JPH04500159A - 血小板因子4の変種の遺伝子のクローニングおよび表現、およびその免疫応答性変改組成物 - Google Patents

血小板因子4の変種の遺伝子のクローニングおよび表現、およびその免疫応答性変改組成物

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JPH04500159A JP2502875A JP50287590A JPH04500159A JP H04500159 A JPH04500159 A JP H04500159A JP 2502875 A JP2502875 A JP 2502875A JP 50287590 A JP50287590 A JP 50287590A JP H04500159 A JPH04500159 A JP H04500159A
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グリーン,クリストフアー・ジエイ
ジヨンソン,ポール・エイチ
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エス・アール・アイ・インターナシヨナル
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 血小板因子4の変種の遺伝子のクローニングおよび表現、およびその免疫応答性 変改組成物記 述 産業上の利用分野 本発明は遺伝子工学の分野に属する発明である。一層具体的にいえば、本発明は 人の血小板因子4の変種の遺伝子(PF4νarl)のクローニング、表現およ び微生物学的生産方法に関する。本発明はまたPF4νarlを含有する組成物 に関し、さらにまた、該組成物を使用して哺乳動物の免疫応答性を変改する(m odula、te)方法に関する。 従来の技術 血小板は循環する血液細胞であり、そしてこれは、血管の傷害の際にそれに応答 して作用し、これによって血液が凝固する(通常の血液凝固作用)。血小板のα −粒子は数種の重要な蛋の生長因子(PDGF) 、結合組織活性化ベブf F  (CTAP−m )、形質転換生長因子−β(TGF−β)があげられる。単 核白血球から導かれた白血球増加作用を有する走行性因子(MDNCF )およ びr−IPIOはPF4およびCTAP−I[1と共に、人の蓋白質であって、 これらは同義遺伝子類の構成員である。これらの蛋白質では、アミノ酸の配列に 実質的相同性が認められ、たとえば、これらの蛋白質は4個のシスティン残基を 含んでいる。該システィン残基は前記成熟蛍白質(sature protei n)中で2個のジスルフィド結合を形成する。 これらの因子の生物学的作用は未だよく判っていないけれども、最も重要な作用 は次の4種の作用(3)−(イ)であると思われる。 (a)D N A合成および細胞分裂を誘起し、すなわち、潜在的な細胞分裂誘 起剤として作用する。Φ)結合組織の細胞の種々の代謝活性を刺戟する作用を有 する。該代謝の例には、たとえば、グルコース移送(運搬)、グリコリシス、プ ロスタグランジンE2および環式AMPの生成、ヒアルウロン酸およびグリコサ ミノグリカンの合成、およびプラスミノーゲンアクチベータの形成があげられる 。(C)免疫系の細胞を炎症発生場所に誘引し、その機能を刺戟する作用を存す る。(ロ)硫酸化されたグリコサミノグリカン(これは細胞の表面、ならびに結 合組織およびマスト細胞の重要な成分である)に高度の親和性を以て結合する能 力を有する。 作用、抗ヘパリン作用、免疫性調整作用およq走化性があげられる。PF4は、 単球症および好中球増加症のだめの潜在的な化学走性剤であることが報告されて いるCデウエル等(1981年): rProc、 Natl、 Acad、  Sci、USAJ 78 : 4584) 、 PF4がセロトニンと結合する ことも公知であり〔ヘームストラ、V、L。 (1983年) : rThroa+bosis Res、 J 29 = 3 23)、コラゲナーゼを阻害することも知られている〔ヒチーバーパー、Jl等 (1978年) : rscience J 199 :991Lさらにまた、 動物における免疫抑制を取除くことも知られており〔カフツ、1、R,等(19 86年) : ’Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 USAJ  83:3491)、また、或種の腫瘍の生長を阻止する作用も知られている〔テ ィラー、S、およびフォークマン、J、(1982年):rNaturej29 7:307)、PF4は牛、ラットおよび人の血液から単離でき、そして精製操 作によって均質精製物が得られる〔ウー、v、y、等(1977年) : rP rep、 Biochemg 7 :479;トイ、T1等(1987年) :  rMol、cellular Brol、17:898;レビン、S、P、お よびウオール、H、(1976年):rJ、 Biol、 Chew、 」25 1 : 324)、そのアミノ酸配列および物理化学的性質も研究された〔ワル ツ、D、 A、等(1977年) : rThrom、 Res、 J 11  : 893等〕0人の赤血白血細胞&!(erythroleukemic c ell 1ine)に由来するcDNAにおけるDNA配列がボンクウズ、Ml 等によって研究された(1987年;rBlood、169:219)、この配 列は30個のアミノ酸からなるリーグ配列(leader 5equence) の全長をエンコードする。 該リーグ配列の前部には発端メチオニン残基が存在し、後部には、70個のアミ ノ酸からなる成熟蛋白質を含むコード領域(coding region)が存 在する。 グゾー、C9等の論文(1987年; rNuc、 Ac1d Re5g 15 (1):380)には、人のPF4遺伝子中のEcollIの多形(polyw orphism)に関する研究結果が記載されている。これは10kbの位置に 不変バンドを有し、5kbまたは3.1 kbの位置に多形バンドを有する。し かしながら、天然産のPF4遺伝子または蛋白質の変種については、その研究結 果は今まで全く開示されていない。 初期の研究では、血小板から得られたPF4が使用された。さらに、従来のPF 4の単離方法には、野生型(mud type)の変種の蛋白質を大量生成させ るには不適当な方法であった。11′ローン、A、D、等の論文[1986年:  r J、 Biol、 Chew、 J 2630ω: 8710−8715 )にはPF4の細菌学的表現(expression)が記載されている。しか しながら1ffPF 4は融合蛋白質(fusionl)rotein)として 生成したものであって、PF4を自然形態(natiνefor11)で単離す る方法は全く開示されていない。 米国特許第4.702,908号明細書には、PF4を含有する組成物が開示さ れており、さらにまた、該組成物を用いて免疫性の変改または調料を行うことか らなる治療法が開示されている。該明細書には、PF4の種々の免疫学的作用が 記載されているが、これらの実験で使用されたPF4は、血小板のりリーセート (releasate)から単離され、そしてアフィニティクロマトグラフィに よって精製されたPF4であった。前記のアフィニティクロマトグラフィでは、 吸収剤としてヘパリンーアガローゼが使用された。 本発明の目的の1つは、新たに発見された天然産の蛋白質であるPF4の変種を 、組換えDNA技術Crecoarbinant DNA techno−1o gy )によって製造する手段を提供することである。該手段はU−る。該合成 遺伝子は、組換えホスト中におけるPF4νarlの表現のために使用されるも のである。さらにまた、変改されたコリシンEltl造遺伝子の領域に融合した PF 4 varl遺伝子を含む表現ベクトル(expression vec tors)も使用される。 本発明の別の目的は、免疫抑制を阻止するために、また、免疫抑制を伴う病気に かかった患者に免疫応答性を回復させるために、さらにまた、抗原の作用を受け た患者に通常みられる免疫応答性をさらに高めるために、PF4νarlを使用 を包含する治療手段を提供することである。 発明の開示 本発明は、血小板因子4の変種をエンコードする、単離されクローニングされた 組換えまたは合成核酸配列を提供するものである。この遺伝子の特徴は、第2図 および第3図に記載のPF4 varlコード配列(PF 4 varl co ding 5equence)を有することである0本発明はまた、この配列に よってエンコードされた蛋白質の合成および遺伝子操作のために使用される装置 や器具をも提供する。 さらにまた本発明は、PF4νarl蛋白質をエンコードするm換えまたは合成 核酸配列、およびその生物学的誘導体に関する。 本発明はまた、細胞の形質転換のために、使用できる前記の核酸配列を担持する 組換えベクターに関する。さらにまた本発明は、形質転換細胞によって作られた 組換え蛋白質に関する。 また本発明は、哺乳動物の免疫応答性を変改するのに有効な量のPF4νarl を活性成分として含有することを特徴とする、免疫性変改作用を有する組成物に 関する。本発明はまた、治療上の必要に応じて哺乳動物の免疫応答性を変改する 方法において、該哺乳動物の免疫応答性の変改のために有効な量をPF 4 v arlを該哺乳動物に投与することを特徴とする方法に関する。 さらにまた本発明は、血小板因子4の変種1の細菌学的製造方法において、 (a)前記の表現ベクターで形質転換された大腸菌(E、coli)を培養し、 (b)培養された形質変換体(transfora+ants)を破断(dis ruptjng)し、 (C)前記の融合蛋白質を他の細胞蛋白質から分離して精製し、(d)前記の融 合蛋白質をそれの特定の切断部位(cleavage 5ite)において切断 し、そして (e)前記の工程((至)の切断生成物から血小板因子4の変種1を回収するこ とを特徴とする製造方法に関する。 