JPH04503049A - 珪酸ナトリウム溶液の水熱製造方法 - Google Patents
珪酸ナトリウム溶液の水熱製造方法Info
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- JPH04503049A JPH04503049A JP2502173A JP50217390A JPH04503049A JP H04503049 A JPH04503049 A JP H04503049A JP 2502173 A JP2502173 A JP 2502173A JP 50217390 A JP50217390 A JP 50217390A JP H04503049 A JPH04503049 A JP H04503049A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
珪酸ナトリウム溶液の水熱製造方法
本発明は石英砂を水酸化すI−IJウム水溶液と反応させ、次いで中間生成物を
別のS+Ot変性物と反応させてS i Ot : N a t Oの高モル比
を有する珪酸すlラム溶液の水熱製造方法に関する。
珪酸ナトリウム水溶液の一般的製造法については、ウィンナ・ノケルおよびクツ
フラー(Winnacker & Kuchler)によるケミ’yシエ・テク
ノロジー(Chesische T echnologie)第3巻、アンオル
ガニ’yシュ・テクノロジーI[(A norganische T echn
ologie II )第4版(1983)、54〜63Lウルマンズ・エンサ
イクロベデイ・デル・en Chesie)21巻、第4版、1982.409
〜412頁の文献に見出すことができる。
「水ガラス」として知られるアルカリ金属珪酸塩の中で珪酸ナトリウム溶液(一
般にソーダ水ガラスとして知られている)が工業的用途に最も広く使用されてい
る。ソーダ水ガラスは、卓越して、約30〜40重量%の固形分含量とSiO,
:Na、Oのモル比3.4〜3.5:1を有する。ソーダ水ガラスの工業的製造
は、一般に石英砂とソーダを適当な炉で二酸化炭素を除きながら1400〜15
00℃で行なわれる。冷却して固形化した溶融物(solid glass)を
別の工程操作により、加圧下、高温で水に溶解させる。得られた溶液は要求され
る品質に応じて適宜濾過する。
しかし、この高温融解法は装置並びにエネルギー消費共に経費がかさみ、加えて
、無視できない多量のダスト、窒素酸化物や硫黄酸化物を放出する。
工業的規模で最も広く使用されているこの高温融解性以外に、多くの特許出願に
見られる珪酸ナトリウム水溶液の水熱製造方法が存在する。
これらの製法は、非晶質Sin、、即ち、本質的にはフライダストや天然の非晶
質S r Otの変性物を用いて行なう。
これらの方法で得られる最終生成物は、出発原料のフライダストや天然の非晶質
Sin、化合物に含まれる特有の不純物に起因して低い品質のもので、それ故に
、工業的に限られた範囲でのみ使用されている。
DE−AS28 26 432には、フライダストを6〜15重量%のアルカリ
金属水酸化物水溶液によりオートクレーブで2.9〜18.6バールの圧力下、
120〜190℃の温度で、アルカリ金属水酸化物溶液と固形フライダストの重
量比を2:l〜5:1として処理することを特徴とするシリコンまたは鉄シリコ
ン合金製造時に得られるフライダストをアルカリ金属水酸化物水溶液と高温で反
応させ、反応液を濾過する水ガラス溶液の製造法が記述されてt)る。
生成物<7)S io、:Na*Oモル比は、2.2〜4:1である。出発物質
としての上記フライダストは89〜98重量%のシリコンを含有し〈実施例では
常にシリコン含有率90重量%)、残りは不純物である。
DE−O32609831には、下記I〜■工程を併用することを特徴とする金
属珪素とシリコン合金からシリカまたは珪酸塩の製造により得られるS i O
tを含有する環境汚染廃棄物フライダストの処理法につき記述されている。
■、上記フライダストをアルカリ水酸化物水溶液に溶解し、アルカリ珪酸塩溶液
を調製する。
■、上記アルカリ珪酸塩溶液を活性炭および/または酸化剤で処理し、有機物を
除き精製し、不蒸解物を溶液から除去する。
■、無機酸あるいは有機酸および/またはそれらの塩で該アルカリ珪酸塩溶液を
処理し、更に精製してアルカリ珪酸塩溶液を得る。
この様にして得られたアルカリ珪酸塩溶液は通常3.3〜5.0:1の5iO1
:NatOモル比を有する。
DE−AS26 19 604には、珪酸融解炉を使用するフェロアロイエ業や
他の工業から派生する廃ガスから得られるフライアッシュ様の非晶質の5iO=
ダストとアルカリ水酸化物と水を一定の重量比で混合し、得られた混合物を75
〜100°C1撹拌下に加熱して生成した液を冷却することを特徴とする非晶質
Sin、とアルカリ水酸化物からの液状水ガラスの製造方法が記述されている。
この水ガラス製造方法の出発物質として使用される該5iOzダストは通常94
〜98重量%のSin、を含有し、残りは不純物である。
DE−A323 28 542には、パーライトをアルカリ水酸化物で処理し、
生成したオートクレーブ中の鉱泥を水熱処理し、濾過し、その場合、Na艷濃度
40〜140g/12のアルカリ溶液によりパーライトを液相と固相の比が0.
