JPH04501808A - ハイブリッド分子 - Google Patents

ハイブリッド分子

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JPH04501808A
JPH04501808A JP2511281A JP51128190A JPH04501808A JP H04501808 A JPH04501808 A JP H04501808A JP 2511281 A JP2511281 A JP 2511281A JP 51128190 A JP51128190 A JP 51128190A JP H04501808 A JPH04501808 A JP H04501808A
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スヴルルガ,リチャード・シー
ウォーターズ,コリー・エイ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
ハイブリッド分子 光■の背景 本発明の分野はサイトカインハイブリッド分子である。 ヘマトポエチンリセプターのスーパーファミリー(Idzerdaら、J、Ex p、Med、171 : 861−873.1990)は、サイトカインリセブ ターのフッ・ミリ−であり、その細胞外ドメインは互いに有意な程度のアミノ酸 ホモロジーを示す。これらのりセブタ−(インターロイキン2 (IL−2)p 75リセブターも含む)は、ヘマトポエチン細胞(リンホイド細胞およびミニロ イド細胞の両者を含む)の表面上に存在し、IL−2、インターロイキン3CI L−3)、インターロイキン4 (I L−4) 、インターロイキン6 (I  L−6) 、エリスロボエチン(EPO)およびプロラクチンのようなサイト カインと結合してその細胞増殖効果に介在する能力を有する。ヘマトポエチンリ セブターのスーパーファミリーのメンバーに結合するサイトカインを、本明細書 中では集合的に「ヘマトボエチンリセブタースーパーファミリーサイトカイン」 と呼ぶ。 IL−2が特異的にIL−2リセブターを持つ細胞(例えばアログラフトで活性 化されたヒトT−細胞やある種の白血病のリンパ球)に結合する能力を有するこ とから、細胞表面に特異的にIL−2リセブタ−(IL−2R)を持つ細胞を毒 性効果の標的とする毒素−IL−2ハイブリツド分子の構築が試みられた。その ようなハイブリッド分子のあるものは、IL−2と毒素との化学結合により構築 されたが(Greenfieldら、5cience、pp、238,536( 1987))、最近、組換えDNA技術を適用して、ジフテリア毒素/I L− 2ハイブリツド(米国特許4,675,382)およびシュードモナスの外毒素 A/IL−2ハイブリッド(Lorberboum−Galskiら、Proc 、Nat 1.Acad、Sci、USA、85:1922−1926.198 8)のような遺伝子ハイブリッド構築物が製造され、その構築においては、毒素 蛋白質が本来もっている細胞特異的リセブター結合ドメインがIL−2に置きか えられている。天然ジフテリア毒素および天然シュードモナス毒素は、感受性細 胞の表面上のある種のりセブターに結合して細胞の膜を通過し、細胞内に入ると 必須の蛋白質合成因子を不活性化して蛋白質合成を阻害し、細胞を殺す。組換え 毒素−IL−2ハイブリツドによる細胞の殺滅のメカニズムも同様であるが、毒 素自身の細胞結合ドメインがIL−2と置き換えられ、そのためハイブリッド毒 素がIL−2−リセブターを有する細胞に選択的に結合する。 このようなIL−2−特異的リセブターの性質は、いくつかの研究のテーマであ る(例えば、Robbら、J、Exp、Med、154:1455−1464. 1981;Tsudoら、Proc、Nat 1.Acad、Sci、USA。 83:9694−9698.1986.およびTeshigawaraら2J。 Exp、Med、165:223−234.1987)、二つの異なるI L− 2−結合リセブター分子である55キロダルトンのグリコプロティン(p55ま たはTac)および75キロダルトンのグリコプロティン(p 75)がヒトリ ンパ球上に存在すると報告されており、これらは単独でもしくはヘテロダイマー のりセブター複合体としてIL−2に結合する(Yagftaら、Cancer  Re5earch、49.印刷中、1989)。IL−2結合分子が955単 独であるときには、比較的低親和性で(Ka =10− @M) 、p75単独 であるときには中間的親和性で(K、=10−”M) 、そしてヘテロダイマー 型(p75+p55)であるときには比較的高親和性で(K、=10−11M) IL−2に結合する。H,−2がp7575リセブターに結合するためには、I L−2のN末端アミノ酸残基、具体的にはASptoが必要である(Colli nsら、Proc、Nat 1.Acad、Set、USA、85ニア709− 7713.1988)。 ヘテロダイマー性のp75+p55 (高親和性)型のIL−2リセブターを有 する細胞の蛋白質合成を50%阻害するためには、ピコモル量のジフテリア毒素 /IL−2組換えハイブリッドで十分であるが、p55 (最低親和性)または p75(中親和性)型のリセブタ゛−を発現する細胞は同じシフ7−リ7毒素/ IL・−2ハイブリツドの蛋白質合成阻止効果に抵抗性であることが知られてい る(Watersら、Eur、J、Immunology 20ニア85−79 1.1990)。 