JPH0450252Y2 - - Google Patents

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JPH0450252Y2
JPH0450252Y2 JP15157689U JP15157689U JPH0450252Y2 JP H0450252 Y2 JPH0450252 Y2 JP H0450252Y2 JP 15157689 U JP15157689 U JP 15157689U JP 15157689 U JP15157689 U JP 15157689U JP H0450252 Y2 JPH0450252 Y2 JP H0450252Y2
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sensor
conveyed
tile
relay
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Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は、被搬送物を搬送しながら回転させる
回転装置に関し、特にタイル用生素地用等の板状
の被搬送物を、鉛直方向を中心に回転させながら
搬送する回転装置に関する。
B 従来の技術 タイルは、泥漿鋳込方法、押出成形方法、射出
成形方法、金型成形方法等により成形した後、素
焼工程、油薬塗布工程、焼成工程等の各工程を経
て製造されるが、上記金型成形方法を用い、タイ
ルの原料となる粉状体をプレスすることによりタ
イル用生素地に成形する場合、この成形されたタ
イル用生素地の端部にバリが付着している場合が
ある。このため、上記金型成形によりタイル用生
素地を成形する場合においては、上記成形工程と
素焼工程との間に、上記タイル用生素地の端部に
付着したバリの除去工程が設けられている。
ところで、上記バリの除去工程においては、上
記タイル用生素地の四辺に付着したバリを取り除
く必要があることから、従来、第9図に示すよう
に、成形工程100により成形されたタイル用生素
地Tの上端T1及び下端T2のバリを除去する上流
側のバリ取り装置101と、該タイル用生素地T
の一端T3及び他端T4のバリを除去する下流側の
バリ取り装置102とが設けられており、さら
に、これらのバリ取り装置101,102間に
は、上記タイル用生素地Tを鉛直方向を中心に
90°回転させる回転装置103が設けられている。
上記上流側及び下流側のバリ取り装置101,1
02は、いずれもプーリ101a,102aに掛
け渡された搬送ベルト104,105上に載置さ
れて搬送される上記タイル用生素地Tの各端部
T1,T2,T3,T4と、バリ取り部材101b,1
01b,102b,102bとを互いに摺接させ
てバリを除去するものである。
そして、上記上流側のバリ取り装置101と下
流側のバリ取り装置102との間に設けられた回
転装置103は、一方及び他方の搬送ベルト10
5,106と、これらの搬送ベルト105,10
6に対応して設けられた駆動プーリ107,10
8及び従動プーリ109,110とから構成され
ている。そして、上記搬送ベルト105,106
は、上記駆動プーリ107,108と従動プーリ
109,110に掛け渡され、さらに、該一方の
搬送ベルト105と他方の搬送ベルト106と
は、搬送されるタイル用生素地Tが鉛直方向を中
心に90°回転されるよう、例えば該一方の搬送ベ
ルト105に比べ他方の搬送ベルト106を低速
となす等、互いに異なる走行速度で常に走行する
ようになされている。
したがつて、この回転装置103により、前記
上流側のバリ取り装置101につて上端T1及び
下端T2のバリが除去されたタイル用生素地Tは、
上記搬送ベルト105,106上に載置される
と、これらの搬送ベルト105,106の走行に
より順次下流側のバリ取り装置103側に搬送さ
れるとともに、90°回転させられて上記下流側の
バリ取り装置102に搬送される。
C 考案が解決しようとする課題 ところが、上述のように構成されてなる上記従
