JPH0450219B2 - - Google Patents

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JPH0450219B2
JPH0450219B2 JP59149823A JP14982384A JPH0450219B2 JP H0450219 B2 JPH0450219 B2 JP H0450219B2 JP 59149823 A JP59149823 A JP 59149823A JP 14982384 A JP14982384 A JP 14982384A JP H0450219 B2 JPH0450219 B2 JP H0450219B2
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JP
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piston
brake
valve
control
chamber
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JP59149823A
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JPS6045460A (ja
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Hintaa Yoozefu
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Knorr Bremse AG
Original Assignee
Knorr Bremse AG
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Publication date
Application filed by Knorr Bremse AG filed Critical Knorr Bremse AG
Publication of JPS6045460A publication Critical patent/JPS6045460A/ja
Publication of JPH0450219B2 publication Critical patent/JPH0450219B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T15/00Construction arrangement, or operation of valves incorporated in power brake systems and not covered by groups B60T11/00 or B60T13/00
    • B60T15/02Application and release valves
    • B60T15/18Triple or other relay valves which allow step-wise application or release and which are actuated by brake-pipe pressure variation to connect brake cylinders or equivalent to compressed air or vacuum source or atmosphere
    • B60T15/24Triple or other relay valves which allow step-wise application or release and which are actuated by brake-pipe pressure variation to connect brake cylinders or equivalent to compressed air or vacuum source or atmosphere controlled by three fluid pressures
    • B60T15/30Triple or other relay valves which allow step-wise application or release and which are actuated by brake-pipe pressure variation to connect brake cylinders or equivalent to compressed air or vacuum source or atmosphere controlled by three fluid pressures with a quick braking action
    • B60T15/32Triple or other relay valves which allow step-wise application or release and which are actuated by brake-pipe pressure variation to connect brake cylinders or equivalent to compressed air or vacuum source or atmosphere controlled by three fluid pressures with a quick braking action and having auxiliary valves
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T15/00Construction arrangement, or operation of valves incorporated in power brake systems and not covered by groups B60T11/00 or B60T13/00
    • B60T15/02Application and release valves
    • B60T15/36Other control devices or valves characterised by definite functions
    • B60T15/42Other control devices or valves characterised by definite functions with a quick braking action, i.e. with accelerating valves actuated by brake-pipe pressure variation

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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、特許請求の範囲第1項、第7項及び
第11項の前段においてそれぞれ所謂「発明の上
位概念」として記載されている形式の、鉄道車輛
用の間接的に働く圧力空気ブレーキのブレーキ制
御弁装置に関する。
従来の技術 上記の形式の弁装置は、例えば、米国特許第
4043605号明細書によつて公知である。
このような形式のブレーキ制御弁装置において
は、公知のように、制御室−排気弁を有する緊急
ブレーキピストンがブレーキ導管中における減圧
時ごとに急速ブレーキ動作の存在を監視する。即
ち、緊急ブレーキピストンにより、ブレーキ導管
中における圧力低下時に、当該ブレーキ動作が運
転ブレーキ動作であるか急速ブレーキ動作である
かがチエツクされる。
運転ブレーキ動作時には、制御室(QA室)
が、緊急ブレーキピストンのところにブレーキ導
管圧力とQA圧力との所定の圧力比が再生される
まで、排気ノズルを介して大気に接続される。ま
た急速ブレーキ動作時には、特に、高圧弁−排気
弁装置の制御ピストンの一方の側にある一方の制
御ピストン室が大気に接続され、その結果制御ピ
ストンが他方の制御ピストン室内のQA圧力によ
つて切換えられ、その結果高圧弁及びブレーキ導
管の急速排気弁が開放位置に移される。
上記の機能を果すためには緊急ブレーキピスト
ンは、ブレーキ導管中の圧力変化に応動動作する
所定の感度を有していなければならない。急速ブ
レーキ動作時には緊急ブレーキピストンは、高圧
弁−排気弁装置を十分迅速に切換えるために、十
分迅速に切換動作を行わなければならない。
今日においてはブレーキ制御弁のために脈動的
に働くブレーキ加速器が必要とされ、これは各ブ
レーキ段におけるブレーキ動作中空気インパルス
をブレーキ導管から大気中へ繰返し吐出するもの
である。この場合上記のようなブレーキ加速器を
QA室からの空気で作動させ、QA室からの空気
を大気中へ排出することが特に有利であることが
判明した。このために、制御室はブレーキ加速器