これとは異なり、シュードモナス外毒素A/IL−2組換えハイブリッドは、ヘ テロダイマー性の高親和性リセブターだけでなく、低親和性および中観和性のり セブターザブユニットによっても細胞内に取り込まれることが示された(L。 rberbaum−Galskiら、J、Biol、Chem、263:186 50−18656.1.988)。これらの構築物において、シュードモナス外 毒素は、1L−2のカルボキシ末端を介してIL−2に結合している。 最近、ヘマトボエチンリセブター・スーパーファミリーのサイトカインのすべて が、異なる結合親和性の複数リセブターを有することが示された(例えば、rt Ohら、5cience、247:324−327,1990;およびSawy er、C11nical Biotechnology 2ニア7−85.19 本発明はその概要において、ヘマトボエチンリセブタースーパーファミリーサイ トカイン(またはそのようなサイトカインの高親和性リセブターに結合すること のできるフラグメントまたは類縁体)を含み、該サイトカインのアミノ末端で一 つの化学成分に共有結合しているハイブリッド分子に関するものであり、上記化 学成分は5、ハイブリッド分子が上記サイトカインに対する低親和性リセプター の介在により処理される程度を低親和性リセブターによるサイトカインの処理よ り低めることを可能とするが、但し、上記化学成分は、参照により本明細書に含 まれるJohn R,Murphyの米国特許4,675,382に記載されて いるジフテリアのトランスロケーションドメインを含むジフテリア毒素のフラグ メントではない。サイトカインの低親和性リセブターとは、該ナイト力インの高 親和性リセブター以外の、該サイトカインを処理する能力を持つ全てのりセブタ ーである。「処理」とは、そのようなサイトカインリセブターの一つがサイトカ インと結合し、およびリセブターと結合した該サイトカインが細胞内小胞中また は細胞内へ取込まれることを意味する。(本発明のハイブリッド分子が取り込ま れないものであるときは、「処理」とは単に、サイトカインリセブターの一つに よりサイトカインが結合されることを意味する)。従って、サイトカイン分子が 該サイトカインに対する低または中−親和性のりセブターに結合し、そしてさら に細胞によりリガンド/リセプクー複合体として(例えば細胞内小胞中に)取り 込まれたとき、サイトカイン分子は該サイトカインに対する低親和性リセブター により「処理された」ということができる。本発明のハイブリッド分子のそのよ うな処理の程度を天然に存在するサイトカイン分子の処理程度と定量的に比較す るには、例えば、一つの型のりセブターを有する細胞により取り込まれる各分子 の量を測定することにより行うことができる。ハイブリッド分子が高および低親 和性リセブターを識別する能力は、高親和性リセブターのみを持つ細胞による分 子のを込み員を低親和性リセブターのみを持つ細胞による取込み量と比較するこ とにより測定できる:リセブター型を有意程度に識別する能力を持つハイブリッ ドは、本明細書に記載する目的に有用である。 サイトカイン分子のフラグメントとは、天然に存在する分子のある部分に厳密に 相当するがその天然分子の全てよりは短いアミノ酸配列を有するポリペプチドで あり、例えば天然分子を蛋白質分解酵素で消化する方法、化学合成法または組換 えDNA技法で作成できる。サイトカイン分子の「類縁体」とは、一つ以上の場 所でアミノ酸の置換、付加、および/または削除を有する点で天然サイトカイン とは異なるポリペプチドである:例えば、サイトカインの類縁体は、天然サイト カインの少なくとも半分の長さを有し、天然分子のある部分と少なくとも80% の配列ホモロジーを有する連続セグメントを含むポリペプチドを含む。アミノ酸 の置換は保存的であっても非保存的であってもよく、そして例えば該ポリペプチ ドから蛋白質分解酵素に感受性の部位を削除するように設計してもよい。〔保存 的という用語は、置換されたアミノ酸アシル残基が置換前の残基と化学的に類似 している(例えば、酸性、塩基性、疎水性、芳香族である)ことを意味し、例え ばバリンをロイシンに置換することを意味する〕。そのような類縁体は組換えD NA技術により慣用手段で得られるか、またはこの分野の当業者に知られた他の 任意の方法で得られる。そのようなフラグメントまたは類縁体が得られれば、い ずれも、それらを派生させた元のサイトカインの高−親和性および低−親和性の りセプターを介して処理される能力を調べることができる。天然存在サイトカイ ンに匹敵する性質を本発明のハイブリッド分子に取込むことができる。 好ましい態様において、サイトカインはIL−2、IL−3、IL−4、IL− 6、EPOおよびプロラクチンから選択され、化学成分は、ハイブリッド分子の サイトカイン部分による低−親和性リセブターへの結合を阻害し、 化学成分は、X線に対して不透明な部分であり、螢光部分であり、放射活性部分 であり、抗体分子、リシン、ストレプトアビジン、ゲラニン(gelanin) またはフェリチンのようなポリペプチド(ペプチド結合でつながった二つ以上の アミノ酸と定義される)あるいはそのようなポリペプチドの酵素学的に活性なフ ラグメントもしくは類縁体であり、 共有結合はペプチド結合であり、そL7てハイブリッド分子は高−親和性リセブ ターを持つ細胞の増殖速度に影響することができるものである。 