図面の簡単な説明 第1図は、PF4νarl遺伝子を検知するプローブを形成するために使用され る4個のDNAオリゴマの配列を示す図面である。 ここに示されたアミノ酸配列はCTAP−IIIの一部を構成する配列であり、 *印は、CTAP−I[[のアミノ酸の配列に合わせるために、人のPF4のe DNAの配列から変えた塩基を表わす。さらに、前記の4個のDNAのオリゴマ の接続部を通る線が示されている。 第2図は、PF 4 varlの表現のために作られた合成りNAの配列を示す 図面である。2個の[1icoRIの結合鎖(linker)の配列に結合した 完全なコード配列を作るために使用される12個のオリゴヌクレオチドが、囲4 配列の上に矢印で示されている。 第3−1図、第3−2図および第3−3図(一括して第3図と称する)は、天然 物である人のPF 4 varl遺伝子を含むEcoRI断片の一部の配列状態 を示す図面である0図中の数字は、3201対の塩基対(bp)からなる“完全 な断片”の全長を基準とする位置表示番号である。イントロンの配列は下側に示 されている。 アミノ酸の配列はDNAの下側に示されている。矢印は、PF4νar1のリー ダー配列のための切断部位(推定)を示す。下線の付いたアミノ酸残基は、成熟 した(処理された)PF4の配列とは別のものである。 第4図は、人のPF4をPF4νarlと比較した図面である。矢印はイントロ ンの位置を示す。 第5図は、第2図記載の合成遺伝子を含む表現ベクターを作る際に使用されるプ ラスミドpNP 6 deltaEcoRIの制限部位(restrictio n 5ite)および官能基を示す地図である。 発明の実施能様 本発明は、充分な凝血促進作用、抗ヘパリン作用、免疫性変改作用および化学定 性を有するPF 4 varl蛋白質をエンコードするDNAを提供するもので ある。該蛋白質は、人の組織がら採取して精製でき、または組換え操作によって 製造でき、そして充分な量の純粋な該蛋白質を、診断および治療のために使用で きる。 本発明方法によれば、PF 4 varlを融合蛋白質の形で製造できる。この 融合蛋白質中の蛋白質の一部は、生物学的に不活性なコリシンE1断片からなる 。該断片は融合部位(fusion 5ite)の中に選択切断部位を存し、し たがって所望蛋白質が容易に切断、分離できる。このような蛋白質は細菌学的表 現ベクターを用いて製造できる。この製造過程では、適当な翻訳可能ターミネー タを有するPF 4 varl遺伝子がベクター中に挿入される。該ベクタ・− は、コリシン表現コントロール配列を有し、さらにまた、コリシン構造遺伝子の 部分を、該コリシン構造の遺伝子のカルボキシ末端部の近傍の適当な制限部位に 有する。PF4はグリコサミノグリカン(特にヘパリン)に対して高度の親和性 を示すものであるから、遊離状態のPF4νarlの収得のために、アフィニテ ィクロマトグラフィ操作においてヘパリンや硫酸コンドロイチンが有利に使用で きる。 本明細書に使用された用語「血小板因子4」は、ポンクズ等の論文(1987年 )に記載の成熟蛋白質に実質的に相当する70個のアミノ酸からなり、そして特 に、PF4に伴う生物学的活性として、前記の免疫性刺戟作用、化学走性、およ びヘパリン中和作用のいずれかを有する蛋白質を意味する用語である。 ここに使用された用語’PF 4 varl蛋白質」は、第4図中の第1行目に 記載の配列(残基1−70個)を有する成熟形態(e+ature forv) の人の蛍白質を意味し、しかして該用語はすべての供給源からの該蛋白質を包含 して意味し、その例には天然産の該蛋白質、組換え該蛋白質、および化学合成さ れた該蛋白質があげられる。用語rPF4νarlのブレカーサ」または「ブレ カーサの形のPF4νarl Jは第3図および第4図に記載のリーダー配列を 包含して意味する用語である6用語rPF4シarl遺伝子」は、PF 4 v arlの蛋白質をエンコードする核酸配列として定義され、そしてこれは、サイ レント突然変異を示す核酸配列をも包含するが、この場合には、前記アミノ酸に 対応するアミノ酸が同様に残存するものでなければならない。好ましい実施例と して、人のゲノム遺伝子のクローニングが行われたけれども、遺伝子の供給源は 決して特定の哺乳動物のみに限定されるものではない。該遺伝子の好ましい例に は人の遺伝子があげられる。 用語「操作自在に詰合せる」(operably 1inked)は、成分の通 常の機能が発揮されるように該成分を配列することを包含する近位配列を意味す る。たとえば、コード配列に操作自在に結合されたコントロール配列またはプロ モータの場合には、該コード配列の表現が可能である。 用語「コントロール配列」は、所望のコード配列に適切にリゲートされたときに 、これらの配列に適合したホストの中で表現を行い得るような1またはそれ以上 のDNA配列を意味する。 二のようなコントロール配列は原核生物ホスト中の1以上のプロモータを包含し 、そして任意的に、転写終止信号を包含する。 表現を行うために必要な、またはそのために有用な種々の因子もまた識別できる 。ここで使用されているように、簡単にいえば用語「フントロール配列Jは、使 用される或特定のホストの中で表現を行うのに必要なりNA配列を意味する用語 である。 用語「表現ベクター」は、該ベクターに担持された組換え遺伝子によってエンコ ードされた蛍白質を合成し得るプラスミド、コスミドまたはファージを包含して 意味する用語である。このようなベクターは、所望蛋白質の表現のために適した ホスト細胞の染色体中に個別的に複製され、あるいはその中に入って一体化され 得るものである。 用語「細胞」、「細胞培養物(液)」、「組換えホスト細胞」および「ホスト細 胞」は本明細書中でしばしば使用されるが、これらの用語は互いに類似の意味を 有する。すなわちこれらの用語は、直接使用された細胞およびその後代(子孫) の細胞を包含して意味する。周知のごとく、後代の細胞が親細胞と全く同一であ るとは限らない。なぜならば突然変異が生じたり環境上の変化が生ずることがあ り得るからである。しかしながらこれらの後代の細胞は、その先代である形質転 換細胞が有する特性と同様な特性を有するものである限り、これらは前記用語の 定義の中に入るものとする。本発明の場合には、前記特性として、組換えPF  4 varlを生成する能力を有することがあげられる。 用語「精製された」または「純粋な」は、自然の状態では通常随伴する不純物を 含まないものを意味する用語である。たとえば、「純粋なPF 4 varl、  Jは、人の組織中に存在するときはその環境下で通常随伴するような、他種物 質を、実質的に含有しないPF4νarlを意味する。ただし、「純粋なPF4 νarl Jは、それに共有結合で結合したグリコシド残基のごときものを勿論 含んでいてもよい。 翻訳段階のときに配列中に挿入されたアミノ酸に対して除去、付加または変換作 業を行うことによって一次構造自体を変改する操作は、当該変種の蛍白質の前記 生物学的活性(特に、PF4varlの低いヘパリン結合力)をそこなうことな 〈実施できる。 このような1換反応または他の変化の結果として次の特性を有する蛋白質が得ら れ、すなわち、’PF 4 varlのアミノ酸配列と実質的に均等なアミノ酸 配列を有する蛋白質」の定義の中に入るアミノ酸配列を有する蛋白質が得られる 。 一般の蛋白質全体の場合と同様に、PF4νarlの蛋白質の正確な化学構造は 種々の因子に左右されて種々変化する。イオン化し得るアミノ基およびカルボキ シル基が分子中に存在するから、該蛋白質は酸性塩、塩基性塩または中性物質の 形で得られる。 適当な環境条件下に1かれた場合にその活性を保っている前記蛋白質のすべての 製剤が、PF 4 varlの定義の中に入る。さらに、−次アミ7/酸配列は 、糖類を用いる誘導体形成操作(グリコジル化操作)により増大でき、または、 リビド、ホスフェートまたはアセチル基のごとき補充分子の加入によって増大で き、しかして該増大は一般に、Ii類を用いる複合化操作によって達成される。 また、−次アミノ酸構造を集合させて錯体を形成させることも可能である。前記 の増大操作は、たとえば生産用ホスト(producing host)の翻訳 後処理系において実施できる。あるいは、このような変改操作を試験管内操作と して行うことも可能である。さらにまた、結合鎖中の個々のアミノ酸残基は、酸 化または還元操作もしくは他の誘導体形成操作によって変性できる。前記活性を 破壊しない前記の変改操作によって、前記蛋白質の構造(配列)が前記定義から 外れたものになることはない。 用語「免疫性の変改」は、細胞活性抑圧作用を存する薬剤を哺乳動物に投与した ために起る抑圧された免疫応答性を、本来の応答性に戻し、あるいは該薬剤の免 疫抑制作用を阻害し、あるいは通常の免疫応答性をさらに強めることを意味する 。 遺伝子の回復(retrieval) 図面に示されたPF 4 varlのエンコード配列を形成させる方法は次のご とく行われた。PF4およびCTAP−1[[のコード配列を検知するように構 成された合成りNAプローブを使用して、人のDNA全体の中の若干の配列(こ れらは互いに類似した配列である)の同定を行った。このプローブは、PF4遺 伝子の配列と大体同様であるが、次の点が異なっていた。すなわち、CTAP− I[[のアミノ酸の配列へのコドン整合のためにごく僅かの変改を行った。前記 の2種の蛋白質では類似点が非常に多いから、その結果得られた78個の塩基の 配列は、42個の連続状のヌクj/オチドを有し、そしてこれはPF4遺伝子に 完全に整合すると考えられる(イントロンが存在しない場合)。 