−入力ノズルを介してブレーキ加速器に接続さ
れ、この場合上記ノズルの前方にはブレーキ加速
器−入口弁が接続されており、この入口弁は、低
いブレーキ段に基くブレーキ導管中における僅か
な圧力低下時に既に開放位置へ切換えられる。
このようなブレーキ加速器−入口弁を制御する
ために、急速ブレーキピストンの他にさらに別の
制御ピストンを設けることは公知である。該制御
ピストンは、緊急ブレーキピストンに相応して、
一方ではブレーキ導管圧力を、他方ではQA圧力
を負荷され、ブレーキ導管圧力とQA圧力との圧
力差に十分敏感に応動する(米国特許第4070068
号明細書及び米国特許第4206949号明細書)。
発明が解決しようとする問題点 ブレーキ制御弁装置の製作費をできるだけ低く
するためには、ブレーキ加速器−入口弁を緊急ブ
レーキピストンによつて制御し、これにより、別
個の制御ピストンを省略するのが有利であること
が判明した。このためには、就中、緊急ブレーキ
ピストンがブレーキ導管と制御室との圧力差に十
分敏感に応動して動作し、かつまた、緊急ブレー
キピストンが就中急速ブレーキ動作時に十分迅速
に切換わつて急速ブレーキ動作を開始させること
ができることが必要である。
成程既に、米国特許第3716276号明細書によれ
ば、緊急ブレーキピストンが急速ブレーキ動作を
監視するばかりでなく、脈動式に働くブレーキ加
速器を制御するための空気をも制御することが公
知になつている。上記の両機能を果すために、上
記の緊急ブレーキピストンは滑り弁を制御するよ
うになつている。しかし滑り弁は座着式弁に対し
て上記事項に関連して種種の点で欠陥を有してい
る。
一方においては制御室排気弁を制御すると共
に、他方においてはブレーキ加速器−入力弁を制
御する緊急ブレーキピストンは、米国特許第
4226482号及び米国特許第4139239号明細書によつ
て公知になつている。この場合既に、緊急ブレー
キピストンの一方の側にあるブレーキ加速器−入
口弁が座着式弁として、かつ緊急ブレーキピスト
ンの他方の側にある制御室−排気弁が滑り弁とし
て構成されている。この場合ブレーキ加速器−入
口弁がブレーキ導管に接続されており、従つて、
脈動式に働くブレーキ加速器が、ブレーキ加速器
−入口ノズルを介して大気へ排出されるブレーキ
導管空気により作動せしめられる点で欠陥を有し
ている。さらに別の欠陥として、制御室−排気弁
が滑り弁として構成されている。これらの欠陥を
度外視しても、一方ではブレーキ導管圧力を負荷
されると共に他方では制御室内の圧力を負荷され
る、この米国特許明細書により公知の緊急ブレー
キピストンは、一方においてブレーキ加速器−入
口弁を制御するために、かつ他方において急速ブ
レーキ動作の存在を適正な時点で検出するため
に、十分敏感に応動動作することができない。
一方では制御室−排気弁を制御し、他方ではブ
レーキ加速器−入口弁を制御するという2重の機
能を果すように設計され、かつこの場合両方の弁
が座着式弁として構成されており、かつまた特に
ブレーキ加速器−入口弁が制御室へ通じる接続導
管中に接続されている緊急ブレーキピストンは、
米国特許出願第492318号明細書において提案され
ている。
はじめに述べた形式のブレーキ制御弁装置の全
体的構造を簡単にしかつ全製作費及び整備費を低
くすることは、運転ブレーキピストン及び緊急ブ
レーキピストンの有効ピストン直径をほぼ等しい
大きさにすることができるならば、達成される。
運転ブレーキピストンの直径はその機能上所定の
最小値を有していなければならず、しかもこの最
小値は緊急ブレーキピストンの機能上必要な大き
さよりも著しく大であるから、緊急ブレーキピス
トン及び運転ブレーキピストンの有効ピストン直
径を等しく構成した場合には、緊急ブレーキピス
トンが過度に大きくなるという結果になる。しか
しこのように大きな直径の緊急ピストンは、急速
ブレーキ動作時にできるだけ迅速な切換動作を行
うようにするという要求に背反する。
最後に公知のブレーキ制御弁装置の構造を簡単
にしかつ製作費を低くすることは、従来必要とさ
れていた弁、即ち高圧弁−排気弁装置の、所定の
時間内での出発位置へのばね力による戻し切換え
を保証するおとを目的として、制御室をノズルを
介して排気するために、急速ブレーキ動作時に切
換わる弁、を不要とすることができるならば、達
成される。公知のブレーキ制御弁装置において必
要とされている上記のような弁は、当該ノズル
が、急速ブレーキ動作時にはじめて、付加的な弁
なしに、有効に作動するように所定の空間に配置
されるならば、不要とすることができる。
殊に、米国特許第4043605号明細書の発明にお
いて使用される高圧弁−急速排気弁装置において
は、その欠陥として、高圧弁がOリングを有する
滑り弁として構成されており、かつ急速ブレーキ
動作時における弁装置の迅速な切換えのために、
制御室空気が、弁装置を切換える制御ピストンの
一方の側にある一方のピストン室からさらに排気
されなければならない。上記のピストン室の排気
をできるだけ迅速に行うことができるようにする
−これによつてはじめて高圧弁−排気弁装置の十
分迅速な切換えが保証される−ためには、公知の
装置では、急速ブレーキ動作時に付加的に空気を
ピストン室から大気中に排出するために緊急ブレ
ーキピストンによつて制御される、付加的な製作
費を伴う滑り弁を必要とする。
本発明の課題は、はじめに述べた形式のブレー
キ制御弁装置を改良し、公知のブレーキ制御弁装
置に比して、機能性及び機能の信頼性を犠せいに
することなく、その構造を著しく簡単にしかつ製
作費及び整備費を著しく低くすることにある。さ
らに本発明は、双方共に座着式弁として構成され
ているブレーキ加速器−入口弁及び制御室−排気
弁を制御するために、緊急ブレーキピストンを、
急速ブレーキ動作時に十分に高い切換感度並びに
十分に高い切換速度を有するように、構成しよう
とするものである。
さらに本発明は、緊急ブレーキピストンの有効
ピストン面を運転ブレーキピストンとほぼ等しい
大きさに選択することができるように構成しよう
とするものである。さらに本発明は、制御室を急
速ブレーキ動作後、高圧弁−排気弁装置の戻し切
換えを行うために、大気中へ排気させる、ノズル
切換え用の弁が不要であるようにするものであ
る。さらに本発明は、高圧弁−急速排気弁装置
を、滑り弁機構の使用を避けて急速ブレーキ動作
時に高い切換速度を有するように、しかもこの場
合、急速ブレーキピストンによつて制御される付
加的な制御室−排気弁装置を設ける必要がないよ
うに、構成しようとするものである。
問題点を解決するための手段 上記の課題は、本発明によれば、特許請求の範
囲第1項、第7項及び第11項にそれぞれ記載さ
れている手段によつて解決されている。
特許請求の範囲第1項によれば、高い切換感度
を有すると共に、急速ブレーキ動作時に高い切換
速度を有する、改良された急速ブレーキピストン
を備えたブレーキ制御弁装置が提案されている。
特許請求の範囲第7項によれば、さらに、急速
ブレーキ動作後所定の時間内に弁装置の戻し切換
えを行うためのノズルを有し、かつ該ノズルの切
換えのために付加的な弁を必要としない、改良さ
れた高圧弁−急速排気弁楝を備えたブレーキ制御
弁装置が提案されている。
さらに特許請求の範囲第11項によれば、滑り
弁技術の使用を避けた、急速ブレーキ動作時に特
に迅速に切換わる、改良された高圧弁−急速排気
弁装置を備えたブレーキ制御装置が提案されてい
る。
本発明のブレーキ制御弁装置は、有利な形式
で、改良された緊急ブレーキピストン並びに改良
された高圧弁−急速排気弁装置を含む。この場合
緊急ブレーキピストン及び運転ブレーキピストン
の有効直径がほぼ等しい大きさを有していること
が、特に有利である。
実施例 第1図には鉄道車輛用の圧力空気ブレーキのブ
レーキ制御弁装置が略示されている。ブレーキ制
御弁装置は運転常用ブレーキユニツトSP及び緊
急ブレーキユニツトEPから成り、これらは中間
の接続通路PBによつて互いに空気力式に接続さ
れている。接続通路PBを介してブレーキ制御弁
装置は、鉄道車輛を通して導かれているブレーキ
導管BPに接続されており、該導管は以下におい
ては「BP導管」と呼ぶ。
ブレーキシリンダ1を制御するために、ブレー
キ制御弁ユニツトはさらにAR導管を介して補助
空気タンクに、また、ER導管を介して緊急空気
タンクに接続されている。補助空気タンクは以下
においては「ARタンク」2と、緊急空気タンク
は「ERタンク」3と呼ぶ。
運転常用ブレーキユニツトSPについては、図
面ではたんに、それ自体として公知の運転ブレー
キピストン4が示されており、その一方のピスト
ン室5はBP導管に、また他方のピストン室6は
AR導管に接続されている。
緊急ブレーキユニツトEPは、就中、緊急ブレ
ーキピストン7を含んでおり、その一方のピスト
ン室8はやりBP導管に接続されており、他方の