来の回転装置103では、上記タイル用生素地T
を載置し搬送する搬送ベルト105,106は、
駆動プーリ107,108と従動プーリ109,
110間を互いに異なる速度で常に走行するよう
になされているので、前記上流側のバリ取り装置
101によりバリが取り除かれたタイル用生素地
Tが、搬送ベルト105,106上の所定の適切
な位置に載置されない場合や、または搬送ベルト
105,106に載置されず脱落する場合があ
る。
さらに、上記回転装置103では、上記搬送ベ
ルト105,106は、一方の搬送ベルト10
5,106のみが常に低速で走行するようになさ
れているので、該タイル用生素地Tの方向は常に
同一とされ、素焼工程111に移る際にタイル用
生素地Tを複数枚積載すると、成形工程で生ずる
タイル用生素地Tの微妙な肉厚のバラツキが第1
0図に示すように大きく反映し、多数枚を積載す
ると転倒する場合がある。すなわち、金型により
成形されたタイル用生素地Tは、必ずしも全面が
均一な肉厚で成形されず例えば上端側のみが微妙
に厚く成形される場合があり、上述した従来の回
転装置103では、常に一方の搬送ベルト10
5,106が低速で走行することから、同一の金
型にて成形された多数のタイル用生素地Tは全て
同一の方向で積載されることとなつて、これらの
タイル用生素地Tが多数積載されると上記微妙な
肉厚の差異が大きく反映し転倒してしまう場合が
ある。
そこで、こうしたタイル用生素地Tを多数積載
した場合でも転倒することがないようになされた
回転装置として、第11図A及び第11図Bに示
すものが提案されている。
この回転装置120は、駆動プーリ121と従
動プーリ122間を同一の速度で走行する左右一
対の搬送ベルト123,124と、この搬送ベル
ト123,124により上流側から下流側へ徐々
に搬送されるタイル用生素地Tを回転させる2個
の支軸125,126が配設された支軸支持部材
127とから概略構成されている。そして、上記
駆動プーリ121と従動プーリ122間には、搬
送ベルト123,124がやや上方に湾曲して走
行するように2個のガイド軸128,129が配
設されており、また、上記支軸部材127は、こ
れらのガイド軸128,129間に配設されてい
る。また、上記支軸支持部材127は、上記従動
プーリ122から駆動プーリ121方向に走行す
る搬送ベルト123,124の下方であつて該搬
送ベルト123,124の走行方向と直行する方
向に配設され、該支軸支持部材127には、左右
両端に前述した2個の支軸125,126が配設
されている。これらの支軸125,126の先端
には、それぞれ凸部125a,126aが形成さ
れている。そして、上記支軸125,126は、
第11図中矢印で示すように、上記支軸支持部材
127から上記搬送ベルト123,124の上方
に出没自在となされている。
すなわち、この回転装置120では、上記搬送
ベルト123,124の走行により徐々に従動プ
ーリ122から駆動プーリ121方向から搬送さ
れて行くタイル用生素地Tの一側を、上記支軸1
25,126により上方に持ち上げて支持し、該
タイル用生素地Tの一側のみを搬送ベルト12
3,124から離間させることによつて、上記支
軸125を中心にタイル用生素地Tを回転させる
ものである。そして、この回転装置120では、
上記出没する支軸125,126を適宜選択する
ことによつて、タイル用生素地Tの回転方向を変
更し、この回転方向の変更によつて前述したタイ
ル用生素地Tの多数枚の積載による転倒を防止し
ている。
しかしながら、この回転装置120によりタイ
ル用生素地Tを回転させる場合であつても、タイ
ル用生素地Tを高速で搬送されながら回転させよ
うとする、前述した従来の回転装置100と同様
に、該タイル用生素地Tの正確な回転が行われ
ず、したがつて、例えばバリ取り工程等その後の
工程を行う際に支障が生じたり、さらには、装置
120から脱落する等の不都合が生じている。
そこで、本考案は上述した従来の回転装置が有
