JPH04503266A - 漂白定着再生キット及び写真処理における該キットの使用方法 - Google Patents

漂白定着再生キット及び写真処理における該キットの使用方法

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JPH04503266A
JPH04503266A JP2503417A JP50341790A JPH04503266A JP H04503266 A JPH04503266 A JP H04503266A JP 2503417 A JP2503417 A JP 2503417A JP 50341790 A JP50341790 A JP 50341790A JP H04503266 A JPH04503266 A JP H04503266A
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ロング,ジョン ジェイ.
クラウス,スーザン アール.
クリッブス,トーマス ピー.,ザ サード
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イーストマン コダック カンパニー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 漂白定着再生キット及び写真処理 における該キットの使用方法 技術分野 本発明は、一般的に写真に関し、特に写真カラー材料の処理に関する。より詳細 には、本発明は、写真処理に使用される漂白定着組成物の再生及びこのような再 生を容易にするのにとりわけ適した三液型再生キットに関する。
発明の背景 カラー写真画像の形成においては、通常、色素画像と同時に形成される銀像を除 去することが必要である。このことは、ハロゲンイオンの存在下で銀を一般的に 「漂白剤(bleaching agent)Jと呼ばれている適当な酸化剤で 酸化後、生成したハロゲン化銀を一般的に「定着剤(fixing agent )Jと呼ばれるハロゲン化銀溶媒に溶解することにより行うことができる。また 、漂白剤と定着剤を混合して漂白定着液とし、このような液を用いて一工程で銀 を除去することもできる。
写真処理に用いられる漂白剤としては、多種多様なものが知られており、例えば 、フェリシアン化物漂白剤、過硫酸塩漂白剤、重クロム酸塩漂白剤、過マンガン 酸塩漂白剤、塩化第二鉄及び水溶性キノン類が挙げられる。
特に、写真カラー処理において、漂白剤としてアミノポリカルボン酸の第二鉄錯 体を使用することがよく知られている。
このような錯体は、漂白組成物と漂白定着組成物の両方の形態で用いられる。従 来技術では、極めて多種多様な化合物が、写真漂白剤として有用であるとして開 示されている。しかしながら、通常、工業的には、エチレンジアミン四酢酸(E DTA)の第二鉄錯体やプロピレンジアミン四酢酸(PDTA)の第二鉄錯体の アンモニウム塩やアルカリ金属塩を使用している。このような第二鉄錯塩の他に 、漂白定着液には、典型的に、チオ硫酸塩定着剤及びこのチオ硫酸塩が分解する のを防止する保恒剤として機能する亜硫酸塩が含まれている。
漂白液及び/又は漂白定着液にアミノポリカルボン酸の第二鉄錯体を使用するこ とを記載している数多くの特許があるが、例えば、米国特許第3,241.96 6号、第3,615.508号及び第3,767.401号並びに英国特許第1 .365,453号、第1,392,163号及び第1゜394.357号が挙 げられる。
経済的理由と生態的理由の両方から、当該業者においては、使用済漂白定着液を 再生して再使用することが一般的に行われている。使用済溶液は鉄濃度、生物学 的酸素要求量(BOD)及び化学的酸素要求量(COD)が高く、再生すること によりこのような廃液の処理に関する問題が大きく減少する。