ピストン室9はQA導管を介して制御室10に接
続されており、該制御室(以下においては「QA
室」10と呼ぶ。)は充填ノズル11を介してBP
導管に接続されている。ピストン室8は以下にお
いてはBPピストン室8と、ピストン室9はQA
ピストン室9と呼ぶ。
運転ブレーキ時には公知のように圧力は選択さ
れたブレーキ段に応じれBP導管内において、単
位時間当り所定の値だけ、即ち所定の圧力勾配だ
け、それも所定の限界値を越えることなく、減圧
される。BP導管中における制御された圧力勾配
に相当してブレーキシリンダ1には、運転ブレー
キ動作時に、圧力勾配に相応する圧力がARタン
クから負荷される。運転常用ブレーキユニツト
SPはこれによりその運転ブレーキピストン4を
介して各運転ブレーキ動作時にブレーキシリンダ
内の圧力を監視する。これに対して、緊急ブレー
キユニツトEPはその緊急ブレーキピストン7を
介して各運転ブレーキ動作時に、単位時間当りの
最大圧力低下ついて、選択された限界下限値が
BP導管内において越えられたか否かを監視する。
この限界下限値を越えると、緊急ブレーキピス
トンは急速ブレーキ動作を開始させる。緊急ブレ
ーキピストンがこの監視機能を果たすことができ
るようにするために、2つのQA排気ノズル1
2,13が設けられており、これらはそれぞれ1
つの弁装置14,15を介してQA室10に接続
されている。両方の弁装置14,15は緊急ブレ
ーキピストン7から制御され、これにより、BP
導管中における圧力低下にさいして、QA室内の
圧力は次の値にまで低下せしめられる、即ちBP
導管及びQA室もしくは緊急ブレーキピストン7
の両ピストン室8,9内において所定のBP/
QA圧力比が生ぜしめられるような値にまで、低
下せしめられる。
BP導管中における最大圧力低下についての、
運転ブレーキ動作のために選択された限界値が越
えられると、両方の並列のQA排気ノズルはBP
導管中における低下したBP圧力の相応するレベ
ルにQA室内のQA圧力を十分迅速に移すことが
できない。その結果、緊急ブレーキピストン7か
ら制御される一方の弁装置14を介して第3の弁
装置16が制御され、この弁装置16は高圧弁1
7及びBP急速排気弁18を監視する。高圧弁は、
緊急ブレーキピストン7によつて開始された急速
ブレーキ動作時に、ブレーキシリンダ1をERタ
ンクに接続し、かつ急速排気弁18は大きな横断
面を介してBP導管を直接大気中に排気せしめる。
以下において高圧−急速排気弁装置16と呼ば
れる、第3の弁装置16は、制御ピストン19を
有し、このピストンの一方の制御ピストン室20
はQA室10に接続されており、他方の制御ピス
トン室21は第1の弁装置14に接続されてい
る。
両方の制御ピストン室20,21は、急速ブレ
ーキ動作時にのみ有効に働く制御ピストン戻し切
換ノズル22によつて互いに接続されている。急
速ブレーキ動作時には、制御ピストン室21は弁
装置14及び所属のQA排気ノズル12を介して
排気せしめられ、その結果、高圧弁17を及び
BP急速排気弁18を切換えるために、制御ピス
トン19がQA圧力によつて切換えられる。制御
ピストン戻し切換ノズル22を介して、急速ブレ
ーキ動作後、所定の時間内に、QA室10は制御
ピストン室21及び第1の弁装置14を介して排
気せしめられ、その結果制御ピストン19はばね
力により急速ブレーキ動作時前の出発位置へ戻さ
れる。
弁装置14はQA接続弁及びQA排気弁を有し
ている。開かれたQA接続弁を介して、QA室は、
QA接続弁もまた開かれている間、制御ピストン
室21に接続されている。QA接続弁が閉じら
れ、QA排気弁が開かれているときに、たんに制
御ピストン室21だけが一方のQA排気ノズル1
2を介して大気に接続される。弁装置14は従つ
てQA接続−排気弁装置とも呼ばれる。
他方の弁装置15は運転ブレーキ動作時にQA
室10をさらに別のQA排気ノズル13及び運転
ブレーキ加速器23を介して大気に接続する。各
運転ブレーキ段において有効に働く運転ブレーキ
加速器23がさらに1つのノズル23′を介して
BP導管に接続されている。QA圧力によつて付
勢された運転ブレーキ加速器23はBP空気をBP
導管から大気中へ脈動的に吐出させる。弁装置1
5は後においては第1のQA排気弁15と呼ぶ。
相応してノズル13は第1のQA排気ノズルと呼
ぶ。これに対して弁装置14はQA接続弁の他
に、第2のQA排気ノズルを備えた第2のQA排
弁を有している。
後にさらに詳細に説明されるように、本発明に
よれば、就中、緊急ブレーキピストン7の、QA
室10に接続されたQAピストン室9の容積が、
BP導管に接続された他方のBPピストン室8の容
積より数倍大であることが重要である。これによ
り、緊急ブレーキピストン7の有効面を、運転ブ
レーキピストン4の有効面と精確に等しく選ぶこ
とが可能となり、上記運転ブレーキピストン4の
ピストン面は、緊急ブレーキピストンのために、
機能上必要とされる最小値よりも著しく大きい最
小値を有する。
緊急ブレーキピストン7のピストン面が比較的
大であるにもかかわらず、この緊急ブレーキピス
トン7は、QAピストン質9の室容積が大きいこ
とにより、急速ブレーキ動作時に十分迅速に急速
ブレーキ位置へ切換えられる。このことは、所定
の短い時間中に、高圧弁17がERタンク2をブ
レーキシリンダ1へ接続すべく切換えられると共
に、BP急速排気弁18がBP導管を大きな排気横
断面を以つて大気中に排気せしめるべく切換えら
れることによつて、可能である。
緊急ブレーキピストン7及び運転ブレーキピス
トン4の有効面が等しい大きさであることによ
り、両ピストンのために同じピストンダイヤフラ
ムを使用することができ、このことは修理及び交
換部品貯蔵にとつて特に有利である。
はじめに述べた形式の従来のブレーキ制御弁装
置とは異なり、本発明によるブレーキ制御弁にお
いては、2つのQA排気ノズル12,13が設け
られており、これらは別々の弁装置14及び15
を介してQA空気をQA室10から大気中へ排出
させ、その結果、既に述べたように、運転ブレー
キ動作時に所定のBP/QA圧力比を緊急ブレー
キピストンのところに維持することができる。
BP導管中において、比較的僅かな圧力勾配を以
つて比較的僅かな圧力低下が行なわれる場合に
は、BP導管中における圧力への、QA室の圧力
の適合は、専ら、第1のQA排気ノズル13を介
して、即ち第2のQA排気ノズル12を介して
QA空気を大気中へ吐出せしめることなしに、行
なわれる。圧力勾配が比較的大きくなつたときに
はじめて、即ち緊急ブレーキピストン7のところ
におけるBP/QA圧力比を維持するために、QA
室10の必要なQA圧力低下がもはや専ら第1の
QA排気ノズル13を介しては行なわれえなくな
つたときにはじめて、第2のQA排気ノズル12
もまたQA接続−排気弁装置14を介して働く。
本発明によるブレーキ制御弁装置においては従
つて緊急ブレーキピストン7は急速ブレーキ動作
を開始させるために十分に高い切換速度を有して
いなければならないだけでなく、BP導管中にお
ける極めて僅かな圧力低下にさして既に第1の
QA排気弁15を確実に開かせ、その結果第1の
QA排気ノズル13を有効に働かせるようにする
ために、高い感度乃至応動作性を有していなけれ
ばならない。この場合また、BP圧力勾配が僅か
なときに、第2のQA排気ノズル12がQA接
続/排気弁装置14を介してなお有効に働くよう
に切換えられることがないように、保証されてい
なければならない。
要するに本発明によるブレーキ制御弁装置にお
いては、緊張ブレーキピストン7に特別の手段が
講じられていなければならない。即ち僅かなBP
圧力勾配を以つてBP導管中において僅かな圧力
低下が行なわれる場合に、緊急ブレーキピストン
7によつて、弁装置14の第2のQA排気弁が開
かれることなく、たんに第1のQA排気弁15だ
けが開かれ、かつまた、比較的大きな圧力勾配を
以つてBP導管中において比較的大きな圧力低下
が行なわれる場合には、弁装置14の第1の排気
弁15並びに第2のQA排気弁が共に開かれるよ
うにする手段が講じられている。
換言すれば、緊急ブレーキピストン7によつ
て、僅かな圧力勾配を以つてブレーキ導管中で僅
かな圧力低下が行なわれる場合には、たんに第1
のQA排気ノズル13だけが有効に働き、かつま
た、比較的圧力勾配が大きい場合にはじめて、双
方のQA排気ノズル12及び13が一緒に有効に
働くことか保証されなければならない。
QA室内におけるQA空気の圧力を、BP導管中
における低下せしめられたBP圧力に適合させる
ために、公知ブレーキ制御弁装置と異なつて、2
つのQA排気路を2つのQA排気ノズル12,1
3を介して設け、僅かな圧力勾配での僅かなBP
圧力低下のさいにはたんに第1のQA排気ノズル
13だけが働き、これに対して、圧力勾配が大き
い場合には両方のQA排気ノズル12,13が一