放射能標識付のDNAプロ〜ブを、人のゲノムDNAの制限酵素消化物のニトロ セルロースプロット(blots)中に交雑させ、若干のバンドを検出した。  EcoRiの消化物は、約3kbおよび約10kbの長さの2個の断片に対応す る特に強い交雑信号を示した。M13クローニングベクター中の3201個の塩 基対を有するEcoRI断片(人の白血球ゲノムライブラリから単離されたもの )の配列分析によって、PF4の変種の存在が確認された。 前記のPF4νarlは、第3図に記載のごとく、3個のエクソン(6xons )と2個のイントロンからなる。第1イントロンはその長さが328bpであり 、そし7てこれは、活性化された血小板から単離されたPF4蛋白質の公知構造 によって定義される成熟コード配列の発端部から、先導型ペプチド(エキソノ1 ;アミノ酸残、II’ −34’ )を分けるものである。エキソン1でエンコ ードされた34個のアミノ酸からなる疎水性のリーダー配列は、その配列状態が PF4のリーダー配列と70%似ているが、その相異点は、4個のアルギニン残 基を含有する親水性のアミノ末端区域を有することである。 第2イントロンの長さは128bpであり、そして第2イントロンはエキソン2 (アミノ酸残基1−41)をエキソン3(アミノ酸残基42−70)から分ける 。エキソン2は42個のアミノ酸セグメントをツー ドするが、これは、アミノ 末端基を有しかつジサルファイドを有するコア部を有する成熟PF4配列中の対 応セグメントと全く同一である(同一性100%)、エキソン3は、28個の残 基を有しかつカルボキシル末端基を有する区域をコードするが、該区域は、ヘパ リン結合性および細胞走化性を有する区域に相当する。この区域は、PF4の場 合と異なる3個のアミノ酸を含む(第4図参照)。 PF4νarl蛋白質をエンコードする合成遺伝子を、公知の化学合成技術を用 いて合成し、次いで、大腸菌(E、coli )表現ベクターを用いてクローニ ングを行ったが、その詳細は後記実施例中に記載されている。 蛋白質の表現 クローニングされたゲノム、cDNAまたは合成りNAの配列は適当な表現系に おいて表現(発現)できる。ここに開示されたDNA遺伝子配列の場合には、遺 伝子の処理や回復のための前記の工程(protocol )を繰返す必要はな く、周知の化学合成方法に従って合成操作を行うのが有利である。 米国特許出願第143.731号明細書(出願口1988年1月14日)には、 本発明者のうちの一人が完成した先行発明が開示されており、すなわち、クロー ニングされたPF4遺伝子を、組換えDNA技術を用いて表現する方法が開示さ れている。該方法は、ホスト細菌中でPF4を直接に表現することを包含する( すなわちこの場合には、他のペプチド配列への融合は行われない)。 CTAP−[I[の表現のために使用される表現系(PC?英文公報第一085 101067号)と同様なコリシンE1表現系と用いた場合には、充分な量(s ignificar+t 1evels)のPF4は得られなかった。 これは全く予想外の、意外なことであった。なぜならば、CTAP−mはPF4 にかなりよく似ており、すなわち、ヌクレチド配列中に同一の部分が約75%存 在し、かつ、アミノ酸配列中に同一の部分が約65%存在するからである。した がって本発明の−具体例では、前記米国特許出願明細書に記載の遺伝子融合体に 類似の構造の融合遺伝子が、PF4νarl遺伝子の反復的表現のために使用さ れる。 融合遺伝子構造体は適当な発現ベクターと結合させ、すなわち、融合遺伝子の5 ′−末端基を、転写開始調整用配列に結合させ、3′−末端基を翻訳終止配列に 結合させる。 適当なホスト内に導入すべきプラスミドDNAを製造した後に、該ホストに形質 転換操作およびクローニング操作を行う0個々のクローンは、効果的な表現のた めに適宜選択され、すなわち、所望生成物であるPF4νar1等の製造のため の予備試験によって選択される。本明細書では、用語’PF 4 varlの製 造」は、PF4νarl融合蛋白質の表現のレベルが10%以上(細胞棗白譬全 量基!1りになることを意味する。スクリーニングは、ニトロセルロースまたは 他の適当な物質のフィルタに移されたホスト細胞のコロニーのウェスタンプロッ ト(Western blots)を用いて有利に実施できる(生成物中の抗体 の検出)、あるいは、ゲルの電気泳動装置を用いて試料を分析することによって 直接的な比較を迅速に行うことができ、これによって、どのクローンが最も効果 的に表現するかを知ることができる1表現の度合は、蛋白質の着色度の比較(視 覚による比較)、オートラジオグラフィまたは生成物のバンドのウエスタンブロ ッチング操作により測定できる。一般に上記のスクリーニング操作だけで充分で あるが、もし所望ならば、一層正確な定量的試験法である免疫学的検定法または 酵素検定法を行ってもよい。 蛋白質の精製 本発明の好ましい具体例では、切断された(truncated)コリシンE1 蛋白質とPF4νarlとの融合体を、DNAインサートがエンツー ドする。 該具体例では、コリシンE1遺伝子が、疎水性セグメント(約30個のアミノ酸 )を有する蛋白質をエンコードする。該蛋白質は、融合蛋白質を他の細胞成分か ら単離し精製することを促進するような物理化学的特性を有するものである。前 記の疎水性セグメントは、高い塩分濃度(たとえばIM−塩酸グアジニウム)の 存在下に融合蛋白質中の汚染物(すなわち別種の蛋白質)を選択的に抽出する作 用を有し、これによって、コリシンE 1−PF 4 varl融合蛋白質が5 0%より高い純度で得られる。 融合蛋白質を部分的に精製した後に、該融合蓋白質に化学反応または酵素反応を 行って該蛋白質をその融合部に沿って切断し、PF 4 varlを単離する。 たとえば、既述の2種の蛍白質がメチオニン残基を介して融合されている場合に は、該融合蛍白質は臭化シアノゲンで処理できる。 蛋白質の特性 第4図は、人のPF4とPF 4 varlとのアミノ酸配列を比較した図面で ある。これらの配列はその類似性が最大限に表現されるように示されている。矢 印はイントロンの位置を示す、前記の2種の蛋白質の最大の相異点はリーダー配 列の中の残基1゛−34゛であって、すなわち、PF4νarlでは該配列の中 央部に3−コドンインサートが存在する。この区域は一般に疎水性であり、しか してこれは分泌蛋白質(secretory proteins)の特性である 。しかしながらPF 4 varlはPF4とは配列が異なり、特に残基6と残 基17との間の区域が明瞭に異なっていて、そこには3個の追加Arg残基が存 在するので比較的大なる正電荷がある。 PF4と比較し7た場合、PF 4 varlは成熟蛋白質配列中の3個のアミ ノ酸が異なっている。すなわち、Pross→Leu 、 Lysa*→Glu  、 Leu*y→旧Sという変化に伴う相異点がある。この変化はすべて、P F4νarlのカルボキシ末端区域において認められ、そして該変化がPF4ν arlの構造および官能性に重大な影響を与えていると考えられる。たとえば、 PF4νarlのカルボキシ末端区域の正電荷の量は比較的少なく (Lys、 、→Glu)、そのためにヘパリン結合力が小さい、このことは、当該組換え蛋 白質にベバリンアフィニティクロマトグラフィを行うことによって確認できる。 十発明号は哉特定の学説に束1!されることを望すない者であるけれども、PP 4νarlはヘパリン親和性が低いので、細胞結合特異性も変化し、そして血管 の内皮および細胞外のマトリックスへの吸着性が低いのであろうと考えられる。 Pro5B−+Leuの変化はまた、蛋白質の二次的構造に影響を与えることも ある0人および牛のPP4が互いに実質的に同一の三次元的構造を存すると仮定 した場合には、人のPFJ中のカルボキシ末端型らせん構造の部分はPro□の 部位から始まる。プロリンはらせん遮断体であり、したがってPross→Le uの変化によってらせん構造はアミノ末端型末端部への方向に向かって一層長く のびるようになる。また、らせんがβ−シートの第3ストランドに結合する位置 55−57の屈曲状態が変化する。 Leu 、、→Hisの変化もまた、カルボキシ末端型らせん構造の特性を著し く変化させる。前記らせんとβ−シートの疎水面との間に存在するLeu h  ?は、疎水性残基に包囲されてその中に埋没する。一方、この位置に存在するヒ スチジン(特に、プロトネートされたヒスチジン)は、シートに対するらせん構 造のバッキングを弱化させるであろう、PF d varl中の置換基によって 、そのカルボキシ末端型らせん構造がCTAP−IIIのらせん構造に多少似た 形成のものになり、すなわち該らせんには、4個のリジンのうちの3個だけが該 らせんの一面上に存在する。なぜならば、それに対応するPP4の位置64およ び位置65の間にグルタミンが挿入されたからである。その結果、塩基性残基( リジン)が、Leu6y cpp 4 )または旧Sit (PP4varl) に対応する位置にシフトする。PP4νarlおよびCTAP−IIIの両者の ヘパリン結合力は、人や牛のPP4のヘパリン結合力よりも弱い。 治療用組成物 精製されたPP4νarl蛋白質は一般に、薬学的に許容され得る常用担体を用 いて製剤化でき、すなわち組成物が製造できる。 この組成物は非経口的に哺乳動物に投与でき、そしてこれはたとえば免疫系の刺 戟のために使用できる。適当な担体の例には、人の血清アルブミンと等張の緩衝 剤含有等張液〔マック出版社発行「レミングトンズ、ファーマシュウテイカル、 サイエンシズ」 (第17版)参照〕があげられる。 免疫性の変改のためにPF 4 varlを投与する場合の好適な投与方法は、 静脈注射を行うことである。