JPH0450193Y2 - - Google Patents

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JPH0450193Y2
JPH0450193Y2 JP2846187U JP2846187U JPH0450193Y2 JP H0450193 Y2 JPH0450193 Y2 JP H0450193Y2 JP 2846187 U JP2846187 U JP 2846187U JP 2846187 U JP2846187 U JP 2846187U JP H0450193 Y2 JPH0450193 Y2 JP H0450193Y2
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molded product
decorative
decorative member
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peripheral edge
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は車両のホイールカバー、フイニツシ
ヤ等の装飾成形品に関するものである。
〔従来の技術〕
第5図は従来の車両用装飾成形品(ホイールカ
バー)の断面図である。図において、1は装飾成
形品で、透明または半透明の樹脂からなる円盤状
の成形品本体2の裏面に中空部3を介して円形の
装飾部材4が配置され、その外周縁部5は成形品
本体2の裏面に突出する環状のリブ6の段差部7
に当接し、パテ状のシール剤8により封止されて
固着されている。成形品本体2の裏面にはリブ6
の外側に環状のリブ9が突出し、その先端付近に
は円周方向に間隔をおいて複数の凹状の係合部1
0が形成され、取付クリツプ(図示せず)に係合
して車体に取付可能となつている。成形品本体2
の裏面には、外周縁部11からリブ6の先端にか
けて不透明な塗膜12が形成されている。装飾部
材4の成形品本体2側には文字、模様等の装飾識
別部が形成され、成形品本体2を通して視認でき
るようになつている。
上記のように構成された装飾成形品1は、成形
品本体2の裏面に塗膜12を形成後、装飾部材4
を段差部7に挿入し、シール剤8により封止して
固着し製造される。そして取付クリツプを係合部
10に係合させて車体に取付け使用される。使用
状態では、成形品本体2および中空部3を通して
装飾部材4が視認されるため、深みのある色調が
得られ、また成形品本体2を通して塗膜12が視
認されるため、優れた外観が得られる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の車両用装飾成
形品においては、パテ状のシール剤8により装飾
部材4の外周縁部5を封止し、中空部3への水や
空気の出入を封じて曇り防止を行うようになつて
いるため、シール剤8の塗付作業に熟練を要し、
多くの工数および長い硬化時間が必要になるとと
もに、封入作業のバラツキにより完全な封止を行
えない場合があり、また機械化および自動化が困
難であるなどの問題点があつた。また成形品本体
2のリブ9には円周方向に間隔をおいて係合部1
0が形成されているため、この部分における反射
が不均一となり、これが外表面側から視認されて
外観を害するという問題点があつた。
この考案は上記問題点に着目してなされたもの
で、装飾部材の外周縁部における封止を完全にで
き、中空部への水や空気の出入を封じ、これによ
り曇りを防止して優れた装飾性を持たせることが
できるとともに、封止の操作を簡単にして、機械
化および自動化が容易な車両用装飾成形品を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、透明または半透明の樹脂からなる
成形品本体と、この成形品本体の裏面に中空部を
介して配置され、かつその外周縁部が前記成形品
本体に当接する装飾部材と、この装飾部材の外周
縁部を前記成形品本体に封止して固着するように
装飾部材の外周縁部から成形品本体の裏面にかけ
て固着された射出成形部とを有する車両用装飾成
形品である。
〔作用〕
この考案の車両用装飾成形品は、成形品本体の
裏面に中空部を介して装飾部材を配置し、その外
周縁部を成形品本体に当接させた状態で射出成形
により射出成形部を形成し、装飾部材の外周縁部
を封止して成形品本体に固着し製造する。
この車両用装飾成形品は裏面側を車体に取付け
て使用すると、成形品本体および中空部を通して
装飾部材が視認され、優れた装飾性を示す。この
場合、中空部は射出成形部により封止されている
ため、水や空気の出入はなく、曇りは発生しな
い。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例について説明す
る。第1図はこの考案の一実施例による車両用装
飾成形品(ホイールカバー)を示す正面透視図、
第2図はそのA−A断面図、第3図は射出成形型
の断面図であり、第5図と同一符号は同一または
相当部分を示す。
装飾成形品1は、透明または半透明(着色され
た場合を含む)の樹脂からなる円盤状の成形品本
体2の裏面に中空部3を介して円形の装飾部材4
が配置され、その外周縁部5は成形品本体2の裏
面に突出する環状のリブ6の段差部7に当接し、
成形品本体2の裏面にはその外周縁部11から装
飾部材4の外周縁部5にかけて射出成形部13が
固着され、装飾部材4の外周縁部5を封止して成
形品本体2に固着している。
成形品本体2は従来のものとほぼ同様に形成さ
れているが、リブ6,9は従来のものより短く形
成され、リブ9は従来形成された係合部10が省
略され、全体が一定の形状のリブとなつている。