緒が働くようにすることが特に有利である。この
ような形式によれば、緊急ブルーキピストン7の
ところにおけるBP/QA圧力比を全運転ブレー
キ的にわたつて特に敏感に生じさせることができ
る。さらに、BP導管中の圧力低下が僅かな場合
にも、運転ブレーキ加速器23にその運転のため
に十分な量のQA制御空気をQA室から供給する
ことができる。
本発明によるブレーキ制御弁装置においては、
制御ピストン戻し切換ノズル22を高圧−急速排
気弁装置16の制御ピストン19内に設けること
も特に有利である。この制御ピストン戻し切換ノ
ズル22は、制御ピストン22の一方の制御ピス
トン室21が急速ブレーキ動作時にQA接続−排
気弁装置14を介して大気に接続されるときには
じめて、有効に働くから、公知のブレーキ制御弁
装置において、急速ブレーキ動作時に相応する制
御ピストン戻し切換ノズル22を切換えるために
必要な弁をも有利に省略することができる。
本発明のさらに別の利点及び構成を第2図につ
いて以下に説明する。第2図は第1図に示されて
いる本発明の弁装置の緊急ブレーキ弁装置EPを
さらに詳細に示したものである。第1図及び第2
図の同一部分には共通の同じ符号が付されてい
る。
第2図から判るように、緊急ブレーキピストン
7の、通路24を介してQA室10に接続されて
いるQAピストン室9は、通路25を介してBP
導管に接続されているBPピストン室8よりも著
しく大きな容積を有している。急速ブレーキ動作
を生ぜしめる、比較的大きな圧力勾配を以つて比
較的大きな圧力低下がBP導管中において行なわ
れると、緊急ブレーキピストン7はQAピストン
室9乃のQA圧力の作用でBPピストン室8側へ
運動する。本発明により、BPピストン室8の比
較的小さく保たれている室容積よりも数倍大きく
されているQAピストン9の大きな室容積に基
き、緊急ブルーキ動作によるBPピストン室8側
への緊急ブレーキピストン7の運動にさいして
QAピストン室9の室容積の増大によつて該室内
に発生する膨張圧力損失は著しく僅かにとどめら
れ、その結果緊急ブレーキピストン7はそれが余
分に大きくされているにもかかわらず、必要な高
い速度を以つてその緊急ブレーキ位置に切換わる
ことができる。緊急ブレーキ弁装置EPのケーシ
ング内において緊急ブレーキピストン7が気密に
張設されているピストンダイヤフラム7′は、第
2図においては図示されていない運転ブレーキピ
ストンの相応するピストンダイヤフラムと等しい
大きさを有している。相応するピストンダイヤフ
ラム7′また第1図の運転ブレーキピストン4の
張設にも適するものであり、従つて緊急ブレーキ
ピストン7及び運転ブレーキピストン4のために
同じ大きさのピストンダイヤフラムを必要とする
に過ぎない。
本発明により高圧−急速排気弁装置16は制御
ピストン19から成り、これは一方においては高
圧弁17を、他方においてはBP急速排気弁18
を制御する。制御ピストン19は段付きピストン
として構成されており、該ピストンの一方の有効
ピストン面19′は、制御ピストン19の他方の
側における他方の有効ピストン面19″よりも著
しく大きい。
制御ピストン19の大きい方のピストン面1
9′によつて制御されているピストン室20は通
路26を介して緊急ブレーキピストン7のQAピ
ストン室9に、ひいてはまたQA室10に常に接
続されている。制御ピストン19の著しく小さい
方のピストン面19′によつて制限されているピ
ストン室21は、通路27を介してQA接続−排
気装置14の弁室28に接続されている。弁室2
8は2つの同軸的に配置された弁座29及び30
を有している。両弁座29,30間の弁室28内
には、弁閉鎖体31があり、この弁閉鎖体はその
一方の閉鎖位置においては一方の弁座29を閉鎖
し、この間弁座30は開かれており、かつまた他
方の閉鎖装置では他方の弁座30を閉鎖し、この
間弁座29は開かれている。弁閉鎖体31の中間
位置においては両弁座29及び30は開かれてい
る。弁閉鎖体は弁座29と共にQA接続弁29,
31を形成し、かつ弁閉鎖体31は弁座30と共
に第2のQA排気弁30,31を形成する。
一方の弁座29は孔29′を介してQAピスト
ン室9に、ひいてはまたQA室10に接続されて
いる。他方の弁座30は弁座29と同軸的に向き
合つている。
第1のアイドリング行程装置33の撞き棒32
が孔29′中を移動可能に遊びを以つて通つてい
る。上記第1とアイドリング行程装置33を介し
て緊急ブレーキピストン7は弁閉鎖体30と機会
的に結合されており、この弁閉鎖体はばね34に
より弁座2に向つてばね負荷されている。
アイドリング行程装置33は、緊急ブレーキピ
ストン7に固定されているスリーブ35から成つ
ており、このスリーブはQAピストン室9内にお
いて案内部分36,37間に容易に移動可能に案
内されている。案内部分の、QAピストン室9内
にある一方の端部38,39は共に、緊急ブレー
キピストン7のための1つの行程制限ストツパを
形成する。スリーブ35内には案内体40が移動
可能に配置されており、この案内体にはばね41
が支持されており、このばねはスリーブ35の底
面に固定されていて、案内体40に弁室28に向
かうばね負荷を与えている。
アイドリング行程装置33は、QAピストン室
9内の案内部分36,37間において容易に移動
可能に案内されている、緊急ブレーキピストン7
に固定されているスリーブ35から成る。案内部
分の、QAピストン室9内の一方の端部38,3
9は共に、緊急ブレーキピストン7のための行程
制限ストツパを形成する。スリーブ35内には案
内体40が移動可能に配置されており、該案内体
にはばね41が支持されており、このばね41は
スリーブ35の底面に固定されていると共に案内
体40に弁室28に向つてばね負荷を与えてい
る。案内体40を止めるために、スリーブ35の
前端部には、少なくとも1つの向きに突出した突
出部42がある。案内体40には撞き棒32の一
方の端部が固定されており、その他方の自由端部
は弁閉鎖体31上に弛く支持されている。緊急ブ
レーキピストン7の図示の位置においては、閉鎖
体31はばね34の力に抗して撞き棒32により
弁座30に押付けられており、その弁座は大気に
通じる通路43の端部に位置しており、該通路内
には第2のQA排気ノズル12が接続されてい
る。従つて緊急ブレーキピストンの図示の位置に
おいては、孔29′、開いた弁29及び弁座28
を介してのQAピストン室9の排気、ひいてはま
た大気中へのQA室の排気は遮断されている。制
御ピストン19のピストン室21は他方において
通路27、弁室28、開いた弁座29及び孔2
9′を介して緊急ブレーキピストンのピストン室
に継続されている。相応して、大気中への制御ピ
ストンのピストン室20の排気は閉鎖された弁座
30によつて遮断されている。
第1のQA排気弁15は弁座45を有する弁室
44から成り、弁座45は孔46を介して緊急ブ
レーキピストン7のBPピストン室8に接続され
ている。孔46内にはピストン47が圧力密に移
動可能に案内されており、このピストンは緊急ブ
レーキピストン7に支持されている。ピストン4
7はその前方端部に撞き棒48を有し、この撞き
棒は弁座45を遊びを以つて通つている。撞き棒
の自由端部には弁閉鎖体49が支持されており、
この弁閉鎖体は弁室44内に配置されていて、か
つここで弁ばね50により弁座閉鎖方向でばね負
荷されている。
緊急ブレーキピストン7には従つて弁ばね50
が、弁閉鎖体49、撞き棒48及びピストン47
を介して、かつまたBPピストン室8内の付加的
のばね50′がそれぞれQAピストン室9へ向か
う方向で作用している。緊急ブレーキピストン7
には、逆方向で、ばね41が作用し、このばねは
弁閉鎖体31に支持されている。アイドリング行
程装置33の案内体40が緊急ブレーキピストン
7にあるスリーブ35内で係止されると、ばね3
4が作用する。
両方のばね50,50′は共にばね34よりも
強いばねである。同様にばね41はばね34より
も強いばねである。第1のQA排気弁15のばね
50が十分に強いばねとして設計されている場合
には、緊急ブレーキピストンにおけるばね50′
は省略することができる。しかしまた他方におい
ては、必要な全ばね力の一部を緊急ブレーキピス
トン7のところのばね50′に分担させ、これに
より、ばね50を逃先的弱いばねとして製作する
ことができるようにし、これによりまた、第1の
QA排気弁15が円滑に切換え可能であるように
することが、有利である。
アイドリング行程装置33のアイドリング行程
は第2図では符号Sで示されている。緊急ブレー
キ装置EPが無圧の状態において、第2図に示す
ように、弁閉鎖体31がアイドリング行程ばね4
1によりばね負荷された撞き棒32により、QA
排気弁座30に対して閉鎖位置に保持される場
合、案内体40の前端部は、案内体40を係止す