個々の治療用投与の場合のPP4νarlの有効濃 度(投与量)は免疫性抑圧の程度、哺乳動物の体重および投与計画に応じて種々 変わり、さらにまた、PF 4 varlによって無力化すべき免疫性抑制物質 の存在量および潜在的抑制力にも依存して種々変わるであろう。PP4νarl の最低有効投与量は、PP4νarlを段階的に希釈して作成した複数の製剤試 料を用いる常用試験によって決定できる。 人の病気の治療の場合のPP4νarlの好適な投与量(濃度)は、1回の治療 当たり約5ug−10■/kgであり、マウスの場合には、該動物1匹当たり約 0.1−25ugである。この投与量基準は広く設定されている。なぜなりば個 々の場合の投与量は破投与哺乳動物の状態に応じて種々変わり、さらにまた、哺 乳動物の種類によって種々変わるからである。たとえばPF 4 varl製剤 をワクチン助剤として使用する場合には、ワクチン接種(νaccinatio n)の前または後に、あるいはそれと同時に、1回投与することが必要であろう 。これを免疫抑制の解放のために使用する場合において、免疫抑制状態がひどい ときまたは抑制状態が反復して生じるときには、治療すなわち投与をさらに1回 またはそれ以上にわたって、適当な間隔を置いて行うことが必要であろう。 PP4νarlを局所的に投与することも可能であり、たとえば創傷の治癒の促 進のために、これを常用局所製剤(たとえばクリーム剤、ペースト、ゲル、噴霧 剤、軟膏)の形で所望場所に投与できる。該製剤に使用される担体は公知であり 、その例にはワセリン、ポリエチレングリコール、ゼラチン、ミリスチニ/酸イ ソプロピル、ポリビニルアルコール等があげられる。あるいは、精製されたPF  4 varl蛋白質を徐放性製剤(すなわち放出制御製剤)の形で投与するこ とも可能である。このような製剤の例には、PP4νarlを皮膚に、制御され た速度に放出できるような方法で含有する伴創膏型製剤や皮膚貼付剤があげられ る。放出制御の機構は、拡散、浸透圧、溶解、侵蝕またはイオントホレシスを利 用したものであってよい、PP4νarlを含有する局所製剤は少量の添加剤を 含んでいてもよく、その例には皮膚軟化剤、安定剤、界面活性剤、皮膚浸透性変 改剤および顔料があげられる。製剤中のPF 4 varlの濃度は、治療すべ き皮膚の面積および設定投与量に応じて適宜調節できる。一般に該濃度は0.0 001−1重量%(投与製剤の重量基準)である、投与量は一般に、所望の薬学 的効果たとえば化学走性の発現によって創傷が充分に治癒できるような量である べきである。 次に本発明の実施例を詳細に記載する。これらの実施例には、PP4νarlの 性状、コリシンE1断片とPF 4 varlとから構成された融合蛋白質の性 状、および天然産PF4νarlおよび細菌学的方法で合成したPP4νarl の精製方法が具体的に示されている。さらにまた、PF 4 varlの免疫性 刺戟作用も記載されている。 実施例 交雑プローブの形成 公知のPP4のml?NAの配列および(CTAP−IIIのアミノ酸配列の逆 町然虞Jμm組【を111どして、両方の蛋白質のための遺伝−子を検知するに 通した卯^−ス、ワーブを作置した。このプローブはPP4遺伝子の配列に似て いるが、次の点が異なっており、すなわち、CTAP−1[1のアミノ酸配列に コドンを整合させるために僅かに変化させた点が異なっていた。前記の2種の蛋 白質には同一構造の部分が多く存在するので、その結果として、78の塩基の配 列は42のヌクレオチドを有し、該ヌクレオチドはPP4の遺伝子に完全に整合 すると考えられる。(当該区域内にイントロンが存在しないと仮定した場合)。 第1図に記載のオリゴヌクレオチドを次の方法で合成した。使用された装置は、 市販の「アプライド、バイオシステム380Aシンセサイザ」であり、この合成 は0−メチルホスホルアミダイト化学分野の技術ヲ用いて行った。試薬はすべて 、ベックマン、インスルメンツ社から購入して使用した。前記の交雑プローブは 次の方法によって生成させ、すなわち、4個のオリゴヌクレオチドをリゲートし 、これを後記のM13@p19ベクターのEcoR1部位およびHindI11 部位にクローニングすることによって前記プローブを生成させた。 放射能の標識付は 放射能の標識を付けたプローブ・を次の方法によって作成した。 DNAポリ、−ラーゼI (Klenow)の大断片を使用し、3:P−標識付 ヌクレオシドミ燐酸の存在下に、Ml 3−一本鎖鋳型の挿入ブ1ツープ配万1 1に相補的なズ1−モンVを合成jまた。5倍過剰1のM13プライマ(GGG TAACGCCAGGGTTTT)を前記鋳型(2ug/uffi)と共に55 ゛Cにおいて5分間保温し、次いで室温に冷却し、トリ、2.−11CI (p h7.5) l0MM、NaC150mM、’gc1z 10 MFI、ジ+オ ’:)、 レイ)−ル1 d、dGTP、 dATP#ヨびdTTP各30uM 、〔ア/Lz77 ”P :l dCTP (800Ci/ ミ’Jモ/L/;  ニュー、インクランド、ニューフレア社製の市販品)3uFI、およびクレノ ウーボリメラービ(ベセスダ、リサーチ、ラボラトリ社製の市販品)0.1単位 /uI!、を含む液の中で60分間保温(培養)した。 二本鎖構造体を一部含有する鋳型を其後に旧ndllで切断した。 得られた一本鎖ブローブを、5%−ポリアクリルアミド/7M−尿素ゲルを用い る電気泳動操作によって精製した。該プローブの放射能の強さは約10’cpm /ugであった。 分析およびスクリーニング(サザンハイブリダイゼーション分析およびゲノミッ クライブラリのスクリーニング)前記のプローブと、ニトロセルロースフィルタ 上にブロンドされた(すなわち、斑点状に散布された)人のゲノムの消化物[マ ニアチス、T1等(1982年):[モレキュラー、クローニング」、コールド ′、スプリング、ハーバ−にューヨーク)〕とを、緩衝液〔アマジノ、R,M、 (1986年) :[nal、Bioche+w、J152 :304−307 )中で交雑した。該緩衝液はホルムアミド20%、ポリエチレングリコール10 %、NazPOt (pH7,2)0、25 M、 NaCl 0.25 M、 ドデシル硫酸ナトリウム(SO5) 7%およびEDTA l mAを含有する ものであった。前記操作は42°Cにおいて一晩中行った。濾液を、0. I  X5SC(塩化ナトリウム0.15Mおよびクエン酸ナトリウム0.01.5  M)およびSO3(ドブ・シル硫酸ナトリウム)0.1%を含む液の中で40° Cにおいて洗浄した。若干のハンドが検出された。前記のEcoRI消化物は、 長さ約3kbおよび10kbの2つのセグメントにそれぞれ対応する特に強い2 本のハイブリ交雑信号を示した。 EMBL−ラムダ−ベクターに担持された人の白血球1ゲノムライブラリからの 約300.000個のプラーク(クローンチック、ラボラトリ社製の試料)をニ トロセルロース上にプロットし、そして、前記のサザン分析の場合と同一の条件 下に前記プローブと交雑した。ボジチブブラークを採取し、再びスクリーニング を行うことによって、純粋なりローンが得られた。 DNA配列の分析 ボジチブクローンから単離されたDNAをEcoRIで消化した。 プローブに交雑した3、 2 kbバンドをM13ベクター中にサブクローンし 、(subcloned) 、ジデオキシヌクレオチド法〔メッシ゛ング、Jl 等(19B1年) : rNuc、 Ac1ds Res、 J 9 : 30 9−321〕によって配列の分析を行った。プロモータ区域、コード区域および イントロン区域を両方のストランドから配列させた(sequenced) * 核酸および蛋白質の配列に関するデータをコンピュータで分析する操作を、バイ オネット、ナショナル、コンピュータ、リリース社の分子生物学用プログラムを 利用して行った。 遺伝子の構成 前記のPF4νarlのための合成遺伝子はDNAの243対の塩基対からなる 。これは2個の主サブ断片(majn subfragments)(主サブ断 片Iおよび■と称する)から構成され、しかして主サブ断片Iは8個のオリゴヌ クレオチドから構成され、主サブ断片■は4個のオリゴヌクレオチドから構成さ れる。これらの12個のオリゴヌクレオチドは、ホスホルアミダイト化学分野の 技術に従って公知装置「アプライド、バイオシステム、DNA、シンセサイザj を用いて合成された。 前記の12の合成オリゴヌクレオチドを精製し、キャラクタライズし、そしてリ ゲートして、断片Iおよび■を生成させた(第2図)、これらの操作の詳細は次 の文節で述べる。 オリゴヌクレオチドの精製およびキャラクタリゼーション操作1、精製 ポリアクリルアミドのゲル(12%)を、尿素7M、トリス−=ボレー)90d および2 ILIM−EDTA覆衝液を用いて調製した。 2cm以上の巾をもつ歯部を有するくし形の区域を含むサンプルウェル(sas +ple 1vell)を形成した。該ゲルを3時間放置した後に、これに予( i!電気泳動操作を30分間またはそれ以下の時間行った。等容量の1 5Az b。ユニットの未精製オリゴヌクレオチド試料と7M−尿素とを、10d−)リ ス−)IC!緩衝液(pH7,5)と混合した。前記DNA試料を前記ゲルに添 加した。オリゴヌクレオチドの移動率の検出のために、壁部の一部に染料混合物 〔フロムフェノールブルー0.17%、キシレンシア5ノール0.27%および トリス−HCl (pH7,5) 10mMを含有する混合物〕を添加した。電 気泳動操作を400−600ボルトの電圧下に、行い、そして該操作を、ブロム フェノールブルーがゲルの末端部から30CI1以内の場合に移動するまで続け た0両方のプレートを除去し、ゲルをプラスチック包材で包み、短波長のUV光 線の照射下に前記DNAを観察した。安全カミソリの刃を用いて所望バンドを注 意深く切取った。ゲルの一部をエッペンドルフ管に入れ、ガラス棒で破砕した。 