本発明のハイブリッド分子は、選択的に興味対象のサイトカインに対する高−親 和性リセブターを有する細胞に、該細胞をサイトカイン(または該高−親和性す セブターに結合することのできるフラグメントもしくは類縁体)のアミノ末端に 共有結合させた一つの部位を含むハイブリッド分子に暴露して、該部位を選択的 に結合させる方法に用いることが出来る。好ましい態様においては、該部位は標 識を有し、該方法は高−親和性リセプターまたは高−親和性リセブターを持つ細 胞の画像を形成するために用いられ、あるいは該部位は鉄と複合体を形成した分 子であり、該方法は高−親和性リセプターを比較的多く持つ細胞をそのような高 −親和性リセブターをより少なく持つものから分離するために用いられ、あるい は該ハイブリッド分子はそれが結合する細胞の増殖速度を減少させることができ 、該方法は高−親和性リセブターをもつ細胞の過剰生産により特徴づけられる症 状を治療するために用られる。 本発明のハイブリッド分子はまた、興味対象のサイトカインに対する高親和性リ セブターを持つ細胞を、集団中のある細胞がそのような高−親和性リセブターを 持たない細胞集団から選択的に単離するための方法に用いることができ、その方 法は、(1)ハイブリッド分子を固定化し、(2)細胞集団を高−親和性リセブ ターが固定化ハイブリッド分子に結合することを可能にする条件下で、固定化ハ イブリッド分子に接触させ、そして未結合細胞を結合細胞から分離することより なる。この方法は体液または組織からそのような高−親和性リセブターを有する 細胞を除去するために使用でき、或いはこのような方法に結合細胞を固定化ハイ ブリッド分子から遊離させる工程を含ませて、体液または組織から高−親和性リ セブターを有する細胞を単離するために使用することもできる。 化学成分がポリペプチドであるハイブリッド分子は、例えば興味対象のサイトカ イン(またはその高−親和性リセブターー結合性フラグメントもしくは類縁体) をコードするDNA配列に融合したポリペプチドをコードするDNA配列を含む 組換えDNA分子を用意し、該組換えDNA分子を適当な発現システムに導入し 、そしてこの組換えDNA分子を発現させることにより製造される。 本発明のストーブ!・アビジン含有ハイブリッド分子は、興味対象のサイトカイ ンに特異的な高−親和性リセブターのあるいはそのような高−親和性リセブター を有する細胞の細胞集団中の高−親和性リセプターの画像形成方法のために、( a)高−親和性リセプターを(1)高−親和性リセブターに結合する/1イブリ ・ソド分子の量と(2)細胞集団中の全てのより低い親和性リセブターに結合す る量との相違を実質的に最大化するのに十分な量のハイブリッド分子に暴露し: (b)リセブター結合ハイブリッド分子をビオチンに共有結合させた標識プロー ブに暴露し;そして(c)リセブターと結合したハイブリッド分子に結合した標 識プローブを検出することにより、用いることができる。 本発明は、そのN末端で化学成分に結合した時、その低−親和性リセブターを介 してサイトカイン自体よりも低い程度に処理され、高−および低−親和性リセブ ターの識別力が高まるという、ヘマトポエチンリセブタースーノく−ファミリー サイトカインの各々の能力を利用する。本発明の11イブリッド分子によるリセ プター型のこの増大した識別ソノは、高−親和性リセブターを欠失する細胞を実 質的に除く高−親和性リセブターを有する細胞の選択的な標識、単離、除去また は殺滅を可能にし、従って、骨髄またはリンパ細胞が重要要素として関与する種 々の症状の研究1診断および治療の重要な手段を提供する。例λば、サイトカイ ン部分にIL−2を有する本発明のハイブリッド分子は、活性化されたT細胞の 高−親和性リセブターを標的とし、従って移植拒絶反応、自己免疫疾患およびあ る種のリンパ系の癌等への適用に有用であろう。 本発明の他の態様および利点は好ましい態様に関する以下の説明および請求項の 記載から明らかであろう。 好圭旦■聾梯9説■ 4、
【図面の簡単な説明】
図面 第1図はプラスミドpDW15を5phrで消化した後の、該プラスミドのIL −2遺伝子部分のDNAコード配列および相当するアミノ酸配列の配列図である 。 第2図はCRM197/IL−2組換え遺伝子を有するプラスミドPS1130 の段階的構築を説明する工程図である。 第3図(a)は、リシンA/IL−2ハイブリッド遺伝子の構築の組換えDNA プラスミド中間体の模式図である。 第3図(b)は、リシンA/IL−2ハイブリッド遺伝子を有し、E、coli 中での発現に適する組換えDNAベクターの模式図である。 第4図(a)は、ストレプトアビジン/IL−2/%イブリッド遺伝子構築の組 換えDNAプラスミド中間体の模式図である。 第4図(b)は、ストレプトアビジン/IL−2/%#ブリッド遺伝子を有し、 E、coli中での発現に適する組換えDNAベクターの模式図である。 IL−2ハイブリツドおよび 然IL−2によるIL−2リセ ターの−9本発 明はIL−2のN末端へ化学成分を付加すると、T−細胞上の中−親和性リセプ ター(p 75)による該ハイブリッドのIL−2部分の処理が阻害され、これ はおそらくp75リセブターによって該ノ\イブリッドの化学成分部分にひき起 こされた構造上の歪みによるものである、との観察に根拠を置いている。