るための突出部42から距離Sの位置にある。
要するに、QA接続−排気弁装置14と緊急ブ
レーキピストン7との間には所定のアイドリング
行程Sを有するアイドリング行程装置33が接続
されているのに対して、第1のQA排気弁15
は、アイドリング行程装置なしに該弁を制御する
緊急ブレーキピストン7と直接機械的に接触して
いる。従つて運転ブレーキ動作の後ブレーキ段に
おいて生じるような、例えば僅かな圧力低下が
BP導管中に生じた場合、緊急ブレーキピストン
7はBPピストン室8に向つて運動し、これによ
り、第1のQA排気弁15はピストン47及び撞
き棒48を介して、QA排気弁29,30が開か
れる前に、開かれる。その理由は、アイドリング
行程装置33のアイドリング行程SGF適当に選
択されているからである。
第1のQA排気弁15が開かれかつ第2のQA
排気弁29が閉じられてると、第1のQA排気ノ
ズル13を有する通路51を介してQA空気が、
緊急ブレーキピストンにおける必要なBP/QA
圧力比が維持される程度だけ、QA室10から大
気中に吐出せしめられる。第1のQA排気ノズル
13を介して零に向つて排出されるQA空気は、
例えば米国特許出願第492318号明細書において既
に提案されているような、脈動的に作動する運転
ブレーキ加速器23を運転するとために役立つ。
本発明はしかしこのような形式の運転ブレーキ加
速器に制限されるものではなく、さらに別の、米
国特許第3716276号、同4103977号、同4157849号
及び同第4206949号の明細書により公知となつて
いる、脈動的に働く運転ブレーキ加速器を使用す
ることも可能であり、これらはQA室からのQA
空気を以つて運転されかつ本発明によるブレーキ
制御弁装置内において同様の形式で使用可能であ
る。
緊急ブレーキピストンにおけるBP/QA圧力
比を確保するために、相応するQA空気量がQA
室10から第1のQA排気弁15及び通路51を
介して零に向つて流出することができ、かつこの
場合に、第2のQA排気弁30,31が応動する
ことがなくまたこの場合にブレーキ加速器が応動
することがないようにすることにより、非気密性
に基いてBP導管内において徐徐に圧力低下が生
じる場合にも、第1のQA排気弁は容易に開かれ
る。
第1のQA排気ノズル13は従つて次のように
設計されている。即ち一方においては、該ノズル
を介して、BP導管内におけるBP圧力への、QA
室のQA圧力の適合が、BP導管中における単位
時間当りと圧力低下が比較的低い場合にも、第2
のQA排気ノズル12を弁装置14を介して有効
に作動するように切換える必要なしに、可能とな
り、かつまた、他方においては、第1のQA排気
ノズル13を介して零に向つて流出するQA空気
量が、所定の最小圧力値以下ではじめて、脈動的
に動く運転ブレーキ加速器23を確実に運転する
ために適当になり、このさいに、運転ブレーキ加
速器が全運転ブレーキ段において、要するに最小
の運転ブレーキ段においても、確実に働くよう
に、設計されている。
比較的大きな圧力勾配を以つてBP導管中にお
いて比較的高い圧力低下が生ぜしめられる、比較
的高い運転ブレーキ段においては、第1のQA排
気ノズル13は、緊急ブレーキピストンにおける
必要なBP/QA圧力比を維持するにはもはや不
十分である。従つて緊急ブレーキピストン7は、
アイドリング行程装置31のアイドリング行程S
よりも僅かに大きいピストン行程だけBPピスト
ン室8に向つて移動せしめられ、その結果弁閉鎖
体31は、特に対向するQA接続弁の弁座29を
閉鎖することなしに、第2のQA排気弁の弁座を
開放する。BP導管中における単位時間当りの圧
力低下が比較的大きい場合、必要なQA圧力低下
が、BP/QA圧力比が達成されるまで、両方の
QA排気ノズル12,13によつて、確実に行な
われ、これらの両方のQA排気ノズルは開かれた
第1及び第2のQA排気弁15及び30,31を
介して有効に働く。互いに異なる横断面を有する
2つのQA排気ノズル12,13が存在し、かつ
これらのうちの第2のノズル12は第1のノズル
13が既に、動作しているときにはじめて動作せ
しめられ、かつこれらのノズルを介してQA空気
量が僅かであつても、これをブレーキ加速器23
の応動せしめることなしに、零に向つて排出させ
ることができることにより、緊急ブレーキピスト
ン7を摩擦させるその応動頻度を有利な形式で著
しく減少させることができる。
BP導管内における単位時間当りの圧力低下が
著しく大きく、所定の限界値が越えられかつ緊急
ブレーキピストンがBPピストン室8側へ向つて、
急速ブレーキ動作を開始させる緊急ブレーキ位置
に制御される場合、撞き棒32は、緊急ブレーキ
ピストン7のピストンスリーブ35内に係止され
た案内体40を介して、連行され、その結果弁閉
鎖体30はばね34の力により第2のQA排気弁
の弁座31を完全に開きかつQA接続弁の弁座2
9を閉鎖させることができる。QA接続弁29,
31が閉鎖されると、制御ピストン19の制御室
21への、緊急ブレーキピストンのQAピストン
室9の接続が遮断され、該接続部は、開かれた第
2のQA排気弁30,31及び第2のQA排気ノ
ズル12を介して、大気に接続される。
制御ピストン19の制御ピストン室21内の迅
速なQA圧力の低下により、他方の制御室20に
おける殆んど変化しないQA圧力は制御ピストン
19を排気された制御ピストン室21に向つて切
換えるために有効に作用する。
制御ピストン19の本発明による構成を以下に
さらに詳細に説明する。
既に述べたように、制御ピストン19は段付き
ピストンとして構成されている。大きいピストン
面を有する一方の制御ピストン室20は直接緊急
ブレーキピストン7のQAピストン室9に接続し
ているのに対して、制御ピストン19の、著しく
小さいピストン面を有する方の、他方の制御ピス
トン室21は、QA接続−排気弁装置14の弁室
28に接続している。
小さい方のピストン面は剛性のピストンロツド
52を介して大きな横断面を有する弁板53に接
続しており、該弁板53はBP排気弁の弁座54
と共に、BP急速排気弁18を形成し、この弁は
急速ブレーキ動作時にBP導管を、大きな横断面
を以つて、大気中に接続し、BP圧力の迅速な低
下を生ぜしめる。制御ピストン19はその大きな
ピストン面に切欠き55を有しており、該切欠き
内にはピストン56の一方の端部が移動可能に係
合している。切欠き55内にはばね57があり、
このばねはピストン56にばね負荷を与えてお
り、このピストン56は孔58内において圧力密
に移動可能にガイドされている。ピストン56の
他方の端部には撞き棒59が係合しており、該撞
き棒59は弁閉鎖体60に支持されており、この
弁閉鎖体は弁座61と共に、高圧弁17を形成す
る。弁閉鎖体60は高圧弁17を開放する方向に
ばね62によりばね負荷されている。他方におい
て、制御ピストン19はその小さいピストン面を
有する側において、BP急速排気弁18並びに高
圧弁17の閉鎖する方向に戻しばね63によりば
ね負荷されている。
高圧−急速排気弁装置16の図示の無圧の状態
においては、戻しばね63並びにばね55はそれ
ぞれ弁ばね62よりも強いばねとして構成されて
おり、従つて、第2図に図示されているように、
弁閉鎖体60は弁ばね62の力に抗して、弁座6
1に押付けられている。同時にBP急速排気弁1
8は閉じられている。
両方の弁17,18を同時に制御ピストン19
を介して閉鎖位置に保持することができるように
するために、ピストン56は、制御ピストン19
の切欠き内のばね55及び撞き棒59と共に、第
2のアイドリング装置55〜59として構成され
ている。このために、ピストン56のばね負荷さ
れたピストン端部は切欠き57内において、両方
の弁17,18開放方向で制御ピストン19が所
定のピストン行程hだけ移動した後に、係止され
るようになつている。この係止のために制御ピス
トンの切欠き55内には半径方向内側へ突出した
突起64が存在しており、ピストン56は該突起
64につば65を介して当接し、このつば65に
は制御ピストンの切欠き55内のばね57が支持
されている。
アイドリング行程装置55〜59のアイドリン
グ行程hにより、制御ピストン19が両弁17,
18の開放方向で移動する場合に、制御ピストン
19がアイドリング行程hだけ進んだ後にはじめ
て、まずBP急速排気弁18が、次いではじめて
高圧弁17が開かれる。
制御ピストン19は、急速ブレーキ動作時に、
上記の順序で両弁17及び18を開放するため、
制御ピストン室21がQA接続弁29,31の閉
鎖及び第2のQA排気弁30,31の開放により
第2のQA排気ノズル12を介して大気に接続さ
れた後直ちに切換わる。
制御ピストン19は、段付きピストンとして構
成されていることに基いて、急速ブレーキ動作時
に、制御ピストン室21内のQA圧力が零になる
前に既に、切換わる。制御ピストン19は要する