7〜1.5:1になる量で処理することを特徴とする方法によりアルカリ金属珪
酸塩を製造する方法が記述されている。パーライトは、実質的に非晶質のガラス
様火山岩であり、主として5iO=73重量%、酸化アルミニウム15重量%、
他の酸化物8重量%から成る。
上記文献からも見られるように、特許文献記載の非晶質SiO*Jり得られる水
ガラスは、その後の精製を必要とする質の低い目的物を与えるにすぎない。
以下の先行技術は、結晶性Sin、、即ち砂および苛性ソーダからの珪酸ナトリ
ウム溶液の水熱製造方法に関するが、これらの製造方法は、5iOt:Nano
のモル比が2.89:1以下の技術水準製法によってのみ行なわれたものである
。
DE−O33002857には、砂と苛性ソーダ水溶液を加圧上高温で反応させ
、反応後濾過することによる5iOt:NalOモル比が1.03〜2.88:
Iの珪酸すl−IJウム溶液の水熱製造方法が記載されている。該方法は、10
〜50重量%の苛性ソーダ水溶液をバッチ中のSiO,:Na2Oのモル比をも
とに300%までの過剰量の砂と150〜250℃でその温度に相当する飽和水
蒸気圧の下で反応させ、過剰量の未反応の砂の全部あるいは一部を生成する珪酸
ナトリウム溶液の濾過媒体として使用することを特徴とする製造法である。しか
し、上記公開特許の実施例によれば、5iOt:NafOの最高のモル比はせい
ぜい1.68:1である。
DE−O83421158には、製造過程で発生した熱で加熱された過剰量の砂
と苛性ソーダ水溶液を含有する反応混合物を円筒形の回転密閉加圧釜中、一定の
SiO*:Na、0モル比で反応させ、その後、該反応混合物を過剰の砂や、随
時特別の補助フィルターを用いて濾過することを特徴とするS io t:Na
toのモル比が1.96〜2.17:1の珪酸ナトリウム溶液を得る水熱製造方
法が記載されている。実施例には、SiO,:Na、Oのモル比が2.27 :
1までの珪酸ナトリウム水溶液が記載されている。
DE−053313814には、珪酸ナトリウム塩の澄明液の製造方法が記載さ
れている。その方法では、水酸化ナトリウム水溶液を機械的な撹拌を行なわず垂
直な反応管中に作られたS i O*床を通過させ、Sin、と水酸化ナトリウ
ムの水溶液を下方に送り込むことを特徴とする平均粒子径O31〜2111mの
結晶性Sin!の蒸解によりS iOt:Natoのモル比約2.58:1の珪
酸ナトリウム塩の澄明液を得ている。
ベルギー特許649,739には、最終生成物を反応器底部近くにある濾過エレ
メントにより過剰量のシリカ含有物質および/または不溶の汚濁物から分離し、
濾過工程は反応時とほとんど同じ温度、圧力のもとて有利に行なわれることを特
徴とする苛性ソーダ水溶液中、高温加圧下にシリカ含有物を溶解することにより
、澄明な珪酸ナトリウム塩溶液を得る製造法と装置についての記載がある。水沫
により得た珪酸ナトIJ ’7ム水溶液での5io−:Na、Oのモル比は約2
.5+1である。
砂と水酸化ナトリウムからソーダ水ガラスを製造するこの種の水熱製造法は、ウ
ィンナノケル、クツフラーの上記引用文献にも紹介されている。しかし、同文献
(61〜62頁)には、水熱製造法による一般的な温度条件下でSiO,:Na
、0モル比の割合が2.7以下のソーダ水ガラスしか得られないと記載されてい
る。この点に関してウルマンは、この方法ではSiO,:Na、Oのモル比が2
.5:1までの珪酸ナトリウム溶液しか得られないと記述している(412頁、
左欄参照)。
それ故、上記引用文献によれば、水熱法によって砂、即ち結晶性Sin、と水酸
化ナトリウムとから比較的高いS i O! / N a @ 0モル比を有す
る珪酸ナトリウム溶液を製造することはできないという考えがあった。
対照的に、本発明の課題は、結晶性Sin、と水酸化ナトリウム水溶液との反応
において、石英、即ち砂をとりわけ結晶性510m&して使用し、S iOt/
N a x 0モル比が2.9:1以上である珪酸ナトリウム溶液を最終生成