次いで液管にTE (トリス−11C1101tl’lおよびEDTA l + mAを含有; pH7,5) 0.5 ydを添加し、該管を一晩中回転させて DNAを抽出した0次いで該管に遠心分離操作を15.00Orpmの回転速度 で10分間行い、上澄液を回収した。DNA試料をTEで希釈しく希釈度=10 倍)、これを「C1B 5ep−PakコラムJ (100%アセトニトリル1 0dおよびHz020Iiを用いて調製)に供給し、脱塩処理を行った。DNA の回収率は大体50−80%であった。溶離物(eluate)に親液性化処理 を行い、次いで再びH,00,5−中に懸濁させた。 2、末端標識付け、ゲルの電気泳動、およびオートラジオグラフィ 10ピコモル(pmole)の前記試料を親液性化した。乾燥した。 試料を、濃度10xi7)濃厚キナーゼ緩衝液〔トリス−11cI(p!47. 6 ) 700mM、MgC1z l OO+M、KCI 1mM、ジチオスレ イトール50mAを含有する液〕1u1、)lz05uf、および1ユニット以 上の活性を有するT4キナーゼ溶液1uj2からなる液に溶解した。試料を37 °Cにおいて30分間培養した。前記の染料混合物5uffiを添加した後に、 試料をポリアクリルアミドゲル(20%;厚み0.4 m、長さ15cm)に添 加し、’ti泳動操作を行った。この操作は、ブロムフェノールブルーがゲルの 底部に移動するまで行った。次いでオートラジオグラフィ操作を行ったが、これ は、前記ゲルをX線フィルム上に10−30分間N!露することからなるもので あった。 3、オリゴヌクレオチドのリゲーションオリゴヌクレオチドのりゲーションのた めの反応混合物は、トリス−HCl (pH7,5) 50mM、MgCh 1 0mM、ジチオスレイト−JIz20mM、ATP LM、DIIIA(5’末 端基の濃度)100ピコモルおよびT4リガーゼ100ユニットからなり、その 全容積は100uffであった1反応混合物を16−21°Cにおいて一晩中培 養した。 リゲーション反応の停止のために、EDTAを3倍過剰量添加してMgZ−をキ レート化させる操作を行った。尿素および染料混合物を添加した後に試料を加熱 して熱変性させ、次いでゲル電気泳動によって分析した。 第2図に、合成遺伝子の形成のために使用された12のオリゴヌクレオチドが示 されている。オリゴヌクレオチド1−8は断片Iを構成し、オリゴヌクレオチド 9−12は断片■を構成する。これらの2種の断片は試験管の中で組立てられ( アセンブリング操作)、そして後記のごとくM13ベクター中にクローンされ、 これによって当該DNA配列が確認された。 M2S−クローニングベクタの調製 M13の2本鎖レプリカ型(ilF) DNAを次の方法によって調製した。M 2Sに感染した大腸菌J)1101細胞を2x−YT肉汁に接種し、37°Cに おいて一晩中培養した。次いで遠心分離操作によって細胞を集め、洗浄し、緩衝 液に再び懸濁させ、リゾチームおよびトリトン−X〜100を用いて分解しく1 ysed)、其後にリボヌクレアーゼで処理した。細胞の残層を除去し、CsC 1−エチジウムブロマイド平衡遠心分離操作を行うことによってRF −DNA を精製した。n−ブタノールを用いる抽出操作を行うことによって前記のエチジ ウムブロマイドを除去した。 RF −DNAに透析操作を行い、次いで、エタノールを用いる沈澱形成操作に よってa縮した。 形質転換システム コンビ−テント細胞の調製 大腸菌を2x−YT肉汁中で、00660の値が0.6−0.7になるまで培養 した。遠心分離操作によって細胞を集め、50mM−CaC1z(培養時の容積 の半分の容積)の中に再懸濁し、氷上において20分間維持した。細胞を集め、 そして1/10容量のCaC1□中に再懸濁した。 形質転換 エンドヌクレアーゼEcoRIおよびXba Iで予じめ消化してお゛いたM  13−RF−DNAをpp4var 1の断片Iおよび■とリゲートし、前記の コンビ−テント3M101細胞と混合し、氷上で20−40分間保持した。この 混合物に46°Cにおいて2分間にわたって熱ショックを与え、IPTG、 B luo−gal軟質寒天(46°C)、および生長中の新鮮なJ?1101細胞 と混合した。混合物をYT寒天板上に置き、37°Cにおいて一晩中培養した。 自然の状態のM2Sによって形質転換された前記JMIOI細胞は、β−ガラク トシダーゼを合成し、青色のプラークを形成した。一方、PF4var 1の断 片を含むM2Sによって形質転換された細胞はβ−ガラクトシダーゼを生成せず 、そして無色のプラークを形成した。 ニトロセルロースフィルタを用いる交雑操作PF4νarl遺伝子配列の存在を 検知するために、前記の組換えファージにスクリーニング操作を次のごとく行っ た。ファージの培養物をニトロセルロースフィルタ上に斑点状にプロットした。 このプロント操作は、BRL社(すなわち、ベセスダ、リサーチ、ラボラトリズ 社)から市販されている「96−ウユルーハイプリドントーマニホルド」を用い て行った。プロットされたファージを分解しくIysed) 、DNAを変性し かつ固定した。この固定操作は、前記フィルタを次の溶液の各々でそれぞれ1回 づつ攪拌下に洗浄することによって行った。使用された溶液は0.5M−NaO H;0.5M )リス(p)17.4 ) ;および2xssc(NaCIo、  3 Mおよびクエン酸ナトリウム30mMからなるもの;pH7)であった。 次いでフィルタを95%エタノール中で酒単に洗浄し、空気中で乾燥し、予備交 雑操作を3時間行い、次いで交雑操作を室温において32P−標識付オリゴヌク レオチドの存在下に一晩中行った。交雑処理が行われたフィルタを、SDSを0 .1%含有する5SPE(I X ”)で2回洗浄し、各回の洗浄は25°Cに おいて15分間行い、次いで乾燥し、オートラジオグラフ操作を行った0次いで フィルタを再び洗浄し、オリゴヌクレオチド5 ’ −GTAAAATCTGT CTAGACCTG−3’で探査した(probed)。 前記のオリゴヌクレオチドは、PF4νarlのサブ断片(I)メントとPF  4 varlのサブ断片(I[)の接合部に相当するオリゴヌクレオチドである 。 Co1E 1プラスミドの単離 下記の実験は、PF4var 1の製造のために使用される大腸菌の表現ベクタ ーの形成のために使用される中間プラスミドであるpNP6の製造に関するもの である。 pNP6の製造方法の詳細はウエィレーおよびジョンソンの論文(1 985年; ’Proc、 Natl、 Acad。 Sei、 USA、、1 B 2 = 8389−8393)に記載されている 。 菌株名JC411(Col EL −、D 30 )の菌をM9培f(if中の 成分の量eNH4C11g :NatHPOa ・HzO6g ;KH2PO4 3g :NaC15g;カサミノ酸(CasaIIlino acids) 3  g ; 10%MgSO41W1;さらに、オートクレーブ処理後に20%グ ルコース10pd i l M CaCIg 0.5 dlを添加)60f中に 入れ、発酵装置を用いて37°Cにおいて培養し、この操作を、細胞濃度が約5 ×10’CFυ/dになるまで続けた。クロラムフェニコールを添加し、その最 終濃度は1100u/dであり、培養を37℃においてさらに6時間続けた。シ ャーベル社製の連続流遠心分M装置を用いて細胞を回収した。得られたベレット 10g(i潤時重1)を、EDTA50a+Mおよびサクロース15%を含む5 011M−トリス−HCl緩衝液(pH8,0) 180d中に懸濁させた。次 いでリゾチーム〇、 14 gを添加し、この混合物を室温において10分間放 置した。次いで10%5DS15dおよび5M−酢酸カリウム20dを添加した 。該混合物を氷上で30分培養し、其後に、ツルポール遠心分離装置および55 −14−ロータを用いて遠心分離操作を12.000rp+mの回転速度で30 分間行った。上澄液に膵リボヌクレアーゼAを4■添加し、該混合物を37°C において1時間培養した。試料に抽出操作を、0.1M−トリス(pH8,0) を飽和させた等容量のフェノールを用いて2回行った0次いで、1/10の容量 (試料の容量基準)の3.0M−酢酸ナトリウムおよび2.5容量の冷エタノー ルを添加し、−20℃の温度において培養操作を一晩中行うことによってDNA を沈澱させた。生じた沈澱は、HB−4−ロータを備えたツルポール遠心分離装 置(冷却装置を有する)において7 、000rmpの回転速度で遠心分離操作 を行うことによって回収した。得られたべL’7)を、NaC10,3Mおよび EDTA 5 RIMを含む10+eM−トリスーHCl 緩衝液(pH7,5 ) (NE緩衝液)50ifに熔解した。この試料を其後:こ、寸法5X!00 91!の’Bio −Gel A、 5コラムJC米国カリホルニア州リンチモ ンドのビオ−ラッド、ラボラトリズ社製のコラム)に供給した。平衡化操作はN E緩衝液を用いて行った。 NE緩衝液を用いてDNAを溶離した。20dの両分を60−7時の流速で集め た。DNAの溶離は、ギルフォード2600UV−シISスペクトルフォトメー タを用いて波長260nmの光線に対する各両分の吸光度を測定することによっ て監視した。ホス) DNAおよびプラスミドDNAは、空の容器(νoid  voluo+e)に−緒に回収された。 DNAを含む両分を容器に入れ、エタ ノールを用いて沈澱させた。冷却装置を備えたツルポール遠心分離装置において HB−40−夕を用いて遠心分離操作を8.00Orpmの回転速度で40分間 行うことによって前記沈澱を集め、そしてこれを、NaC10,2Mを含有する 10mM−)リス−HCl if衝液(p)17.8 )5ffii!中に再び 溶解した。 DNA試料をRPC−5コラム(寸法0.9X90cm)中に、30°Cにおい て加圧下に充填した。