に、両制御ピストン室20,21中にまだ所定の
QA圧力差が存在しているときに既に、切換わ
る。
これにより、制御ピストン19内に、両制御ピ
ストン室20,21を互いに接続する孔66を設
け、該孔66内へ制御ピストン戻し切換ノズル2
2、即ち、QA接続弁29,31が閉鎖されかつ
第2のQA排気弁30,31が開放されるさい
に、要するに緊急ブレーキピストン7がその緊急
ブレーキ位置をとる急速ブレーキ動作時に作動す
る制御ピストン戻し切換ノズル22を接続するこ
とが可能になる。
制御ピストン戻し切換ノズル22は、制御ピス
トンの段構造に基き、急速ブレーキ動作時におけ
る制御ピストンの迅速な切換えを妨げることがな
い。ノズル22の横断面は次のように設計されて
いる。即ちQA室10からのQA空気が急速ブレ
ーキ動作の開始後所定の時間内に大気中に排気さ
れ、それも引続いて制御ピストン19が戻しばね
63により、両弁17,18が再び閉じられる出
発位置へ戻されるまで、排気されるように設計さ
れている。
急速ブレーキ動作が緊急ブレーキピストン7に
よつて開始されたときにはじめて制御ピストン戻
し切換ノズル22が有効に働くことにより、例え
ば米国特許第4043605号明細書により公知になつ
ているような、BP圧力を負荷される特別な弁、
即ち急速ブレーキ動作を開始させるBP圧力の低
下時に開放方向で切替わり、QA室10をBP導
管へ接続して該QA室10を排気する特別の弁、
を省略することができる。
本発明による高圧−急速排気弁装置16では上
記のような弁は不要である。QA室10はこの場
合急速ブレーキ動作時に、ノズル22、開いてい
る第2のQA排気弁30,31及び第2のQA排
気ノズル12を介して、大気に接続される。上記
ノズル22は、制御ピストン19の孔66内に配
置されていることにより、緊急ブレーキピストン
が急速ブレーキ動作を開始したときにはじめて有
効に働く。この場合ノズル22は、急速ブレーキ
動作時における制御ピストン19の迅速な切換え
動作に如何なる影響も与えない。それというの
は、この制御ピストン19が段付きピストンをし
て構成されており、従つて、両制御ピストン室2
0,21内におけるQA圧力差で既に切換わるこ
とができるからである。
要するに、急速ブレーキ動が開始されるさい、
QA空気は、制御ピストン19の切換動作に不都
合な影響を与えることなしに、制御ピストン室2
0から制御ピストン室21内へ流出することがで
きる。
本発明の高圧弁−急速排気弁装置16は、第2
のアイドリング行程装置55〜59により、高圧
弁17並びにBP急速排気弁18を両弁を座着弁
として構成することができるというさらに別の利
点を有している。このような構成によれば、第2
のアイドリング行程装置のアイドリング行程hを
極めて小さく設定することができ、その結果両弁
の順次の切換動作時間を極めて短く、それも、米
国特許第4043605号明細書におけるように高圧弁
が滑り弁として構成されている場合よりも短くす
ることができる。上記米国特許明細書に記載され
たこの滑り弁を開くためには、所属の制御ピスト
ンは比較的大きな、アイドリング行程距離hより
も大きな行程距離だけ進まなければならない。公
知のブレーキ制御弁装置の制御ピストンはまた上
記の比較的大きな切換行程を、制御ピストンの一
方の側におけるQA圧力がさらに減圧されたとき
のみはじめて、進む。しかしこのようなことは本
発明では、制御ピストン19が段付きピストンと
して構成されていることにより、不要である。
本発明による高圧弁−急速排気弁装置16は特
に以下のような利点を有している。即ち、 (1) 両座弁17及び18の順次的切換えに必要な
切換行程距離が比較的小である。
(2) 両弁17,18の切換動作時点が時間的に互
いにずらされていることにより、米国特許第
4043605号明細書におけるように両弁が同時に
切換えられる場合よりも、制御ピストン19の
切換えに僅かな切換力しか必要としない。
(3) 従つてまた、制御ピストン19の切換えが、
室21中のQA圧力がほぼ零まで減圧されるこ
とを必要とすることなく、その前に既に、行な
われる。米国特許第4043605号明細書の装置は、
上記QA圧力がほぼ零まで減圧することが必要
である。
(4) 両弁17,18の迅速な切換動作に不都合な
影響を与えることなく、ノズル22を制御ピス
トン19の孔66内に挿入することができ、該
ノズル22は急速ブレーキ動作時に所定のQA
空気の零値までの排気を室21を介して可能に
すると共に、急速ブレーキ動作時にQA空気を
排気させるために別の特別の弁を必要としな
い。
鉄道車輛用の圧力空気ブレーキ用のブレーキ制
御弁装置は、緊急ブレーキピストン7を有し、該
ピストンの、QA室10から負荷を受ける一方の
ピストン室9は、ブレーキ導管から負荷を受ける
他方のピストン室8よりも著しく大きな容積を有
している。緊急ブレーキピストン7の有効圧力面
は運転ブレーキピストン4の有効面と等しい大き
さであることができる。緊急ブレーキピストン
は、単位時間当り少量のQA空気を排気するため
の、後接続された第1のQA排気ノズルを有する
第1のQA排気弁15を制御すると共に、就中、
単位時間当り多量のQA空気を排気するための、
後接続されたQA排気ノズル12を有する第2の
QA排気弁を含む弁装置14を制御する。弁装置
14は、就中、急速ブレーキ動作時にはじめて切
換わる高圧弁−急速排気弁装置16の、特に段付
きピストンとして構成された制御ピストン19に
空気力式に接続されている。制御ピストン19内
にはノズル22が挿入されており、該ノズルを介
して、急速ブレーキ動作時にQA室10内の余分
の圧力が所定時間内に消失せしめられる。制御ピ
ストン19は、急速ブレーキ動作時にブレーキシ
リンダー1へ緊急タンク3を接続させるための座
着式の高圧弁17を制御すると共に、急速ブレー
キ動作時にBP導管を大きな横断面を以つて大気
に接続する座着式のBP急速排気弁18を制御す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるブレーキ制御弁装置の基
本的構成を示す図、第2図は第1図のブレーキ制
御弁装置に含まれる緊急ブレーキユニツトの重要
部分の詳細図である。 BP……ブレーキ導管、SP……運転常用ブレー
キユニツト、EP……緊急ブレーキユニツト、PB
……接続通路、1……ブレーキシリンダ、2……
圧力空気タンク、3……緊急圧力空気タンク、4
……運転ブレーキピストン、5……ピストン室、
6……ピストン室、7……緊急ブレーキピスト
ン、8……ピストン室、9……ピストン室、10
……制御室、11……充填ノズル、12……制御
室−排気ノズル、13……ブレーキ加速器−入口
ノズル、14……接続−排気弁装置、15……ブ
レーキ加速器−入口弁装置、16……高圧弁−排
気弁装置、17……高圧弁、18……急速排気
弁、19……制御ピストン、20……制御ピスト
ン室、21……制御ピストン室、22……制御ピ
ストン戻し切換ノズル、23……ブレーキ加速
器、26……第1の接続通路、27……第2の接
続通路、28……弁室、29……弁座、29′…
…第3の接続通路、30……弁座、31……弁閉
鎖体、33……第1の機械的連結装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鉄道車輛用の間接的に働く圧力空気ブレーキ
    のブレーキ制御弁装置であつて、 (イ) 運転常用ブレーキユニツトSP及び緊急ブレ
    ーキユニツトEPを有し、 (ロ) 運転常用ブレーキユニツトSPに所属する運
    転ブレーキピストン4を有し、該運転ブレーキ
    ピストン4の、該運転ブレーキピストンの一方
    の側にあるピストン室5が、ブレーキ導管に接
    続されており、かつ上記運転ブレーキピストン
    4の他方の側にあるピストン室6が圧力空気タ
    ンク2に接続されており、 (ハ) 緊急ブレーキユニツトEPに所属する、急速
    ブレーキ動作を制御する緊急ブレーキピストン
    7を有し、該緊急ブレーキピストン7の、該緊
    急ブレーキピストン7の一方の側にあるピスト
    ン室8が、ブレーキ導管に接続されており、上
    記緊急ブレーキピストン7の、該緊急ブレーキ
    ピストン7の他方の側にある第2のピストン室
    9が、充填ノズル11を介してブレーキ導管に
    接続された制御室10に接続されており、 (ニ) 急速ブレーキ動作時に緊急圧力空気タンク3
    をブレーキシリンダ1に接続する高圧弁17を
    制御すると共に、急速ブレーキ動作時にブレー
    キ導管を大きな横断面の排気部に接続するブレ
    ーキ導管急速排気弁18を制御する、制御ピス
    トン19を備えた高圧弁−排気弁装置16を有
    しており、 (ホ) 制御ピストン19の一方の側にある第1の制
