JPH0450267Y2 - - Google Patents

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JPH0450267Y2
JPH0450267Y2 JP6821286U JP6821286U JPH0450267Y2 JP H0450267 Y2 JPH0450267 Y2 JP H0450267Y2 JP 6821286 U JP6821286 U JP 6821286U JP 6821286 U JP6821286 U JP 6821286U JP H0450267 Y2 JPH0450267 Y2 JP H0450267Y2
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roll
paper
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drive shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、複写機、フアクシミリ、軽印刷機等
の給紙装置に用いるピツクアツプロール(以下
「給紙ロール」ということがある。)に関し、特に
高速で紙を送り出す際の紙とのスリツプを軽減し
たピツクアツプロールに関する。
従来の技術 従来、複写機、フアクシミリ、軽印刷機等の給
紙装置における紙送り機構としては、ロール式、
真空吸着式、静電吸着式、羽根車式、針車式、及
びリタードロール式等の方式が知られている。こ
れらのうち、真空吸着式の紙送り機構は、給紙の
信頼性及び高速性に優れているが、複雑な機構を
要し騒音が発生する等の問題を有しており、その
用途は特に高速性が要求される場合に限られる。
静電吸着式の紙送り機構は、静電吸着のための高
圧電源が必要であり、電極の構成も複雑になると
いう問題を有している。一方、羽根車式の紙送り
機構は、羽根車が搬送すべき用紙と接触して動く
際に漸進的に湾曲して過大な法線力を生ずるとい
う根本的な問題を有しており、重送やミスフイー
ドが生じ易い。これらに比べてロール式、針車
式、及びリタードロール式の紙送り機構は、比較
的簡単な構成で安定した性能を得ることができ
る。なかでも、積載される用紙等にロールを接触
させて、該ロールを回転することにより用紙を所
望の方向に搬送するロール式の紙送り機構は、最
も簡単な構成として広く普及している。
第12図はこのロール式の給紙装置の一例を示
すものである。給紙カセツト2上に堆積した例え
ば複写用の用紙4の最上面には、駆動用シヤフト
6に固定される給紙ロール8が当接しており、こ
の状態で給紙ロール8を回転させて、用紙4との
摩擦により給紙を行なうようにしている。
考案が解決しようとする問題点 前記給紙ロール8は、例えば第13図に示した
ように、固定用ネジ10により駆動用シヤフト6
の面取り部12に締め付けて固定されるコア部1
4と、このコア部14の周囲に接着するかあるい
は圧入することにより互いに滑りが生じないよう
に固定されるロール部16とから構成される。と
ころが、このような構成にあつては、用紙の送り
出し速度が高速化してくると、ロール部16と用
紙4の圧接部にスリツプが生じ、給紙タイミング
が遅れたり、通常、ゴム等からなるロール部16
が摩耗したりするという問題があつた。また、ロ
ール部16に代えて、第14図に示すような表面
に鋭利な針状突起18を形成した例えば金属、セ
ラミツク系の針車20を用いた場合には、前述の
スリツプに起因して用紙が損傷してしまうという
問題もあつた。
そこで本考案は、ロール部16の材質等の基本
構成は変えることなく、ロール部16と用紙4の
スリツプを低減して、高速での用紙送り出しの可
能なピツクアツプロールを提供することを目的と
する。
問題点を解決するための手段 本考案のピツクアツプロールは、回転駆動され
るシヤフトと、該シヤフトに対して回動自在に設
けられ、その表面が給紙トレイ上に積層された用
紙に当接するロール部と、その両端が前記シヤフ
ト及び前記ロール部に対してそれぞれ固定され、
