JPH04502103A - B型肝炎ウイルスの大きいエンベロープタンパク質のプレS1領域を認識するモノクローナル抗体、及び、特にB型肝炎のinvitro診断及び治療のためのその使用 - Google Patents

B型肝炎ウイルスの大きいエンベロープタンパク質のプレS1領域を認識するモノクローナル抗体、及び、特にB型肝炎のinvitro診断及び治療のためのその使用

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JPH04502103A
JPH04502103A JP51080389A JP51080389A JPH04502103A JP H04502103 A JPH04502103 A JP H04502103A JP 51080389 A JP51080389 A JP 51080389A JP 51080389 A JP51080389 A JP 51080389A JP H04502103 A JPH04502103 A JP H04502103A
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プテイ,マリー―アンヌ
ドユバンシエ,シルビイ
カペル,フランシス
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アンステイテユ・ナシオナル・ドウ・ラ・サンテ・エ・ドウ・ラ・ルシエルシユ・メデイカル
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 B型肝炎ウィルスの大きいエンベロープタンパク質の7しS1領域を認識するモ ノクローナル抗体、及び、特にB型肝炎のin vitro診断及び治療のため のその使用本発明は、B型肝炎ウィルス(HBV)の大きいエンベロープタンパ ク質のプレ81領域に存在するエピトー7を認識するモノクローナル抗体に係る 0本発明はまた、特に慢性B型肝炎患者の病勢の進行をin vitro診断す るため、及び、B型肝炎を治療するため、及び、この病気の予防ワクチンを得る ためのかかるモノクローナル抗体の使用に係る。
HBVのエンベロープは、3種類の表面タンパク質(Sタンパク質)を含む、S タンパク質は、感染中にウィルス自体に比較して大量に発現されるB型肝炎の抗 原性表面粒子(HBsAg粒子)から検出される唯一のウィルス性成分である。
HBsAg粒子は、感染性HBV粒子(42nm )よりも小さい直径(22n m )の球状または管状の形態で存在する。
3種類のSタンパク質は、以下のごとく分類されるニー226個のアミノ酸のS 配列(または領域)から成る[小JSタンパク質、即ち、主要Sり〉′バク質即 ちHB s A、 g(PETERSON、 D、 L、他、 (1977)、  Proe、 Natl、^cad、 Sci、。
USA、 74.1530〜1534) ;−上記S配列と、HBV DNAの プレS2領域にコードされた追加の55個のN末端アミノ酸とから成る「中」S タンパク質(MAC)IID^、^、他、 (1984)、 Ga5troen j、erology。
覗、910〜918) 。
−8と、ブレS2配列と、HBV DNAのプレS1領域にコードされた追加の 108個(抗原性亜型ad>または119個(抗原性亜型ay)のN末端アミノ 酸とから成る「大」Sタンパク質(HEERMANN、 K、他、 (1984 )、 J、Virol、、 52゜396〜402 、 WONII;、 D、 T、他、 (1985)、 J、1/1ro1.、55.223〜231)。
これらの3種類のSタンパク質は異なるグリコジル化形態、即ちニ ー生要タンパク質P24及びGP27、−中タンパク質GP33及びGP36、 −大タンパク質P39及びGP42 の形態で存在する。
中タンパク質及び大タンパク質は、感染性)(BV超粒子ウィルスのコア抗原H BcAgも含む)中に、前記HBsAg粒子よりも高い濃度で検出された(HE ERMANN、 K、 II。
他、麟、及び、TAKAIIASHI、 K、他、 (1986)、 J、 I mmunol、。
じ互、 3467〜3472)。
従ってこれらのタンパク質は、感染性HBV粒子の集合または機能に何らかの役 割を果たしていると推測される。
Sタンパク質のプレS2領域及びブレS1領域は、HB■感染した個体の肝細胞 中のウィルスの認識及び侵入のメカニズムにおいて何らかの役割を果たすと考え られる。即ち、肝細胞のレセプターへのHBVの結合部位は、ブレS1領域(ま たは配列)の21位〜47位のアミノ酸中に局在すると推測される(NE旺^T H1^、R1他、 (1986)、 CELL、組。
429〜43B)。
これらの著者はまた、HBVと肝細胞癌HepG2の細胞との間の相互作用が、 ブレS1配列の21位〜47位のアミノ酸残基中のペプチドに対する抗体く従っ て抗プレ5(21〜47〉抗体と呼ぶ)、及び、抗ブレ5(32〜53)抗体に よって強力に阻害されることを証明した。
HBVの感染メカニズム、特に肝細胞レセプターの認識においてブレS1領域が 重要な役割を果たすことが推測されるので、B型肝炎の克服には、この領域、特 に肝細胞にHBVを結合させるエピトープを特異的に認識する抗体が極めて重要 であると考えられる。しかしながら、現在公知のモノクローナル抗体は、このよ うな目的に適う所望の特性を有していることが証明できなかった。前記の抗ブレ 5(32〜53)抗体が、患者の血清中で抗HBV応答を誘発しないプレ5(3 2〜53)配列を用いて得られたことに注目されたい、その結果として、このよ うな配列によって予防ワクチンが得られる可能性はほとんどない。
現在入手できる上記のごときポリクローナル抗体よりもプレS1領域に対して有 効な特異的抗体を得るために、HBV粒子(TAKAHASHI、 K、他、  (1986)、MJL)、または、プレ51(1〜11)及びプレ5(13〜2 1)などの合成ペプチド(0)INUM^、H1他、 (1986)、 GIL stroenterology、 90゜695〜701)によって免疫した動 物リンパ球を出発物質として別のモノクローナル抗体が調製された。これらのモ ノクローナル抗体の詳細な特性決定はされなかった。
1986年5月7日付けのにERLICH他の欧州特許出願公開第0゜180. 012号にモノクローナル抗体(MCA>が特に詳細に記載されている。このモ ノクローナル抗体(M A 18/7)は、プレS1領域のプレ5(38〜12 1)配列を特異的に認識するが、肝細胞に対するウィルスの特異的結合部位を同 定することはできない。
このM CA M A 18/7はまた、HBV非感染個体の血清と免疫交差反 応を生じるという欠点がある。これは、ir+vitro診断手順で使用するた めには重大な欠点となる。
本発明の目的は、公知の抗プレS1抗体に比較して、一方では、肝細胞に対する HBVの結合メカニズムに関与するプレS1領域のアミノ酸配列に対してより特 異的であり、他方では、HBV非感染個体の血清と免疫交差反応を生じないとい う利点を有するモノクローナル抗体を提供することである。
本発明はまた、公知の抗体によって得られるよりも正確で詳細な大プレS1タン パク質の新規な検出方法及び1nvitroアツセイ方法、並びに、該方法を使 用した慢性B型肝炎の進行のin vitro診断方法に係る。
本発明の別の目的は、B型肝炎の治療及びこの病気に対する予防ワクチン用の新 規な医薬組成物を提供することである。
添付図面に基づいて本発明をより詳細に以下に説明する。
図1は、B型肝炎ウィルス(HBV)の概略説明図である。
図2aは、HBsAg粒子及びHBV中のS、プレS2及びプレS1配列のラジ オイムノアッセイ(RIA)の結果を示す0図2bは、イムノプロット法によっ て判定した本発明のモノクローナル抗体のポリペプチド特異性を示す。
図3は、HBVの5つの抗原性亜型に対応する大きい表面タンパク質P39及び GP42のプレ5(21〜53)及びプレ5(94〜117)領域のアミノ酸配 列を示す。
図4(a及びb)は、本発明のモノクローナル抗体を用いて行なったプレS1ペ プチド及びウィルス抗原に関するラジオイムノアッセイの結果を示す。
図5は、プレ5(32〜53)ペプチド(図5a>またはHBV亜型ad(図5 b)に対する本発明のモノクローナル抗体の結合を阻害するプレS1領域及びH BV粒子の特異的ペプチドの阻害効果を示す。
図6は、本発明のモノクローナル抗体によるブレS1領域検出感度を示す。
図7は、トリプシンまたはプロテアーゼ■8によってHBV粒子を消化した結果 を示す。
図8は、HBV粒子(亜型ad)のショ糖勾配、及び、F35.25エピトープ の検出と血清中の完全ピリオンの存在との相関関係を示す。
図9は、二抗体特異性をもつラジオイムノアッセイ系による精製HBV粒子中の プレ5L(32〜53)配列の検出を示す。
図10は、慢性キャリアーの血清中のS抗原及びプレS抗原(プレSlAg及び プレS2Ag)の定量分析を示す。
図11は、慢性B型肝炎患者におけるプレS1抗原(及びプレS1肝細胞レセプ ター)の発現の臨床的意義を示す。
本発明は、以下の諸特性を組み合わせて有することを特徴とするモノクローナル 抗体(以後MCA F35.25と略称)に係る。
