JPH0449582A - 磁気ヘッド支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ヘッド支持装置にかかり、特にシーク時に
おいても安定したヘッド浮上量を得るのに好適な磁気ヘ
ッド支持装置に関する。

〔従来の技術〕

磁気ディスク装置の高密度化に伴い、ヘッド浮上量は狭
小化しており、ヘッドスライダとディスクの衝突回避の
ためのヘッド浮上斌安定化技術はディスク装置の信頼性
向上の観点から一層重要になってきている。また、ヘッ
ドスライダを所定のトラックに精密位置決めする技術も
、ディスク性能向上の観点から重要技術となっている。

ディスク装置用磁気ヘッド支持装置としては、例えば特
公昭５８−２２８２７号公報に開示される構造のもの、
またはその一部を変更・改良したものが現在広く用いら
れている。

このようなヘッド支持装置は、磁気ディスク装置に実装
した状態において、ディスク装置稼動時に生じるディス
ク振動やキャリッジ振動やディスク間空気流等の種々の
外力により、振動を生じることが知られている。このよ
うな振動は、先に述べたようなディスク装置の信頼性や
性能を向上する上で障害になっている。

そこで、種々の制振構造が提案されているが、この種の
制振構造をもったヘッド支持装置に関連するものとして
、例えば特開昭５９−１８０８５５号公報に開示された
発明が挙げられる。

第２図は従来の磁気ヘッド支持装置の一例を示す斜視図
である。図示するように、第２図に示す磁気ヘッド支持
装置は、主にヘッドスライダ１と支持ばね部２とガイド
アーム４とから構成され、支持ばね部２とガイドアーム
４とがねじ７によってスペーサ３を介して接合されてい
る。ヘッドスライダ１は電磁変換部（図示せず）を有し
、磁気ディスクへ情報のり一ド／ライトを行う。支持ば
ね部２はヘッドスライダ１に対して１０〜１５ｇｆ程度
の適正な荷重を加え、またへラドスライダ１に対してピ
ッチ方向とロール方向の自由度を与えている。さらに、
キャリッジと一体に動くガイドアーム４のシーク動作は
、ヘッドスライダ１に正確に伝えられ、これによってヘ
ッドスライダ１が所定トラックに正確に位置決めされる
。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記した従来技術においては、ヘッドスライダ１はシー
ク動作時にシーク方向に力を受け、ディスク上の所定の
位置まで移動する。その際、ヘッドスライダ１を支持し
ている支持ばね部２やガイドアーム４は、シーク方向以
外に上下方向や磁気ディスク接線方向に対して、キャリ
ッジ・アーム系の固有振動数で力を受けて振動し、その
振動がヘッドスライダ１に伝わり、ヘット浮上量変動が
大きくなるという問題があった。

これは次のような理由による。すなわち、従来のヘッド
支持装置においては、接線方向加振に対する接線モード
振動の応答倍率が大きいことに起因している。

本発明の目的は、接線方向加振に対する接線モード振動
における応答倍率を下げることにより、シーク時におけ
るガイドアームからシーク方向以外の外力（特に接線方
向外力）を受けても、ヘッドスライダが安定して浮上で
きるような磁気ヘッド支持装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の磁気ヘッド支持装置は、一端に磁気へラドを支
持する支持ばねと、該ヘッド支持ばねの他端に接続され
たガイドアームとを具備するものであり、特に前記ヘッ
ド支持ばねとガイドアームの接続部は、シーク方向及び
ディスク面垂直方向に対しては剛性を有し、シーク方向
と直交する方向（接線方向）に対してはフレキシブルな
板ばねで構成されていることを特徴としている。

さらに、上記した本発明の磁気ヘッド支持装置において
、上記板ばねと上記ガイドアームの間に減衰材料を配置
するように構成しても良い。

〔作用〕

本発明に磁気ヘッド支持装置は、接線方向に外力を受け
ると、ガイドアーム取り付は部のばね部が接線方向にフ
レシキブルな材料で形成されているため、接線方向にた
わむ現像が生じる。このため、磁気ヘッド支持装置の振
動が減少する。

さらに、抜ばねと上記ガイドアームの間に減衰材料を設
けた場合には、接線方向に外力を受けた際に、減衰材料
が歪む現象が生しる。この歪みによる減衰材料のすりエ
ネルギの呼吸によって、へラド支持装置の振動が減少す
る。