前記ロール部が前記シヤフトに対して回動して安
定位置にないときに該安定位置からの回動量に応
じた大きさの力で前記ロール部を前記安定位置に
向けて付勢する弾性部材とを備える。
作 用 本考案のピツクアツプロールにあつては、シヤ
フト(回転軸)に対して回動可能なロール部を弾
性部材を介して回動軸に設けたので、回転軸の動
きとロール部の動きとの間には常に遅れが生ずる
と共に、回転軸が加・減速したときに、回転軸の
速度変化と比較してロール部の速度変化が小さな
ものとなる。そのため、停止状態にあるロールを
回転させて用紙を送り出す場合に、用紙が受ける
力は、従来の固定型のロールに比べて小さくな
り、ロールと用紙がスリツプしにくくなる。
実施例 以下、本考案の望ましい実施例につき図面にも
とづいて説明する。
第11図は、本考案を適用することのできる一
般的な電子写真複写機の概要図である。同図にお
いて、2は給紙カセツト、4は用紙、9は本考案
の給紙ロール、22は感光体ドラム、24はコロ
トロン帯電器、26は露光ランプ、28は光集束
光学系、30は原稿台、32は現像装置、36は
転写器、38は剥離器、40は定着装置、42は
除電器、44はクリーニングブラシ、48はタイ
ミングロールをそれぞれ示している。
上記の構成から成る複写機についてその動作を
以下に説明する。感光体ドラム22は矢印A方向
に回転し、その表面はコロトロン帯電器24によ
つて一様に帯電される。その感光体ドラム22に
は、露光ランプ26の照射により原稿像が光集束
光学系28を通して露光され、静電潜像が形成さ
れる。この静電潜像は、現像装置32によつて現
像され、トナー像として可視像となる。一方、給
紙ロール9の回転により給紙カセツト2より送り
出された用紙4は、タイミングロール48によつ
て感光体ドラム22の回転にタイミングを合わせ
るように同期して搬送され、可視像化された原稿
像が転写器36のコロナ放電により用紙4へ転写
される。トナー像の転写された用紙は、剥離器3
8により剥離された後、定着装置40に導かれ、
ここで熱及び圧力等により定着されて排紙部46
に排出される。また、転写終了後の感光体ドラム
22は、除電器42により残留電荷を除電され、
残存したトナーをクリーニングブラシ44でクリ
ーニングされて、次回の複写に供されるようにな
つている。
第1図及び第2図は、本考案の給紙ロールの一
実施例を示したものである。給紙ロール9のコア
部50は、接着あるいはボルト締め等の図示しな
い手段により駆動用シヤフト6に固定されてお
り、このコア部50には、例えばゴム等から形成
されるロール部54が、ベアリング等を用いてな
る軸受部材52を介して回動自在に設けられてい
る。ロール部54の片方の側は、コア部50の突
起部56により位置固定され、他方の側には、一
端がネジ58によりコア部50に固定される複数
の弾性部材として板バネ材60の自由端が嵌合等
により固定されている。従つて、駆動用シヤフト
6の駆動力は、コア部50及び板バネ材60を介
してロール部54に伝達される。
次に第3図及び第4図を用いて、給紙ロール9
の作動について説明する。第3図aは、コピース
タートボタン(図示せす)が押されておらず、駆
動用シヤフト6を含めて各部材が停止している状
態を表しており、この状態では、ロール部54及
び板バネ材60は定常位置にある、即ち、板バネ
材60の変形による付勢力がロール部54に作用
しない位置にある。コピースタートボタンが押さ
れ、駆動用シヤフト6が第3図bの矢印B方向に
回転駆動を開始すると、コア部50は駆動用シヤ
フト6と同速度で立上がるが、ロール部54は、
自身の慣性及び用紙4との摩擦力により、立遅れ
て回転開始する。このとき、ロール部54は、回
転開始した駆動用シヤフト6に対してその回転方
向と反対方向に回動し、この回動量に応じた板バ
ネ板60の撓み弾性力が、ロール部54の前記回
動運動を戻す方向に作用していることになる。以
上の結果、ロール部54との摩擦力により矢印C
方向に送り出される用紙4の速度変化は、第4図
bに示したようになり、板バネ材60を具備しな
い従来の給紙ロールに関する第4図aに比べて、