(1) 各々が三つの型のIL−2リセプターの一つのみを有する三つの細胞ライン上の 結合部位から、125沃素標識IL−2の50%を置換するのに必要な、ジフテ リア毒素/IL−2ハイブリッド分子のモル濃度を、同じ置換を起こすのに必要 なIL−2のモル濃度と比較するアッセイを用いて、p55リセブター分子のみ を有する細胞ライン上では標識IL−2の置換のために10倍多くのIL−2/ )イブリッドが必要とされるが、一方、p75リセブターのみを有する細胞にお いては標識IL−2の50%置換を達成するために必要なIL−2の濃度よりも 100倍高い濃度のハイブリッド分子が必要であることが見出された。高−親和 性リセブタ−(p75+p55)を有する細胞は、50%置換を達成するために IL−2に比べて約100倍高濃度のIL−2ハイブリツドを要求した。したが って、(a)p55リセブターに対するハイブリッド−IL−2の親和性は、同 すセブターに対するIL−2の親和性と1桁程度違う強さであり、(b)p75 リセブターに対するハイブリッド−IL−2の親和性は、同すセブターに対する I L−2の親和性の約1%であり、そして(C)高−親和性リセブタ−(p7 5+p35)リセブターに対するハイブリッド−IL−2の親和性は、同すセブ ターに対するIL−2の親和性の約1%である。 これらの結合性データは、高−親和性リセブターのみを有する細胞および低−親 和性p75リセブターのみを有する細胞に対するIL−2とIL 2ハイブリツ ドの間の結合性に僅かな相違しか存在しないことを示唆するが、該化学成分がI L−2のN末端に結合する総合結果はハイブリッドリガンドの処理においては3 00〜1000倍変化し、蛋白質合成の半最大阻止についてのICs。で測定し たこの例では、低−親和性リセプターを持つ細胞よりも高−親和性リセブターを 持つ細胞で300〜1000倍効率的であった。 上記の実験結果は、IL−2のアミノ末端に化学成分を付加することにより生じ るリガンド/リヤブタ−相互作用の主要変化は、p75リセブターに関して生じ ることを示唆する。p75リセブターが、ヘマトボエチンリセブタースーパーフ ァミリーサイトカインの全てのりセブターのある種のサブユニットと高い配列ホ モロジーを共有する事実は、これら任意のサイトカインのN末端にポリペプチド のような化学成分を存在させれば、該ハイブリッド分子がIL−2リセブターの p75サブユニットとホモロガスなサイトカインのりセブターのサブユニットに より処理される(即ち、結合および取込み)ことが、おそらく立体障害のために 阻害され、それにより本発明のハイブリッド分子による高−親和性リセブターと 低−親和性リセブターの識別を、天然サイトカインまたはIL−2のp75結合 ドメインに類縁の結合ドメインの近傍に立体障害を導入していないサイトカイン ハイブリッド構築物に比べて著しく高めることを可能にするであろう。この識別 レベルの向上は多くの方法で利用でき、そのいくつかを以下に記載する。 塞施雌よCRM197/IL−2組換え融合遺伝子の構築および発現これらの融 合体(第1図)の構築に用いたIL−2遺伝子は、プラスミドpDW15(第2 図) (Wi 11 i am、sら、Nu、cl、Ac1d Res、16: 1.0453−10467.1988)から得た。このプラスミドは合成型のI L=2遺伝子を有し、この遺伝子はE、colt、7M10i中にクローニング すると、同じE、colt株にクローニングされた天然cDNA配列に比べて約 16倍の率て1L−2蛋白質を発現する。 標準的DNAクローニング技術を使用した。プラスミドをCaCl、形質転換法 によってE、coliに導入し、アルカリ溶解法で単離し、CsCl密度勾配遠 心分離で精製した(マニアチスら、Mo1ec+目ar Clonfng:A1 、aboratory Manual;Co1.d Sprjng Harb。 r r、aboratory、ニューヨーク、1982) 。pDW15の5p hl部位に遺伝子融合をおこし、融合遺伝子のIL−2ドメインがIL−2の1 33アミノ酸とそのアミノ末端に5phy部位によりコードされる一つの付加的 アミノ酸をコードするようにした(第1図)。 構築の方法は第2図に示した。ジフテリア毒素がα−メラノサイト−刺激ホルモ ンに結合したN末端485アミノ酸をコードする遺伝子を含むプラスミドpAB M6508 (Bishaiら、J、Bacteriol、169:5140− 5151.1987)を、HindlIrで完全にそして5phlで部分的に消 化し;6kbの5phl−Hjndlllベクターフラグメントをゲルで精製し て、pDW15からの0. 5kbの5phl −HindlIr IL−2− 遺伝子含有フラグメントに連結させて、pABI6508と命名したプラスミド を得た。pABI6508をAcclおよびXmn1で消化して得られた5、7 kbのベクターフラグメントをゲルで精製して、プラスミドpβ197 (Bi shaiら)の0゜8kbAccl−Xmnlフラグメントに連結させ、ps1 130と呼ぶプラスミドを得た。pβ197は、ADP−リボシルトランスフェ ラーゼ活性を欠失しそのために毒性のないジフテリア毒素のGl)’sz→Gl us□ミスセンス変異体の全長(535アミノ酸)であるCRM197の遺伝子 を担っている(Uchidaら、J、Biol、Chem、248:3838− 3844. ゴー973)。