上記再生の一部分として、使用済漂白定着液から銀を除去することが必要である が、銀の除去は、電解銀回収法を使用することが最も有利である。このような方 法は写真技術の分野では非常によく知られており、そして電解銀回収方法とそれ に使用する装置は、例えば、セイラー等(Siler etal)による米国特 許第4,014,764号、バトン等(Baden et al)による米国特 許第4,036゜715号及びブレーキ等(Blake et al)による米 国特許第4,211,630号に記載されている。
使用済漂白定着液から電解的に銀を回収するには、溶液のpHを慎重に制御する 必要がある。最適な結果を得るには、プロセスを7を超えるpH,好ましくは7 ,5を超えるpHで行う必要がある。この理由の一つは、鉄(III)の還元電 位がpHに依存し、そしてpHが低いと鉄がより容易に還元されるからである。
また、pHは亜硫酸塩−重亜硫酸塩平行にも影響する。pH7未満等pHが低い と、陰極での鉄(III)と重亜硫酸塩の競争反応のために、銀還元の電流効率 が比較的低い。したがって、漂白定着液から銀を効率的に電解回収するためには 、pHは7を超え、好ましくは7゜5を超えなければならない。pHを7を超え て上昇させると回収率と電流効率が増加し、一方、p H7未満では、pHとは 無関係に回収率と電流効率が低い、電解銀回収法のpHの上限は、鉄の沈澱の発 生により決定され、もし第二鉄錯体のアンモニウム塩を使用したならばアンモニ アの発生により決定される。典型的には、PHが約7.5〜約9の範囲で極めて 良好な結果が得られる。
上記したように、漂白定着液から銀を電解回収するのは7を超えるPHで行わな ければならないが、使用強度漂白定着液のpHは、高活性漂白定着、即ち、漂白 定着の時間を1分以下等と短くするためには、7未満、好ましくは約5〜約6゜ 5の範囲でなければならない。
したがって、電解銀回収法を用いて高活性漂白定着液を効果的に再生するために は、電解法に先立って使用済漂白定着液のpHを増加させ、そして電解工程後に 使用強度漂白定着液のpHのレベルを最適な値まで減少させる必要がある。これ は、電解銀回収の前に塩基性剤を添加し、そして電解的に銀を回収した後に酸性 剤を添加することにより行うことができる。しかしながら、この方法はプロセス が複雑となり、そしてこのために強酸と強塩基を使用するときには、このような 潜在的に危険な物質の貯蔵と取扱いに注意が必要となる。
典型的に用いられる形態では、写真処理液は希薄水溶液であり、したがって、使 用強度の処理液を容器に入れ、輸送し、そして貯蔵するには、多量の水を容器に 入れ、輸送し、そして貯蔵する必要があるので、このことは、経済的な観点から みて適していない。この問題は、一般的に、写真処理液を液体濃厚物、即ち、使 用強度液を得るには水で希釈するだけでよいf!A縮液の形態で容器に入れ、輸 送し、そして貯蔵することにより避けられる。数多くの写真処理組成物の場合、 一定の成分間で望ましくない化学的相互作用が生じるという重大な問題がある。
これが生じると、成分の全てを配合して単一の液体濃厚物にできないことがよく あり、そのため、成分を2つ以上に分けておき、あとで混合して使用強度液とす る必要がある。たいてい、3つか4つの異なる部分に分ける必要があり、これら の部分が、業者間では写真「処理キラ)(processing kit)」と 呼ばれるものを構成している。
本発明の目的は、アミノポリカルボン酸の鉄錯体を用いた使用済写真漂白定着液 の再生に使用する処理キットを提供することにある。より詳細には、本発明の目 的は、上記キットを提供するすことと、最適条件下で漂白定着と電解銀回収の両 方を行うことを可能にする再生方法を提供することである。