する課題を解決するために提案されたものであつ
て、タイル用生素地を確実に載置搬送し且つ正確
な回転を保障される回転装置を提供することを目
的とするものである。
D 課題を解決するための手段 本考案は、上記目的を達成するために提案され
たものであつて、被搬送物が載置されこの被搬送
物を搬送する左右一対の搬送ベルトと、上記各搬
送ベルトに対応して設けられた一対の駆動手段
と、上記各搬送ベルト上の上記被搬送物の有無を
検出するセンサと、上記センサよりの出力に基づ
き上記各搬送ベルト上の上記被搬送物の存在を検
出したとき、上記一対の駆動手段を制御して、上
記左右一対の搬送ベルトの少なくともいずれか一
方の搬送速度を変化させるとともに、上記センサ
よりの出力に基づき上記各搬送ベルト上に上記被
搬送物が存在しないことを検出したとき、上記左
右一対の搬送ベルトの搬送速度を同一となす制御
手段と、上記センサよりの出力に基づき、搬送し
た被搬送物の個数をカウントして、このカウント
値に基づいて上記制御手段により移送速度を変化
させられる搬送ベルトを選択する選択手段とを備
えてなることを特徴とするものである。
E 作用 本考案に係る回転装置によれば、先ず、センサ
により被搬送物の存在が検出されるまでは、一対
の搬送ベルトの搬送速度は共に同一となされてい
る。次いで、上記被搬送物が上記搬送ベルト上に
載置され、上記センサによる被搬送物の存在が検
出されると、制御手段により、上記一対の搬送ベ
ルトに対応して設けられた一対の駆動手段が制御
され、該一対の搬送ベルトの少なくともいずれか
一方の搬送速度が変化させられる。この搬送ベル
トの変化により被搬送物は回転させられながら搬
送される。次いで、上記センサにより被搬送物の
不存在が検出されると、前記制御手段により上記
左右一対の搬送ベルトの搬送速度が同一となされ
る。
また、選択手段により、上記センサにより搬送
された被搬送物の個数がカウントされ、このカウ
ント値に基づいて上記制御手段により搬送速度を
変化させられる搬送ベルトが選択される。したが
つて、上記カウント値を例えば20個に設定する
と、被搬送物が20個搬送される度に、搬送速度が
変化させられる搬送ベルトが変わり、被搬送物の
回転方向は異なつて回転させられる。
F 実施例 以下、本考案の具体的な実施例を図面を参照し
ながら詳細に説明する。
この実施例に係る回転装置は、金型によりプレ
スされて正方形に成形されたタイル用生素地を、
上流側のバリ取り装置から下流側のバリ取り装置
に搬送する際に、鉛直方向を中心に該タイル用生
素地を90°回転させる回転装置に本考案を適用し
たものであり、図示しない上流側のバリ取り装置
と下流側のバリ取り装置との間に配設されてなる
ものである。
この回転装置1は、第1図に示すように、上流
側(図中右側)から下流側(図中左側)にタイル
用生素地を搬送する左右一対の補助ベルト2,3
と、これらの補助ベルト2,3の両側に配設され
た左右一対の搬送ベルト4,5と、これらの搬送
ベルト4,5により搬送されるタイル用生素地の
搬入及び搬出を検出するセンサ6とを備えてい
る。
上記補助ベルト2,3は、上流側の搬送ベルト
7,8が掛け渡されているプーリ9に対し平行に
配設された従動プーリ10と、下流側の搬送ベル
ト11,12が掛け渡されているプーリ13に対
し平行に配設された駆動プーリ14とに掛け渡さ
れている。そして、上記駆動プーリ14は、駆動
モータ15に接続しており、この駆動モータ15
の回転駆動力により、上記一対の補助ベルト2,
3は、上記駆動プーリ14と従動プーリ10との
間を所定の速度で走行するようになされている。
したがつて、前記上流側の搬送ベルト7,8によ
り搬送されてきたタイル用生素地は、上記補助ベ
ルト2,3により従動プーリ10側から駆動プー
リ14側へ徐々に搬送されて行くようになされて
いる。
一方、上記搬送ベルト4,5は、上記一対の補
助ベルト2,3によるタイル用生素地の搬送方向
と直交する方向であつて、該補助ベルト2,3と
並んで配設されている。そして、これらの搬送ベ
ルト4,5は、前記従動プーリ10と駆動プーリ