このこのミスセンス変異は、pβ197の0. 8 kbのAccI−Xmnlフラグメントで生じ、従ってps1130中にも存在 する。 E、coli中でのpsI]、30の発現はBjshai (J、Bacter jol、1987)に記載されたようにして誘発し;CRM197/IL−2遺 伝子産物はアフィニティークロマトグラフィー(Wf 11 i amsら、1 988)および引き続<HPLC分子篩クロマトグラフィーで精製した(Met hodsin Enzymology、91:137−190;1983)。 大施例’2 IL−2リセブター識別の生物学的アッセイ組換えヒトI L−2 (r I L−2)の50マイクログラムを、エンザイモビーズ(enzymo beads)(バイオラッドラボラトリーズ、リッチセント。 CA)を用いて、製造元の指示書に従って、酵素法で沃素化した。この反応には 1ミリキユリーのN a1451(デュポン−NEN、ボストン、MA)を用い たが、これは制限濃度の沃素の使用であり、rIL−2の8分子に対して1分子 の沃素の使用に相当する。反応を室温で5分間続け、N a N sおよびNa Iの添加により停止させた。ウシ胎児血清(Fe2;Hyclone Labo ratories、Logan、UT)を最終濃度10%に添加して、混合物を 、25mM HEPES CpH7,4)(Gjbco、Grand l5la nd、NY)、2mMグルタミン(Gibco)、100単位/mLのペニシリ ン、100 μg /mlのストレプトマイシン(Gibco)および10%F CS (Hyc 1one)を添加したRPMT1640培地で平衡化したll 111のセファデックスG−10でクロマトグラフィーした。 放射標識IL−2結合アッセイは実質的にSm1thおよび共同実験者(R。 bbらHTeshigawaraら)により記載されたようにして行った。細胞 を収穫し、そして10%FCSを含有するRPM11640培地で3回洗浄した 。全IL−2結合を測定するために、5X105細胞を25− HEPES ( pH7,4) (Gibco、Grand l5land、NY)、2mM グ ルタミン(Gibco)、100単位/mlのペニシリン、100μg/mlの ストレプトマイシン(Gibco)および10%FC8(Hyc 1one)を 添加したRPMI 1640培地(全量150μm)中で、37℃で30分間既 知濃度の1251 。 IL−2(一般にI X 10−’M)に暴露した。”I−rlL−2をそのリ セブターと置換するために必要なrIL−2またはPT/IL〜2を測定するた め、徐々に増加する濃度の未標識rIL−2またはPT/IL−2(0,5ない し2000倍モル過剰)を、各試験管にIX10=Mの”I−rIL−2の存在 下に添加し、そして未標識の競合体の各濃度における全結合の百分率を測定した 。結合反応の停止は、400マイクロリツターのミクロ遠心管(ベックマン・イ ンストルメント)中の80%550フエニルフルード(phenyl fluf d)(Dexter Hysol、01ean、NY)および20%パラフィン オイル(シグマ、セントルイス、MO)のオイル混合物中で細胞を遠心分離して 行った。遊離のりガントを含むオイル及び培地を遠心管中に残して、細胞ベレッ トをミクロ遠心管から切り出した。結合した放射活性を代表する細胞ペレットお よび遊離リガンドを代表するオイル/培地上清を、ベックマンガンマカウンター でカウントし、細胞と共にベレット中に集まった全放射活性の百分率を計算した 。全てのアッセイは二連で行った。 実施1 リシンA/IL−2、組換え融合遺伝子の構築と発現および得られたハ イブリッド蛋白質の利用 DNAクローニング、細胞形質転換およびプラスミド単離の標準的方法(例えば 、マニアチスらにより記載されたような)が、次の構築物の実施に使用できるリ シンcDNAはHallfngら(Nucl、Ac1d Res、13:801 9−8033.1985)またはLambら(Eur、J、Biochem、1 48:265−270.1985)に記載されたようにして調製した。BamH IおよびHaerliで消化したのち、リシンcDNAの856bpのBamH l−HaeIIIフラグメント(リシン遺伝子の5′末端、シグナル配列および 1から272までのりシンのアミノ酸をコードする)を、アガロースゲル電気泳 動で単離した。 プロテアーゼ感受性領域(L y s A r g)および5phl部位の半分 (CATG)をコードする次の未ホルホリル化合成りNAオリゴマー二5° A AGCGTCGGCATG 3゜3“ TTCGCΔGCC5゜ は、Milligen 7500DNA合成装置により同装置の製造元の指示に 従って、標準的β−シアノエチルホスホルアミダイト化学合成法により合成した 。この合成オリゴヌクレオチドをゲル電気泳動で精製し、相補ストランドを互い にアニールし、リシン遺伝子フラグメントのHaeIIIプラント末端に連結し た。このオリゴマーの配列は、(1)Sphi部位の対応半分を持つIL−2遺 伝子にリシン遺伝子の融合を可能にするため、および(2)細胞による毒素分子 の取込みに際し7て、伺加されたプロテアーゼ−感受性領域での蛋白分解開裂に より、リジンA/IL−2ポリペプチドから酵素的に活性なリジンAの遊離を可 能にするために選択された。 