物として得る珪酸す) IJウム溶液の水熱製造方法を提供することである。
本発明の課題は、石英、即ち砂と水酸化ナトリウム水溶液の水熱反応、およびそ
の後の中間生成物として得られる珪酸ナトリウム溶液と特別に状態調節された石
英との水熱反応によって解決される。
それ故、本発明は、S iow:Nan0モル比が2.9:1以下である生成し
た珪酸ナトリウム溶液と、1100℃以上融点までの温度域で状態調節した石英
とを150〜300℃、その温度に対応した飽和水蒸気圧の下に更に反応させる
ことを特徴とする、石英砂と水酸化ナトリウム溶液を圧力反応器中で上記と同様
の温度、水蒸気圧の条件下で反応させる高S 10 * : N agoモル比
を有する珪酸ナトリウム溶液の水熱製造方法に関する。
本発明の製造方法は、単にl工程のみである故、工業的製法に容易に適用出来、
高いエネルギー消費と大きな汚染を伴う従来の製法、即ち次の溶解工程も含む高
温融解法より安価である。
本発明の法は、特別に状態調節した石英を後の工程段階で結晶性Sin、として
使用することにより、S iOt:Nan0モル比が2.9:1以上の珪酸ナト
リウム溶液を得ることができるのであるが、このことは石英、即ち砂を使用する
既知の水熱法では従来不可能であったので、本発明の方法は既知の水熱法に比べ
有利といえる。
更に驚くべきことに、29:1以上びS io =:Nan0モル比を有する珪
酸ナトリウム水溶液が、Sin、成分としての状態調節された石英と、珪酸ナト
リウム溶液とから水熱合成法により上記反応条件下、短時間に直接製造出来るこ
とが見出された。
安価なSin、成分即ち砂を、最初に基礎反応即ち石英(砂)と水酸ナトリウム
水溶液との反応に付し、石英の状態調節により得られるより高価な結晶性Sin
、成分を「珪素化」反応のみに使用出来ることから、高いSio、:Nl、Qモ
ル比を有する珪酸ナトリウム溶液を工業的規模において簡単にしかも安価に得ら
れることが本発明方法の特に有利な点である。この方法により、状態調節された
石英の組成によるが、S +Ot:Nan0モル比2.9〜3.6+1の珪酸ナ
トリウム溶液を、SiO,:Na、0モル比が2.9:1以下の珪酸ナトリウム
溶液に状態調節した石英を結晶性Sin、として加えることにより製造できる。
得られる珪酸ナトリウム溶液のS+01:Nan0モル比は好ましくは3.0〜
3.5:l、より好ましくは3.3〜3.5:lである。
石英即ち砂と水酸化ナトリウム溶液との水熱反応における中間生成物として最初
に得られる珪酸す)IJウム溶液は、従来技術のいずれの製法によっても公知の
方法で得ることができる。本発明によれば、石英砂と濃度10〜50重量%、好
ましくは15〜30重量%の水酸化ナトリウム水溶液とを加圧反応器中で反応さ
せるのがよい。
この反応は、150〜300℃の温度範囲で行なうのがよ(、特に200〜25
0℃で行なうのが望ましく、その温度に対応した飽和水蒸気圧の下で行なう。
上記方法で得られる珪酸ナトリウム溶液は、2.9 : 1以下の5iOt:N
an0モル比並びに通常20〜55%の固形分濃度を有する。
本発明によれば、25〜40%、特に好ましくは30〜38%の固形分濃度を有
する珪酸ナトリウム溶液が中間生成物として好ましい。
本発明の好ましい態様では、上記中間生成物として得られた珪酸ナトリウムを、
次に触媒量のアルカリの存在下に1200〜1700℃で状態調節し、はとんど
クリストバライトに転化された石英と上記水熱合成条件下で反応させる。
石英と同じく、クリストバライトはS iO!の一結晶変性物である。
これは触媒(アルカリ化合物)の存在下、約1500℃で石英砂を連続的に転化
する方法で石英の焼成により得られる、はとんど完全な合成的産物である。クリ
ストバライトの詳細な報告は、ウルマンズ・エンサイクロペディ・デア・テヒニ
ッシェン・ヘミ−21巻、第4版、1982.439〜442頁に見い出すこと
ができる。
それ故に、本発明においては、触媒量のアルカリの存在下に、1300〜160
0°Cで処理し、この条件下でほとんどクリストバライトに転化させた石英を使