即ち、本発明のモノクローナル抗体はニー プレS1領域の32位〜53位に存 在するアミノ酸中に含まれるエピトープ、 HBVの大エンベロープSタンパク質のプレS1領域、HBVの大エンベロープ タンパク質、P39及びGP42.66kd(キロダルトン)のHBVの極大エ ンベロープタンパク質、 HB Vの大Sタンパク質をトリプシンで消化して得られりHB Vの大Sタン パク質の各開裂産物(これは、該大Sタンパク質のブレS1領域のトリプシン開 裂によって得られた分子量13,500及び14,500を夫々有する2つの産 生物を含んでいる)、 )IBVの大Sタンパク質をS、aureusのプロテアーゼ■8で消化するこ とによって得られた分子量15,000.16,500及び29,000を夫々 有するHBVの大Sタンパク質の各開裂産物、 と共に免疫複合体を形成する特性を有し、−HBVの中エンベロープS(糖)タ ンパク質、GP33及びGP36、 HBVの主要Sエンベロープ糖タンパク質、P24及びcPz’7、 ヒト血清アルブミン(H3A)、 重合ヒト血清アルブミン(p HS A、 ’)、イムノグロブリンG、A及び M、 HBV非怒染個体の種々の血清成分、 と共に免疫複合体を形成しない特性を有する。
本発明のモノクローナル抗体は好まし、くは、イムノグロブリンGl (IgG 1)クラスに属する。
上記モノクローナル抗体は、常用のハイブリドーマ調製法を使用し、ミエローマ 細胞と)(BV粉粒子免疫した動物から採取した肺細胞とを融合させ、前記に定 義した緒特性を有するモノクローナル抗体を分泌するバイブリドーマを検出し回 収する処理手順によって得られる。
本発明はまた、前記に定義したモノクローナル抗体、特にMCA F35.25 を分泌し得るハイブリドーマに係る。
より特定的には本発明は、1988年8月5日に、パリ、パスツール研究所)N ATIONAL C0LLECTION OF CLILTURES OFMI CROORGANISMS (N 、 C、C、M、 > 4:受託番号l−7 96で寄託されたMCA F35.25を分泌するハイブリドーマに係る。
本発明はまた、大Sタンパク質を含有すると予測される生物サンプル中の大Sタ ンパク質(ブレS1領域を含む)の有無をin vitro検出する方法に係る 。この方法はニー前記生物サンプルとMCA F35.25とを、大Sタンパク 質のブレS1領域とNCA F35.25との免疫複合体が形成され得る条件下 に接触させ、 一上記免疫複合体を検出する段階を含む。
かかるin vitro検出方法は当業者に公知の方法で実施され得る。
例えば2該方法は以下の段階を含む: −−−HcA F35.25を固体支持体に結きさせる、−前記支持体に生物サ ンプルを、大タンパク質のブレS1領域とMCA F35.25との免疫複合体 が形成され得る条件下に添方Uする、 −次いで、前記複合体との免疫複合体を形成し得る別の抗体く例えばNCA F 35.2’1など)を、特に放射性標識または#素標識して固体支持体に添加す る、 一面記免疫複合体に含まれる前記標識抗体を適当な試薬で検出する6 本発明のブレSl抗原の独特なin vitro検出方法は更に以下の段階を禽 む −Sり〉バク質の3つの領域と免疫複合体を形成し得る抗体、好ましくはポリク ローナル抗体を固体支持体に結合させる、 一生物サンプルを前記支持体に、af記抗体とサングル中に含まれる8タンパク 質のS領域との間で免疫複合体が形成され得る条件下に添加する、 一任意に標識、特に放射性標識または酵素標識されたMC^F35.25、また は、前段階で得られた複合体との免疫複合体を形成し得るその他の任意の抗体を 、サンプル中に含まれる7しS1領域を含むSタンパク質(即ち大Sタンパク質 )とMCA F35.25との間で免疫複合体が形成され得る条件下に添加する 、 一前記免疫複合体に含まれた標識MCA F35.25を適当な試薬で検出する 、 −または、MCA F35.25が標識されていないとき、前段階で得られた免 疫複合体に含まれたMCA F35.25との免疫複合体を形成し得る標識アン チイムノグロブリン(固体支持体に結合された抗体の調製に使用した動物とは異 なる種類の動物から得られたもの)によって前記免疫複合体を検出する。
本発明の好ましい:n vitro検出方法のより詳細な実施態様によれば、方 法が以下の段階を含む。
−HB VのSエンベロープタンパク質のS領域と免疫反応を生じ得る抗体、好 ましくはポリクローナル抗体く例えばウサギの免疫によって得られたもの)を固 体支持体に結合させる、 一支持体を洗浄し、支持体に結合しなかった前記抗体を除去する、 −特に血清などの生物サンプルを支持体に、前記ポリクローナル抗体と前記血清 に含まれる見込みのSタンパク質との免疫複合体が形成され得る条件下に添加す る、−支持体を洗浄し、前記抗体によって認識されなかった前記血清の種々の成 分を除去する、 一支持体に本発明のモノクローナル抗体MCA F35.25を、このモノクロ ーナル抗体と、前段階で形成された免疫複合体に含まれる大タンパク質のプレS 1領域を含むSタンパク質との免疫複合体が形成され得る条件下に添加する、− 支持体を洗浄し、大Sタンパク質のプレS1領域との免疫反応に関与しなかった モノクローナル抗体を除去する、−MCA F35.25との免疫複合体を形成 し得る標識アンチイムノグロブリン(MCA F35.25の調製に使用した動 物と同じ種類の動物、固体支持体に結合させたポリクローナル抗体の調製に使゛ 用した動物とは異なる種類の動物の免疫によって得られたもの、この例ではこれ らのアンチイムノグロブリンをマウスの免疫化によって得る)を支持体に、この アンチイムノグロブリンと前段階で形成された免疫複合体に結合したMCA F 35.25との間で最終免疫複合体が形成され得る条件下に添加する、 一前記最終免疫複合体に結合した標識アンチイムノグロブリンの量を検出し、こ の量を前記血清中に存在するプレ81領域を含むSタンパク質または大Sタンパ ク質の量と相関させる。
本発明はまた、上記に記載のごとき in vitro検出方法において、MC A F35.25に代えて、固体支持体に結合させたポリクローナル抗体と生物 サンプルに含まれるSタンパク質との間に形成された複合体とに対して免疫反応 を生じ得る抗体を使用し、標識アンチイムノグロブリンが、MC八へ35.25 に代えて使用された抗体と免疫複合体を形成し得るように変更した方法に係る。
かかるin vitro検出方法においては、MCA F35.25に代えて、 Sタンパク質のアレSl領域と免疫反応を生じ得るモノクローナル抗体が特に使 用される。
本発明はまた、前記in vitro検出方法を使用し、HBV感染の疑いがあ る個体から採取した血清などの生物サンプルで、急性または慢性のB型肝炎をi n vitro診断する方法に係る。
より特定的には本発明は、症候性個体または無症候性個体即ちHBVのSタンパ ク質のキャリアーにおける慢性B型肝炎の進行をin vitroで診断する方 法に係る。
上記のin vitro診断方法では、前記の大Sタンパク質の量のin vi tro検出方法と並行して、主要Sタンパク質の1nvitro検出方法を行な うのが有利である。後者の検出方法は、大タンパク質の検出に関して前述した段 階と同じ段階を用いるが、一方では、MCA F35.25に代えて、主要Sタ ンパク質(または、そのグリコジル化形態のいずれか一方または双方)との免疫 複合体を形成し得る抗体、好ましくはモノクローナル抗体を用い、他方では、M CA F35.25を認識するアンチイムノグロブリンに代えて、主要S抗原を 認識する前記MCAとの免疫複合体を形成し得るアンチイムノグロブリンを使用 するように変更した方法である。
上記の方法において使用される抗体、即ち、主要Sタンパク質との免疫複合体を 形成し得るモノクローナル抗体の例は、特に、PETTT、 M、^、他(19 87)、 J、 Gen、 Virol、、 68゜2759〜2767に記載 のMCA F39.20である。
同じサンプル中で検出された大Sタンパク質の量と主要Sタンパク質の量とを比 較することによって、所与の時点での該サンプル中の主要Sタンパク質の存在量 に対する大Sタンパク質の存在量の割合を決定し得る。
上記方法を繰り返して行なうことによって、この割合の経時的変化をモニターし 得る。
慢性B型肝炎患者でこの割合の経時的減少が検出されるとき、病状が好転してい る、即ち、一部回復状R(寛解)または完全回復状態になりつつあると判断する ことができる。完全回復状態では、患者から採取されたサンプルから大Sタンパ ク質が完全に消失する。
前述の大Sタンパク質のin vitro検出方法の原理は中Sタンパク質の検 出にも適用し得、その場合はNCA F35.25及びMCA F35.25を 認識する抗イムノグロブリンに代えて、その中Sタンパク質のブレ82部分との 免疫複合体(又はいずれか1つのグリコジル化形USタンペク質との複合体、あ るいはこれらを両方とも含む複合体)を形成することができるモノクローナル抗 体と、ブレ82領域を認識する前記モノクローナル抗体との免疫複合体を形成す ることができる抗イムノグロブリンとを使用する。 f&者のタイプのモノクロ ーナル抗体の具体例としては、前出のPETIT、N、八、らの文献(1987 )に記載OMCA F124が挙げられる。
従って本発明の方法では、慢性B型肝炎にかかつている個体から採取した生物学 的試料中の、中Sタンパク質に対する犬Sタンパク質の割合、並びに主要Sタン パク質に対する大Sタンパク質の割合を検出することができる。そこて、このよ うな方法を使用すれば、3種類のSタンパク質の相対的割合の変化を時間の関数 としてモニターすることが可能であり、従って病気の進行が好ましいか又は好ま しくないかをこれらの変化の関数として評価することができる。