発明の概要 本発明によれば、三液漂白定着再生キットを利用して、写真処理において使用液 として機能できるように使用済漂白定着液の能力を回復する。第−液は緩衝剤と アミノポリカルボン酸とを含有するアルカリ性水溶液であり、これは使用済漂白 定着液から銀を電解で回収する前に使用済漂白定着液に添加する。第二液と第三 液は、それぞれ鉄塩とチオ硫酸塩定着剤を含有する酸性水溶液であり、これらは 銀を電解回収した後に添加する。第−液は、使用済漂白定着液のpHを電解銀回 収に最適なレベルまで増加する役割を果たし、一方、第二液と第三液は、pHを 写真処理に使用するのに最適なレベルに低下させる役割を果たす。このようにし て三液を添加することにより、必要なpH変化を行うことができる他に、必要な 全成分をそれぞれ適切な濃度に戻すことができ、そしてアミノポリカルボン酸と 鉄塩との反応により、漂白剤としての役割を果たす鉄錯体がその場で生じる。
本発明の三液漂白定着再生キットは、安全であるとともに、容器への充填、輸送 、貯蔵及び取扱いに便利である。また使用強度漂白定着液と電解銀回収プロセス の両方において最適な条件で使用することができ、そしてこれらのことが、フォ トフィニッシャ−が強酸や強塩基を貯蔵したり取り扱ったりする必要なく、即ち 、キット自体以外に銀の回収を容易にするために化学試薬を利用することなく、 電解銀回収の前に使用済漂白定着液に第−液を添加し、そして電解銀回収の後に 第二液と第三液を添加するという簡単な手段により達成できる。また、上記した ような三液間の再生に必要な種々の成分の分離により、キットの保存中に有害な 相互作用が生じるのを避けることができる。
好ましい態様の記述 本発明の三液漂白定着再生キットの第−液は、緩衝剤とアミノポリカルボン酸を 含有するアルカリ性水溶液である。この液のpHは、7を超えるものであり、好 ましくは11〜14の範囲である。
有効な緩衝剤としては、水酸化カリウム等の水酸化物、メタ硼酸ナトリウム等の 硼酸塩、りん酸三ナトリウム等のりん酸塩、炭酸ナトリウム等の炭酸塩、酢酸ナ トリウム等の酢酸塩等が挙げられる。緩衝剤は、第−液の1リツトル当たり約3 〜約15モルの量で用いることが好ましい。
有効なアミノポリカルボン酸としては、以下のものが挙げられる。
ニトリロ三酢酸、 エチレンジアミン四酢酸、 プロピレンジアミン四酢酸、 ジエチレントリアミン五酢酸、 オルソ−ジアミンシクロヘキサン四酢酸、エチレングリコールビス(アミノエチ ルエーテル)四酢酸、ジアミノプロパノール四酢酸、 N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン三酢酸、エチルイミノジプロピ オン酸、 イミノジ酢酸、 メチルイミノジ酢酸および エチルイミノジ酢酸等。
アミノポリカルボン酸は、第−液の1リツトル当たり約1〜約3モルの量で用い ることが好ましい。
三液漂白定着再生キットの第二液は、鉄塩を含有する酸性水溶液である。この液 のpHは、7未満であり、好ましくは1未満〜約3の範囲である。
前記した再生キットの第二液を調製するのに、適当な鉄塩を使用することができ る。鉄塩の適当なものとしては、硫酸第二鉄、塩化第二鉄、硝酸第二鉄、りん酸 第二鉄等の鉄(■II)が挙げられる。この鉄塩は、第二液の1リツトル当たり 約1〜約4モルの量で用いることが好ましい。典型的には、第二液は、さらに、 酢酸や硫酸等の酸性剤を含有している。
本発明の三液漂白定着再生キットの第三液は、チオ硫酸塩定着剤を含有する酸性 水溶液である0周知のように、写真処理において定着剤として有用なチオ硫酸塩 には、チオ硫酸アンモニウム及びチオ硫酸ナトリウム等のチオ硫酸アルカリ金属 がある。チオ硫酸塩定着剤は、第三液の1リツトル当たり約1〜約4モルの量で 使用することが好ましい。また、第三液は、効果的な量の保恒剤を含有すること が有利であり、この目的には亜硫酸塩がとりわけ有効である。保恒剤として用い ることができる亜硫酸塩としては、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸 リチウム、亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸アンモニウム、 メタ重亜硫酸カリウム、ホルムアルデヒド重亜硫酸ナトリウム等が挙げられる。