用するのが特に好ましい。加えて、状態調節後間もない、まだ温かいクリストバ
ライト原料を本発明の方法に使用するのが特に有利である。
中間生成物として生成された珪酸ナトリウム溶液に状態調節石英、特にクリスト
バライトを添加する場合の量的関係を以下に示す。
通常、最終生成物である上記珪酸ナトリウム溶液中での所望するSi○t:Na
toモル比に基づいて化学量論的に必要な量のクリストバライトを添加するが、
上記の規定モル比に基づき、(クリストバライトを100%過剰までの量で添加
することもできる。通常、上記反応は100%を越える過剰量のクリストバライ
トでさえ行なうことができるが、工業的規模には適さない。本発明によれば、状
態調節した石英、特にクリストバライトを最終生成物中の所望する5jot:N
alOモル比に基づき1〜lO%過剰量で用いて水熱反応を行なうのが特に好ま
しい。
本発明の別の好ましい態様では、最終生成物として所望される高いSto*:N
atOモル比を有する珪酸ナトリウム溶液の水熱製造法は下記の通りである;
最初に石英砂と水酸化ナトリウム水溶液(苛性ソーダ)を加圧反応器中で一定の
温度、圧力レベルで反応させる。中間生成物として形成された珪酸ナトリウム溶
液に添加されるべき状態調節石英、即ち特にクリストバライトを同温度、圧力レ
ベルに保ち、圧力反応器中で生成した珪酸ナトリウム溶液と反応させる。水熱台
或は、同温度、圧力のまま最終生成物中のSio、:Na、0モル比が所望する
2、9〜3.6+1に到達するまで続ける。
一方、−り記圧力反応器は最初の工程が終了した時点で脱気し、実用的作動a度
にまで冷却しておくこともでき、好みにより余熱したクリストバライトを次に圧
力反応器に入れ、所望の温度、圧力条件を再度達成した後に水熱反応を終結させ
ることもできる。この別法と比較して、水熱合成中一定の温度、圧力を維持して
いることから事実」二の一工程反応とみなすことができる上記の好ましい態様は
、最少のエネルギー消費で時間当りの高い収量を得る点で特に実用上有利である
。
一般に、ソーダ水グラスの水熱合成に通常に使用されている反応器であれば、い
ずれも本発明の方法の実施に採用できる。反応器は、例えば回転溶解器、静置溶
解装置、攪拌装置付反応室、ジェットループ反応器、チューブ反応器が含まれ、
本質的に圧力下に固−酸反応を行なうのに適した反応器である。これらの反応釜
については、例えばDE−O83002857、DE−O33421158、D
E−AS 28 26 432、BE−PS 649 739、DE−O333
13814、DE−PS’968 034に詳細な記載がある。
上記の一工程法では、もう1つの適当な圧力反応器を備える必要があり、中間生
成物として生成した珪酸ナトリウム溶液に添加されるべきクリストバライトを所
望の温度、圧力レベルに到達させる。
この別の圧力反応器は、閉鎖バルブを備えたバイブで主反応器と直接接続するか
、例えば回転反応器の場合には対応するパイプで主反応器に接続される。この目
的にかなった設備と付属品は、当業者には周知である。
反応器を抜気した後、高いSio、:Na、0モル比を有する珪酸ナトリウム溶
液の最終生成物を取り出す。所望により濾過して精製する。水ガラス溶液の濾過
用に当業者に知られているいずれのフィルターをもこの目的に使用できる。
本発明により製造される珪酸ナトリウム溶液(ソーダ水ガラス溶液)は、当業者
周知の、または関係文献記載の全ての一般的用途に使用される。例えばフィラー
(沈殿7リカ)製造として、接着剤、塗料、鋳物用助剤、触媒担体のバインダー
、洗剤成分、耐火材構成物質が挙げられる。
以下の実施例により本発明を説明するが、本発明はこれにより何ら限定されるも
のではない。略語rHTJ方法は「水熱法」を表わす。
アルカリ触媒の存在下に1300〜1600℃で状態調節したクリストバライト
を実施例において状態調節した石英として使用した。
水平に装着された、空容積約0.5Qのニッケル被覆円筒状鋼鉄製圧力容器を試