14との間に配設された第1及び第2の駆動軸1
7,18に掛け渡されている。なお、上記第1の
駆動軸17と第2の駆動軸18との間隔は、回転
区間Rとして略タイル用生素地の二つ分の間隔が
設けられている。上記第1の駆動軸17は、上記
一対の搬送ベルト4,5の内の一方の搬送ベルト
4を走行駆動させるとともに、制御手段によりこ
の搬送ベルト4の走行速度が駆動制御される第1
のサーボモータ20と接続されており、一方、第
2の駆動軸18は、上記搬送ベルト4,5の内他
方の搬送ベルト5を走行駆動させるとともに、制
御手段によりこの搬送ベルト5の走行速度が駆動
制御される第2のサーボモータ21と接続されて
いる。なお、上記一方の搬送ベルト4は、第1の
サーボモータ20の回転駆動力により回転駆動す
る上記第1の駆動軸17には接続され該駆動軸1
7の回転力が伝達されるようになされている一
方、前記第2のサーボモータ21の回転駆動力に
より回転する第2の駆動軸18の回転力は伝達さ
れず空転するようになされている。同様に、上記
他方の搬送ベルト5も、第2のサーボモータ21
の回転駆動力により回転駆動する上記第2の駆動
軸18には接続され該駆動軸18の回転力が伝達
されるようになされている一方、前記第1のサー
ボモータ20の回転駆動力により回転する第1の
駆動軸17の回転力は伝達されず空転するように
なされている。
したがつて、上記一対の搬送ベルト4,5は、
それぞれ別個に配設された第1及び第2のサーボ
モータ20,21の回転駆動力により、それぞれ
別個の走行速度で上記第1及び第2の駆動軸1
7,18間を走行するようになされている。
さらに、この回転装置1には、左右一対のガイ
ド部材23,24が配設されている。このガイド
部材23,24は、第1図及び第2図に示すよう
に、上記第1と第2の駆動軸17,18との間で
あつて、上記搬送ベルト4,5の走行位置に配設
されるとともに、上方に向つて弧を描くように膨
出するよう湾曲されてなり、このガイド部材2
3,24の上面を上記各搬送ベルト4,5が走行
するようになされている。よつて、前記第1の駆
動軸17から第2の駆動軸18に亘つて走行する
搬送ベルト4,5は、このガイド部材23,24
により、弧を描くよう上方に湾曲して走行するよ
うガイドされる。したがつて、搬送されるタイル
用生素地は、前記補助ベルト2,3上からこの搬
送ベルト4,5上に載置されると、徐々に弧を描
きながら搬送される。
そして、上記第1の駆動軸17と第2の駆動軸
18との略中間位置には、センサ6が配設されて
いる。このセンサ6は、タイル用生素地が上記一
対の搬送ベルト4,5上に存在しているか、或い
は存在していないかを検知するものである。すな
わち、このセンサ6は、上記第1の駆動軸17と
第2の駆動軸18との中間に位置するとともに、
該第1の駆動軸17と第2の駆動軸18とはタイ
ル用生素地の略二個分の間隔を置いて配設されて
いることから、第3図に示すように、上記タイル
用生素地Tの他端T2が補助ベルト2,3上から
離れ上記搬送ベルト4,5上に略搬入されたと
き、該タイル用生素地Tの一端T1の通過により
タイル用生素地Tの存在を検出する。また、後に
詳細に説明するように、このタイル用生素地T1
の存在の検出により制御回路によつて例えば一方
の搬送ベルト4の走行速度が低速となるよう制御
回路により上記第1のサーボモータ20が制御さ
れた場合は、上記センサ6の下方を通過するまで
に該タイル用生素地Tは反時計回り方向に90°回
転させられ、次いで、第4図に示すように、タイ
ル用生素地Tの上端T3が再び前記補助ベルト2,
3上に差し掛かるときには、該タイル用生素地T
の下端T4は上記センサ6の下方を通過し、この
通過により該タイル用生素地Tの不存在が検出さ
れる。
そして、上記センサ6は、コントロールボツク
ス26に接続されている。このコントロールボツ
クス26は、制御手段及び選択手段を構成する制
御回路を内蔵してなる。
この制御回路においては、第5図に示すよう
に、上記一対の搬送ベルト4,5がそれぞれ上記