本発明のin vitro診断方法は、血清又は肝生検試料のような(個体から 採取した)生物学的試料を出発材料として行う、リンパ球中でのSタンパク質の 発現が肝細胞中での同−Sタンパク質の発現と同様に生起するのであれば、肝生 検試料は操作が難しいため、本発明の診断方法はリンパ球試料を出発材料として 行う方が有利ということになる。
本発明のin vitro診断方法は有利なことに、特にインターフェロンを含 む医薬組成物又はビダラビン(vidarabine)のような抗ウィルス剤に よる治療を受けているB型肝炎患者の治療の継続管理も行うことができる。
これらの患者のいずれかにおいて主要Sタンパク質及び/又は中Sタンパク質と 比べた大Sタンパク質の量の減少が検出されれば、使用した治療が好ましい結果 をもたらし、患者が回復に向かっていると推量することができる。
本発明は、トリプシンか又は1〜リブシン型の活性を有し且つ生物学的試料を採 取した個体の体内に存在する酵素による大Sタンパク質のin vivo消化の 結果生じる大Sタンパク質の開裂産物をin vitroで検出する方法と本発 明の1nviLro診断方法と平行して行うための、MCA F35,25の使 用にも係わる。
この検出方法は、リンパ球のような試料を出発材料とし”Cイム、ノブロッ1−  (又はウェスターンプロット)により実施され、下記のステップを含むニ ー 種々の抗原成分を分ダすべく試料をゲル電気泳動にかけ、 −分離された成分をニトロセルロース膜のような支持体に移L7、 −1−リブシンによるブレS1領域の開裂によつC生じた分子量13,500及 び14,500の2つの開裂産物を含む大Sタンパク質の各開裂産物とMCA  F35.25との免疫複合体を形成せしめる条件で、特に放射性ラベルもしくは 酵素で任意に標識したMCA F35.25と一緒にインキュベ−1〜し、−分 子J113,500又は14,500の産物との前記免疫複合体に含まれている 標識されたMCA F35.25を適当な試薬と用いて検出するか、 −又はMCA F35.Z5が標識されていない場合は、前述のごとき免疫複合 体に含まれでいるMCA F35.25との免疫複合体を形成することかて゛き る標語された抗イムノグロブリンを用いてMCA F35.25e検出する。
このような方法を使用すると、大タンパク質が生体内で分解されていればその大 タンパク質の量を測定することができ、従って)IBV感染に対する被検個体の 耐性の度合いを測定することができる。この度合いは、検出された大Sタンパク 質のトリプシン開裂産物の量の関数である。
本発明は、前述した本発明の方法のいずれかを実施するためのキットにも係わる 。
本発明のキットは例えば下記の構成要素を含むニー Sタンパク質のS部分との 免疫反応を起こすことができる所定量のポリクローナル抗体を固体支持体に結合 したもの。
−所定量のモノクローナル抗体F35.25゜−)IBVの主要Sエンベロープ タンパク質との免疫複合体を形成することができる所定量のモノクローナル抗体 (任意)。
−HBVの中Sエンベロープタンパク質との免疫複合体を形成することができる 所定量のモノクローナル抗体(任意)。
〜 有利なものとして、前述の抗体と生物学的試料中に含まれている可能性のあ るSタンパク質との免疫反応を生起させるのに適した媒質。
−有利なものとして、前記モノクローナル抗体を含む免疵種合体の検出を可能に する標識した試薬、特に標識イムノグロブリン。
本発明は、B型肝炎の治療における本発明のモノクローナル抗体NCA F35 .25の使用、より特定的にはB型肝炎にがかった個体に肝臓移植をした場合の 移植片再感染現象を防止するための使用にも係わる。
そのために、本発明は前述の治療に使用するための医薬組成物であって、MCA  F35.25を医薬的に許容し得るビヒクルと組合わせて含む組成物を提供す る。
B型肝炎ウィルスの活発な複製を検出することができる患者への肝臓移植には、 大きな移植片再感染の危険が伴う(TORISUら、1971.^nnals  or Surgery、17土、620−637)、 HBsAgの慢性キャリ ヤー状態はこれまで、特にHBeAgに間して陽性のキャリヤー(即ちヌクレオ キャプシドの抗原であるHBe抗原のキャリヤーである個体)の場合には、肝臓 移植に対して禁忌であるとみなされてきた。HBVの主要Sタンパク質に対して 特異的なイムノグロブリン(抗HBs)での短期免疫予防は効果がないことが判 明した(van Th1ef DHら(1984)、Hepatology 4 ニア9S−83S)、最近になって、予防接種による能動免疫予防と組合わせて 大量のイムノグロブリンを用いる長期受動免疫予防プロトコルが開発された。こ のプロトコルは再感染をより効果的に防止すると思われるが、その効果はIIB Vの複製を移植の前に検出することができた移植片の場合に限られる(Niil ler R,ら、viral Hepatitis andLiver Dis ease、pp、810−812(1988)、^Ian R,Li5s、In c、)。
従って、抗HBsイムノグロブリンだけでは、移植前の患者の血清中に存在する 完全ピリオンの存在下で移植片の再感染を防止する効果は得られないと思われる 。実際HBsAgは、これらの抗体によって特異的に中和される非感染性欠陥粒 子(ヌクレオキャプシドではなくウィルスのエンベロープで構成された22nm の粒子)の形態で極めて過剰に発現される。一方、感染性ウィルス粒子は相対的 に極めて少量しか存在せず、従って抗HBsイムノグロブリンを極めて大量に使 用しなければならないが、これは治療費が高くなるだけで効果は殆ど期待できな い、再感染を引き起こす完全ピリオンは、欠陥形態のHBsAgと異なり、ブレ S1特異性を選択的に発現する。
MCA F35.25は、抗プレS1特異性を有し、より正確には肝細胞による HBVの認識部位(これらの部位は完全ピリオンの表面で発現される)に対して 特異的であるため、予防接種による能動免疫予防によって補完される抗HBsイ ムノグロブリンでの長期受動免疫予防(数年)の代わりに、又はこれと組合わせ て、短期受動免疫予防プロトコル(例えば月当たり3〜4回の注射)を実施する ために使用すると特に有利である。実際、最近になって判明したように、ヒト血 清に由来するRevue−B(PASTEURVACCINS )での予防接種 は抗ブレS1抗体の産生を誘発することができる。
そこで本発明は、より特定的には、抗HBsイムノグロブリン(特にHBs/B s/抗血Bs血清交換た血液ドナーに由来するもの)と組合わせ、且つ必要であ ればB型肝炎に対するワクチン特に前記tlevac−B又は後述の抗イデイオ タイプモノクローナル抗体とも組合わせた所定量のMCA F35.25を、医 薬的に許容し得るビヒクルと組合わせて含む医薬組成物を提供する。
本発明は、モノクローナル抗体F35.25との免疫複合体を形成するという特 徴をもつ抗イデイオタイプモノクローナル抗体にも係わる。
この抗イデイオタイプモノクローナル抗体は、本発明のモノクローナル抗体F3 5.25で動物を免疫し、次いでモノクローナル抗体F35.25との免疫複合 体と形成できる抗体を取出すことによって得られる。
本発明は、前述の抗イデイオタイプモノクローナル抗体を医薬的に許容し得るビ ヒクルと組合わせて含むことを特徴とするB型肝炎予防接種用組成物にも係わる 。
本発明の他の特徴は、モノクローナル抗体F35.25の製造及び特徴分析に関 する以下の説明で明らかにされよう。尚、この説明は本発明の範囲を限定するも のではないと理解されたい。
■、 材料及び方法 1)モノクローナlし F35.25の ゛告PETITら(1985)Mo1 ee、Ismunol、、22.1279−1287に記載のように、慢性B型 肝炎(サブタイプad)にかかった個体の血清からHBV粒子を精製し、これを 免疫原として使用した。フロイントの完全アジュバント中100μgの精製ウィ ルスをBALB/cマウスに腹腔内接種し、次いで1週間後にフロイントの不完 全アジュバント中100..のウィルスを接種した。
免疫した3匹のマウスはHBsAgに対する大きな抗体価を生じた。この抗体価 はラジオイムノアッセイRI^によって検出した。2週間後、これらのマウスに リン酸塩バッファ中5011gのウィルス分接種した。5日後にこの接種を繰返 し、3日後に肺臓を切除して、BtlTTINら(1987) 、牡、27−3 6に記載の手順で骨髄II X63細胞との融合を行った。
このハイブリドーマの培養上清を閉接RIAによるスクリーニングにかけ、免疫 用精製ウィルスを固相として使用17“ζ特異的HBV抗体の存在を調べた(P ETrTら(1987) 、J、GenJirol、、68,275L2767 )。ハイブリドーマクローンの30%が1713■に対する抗体な産生じていた 。固相上にHBV粒子を有する最も強いシグナルを与えるハイブリッド(P/N > 10>(P=−陽性、N−陰性)を限定希釈法で再クローニングにかけ、そ のポリペプチド特異性を、解離したウィルスタンパク質を抗原性プローブとして 用いながらウェスターンプロットにより調べた<PETrTら(1,986)  、Mo1ee、Immunol、27,511−523) 。
次いで腹水を産生ずべく、選択したクローンをBALB/eマウスに注射した。