験用圧力反応器として使用した。上記圧力容器は水平軸の周りを約6 Or、
p、 *の速度で回転し、熱媒体により外部より反応温度まで加熱された。
Sio、:Na、0モル比が2.0:1並びに2.5:1である珪酸ナトリウム
溶液を砂と水酸化ナトリウムから調製し、クリストバライトを加えて圧力容器に
入れ、215℃又は225℃で20〜60分間反応させてSio、:Na、0モ
ル比が3.33〜3.50 : 1である珪酸ナトリウム溶液を作った。
詳細は実施例1〜7に示す。実施例1は、Sio*:NatOモル比が2.0:
1である珪酸ナトリウム溶液の製造、実施例247は、この“基本”(珪酸含有
率の低い)珪酸ナトリウム溶液、即ちSiO*:NatOモル比2.9 : 1
未満の溶液とクリストバライトとの反応を示す。
特に経済的な実施例では、モル比2.9:1未満の上記基本珪酸ナトリウム溶液
の製造法を直接この塩基性珪酸ナトリウム溶液にクリストバライトを添加する次
工程の反応と結合させ、所望の最終生成物Sin、:Nanoモル比2.9〜3
.6:1を有する珪酸ナトリウム溶液を得ることもできる。
上記方法の結果を次に記載する。
砂又はクリストバライトと苛性ソーダの量を計量器により秤量する。この出発物
質である砂と苛性ソーダを圧力容器に入れ、容器を閉じて、回転させた。反応混
合物を約215℃の反応温度まで加熱し、その温度に保ち、30分後、反応容器
の回転止め、静置させた。
反応容器上にフランジで接続したクリストバライト充填圧力容器から必要量のク
リストバライトを、5iOt+Na1Oモル比約2,5:lのあらかじめ生成さ
せておいた珪酸ナトリウム溶液の入った反応容器に導入する。反応容器は接続す
る上記の圧力容器と同圧力に保たれている。加圧した上記貯蔵容器を再び閉じて
、抜気し反応容器から分離する。
最終生成物珪酸ナトリウム溶液中の所望のS to t:Navoモル比3.4
6:lを確立するのに要するSin、添加量に応じたクリストバライトを添加す
る。反応容器は更に20〜60分間、反応温度で保つ。得られたソーダ水ガラス
溶液は、固形分の粗分離を行なう沈澱槽か、又は溶液の清澄度がより強く要求さ
れる場合にはフィルターにより後処理される。
しかし、基本的には、上記加圧された珪酸ナトリウム溶液の液相を、所望により
あらかじめ加熱し、前辺って計算量のクリストバライトを入れていた第2反応容
器に移し、そこで反応を終結させることもできる。
特に好ましい一態様では、反応容器中での珪酸ナトリウム溶液は、反応条件下、
例えば215℃/20バールで十分な粘度を有しているため、反応容器中におけ
る比較的高い固形分濃度でも水熱法を行うことができる。反応の終結時、水を次
のいずれかの方法で添加することができる。
一加圧下に直接反応釜に、あるいは
−吹込工程中、吹込ラインを通して受器へ。この上記操作により吹込ラインから
受器に送られた珪酸ナトリウム溶液は、沈殿あるいは濾過での精製工程の前段階
で、約100℃の温度で十分な低粘度の流体稠度を有する程度に十分に稀釈され
る。
実施例1
本実施例は、「基本」珪酸ナトリウム溶液の製造について記述する。
この溶液を次のクリストバライトとの反応に出発原料として使用した。
砂47gと30重量%水酸化ナトリウム溶液100gを水平に装着された円筒形
の圧力容器に入れ、圧力を上げるため容器の口を閉じた。215℃/20バール
で30分間反応させたのち、反応装置を冷却し、生成した珪酸ナトリウム溶液を
分析した。S io、:Na、0モル比は2.0:1であった。
上記珪酸ナトリウム溶液を次に実施例2記載通りにクリストバライトと反応させ
た。
実施例3〜7の反応に出発原料として使用する珪酸ナトリウム溶液は、相応に変
更したバッチ比率(Sio、:Na、O=2.5:1)と反応時間を延長して(
90分)実施例1と同様に得た。
実施例2
SiO,:Na、Oモル比2.0:1の珪酸ナトリウム溶液にクリストバライト
を添加し、215°Cで30分間反応させS iot:NatOモル比3.37
:1の珪酸ナトリウム溶液を得た。
実施例1ご玉