DllIAの溶離操作を、10mM−)リス−)IC+C l液(p)17.8 )液中のNaCl0.6−0.7 Mの直線勾配(全容量 1ff)を利用して行った。画分2.51!!1を0.8 m/分の流速で集め た。DNAの溶離の監視のために、電導度測定装置(ラジオメ〜り(コペンハー ゲン)〕を用いて回収試料の電導度を測定した。また、直立型のアガローススラ ブゲル(0,25X 14 X 15.5CI)を用いるアガロースゲル電気泳 動操作を行った。すなわち、EDTA 1 mMおよび酢酸ナトリウム51を含 有する40mM−トリスペース緩衝液(TAB緩衝液、 pi(8,2)中で作 成した1%アガロースゲルに前記試料を供給し、5 V / cvの定常電圧を 印加して電気泳動操作を3時間行った。スーパーコイル構造のDNA bよび切 目のある環状DNAをそれぞれ含有する複数の両分を別々に貯槽に入れ、冷エタ ノールを用いて沈澱させた。得られたCo161のDNA分子の沈澱を、TEN 緩衝液1.Odおよび0.6d!にそれぞれ溶解した。 プラスミドpBR322の単離 既述のCo1E1プラスミドの単離操作と同様な操作を行うことによって、大腸 菌[菌株名294 (pBR322))からプラスミドpBR322を単離した 。 Co1E I DNAの切断断片の調製切目のついた環状Co1E1−DNA  (0,7ug/ujlり試料200d2を0.3M−酢酸ナトリウム2.8 d と混合した。このDNA溶液をオムニミキサ〔デュポン、インストルメンツ社( 米国コネクチカノト州ニュートン)〕のマイクロホモジナイザセルに入れ、DN Aに剪断力をかける操作を38.500rmpの回転速度で20分間行った。剪 断操作の実施中は温度を0℃に保った。切断されたDNAをエタノールで沈澱さ せ、TEN 11衝液に再び溶解し、子牛の腸から採取されたホスファターゼ( CAT iベーリンガ、マンハイム社(米国インディアナ州インディアナポリス )〕で処理した。CITによる処理は、反応混合物500uj!を2組用いて行 った。各反応混合物は、蒸留水380uf、LM−)リス−)IC!緩衝液(p H8,0)50t+f!、10mM−硫酸亜鉛5ufおよびCIT (IOU/ u#)5μを含有するものであった。培養操作を37°Cにおいて30分間行っ た後に、Cl75μを追加し、培養操作を37°Cにおいてさらに30分間行っ た。反応混合物に抽出操作を、等容量の緩衝液飽和フェノールを用いて2回行い 、DNAをエタノールで沈澱させた。DNA断片を含む不均質集団(popul ation)をさらに精製し、そして、サクロース勾配速度遠心分離操作による 分級(size)を行って、所望生成物を分離した。サクロースの不連続勾配は 、遠心分離管中のEDTA1+Mを含有する0、3M−酢酸ナトリウム緩衝液( pH7,0)の中に、20%、15%、10%および5%のサクロースをそれぞ れ含む容積3.4−の層を順次配列することによって形成させた。 遠心分離に使用されたロータは、5W40ロータ(ベックマン社)であった、l  00 uj! (0,25ug/u ff1)のDNA試料をサクロース勾配 上に層状に配置し、L8−70ベックマン超遠心分離器を用いてlOoCにおい て35.00Orpmの回転速度で遠心分離管中Yを20時間行った。複数の画 分(各画分の容量0.5d)を集め、エタノールで沈澱させた。沈澱をTEN緩 衝液50u1に再び溶解し、アガロースゲル電気泳動操作によって分析した。バ タテリオファージDNAを旧ndI[Iエンドヌクレアーゼで処理することによ って生成させたDNA断片を、「分子量標準」(molecular −wei ght 5tandards)として使用した。前記のラムダ/Hindn[反 応混合物は、蒸留水27uj!、旧ndI[[緩衝液(5X)1.Ouf、ラム ダDNA (0,7ug/ u j2 ) 1 u lおよびH3ndII[溶 液(2U/ujり2uj2を含有するものであった。 切断されたCoLE 1−DNA断片(平均2,000bp )を含むサクロー ス勾配分画画分を容器に入れ、エタノールで沈澱させ、次いでTEN緩衝液に再 び溶解した。 pBR322中の切断Co1E 1断片のクローニングプラスミドpBI? 3 22をPst Iで切断して複数の直線状分子を生成させた。反応混合物は蒸留 水520ur、Pst Ill衝液(5x)200ui!、pBll 322D NA溶液(0,25ug/ u II )200uffおよびPst I (1 20/ujlり 80uj!を含有するものであった。反応混合物を37°Cに おいて4時間培養した。 EDTAを20mM以下添加することによって反応を停止し、等容量のフェノー ルを用いて抽出操作を行った。 DNAをエタノールで沈澱させ、次いでTEN 緩衝液に再び溶解した。 蒸留水5uI!、、50011+M−カコジル酸カリウム20ul、10mF+ −塩化コバルト10uj2.1+aM−DTT 10 u 1.10鱈−dCT P2 u f、!HdGTP (; s−、イングランド、−ユークレア、コー ポレーション社)20uj2、DNA (0,04ug/ u i! )25u i!およびターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフエラーゼ[12U/u 1;ベセスダ、リサーチ、ラボラトリーズ社(米国メリーランド州ゲイサーズバ ーグ))5uj!を含有する反応混合物中で線状pBR322分子にポリ(dG )ホモ重合体型伸長体(extensions)を付加させた。 DNAの全量が2.0 ugであり、かつ、ヌクレオチドトリホスフェートがd CTPであることを除いて前記の場合と同様な反応混合物の中で、Co121切 断断片にポリ(dc)ホモ重合体型伸長体を付加させた。これらの反応は37° Cにおいてそれぞれ2分間および3分間行い、EDTAを20mM以下添加して 反応を停止し、フェノールを用いて抽出操作を行った。Co1E1 (ポリ(d c) )断片を蒸留水115ufに再び溶解し、そして、0.5 M −NaC 140uI!、50s+M−EDTA (pi(7,25) 40 u I!お よび線状paR322−〔ポリ(dG) ) DNA溶液(0,1ug/uj2 )3ufを添加することによって、Co1E1 (ポリ(dc) )断片を線状 pBR322−%、(# IJ cdG)3分子に結合させた(アニーリング操 作)。 ごのアニーリング混合物を70″Cの温室において15分間保温1.2次いで5 時間を要11.て4o″Cに冷却した。該混合物を一晩中45°Cに保ち、其後 に室温に冷却した。 大腸菌294の形質転換を行うために、■、−肉汁中で一晩生長させた培養物を 新鮮なし一肉汁培地で1:100の比率で希釈し、37°Cにおいてふりまぜな がら培養操作を行い、該操作を、ODi。。が0.6になるまで続けた。この時 点において、培養物35細に遠心分離操作を4°Cにおいて6. OOOrpm +の回転速度で120分間行った。生じたベレフトを0.05M −CaC1, 2Od中に再び懸濁させた。細胞を氷上で15分間培養し、次いで遠心分離操作 を4.000rp−の回転速度で10分間行って細胞を集めた。細胞を0.05 M CaCIz 4jli!中に再び懸濁させた。 MgCl。 101およびCaC1z i OmMを含有する10mM−)リス−11cI( pH7,5) 150uj!および前記アニーリング混合物50uffiを添加 することによって調製したDNA溶液200ufを、上記細胞と混合した。この 混合物を0°Cにおいて25分間培養し、次いで50°Cにおいて10秒間培養 し、其後に室温において10分間培養した。この時点においてL−肉汁14−を 添加し、培養物を37°Cにおいて30分間ふりまぜた。次いで培養液にテトラ サイクリン溶液(1,25■/d)480ufを添加し、培養をさらに30分間 続けた。L−肉汁25d、寒天1.5%およびテトラサイクリン25ug/−を 含有する新たに作られた寒天板に、前記の培養液100ufを供給して平板培養 を行った。 テトラサイクリン耐性(Tc’ )を有する形質転換体についてさらに試験を行 い、アンピシリン敏怒性(Ap’ )を調べた。該試験は、アンピシリン25u g/ad!を含有する寒天板を用いて平板培養することを包含するものであった 。 コリシンの自炊生成のために、TcI’ 6.s転質転換体のコロニーにスクリ ーニングを行った。単純コロニーをL−寒天平板上に斑点状に分布させ(spo tted) 、37 ”Cにおいて一晩中培養した。コロニーをクロロホルムの 蒸気に暴露してこれを殺滅し、寒天0.7%および大腸菌に−12、CL142 の培養物(−晩培養したもの) 0.1 dを含有するし一肉汁5dに前記コロ ニーを供給した。寒天が硬化した後に、該平板を37℃において一晩中培養した 。コロニーの周囲に生長阻止帯域が生じたが1、これをコリシン産生物(col icin producers) (Cold)として記録した。 前記のTc’ −Ap’−Col+形質変換体のコロニーに対し、組換えプラス ミドの存在を調べるためにスクリーニングを行った。 この目的のために、アガロースゲル電気泳動操作によって少量の浄化リゼート( Iysate)を分析した。プラスミドの寸法は次の方法で測定した。すなわち 、8種のプラスミドの標準試料〔その寸法は1.36X10’ダルトンから35 .8X 10’ダルトンまでの範囲にわたる;マルシナ、F、L、等(1978 年):rPlasmid J 1 : 417−420)を使用し7て、i+t i泳動の際のアガロースゲル上のDNAの移動距離を測定し、標準試料と比較す ることによって、プラスミドの寸法を測定した。組換えプラスミドの制限酵素( エンドヌクレアーゼ)断片寸法の測定形質転換クローンを21培養液中で生長さ せた。浄化されたりセードを、既述の方法によって調製した。