第1及び第2のサーボモータ20,21により駆
動制御されている転回区間Rの略中央に設けられ
たセンサ6の出力は、信号処理装置(CPU)5
0に入力される。上記センサ6は、タイル用生素
地Tの有無を検出するセンサである。この信号処
理装置50は、カウンタ51を制御するととも
に、このカウンタ51の出力及び上記センサ6よ
り入力される信号に基づいて、上記各サーボモー
タ20,21の回転速度を制御するモータコント
ローラ52を制御する。
上記転回区間Rにタイル用生素地Tが搬送され
ると、上記センサ6がこのタイル用生素地Tの前
端部となる一端T1を検出して、上記信号処理装
置50に検出信号を送る。すると上記信号処理装
置50は、第6図のフローチヤートに示すよう
に、ステツプst1において、上記センサ6よりの
入力の有無を調べ、入力があれば、ステツプst2
に進む。
ステツプst2においては、上記カウンタ51の
カウンタ値が所定の値であるかを調べ、カウンタ
値が所定の値以下であればステツプst3に進み、
カウンタ値が所定の値以下であればステツプst4
に進む。
ステツプst3においては、上記カウンタ51の
カウント値を1だけ増加させて、ステツプst5に
進む。
ステツプst5においては、前回被搬送物を移送
したときに回転数を下げたのが第1のサーボモー
タ20であるか否かを調べ、前回回転数を下げた
のが第1のサーボモータ20であればステツプ
st6に進み、前回回転数を下げたのが第1のサー
ボモータ20でなければステツプst8に進む。
ステツプst6においては、上記信号処理装置5
0は、上記モータコントローラ52を制御して、
上記第1のサーボモータ20の回転数を下げ、ス
テツプst9に進む。上記第1のサーボモータ20
の回転数が下がることにより、上記タイル用生素
地Tの第3図中反時計回り方向への転回が行われ
る。
ステツプst8においては、上記信号処理装置5
0は、上記モータコントローラ52を制御して、
上記第2のサーボモータ21の回転数を下げ、ス
テツプst9に進む。上記第2のサーボモータ21
の回転数が下がることにより、上記タイル用生素
地Tの同図中時計回り方向への転回が行われる。
ところで、ステツプst4においては、上記カウ
ンタ51のカウント値を0に戻し、ステツプst7
に進む。
ステツプst7においては、前回タイル用生素地
Tを移送したときに回転数を下げたのが第2のサ
ーボモータ21であるか否かを調べ、前回回転数
を下げたのが第2のサーボモータ21であれば上
記ステツプst8に進み、前回回転数を下げたのが
第2のサーボモータ21でなければ上記ステツプ
st6に進む。
すなわち、上記カウンタ51のカウント値が所
定の値になるまでは、上記第1及び第2のサーボ
モータ20,21のいずれか一方のみが回転数を
下げられる。そして、上記カウント値が所定の値
に達すると、このカウント値が0となされるとと
もに、それまで回転数を下げられていなかつた側
のサーボモータの回転数が下げられて、上記タイ
ル用生素地Tの転回方向が変更される。
そして、上記タイル用生素地Tが上記転回区間
Rの出口に接近すると、上記センサ6に対応する
位置に上記タイル用生素地Tの後端部が到達し、
上記信号処理装置50への検出信号の供給が終了
する。
すなわち、上記信号処理装置50は、ステツプ
st9において、上記センサ6よりの入力の有無を
調べ、入力がなくなれば、ステツプst10に進む。
ステツプst10においては、回転数を下げていた
モータの回転数を当初の回転数に戻し、上記ステ
ツプst1に戻る。
すなわち、上記転回区間Rからの上記タイル用
生素地Tの移送が完了するときには、上記各サー
ボモータ20,21の回転数は、同一回転数に戻
される。
なお、本考案に係る回転装置は、上述の実施例
の如く、1個のセンサ6により上記各搬送ベルト
4,5上の上記タイル用生素地Tの有無を検出し
てなる構成に限定されるものではなく、2個のセ
ンサを設けて構成しても良い。すなわち、この回
転装置、第7図に示すように、上記各搬送ベルト