次に、リシンコード配列の上流の適当なスポットにおいて、残り半分の5phl 部位を挿入するため1ご、上記構築物をFnuDI!(またはThai )で消 化1゜、生じた約740bpのFnuDII−(HaellI /5phl ) フラグメントを単離し、そして下記の未ホスホリル化合成オリゴヌクレオチドの FnuDIIプラント末端に連結した: 5’ CCATCGCT ATA TTCCCCAAA CAA TACCCA  ATT ATA−3’ GTACGG TACCGA TAT AAG GG G TTT GTT ATG GGT TAA TAT−コード対象+ fMe t Ala lie Phe Pro Lys Gin Tyr Pro Il e l1e−(続き): −AACTTT ACCACA GCG GGT G CCACT GTG CAA AGCTACACA AAC−−TTG AAA  TGG TGT CGCCCA CGG TGA CACGTT TCG A TG TGT TrG−−Asn Phe Thr Thr Ala Gly  Ala Thr Val Gin Sar Tyr Thr Asn−(続き) : −TrT ATCAGA GCT GTT CG 3’−AAA TAG  TCT CGA CAA GC5’−Phe Tle Arg Ala Val  ArgこのDNA配列は各末端にSpM部位の半分を有し、次に実施例1に記 載したようにして5phlで部分消化(直線化)したプラスミドpDW15に連 結することができる。このプラスミドを次にNcolとHindlllで消化し 、次の全成分をコードする1、3kbのDNAフラグメントを得た:成熟リシン A1リシンAリンカーの一部、合成プロテアーゼ感受性部位およびIL−2゜こ の1.3kbのNcoI−Hindlllフラグメントを単離し、そして、E。 coN中での発現のために、Ncol−Hindlll消化したpKK233− 2ベクター(第3図(b))(Pharmacia;Piscataway、N にArmannら、Gene、40:183−190.1985)にクローニン グした。リシンA/IL−2蛋白質の発現は、イソプロピル−β−D−チオガラ クトシド(IPTG)で誘発した。この蛋白質は免疫アフィニティークロマトグ ラフィーおよび引き続(HPLC分子篩クロマトグラフィーで精製できる。 実施健A ストレプトアビジン/IL−2組換え融合遺伝子の構築および発現な らびに得られたハイブリッド蛋白質の高−親和性リセブターの画像形成における 使用 DNAクローニング、細胞形質転換およびプラスミドの単離の標準的方法が次の 構築物のために使用可能である: ストレプトアビジン遺伝子はストレプトマイセス・アビジニイ(Strepto myces avtdini i)から、Argaranaら、Nucl、Ac 1d Res、14:1871−1882.1986に記載されたようにして単 離した。この遺伝子をNaerで消化したのち、約433bpのフラグメントを 単離してTaqlでさらに消化した。約414bpのNaeI−Taqlフラグ メントを単離して、その5°Naelプラント末端を次の合成りNAオリゴマー と連結した(このオリゴマーは、Mjllfgen 7500DNA合成装置で 、同装置の製造元の指示に従って合成した):5’ CCATG GACCCC 丁CCAAG GACTCG AAG GCCCAG GTC−3’ GTAC GG TACCTG GGG AGG TTCCTG AGCTTCCGG G TCCAG−コード対象: flJet Asp ProSer Lys As p Ser Lys Ala Gin Val−(続ぎ’) −TCGGCCG CCGAGGCC3’−AGCCGG−CGG CTCCGG 5’−5er  Ala Ala Glu Alaこのフラグメントの(3°)Taql末端に次 の合成オリゴマーを連結した:5’ CGACGCG GCG AAG AAG  GCCGGCGTCAACAACGGC−3’ TG CGCCGCTTCT TCC(石C頷CAG TTG TTC四−コード対象: Asp Ala A la Lys Lys Aia Gly Val Asn Asn Gly−( 続き) −AACCCG CTCGACGQI: GTT CAG CAG C AT G 3゜−TTG GGCGAG CTG CGG CAA GTCGT C5゜−Asn Pro Leu Ala Asp Val Gin Gin  Hisこのようにし、て付加された合成配列は、NaeIとT a q、 1で の消化の過程で除去されたストレプトアビジンをコードする配列の全てに置換し 、そしてフラグメントの各末端に5phl部位の半分を付加する。このフラグメ ントを、次に5phTで部分的に消化して直線化したpDW(実施例1参照)中 に連結して、E、coliを形質転換することができる。適当な連結生成物は、 形質転換で生じた単一コロニーから得たDNAのプラスミド制限部位マツピング により同定可能であるが、第4図(a)に示した。このプラスミドをNc or  −Hi ridlII消化した後、ストレプトアビジン/TL−2融合蛋白質 の全コード領域を含む1.0kbのN e of −Hi n dlIIフラグ メントを単離し7、そしてE、coli中での発現のために、Ncol−Hin dllI消化pKK233−2ベクターにクローニングした。このストレプトア ビジン/II、−2コードベクターの最終形態は第4図(b)に示す。