JP2681604B2 - ビルトインコンロ用の安全装置 - Google Patents

ビルトインコンロ用の安全装置

Info

Publication number
JP2681604B2
JP2681604B2 JP5308734A JP30873493A JP2681604B2 JP 2681604 B2 JP2681604 B2 JP 2681604B2 JP 5308734 A JP5308734 A JP 5308734A JP 30873493 A JP30873493 A JP 30873493A JP 2681604 B2 JP2681604 B2 JP 2681604B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stove
built
kitchen set
kitchen
room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5308734A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07139739A (ja
Inventor
康裕 福本
高幸 神本
Original Assignee
三井建設株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三井建設株式会社 filed Critical 三井建設株式会社
Priority to JP5308734A priority Critical patent/JP2681604B2/ja
Publication of JPH07139739A publication Critical patent/JPH07139739A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2681604B2 publication Critical patent/JP2681604B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キッチンセットに装着
されるビルトインコンロ用の安全装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近のキッチセットにおいては、キッチ
ンセットにコンロ類をあらかじめ工場等において一体に
組み込んだビルトイン形式のものが、いわゆるシステム
キッチンの一環として意匠的にも、使い勝手の点からも
優れており、盛んに採用されている。
【0003】図3に示すように、かかるビルトインコン
ロ1付きのキッチンセット2では、ビルトインコンロ
1、キッチンセット2内の空間及びこのキッチンセット
2が設置されている位置の壁面6もしくは床面7、また
は、当該壁面6もしくは床面7に対向するキッチンセッ
ト2の壁部8もしくは床部9の図示しない間隙等を介し
て、室内3と隣接する他の部屋4、5との間で空気が流
通しうる状態になっている。即ち、キッチンセット2が
設置されている位置の壁面6もしくは床面7、または、
当該壁面6もしくは床面7に対向するキッチンセット2
の壁部8もしくは床部9には、施工時に給排水管やガス
管等の設備配管類の貫通穴等が形成されており、この部
分の施工後の気密性は十分ではないため、この間隙等を
通して、上記の如く隣接する他の部屋4、5と室内3と
の間に気流が生じうる状態になっているのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、室内3の気
圧が隣接する他の部屋4、5内の気圧より低い場合に
は、図4に示すように、室内外の気圧差により、キッチ
ンセット2が設置されている位置の壁面6もしくは床面
7等の前記間隙を介し、キッチンセット2内、ビルトイ
ンコンロ1を通過して室内3に至る気流10が生じ、ガ
スが点火している時には、ビルトインコンロ1に備え付
けられている図示しない立消え安全装置が作動して、調
理中等にも拘らずガスを止めてしまうという不具合があ
った。
【0005】また、室内3の気圧が隣接する他の部屋
4、5内の気圧より高い場合には、図5に示すように、
室内外の気圧差によりビルトインコンロ1、キッチンセ
ット2内を経由して、キッチンセット2が設置されてい
る位置の壁面6もしくは床面7等の前記間隙を介し隣接
する他の部屋4、5に至る気流11が生じ、ガスが点火
している時には、高温燃焼ガスが当該気流11の作用に
よりキッチンセット2内部に流れ込み、火災の原因とな
る問題を有していた。本発明は、かかる従来の問題点を
解決しうる、ビルトインコンロ用の安全装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、ビルトインコンロが装着された
キッチンセットにおいて、このキッチンセット内に不燃
材からなる遮蔽板を、ビルトインコンロの下部付近を取
り囲む態様で、キッチンセット内部との接合部に間隙が
生じない様に配設し、当該キッチンセット内部で、前記
ビルトインコンロと、キッチンセットが設置されている
位置の壁面もしくは床面を介して隣接する他の部屋との
間の空気の流れを遮蔽すると共に、前記遮蔽板に表面仕
上げを施したビルトインコンロ用の安全装置を特徴とし
ている。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面により説
明する。図1は、本発明の一実施例を示すものであり、
上記従来例におけると同一の構成要素には同一符号を適
用する。即ち、本実施例におけるビルトインコンロ1付
きのキッチンセット2では、ビルトインコンロ1、キッ
チンセット2内の空間及びこのキッチンセット2が設置
されている位置の壁面6もしくは床面7、または、当該
壁面6もしくは床面7に対向するキッチンセット2の壁
部8もしくは床部9の図示しない間隙等を介して隣接す
る他の部屋4、5と、室内3との間で空気が流通しうる
状態になっている。
【0008】しかして、本実施例では、ビルトインコン
ロ1用の安全装置として、キッチンセット2内に不燃材
からなる遮蔽板20を形成し、当該キッチンセット2が
設置されている位置の壁面6もしくは床面7を介して隣
接する他の部屋4、5と、室内3との間の気流の発生を
防止するようにしている。