使用済漂白定着液と、再生キットの第−液の適当量とを混合してpHを望ましい レベルに増加した後に、この液を適当な電解銀回収系で処理することにより銀が 回収される。このような系は、電解装置の陰極上に溶解銀を金属銀として析出さ せる役割を果たす。十分な量の銀が陰極上に回収された後に、陰極から除去し、 そして適当な精製工程に附して再利用できるようにする。電解銀回収を行うのに 使用される条件は、使用済漂白定着液の粗製や録音量及び電解装置の効率によっ て広く異なる。一般的には、この手段により、90%以上の銀を容易に回収でき る。電解銀回収工程を行う際に使用すのに適当な装置としては、例えば、ニュー ヨーク州のロチニスターにあるイーストマンコダック社製のML型ココダック電 解銀回収装置KODAK Electrolytic 5tIver Reco very Unit Model ML)が挙げられる。
再生キットの種々の液を使用済漂白定着液と混合する割合は、必要とする特定の 写真プロセスで最適な結果が得られるように選択する。典型的には、第−液は使 用済漂白定着液の1容積部当たり約0.05部の量で混合し、第二液は脱銀使用 済漂白定着液の1容積部当たり約0.04部の量で混合し、そして第三液は脱銀 使用済漂白定着液の1容積部当たり約0゜08部の量で混合する。さらに、再生 漂白定着液を生じるのに必要とする量の水を添加し、そして酸及び/又は塩基を 添加してpHを調整することができる。
上記で示したように、三液再生キットの第二液には鉄塩が含まれている。第二液 を脱銀使用済漂白定着液と混合するときに、鉄塩が、使用済漂白定着液に第−液 を添加することにより提供されたアミノポリカルボン酸と反応でき、そしてこの 反応により、再生漂白定着液において漂白剤としての役割を果たすアミノポリカ ルボン酸の第二鉄錯体がその場で生じる。
最適な安定特性を得るには、第二液は、強酸性、例えば、pHが1未満〜3の範 囲であることが好ましく、一方、第三液は、弱酸性、例えば、pHが5.5〜6 .5の範囲であることが好ましい。
上記で明記した成分の他に、本発明の漂白定着液の一つ以上の液に種々の成分を 任意に含めることができる。このような任意成分としては、漂白助剤、硫化抑制 剤、補助定着剤等が挙げられる。
本発明によれば、新規な再生キットと、漂白剤としてアミノポリカルボン酸を用 い定着剤としてチオ硫酸塩を用いる使用済酸性写真漂白定着液の新規な再生方法 の両方が提供される。本発明の方法は、 (1)上記した三液再生キットを準備する工程と;(2)第−液を、使用済漂白 定着液のpHを7を超え、好ましくは約7.5〜約9の範囲の値まで増加するに 十分な量で使用済漂白定着液と混合する工程と;(3)工程(2)で得られた液 を電解して銀を回収する工程と; (4)前記キットの第二液と第三液を、工程(3)で得られた脱銀液に、 (a)脱銀液のpHを7未満の値、好ましくは約5〜約6゜5の範囲の値に減少 させ、 (b)鉄塩とアミノポリカルボン酸との間の現場反応でアミノポリカルボン酸の 鉄錯体を形成し、そして(c)使用済漂白定着液を使用強度漂白定着液に転換す るのに十分な量で添加する工程とを含んでなる。
本発明の方法を実施するには、フォトフィニッシャ−は、プロセスからの漂白定 着液のオーバーフローを集め、適当な割合でキットの第−液を添加し、得られた 液を電解して脱銀後、キットの第二液と第三液を適当な割合で添加して、プロセ スに使用する補充液を調製する。第−液を添加すると、pHが上昇するとともに 、溶液を補充強度とするに必要ないくつかの化学薬品が添加される。第−液は、 電解装置を再循環しながら、電源を入れて電解工程を開始する前に使用済漂白定 着液に添加することが適当である。必要に応じて、銀回収に続いて漂白定着液に 空気を通して第一鉄イオンを第二鉄イオンに酸化することができるが、これは通 常必要ではない。