ブレ81部分に対して特異的なモノクローナ?し抗体F35.25を、50%飽 和の(NIl、)、SO,での沈澱と5EPHADEX G−Zo。
(PHARM^C1^−FRANCE)でのア過と、 DEAE−1−リサクリ ルM(IBF−FRANCE)でのイオン交換クロマトグラフィーとによってハ イプリドーマ細胞培貢物の上清から精製した。マウスのMイムノグロブリン<I sM)、18G1、I gG 2Δ、l8−G2B及び1gG3(NORDIC IMHUNOLOGY −TILBURG−BERCREM−LONDON)に 対して特異的なウサギ抗血清に対する免疫拡散によりイソタイプを調べな。
2)漁左l土二上ノア7−アッセイ ウェス −ンブロ・・−五上 札へF35.25のポリペプチド特異性を、ウィルスの未処理又は消化調製物を 抗原として用いてイムノトランスファーにより調べたく前出のPE71丁らの文 献(1986)及び(1987))。
S、5ureusのプロテアーゼV8(S[M^社のタイプXVIJ)及びトリ プシン(Sl(:M^社のタイプXll>による消化をpH7,8の0.1N重 炭酸アンモニウム中37℃で3時間行った。
酵素対基質の量の比は1;40〜50(重量比)にし、タンパク質濃度は1.B /mlにした1反応は、5DS2%と2−メルカプトエタノール5%とを含むバ ッファの添加によって停止させた。
22naの球状)IBsAg粒子を、ブレS2反応性しか示さないHBsAg陽 性血清から誘導したHBVと共に同時精製しく前出のPETTTらの文献(19 87))、ヒト血清アルブミン(0,22+sg/論I)と17500で希釈し た正常ヒト血清とを対照抗原として並行使用した。精製HBVは0.2〜1+g /mlの種々の濃度で使用した。
1、AEMMLI(1970) 、Nature、London、227,68 0−685に記載のバッファシステムを用いて電気泳動にかけた後、前出のPE TTTらの文献(1987)に記載の方法で検出を行うべくタンパク質バンドを 電気泳動で溶離しニトロセルロース膜に移した。
移したバンドは、ブロッキングバッファ(ウシ血清アルブミンと50%のウシ胎 児血清とを含むトリス−NaC1)中に1=2で希釈したハイブリドーマ細胞の 上清又はLong/mlの精製マウスモノクlコーナルIgGと一緒にインキュ ベートした。
3)ラーにコニ仁ムノー月−コル11ヱ」L歪■汎lAl−くソ 自然の状態のウィルスの又はHBVサブタイプadw2の大エンベロープタンパ ク質のブレS1配列から誘導した合成ペプチド(前出のNEURATHらの文献 <1986))へのMCA F35.25の結合を、ヨウ素1+=sで放射性標 識した抗マウスF(ab’>2(ヒツジイムノグロブリン、^MER5H八M− FRへCE)を用いるR1八により訓電した。ポリスチレンビーズを、TNバッ ファ (0,OIMI・リス−MCI、0.14M NaC1,pH7,2)中 に濃度20μg/mlで希釈t、 i(H個々の抗原でコーティングした。
37℃で2時間おき且つ4℃で一晩おいた後、前記抗原溶液を除去し、ビーズを 室温で6時間にわたりTNNバッファ中%〈体積当たり重量〉のウシ血清アルブ ミンで飽和した。
次いで、コーティングしまたビーズをハイブリドーマ細胞培養上清の1=2希釈 物と一緒に室温で一晩インキユベートし、蒸留水で数回洗浄し、ヨウ素1125 で標識したマウス抗イムノグロブリンF(ab’)2フラグメントと一緒に37 ℃で1時間インキュベートした。使用した希釈物はTNバッファ中のウシ血清ア ルブミン及び50%ウシ胎児血清からなっていた、最後にビーズを洗浄し、ガン マ計数器で計数した。
前記上清は、MICHELらにより(1984)Proc 、Nat l 、^ ead、sci。
、USA、81.7708−7712>4:記載されテイル組換えHBsAg粒 子(フレ32遺伝子及びS遺伝子の産物)、重合ヒト血清アルブミン(pHS^ )及び重合ウシ血清アルブミン(pBS^)でコーティングしたビーズを用いる R+八によるアッセイにもかけた。
抗原での拮抗阻害実験によって、自然の状態のウィルス又はペプチド抗原がウィ ルス及び合成ペプチドへのF35.25抗体の結合を阻害する効果を調べた。ウ ィルス又は遊離ペプチドの試料(20ug/111 )を先ず、ハイブリドーマ 培養物の液体から精製した希釈モノクローナル抗体(0,2nB/mlのマウス イムノグロブリンに相当)と−緒に37℃で1時間予備インキュベートした。こ の混合物を、ブレS1領域の合成ペプチド(5μg)又はヒト血清から精製した HBV粒子(10μg/ml)でコーティングしたウェルに移した。固相に結合 した七ノクローナル抗体の量を前述の方法で測定した。
4)ボ1 ローナル−宅ノ ローナル いる二 、RI^DAS−R1^アッセ イ このRI^アッセイは、前述のPETITら(1985)の方法で、慢性HBs AgキャリヤーのBBsAg陽性血清から精製したHBV粒子中のプレS1配列 の存在を調べるために行った。
このアッセイはHBsAg活性に間するプレS1エピトープの定量にも使用した 。
ポリスチレンビーズを、HBsAgに対するウサギポリクローナルIg(:(前 出のPETITらの文献(1988))により濃度201g71でコーティング し、10倍ずつ希釈した一連のウィルス調製物(lhg〜IB/ml)と−緒に インキュベートした。
室温で一晩インキユベートした後、ビーズを蒸留水で洗浄し、ハイブリドーマ培 養物の1=2希釈物と一緒に37℃で4時間インキュベートした。
次いで、プレS1に対して特異的なモノクローナル抗体F35.25の結合を、 ヨウ素l12sで標識したマウス抗イムノグロブリンのF(ab’)2フラグメ ントと一緒に(37℃で1時間)インキュベートすることにより検出した。使用 した希釈物はTNバッファ中5%のウシ血清アルブミンと50%の正常ウサギ血 清とからなっていた。最後にビーズを洗浄し、その放射能を測定した。結果はヨ ウ素工10で標識した抗体のel)II(counts per m1nute )で表す。
HBVの精製の最終ステップで、10〜60%スクロースの各勾配フラクション のアリコートをこの方法でスクリーニングした。その後ウィルス調製物を、F3 5.25抗体を有するプレS1配列に対してキャリプレートした。
プレS1領域に対して特異的なH^18/7(HEERNANNら(1984) )とS及びプレS2領域の特異的エピトープに対するモノクローナル抗体(PE TITら(1987))とを並行使用して、吐しタンパク質のこれら3つの抗原 部分の間の量的関係を調べた。
Il、結果 1)モノ ローナル F35.25のプレS1フ イン。
一連のモノ特異的抗血清に対する免疫拡散によって、札^F35.25は1.に 1クラスの抗体に属することが判明した。
モノクローナル抗体F35.Z5のポリベアチド特異性は、HBV(サブタイプ ad)の慢性キャリヤーの血漿から精製したウィルス粒子の3つのエンベロープ 成分に対する反応性によって調べた。
スクロース勾配の最終的遠心分離ステップで得られた2種類の調製物、即ち(A )プレS2反応性を示すが検出可能なプレS1エピトープは含まない22nmの 球状HBsAg粒子(30%スクロース、第2図)と、(B ) DNAポリメ ラーゼ活性及びHBV DNAに関して陽性であり有意量(>log/ml)の プレS2及びプレS1エピトープ(40%スクロース、第2a図)を有する42 1−のHBV粒子とを選択した。第2b図のBに示すように、MC八へ35.2 5はBBVの精製部分のプレS1タンパク質、P39及びGP42にしか結合し ない、 CP42はP39より強く現れた。
F35.25はまた、66.000の成分とも反応する。一方、MC^F35. 25とブレS2陽性欠陥HBsAg粒子から誘導した総てのタンパク質(第2b 図、A)との間の反応、並びにヒト血清アルブミン(H8式)(第2b図のC) 又はウィルスマーカーのない正常ヒト血清(NIIS) (第2b図のD)との 反応は観察されなかった。これと並行して、対照抗原をIIBVタンパク質の濃 度と類似の濃度(約200ug/ml)で検査した。これらの結果は、F35. 25抗体がHBVのenv−タンパク質のプレS1領域に対して特異的であるこ とを示唆する(υヱタンパク質という表現は一般にSタンパク質を示すのにも使 用される)、また、F35.25が66.000という極メチ大きな(vL)H Bvタンハク質と反応するという事実は、NHS中に存在するl(S^タンパク 質とは異なるHBVのVL HBVsAg成分上に特異的プレS1エピトー1が 存在することを証明するものである。
F35.25によって認識されるエピトープの正確な位置を、固相上のプレSl に対して特異的な合成エピトープを用いてR1^アッセイで調べた。 )IBV サブタイプadw2のenvタンパク質のプレS1領域に対応するペプチドを選 択し、合成し、前述のように精製した(NEURATHら(1986))、プレ S配列の合成雇似体(1−21)、(12−32>、(32−53)、<53− 73)及び(94−117)を二抗体R1^アッセイで使用したく第3図参照) 、第4a図に示すように、F35.25によって効果的に認識されたのはペプチ ドプレS (32−53)だけである(P/N≧70)0合成ペプチドプレS  (94−117)との間にも弱い反応が観察された。