E、co liを形質転換してストレプトアビジン/TL−2ポリペプチドを単離し、免疫 アフィニティークロマトグラフィーおよび引き続くHPLC分子篩クロマトグラ フィーで精製し、そして例えばリンパ腫細胞のIL−2の高−親和性リセブター の存在のアッセイに用いた。 ヒトリンパ腫生検の凍結セクションまたはパラフィンセクションは、標準的方法 により顕微鏡スライド上に作成した。染色の前に先ず凍結セクションをアセトン または他の適当な固定剤で固定し、次いで例えば081M )リス、 pH7, 2の緩衝液で洗浄した。次に、全ての非特異的結合部位を飽和させるために、未 標識のビオチンおよび/または遊離の螢光色素を添加した。緩衝液中でゆすいで 未結合のビオチンを除去した後、スライドをストレプトアビジン/IL−2ハイ ブリッド蛋白質で処理し、次いで未結合のストレプトアビジン/IL−2を除去 するために緩衝液中でゆすいだ。スライドを次に螢光色素−ビオチン複合体を含 む溶液で処理した。スライドを再度緩衝液中でゆすいで未結合の標識ビオチンを 除去し、適当な波長の光で照射した螢光顕微鏡下で観察した。リンパ腫の生検サ ンプル中に高比率の螢光色素標識細胞が存在することは、その腫瘍がジフテリア 毒素/IL−2ハイブリッドまたは他のIL−2のN末端に結合した毒素ハイブ リッドでの化学療法に対して感受性であろう可能性の指標である。 他の態様 他の態様も、請求の範囲内に含まれる。例えば、ハイブリッド分子のサイトカイ ン部分はへマトポエチンリセブタースーパーファミリーサイトカインの任意のも の又はそのフラグメント・もしくは類縁体でよく、それらのフラグメントもしく は類縁体は標準的技術で製造できる。高−親和性リセブターを有する細胞をそう でない細胞から分離するための使用においては、化学成分はフェリチンであって もよく;単にサイトカインによるリセブター型の識別能力を高めるための不活性 部分でもよく;または宿主自身の高−親和性リセブターを有する細胞への宿主介 在免疫攻撃を誘発する機能を持たせるための抗原であってもよい。その代わりに 、化学成分は酵素、炭水化物、脂質、合成ポリマー、ウィルス粒子または無機分 子でもよい。サイトカインと化学成分の間の結合はペプチド結合または他の任意 のタイプの共有結合でありうる。化学成分の各分子が複数のサイトカイン分子の N末端に結合できるような化学成分を用いることにより、同時に二種以上の高− 親和性リセプター含有細胞に結合して、混合リンパ球懸濁液から該細胞を凝集除 去できる多価ハイブリッドを造成することもできる。このような方法はアッセイ または治療技術のために有用であろう。 融合蛋白質は、合成りNA配列またはクローン化天然遺伝子から出発して合成す ることもでき、または化学成分をサイトカインと化学的につないで組み立てるこ とも可能である。合成ののち、ハイブリッドを酵素または化学的に修飾すること もできる(例えば螢光標識または放射標識の付加)。任意のハイブリッドのポリ ペプチド部分を、放射活性アミノ酸一つ以上を組み込むシステムで合成しで、得 られたハイブリッド蛋白質を内在的に標識することも可能である。 完全なサイトカインに代えて、興味対象のサイトカインの高−親和性リセブター に結合可能な該サイトカインの任意のフラグメントまたは類縁体を用いることも 可能である。IL=2−含有ハイブリッドは、例えば放射性アイソトープまたは りシンまたはゲラニン(gelanin)のような高−親和性リセブター含有T 細胞(リンパ系のある種の腫瘍に関与し、そして移植拒絶反応において致命的役 割を演じる)に特異的な毒素の致死量を配給するための、薬剤配給具としても使 用可能である。さらに別の態様において、ハイブリッドのサイトカイン部分に結 合させる適当な化学成分を選択することにより、in vivoまたは1nvi troで高−親和性リセブターの画像成形のために、ハイブリッドを用いること も可能である。その例はリンパ腫組織の凍結セクションを1251のような放射 性アイソトープを含むIL−2ハイブリツドにより処理することと標識組織のオ ートラジオグラフィーとの組合わせ、および移植患者へX線に不透明な成分を含 むIL−2ハイブリツドを投与することと移植拒絶反応をモニターするための移 植臓器のCATスキャニングとの組合わせである。本発明のハイブリッドを適当 な固体支持物質に結合させれば、高−親和性リセブター含有T細胞をそのような りセブターを持たない細胞から分離して治療または他の目的のために、どちらか の細胞のフラクションを回収可能にするための、効率的かつ再使用可能な手段が 提供される。 ” HisALaPPoThr 11@LeuAsnGlyKlaAsn会5nTyrLysAsnPrcLys Lev丁?1+−Ar’l仁IETL=wThrPh=Ly■ Pheryr1旦=−PraL、yiLys八り、ii’hr+MqL=u+− ノsド1SLe’JIELr%C\J引−eLJGスuG1浮flui、eu l−ysProLeuG1uGlut/=lLs+uA%n1−eu^1aG1 nSerLy+5AsnPhel−iisLeuAr3Pr盾`rl ”!’1iCys+31nS=r!、1ei12SzrrhrL=uThr − 浄書(内容に変更なし) 浄つ(内容に変更なし) Hind II+ 浄O(内置に変更なし) 手続補正書(ハ) 平成2年特許願第511281号 2、発明の名称 ハイブリッド分子 3、補正をする者 名 称 セラジエンΦインコーポレーテッド4、代理人 住 所 東京都千代田区大手町二丁目2番1号新大手町ビル 206区 5、補正命令の日付 平成 3年12月10日 (発送日)6、補正の対象 (1)出願人の代表貴名を記載した国内書面国際調査報告 1R1jIIIIIIII−ILell心市aa −、p c〒t + l Q  Q n t n q Rフ8