上澄液を膵RNa se Aで処理しく 100ug/di ; 37°C;30分間)、次いでフ ェノ−=ルを用いて抽出操作を行った。DNAをエタノールで沈澱させ、其後に TEN緩衝液に再び溶解した。 制限酵素は、ベセスダ、リサーチ、ラボラトリ社(BRL)製の市販製剤であっ た。BI?L社によって設定された条件下にDNAをPst I 、 EcoR I 、 Sma IおよびSac IIで消化した。試料を1%アガロースゲル 上に置き、電気泳動操作を定常電圧5V/CI+の印加下に4時間行った。制限 断片の分子量を、旧ndlllおよびHae illで消化されたバクテリオフ ァージラムダDNAの41準泳動パターンとの比較によって測定した。 組換えプラスミドのpBR322の部分のPst I部位内の断片状挿入体の寸 法を調べるために、Pst Iを用いて制限分析(restriction a nalysis)を行った。第4図は、形質転換クローンのうちの1つの組換え プラスミド(pNP6と称する)の制限地図(restriction map )である、前記の形質転換クローンの試料(Nl” 6−294と称する)を1 983年8月24日にATCCに寄託した。 この試料は、ATCCにおいて受託番号第39418号が付された。寄託はブタ ペスト条約の規定に従って行われ試料は該規定に従って保管され、かつ該規定の もとで他人のアクセスも可能である。 大腸菌[菌株名NP6−294 (pNP6):lを培養し、プラスミドIII IAをさらに精製し、た。すなわち、DNA 500ugをTEN緩衝液3.9 iで調整し、CsCl3.・35gおよびユチジウムブロマイドストンク溶液( 5mg/d) 0.1 dを添加した。この混合物を硝酸セルロースの管に入れ 、5W50.1−ロータ(ベックマン)を用いて遠心分離操作を10゛Cにおい て36.00Orpmの回転速度で40時間行った。プラスミドDNAバンドを 波長の長いUV光純の照射下に検知し、注射器によって液管を横側から刺通して 該試料を取出した。DNA試料に抽出操作を、ブタノールを用いて5回行い次い で、TEN l衝液100容量(×3)を用いて4℃において24時間にわたっ て透析操作を行った。其後にDNAを、エタノール2.5容量および3M−酢酸 ナトリウム1/10容量の添加によって沈澱させた。 誘導体であるpNP6del taRIの製造プラスミドpNP6は2つのEc alil制限部位を含み、その1つはコリシンE1遺伝子のカルボキシ末端区域 に存在し、他の1つは本来のpBR322ベクターのテトラサイクリン耐性遺伝 子の近傍に存在する。第2番目の部位を欠如したpNP6誘導体を次の方法によ って作成した。pNP6を制限反応条件下にEcoRlで消化した。 線状分子が生じた(前記の2つの部位のうちの1つの部位のみが切断された)  、 pNP6の線状分子をアガロ−=スゲルミ気泳動繰作によって精製し、次い でDNAポリメラーゼIおよびデオキシリボヌクレオチド三燐酸と反応させて一 本鎖の末端部を充填した。その結果生じた分子を、T4リガーゼを用いるプラン トエンド(blunt−end)リゲーション反応によって環化させ、そしてこ れを、既述の大腸菌294の形質転換操作のために使用した。 コIIシン生成性形質転換体は既述の方法によって選択された。 個々のクローンからDNAを、@離し、1ffDNAをEcoRIで消化した。 これは、コリシン遺伝子内に1つのインタフ) EcoRI部位を含むものであ ることが判った。前記の1つのEeoR1部位の位置は、制限酵素エンドヌクレ アーゼを用いるマツピングによって確認された。 pNP6−Cal(504) −PF 4の製造合成の野生型PF4遺伝子(P F 4 varlの場合と同様な方法で作成されそして第4図中に記載の蛋白質 のためのコードを有する)eM13配列ベクター(sequecing vec tor)から除去し・これをクロニニング操イ乍によって、プラスミドpNP6 deltaRTの1つのEcoR1部位に入れた。この組換え[llJ^プラス ミドは大形蛋白It(アミノ酸574個)を生成させる能力を有し、すなわち、 PF4蛋白質(アミノ酸70個)とコリシン遺伝子中の残基1−504との融合 によって前記大形蛋白質を生成させる能力を有する。このプラスミドを含む細胞 を培養液中で生長させ、次いでマイトマイシンCで処理して前記の融合蛋白質の 合成反応を誘起させた。 pNP6−Col (150) −PF 4 varlの製造pNP6del  taRI中には3つのEeoRV制限部位が存在し、そのうちの2つの部位はコ リシンE1構造遺伝子の中に存在し、他の1つはテトラサイタリン遺伝子の中に 存在する(第5図)、部分的なEcoRV消化が行われるような条件下の操作に よってプラスミドpNP6−Col(504) −PF 4から約1000塩基 対のDNAを除去した。形質転換体はTa2のために選択されるから、所望の形 質転換体は、コリう・ン遺伝子から除去されたEcoRV断片を有する形質転換 体のみである。その結果として得られるプラスミドは、EcoR1部位のPF4 コード配列の前のコリシンの150個のアミノ酸のみのためにコードするもので ある。該プラスミドは1個のメヂオニン残基を有し7、該残基を介してコリシン セグメントとPF4とが結合する。PF4蛋白質への前記コリシンセグメントの 融合の結果として、前記の回収、精製操作の効率が一層高くなるであろう。 PF4νarlをエンコードする合成遺伝子を含むEcoRI制限断片を、サブ クローニング操作によってEcoRI消化−pNP6−Co(150)−PFd 中に入れた。該プラスミドで形質転換された大腸菌の細胞を培地内で生孫させ、 マイトマイシンCで処理して融合蛋白質の合成反応を誘起させた。 プラスミドpNP6− Col (150) −PF 4 varlを含有する 大腸菌294の細胞を大量(121以上)の培地内で、再現性のある培養方法に よって培養し、マイトマイシンCによって合成反応を誘起し、Col (150 ) −PF 4シarlメジウム融合体を生成させた。 生成率は、全細胞蛋白質の約20%であった。 PF 4 varlの精製 塩酸グアニジン(Gn)IcI) I Mまたはトリス25mM、EDTA 1 0mAおよびグルコ−ス50a+Mを含むpH8,0の液(TEG)の中で誘導 細胞(induced cells)の音波処理によって、pNP6−Cal( 150) −PF4νarlから蛋白質抽出物を調製した。融合蛋白質は不溶性 画分中に見出された。7M=尿素または6 M −GnHCI中でPF4νar 1融合蛋白質の可溶化処理を行った後に、該蛋白質の試料に透析操作をf留水の 存在下に充分に行った。これはCNBr切断反応の準備操作であった。透析操作 の際に融合蛋白質が沈澱したが、これを遠心分離操作によって集めた。該沈澱を 凍結乾燥し、次いで70%蟻酸に溶解し、其後に100ないし1000倍過剰モ ル量のCNBrと室温において18時間反応させた。 前記のCNBr反応の反応混合物を凍結乾燥し、藤留水中に再び懸濁させ、次い で再度凍結乾燥した。この蛋白質混合物を、6MのGn)ICI を含有するp H8,2の0.05M−)リス緩衝液に溶解した。ジチオスレイトールまたはβ −メルカプトエタノールのごとき還元剤を、最終濃度が約0.1 Mになるよう に混合物に添加し、該混合物を20−37℃の温度において1−4時間培養した 。その結果得られた溶液に透析操作を、還元剤を含まないことを除いて前記緩衝 液と同様な緩衝液の存在下に行った。この蛋白質溶液のPF4νar1!度を約 0.2■/dに調整し、そして、酸化されたグルタチオニンと還元されたグルタ チニンとの2=1混合物が1111Mの最終濃度で存在するように調整した。蛋 白質復元(refolding)反応を室温において10−20時間実施し、す なわち前記の時間にわたって透析を、0.5MのNa1lを含む1)88.2の 0.05M−1−リス緩衝液1.0−50容量を用いて行った。前記条件下の反 応の結果、PF4νarlの80%より多くのものが正当なジサルファイド結合 を形成し、かつ本来の立体配座(confora+ation)に復元された。 ヘバリンアフィニティクロマトグラフィ前記の復元混合物に其後に蒸留水の存在 下に透析操作を行い、次いで凍結乾燥した。蛋白質を其後に、GnHCIまたは NaC1または硫酸コンドロイチン中に高濃度に溶解し〔〉10■/d(蛋白’ Jt))、そしてヘパリンアフィニティクロマトグラフィの直前に、イオン強度 が0.2−0.4になるように希釈した。クロマトグラフィ用コラムは、市販の ヘパリンアガロース(Bio−Rad)を用いて作成した。ヘパリンの代りに他 のグリコサミノグリカン、たとえば硫酸コンドロイチンを用いることも可能であ る。 すなわち、ここに使用された用語「ヘパリン」は、その類似化合物をも包含して 意味する用語である。 蛋白質を低イオン強度の緩衝液(pH6,5)中に入れ、コラムに供給した。コ ラムにおける溶離操作は、NaClの線状匂配を利用して行われた。天然の組換 えPF4νarlはNaC1濃度度が約0.84Mのときに溶離し、一方、人の 血小板から単離されたPF4はNaCl濃度が1.3Mのときに溶離した。未復 原PF 4 varlまたは不正確に復元されたPF 4 varlは、前記の 場合よりかなり低いNaC1濃度(一般に0.3−0.4 Mまたはそれ以下の 濃度)において溶離した。均質生成物を得るための精製操作は、逆相1(P L  CをビグツクC−4コラムにおいて、アセトニトリル勾配をもつ溶離系(0, 30%)を用いてpH2−3において実施された。 前記の方法によって作られた組換えPF4νarlは、人のPF4から区別でき るものであり、たとえば、アミノ酸組成、ヘパリン結合性および免疫学的刺戟性 等によって特徴づけられるものであった。 