【0009】遮蔽板20は、本実施例ではキッチンセッ
ト2内部でビルトインコンロ1と隣接する他の部屋4、
5との間の空気の流れを遮蔽可能とするために、図1に
示すようにビルトインコンロ1の下部付近を取り囲む態
様で、かつ、キッチンセット2本体の内部との接合部に
間隙が生じない様に配設されている。また、本実施例で
は、遮蔽板20は、単に遮蔽機能を有するだけでなく、
表面仕上げを施されて、収納棚として使用しうるように
なっている。
【0010】上記の如く、本実施例では、キッチンセッ
ト2内部にビルトインコンロ1と、隣接する他の部屋
4、5との間の空気の流れを遮蔽する不燃材からなる遮
蔽板20を配設しているため、気流の発生によるビルト
インコンロ1回りの不具合や危険を未然に防止すること
ができる。
【0011】即ち、キッチンセット2の設置されている
室内3の気圧が、隣接する他の部屋4、5内の気圧より
低い場合には、室内外の気圧差により、キッチンセット
2が設置されている位置の壁面6もしくは床面7等の前
記間隙を介し、キッチンセット2内、ビルトインコンロ
1を通過して室内3に至る気流の発生を遮蔽板20が確
実に防ぎ、ガスが点火している時に立消え安全装置が作
動して、調理中等にも拘らずガスを止めてしまうという
不具合を解消することができる。
【0012】また、キッチンセット2の設置されている
室内3の気圧が、隣接する他の部屋4、5内の気圧より
高い場合にも、室内外の気圧差によりビルトインコンロ
1、キッチンセット2内を経由して、キッチンセット2
が設置されている位置の壁面6もしくは床面7等の前記
間隙を介し隣接する他の部屋4、5に至る気流の発生を
遮蔽板20が確実に防ぎ、ガスが点火している時でも、
高温燃焼ガスが気流の作用によりキッチンセット2内部
に流れ込み、火災の原因となるといった問題を確実に防
止することが可能となる。
【0013】なお、上記実施例では遮蔽板20を、ビル
トインコンロ1の下部付近を取り囲む態様で配設した例
を示したが、これに限定されるものではなく、図2の実
施例のように、キッチンセット2が設置されている位置
の壁面6もしくは床面7に沿って配設、形成してもよ
く、この場合も上記第1実施例と同様の作用効果を奏し
得る。ここで、本実施例でも、上記実施例と同一の構成
要素には同一符号を適用して説明を省略する。
【0014】なお、遮蔽材20の大きさ等は任意であ
り、ビルトインコンロ1の規模等に応じて適宜変更可能
である等、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変
形例が可能なことは言うまでもない。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述した如く構成されており、
以下の効果を奏し得る。 (1)キッチンセットの設置されている室内の気圧が、
隣接する他の部屋内の気圧より低い場合には、室内外の
気圧差により、キッチンセットが設置されている位置の
壁面もしくは床面等の間隙を介し、キッチンセット内、
ビルトインコンロを通過して室内に至る気流の発生を遮
蔽板が確実に防ぎ、ガスが点火している時に立消え安全
装置が作動して、調理中等にも拘らずガスを止めてしま
うという不具合を解消することができる。 (2)キッチンセットの設置されている室内の気圧が、
隣接する他の部屋内の気圧より高い場合にも、室内外の
気圧差によりビルトインコンロ、キッチンセット内を経
由して、キッチンセットが設置されている位置の壁面も
しくは床面等の間隙を介し隣接する他の部屋に至る気流
の発生を遮蔽板が確実に防ぎ、ガスが点火している時で
も、高温燃焼ガスが気流の作用によりキッチンセット内
部に流れ込み、火災の原因となるといった問題を確実に
防止することが可能となる。 (3)遮蔽板は、単に遮蔽機能を有するだけでなく、表
面仕上げを施されて、収納棚として使用しうるため、ス
ペースの有効利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るビルトインコンロ用の
安全装置の概略説明図である。
【図2】本発明の他の実施例の概略説明図である。
【図3】従来のキッチンセット回りの概略説明図であ
る。
【図4】従来のキッチンセット回りの気流の性状を示す
概略説明図である。
【図5】従来のキッチンセット回りの気流の性状を示す
概略説明図である。
【符号の説明】
1 ビルトインコンロ 2 キッチンセット 3 室内 4,5 隣接する他の部屋 6 壁面 7 床面 8 キッチンセット壁部 9 キッチンセット床部 10,11 気流 20 遮蔽板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビルトインコンロが装着されたキッチンセ
    ットにおいて、このキッチンセット内に不燃材からなる
    遮蔽板を、ビルトインコンロの下部付近を取り囲む態様
    で、キッチンセット内部との接合部に間隙が生じない様
    に配設し、当該キッチンセット内部で、前記ビルトイン
    コンロと、キッチンセットが設置されている位置の壁面
    もしくは床面を介して隣接する他の部屋との間の空気の
    流れを遮蔽すると共に、前記遮蔽板に表面仕上げを施し
    たことを特徴とするビルトインコンロ用の安全装置。
JP5308734A 1993-11-14 1993-11-14 ビルトインコンロ用の安全装置 Expired - Lifetime JP2681604B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5308734A JP2681604B2 (ja) 1993-11-14 1993-11-14 ビルトインコンロ用の安全装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5308734A JP2681604B2 (ja) 1993-11-14 1993-11-14 ビルトインコンロ用の安全装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07139739A JPH07139739A (ja) 1995-05-30
JP2681604B2 true JP2681604B2 (ja) 1997-11-26