また、このガイドアーム取り付は部の薄板ばね部は、シ
ーク方向には剛であるため、ヘッドの所定トラックへの
位置決め精度が悪化するということはない。さらに、−
に下方向に対しても剛であるため、従来設計していた上
下方向ばね剛性を変更する必要がない。

〔実施例〕

以下一実施例を第１図に示す実施例により説明する。

第１図において、第２図に示す従来例と同一部分には、
同一符号を付している。第１図に示すように、ヘッド支
持装置は、主にヘッドスライダ１と支持ばね部２から構
成されている。ヘッドスライダ１は電磁変換部（図示せ
ず）を有し、磁気ディスクへ情報のリード／ライトを行
う。支持ばね部２はヘッドスライダ１に対して１０〜１
５ｇｆ程度の適正な荷重を加え、またヘッドスライダ１
に対してピッチ方向とロール方向の自由度を与えている
。さらに、支持ばね部はキャリッジと一体に動くガイド
アーム４のシーク動作をヘッドスライダ１に正確に伝え
、これによってヘッドスライダ１が所定トラックに正確
に位置決めされる。これらの構造や機能は、第２図に示
す従来の磁気ヘッド支持装置と同じである。

第１図に示す実施例が第２図に示す実施例と異なってい
る点は、ヘッド支持装置のガイドアーム４の取り付は部
分に、シーク方向と上下方向には剛で、かつ接線方向に
はフレキシブルな薄板ばね部５を設けたことである。薄
板ばね部５の材質としては、支持ばね部２と共通の薄板
ばね材料を用い、これをプレス加工等により第１図のよ
うに形成しても良いし、別の薄板ばね部材を用いて支持
ばね部に溶接・接着等を行って接合しても良い。

薄板ばね部５の接線方向剛性は、板厚・ばね幅・ばね長
さにより、適正な値に設定する。ばね剛性としては、ヘ
ッド支持装置全体の接線モード振動の周波数が３　Ｋ　
Ｈｚ程度またはそれ以上の値になるように設定するのが
望ましい。

さらに、スペーサ３とガイドアーム４の間に減衰材料６
を挿入する。減衰材料６としては、例えば防振用ゴムの
ようなもの、または変形アクリル重合体材料（粘弾性材
料）などを用いれば良い。

なお、上記減衰材料６は本発明に必須のものではなく、
スペーサ３とガイドアーム４の間に、必ず設けなければ
ならないという性質のものではない。

支持ばね部２とガイドアーム４は、従来の磁気ヘッド支
持装置の場合、第２図に示すように、スペーサ３を介し
てねし止めされたり、または樹脂等により固定される。

しかし、本実施例では、第１図に示すように、スペーサ
３を介さず、薄板ばね部５とガイドアーム４をねじ止め
したり、または樹脂等により固定する。

以上の説明から明らかなように１本実施例によれば、接
線方向に外力を受けると、ガイドアーム４の取り付は部
の薄板ばね部５が接線方向にたわみ、減衰材料６が歪む
。この減衰材料６のずリエネルギの呼吸により、ヘッド
支持装置の振動が減少する。すなわち、接線方向加振に
対する接線モード振動における応答倍率を下げることが
でき、シーク時にガイドアーム４からシーク方向以外の
外力、特に接線方向外力を受けても、ヘッドスライダ１
が安定して浮上するという効果がある。

〔発明の効果〕

本発明によれば、磁気ヘッド支持装置の接線方向加振に
対する接線モード振動における応答倍率を下げることが
でき、シーク時にガイドアームからシーク方向以外の外
力、特に接線方向外力を受けても、ヘッドスライダが安
定して浮上できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の磁気ヘッド支持装置の一実施例を示す
斜視図、第２図は従来の磁気ヘッド支持装置の一例を示
す斜視図である。 １・・・ヘッドスライダ、　２・・・支持ばね部、　３
・・・スペーサ、　４・・・ガイドアーム部　５・・・
薄板ばね部、６・・・減衰材料、　７・・・ねじ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一端に磁気ヘッドを支持する支持ばねと、該ヘッド
   支持ばねの他端に接続されたガイドアームとを具備する
   磁気ヘッド支持装置において、前記ヘッド支持ばねとガ
   イドアームの接続部は、シーク方向及びディスク面垂直
   方向に対しては剛性を有し、シーク方向と直交する方向
   に対してはフレキシブルな板ばねで構成されていること
   を特徴とする磁気ヘッド支持装置。 ２、前記板ばねとガイドアームの間に減衰材料が配置さ
   れていることを特徴とする請求項１記載の磁気ヘッド支
   持装置。