銀の電解回収が完了した後、第二液と第三液を比較的迅速に添加して漂白定着成 分が顕著に分解しないようにする必要がある。第二液と第三液を適当量添加する ことにより、pHを所望レベルまで減少させ、そして溶液を補充液強度とするに 必要な残りの化学薬品を提供する。
漂白定着液の再生において、硫酸塩等の塩が過剰に増加すると、やっかいな問題 が生じることがある。電解中に、陽極で亜硫酸塩が酸化されて硫酸となる。また 、亜硫酸塩は、空気酸化によっても硫酸塩に転化される。pHt!整のために硫 酸を添加しても、総値酸塩含量が増加する。もし硫酸塩レベルが高くなりすぎる と、漂白作用が抑制され、その結果、漂白に要する時間が増加し、そして望まし くない銀が残留する恐れが増加する。本発明のプロセスは、過剰な硫酸塩の増加 を避けるのに効果的である。第二液に硝酸第二鉄等の酸性鉄塩を使用すると、P Hを所望なレベルに減少させ、そしてPH調整のために添加される硫酸の量を最 小に抑えるのに大きな効果がある。
本発明の三液漂白定着再生キットは、ネガ−ポジ法や反転カラープロセスに利用 される写真フィルム及び樹脂塗工写真印画紙支持体を有する反射プリント材料を はじめとして多種多様な写真要素のカラー処理に有効である。有用なプロセスと しては、二工程法(カラー現像と漂白定着を含む)、三工程法(カラー現像、漂 白定着及び安定化を含む)及び五工程法(利用される処理浴は、第一現像液、反 転浴、発色現像液、漂白定着液及び安定化剤である)が挙げられる。処理は、典 型的には、第一芳香族アミノ発色現像剤を含有する発色現像液を用いて行う、こ れらの発色現像剤は公知であり、そして種々のカラー写真プロセスに広く使用さ れる0発色現像剤としては、アミノフェノール類やp−フェニレンジアミン類が 挙げられる。
アミノフェノール現像剤としては、例えば、0−アミノフェノール、p−アミノ フェノール、5−アミノ−2−ヒドロキシトルエン、2−アミノ−3−ヒドロキ シトルエン、2−ヒドロキシ−3−アミノ−1,4−ジメチルベンゼン等が挙げ られる。
とくに有用な第一芳香族アミノ発色現像剤は、p−フェニレンジアミン類及びア ルキル基や芳香核が置換されていても未置換であってもよいN、N−ジアルキル −p−フェニレンジアミンである。有用なp−フェニレンジアミン発色現像剤と しては、例えば、以下のものが挙げられる。
N、N−ジエチル−P−フェニレンジアミンモノヒドロクロリド、 4−N、N−ジエチル−2−メチルフェニレンジアミンモノヒドロクロリド、 4−(N−エチル−N−2−メタンスルホニルアミノエチル)−2−メチルフェ ニレンジアミンセスキサルフエートモノヒドレート、 4−(N−エチル−N−2−ヒドロキシエチル)−2−メチル−フェニレンジア ミンサルフェート、4−N、N−ジエチル−2,2”−メタンスルホニルアミノ エチルフェニレンジアミンハイドロクロリド等が挙げられる。
第一芳香族アミノ発色現像剤の他に、発色現像液には、典型的には、pHを調整 するためのアルカリ、臭化物、ヨウ化物、ベンジルアルコール、酸化防止剤、カ ブリ防止剤、可溶化剤、螢光増白剤等の種々の他の薬剤が含まれている。
写真発色現像組成物は、pHが7を超え、最も典型的には約9〜約13の範囲の アルカリ性使用溶液の形態で用いられる。必要なpHを得るために、写真発色現 像組成物には、アルカリ金属の炭酸塩かりん酸塩等の一種以上の公知の広く用い られているPH緩衝剤が含まれている。炭酸カリウムは、発色現像組成物用のp H緩衝剤としてとりわけ有用である。
上記プロセスに用いられている写真要素は周知のものであり、そして組成は大き く異なる。有用な写真要素とそれらの製造方法については、英国のPO21EF ハバント・ハンプシャー ホームウェル(Homewell、HavantHa mpshire、PO91EF)にあるインダストリアル・オポチュニティーズ 社(Industrial 0pportunitfes Ltd、)から19 78年12月発行されたリサーチ・ディスクロージャー(Research D isclosure)、アイテム17643、第176巻に詳細な説明がなされ ている。