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ヘマトポエチンリセプタースーパーファミリーサイトカインまたは該サイト カインのフラグメントもしくは類縁体であって該サイトカインに対する高一親和 性リセプターに結合可能なものを、そのアミノ末端で化学成分に共有結合させて なるハイブリッド分子であって、該化学成分は該サイトカインに対する低一親和 性リセプターによる該ハイブリッド分子の処理を該サイトカインの処理よりも低 めるものであるが、但し該化学成分はジフテリア毒素のトランスロケーションド メインを含まない、上記ハイブリッド分子。 2.サイトカインがIL−2、IL−3、IL−4、IL−6およびプロラクチ ンからなる群から選択される、請求項1記載のハイブリッド分子。 3.化学成分が、ハイブリッド分子中のサイトカイン部分の低一親和性リセプタ ーへの結合力を、該低一親和性リセプターに対するサイトカインの結合力に比べ て立体障害で低める、請求項1記載のハイブリッド分子。 4.化学成分がポリペプチドからなる、請求項1記載のハイブリッド分子。 5.共有結合がペプチド結合である、請求項4記載のハイブリッド分子。 6.ポリペプチドが抗体分子である、請求項4記載のハイブリッド分子。 7.ポリペプチドがリシンまたはそのフラグメントもしくは類縁体である、請求 項4記載のハイブリッド分子。 8.ペプチドがリシンの酵素学的に活性なフラグメントまたは類縁体である、請 求項7記載のハイブリッド分子。 9.ポリペプチドがストレプトアビジンまたはそのフラグメントもしくは類縁体 である、請求項4記載のハイブリッド分子。 10.ポリペプチドがフェリチンである、請求項4記載のハイブリッド分子。 11.化学成分がX線に対して不透明な部分である、請求項1記載のハイブリッ ド分子。 12.化学成分が蛍光部分を含む、請求項1記載のハイブリッド分子。 13.化学成分が放射活性部分を含む、請求項1記載のハイブリッド分子。 14.ハイブリッド分子が高一親和性リセプターを有する細胞の増殖速度に影響 することができる、請求項1記載のハイブリッド分子。 15.サイトカインに対する高一親和性リセプターを有する細胞に対して一つの 部分を選択的に結合させる方法であって、該部分を含む化学成分を持つ請求項1 記載のハイブリッド分子に対して前記細胞を暴露することよりなる方法。 16.前記部分が標識を含み、そして高一親和性リセプターを有する細胞または 高一親和性リセプターの画像形成に使用される、請求項15記載の方法。 17.前記部分が鉄と複合体を形成した分子からなり、高一親和性リセプターを 比較的多数有する細胞を該リセプターをより少なく有する他の細胞から分離する ために使用される、請求項15記載の方法。 18.ハイブリッド分子が細胞に結合した時その増殖速度を低下させることがで きるものであり、そして高一親和性リセプターを有する細胞の過剰生産を伴う症 状の治療に使用される、請求項15記載の方法。 19.ハイブリッド分子を固定化し、 固定化したハイブリッド分子に対して、細胞集団を、高一親和性リセプターが固 定化ハイブリッド分子結合することを可能ならしめる条件下で接触させ、そして 該細胞集団中の未結合細胞を、高一親和性リセプターを介して該固定化ハイブリ ッド分子に結合した細胞から分離することよりなる、集団中に高一親和性リセプ ターを有しない細胞も含む細胞集団中から、高一親和性リセプターを有する細胞 を選択的に単離するために、請求項1記載のハイブリッド分子を使用する方法。 20.体液または体組織から高一親和性リセプターを有する細胞を除去するため に使用する、請求項19記載の方法。 21.固定化ハイブリッド分子に結合した全ての細胞を開放する追加工程を更に 含む、請求項19記載の方法。 22,サイトカインまたはそのフラグメントもしくは類縁体をコードするDNA 配列にポリペプチドをコードするDNA配列を融合させた組換えDNA分子を用 意し、 該組換えDNA分子を適当な発現系に導入し、そして該組換えDNA分子を発現 させることよりなる、請求項4記載のハイブリッド分子を製造する方法。 23.高一親和性リセプターを、(1)高一親和性リセプターに結合するハイブ リッド分子の量と、(2)該細胞集団の他の全てのリセプターに結合する量との 間の相違を実質的に最大にするのに十分な量のハイブリッド分子に対して暴露し ;リセプターと結合したハイブリッド分子を、ビオチンと共有結合した標識プロ ーブに暴露し;そして リセプターと結合したハイブリッド分子に結合した標識プローブを検出すること よりなる、 高一親和性リセプターの画像形成のため、または細胞集団中の高一親和性リセプ ターを有する細胞の画像形成のために、請求項9記載のストレプトアビジンを含 むハイブリッド分子を使用する方法。 24.ポリペプチドがゲラニンの酵素的に活性なフラグメントまたは類縁体であ る、請求項4記載のハイブリッド分子。
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