これら2種類のペプチドは共通のN末端部分、即ちプロリン(位置32及び94 )及びアラニン(位置33及び95)(第3図参照)を有する。 CFIO細胞 に由来する組換えHBsAg粒子(MICHELら(1981))、血清から精 製した)IBV粒子(サブタイプ杖)、並びにIs^、pBS^及びpH3^で コーティングしたウェルを用いる二抗体R1hも行ったところ、完全ウィルスの みへのF35.25の結合が有意な程度で観察された(P/N=13、第4b図 )。
これは、配列プレ51(32−53>に対するMCA F35.25の厳密な1 1BV特異性を立証するものである。
以下の抗原、即ちブレSペプチド<32−53)と天然ブレS1抗原と12ての 精製)IBV粒子とを2011g/ml用いた競合的結合の結果から、(i)ブ レS (32−53)領域がF35.25エピトープを含み、(ii)このよう なエピトープがウィルスの表面で発現されることが判明した。実際、F35 、 25と天然F抗原(HBV)との反応はブレS (32−53)によって完全に 阻害されるが、別の配列ブレ5(1−21,)によって阻害されることはない( 第5b図)、逆の観点からみると、阻害物質として使用したHBV粒子はブレS  (32−53>配列(第5a図)へのF35.25の結合を抑制する効果が極 めで高い〈〉70%)。
ブレS1配列を検出する1ごめのF35.25(この抗体はペプチドブレ5(3 253)又は自然状態のウィルスに結合している)の感度を決定するために、漸 減Ji(Ing〜0.1ag#f)の精製特異的マウスIgGを二重R1への液 相で使用したく図6)、HBV及びペプチド抗原の検出限界はモノクローナルI gG1のpgS領域あり、したがって、F35.25は非常に窩い結合親和性含 有することが判明【7た。腹水から精製したモノクローナル抗体でも同様の結果 が得られた。
fsl後に、1(BVのenvタンパク質中でF35.25により認諾されるブ レS1エピトープのトポロジーを決定するために、精製HBV粒子(亜型1)の 制限タンパク質分解による消化後のイムノトランスファーにより、F35.25 の反応性を調査した。
トリプシン又はプロテアーゼv8による抗原の処理は、先行技術(HEERM^ NN他(1984>、 PETIT他(1987))で使用された条件と異なる インキュベーション温度、緩衝液、pi(及び酵素基質比の明確に定義された条 件(即ちLay/wi抗原で酵素の最終濃度が20yg7inとなるようにpi 7.sの0.1M重炭酸アンモニウム中で37℃で3時間の条件)下で行う、こ うしてタンパク質分解による切断の結果、F35.25と反応するペプチドが形 成される(図7)、トリプシンで切断することにより得られる分子量13500 及び14500に対応する2つのタンパク質バンド(図7)はF35.25と強 く反応するが、ブレS2領域に特異的なモノクローナルF376(図7、レーン 5)及びS領域に特異的なモノクローナル抗体6−16^15(CO1lRRO UCE他(1983)>(図7、レーン8)とは反応しないという事実に留意さ れたい。
これらのトリプシン産物は恐らく、ブレS1配列を99位及び/又は103位と 113位(図3参照)のアルギニン残基で切断することによりP39及びGP4 2から生成されると思われる。したがって、F35.25により認識されるエピ トープはN末端領域のブレ5(33)とC末端領域のブレS<53)〜ブレ5( 99)との間のブレS1配列に位置する。更に、トリプシンによる消化に対する ブレS2領域の感度を確認しな(STIBBE及びGERLTCII。
<1983> Develop、 Biol、 5tandard、 54.3 3−43; HEERM^NN他(1984); PETIT他(1987)) (図7、レーン5及び図7、レーン8)。HBVタンパク質をプロテアーゼv8 で処理後、F35.25は恐らくS遺伝子産物の2位のグルタミン酸残基(CL U−176)の切断により生成されたと考えられる分子量16500のフラグメ ント(図7、レーン3)に結合する(HEERHANN他(1984))。
プロテアーゼv8は更に、F35.25と反応する夫々分子量15000及び2 9000の2−)のフラグメントを生成する。これは。
(i)ブレ82領域でプロテアーゼにより恐らく別の切断があり、ブレS1配列 を含むより小さいフラグメ〉・トが形成されたこと、及び(ii)S遺伝子の配 列中のGLU−338W基に切断があったこと?示唆している。
この部位は実際にHBVl117)υリータンパク質に予想さね−る二次IlI 造で得られると思われる(NEURATH他<1987)、 Microbio lSci、、4.45−51)。Mfflに、図7、し−ン6及び図7、レーン 9はプロテアーゼv8による消化に対するブレS2タンパク質(GP33及びG P36)の相対耐性を示す。
2)ヒト血゛から単 したHBV粒 におけるF35.25工ビト二乙]1皿 スクロース勾配の最終分画段階で、HBV DNA及びコアの主要タンパク質P 22cの存在(夫々ハイブリダイゼーション及びウェスタンプロットにより検出 される)により特徴付けられるHV粗粒子40〜50%スクロースで6〜8のフ ラクションに検出されたく図8)。これらの陽性HBsAgフラクションを、  F35.25により認識されるブレS1の特異的エピトープの存在に関して調査 した。
材料及び方法の項に既に記載したDAS−R1^アッセイは、完全ピリオン中で F35.25エピトープを検出することができた(図8、フラクション6〜8. 40〜50%スクロース)。
HBsA8活性に対するアシS1配列の量は50%程度であることが判明した。
したがって、 F35.25により認識されるエピトープの存在と完全ピリオン 中のIIBV DNA及びタンパク質P22cの存在との間には緊密な相関関係 がある。
更に、N製)iBV (亜型嵯又は吐)の7個のサンプルにおけるブレS1配列 の量を算出するためにDAS−R1^アッセイを適用した。免疫感作のなめに使 用したHBV粒子はHBsAG亜型己である、 NCA F35.25はポリク ローナル抗HBsで被覆したビーズに結合したHBV ad及びl1BV症と強 く反応した(図9)、一方、MCA F35.25はHBV亜型ad<7) 7  L/ Sl配列を好適に認識すると思われる。HBsAHに対するプレS1配 列の割合は亜型眩のHBVサンプルでは50%程度、亜型法のIIBVサンプル で10〜20%に過ぎないことが判明した。この差はMCA F35.25の相 対ad%異性によるものと考えられる。
他方、亜型■工のHBV粒子で免疫怒作することにより得られるMCA M^1 8/7は亜型四の粒子と同様に亜型市の粒子とも反応する。ブレSl (32− 38)配列の内側に含まれ、亜型は及び吐により異なる固有のアミノ酸は35位 に位置し、この35位のアミノ酸は亜型はではグリシンに対応し、亜型症ではア ルギニンに対応する。35位のグリシンをアルギニンにより置換すると、肝細胞 レセプターとの結合に関与するプレ5(21−47)配列の内側にトリプシンに よる別の切断部位が形成される。従って、MCA F35.25の相対亜型特異 性はトリプシン型の酵素の作用により生じる亜型リーのHBVのブレS1配列の N末端の損失によると考えられる。このことから、亜型症(例えばRE、BAY 、PEY)の粒子が亜型ad(例えばLIS/88及びLAN)の粒子よりも著 しく不安定であることを説明できる。
従って、MCA F35.25はIj型の肝細胞との結合機序に関与するグリシ ン(35〉を含むエピトープブレ5(32−53)との間にin vitroで 検出可能な免疫複合体を形成することができるので、BBVの感染性の良好なマ ーカーを構成する。
MCA N^18/7は配列プレ5(38−121)に特異的であるので35位 にグリシンを含む領域を認識せず、従って、MCA F35.25はど良好な循 環HBvの感染性マーカーではない。
慢性B型肝炎に罹患した個体の血清中の中S及び主要Sタンパク質に対する大S タンパク質の割合のin vitro検出のために本発明の方法を実施した処、 次のような結果が得られた。
1)活発なウィルス複製(個体の血清中におけるDNA−ポリメラーゼ、HBV  DNA及びヌクレオキャプシドの抗原であるHBeの存在に対応)を検出する ことができた症候性慢性キャリヤーの個体グループにおいては、本発明の方法に より、−このグループの個体の36%において、大Sタンパク質の量は中Sタン パク質の量よりも多く、これら2種のSタンパク質は該個体の血清中に含まれる Sタンパク質の夫々的35〜40%及び20%に相当し、 一二のグループの個体の45%において、大Sタンパク質の量は中Sタンパク質 の量よりも少なく、これらの2種のSタンパク質は該個体の血清中に存在するS タンパク質の夫々25%及び50%に相当し、 一二のグループの個体の18%において、大Sタンパク質の量は中Sタンパク質 の量にほぼ等しく、これらの2種のタンパク質は該個体の血清中に存在するSタ ンパク質の量の約25%に相当することが判明した。
このグループの2個体は快方に向かった。一方は抗HBe抗体を発現した個体で あり、他方はインターフェロンによる治療を受けた個体であり、両者ともMCA  F35.25により大Sタンパク質を検出することはできず、Sタンパク質の 量は60%減少し、検出された中Sタンパク質の量はこれらの2個体の血清中に 存在するSタンパク質の約55%であった。