定常速度に達するまでに要する時間が長くなり
(t1≦t2)用紙4の平均加速度が小さくなると共
に、急激な速度変化が阻止されるので、ロール部
54は用紙4に対してスリツプしにくくなる。な
お、第4図bでは定常速度に達した後、用紙速度
変化の僅かなオーバーシユートが生ずることがあ
るが、この時点での速度変動は小さなものであ
り、スリツプに対する影響は無視できるものであ
る。
第5図は、本考案の給紙ロールの他の実施例を
示したものであり、第1図及び第2図に示した実
施例と異なるのは、弾性部材として板バネ材60
を用いるのではなく、コイルスプリング62を用
いている点にある。コイルスプリング62の一端
は、コア部50に軸受部材52を介して設けられ
るロール部54に固定され、他端は、コア部50
の端部に設けられるストツパー64に固定され
る。こうすることにより、弾性部材としてはコイ
ルスプリング62一つで済むために、構成部品数
を減少することができる。
第6図は、第5図に示した実施例を更に簡略化
した例であり、この場合コア部を設けずに、ロー
ル部66を直接軸受部材53を介して駆動用シヤ
フト6を設けている。コイルスプリング63の一
端は駆動用シヤフト6に固定され、他端は、ロー
ル部66に固定される。
弾性部材としては、以上説明した例に限定され
ることなく、ロール部の回動と反対の方向に付勢
力を与えるものであれば、使用可能である。例え
ば、ロール部自体を適当な弾性体から構成して、
この弾性体に弾性部材の機能を持たせることも可
能である。この場合、前記付勢力を与えることの
できる弾性体は、必ずしも搬送すべき用紙との摩
擦・摩耗特性が優れていないので、用紙と接触す
る部分には別体を設けてロール部を二層構造とす
ることが望ましい。
第7図及び第8図には、更に他の実施例が示さ
れており、ここでは、通常、交換頻度の高いロー
ル部を、駆動用シヤフトの軸支端を外すことなく
着脱可能な構造としている。第7図において、凸
部72を有する第1コア部70は、軸受部材68
を介して駆動用シヤフト6に設けられている。着
脱可能な給紙ロール78は、前記凸部72に嵌合
する凹部77を有する第2コア部74と、この第
2コア部74の回りに設けられるロール部76と
からなり、給紙ロール78の凹部77の反対側は
軸方向に切取られている。そのため、駆動用シヤ
フト6の両側端部が例えば図示しない複写機のフ
レーム等に軸支されたとしても、この状態のまま
で、凹部77を凸部72に軸方向(矢印D方向)
に嵌合させることにより、給紙ロール78を装着
することができる。尚、第7図において、69は
第1コア部70と駆動用シヤフト6とに接続され
るコイルスプリングである(第8図には図示せ
ず)。この給紙ロール78を用いる場合には、第
8図に例示したように、給紙ロール78を互い違
いにあるいは所定角度ずつずらして複数個設け、
ロール部76が連続的に用紙に当接するようにす
る。
第9図及び第10図には、前実施例の変形例が
示されており、ここで異なる点は、ロールの切取
り部分を駆動用シヤフト6と平行とするのではな
く、斜めにした点にある。第9図において、複数
の凸部72′を有する第1コア部70′は、軸受部
材68を介して駆動用シヤフト6に設けられてお
り、この第1コア部70′に装着する給紙ロール
80は、第10図に示したように、前記凸部7
2′に嵌合する凹部77′を有する第2コア部7
4′と、この第2コア部74′の回りに設けられる
ロール部76′とからなる。給紙ロール80には
その母線に対して所定の角度をもつて切込みが設
けられ、この切込みの幅は、駆動用シヤフト6の
直径よりも大きく設定される。本実施例ではこの
ように給紙ロール80に切込みを設けたので、こ
の部分から給紙ロール80を駆動用シヤフト6に
通した後に凸部72′と凹部77′とを嵌合させ
て、給紙ロール80を装着することができる。ロ
ール部76′及び第2コア部74′が弾性体から形
成される場合には、給紙ロール80の切込みの幅
は、駆動用シヤフト6の直径より小さくてもかま
わない。69は第1コア部70′と駆動用シヤフ
ト6とに接続されるコイルスプリングである。こ