本発明の漂白定着再生キットを用いて処理した写真要素に存在する感光層は、感 光材料として通常のハロゲン化銀、例えば、塩化銀、臭化銀、臭ヨウ化銀、塩臭 化銀、塩ヨウ化銀、塩臭ヨウ化銀及びそれらの混合物のいずれかを含有すること ができる。これらの層は、従来の添加物を含有し、そして例えば、硝酸セルロー スフィルム、酢酸セルロースフィルム、ポリビニルアセクールフィルム、ポリカ ーボネートフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィ ルム、ポリマー塗工紙等の写真支持体のいずれかに塗布できる。
以下、実施例により本発明をより詳細に説明する。
コダック・エクタカラー2001ペーパー(KODAKEKTACOLOR20 01Paper)を、コダックプロセスRA−4(KODAK Process  RA−4)で処理する。処理工程と処理時間は、以下の通りである。
発色現像:45秒 漂白定着:45秒 水洗 :90秒 使用強度漂白定着液は、pHが約6であり、そして第二鉄アンモニウムEDTA  (エチレンジアミン四酢酸)、チオ硫酸アンモニウム、重亜硫酸ナトリウム及 び酢酸を含有している。
RA−4プロセスからの使用済漂白定着液を保持タンクに集め、そしてML型コ コダック電解銀回収装置KODAKEIectrolyLic 5ilver  Recovery Unit Model ML)の使用に関連して以下で説明 する三液再生キットを用いて再生する。再生キットの各液の成分は以下の通りで ある。
水酸化カリウム(45%溶液) 915.5gエチレンジアミン四酢酸 423 .1g水で1リツトルに希釈 pH>13 氷酢酸 83.4g 硝酸第二鉄(35%溶液) 1156゜3g硫酸(93%溶液) 107.6g 水で1リツトルに希釈 pH<1 J旦1 水(脱イオン) 245.3g 溶液A* 705 g 重亜硫酸アンモニウム(45%溶液) 300gpH=5.8 備考:*溶液Aは、チオ硫酸アンモニウム57重量%と、亜硫酸アンモニウム4 重量%と、水39重量%とを含有している。
使用済漂白定着液を再生するために、使用済漂白定着液20容積部に対して第− 液を約1容積部添加する。その後、漂白定着液をML型ココダック電解銀回収装 置脱銀し、そして脱銀された漂白定着液26容積部に対して第二液を約1部及び 漂白定着液12容積部に対して第三液を約1部添加することにより、漂白定着液 を使用強度に回復させた。第−液を上記した量で添加すると液のpHが約6.2 から約7.7に上昇し、一方、第二液と第三液を添加したところpHが7゜5か ら約5.5に低下した。
本発明によれば、写真処理に使用される使用済漂白定着液を再生するための簡単 で便利な手段が提供される0本発明により、電解銀回収を最適なpHで行い、そ してその後、脱銀漂白定着液のpHを写真材料のさらなる処理に使用するのに最 適であるレベルに戻すことができる。
また、本発明によれば、フォトフィニッシャ−は、pH11整に用いられる強酸 や強塩基を貯蔵したり取り扱ったりすることなく、そして再生キットにより提供 される化学薬品以外の薬品を利用する必要なく再生プロセスを実行することがで きる。さらに、キットの種々の液の成分は成分間の望ましくない相互作用が避け られるようになっているので、キットの保存寿命が優れている。したがって、本 発明は、5つの面、即ち、(1)キット液の安定性、(2)適切なpHシフト、 (3)銀回収プロセスにおける効率、(4)高速アクセス処理を可能とする高速 漂白定着及び(5)再生漂白定着液を使用する際の塩の最小の増加おいて必要な 全ての要件を満たしている。