    御ピストン室20を制御室10へ直接又は間接
    に常時接続する第1の接続通路26を有し、 (ヘ) 制御ピストン19の他方の側にある第2の制
    御ピストン室を弁室28へ接続する第2の接続
    通路27を有し、 (ト) 弁室28を備えた制御室−接続−排気弁装置
    14を有し、 (チ) 上記制御室−接続−排気弁装置14が、共通
    の弁室28に所属する2つの同軸的な弁座2
    9,30と弁室28内の共通の弁閉鎖体31と
    を有していて、第3の接続通路29′の端部に
    ある第1の弁座29と弁閉鎖体31との間に、
    制御室−接続弁29,31を構成しており、か
    つ上記制御室−接続−排気弁装置が第4の接続
    通路43の端部にある第2の弁座30と、第4
    の接続通路内に接続された制御室−排気ノズル
    12の弁の弁閉鎖体31とから成る制御室−排
    気弁30,31を有しており、 (リ) 制御室−接続−排気弁装置14の弁閉鎖体3
    1と緊急ブレーキピストン7との間に第1の機
    械的連結装置33を有し、 (ヌ) 各運転ブレーキ段において脈動的に働くブレ
    ーキ加速器23を有し、該ブレーキ加速器23
    が、第5の接続通路51内のブレーキ加速器−
    入口ノズル13並びにブレーキ加速器−入口弁
    装置15を介して制御室10に接続されてお
    り、この場合ブレーキ加速器−入口弁装置15
    は制御室10とブレーキ加速器−入口ノズル1
    3との間に配置されており、 (ル) 制御室10とさらに別の制御室−排気弁装
    置との間に第2の機械的連結装置47,48を
    有しており、 (オ) 第1の連結装置33内に接続された第1のア
    イドリング行程装置を有し、該第1のアイドリ
    ング行程装置により、ブレーキ加速器−入口弁
    装置15が緊急ブレーキピストンにより一方の
    制御室−排気弁30,31の前方で開放位置へ
    もしくは該一方の制御室−排気弁の後方で閉鎖
    位置へ切換えられる形式のものにおいて、 (ワ) 緊急ピストン7の、制御室10に接続され
    た第2のピストン室9の容積が、緊急ブレーキ
    ピストン7の、ブレーキ導管に接続された第1
    のピストン室8の容積よりも数倍大であり、 (カ) 第3の接続通路29′が、第2のピストン室
    9を第1の弁座29を介して弁室28に接続す
    る孔として構成されており、 (ヨ) 第1のアイドリング行程装置の撞き棒32
    が孔29′及び第1の弁座29を通つていて、
    該撞き棒が、一方の制御室−排気弁30,31
    の開放方向でばね34によつてばね負荷された
    弁閉鎖体31上に支持されている、ことを特徴
    とする、鉄道車輛用の間接的に働く圧力空気ブレ
    ーキのブレーキ制御弁装置。 2 第2のピストン室9内に、第1のアイドリン
    グ行程装置を受容する緊急ブレーキピストン7に
    対して不動のスリーブ35のための案内が存在し
    ており、その一方の端部38,39が第2のピス
    トン室9内における緊急ブレーキピストン7の行
    程制限部を形成している、特許請求の範囲第1項
    記載のブレーキ制御弁装置。 3 緊急ブレーキピストン7及び運転ブレーキピ
    ストン4の有効直径がほぼ等しい特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載のブレーキ制御弁装置。 4 (イ) 高圧弁−排気弁装置16の制御ピストン
    19が段付きピストンとして構成されており、
    該段付きピストンの、該段付きピストンの一方
    の側にある一方の有効ピストン面が、該段付き
    ピストンの他方の側にある他方の有効ピストン
    面よりも著しく大であり、 (ロ) 緊急ブレーキピストン7のピストン室9に接
    続された、制御ピストン19の一方の制御ピス
    トン室20が制御ピストン19の大きい方の有
    効ピストン面によつて制限されており、かつ制
    御ピストン19の、弁室28に接続された第2
    の制御ピストン室21が制御ピストン19の小
    さい方の有効ピストン面によつて制限されてお
    り、 (ハ) 制御ピストン19がその両制御ピストン室2
    0,21を接続する孔66を有し、該孔66内
    に、急速ブレーキ動作時にのみ有効に働く制御
    ピストン戻し切換ノズル22が挿入されてい
    る、 特許請求の範囲第1項から第3項までのいずれか
    1項記載のブレーキ制御弁装置。 5 (イ) 高圧弁17及びブレーキ導管の急速排気
    弁18の双方の弁が座着式弁として構成されて
    おり、 (ロ) 第3の機械的連結装置55〜59が制御ピス
    トン19と高圧弁17との間に配置されてお
    り、かつ第4の機械的連結装置52が制御ピス
    トン19とブレーキ導管の急速排気弁18との
    間に配置されており、 (ハ) 第3の機械的連結装置55〜59内に第2の
    アイドリング行程装置が接続されており、これ
    により高圧弁17がばね62のばね力により、
    制御ピストン19がブレーキ導管の急速排気弁
    18の開放方向でアイドリング行程h距離を進
    んだ後に、開放位置へ移される、 特許請求の範囲第4項記載のブレーキ制御弁装
    置。 5 (イ) 高圧弁17の弁閉鎖体60が開放方向で
    第1の弁ばね62によりばね負荷されており、 (ロ) ブレーキ導管の急速排気弁18の、段付きピ
    ストンに不動に結合された弁閉鎖体53が閉鎖
    方向で第2の弁ばね63によつてばね負荷され
    ており、 (ハ) 段付きピストンの切欠き内にアイドリング行
    程ばね57が配置されていて、該ばねが切欠き
    55内において移動可能な弁部分65にばね負
    荷を与えており、 (ニ) 高圧弁17の弁閉鎖体とアイドリング行程運
    動を行う部材65との間に、撞き棒59が接続
    されており、該撞き棒が、高圧弁17が閉じら
    れかつブレーキ導管の急速排気弁18が閉じら
    れるさいに、アイドリング行程運動を行う部材
    65を、アイドリング行程運動を行う部材65
    を係止するために切欠き55内へ突出している
    面64から、選択された所定のアイドリング行
    程h距離だけ離れた位置に保持している、 特許請求の範囲第5項記載のブレーキ制御弁装
    置。 7 鉄道車輛用の間接的に働く圧力空気ブレーキ
    のブレーキ制御弁装置であつて、 (イ) 運転常用ブレーキユニツトSP及び緊急ブレ
    ーキユニツトEPを有し、 (ロ) 運転常用ブレーキユニツトSPに所属する運
    転ブレーキピストン4を有し、該運転ブレーキ
    ピストン4の、該運転ブレーキピストンの一方
    の側にあるピストン室5が、ブレーキ導管に接
    続されており、かつ上記運転ブレーキピストン
    4の他方の側にあるピストン室6が圧力空気タ
    ンク2に接続されており、 (ハ) 緊急ブレーキユニツトEPに所属する、急速
    ブレーキ動作を制御する緊急ブレーキピストン
    7を有し、該緊急ブレーキピストン7の、該緊
    急ブレーキピストン7の一方の側にあるピスト
    ン室8が、ブレーキ導管に接続されており、上
    記緊急ブレーキピストン7の、該緊急ブレーキ
    ピストン7の他方の側にある第2のピストン室
    9が、充填ノズル11を介してブレーキ導管に
    接続された制御室10に接続されており、 (ニ) 急速ブレーキ動作時に緊急圧力空気タンク3
    をブレーキシリンダ1に接続する高圧弁17を
    制御すると共に、急速ブレーキ動作時にブレー
    キ導管を大きな横断面の排気部に接続するブレ
    ーキ導管急速排気弁18を制御する、制御ピス
    トン19を備えた高圧弁一排気弁装置16を有
    しており、 (ホ) 制御ピストン19の一方の側にある第1の制
    御ピストン室20を制御室10へ直接又は間接
    に常時接続する第1の接続通路26を有してお
    り、かつ制御ピストン19の他方の側にある他
    方の第2の制御ピストン室21が第2の接続通
    路17を介して弁装置14に接続されており、
    上記弁装置は運転ブレーキ動作時に第2の制御
    ピストン室21を制御室10に接続し、かつ、
    急速ブレーキ動作時には制御室10への第2の
    制御ピストン室21の接続を遮断すると共に、
    第2の制御ピストン室21を制御室−排気ノズ
    ル12を介して大気に接続する形式のものにお
    いて、 (ヘ) 制御ピストン19が両制御ピストン室20,