2)ウィルス複製(HBV DNA)を血清中に検出できるか又はできず且つ抗 HBe抗体を有する症候性キャリヤーの個体グループ(以下、グループ■と呼称 する)で調査した結果、−これらの個体の80%において、大Sタンパク質の量 は中Sタンパク質の量よりも著しく少なく、これらの2種のタンパク質は該個体 の血清中に含まれるSタンパク質の夫々15%及び40%に相当し、 −これらの個体の20%において、大Sタンパク質は検出することができず、検 出された中Sタンパク質はこれらの個体の血清中に含まれるSタンパク質の約3 5%であった。
この同一個体グループにおいて、DNA増幅技術(PCR技術)を実施するとI IBV DNAを検出できた(ウィルス複製の低レベルに対応)が、個体の20 %では[lBV DNAを検出できなかったという点に留意されたい、従って、 これらの2種の方法により得られる結果の間には良好な相関間係が存在すると思 われ、DNA増幅方法は実施平原が複雑であるので、本発明の方法のほうが有利 である。
3)ウィルス複製が検出されず、抗HBe抗体のキャリヤーである非症候性キャ リヤー(「健康」キャリヤーに同じ)のグループで調査した処、 −このグループの個体の25%ではSタンパク質は検出されず、 −このグループの個体の18%では主要Sタンパク質のみが検出され、 一二のグループの個体の46%では大Sタンパク質は検出されず、検出された中 Sタンパク質の量はこれらの個体の血清中に存在するSタンパク質の約50%で あった。
ラジオイムノアッセイ(RI^)に従い、1)FIBVのエンベロープの主要成 分により)IBVのHBsAg粒子をトラップするために固相に固定した抗HB sポリクローナル抗体を使用し、 2)HBsAg活性又は関連するエピトープブレS2もしくはブレS1を選択的 に検出するためにモノクローナル抗体を使用し、3)”Jで標識したマウス抗イ ムノグロブリンのF(ab”)フラグメントを使用することにより、慢性HBs Agキャリヤーの血清中のブレS抗原、即ち大Sタンパク質(ブレS1^gに同 じ)と、中Sタンパク質(ブレS2^gに同じ)との発現の臨床的意味をより詳 細に調査した。
a)材料及び方法 W ΔBBOTT Laboratiries(イリノワ州、シカゴ)により市販さ れているRT^アッセイキットを使用して慣用血清スクリーニングに基づいて3 9人の慢性HBsAgキャリヤーのグループを選択した。これらの患者のうちで Δ型肝炎ウィルスに対する抗体を有する者は皆無であった。市販のR1八キット (八BBOTT Laboratiries)を用いてHBeAg及び抗HBe 抗体を決定した。5COTTOJ、他、Hepatology (1983);  3:279−284により記載されているハイブリダイゼーション技術により 血清中のHBV DNAを測定した。この方法はo、1μgのHBV DNAを 検出することができる。一部の患者から採取した新鮮な状態で冷凍した肝生検を 、FIBcAgを検出するための免疫蛍光法(IF)により分析した。使用した IF法はTREPOC,他、Gastroenterology、 (1976 );71: 804−808により詳細に記載されている。臨床学的、血清学的 及び組織学的分析により診断を行った(CAHは慢性活動性肝炎に対応し、CP )Iは慢性持続性肝炎persistent chronic hepatit is及び肝硬変に対応する)。
先の調査の3グループを分類するために使用したと同一の基準に従って39の事 例を3グループに分類した。
1)グループ■は血清中にl!BeAg(即ちHBe陽性)及びHBV DNA を示す11人の患者(28,2%)から構成した。
2)グループ■は抗HBe抗体(即ち抗HBe陽性)及び肝臓に関連する持続的 病理活性を示し、18vDN^を検出できるか又はできない8人の患者(20, 5%)から構成した。
3)グループ■はHBsAgのキャリヤーであり、肝機能試験が正常であり、抗 HBe抗体を示すが、血清中にHBVの複製を検出することができなかった20 人の患者(51,3%)から構成した。
HBVを含まない正常ヒト血清を陰性対照として使用した。
HBVによる急性悪染後に抗HBs抗体を発現した8人の患者も同時に試験した 。
一、l?I O−1’y−ノ ロー ルRIA Pab−Mabに゛ のHBs ^ ブレS の 血清中のHBsAg活性に関連するブレS1及びブレS2エピトープの正確な定 量のためにRT^アッセイを行った。ポリスチレンビーズ(NORTHUMBR IA BIOLOGICALS、英国、ノーサンプリア)を濃度10uy/if の血清中のHBsAgに対するウサギポリクローナルイムノグロブリン(PET IT他(1986))で被覆し、TN[衝液(0,OIM Tris−HCI、  0.148 NaC1,pH7,2)中の5w/v%ウジ血清アルブミンで飽 和した。次に抗HBs抗体で被覆したビーズにヒト血清サンプルの10−1〜1 0−”逐次希釈液を加えた。室温で一晩インキュベーション後、ビーズを蒸留水 で洗い、モノクローナル抗体と共に4時間37℃でインキュベートした。 HB sに特異的(即ち主要Sタンパク質に特異的)な上記モノクローナル抗体F39 .20を使用することにより)IBSAllを決定した。上記ブレS2に特異的 なモノクローナル抗体F124を使用することにより又はブレS1に特異的なモ ノクローナル抗体(即ち肝細胞のHBVレセプターに対するモノクローナル抗体 F35.25>を使用することによりブレS抗原を検出した。 F39.20及 びF124を腹水から不完全に精製したGイムノグロブリンとして5μg/w1 の濃度で使用した。 F35゜25はハイブリドーマ培養液の1:1希釈液とし て使用した。
+2sIで標識したマウス抗イムノグロブリンのF(ab’>27ラグメント( 八MER5RAM 、フランス、Les Ulis)と共にインキュベート(3 7℃で1時間)することにより特異的モノクローナル抗体の結合を検出した。上 記に使用した希釈剤はTNif衝液中の50%正常ウサギ血清、5%ウシ血清ア ルブミンから構成した。ビーズを洗浄し、放射活性をγカウンターで測定した。
結果を1251で標識した結合抗体のcps(カウント毎分)で表した。血清中 のHBVエンベロープの3つの抗原特異性(S。
ブレS2及びブレSl)の間の定量比を決定するために、力価の決定と行い、1 〇−又は10−2の血清希釈液でブレS1^g/HBsAg及びプレS2^g/ HBsAg比を計算した。
b)結果 −F35.25のエピトープの J ′ の6 ビリ ンの夜よ!日U」 低速で第1の遠心(50000x gで4時間)後、HBeAg及びHBVDN ^を含有するHBsAg (亜型ad)の慢性キャリヤーの血清を、10〜60 %の線形スクロース勾配中で200000 x gで18時間の遠心を最終段階 とする一連の超遠心にかけた。フラクションを回収し、上記PAb−MAb R 1^技術を使用してFIBsに特異的なモノクローナル抗体F39.20及びプ レS1に特異的なモノクローナル抗体F35.25でアッセイした。
11BV DNA及びそのコアの主要タンパク質P2Zcの同時検出(夫々ハイ ブリダイゼーション及びイムノブロッティング技術により検出される)により特 徴付けられる完全ピリオンは、40〜50%スクロースの遠心バンドに対応する フラクション6〜8に見出された。この結果から明らかなように、モノクローナ ル抗体F35.25によるプレS1に特異的なエピトープの検出は血清中の怒染 性HBVの存在に密接に関連する。より低濃度(〈30%)のスクロースに対応 する全フラクションはHBVのプレS1の肝細胞レセプターを含まない。
−HBs^の1 ヤ1ヤーにお番るプレS1の レセブーエピトープF35.2 5 びプレm、エピトープF124の : ゛ のHBV DNA HBc^  びHBelとの ゛HBsAg粒子を保有する(即ちHBsAg陽性)19人の 慢性肝疾患患者のうち13人(即ち68.4%)がl’lBV DNAのキャリ ヤー(即ちIfBV−DNA陽性)であり、これらの13人の患者はグループI のHBeAg患者の全てに相当したが、グループHの8人の抗HBe患者のうち では2人だけであった(表■)、グループ■では6人(即ち75%)が狂的HB eAgを有する。
19人の慢性肝疾患患者のうち、HBVのプレS1の肝細胞レセプター(エピト ープp35.25)は17人(即ち89,5%)で検出され、これらのF35. 25エピトープは全FIBeAg陽性患者と、8人の抗HBe陽性恵者のうちの 6人(75%)に検出された。グループ■では2人(25%)だけがブレS1抗 原に関して陰性であった。これらの2人の患者の一方は狂的HBcAgに関して も陰性であることが観察された。
他方、1(BVのプレS1の肝細胞レセプターは、抗HBe陽性HBsAgの2 0人の健康キャリヤー(グループ■)のうち18人(90%)で検出されなかっ た。
プレS2抗原(エピトープF124)は、慢性肝疾患を示す)IBsAg陽性患 者(グループ■及び■)から採取した全血清サンプル(19人中19人、100 %)及び抗HBe抗体を有する20人のHBsAgキャリヤー(グループ■)の うちの15人(75%)に検出された。
急性B型肝炎に罹患後に抗HBs血清変換を受けた全患者(8人中8人)はプレ S1及びブレS2抗原並びに血清中にIIBVマーカーを含まない正常ヒト血清 に関して陰性であることが判明した。