4,5に対応する転回区間Rの入口部と出口部と
に対応させて、第1及び第2のセンサ6a,6b
を設けて構成してもよい。
この場合には、上記第1及び第2のセンサ6
a,6bの出力は、上記信号処理装置50に入力
される。
上記信号処理装置50は、上記第1のセンサ6
aの出力に基づき、上記転回区間Rに上記タイル
用生素地Tが搬入されたことを検出し、上述の実
施例において上記センサ6により上記タイル用生
素地Tの存在が検出されたときと同様の動作を行
う。
また、上記信号処理装置50は、上記第2のセ
ンサ6bの出力に基づき、上記転回区間Rより上
記タイル用生素地Tが搬出されることを検出し、
上述の実施例において上記センサ6により上記タ
イル用生素地Tの不存在が検出されたときと同様
の動作を行う。
さらに、本考案に係る回転装置を構成する上記
制御回路は、上述の実施例に限定されることな
く、第8図に示すように、複数のリレーを用いて
構成するようにしてもよい。
この第8図に示す制御回路においては、上記第
1のサーボモータ21と、この第1のサーボモー
タ20に送られる制御電圧V1との間に、第1の
リレー53が介在接続されている。この第1のリ
レー53が非作動状態にあつては上記制御電圧
V1が上記第1のサーボモータ20に印加され、
上記第1のリレー53が作動状態にあつては上記
制御電圧V1は、可変抵抗54を介して上記第1
のサーボモータ20に印加される。
また、第2のサーボモータ21についても同様
に、この第2のサーボモータ21と、この第2の
サーボモータ21に送られる制御電圧V1との間
に、第2のリレー55が介在接続されている。こ
の第2のリレー55が非作動状態にあつては上記
制御電圧V1が上記第2のサーボモータ21に印
加され、上記第2のリレー55が作動状態にあつ
ては上記制御電圧V1は、上記可変抵抗54を介
して上記第2のサーボモータ21に印加される。
一方、上記センサ6の出力は、第3のリレー5
6の制御端子及びカウンタ57に送られる。
すなわち、上記第3のリレー56は、上記タイ
ル用生素地Tが上記転回区間に存在している間は
作動状態となされ、上記タイル用生素地Tが上記
転回区間に存在しないときは非作動状態となされ
ている。この第3のリレー56は、作動状態にあ
つてはリレー制御電圧V0を第1のキープリレー
58に送り、非作動状態にあつてはリレー制御電
圧V0を遮断する。
上記第1のキープリレー58は、セツト状態に
あつては上記リレー制御電圧V0を上記第1のリ
レー53の制御端子に送り、リセツト状態にあつ
ては上記リレー制御電圧V0を上記第2のリレー
55の制御端子に送る。
すなわち、上記タイル用生素地Tが上記転回区
間に存在している間は、上記第1のキープリレー
58のセツト−リセツト状態に応じて、上記第1
及び第2のリレー53,55のいずれか一方が作
動状態となされ、上記第1及び第2のサーボモー
タ20,21のいずれか一方の回転数が下げられ
る。
そして、第2のキープリレー59が、セツト側
出力端子を上記第1のキープリレー58のリセツ
ト端子に接続させ、リセツト側出力端子を上記第
1のキープリレー58のセツト端子に接続させて
設けられている。
ところで、上記カウンタ57は、上記センサ6
よりの信号をカウントし、このカウント値が所定
の値となつたとき、カウント値を0に戻すととも
に、パルスを出力するように構成されている。こ
のカウンタ57の出力するパルスは、第2のキー
プリレー59に送られるとともに、第4のリレー
60の制御端子に送られる。
上記第4のリレー60は、2端子のリレーであ
つて、制御端子に電圧が印加されないときには対
応する端子間を導通状態となし、上記制御端子に
電圧が印加されると対応する端子間を遮断するよ
うに構成されている。この第4のリレー60は、
上記第1のキープリレー58のセツト側の出力端
子と上記第2のキープリレー59のセツト端子を
接続し、また、上記第1のキープリレー58のリ
セツト側の出力端子と上記第2のキープリレー5
9のリセツト端子を接続している。
上記センサ6が上記タイル用生素地Tの存在を