    21を制御するために作孔されており、かつ該
    孔66内に、急速ブレーキ動作時にのみ有効に
    働く付加的な制御室−排気ノズル22が挿入さ
    れている、 ことを特徴とする、鉄道車輛用の間接的に働く圧
    力空気ブレーキのブレーキ制御弁装置。 8 (イ) 高圧弁−排気弁装置16の制御ピストン
    19が段付きピストンとして構成されており、
    該段付きピストンの一方の側にある、該段付き
    ピストンの一方の有効ピストン面が該段付きピ
    ストンの、他方の側にある他方の有効ピストン
    面よりも著しく大であり、 (ロ) 制御ピストン19の、制御室10に接続した
    第1の制御ピストン室20が、制御ピストン1
    9の大きい方の有効ピストン面によつて制限さ
    れており、かつ弁装置14に接続した第2のピ
    ストン室21が、制御ピストン19の小さい方
    の有効ピストン面によつて制限されている、 特許請求の範囲第7項記載のブレーキ制御弁装
    置。 9 (イ) 高圧弁17及びブレーキ導管の急速排気
    弁18の双方の弁が座着式弁として構成されて
    おり、 (ロ) 第1の機械的連結装置55〜59が制御ピス
    トン19と高圧弁17との間に配置されてお
    り、かつ第2の機械的連結装置52が制御ピス
    トン19とブレーキ導管の急速排気弁18との
    間に配置されており、 (ハ) 第1の機械的連結装置内にアイドリング行程
    装置が挿入されており、これにより、高圧弁1
    7がばね力により開放位置へ、それも制御ピス
    トン19がブレーキ導管の急速排気弁18の開
    放方向でアイドリング行程h距離だけ進んだ後
    に、移される、特許請求の範囲第7項又は第8
    項記載のブレーキ制御弁装置。 10 (イ) 高圧弁17の弁閉鎖体60が開放方向
    で第1の弁ばね61によりばね負荷されてお
    り、 (ロ) ブレーキ導管の急速排気弁18の、段付きピ
    ストン19と不動に結合されている弁閉鎖体5
    3が閉鎖方向で第2の弁ばねにより負荷されて
    おり、 (ハ) 段付きピストンの切欠き55内にアイドリン
    グばね57があり、該ばねは、切欠き55内で
    移動可能の弁65にばね負荷を与えており、 (ニ) 高圧弁17の弁閉鎖体60とアイドリング行
    程運動を行う部材65との間に撞き棒59が保
    持されており、該撞き棒が、運転ブレーキ動作
    時において高圧弁及びブレーキ導管の急速排気
    弁18が閉鎖されているさいに、アイドリング
    行程運動を行う部材65を、アイドリング行程
    運動部材65を係止するために切欠き55内へ
    突出している面64から、選択された所定のア
    イドリング行程h距離だけ離れた位置に保持し
    ている、 特許請求の範囲第7項から第9項までのいずれか
    1項記載のブレーキ制御弁装置。 11 鉄道車輛用の間接的に働く圧力空気ブレー
    キのブレーキ制御弁装置であつて、 (イ) 運転常用ブレーキユニツトSP及び緊急ブレ
    ーキユニツトEPを有し、 (ロ) 運転常用ブレーキユニツトSPに所属する運
    転ブレーキピストン4を有し、該運転ブレーキ
    ピストン4の、該運転ブレーキピストンの一方
    の側にあるピストン室5が、ブレーキ導管に接
    続されており、かつ上記運転ブレーキピストン
    4の他方の側にあるピストン室6が圧力空気タ
    ンク2に接続されており、 (ハ) 緊急ブレーキユニツトEPに所属する、急速
    ブレーキ動作を制御する緊急ブレーキピストン
    7を有し、該緊急ブレーキピストン7の、該緊
    急ブレーキピストン7の一方の側にあるピスト
    ン室8が、ブレーキ導管に接続されており、上
    記緊急ブレーキピストン7の、該緊急ブレーキ
    ピストン7の他方の側にある第2のピストン室
    9が、充填ノズル11を介してブレーキ導管に
    接続された制御室10に接続されており、 (ニ) 急速ブレーキ動作時に緊急圧力空気タンク3
    をブレーキシリンダ1に接続する高圧弁17を
    制御すると共に、急速ブレーキ動作時にブレー
    キ導管を大きな横断面の排気部に接続するブレ
    ーキ導管急速排気弁18を制御する、制御弁1
    9を備えた高圧弁一排気弁装置16を有してお
    り、 (ホ) 制御ピストン19の一方の側にある第1の制
    御ピストン室20を制御室10へ直接又は間接
    に常時接続する第1の接続通路26を有してお
    り、かつ制御ピストン19の他方の側にある他
    方の第2の制御ピストン室21が第2の接続通
    路17を介して弁装置14に接続されており、
    上記弁装置は運転ブレーキ動作時に第2の制御
    ピストン室21を制御室10に接続し、かつ、
    急速ブレーキ動作時には制御室10への第2の
    制御ピストン室21の接続を遮断すると共に、
    第2の制御ピストン室21を制御室−排気ノズ
    ル12を介して待機に接続する形式のものにお
    いて、 (ヘ) 高圧弁−排気弁装置16の制御ピストン19
    が段付きピストンとして構成されており、該段
    付きピストンの一方の側にある、該段付きピス
    トンの一方の有効ピストン面が上記段付きピス
    トンの他方の側にある他方の有効ピストン面よ
    りも著しく大であり、 (ト) 制御ピストン19の、制御室10に接続され
    た第1の制御ピストン室20が上記の制御ピス
    トン19の上記の大きい方の有効ピストン面に
    よつて制限されており、かつ弁装置14に接続
    された第2のピストン室21が上記の制御ピス
    トン19の上記の小さい方の有効ピストン面に
    よつて制限されている、 ことを特徴とする、鉄道車輛用の間接的に働く圧
    力空気ブレーキのブレーキ制御弁装置。 12 (イ) 高圧弁17及びブレーキ導管の急速排
    気弁18の双方の弁が座着式弁として構成され
    ており、 (ロ) 第1の機械的連結装置55〜59が制御ピス
    トン19と高圧弁17との間に配置されてお
    り、かつ第2の機械的連結装置52が制御ピス
    トン19とブレーキ導管の急速排気弁18との
    間に配置されており、 (ハ) 第1の機械的連結装置内にアイドリング行程
    装置が接続されており、これにより高圧弁17
    がばね62のばね力により開放位置へ、それも
    制御ピストン19がブレーキ導管の急速排気弁
    18の開放方向でアイドリング項知恵h距離だ
    け進んだ後に、移される、 特許請求の範囲第11項記載のブレーキ制御弁装
    置。 13 (イ) 高圧弁17の弁閉鎖体60が開放方向
    で第1の弁ばね62によつてばね負荷されてお
    り、 (ロ) ブレーキ導管の急速排気弁18の、段付きピ
    ストン19と不動に結合されている弁閉鎖体5
    3に閉鎖方向で第2の弁ばね63がばね負荷を
    与えており、 (ハ) 段付きピストン19の切欠き55内にアイド
    リング行程ばね57があり、該ばねは切欠き5
    5内で移動可能である行程運動を行う部材65
    にばね負荷を与えており、 (ニ) 高圧弁17の弁閉鎖体60とアイドリング行
    程運動を行う部材65との間に撞き棒59が接
    続されており、該撞き棒は、運転ブレーキ動作
    時において高圧弁17及びブレーキ導管の急速
    排気弁18が閉鎖されているときに、アイドリ
    ング行程運動を行う部材65を、アイドリング
    行程運動部材65を係止するための、切欠き5
    5内へ突出している面64から、選択された所
    定のアイドリング行程h距離だけ離れた位置に
    保持している、 特許請求の範囲第11項記載のブレーキ制御弁装
    置。 14 制御ピストン19が両方の制御ピストン室
    20,21を接続するために作孔されており、か
    つ該孔22内に、急速ブレーキ動作時にのみ有効
    に働く制御ピストン戻し切換ノズル22が挿入さ
    れている、特許請求の範囲第11項から第13項
    までのいずれか1項記載のブレーキ制御弁装置。
JP59149823A 1983-07-21 1984-07-20 鉄道車輌用の間接的に働く圧力空気ブレ−キのブレ−キ制御弁装置 Granted JPS6045460A (ja)

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DE3326373.6 1983-07-21

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