表Iに示すように、1(BVのPre−Stの肝細胞レセプターに関して陽性の 19人の患者のうち13人(即ち68.4%)が血清中の環状1(BV DNA を示し、17人(即ち89.5%)が狂的HBcAgを示し、11人(即ち57 .9%)がHBcAgと反応する。したがって、HBsAg慢性キャリヤーの血 清中HBVのプレS1抗原の発現は、HBV複製の2つの最も直接的なマーカー (血清中のHBV DNA及びHBcAgの肝細胞発現)と、HBeAg/抗H Be系に有効に相関され得る(P< 0.001)、これに対して、ブレS2八 g抗原の発現はHBsAgタンパク質の連続産生に続くと思われ、血清中のHB VDN^、狂的HBcAg及びlBe系との間に有効な相関を示さない(P>  0.5) 。
@ l : )lBsAgの慢性キャリヤーにおけるプレS1の肝細胞レセプタ ー(エピトープF35.25)及び7’L/S2抗N(エヒト−7F124)( 7)検出:血清中ノf(BV DNA、狂的HBeAg及び[lBe系との相関 々のグループのHBsA の におけるHBsA びプレS の 図10に示した結果は、HBeAg陽性患者における2(BsAg及びプレSl Agの力価(図10Aでそれぞれ1・108及び1:10Jが、抗HBe陽性患 者く図10Bでそれぞれ1:10’及び1:102)におけるよりも高いことを 示している。グループIにおいて11人中5人の患者(即ち45%)(図1OA の血清7616)は比較的低いブレS2抗原力価(1:10’)を示し、一方6 人(55%)は最高1:10’までの高いプレS2Ag力価を示したく図10A の血清7936)ことに留意されたい、グループ■及び丁においては(図10B の血清7106及び図10Cの血清8535)、HBsAg及びプレS2Agの 力価はそれぞれ1:10’及び1:10’であった。即ち、プレS2Agに対し て陽性を示した患者34人中27人(耶ち79.4%)においてプレS2Agの 力価はHBsAgの力価と同様であった。グループ■においては20人中5人( 即ち25%)の患者が、HBsAgにのみ力価1;10sで反応したく図10C の血清H3O5)、20人中2人の患者(即ち10%)のみ2つの抗原プレS2 Ag及びプレSlAgに陽性を示したが、力価は最高で1:102と低く(図1 0Cの血清H39)、一方HBsAgの力価は1:105であった。
HBVに 感 にお番 プレs1の レセスの の 図11には、3つのグループにおける血清(図1o参照)を10−1倍に希釈し たものに対して計算したプレSlAg/HBsAg及びプレS 2 A g /  HB s A gの比を示す。
グループ■においては11人中5人(即ち45%)は、HBeAg及びHBV  DNAを含む同じHBV血清型を示した残りの6人の患者よりも低いプレS 2  A g / HB s Ag比(35%)を示した。このサブグループを除き 、プレS 2 / HB s A g比は高いく60%)ことが検出され、グル ープ1.2または3に属するプレS2陽性患者34人中27人(即ち79.4% )において有意な差はなかった。
この結果は、プレS 2 A g / HB s A g比を、ウィルス複製の レベル、即ちHBVによる慢性感染の際の相対感染度の信頼性のある指標とは見 なし得ないことを示唆する。
これとは対照的に、ブレSlAg/HBsAg比は、ウィルス複製が活発なグル ープIのHBeAg陽性患者(約50%)及び肝レベルで病因論的活性を表わす が血清中のHBV?!製のレベルは低いグループ■の抗HBe陽性患者(約20 %)においてより高かった。この比は、HBsAg及びプレS2Agに対して陽 性であったがHBV複製も肝臓の疾病も示さなかったグループ■の健康な保因者 の15患者中13人(即ち89%)の患者においては極めて小さかった。即ち、 プレSlAg/HBsAg比は実際にHBV複製と相関間係があると見られる。
有利なことに本発明のin vitro検出方法によって、種々のグループのH BVの慢性保因者を区別すること、及び、3つの抗原特異性(S、プレS1及び プレS2)の発現を同じ感度で比較することが可能となる。
前述の結果は、上記PAb−MAb RIA系による血清中のプレSlAgの検 出は、HBV DNA及びDNAポリメラーゼが血清中で検出不可能である場合 でさえも、肝臓におけるHBeAgの存在と相関性があることを示している。結 果として、プレSlAgは、HBVによる慢性感染の際のHBV複製レベルの特 異的マーカーである。
抗HBe抗体を示す慢性肝炎の患者の血清中のプレSlAg及び肝臓中のHBe Agの存在の確認は、−組織中でウィルス複製が行われていること、一完全ビリ オンが血清中に遊離され続けていること、〜血清中に存在する)IBV DNA の量が少な過ぎて従来のハイブリダイゼーション法では検出されないことを示唆 する。
更に前述の結果は、HBsAgの慢性の症候及び無症候保因者のほとんど(87 ,2%)にプレS2Agが存在することを示している。健康な保因者(グループ ■)に検出されたプレS 2 A g / HB s A g比にもグループ■ 及び■の患者のものと有意な差は見られず、HBVによる慢性感染の種々の段階 で高い値を維持する(最高60%)。このことは、HBsAgの健康な保因者に おいてさえブレS2Agタンパク質が連続的に合成されていることを示す。
以上に詳細分記載した図面は次の通りであるニー図1:HBVの構造、構成要素 及び細胞ウィルス相互作用の概略図、R1は、プレS1配列の介在によるHBV への直接結合に関与する細胞レセプタであり、R2は、グルタルアルデヒドロ  i(S Aに対するウィルスレセプタを担うブレS2配列の介在によるHBV及 びHBsAgへの間接結合に恐らく関与するp (H3A)に対する細胞レセプ 夕である。
一図2二図2a;HBsAg粒子(A)及びヒト血清から精製し且つ図2bにお いて抗原プローブとして使用したHBV調製物(B)における配列S、プレS2 及びプレS1のラジオイムノアッセイ、抗HBs抗体で被覆したビーズをHBs AgまたはHBVの減量濃度勾配の存在下に置き、結合した抗原を、S領域に特 異的なモノクローナル抗体F39.20(・−・)、プレS2領域に特異的なモ ノクローナル抗体F124(ムーム)及びプレ81領域に特異的なモノクローナ ル抗体MA18/7(■−■)を(終濃度5μg / m lで)使用すること により検出した0図2b;イムノプロット(ウェスタンプロット)法によるF3 5.25抗体のポリペプチド特異性、A、HBs/プレS2血清;B、HBs/ Bs/プレS2/プレSl(HBV)血清; C,H3A (200gg/m  I ) ; D、NH3(1: 500に希釈)0図2bと同様に、図2aにお けるモノクローナル抗体の結合を、1125標識マウス抗イムノグロブリンのF (ab’)2フラグメントによって決定した(1ビーズまたは1ゲルバンド当た り約10’cpm)。
−I2113 : HBVの5つの抗原亜型に対応する大表面タンパク質P39 及びGP42の領域プレ5(21〜53)及びプレ5(94〜117)の(HB V DNAの配列の一部から誘導した)アミノ酸配列、F35.25によって認 識されるエピトープの部位も図中に示されている。5つの亜型に共通のアミノ酸 残基を、これらアミノ酸の各々の下方に小さな黒点で示しである。実線で囲んだ ジペプチドPAは、恐ら<F35.25抗体の結合に必要とされるものである。
破線で囲んだアミノ酸40〜47に広がるペプチド配列(NPDWDPNP)は 、全てのHBVサブにおいてF35.25抗体の結合部位内に保存されている。
Tは、完全HBV粒子中のトリプシンによる切断の許容部位を表わす。
一図4=2倍に希釈したF35.25(約Long/ml)を含むハイブリドー マ液を用いて実施した二抗体ラジオイムノアッセイ(RIA)。図4a:領域プ レS1の1〜21.12〜32.32〜53.53〜73.94〜117に特異 的なペプチドを使用してビーズを被覆した。合成ペプチドで被覆したビーズに結 合したF35.25を、図2に記載したごと<工125標識マウス抗イムノグロ ブリンを用いて検出した0図4b;CHOM換え細胞における組換えによって得 られたプレS2配列を含むHBsAg粒子、精製HBV粒子、H3A、pBSA 及びpH5Aを使フは2つの定量値を表わす。
一図5=プレ5(32〜53)(図5a)またはHBV亜型ad(図5b)のい ずれかで被覆したウェルへのMCA F35.25の結合に及ぼす(終濃度20 μs/mlでの)プレS1領域及び精製HBV粒子に特異的なペプチドの阻害効 果、この実験の条件は、図4のごとく2倍に希釈したハイブリドーマ液を使用す る材料と方法のセクションに記載の通りである。
一図6=ペプチドプレ5(32〜53)及び精製HB■粒子におけるブレS1配 列を検出するためのMCA F35.25の怒度、ペプチド プレ5(32〜5 3)(・)5μg/m+またはHBV亜型ad(ム)(10μg/ml)のいず れかで被覆したウェルを、ハイブリドーマ細胞の上清から精製したF35.25 の減量濃度勾配の存在下に置いた。
一図7:MCA F35.25<a)、プレS2領域に特異的なモノクローナル 抗体F376 (b)及びS領域に特異的な抗体6〜16 A15(c)のen vタンパク質への結合に及ぼすトリプシンまたはプロテアーゼV8による精製H BV粒子(亜型■)の消化作用(イムノブロッティング法使用)、抗原の処理は 、材料と方法のセクションに記載のごと〈実施した。レーン1.4及び7は酵素 を含まない対照を表わし、レーン2.5及び8はトリプシンによる消化産物を表 わし、レーン3.6及び9はプロテアーゼV8による消化産物を表わす、レーン 1〜3は1:2に希釈したハイブリドーマ上滑でプローブし、レーン4〜9は、 腹水から精製したモノクローナル抗体5μg/mlでプローブした。移入タンパ ク質に結合した抗体を工125標識マウス抗イムノグロブリンで検出した。ペプ チドの分子量(XIO’)を左側に示す。