装飾部材4の外表面側に文字、模様等の装飾識別
部14が形成され、外周縁部5の裏面には接着剤
15が塗布されている。射出成形部13は装飾性
の色調を有する着色不透明樹脂の射出成形によつ
て形成され、成形品本体2の外周縁部11から装
飾部材4の外周縁部5にかけて、リブ6,9を含
む成形品本体2の裏面を覆うように固着されてお
り、リブ9の先端部からさらに突出するリブ16
が形成されて、凸状の係合部17が形成されてい
る。
上記の装飾成形品1は次のようにして製造され
る。まず成形品本体2の裏面のリブ6の内側に装
飾部材4を挿入し、段差部7で位置決めするとと
もに支持した状態で、第3図に示す射出成形型1
8に挿入して射出成形を行い、射出成形部13を
形成する。このとき射出成形型18のコア型19
およびキヤビテイ型20間に成形品本体2を挿入
して、傷付防止用の合成樹脂支持体21で支持す
るとともに、ゴム状弾性支持体22で装飾部材4
を支持し、ゲート23からキヤビテイ24に溶融
樹脂を射出して射出成形部13を形成する。
こうして製造された装飾成形品1は係合部17
を利用して車体に、直接または図示しないクリツ
プ等の取付具を介して取付け使用される。使用状
態においては、成形品本体2および中空部3を通
して装飾部材4が視認されるため、深みのある色
調が得られ、また成形品本体2を通して射出成形
部13が視認されるため、優れた外観が得られ
る。
このとき射出成形部13は樹脂の射出圧によつ
て装飾部材4の外周縁部5を完全に封止するた
め、水や空気の出入はなく、曇りは発生しない。
また成形品本体2の裏面が射出成形部13によつ
て覆われているため、従来の塗膜12は省略され
る。そして係合部17は不透明な射出成形部13
に形成されているため、リブ9等の成形品本体2
に係合部10,17のような異形部を形成する必
要がなく、このため装飾成形品1の外表面側から
見た場合に反射光の乱れはなく、優れた外観を呈
す。またリブ9を覆うようにリブ16を形成する
と、係合部17を利用して車体に取付ける場合の
応力が成形品本体2に分散して支持されるため、
射出成形部13の剥離は生じない。
第4図は他の実施例を示す第1図のA−A断面
図である。この実施例ではリブ9が省略されてお
り、これにより、成形品本体2に表面のひけの発
生が防止される。
なお、上記実施例では係合部17として凸状の
ものが示されているが、係合部10のような凹状
のものでもよい。また上記実施例はホイールカバ
ーについて説明たが、フイニツシヤ、オーナメン
トその他の車両用装飾成形品にも適用できる。
〔考案の効果〕
この考案によれば、成形品本体の裏面に装飾部
材を射出成形部により封止して固着するようにし
たので、装飾部材の外周縁部における封止を完全
にでき、中空部への水や空気の出入を封じ、これ
により曇りを防止して優れた装飾性を持たせるこ
とができるとともに、封止の操作を簡単にして、
機械化および自動化を容易に行うことができるな
どの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の正面透視図、第2図はそのA
−A断面図、第3図は射出成形型の断面図、第4
図は別の実施例を示す第1図のA−A断面図、第
5図は従来品の断面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示
し、1は装飾成形品、2は成形品本体、3は中空
部、4は装飾部材、6,9,16はリブ、10,
17は係合部、13は射出成形部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 透明または半透明の樹脂からなる成形品本体
    と、この成形品本体の裏面に中空部を介して配
    置され、かつその外周縁部が前記成形品本体に
    当接する装飾部材と、この装飾部材の外周縁部
    を前記成形品本体に封止して固着するように装
    飾部材の外周縁部から成形品本体の裏面にかけ
    て固着された射出成形部とを有する車両用装飾
    成形品。 (2) 射出成形部が不透明樹脂によつて形成された
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の車両用装
    飾成形品。 (3) 射出成形部が装飾部材の外周縁部から成形品
    本体の外周縁部にかけて形成された実用新案登
    録請求の範囲第1項または第2項記載の車両用
    装飾成形品。 (4) 射出成形部に係合部が一体に成形されている
    実用新案登録請求の範囲第1項ないし第3項の
    いずれかに記載の車両用装飾成形品。
JP2846187U 1987-02-27 1987-02-27 Expired JPH0450193Y2 (ja)

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JP2846187U JPH0450193Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27

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JP2846187U JPH0450193Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27

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JPS63137047U JPS63137047U (ja) 1988-09-08
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