検出し、このとき、上記カウンタ57のカウント
値が所定値であれば、上記カウンタ57は、パル
スを出力する。このパルスは、上記第4のリレー
60を遮断状態となすとともに、上記第2のキー
プリレー59がリセツト状態であれば上記第1の
キープリレー58をセツト状態となし、上記第2
のキープリレー59がセツト状態であれば上記第
1のキープリレー58をリセツト状態となす。
そして、上記カウンタ57のパルス出力が終了
すると、上記第4のリレー60が導通状態となさ
れ、上記リレー制御電圧V0により、上記第1の
キープリレー58がセツト状態であれば上記第2
のキープリレー59がセツト状態となされ、上記
第1のキープリレー58がリセツト状態であれば
上記第2のキープリレー59がリセツト状態とな
される。
すなわち、上記カウンタ57がパルスを出力し
このパルスが終了すると、上記第1及び第2のキ
ープリレー58,59がともにセツト状態、ある
いはリセツト状態となされる。そして、これら第
1及び第2のキープリレー58,59のセツト−
リセツト状態の変更は、上記カウンタ57のパル
ス出力の度に、セツト状態からリセツト状態への
変更と、リセツト状態からセツト状態への変更と
が交互に繰替えされる。
このようにして、所定個数のタイル用生素地T
の搬送が終了する度に、上記第1のキープリレー
58のセツト−リセツト状態が変更され、上記タ
イル用生素地の回転方向が変更される。
なお、本考案に係る回転装置において、上記セ
ンサ6に代えて上記第1及び第2のセンサ6a,
6bを用い、上述のように複数のリレーからなる
制御回路を用いる場合には、上記第3のリレー5
6に代えて、第3のキープリレーを用いる。そし
て、上記第1のセンサ6aの出力が上記第3のキ
ープリレーのセツト端子に供給され、上記第2の
センサ6bの出力が上記第3のキープリレーのリ
セツト端子に供給されるように接続する。
上記第3のキープリレーは、上記タイル用生素
地Tが上記転回区間Rに存在している間はセツト
状態となされ、上記タイル用生素地Tが上記転回
区間Rに存在しないときはリセツト状態となされ
る。すると、この第3のキープリレーは、上述し
た実施例中の第3のリレー56と同様に、セツト
状態にあつては上記リレー制御電圧V0を上記第
1のキープリレー58に送り、リセツト状態にあ
つてはリレー制御電圧V0を遮断する。
このように、上記実施例に係る回転装置1によ
れば、搬送ベルト4,5は、センサ6によるタイ
ル用生素地の存在が検出されるまで同一の速度で
走行するようになされているので、上記タイル用
生素地は、確実に該搬送ベルト4,5上に載置さ
れ搬送される。そして、上記センサ6によるタイ
ル用生素地の存在が検出されると、上記一対の搬
送ベルト4,5の内いずれか一方の搬送ベルト
4,5は、制御手段によりサーボモータ20,2
1の回転速度が変化するよう制御されることか
ら、該搬送ベルト4,5に載置移送されるタイル
用生素地は鉛直方向に90°回転させられる。特に、
上記実施例に係る回転装置1では、上記搬送ベル
ト4,5は、ガイド部材23,24により上方に
弧を描くようガイドされて走行することから、一
層確実にタイル用生素地が回転させられる。さら
に、上記搬送ベルト4,5は、センサ6によりタ
イル用生素地の不存在が検出されると、同一の速
度で走行するようになされているので、上記タイ
ル用生素地を補助ベルト2,3方向に確実に搬送
することができる。
また、上記回転装置1によれば、カウンタ51
により予め設定されたタイル用生素地の個数をカ
ウントし、所定値となされたときに回転速度が変
化させられるサーボモータ20,21を変更する
ようになされているので、例えば上記カウント値
を20と設定すれば、前回回転させられたタイル用
生素地20個と次に回転させられるタイル用生素地
20個とは、互いに180°向きが変つた状態で積載さ
れることとなる。
したがつて、この回転装置1を製造ラインに配
設することにより、同一の金型で成形された微妙
に肉圧が異なるタイル用生素地を多数積載しても
転倒する危険性を回避することができる。