血小板、培養細胞または組織から得られたPF 4 varlの精製PF4νa rlの原料である細胞や組織の性状については未だ充分に研究されていないが、 哺乳動物系供給源から得られた前記蛋白質は、活性化血小板からの抽出操作によ って精製でき、あるいは、培養細胞また組織に均質化操作を行うことによって精 製できる。しかしてこれらの操作では、適度のイオン強度を有する中性緩衝液が 使用でき〔たとえば、50+wM−)リスまたは0、5 M =NaC1(pH 6,5−8,5)が使用でき〕、および/または、血小板濃縮物または分裂細胞 (disrupted cells)に酸−エタノール抽出が実施できる(たと えば、0.05 M−)IcI中にエタノールを50−70%含有する液が使用 できる)、其後にPF4νar1は、既述の方法に従ってヘバリンアフィニティ クロマトグラフィおよびHPLC操作を行うことによって精製でき、すなわち、 組換えによって作られた蛋白質が精製できる。 PF4νarlの免疫性刺戟作用 最初に、免疫抑制に関する実験を行った。静脈注射によってマウスに、コンカナ バリンA(Con A)のごとき免疫抑制剤を羊の赤血球細胞(SRBC)と共 に投与し、プラーク生成状顎評価試験によって、5RBCによる抗体形成量低下 の度合を測定した。この抑制は、Con Aによって誘起されたサプレッサー表 現型のT細胞(T−cell)の増殖がその原因であると思われる。サプレッサ ーT細胞は、抗体形成性B細胞の機能を抑制し得る抗原特異性細胞、または他の T細胞のザブセットである。PF4νarlは、活性化された末梢性サプレッサ ーT細胞に結合することによって、免疫応答性を回復する作用を有するものであ ると思われる。 マウスの免疫抑制状態を解放することに関するPF4νarl、PF4およびC TAP−IIIの効力を調べるために、服量反応実験を行った。この実験では、 免疫抑制剤として異型型リンパ節細胞(LNG)またはCon Aを使用した。 1群当り3匹のマウスに5RBCと、LNCまたはCon Aとを静脈注射した 。対照動物であるマウスには5RBCのみを注射した。5日後に、マウスの牌臓 内の抗5RBC性の抗体形成性細胞の数を調べた。細胞数の調査は、カニンガム のプラーク形成細胞評価試験法〔ミシエルおよびシルギ、「セレクテソド、メソ ツズ、イン、セルラー、イムノロジー」第m版、第69頁−第77頁、1980 年〕に従って行った。LNCまたはCon Aを注射したマウスでは一般に、5 RBCのみを注射したマウスに比して、プラーク形成細胞の数において30−5 0%の減少が認められ、すなわち、該細胞の生成を抑制する効果が認められた) 。 第1表は、種々の程度の免疫抑制がなされている動物に対するPF4νarl、 PF4、同族型血小板蛋白質、CTAP−I[[の免疫性刺戟作用に関する一連 の動物実験の結果を示した表である。これらの動物実験の結果から次の結論が得 られ、すなわち、前記のiXt′験条件下ではPF4νδr1およびPF4の両 者は免疫抑制状態を解放し得るが、CTAP−IIIは抑制解放性を実質的に有 しない。免疫抑制の度合が低下するにつれて、PF4の相対的な免疫性刺戟作用 が低下する傾向がある。一方、PF 4 varlは高度の免疫抑制状態に対し ては比較的低い免疫性刺戟作用を示すけれども、これは、比較的軽度の免疫抑制 状態に対して非常に顕著な免疫性刺戟作用を示す。免疫性刺戟作用に関するpp  4 varlとPF4との前記の差異は、主としてヘパリン結合性の差異によ るものであると思われる。少なくとも或種の条件下ではPF4νarlは一層大 なる潜在的効力を有すると思われる。なぜならば、これはへ)くリンに対する親 和性が低(、したがって血管の内皮に結合する傾向が低く、そのために生体内の 利用可能性(bioavailability)がかなり大であるからである。 星−1,−一一一表 実験的にマウス内に誘起した免疫抑制状態に対するhPF4、hPF4varl およびCTAP−IIIの免疫性刺戟作用第1表に記載の実験では、マウス(C B6F1)に静脈注射(iν)によって前記の種々の化合物または食塩水を投与 し、その1時間後に、コンカナバリンAまたは食塩水を投与した。1日後に、各 マウスに羊の赤血球細胞を5X10’個注射(ip) シた。5日後に、各マウ スの牌臓を除去し、抗5RBC抗体形成性細胞の数を、カニンガムのスライド技 術によってかぞえた。実験結果は、一群当り3匹のマウスの測定値の幾何平均値 として表示した。 当業者には明らかなように、本発明に関する前記の種々の態様は種々の変化が可 能であり、これらの態様変化はすべて、請求の範囲内に記載の本発明の範囲に入 るものであることが理解されるべきである。 10’ 20’ 30’+ 6 KSSAAR5RLT RATRQEMLFL ALLLLPVVVA FAR AEAEEDG簀簀薫Jk賛 肴 曽 曽餐簀 簀 臀 肴MSSAA−−−G F CASRPGLLFL C,LLLLPLVVA FASAEAEEDG1 6 26 36 壷 146 DLQCLCVKTT 5QVRPRHITS LEVIKAGP)(CPTA QLIATLKDLQCLCVKTT 5QVRPRHITS LEVIKAG P)ICPTAQLIATLKNGRKICLDLQ APLYKKIIKK  LLES国際調査報告 lH1#4+Ijla+A^te−、+ll 6+〜+ PCτ/υS 90. ’OCニ二〇・・C−1・・C−ζム=む−1−・リ ?:T/US 9(”/ I)ODO国際調査報告 : εP−A−032455629−07−89None■ 1 ゛

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.血小板因子4の変種をエンコードする、単離されクローニングされた組換え または合成核酸配列。
  2. 2.第2図に記載のヌクレオチド15−224および第3図に記載のヌクレオチ ド1402−1735によって表わされるPF4var1コード配列によって特 徴づけられる、血小板因子4の変種をエンコードする請求の範囲第1項に記載の 核酸配列。
  3. 3.プレカーサの形のPF4var1をエンコードする核酸をさらに包含する請 求の範囲第1項に記載の核酸配列。
  4. 4.表現のためにコントロール配列に操作自在に結合される請求の範囲第1項に 記載の核酸配列。
  5. 5.前記のコントロール配列がコリシンE1プロモータからのものである請求の 範囲第4項に記載の核酸配列。
  6. 6.翻訳読みとり過程において第2核酸配列とリゲートされて融合遺伝子を形成 する請求の範囲第1項に記載の核酸配列。
  7. 7.前記の第2核酸配列がコリシンE1構造遺伝子に曲来するものである請求の 範囲第6項に記載の核酸配列。
  8. 8.請求の範囲第4項に記載の核酸配列を含むプラスミド表現ベクター。
  9. 9.請求の範囲第6項に記載の核酸配列を含むプラスミド表現ベクター。
  10. 10.pNP6−Co1(150)−PF4var1である請求の範囲第9項に 記載のプラスミド表現ベクター。
  11. 11.請求の範囲第8項に記載のプラスミド表現ベクターの存在下に形質転換さ れた絹換えホスト細胞。
  12. 12.請求の範囲第9項に記載のプラスミド表現ベクターの存在下に形質転換さ れた組換えホスト細胞。
  13. 13.大腸菌である請求の範囲第11項に記載の組換えホスト細胞。
  14. 14.大腸菌である請求の範囲第12項に記載の組換えホスト細胞。
  15. 15.血小板因子4の変種1の細菌学的製造方法において、(a)請求の範囲第 14項に記載の大腸菌の形質転換体を培養し、(b)前記の形質転換体を破断し 、 (c)他の細胞蛋白質を除去して融合蛋白質を精製し、(d)前記の融合蛋白質 を特定の切断部位で切断し、そして(e)前記の工程(d)の切断生成物から前 記の血小板因子4の変種を回収することを特徴とする製造方法。
  16. 16.前記の血小板因子4の変種をヘパリン−アフィニティクロマトグラフィに よって精製することを包含する請求の範囲第15項に記載の製造方法。
  17. 17.請求の範囲第15項に記載の製造方法によって製造された血小板因子4の 変種1。
  18. 18.血小板因子4の変種1の核酸配列によってエンコードされた実質的に純粋 な単離蛋白質。
  19. 19.請求の範囲第3項に記載の核酸配列によってエンコードされた実質的に純 粋な単離蛋白質。
  20. 20.第4図に記載の成熟PF4var1のアミノ酸配列によって特徴づけられ る請求の範囲第18項に記載の単離蛋白質。
  21. 21.免疫応答性の変改のために有効な量の血小板因子4の変種1と、薬学的に 許容され得る担体とを含有することを特徴とする、哺乳動物の免疫応答性変改組 成物。
  22. 22.前記の量が、抗原剤に対する人類等の哺乳動物の免疫応答性の増大のため に有効な量である請求の範囲第21項に記載の組成物。
  23. 23.前記の量が、前記の哺乳動物に或薬剤または抗原が与えられることによっ て生ずる免疫応答性の抑制の防止のために有効か量である請求の範囲第20項に 記載の組成物。
  24. 24.治療時の必要に応じて哺乳動物の免疫応答性を変改する方法において、該 哺乳動物の免疫抑制を阻止するのに有効な量の血小板因子4の変種1を、案学的 に許容され得る担体中に含有してなる組成物を、該哺乳動物に非経口的に投与す ることを特徴とする、免疫応答性を変改する方法。
  25. 25.免疫抑制作用を有する薬剤を哺乳動物が摂取することによって起る該哺乳 動物の免疫抑制を阻止するのに充分な量の血小板因子4の変種1を、前記哺乳動 物に投与することを包含する請求の範囲第24項に記載の方法。
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