Family

ID=17984647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5308734A Expired - Lifetime JP2681604B2 (ja) 1993-11-14 1993-11-14 ビルトインコンロ用の安全装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2681604B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3326373A1 (de) * 1983-07-21 1985-01-31 Knorr-Bremse GmbH, 8000 München Bremssteuerventileinrichtung einer indirekt wirkenden druckluftbremse fuer schienenfahrzeuge

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07139739A (ja) 1995-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4068649A (en) Free standing fireplace stove
US4913127A (en) Fire resistant duct access door for cooking equipment exhaust systems
JP2681604B2 (ja) ビルトインコンロ用の安全装置
US3277882A (en) Combination fireplace and heater
US5471973A (en) Direct vent fireplace
JP2003027652A (ja) 軒天井換気用縁材
US20040216900A1 (en) Method and apparatus for fighting a fire in an enclosed space in an aircraft
JP2005300114A (ja) 火災報知器と電磁誘導加熱調理器とレンジフード等の排気装置と常時換気装置との防火連動方法
JP6431416B2 (ja) 冷媒配管系の防火区画貫通部に設置される耐火キャップの脱落防止装置および脱落防止方法
JPH0673829A (ja) 天井の換気構造
EP1960059B1 (en) Fire damper duct sleeve
JPH0673828A (ja) 天井の換気構造
US4666400A (en) Radiant gas burner
KR101706261B1 (ko) 공동주택 공동구 화염 확산 방지 장치
GB2222871A (en) Heating boiler installations
JPH0510829Y2 (ja)
JP2522211Y2 (ja) 台所用排気装置
JPH11201471A (ja) 組込み型ガスコンロ
JPH0327242Y2 (ja)
JP3575563B2 (ja) 換気扇の取付構造
US4719901A (en) Flue pipe installation through flammable walls
JPH10127803A (ja) レンジフード
JPH0644319B2 (ja) クリ−ンル−ムにおける防災用多段階警報設備
JPS61110829A (ja) 調理用排気装置
JPS586217Y2 (ja) レンジフ−ド