なお、上記実施例に係る回転装置1では、タイ
ル用生素地の回転角度90°に設定したものを挙げ
て説明したが、本考案は、この角度に限定され
ず、例えば搬送されるタイル用生素地の種類、大
きな等、また事後の工程により適宜変更したもの
であつても良い。
また、前述した実施例では、いずれも一対の搬
送ベルト4,5の内、いずれか一方の搬送ベルト
4,5の搬送速度を低速にしたものを説明した
が、本考案は、いずれか一方の搬送ベルト4,5
を高速にするようにしたものであつても良く、さ
らには、一方の搬送ベルト4を低速に、他方の搬
送ベルト5を高速にするようにしたものであつて
も良い。
G 考案の効果 上記各実施例の説明からも明らかなように、本
考案に係る装置によれば、被搬送物の存在が検出
されて始めて搬送ベルトの搬送速度が変化させら
れるので、搬送ベルト上の所定の位置に載置され
また脱落することがない。
また、本考案に係る回転装置によれば、選択手
段により、センサにより搬送した被搬送物の個数
をカウントし、このカウント値に基づいて搬送速
度を変化させられる搬送ベルトを選択するように
なされているので、被搬送物の肉圧にバラツキが
ある場合であつても多数積載することによる転倒
を有効に回避することができる。
さらに、本考案に係る回転装置によれば、タイ
ル用生素地を搬送する搬送ベルトの搬送速度を変
化させることにより該タイル用生素地を回転させ
るようにしているので、上記搬送ベルトを高速で
走行させた場合であつても該タイル用生素地の正
確な回転を保障することができる。したがつて、
本装置からタイル用生素地が脱落することがない
とともに、後の工程においても支障を来すことが
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用された回転装置を模式的
に示す平面図、第2図は同じくその−線断面
図、第3図はセンサによりタイル用生素地の存在
が検出される際の該タイル用生素地の状態を模式
的的に示す平面図、第4図はセンサによりタイル
用生素地の不存在が検出される際の該タイル用生
素地の状態を模式的的に示す平面図である。第5
図は制御回路の構成を示すブロツク図、第6図は
信号処理装置の動作を示すフローチヤート、第7
図は2個のセンサを使用した例を模式的に示す平
面図、第8図は制御回路の構成を示す回路図であ
る。第9図は従来の回転装置を模式的に示す平面
図、第10図は多数個のタイル用生素地を積載し
た状態を示す模式図、第11図A及び第11図B
はさらに他の従来の回転装置を模式的に示す図で
あり、第11図Aはその平面図、第11図Bは第
11図AのA−A線断面図である。 4,5……搬送ベルト、6,6a,6b……セ
ンサ、20,21……サーボモータ、26……コ
ントロールボツクス、51……カウンタ、52…
…モータコントローラ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被搬送物が載置されこの被搬送物を搬送する左
    右一対の搬送ベルトと、 上記各搬送ベルトに対応して設けられた一対の
    駆動手段と、 上記各搬送ベルト上の上記被搬送物の有無を検
    出するセンサと、 上記センサよりの出力に基づき上記各搬送ベル
    ト上の上記被搬送物の存在を検出したとき、上記
    一対の駆動手段を制御して、上記左右一対の搬送
    ベルトの少なくともいずれか一方の搬送速度を変
    化させるとともに、上記センサよりの出力に基づ
    き上記各搬送ベルト上に上記被搬送物が存在しな
    いことを検出したとき、上記左右一対の搬送ベル
    トの搬送速度を同一となす制御手段と、 上記センサよりの出力に基づき、搬送した被搬
    送物の個数をカウントして、このカウント値に基
    づいて上記制御手段により移送速度を変化させら
    れる搬送ベルトを選択する選択手段とを備えてな
    る回転装置。
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