以上、特に好ましい実施態様を参照しながら本発明の詳細な説明してきたが、本 発明の精神及び範囲内で変更及び修正を行うことができることは理解されるとこ ろであろう。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成3年7月31日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.使用済漂白定着液再生用写真漂白定着再生キットであって、前記キットが、 それぞれ使用済漂白定着液に添加して使用漂白定着液としての機能を回復させる 第一液と、第二液と、第三液とを含んでなり、前記第一液が緩衝剤とアミノポリ カルボン酸とを含有するアルカリ性水溶液であり、前記第二液が鉄塩を含有する 酸性水溶液であり、前記第三液がチオ硫酸塩定着剤を含有する酸性水溶液である ことを特徴とする写真漂白定着再生キット。 2.前記緩衝剤が水酸化カリウムである請求の範囲第1項に記載の漂白定着再生 キット。 3.前記アミノポリカルボン酸がエチレンジアミン四酢酸である請求の範囲第1 項又は第2項に記載の漂白定着再生キット。 4.前記鉄塩が硝酸第二鉄である請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載の 漂白定着再生キット。 5.前記チオ硫酸塩定着剤がチオ硫酸アンモニウムである請求の範囲第1項〜第 4項のいずれかに記載の漂白定着再生キット。 6.前記第三液がさらに亜硫酸保恒剤を含有している請求の範囲第1項〜第5項 のいずれかに記載の漂白定着再生キット。 7.漂白剤としてアミノポリカルボン酸の鉄錯体と、定着剤としてチオ硫酸塩を 含有する使用済酸性写真漂白定着水溶液の再生方法であって、前記方法が、 (1)それぞれ使用済漂白定着液に添加して使用漂白定着液としての機能を回復 させる第一液と、第二液と、第三液とを含んでなり、前記第一液が緩衝剤とアミ ノポリカルボン酸とを含有するアルカリ性水溶液であり、前記第二液が鉄塩を含 有する酸性水溶液であり、前記第三液がチオ硫酸塩定着剤を含有する酸性水溶液 である再生キットを準備する工程と;(2)前記第一液を使用済漂白定着液のp Hを7を超える値まで増加するに十分な量で使用済漂白定着液と混合する工程と ; (3)工程(2)で得られた液を電解して銀を回収する工程と; (4)前記第二液と第三液を、工程(3)で得られた脱銀液に、脱銀液のpHを 7未満の値に減少させ、前記鉄塩と前記アミノポリカルボン酸との現場反応でア ミノポリカルボン酸の鉄錯体を形成し、そして前記使用済漂白定着液を使用強度 漂白定着液に転換するに十分な量で添加する工程とを含んでなることを特徴とす る使用済酸性写真漂白定着水溶液の再生方法。 8.前記第一液を、前記使用済漂白定着液のpHを約7.5〜約9の範囲の値に 増加するに十分な量で前記使用済漂白定着液と混合する請求の範囲第7項に記載 の方法。 9.前記第二液と第三液とを、前記脱銀液のpHを約5〜約6.5の範囲の値に 減少するのに十分な量で前記脱銀液に添加する請求の範囲第7項又は第8項に記 載の方法。 10.前記緩衝剤が水酸化カリウムである請求の範囲第7項〜第9項のいずれか に記載の方法。 11.前記アミノポリカルボン酸がエチレンジアミン四酢酸である請求の範囲第 7項〜第10項のいずれかに記載の方法。 12.前記鉄塩が硝酸第二鉄である請求の範囲第7項〜第11項のいずれかに記 載の方法。 13.前記チオ硫酸塩定着剤がチオ硫酸アンモニウムである請求の範囲第7項〜 第12項のいずれかに記載の方法。 14.前記第三液がさらに亜硫酸塩保恒剤を含有している請求の範囲第7項〜第 13項のいずれかに記載の方法。
JP2503417A 1989-02-01 1990-01-29 漂白定着再生キット及び写真処理における該キットの使用方法 Pending JPH04503266A (ja)

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