであり、サイトカインがGMCSFで ある、請求項27記載の方法。
  29. (29)宿主への導入前に固体支持体へサイトカインを結合させることを含む、 サイトカインを安定化させ、インビボ蛋白質分解的減成を実質的に低減化させる 方法。
  30. (30)宿主への導入前に固体支持体へサイトカインを結合させることを含む、 サイトカインの全身吸収およびサイトカインの吸収により誘発された毒性を阻止 する方法。
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