実施例3〜5では、SiO,:NatOモル比が2.5 : lである珪酸ナト
リウム溶液に、クリストバライト添加量をそれぞれ変化させて(最終生成物の規
定したSiO,:NatOモル比3.46:1に対しての過剰り0%(実施例3
)、3%(実施例4)、5%(実施例5)とそれぞれ過剰に添加して、215°
Cで30分間反応させ、S iot:NatOのモル比が3.33〜3.43:
1に増加した珪酸ナトリウム溶液を得た。
実施例6及び7
S+Ot:NatOモル比2.5:1の珪酸ナトリウム溶液にクリストバライト
を添加し、反応温度を変え(215/225℃)、60分間反応させてモル比3
.46〜3.50:1を有する珪酸ナトリウム溶液を調製した。
実施例3,4、及び特に5は、5iOt:NatOのモル比<2.9:1を有す
る珪酸ナトリウム溶液を結晶性Sin、成分、クリストバライトと反応させると
、短い反応時間(く30分)と比較的低い反応温度でもS i、o :Na、O
モル比3.33〜3.43 : 1を有する珪酸ナトリウム溶液が得られること
を示している。
実施例2〜7の結果を次の表に示す。
国際調査報告
−一−Jiw1m−飄PCT/EP 90/(n)11国際調査報告
EP 9000117
S^ 33729
Claims (9)
- 1.SiO2:Na2Oモル比2.9:1未満の珪酸ナトリウム溶液を続いて、 1100℃〜融点までの温度で状態調節した石英と150〜300℃、その温度 に対応する飽和水蒸気圧の下で反応を行なうことを特徴とする、石英砂と水酸化 ナトリウム水溶液を上記の温度,圧力の同条件下に反応させる、高いSiO2: Na2Oモル比を有する珪酸ナトリウム溶液の水熱製造方法。
- 2.SiO2:Na2Oモル比が2.9〜3.6:1、好ましくは3.0〜3. 5:1、より好ましくは3.3〜3.5:1である最終生成物珪酸ナトリウム溶 液を得ることを特徴とする請求項1記載の方法。
- 3.反応の第1段階で得られる珪酸ナトリウム溶液を触媒量のアルカリの存在下 、1200〜1700℃、特に好ましくは1300〜1600℃で状態調節した 、同条件下でほとんどクリストバライトに変換されている石英と反応させること を特徴とする請求項1または2記載の方法。
- 4.反応の第1段階で得られる珪酸ナトリウム溶液をクリストバライトと反応さ せることを特徴とする請求項3記載の方法。
- 5.反応の第1段階で得られる珪酸ナトリウム溶液を最終生成物中の所望するS iO2:Na2Oモル比を基にして化学量論量の状態調節された石英と反応させ ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
- 6.反応の第1段階で得られる珪酸ナトリウム溶液を、最終生成物中の所望する SiO2:NaOモル比を基にして、100%まで過剰量、特に好ましくは1〜 10%過剰量の状態調節された石英と反応させることを特徴とする請求項1〜4 のいずれかに記載の方法。
- 7.200〜250℃、その温度に対応する飽和水蒸気圧の下で水熱反応を行な うことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
- 8.反応の第1段階で、石英砂と、10〜15重量%、特に好ましくは15〜3 0重量%の濃度の水酸化ナトリウム水溶液との反応を行なうことを特徴とする請 求項1〜7のいずれかに記載の方法。
- 9.反応の第1段階を、圧力反応器中で、一定の温度、圧力下に行ない、添加す る状態調節された石英を上記と同じ温度、圧力レベルにまで到達させ、反応の第 1段階で生成した珪酸ナトリウム溶液と状態調節した上記石英とを所定の温度圧 力で化合させ、該水熱反応は最終生成物中のSiO2:Na2Oモル比が所望す る比に到達するまで上記と同じ温度、圧力下に継続して行なうことを特徴とする 請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
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