の実施例では、第8図に示したように給紙ロール
80を複数個設けることなく、常にロール部7
6′を用紙に当接させることが可能となる。
第7図乃至第10図に示したように、給紙ロー
ルにその軸方向あるいは軸方向に所定の角度を持
たせて切込みを設けて本考案を適用すれば、ロー
ル部の交換作業が簡単で、用紙とのスリツプが少
なく高速化に適した給紙装置を提供することが可
能となる。
考案の効果 以上詳述したように、本考案によれば、回転軸
(駆動用シヤフト)に対して回動可能なロール部
を弾性部材を介して回転軸に設けたので、回転軸
の動きとロール部の動きとの間には常に遅れが生
ずると共に、回転軸が加・減速したときに、回転
軸の速度変化と比較してロール部の速度変化が小
さなものとなり、用紙と給紙ロールのスリツプが
低減する。その結果、高速で用紙を送り出す場合
に、重送やミスフイードが発生しにくくなるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の望ましい実施例を示す給紙
ロールの斜視図、第2図は、同給紙ロールの断面
図、第3図a及び第3図bは、同給紙ロールの作
動を説明するための図、。第4図aは、従来の給
紙ロールを用いたときの用紙速度の変化を示すグ
ラフ、第4図bは、本考案の給紙ロールを用いた
ときの用紙速度の変化を示すグラフ、第5図は、
本考案の他の望ましい実施例を示す給紙ロールの
部分断面図、第6図は、本考案の更に他の望まし
い実施例を示す給紙ロールの断面図、第7図は、
本考案の別の実施例を示す給紙ロールの組立て
図、第8図は、第7図に示した給紙ロールを実際
に使用する場合の組合せ例を示す図、第9図は、
第7図及び第8図に示した給紙ロールの変形例を
示す図、第10図は、第9図に示した給紙ロール
のロール部の斜視図、第11図は、本考案の給紙
ロールを適用できる電子写真複写機の構成例を示
す図、第12図は、給紙装置の一例を示す図、第
13図は、従来の一般的な給紙ロールの一例を示
す図、第14図は、従来の給紙ロールの一例を示
す図である。 2……給紙カセツト、4……用紙、6……駆動
用シヤフト、8,9,78,80……給紙ロー
ル、14,50……コア部、16,54,66,
76,76′……ロール部、52,53,68…
…軸受部材、60……板バネ部材、62,63,
69……コイルスプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転駆動されるシヤフトと、 該シヤフトに対して回動自在に設けられ、その
    表面が給紙トレイ上に積層された用紙に当接する
    ロール部と、 その両端が前記シヤフト及び前記ロール部に対
    してそれぞれ固定され、前記ロール部が前記シヤ
    フトに対して回動して安定位置にないときに該安
    定位置からの回動量に応じた大きさの力で前記ロ
    ール部を前記安定位置に向けて付勢する弾性部材
    とを備えたことを特徴とするピツクアツプロー
    ル。
JP6821286U 1986-05-08 1986-05-08 Expired JPH0450267Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6821286U JPH0450267Y2 (ja) 1986-05-08 1986-05-08

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6821286U JPH0450267Y2 (ja) 1986-05-08 1986-05-08

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Publication Number Publication Date
JPS62181539U JPS62181539U (ja) 1987-11-18
JPH0450267Y2 true JPH0450267Y2 (ja) 1992-11-26

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