−78二HBV粒子(亜型■)のスクロース勾配、ウィルスに豊富に含まれる物 質1mlをTN緩衝液中の10〜60%のスクロース直線濃度勾配において16 0,000g、4℃で18時間沈澱させた。フラクションを回収し、抗HBsウ サギポリクローナル抗体を担う固相を使用しての二特異抗体ラジオイムノアッセ イにより、MCA F39.20(−・−)またはMCA F35.25(−m −)について解析した。スクロース濃度(−〇−)は屈折によって決定した。フ ラクション6〜8(スクロース40〜50%)のHB V D N A含有量を ハイブリダイゼーションによって、コア主要タンパク質P22c含有iをイムノ トランスファー(+)によって試験した。
−図9:固体表面に抗HBsイムノグロブリン及び露出表面にF35.25抗体 を用いた二特異抗体ラジオイムノアッセイ系による単離)(BV粗粒子亜型葺ま たは主ヱ)における配列ブレSl (32〜53)の検出、精製HBV粒子は濃 度1μg / m +で使用した。1125標識マウス抗イムノグロブリンのF  (ab’)zフラグメントを用いてF35.25の結合を検出した。
一図10二種々のグループのHBsAgの慢性保因者におけるHBsAg及びブ レS抗原の定量分析、HBsAg(主要Sタンパク質)(〜・−・−)、ブレS 1肝細胞レセプタ(−ローロー);ブレS2抗原(−0−○−)。前述のPAb −MAbラジオイムノアッセイに従ってアッセイを実施した。
−711=慢性B型肝炎の患者におけるブレS1肝細胞レセプタの発現の臨床的 重要性、10−2倍(図10B及び図) IOC参照)または101倍(図10 A参照)に希釈した血清に対して、アレS I A g / HB s A g 比(黒色で示した棒グラフ)とブレS 2 A g / HB s A g比( 灰色で示した棒グラフ)とを計算した。グループ■;慢性肝疾患を表わすHBe Ag及びHBV DNA陽性患者、グループ■;慢性肝疾患を表わす抗HBe陽 性患者、グループ■:抗HBe陽性の健康な保因者、慢性B型肝炎の種々のウィ ルス学的段階の間数として、プレSlAg/HBsAg比(−)及びブレS2A g/HBsAg (−−−)比は変化する。
抗原濃度 F35.25 F376 6−16A15モノクローナル抗体 分画数 患者数:5/11 6/11 6/s 13/20(%total) (45% ) (55%)(75%)(65%)Figure 11 国際調査報告 一−−−鋪噛−”−PCT/FR89100517−−−−−−−−−PCT/ FR89100517国際調査報告

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.以下の諸特性、即ち: −ブレS1領域の32位〜53位に存在するアミノ酸中に含まれるエピトープ、 HBVの大エンベロープタンパク質のブレS1領域、HBVの大エンベロープタ ンパク質、P39及びGP42、HBVの大Sタンパク質をトリプシンで消化し て得られた分子量13,500及び14,500を夫々有するHBVの大Sタン パク質のプレS1領域の各開裂産物、 と共に免疫複合体を形成する特性、及び、−HBVの中エンベロープ(糖)タン パク質、GP33及びGP36、 HBVの主要エンベロープ(糖)タンパク質、P24及びGP27、 ヒト血清アルブミン(HSA)、 重合ヒト血清アルブミン(pHSA)、イムノグロブリンG、A及びM、 HBV非感染個体の種々の血清成分、 と共に免疫複合体を形成しない特性の組み合わせによって定義されることを特徴 とするモノクローナル抗体。
  2. 2.以下の諸特性、即ち、 −IgG1クラスに属する特性、 −66kd(キロダルトン)のHBVの極大エンベロープタンパク質、 HBVの大Sタンパク質をS.aureus由来のプロテアーゼV8で消化する ことによって得られた分子量15,000、16,500及び29,000を夫 々有するHBVの大Sタンパク質の各開裂産物、 と共に免疫複合体を形成する特性によって定義されることを特徴とする請求項1 に記載のモノクローナル抗体。
  3. 3.1988年8月5日、受託番号I−796でN,C.C.M.に寄託された ハイブリドーマによって分泌されることを特徴とするモノクローナル抗体。
  4. 4.請求項1に記載のモノクローナル抗体を分泌することを特徴とするハイブリ ドーマ。
  5. 5.請求項1に記載のモノクローナル抗体を分泌するハイブリドーマの調製及び 単離方法であって、−HBV粒子で免疫した動物の脾細胞とミエローマ細胞とを ハイブリドーマ形成可能条件下に融合させ、−請求項1に記載のモノクローナル 抗体の諸特性を有するモノクローナル抗体を分泌するハイブリドーマを検出し回 収することを特徴とする方法。
  6. 6.HBV感染個体から採取された生物サンプル中でHBVの大Sエンベロープ タンパク質の有無をinvitro検出する方法であって、 −大Sタンパク質のブレS1領域と請求項1に記載のモノクローナル抗体との免 疫複合体が形成され得る条件下に前記生物サンプルと前記モノクローナル抗体と を接触させ、−前記免疫複合体を検出する段階を含むことを特徴とする方法。
  7. 7.特に、 −HBVのSエンベロープタンパク質のS領域との免疫反応を生じ得る抗体、好 ましくはポリクローナル抗体を固体支持体に結合させる、 −支持体を洗浄し、支持体に結合しなかった前記抗体を除去する、 −特に血清などの生物サンプルを支持体に、前記ポリクロ−ナル抗体と前記血清 に含まれる見込みのSタンパク質との免疫複合体が形成され得る条件下に添加す る、−支持体を洗浄し、前記抗体によって認識されなかった前記血清の種々の成 分を除去する、 −支持体に請求項1に記載のモノクローナル抗体を、該モノクローナル抗体と、 前段階で形成された免疫複合体に結合したプレS1領域を含むSタンパク質との 免疫複合体が形成され得る条件下に添加する、 −支持体を洗浄し、大Sタンパク質のプレS1領域との免疫反応に参加しなかっ たモノクローナル抗体を除去する、−前記モノクローナル抗体との免疫複合体を 形成し得る標識アンチイムノグロブリンを支持体に、このアンチイムノグロブリ ンと前段階で形成された免疫複合体に結合したモノクローナル抗体との間で最終 免疫複合体が形成され得る条件下に添加する、 −前記最終免疫複合体に結合した標識アンチイムノグロブリンの量を検出し、こ の量を前記血清中に存在する大Sタンパク質の量と相関させる、 段階を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  8. 8.B型肝炎患者から採取した生物サンプル中に存在する主要Sタンパク質に対 する大Sタンパク質の割合をinvitro検出するために、 −請求項7に記載の方法を実施すること、及び、−請求項7に記載の方法と同じ 段階を含み、請求項1に記載のモノクローナル抗体に代えて、主要Sタンパク質 との免疫複合体を形成し得る抗体モノクローナル抗体を用い、請求項1に記載の モノクローナル抗体を認識するアンチイムノグロブリンに代えて、前記主要S抗 原を認識するモノクローナル抗体との免疫複合体を形成し得るアンチイムノグロ ブリンを使用するように変形した方法を請求項7に記載の方法と並行して実施す ること、 −こうして測定した大Sタンパク質と主要Sタンパク質との量を比較することを 特徴とする方法。
  9. 9.HBV感染患者の慢性B型肝炎の進行をinvitro診断するための請求 項8に記載の方法の使用。
  10. 10.請求項5から9のいずれか一項に記載の方法を実施するためのキットであ って、 −Sタンパク質のS部分との免疫反応を起こすことができる所定量のポリクロー ナル抗体を固体支持体に結合したもの、 −所定量の請求項1に記載のモノクローナル抗体、−必要に応じて含むものとし て、HBVの主要Sエンベロ−プタンパク質との免疫複合体を形成することがで きる所定量のモノクローナル抗体、 −含むと有利なものとして、前述の抗体と生物学的試料中に含まれている可能性 のあるSタンパク質との免疫反応を生起させるのに適した媒質、 −やはり有利なものとして、前記モノクローナル抗体が結合されている免疫複合 体を検出せしめる標識試薬、特に標識イムノグロブリン を含むことを特徴とするキット。
  11. 11.B型肝炎の治療、より特定的にはB型肝炎にかかった個体に肝臓移植をす る場合の移植片再感染現象の防止に使用するための医薬組成物であって、請求項 1に記載のモノクローナル抗体を医薬的に許容し得るビヒクルと組合わせて含む ことを特徴とする組成物。
  12. 12.請求項1に記載のモノクローナル抗体との免疫複合体を形成することを特 徴とする抗イディオタイプモノクローナル抗体。
  13. 13.請求項1に記載のモノクローナル抗体で動物を免疫し、請求項1に記載の モノクローナル抗体との免疫複合体を形成できる抗体のそれを取出すことを特徴 とする請求項12に記載の抗イディオタイプモノクローナル抗体の製造方法。
  14. 14.請求項12に記載の抗イディオタイプモノクローナル抗体を医薬的に許容 し得るビヒクルと組合わせて含むことを特徴とするB型肝炎予防接種用組成物。
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